JP2015051263A - ミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】入浴者に不快感が生じなくドレンパンに溜まる水の量を確保し加湿量を確保することができるとともに、給水する水が定流量弁の吐出口から逆流して入ることを防ぐことができる。【解決手段】定流量弁３３にカバー２０を設け、給水口１６の下方側を接触しないように空間距離を有した循環風の影響を防止する循環風防止部材１９と、カバー２０の下方に循環風防止部材１９と連結するリブ３１を設けたことにより、定流量弁３３からの水が循環風防止部材１９に滴下され、滴下された水がリブ３１伝わって貯水部であるドレンパンに流れるので、入浴者に不快感が生じなくドレンパンに溜まる水の量を確保し加湿量を確保でき、給水する水が定流量弁３３の給水口１６から逆流して入ることを防ぐことができるミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機を得られる。【選択図】図５
Description
本発明は、液体微細化装置とそれを用いたサウナ装置に関するものである。
従来、この種のミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機は、液体微細化手段は、上方および下方に開口部を有する筒状の経路と、筒状の経路内に設けた回転手段と、筒状の経路の下部に貯水部を有し、回転手段は、上下方向に向けて配置した回転軸と、回転軸に固定されるとともに貯水部から水を吸上げる揚水管と、この外面の回転軸の軸方向に所定間隔で固定された複数の回転板を設け、熱交換器を貯水部の直下近傍まで伸長させて設けたものが知られていた（例えば、特許文献１参照）。
このような従来のミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機においては、ドレンパンに定流量弁から水を給水する時循環風に水が当たってその大粒の水が吹出口から吹き出され入浴者に当たって不快感が生じドレンパンに溜まる水の量が少なくなり加湿量が減少し、また、給水する水が定流量弁の給水口から逆流して入り込む恐れがある、という課題を有していた。
そこで本発明は、入浴者に不快感が生じなくドレンパンに溜まる水の量を確保し加湿量を確保することができるとともに、給水する水が定流量弁の給水口から逆流して入り込むことを防ぐことができるミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、吸込口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内の前記吸込口と前記排気口を結ぶ風路に設けた加熱手段および送風手段と、この送風手段と前記排気口間の風路内に設けた液体微細化手段とを備え、前記液体微細化手段は、垂直方向に配置され、上方開口部および下方開口部を有する筒状の経路と、この筒状の経路内に設けた回転手段と、前記筒状の経路の下部に設けた貯水部を一対の壁を有したミストケースと、前記貯水部に液体を供給する液体供給手段と、前記回転手段は、上下方向に向けて配置した回転軸と、この回転軸を回転させる回転モータと、前記回転軸に固定されるとともに前記貯水部から水を吸上げる揚水管と、この揚水管の外面の前記回転軸の軸方向に所定間隔で固定された複数の回転板とを有し、前記液体供給手段は、液体を移送し前記貯水部に液体を供給する給水管を介した給水口を有した定流量弁とを設け、前記定流量弁にカバーを設け、前記給水口の下方側を接触しないように空間距離を有した循環風の影響を防止する循環風防止部材と、前記カバーの下方に前記循環風防止部材と連結するリブを設けたこととしたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、吸込口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内の前記吸込口と前記排気口を結ぶ風路に設けた加熱手段および送風手段と、この送風手段と前記排気口間の風路内に設けた液体微細化手段とを備え、前記液体微細化手段は、垂直方向に配置され、上方開口部および下方開口部を有する筒状の経路と、この筒状の経路内に設けた回転手段と、前記筒状の経路の下部に設けた貯水部を一対の壁を有したミストケースと、前記貯水部に液体を供給する液体供給手段と、前記回転手段は、上下方向に向けて配置した回転軸と、この回転軸を回転させる回転モータと、前記回転軸に固定されるとともに前記貯水部から水を吸上げる揚水管と、この揚水管の外面の前記回転軸の軸方向に所定間隔で固定された複数の回転板とを有し、前記液体供給手段は、液体を移送し前記貯水部に液体を供給する給水管を介した給水口を有した定流量弁とを設け、前記定流量弁にカバーを設け、前記給水口の下方側を接触しないように空間距離を有した循環風の影響を防止する循環風防止部材と、前記カバーの下方に前記循環風防止部材と連結するリブを設けたこと、という構成にしたことにより、定流量弁からの水が循環風防止部材に滴下され、滴下された水がリブ伝わってドレンパンに流れることとなるので、入浴者に不快感が生じなくドレンパンに溜まる水の量を確保し加湿量を確保することができるとともに、給水する水が定流量弁の給水口から逆流して入り込むことを防ぐことができる、という効果を得ることができる。
本発明の請求項１記載のミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機は、吸込口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内の前記吸込口と前記排気口を結ぶ風路に設けた加熱手段および送風手段と、この送風手段と前記排気口間の風路内に設けた液体微細化手段とを備え、前記液体微細化手段は、垂直方向に配置され、上方開口部および下方開口部を有する筒状の経路と、この筒状の経路内に設けた回転手段と、前記筒状の経路の下部に設けた貯水部を一対の壁を有したミストケースと、前記貯水部に液体を供給する液体供給手段と、前記回転手段は、上下方向に向けて配置した回転軸と、この回転軸を回転させる回転モータと、前記回転軸に固定されるとともに前記貯水部から水を吸上げる揚水管と、この揚水管の外面の前記回転軸の軸方向に所定間隔で固定された複数の回転板とを有し、前記液体供給手段は、液体を移送し前記貯水部に液体を供給する給水管を介した給水口を有した定流量弁とを設け、前記定流量弁にカバーを設け、前記給水口の下方側を接触しないように空間距離を有した循環風の影響を防止する循環風防止部材と、前記カバーの下方に前記循環風防止部材と連結するリブを設けた、という構成を有する。
これにより、定流量弁からの水が循環風防止部材に滴下され、滴下された水がリブ伝わってドレンパンに流れることとなるので、入浴者に不快感が生じなくドレンパンに溜まる水の量を確保し加湿量を確保することができるとともに、給水する水が定流量弁の給水口から逆流して入り込むことを防ぐことができる、という効果を奏する。
また、循環風防止部材を、２つの仕切板とその間に中央に溝を設け、前記溝をリブに向かって斜め下方に傾斜させた水受け板を有した、という構成にしてもよい。
これにより、定流量弁からの水が溝に沿って伝わってリブに流れることとなるので、定流量弁からの水を確実にリブへ導くことができる、という効果を奏する。
また、リブを溝に連結させて、そのリブの下方をミストケースの壁面向かって下方に傾斜させて排気口に向かって斜めにして前記壁面に接触させる、という構成にしてもよい。
これにより、定流量弁からの水が溝に沿って伝わってリブに流れ、その流れた水がリブに沿ってミストケースの壁面を介してドレンパンに流れることとなるので、定流量弁からの水を確実にドレンパンへ導くことができる、という効果を奏する。
また、循環風防止部材の長さを、前記循環風防止部材と給水口の端部との長さの３倍以上した、という構成にしてもよい。
これにより、定流量弁からの水が循環風防止部材に接触し下方の溝に伝わり、そして、溝に沿って伝わってリブに流れ、その流れた水がリブに沿ってミストケースの壁面を介して貯水部に流れることとなるので、定流量弁からの水を確実に貯水部へ導くことができる、という効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
（実施の形態１）
図１に示すように、浴室１は浴槽２と、浴槽２と壁などで分断されていない空間である洗い場空間３を備え、天井面４には点検口５および開口部６があり、浴室１の天井裏空間にミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機を形成する本体ケース７を設け、開口部６を介して浴室１に連通している。
図１に示すように、浴室１は浴槽２と、浴槽２と壁などで分断されていない空間である洗い場空間３を備え、天井面４には点検口５および開口部６があり、浴室１の天井裏空間にミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機を形成する本体ケース７を設け、開口部６を介して浴室１に連通している。
なお、図１に示す点検口５は洗い場空間３の直上、開口部６は浴槽２の直上に位置している。
図２、３、４、５に示すように、ミスト機能付浴室暖房乾燥機は、浴室１（図１参照）の天井面４（図１参照）にパネル１０が設置され、吸込口８と排気口９を有する方形状の耐熱性の良いＡＢＳ等の樹脂製の本体ケース７と、この本体ケース７内の吸込口８と排気口９を結ぶ風路２１に設けた加熱手段としての第１熱交換器１１と第２熱交換器１２および送風手段としてのシロッコファンである循環ファン１３と、この送風手段としての循環ファン１３と排気口９との間の風路２１内に設けた液体微細化手段としての加湿部１４とを備え、液体微細化手段としての加湿部１４は、垂直方向に配置され設けた回転手段２２と、回転手段２２の下部に設けた樹脂製の貯水部２３を一対の壁を有したミストケース２４と、樹脂製の貯水部２３に液体を供給する液体供給手段としての給水口１６と、回転手段２２は、上下方向に向けて配置した回転軸２５と、この回転軸２５を回転させる回転モータ２６と、回転軸２５に固定されるとともに貯水部２３から水を吸上げる揚水管２７と、この揚水管２７の外面の回転軸２５の軸方向に所定間隔で固定された複数の回転板（図示せず）とを有し、液体供給手段としての給水口１６は、液体を移送し貯水部２３に液体を供給する給水管（図示せず）を介し定流量弁３３に設け、前記定流量弁３３にカバー２０を設け、給水口１６の下方側を接触しないように空間距離（例えば１０ｍｍ以上）を有した循環風の影響を防止するカバー２０と同じ材料である樹脂性の循環風防止部材１９と、カバー２０の下方に循環風防止部材１９と連結する板状のリブ３１を設けた、という構成を有する。
また、加湿部１４と第２熱交換器１２との間に大粒の水滴を取り除くエリミネータ１５を設ける構成とする。
また、ミスト機能付浴室暖房乾燥機は、本体ケース７の点検口５側の外部に浴室１の空気を屋外に排出する換気手段としての換気ファンモータ１７を備えた換気部１８をねじ止めさせて設け、換気部１８と本体ケース７を連通し、連通する開口形状（開口面積に相当）を調節するダンパ２８を備え、浴室１の換気を行うことができる。
なお、貯水部２３の形状は、上方は方形状で最下部は水が溜まる凹状の窪みで、上方から下方に行くに従い傾斜状になっており、具体的な説明は省略するが、加湿部１４の揚水管２７の先端が前記窪み底面の近傍（６ｍｍ程度）に配置し水を吸い上げる構造となっておる。
これにより、定流量弁３３からの水が循環風防止部材１９に内側に滴下され、滴下された水がリブ３１に循環風の影響を受けずに伝わって貯水部２３であるドレンパンに流れることとなるので、入浴者に不快感が生じなくドレンパンに溜まる水の量を確保し加湿量を確保することができるとともに、給水する水が、定流量弁３３の内部が負圧になった時定流量弁の給水口１６から逆流して入り込むことを防ぐことができ水道法あるいは水道安全法に抵触しない、という効果を奏する。
また、循環風防止部材１９を、２つの仕切板２９とその間に中央にリブ３１に向かって溝３０を設け、溝３０をリブ３１に向かって斜め下方に傾斜させた水受け板３２を有した、という構成にする。
なお、傾斜の角度は、水が重力でリブ３１に沿って流れる程度の傾斜ならどんなの角度でもよい。
なお、溝３０はリブ３１に向かって横に広がる形状としてもよい。理由は、広がることで面積が拡大し水が流れやすくなるからである。
これにより、定流量弁３３からの滴下した水が水受け板に接触してそのあと溝３０に流れ、そして、溝３０に沿って伝わってリブ３１に流れることとなるので、定流量弁３３からの水を確実にリブ３１へ導きドレンパンに貯水することができる、という効果を奏する。
また、リブ３１を溝３０に接触させ連結し、そのリブ３１の下方をミストケース２４の壁面向かって下方に傾斜させて排気口９に向かって斜めにして前記壁面に接触させる、という構成にしてもよい。
これにより、定流量弁３３からの水が溝に沿って伝わってリブ３１に流れ、その流れた水がリブ３１に沿ってミストケース２４の壁面を介してドレンパンに流れることとなるので、定流量弁３３からの水を確実にドレンパンへ導くことができる、という効果を奏する。
また、循環風防止部材１９の長さ、すなわち、溝３０の方向の長さを、循環風防止部材１９と給水口１６の端部３４との長さの３倍以上した、という構成にしてもよい。
これにより、定流量弁３３からの水が循環風防止部材１９に接触しほぼ直線状に下方の溝３０に伝わって溝３０に接触し、そして、溝３０に沿って下方へ伝わってリブ３１に流れ、その流れた水がリブ３１に接触して、そして、リブ３１に沿ってミストケース２４の壁面を介して貯水部２３に流れることとなるので、定流量弁３３からの水を確実に貯水部２３へ導くことができる、という効果を奏する。
本発明にかかるミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機は、暖房装置と加湿装置を一体に設けた空気調和装置の用途にも適用できる。
１ 浴室
２ 浴槽
３ 洗い場空間
４ 天井面
５ 点検口
６ 開口部
７ 本体ケース
８ 吸込口
９ 排気口
１０ パネル
１１ 第１熱交換器
１２ 第２熱交換器
１３ 循環ファン
１４ 加湿部
１５ エリミネータ
１６ 給水口
１７ 換気ファンモータ
１８ 換気部
１９ 循環風防止部材
２０ カバー
２１ 風路
２２ 回転手段
２３ 貯水部
２４ ミストケース
２５ 回転軸
２６ 回転モータ
２７ 揚水管
２８ ダンパ
２９ 仕切板
３０ 溝
３１ リブ
３２ 水受け板
３３ 定流量弁
３４ 端部
２ 浴槽
３ 洗い場空間
４ 天井面
５ 点検口
６ 開口部
７ 本体ケース
８ 吸込口
９ 排気口
１０ パネル
１１ 第１熱交換器
１２ 第２熱交換器
１３ 循環ファン
１４ 加湿部
１５ エリミネータ
１６ 給水口
１７ 換気ファンモータ
１８ 換気部
１９ 循環風防止部材
２０ カバー
２１ 風路
２２ 回転手段
２３ 貯水部
２４ ミストケース
２５ 回転軸
２６ 回転モータ
２７ 揚水管
２８ ダンパ
２９ 仕切板
３０ 溝
３１ リブ
３２ 水受け板
３３ 定流量弁
３４ 端部
Claims (4)
- 吸込口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内の前記吸込口と前記排気口を結ぶ風路に設けた加熱手段および送風手段と、この送風手段と前記排気口間の風路内に設けた液体微細化手段とを備え、前記液体微細化手段は、垂直方向に配置され、上方開口部および下方開口部を有する筒状の経路と、この筒状の経路内に設けた回転手段と、前記筒状の経路の下部に設けた貯水部を一対の壁を有したミストケースと、前記貯水部に液体を供給する液体供給手段と、前記回転手段は、上下方向に向けて配置した回転軸と、この回転軸を回転させる回転モータと、前記回転軸に固定されるとともに前記貯水部から水を吸上げる揚水管と、この揚水管の外面の前記回転軸の軸方向に所定間隔で固定された複数の回転板とを有し、前記液体供給手段は、液体を移送し前記貯水部に液体を供給する給水管を介した給水口を有した定流量弁とを設け、前記定流量弁にカバーを設け、前記給水口の下方側を接触しないように空間距離を有した循環風の影響を防止する循環風防止部材と、前記カバーの下方に前記循環風防止部材と連結するリブを設けたことを特徴とするミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機。
- 循環風防止部材を、２つの仕切板とその間に中央に溝を設け、前記溝をリブに向かって斜め下方に傾斜させた水受け板を有したことを特徴とする請求項１に記載のミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機。
- リブを溝に連結させて、そのリブの下方をミストケースの壁面向かって下方に傾斜させて排気口に向かって斜めにし前記壁面に接触させることを特徴とする請求項１に記載のミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機。
- 循環風防止部材の長さを、前記循環風防止部材と給水口の端部との長さの３倍以上したことを特徴とする請求項１に記載のミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014153516A JP6467620B2 (ja) | 2013-08-05 | 2014-07-29 | ミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013162099 | 2013-08-05 | ||
| JP2013162099 | 2013-08-05 | ||
| JP2014153516A JP6467620B2 (ja) | 2013-08-05 | 2014-07-29 | ミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2015051263A true JP2015051263A (ja) | 2015-03-19 |
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| JP2014153516A Active JP6467620B2 (ja) | 2013-08-05 | 2014-07-29 | ミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機 |
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-
2014
- 2014-07-29 JP JP2014153516A patent/JP6467620B2/ja active Active
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Also Published As
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| JP6467620B2 (ja) | 2019-02-13 |
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