JP2008221134A - ミスト発生装置 - Google Patents

ミスト発生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008221134A
JP2008221134A JP2007063184A JP2007063184A JP2008221134A JP 2008221134 A JP2008221134 A JP 2008221134A JP 2007063184 A JP2007063184 A JP 2007063184A JP 2007063184 A JP2007063184 A JP 2007063184A JP 2008221134 A JP2008221134 A JP 2008221134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
air
mist
supplied
air jet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007063184A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuki Fujii
泰樹 藤井
Hiroyuki Kondo
広幸 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2007063184A priority Critical patent/JP2008221134A/ja
Publication of JP2008221134A publication Critical patent/JP2008221134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】ミスト化する水の供給圧力が低く、また水の供給流量が少ない場合でも効率良くミストを発生させることができ、さらに水の供給が偏流することによる耳障りな騒音を抑制し、水漏れを抑制するミスト発生装置を提供する。
【解決手段】落下供給される水に空気噴流19を衝突させることにより水をミスト化するミスト発生装置であって、水を空気噴流19に安定的に供給する水安定供給手段を備え、この水安定供給手段として空気噴流19に向けて配置される水垂らしガイド25を備え、水を水垂らしガイド25に沿わせて落下させることにより、水の表面張力の作用により、水が水垂らしガイド25の外周に沿って均一に流れることになり水の流量変動あるいは偏流を起こすことなく空気噴流19に供給が行われるので、ミスト発生効率を高めることができるとともに、偏流に伴う不快な騒音を抑制することができるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば液体をミスト化するミスト発生装置などに関する。
近年、肌の保湿やマイナスイオンによるリラクゼーション効果あるいは浴室をサウナルームとして使用する等、様々な目的でミスト(本願でいうミストとは、蒸気、微細液滴、蒸気と微細液滴の混在状態を含む概念)が利用されており、このミストを効率良く発生させるための技術も種々提案されている。
本出願人も、液体をノズルからミスト状に噴射して高速回転するファンに衝突させることにより破砕して微細なミストを発生させるミスト発生装置を提案した(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−25964号公報
このミスト発生装置は、微細なミストを発生させることが可能であるが、ノズルから勢い良く速い流速で水を噴射させる必要があるため、水の供給圧力が低い場合、例えば貯水タンクから自重により水が供給される場合などは効率良くミストを発生させることが難しいという課題があった。また、水の供給流量が少ない場合は、噴射圧力を高めるとともに噴射流速を速める必要があるためノズルの噴射口径を狭く設計するので噴射口にスケール等が付着し易くなり清掃等のメンテナンスを頻繁に行う必要があるという課題があった。
さらに、上記課題に対応するため、落下供給される水に空気噴流を衝突させることにより水をミスト化する発生装置も考えられるが、この場合、水の自由落下により水を供給させるので、水の供給が安定せず、不均一な供給になったり、断続的に流量が変化したり、装置の傾きなどの外乱により偏流する、といった不安定な水の供給となることがあった。
そして、不安定な水の供給は、ミスト発生効率の低下、耳障りな騒音の発生などの不具合を誘発することになる。また、水がノズルなどに伝わることにより、水が装置外に漏れ出すなどの不具合も考えられる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、水の安定供給を行い効率良くミストを発生させることができ、さらに水の供給が偏流することによる耳障りな騒音を抑制し、スケールが付着することによりミスト発生効率の低下を抑制し、水漏れを抑制するミスト発生装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明が講じた第1の課題解決手段は、落下供給される水に空気噴流を衝突させることにより水をミスト化するミスト発生装置であって、水を空気噴流に安定的に供給する水安定供給手段を備えるものである。この手段により、水の流量変動あるいは偏流を起こすことなく空気噴流に水の供給を行うことができるとともに、水の供給圧力や供給流量に制限されず、空気噴流の衝突エネルギーのみで供給水を細かく破砕してミストを発生させることができるものである。
また、第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段において、水安定供給手段として空気噴流に向けて配置される水垂らしガイドを備え、水を前記水垂らしガイドに沿わせて落下させるものである。この手段により、水の表面張力の作用により、水が水垂らしガイドの外周に沿って均一に流れることになり水の流量変動あるいは偏流を起こすことなく空気噴流に水の供給が行われるものである。
また、第3の課題解決手段は、上記第2の課題解決手段において、水垂らしガイドを空気噴流に向けて先端が細くなるリブ板にて構成するものである。この手段により、水の表面張力の作用により、水がリブ板に沿って流れ落ち、しかも先端が細くなっているので確実に空気噴流に水が供給されるものである。
また、第4の課題解決手段は、上記第2の課題解決手段において、水垂らしガイドを針状体にて構成するものである。この手段により、水の表面張力の作用により、水が針状体に沿って流れ落ち、しかも針状体の先端が細いので水を細い状態で供給することができ確実に空気噴流に水を供給されるものである。
また、第5の課題解決手段は、上記第1乃至4のいずれかの課題解決手段において、水垂らしガイドの先端が空気噴流領域の内側に位置するものである。この手段により、装置の傾き、送風などの影響により水の供給位置がずれ、空気噴流以外に水が供給されることがなく、確実に空気噴流に水が供給されるものである。
また、第6の課題解決手段は、上記第1乃至4のいずれかの課題解決手段において、水垂らしガイドの先端が空気噴流領域の外側に位置するものである。この手段により、水垂らしガイドが空気噴流を邪魔することがなく、供給される水にのみ空気噴流が衝突するものである。
また、第7の課題解決手段は、上記第1乃至4のいずれかの課題解決手段において、圧搾空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、前記エアノズルの前記噴射口付近に水を供給するものである。この手段により、エアノズルに供給された水が噴射口付近で空気噴流に供給されるものである。
また、第8の課題解決手段は、上記第4の課題解決手段において、圧搾空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、針状体の水垂らしガイドの先端が前記エアノズルの前記噴射口に挿入されているものである。この手段により、装置の傾き、送風などの影響により水の供給位置がずれ、空気噴流以外に水が供給されることがなく、確実に空気噴流に水が供給されるとともに、針状体が噴射口内部で振動することにより、噴射口付近に付着するスケールを除去するものである。
また、第9の課題解決手段は、上記第1乃至8のいずれかの課題解決手段において、圧搾空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、前記エアノズルに、水を浸透させる浸透手段を備えるものである。この手段により、エアノズルに浸透した水が噴射口付近で空気噴流に供給されるものである。
また、第10の課題解決手段は、上記第9の課題解決手段において、浸透手段としてエアノズルの外周に噴射口に向かって配置された複数のリブを備えるものである。この手段により、水がその表面張力の作用によってリブに沿ってエアノズル外周を浸透して空気噴流に供給されるものである。
また、第11の課題解決手段は、上記第9または第10の課題解決手段において、エアノズルを親水性にて構成するものである。この手段により、エアノズルに水が浸透し、噴射口付近で薄膜状となって空気噴流に供給されるものである。
また、第12の課題解決手段は、上記第1乃至11のいずれかの課題解決手段において、圧搾空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、前記エアノズルに垂らされた水が前記エアノズル根元に伝わるのを防止する水切り手段を備えるものである。この手段により、供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制するものである。
また、第13の課題解決手段は、上記第12の課題解決手段において、水切り手段は、エアノズル外周に設けられ、噴射口より上流側で前記エアノズル下部に設けられリブであるものである。この手段により、供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制するものである。
また、第14の課題解決手段は、上記第12または第13の課題解決手段において、エアノズルに接続され圧搾空気を前記エアノズルに供給するエアチューブを備え、水切り手段として前記エアチューブにトラップを設けるものである。この手段により、特に部品を追加することなく供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制するものである。
また、第15の課題解決手段は、上記第12乃至14のいずれかの課題解決手段において、エアノズルを撥水性にて構成するものである。この手段により、水切り手段での水切れを促進し水きり手段の供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制する作用を促進するものである。
また、第16の課題解決手段は、上記第1乃至15のいずれかの課題解決手段において、ミスト化された水を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、水安定供給手段近傍の風速を減少させる防風手段を備えるものである。この手段により、風に煽られることにより水の供給が不安定になるのを抑制するものである。
また、第17の課題解決手段は、上記第1乃至16のいずれかの課題解決手段において、ミスト化された水を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、前記送風手段による送風方向が空気噴流の噴出し方向に対して追い風となるものである。この手段により、噴射するミスト化された水の初速を損失することなく送風空気にミスト化された水を搬送させるものである。
また、第18の課題解決手段は、上記第1乃至16のいずれかの課題解決手段において、ミスト化された液体を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、前記送風手段による送風方向が空気噴流の噴出し方向に対して向かい風となるものである。この手段により、噴霧するミスト化された水と送風空気の接触時により乱流状態を作り出し、水と空気の接触効率を上げることができるものである。
本発明の請求項1記載のミスト発生装置は、落下供給される水に空気噴流を衝突させることにより水をミスト化するミスト発生装置であって、水を空気噴流に安定的に供給する水安定供給手段を備えることにより、水の流量変動あるいは偏流を起こすことなく空気噴流に水の供給を行うことができるので、ミスト発生効率を高めることができるとともに、偏流に伴う不快な騒音を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項2記載のミスト発生装置は、水安定供給手段として空気噴流に向けて配置される水垂らしガイドを備え、水を前記水垂らしガイドに沿わせて落下させることにより、水の表面張力の作用により、水が水垂らしガイドの外周に沿って均一に流れることになり水の流量変動あるいは偏流を起こすことなく空気噴流に水の供給が行われるので、ミスト発生効率を高めることができるとともに、偏流に伴う不快な騒音を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項3記載のミスト発生装置は、水垂らしガイドを空気噴流に向けて先端が細くなるリブ板にて構成することにより、水の表面張力の作用により、水がリブ板に沿って流れ落ち、しかも先端が細くなっているので確実に空気噴流に水が供給されるので、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるとともに、偏流に伴う不快な騒音を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項4記載のミスト発生装置は、水垂らしガイドを針状体にて構成することにより、水の表面張力の作用により、水が針状体に沿って流れ落ち、しかも針状体の先端が細いので水を細い状態で供給することができ確実に空気噴流に水を供給されるので、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるとともに偏流に伴う騒音を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項5記載のミスト発生装置は、水垂らしガイドの先端が空気噴流領域の内側に位置することにより、装置の傾き、送風などの影響により水の供給位置がずれ、空気噴流以外に水が供給されることがなく、確実に空気噴流に水が供給されるので、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるとともに偏流に伴う騒音を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項6記載のミスト発生装置は、水垂らしガイドの先端が空気噴流領域の外側に位置することにより、水垂らしガイドが空気噴流を邪魔することがなく、供給される水にのみ空気噴流が衝突するので、効率よく水に空気噴流を衝突させることができ、ミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項7記載のミスト発生装置は、圧搾空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、前記エアノズルの前記噴射口付近に水を供給することにより、エアノズルに供給された水が噴射口付近で空気噴流に供給されるので空気噴流に均一に水を供給することができ、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項8記載のミスト発生装置は、圧搾空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、針状体の水垂らしガイドの先端が前記エアノズルの前記噴射口に挿入されていることにより、装置の傾き、送風などの影響により水の供給位置がずれ、空気噴流以外に水が供給されることがなく、確実に空気噴流に水が供給されるとともに、針状体が噴射口内部で振動することにより、噴射口付近に付着するスケールを除去するので、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるとともに偏流に伴う騒音を抑制することができるとともに、スケールにより噴射口が詰まり、ミスト発生効率が低減するのを抑制するという効果を奏する。
また、本発明の請求項9記載のミスト発生装置は、圧搾空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、前記エアノズルに、水を浸透させる浸透手段を備えることにより、エアノズルに浸透した水分が噴射口付近で空気噴流に供給されるので、空気噴流に均一に水を供給することができ、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項10記載のミスト発生装置は、浸透手段としてエアノズルの外周に噴射口に向かって配置された複数のリブを備えることにより、水がその表面張力の作用によってリブに沿ってエアノズル外周を浸透して空気噴流に供給されるので、空気噴流に噴射口外周から均一に水を供給することができ、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項11記載のミスト発生装置は、エアノズルを親水性にて構成することにより、エアノズルに水が浸透し、噴射口付近で薄膜状となって空気噴流に供給されるので、空気噴流に均一に水を供給することができ、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項12記載のミスト発生装置は、圧搾空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、前記エアノズルに垂らされた水が前記エアノズル根元に伝わるのを防止する水切り手段を備えることにより、供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制するので、エアノズルの根元を伝って、装置外へ水が漏れるのを抑制できるとともに、水を噴射口に確実に供給できるのでミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項13記載のミスト発生装置は、水切り手段は、エアノズル外周に設けられ、噴射口より上流側で前記エアノズル下部に設けられリブであることにより、供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制するので、エアノズルの根元を伝って、装置外へ水が漏れるのを抑制できるとともに、水を噴射口に確実に供給できるのでミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項14記載のミスト発生装置は、エアノズルに接続され圧搾空気を前記エアノズルに供給するエアチューブを備え、水切り手段として前記エアチューブにトラップを設けることにより、特に部品を追加することなく供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制するので、エアノズルの根元を伝って、装置外へ水が漏れるのを抑制できるとともに、水を噴射口に確実に供給できるのでミスト発生効率を高めることができるとともに上記効果を安価な構成で得ることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項15記載のミスト発生装置は、エアノズルを撥水性にて構成することにより、水切り手段での水切れを促進し水きり手段の供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制する作用を促進するので、エアノズルの根元を伝って、装置外へ水が漏れるのを抑制できるとともに、水を噴射口に確実に供給できるのでミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項16記載のミスト発生装置は、ミスト化された水を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、水安定供給手段近傍の風速を減少させる防風手段を備えることにより、風に煽られることにより水の供給が不安定になるのを抑制するので、水を安定的に空気噴流に供給することができ、ミスト発生効率を高めることができるとともに、偏流に伴う不快な騒音を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項17記載のミスト発生装置は、ミスト化された水を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、前記送風手段による送風方向が空気噴流の噴出し方向に対して追い風となることにより、噴射するミスト化された水の初速を損失することなく送風空気にミスト化された水を搬送させるので、より多くの水を送風空気に搬送させることができ、ミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項18記載のミスト発生装置は、ミスト化された液体を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、前記送風手段による送風方向が空気噴流の噴出し方向に対して向かい風となることにより、噴霧するミスト化された水と送風空気の接触時により乱流状態を作り出し、水と空気の接触効率を上げることができるので、水と空気の衝突を激しくでき、ミスト発生効率を向上することができるという効果を奏する。
本発明の請求項1記載の発明は、落下供給される水に空気噴流を衝突させることにより水をミスト化するミスト発生装置であって、水を空気噴流に安定的に供給する水安定供給手段を備えることにより、水の流量変動あるいは偏流を起こすことなく空気噴流に水の供給を行うという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、水安定供給手段として空気噴流に向けて配置される水垂らしガイドを備え、水を前記水垂らしガイドに沿わせて落下させることにより、水の表面張力の作用により、水が水垂らしガイドの外周に沿って均一に流れることになり水の流量変動あるいは偏流を起こすことなく空気噴流に水の供給が行われるという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、水垂らしガイドを空気噴流に向けて先端が細くなるリブ板にて構成することにより、水の表面張力の作用により、水がリブ板に沿って流れ落ち、しかも先端が細くなっているので確実に空気噴流に水が供給されるという作用を有する。そして、空気噴流の一番噴射エネルギーの高い部分(圧搾空気が噴射された直後)に効率的に水を供給されるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、水垂らしガイドを針状体にて構成することにより、水の表面張力の作用により、水が針状体に沿って流れ落ち、しかも針状体の先端が細いので水を細い状態で供給することができ確実に空気噴流に水を供給されるという作用を有する。
また、請求項5記載の発明は、水垂らしガイドの先端が空気噴流領域の内側に位置することにより、装置の傾き、送風などの影響により水の供給位置がずれ、空気噴流以外に水が供給されることがなく、確実に空気噴流に水が供給されるという作用を有する。
また、請求項6記載の発明は、水垂らしガイドの先端が空気噴流領域の外側に位置することにより、水垂らしガイドが空気噴流を邪魔することがなく、供給される水にのみ空気噴流が衝突するという作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、圧搾空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、前記エアノズルの前記噴射口付近に水を供給することにより、エアノズルに供給された水が噴射口付近で空気噴流に供給されるという作用を有する。
また、請求項8記載の発明は、圧搾空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、針状体の水垂らしガイドの先端が前記エアノズルの前記噴射口に挿入されていることにより、装置の傾き、送風などの影響により水の供給位置がずれ、空気噴流以外に水が供給されることがなく、確実に空気噴流に水が供給されるとともに、針状体が噴射口内部で圧搾空気に晒され振動することにより、噴射口付近に付着するスケールを除去するという作用を有する。
また、請求項9記載の発明は、圧搾空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、前記エアノズルに、水を浸透させる浸透手段を備えることにより、エアノズルに浸透した水が噴射口付近で空気噴流に供給されるという作用を有する。
また、請求項10記載の発明は、浸透手段としてエアノズルの外周に噴射口に向かって配置された複数のリブを備えることにより、水がその表面張力の作用によってリブに沿ってエアノズル外周を浸透して空気噴流に供給されるという作用を有する。
また、請求項11記載の発明は、エアノズルを親水性にて構成することにより、エアノズルに水が浸透し、噴射口付近で薄膜状となって空気噴流に供給されるという作用を有する。
また、請求項12記載の発明は、空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、前記エアノズルに垂らされた水が前記エアノズル根元に伝わるのを防止する水切り手段を備えることにより、供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制するという作用を有する。
また、請求項13記載の発明は、水切り手段は、エアノズル外周に設けられ、噴射口より上流側で前記エアノズル下部に設けられリブであることにより、供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制するという作用を有する。
また、請求項14記載の発明は、エアノズルに接続され圧搾空気を前記エアノズルに供給するエアチューブを備え、水切り手段として前記エアチューブにトラップを設けることにより、特に部品を追加することなく供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制するという作用を有する。
また、請求項15記載の発明は、エアノズルを撥水性にて構成することにより、水切り手段での水切れを促進し水きり手段の供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制する作用を促進するという作用を有する。
また、請求項16記載の発明は、ミスト化された水を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、水安定供給手段近傍の風速を減少させる防風手段を備えることにより、風に煽られることにより水の供給が不安定になるのを抑制するという作用を有する。
また、請求項17記載の発明は、ミスト化された水を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、前記送風手段による送風方向が空気噴流の噴出し方向に対して追い風となることにより、噴射するミスト化された水の初速を損失することなく送風空気にミスト化された水を搬送させるという作用を有する。
また、請求項18記載の発明は、ミスト化された液体を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、前記送風手段による送風方向が空気噴流の噴出し方向に対して向かい風となることにより、噴霧するミスト化された水と送風空気の接触時により乱流状態を作り出し、水と空気の接触効率を上げることができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明のミスト発生装置を可搬型の加湿器として用いた場合の構成を示す概略断面図である。図1において、吸込口11と吹出口12が開口した加湿機本体13内に吸込口11から吸気して吹出口12から排気する送風動作を行う送風手段としてのファンモータ14が内蔵されており、また、加湿器本体13の上面側から収脱自在に貯水タンク15が配設されている。この貯水タンク15は、収納状態において底部に設けられた給水弁16から給水可能なように構成されており、また、加湿機本体13の内部には圧搾空気を供給するエアポンプ17が配設されている。圧搾空気は例えば、20から40kPaに圧搾されているのが望ましい。このエアポンプ17の吐出側には、供給された圧搾空気を噴射する噴射口18を備え空気噴流19を生成するエアノズル20が付設されており、このエアノズル20からの空気噴流19はファンモータ14からの吹出し空気の流路に位置するように略水平に調整されている。
また、エアポンプ17とエアノズル20はエアチューブ21を介して接続されており、このエアチューブ21にはU字状のトラップ22が設けられている。そして貯水タンク15の下方には給水弁16から供給される供給水23をエアノズル20からの空気噴流19に供給するための給水部24が形設されており、この給水部24には、供給水23を安定的にエアノズル20の噴射口18近傍に落下供給するように水安定供給手段として水垂らしガイド25を付設している。供給水23を安定的に供給とは、供給水が脈動することなく、また、供給水23が煽られ、偏流や断続的な流れなど不安定な状態にならず、連続的に滑らかに水を供給することである。
さらに給水部24にはファンモータ14からの吹出し空気が直接、水安定供給手段である水垂らしガイド25に吹き付けられ供給水23を煽るのを防止する防風手段26を備えている。防風手段26は水垂らしガイド25よりファンモータ14からの吹出し空気流路の上流側に設置された板状の構成物で水垂らしガイド25近傍の風速を弱くする作用を有する。
以上の構成において次に動作を説明する。貯水タンク15に水を入れて加湿器本体13に収容し、図示しない運転スイッチを入れると、エアポンプ17およびファンモータ14が作動するとともに貯水タンク15の底面に付設された給水弁16が開放されて供給水23が自重により給水部24に供給される。給水部24に供給された供給水23は、毎分0.01リットル程度の極めて小流量に調整されて水安定供給手段である水垂らしガイド25の外周に沿うような形でエアノズル20の噴射口18近傍に落下供給される。
一方、エアポンプ17により圧縮された空気は、エアノズル20に送られてエアノズル20から空気噴流19として勢い良く噴射される。この空気噴流19の流速はエアノズル20から噴射した直後が最も速く、さらに供給水23の落下流速に対して相対的に速い流速となるように設定されている。従って給水部24から落下供給された供給水23はエアノズル20から噴射した直後の高流速の空気噴流19と衝突し、この衝突エネルギーによって供給水23が細かく破砕されてミスト化する。
また、エアノズル20からの空気噴流19はファンモータ14からの吹出し空気の流路に向けて噴射するため、衝突エネルギーを受けた供給水23は、ファンモータ14からの吹出し空気の流路に飛散して微細化したミスト27となる。このファンモータ14の吐出側に発生したミスト27は、ファンモータ14により送風される空気に混合して吹出口12から加湿器本体13外に流出して拡散し、この拡散したミスト27によって加湿器本体13が設置されている空間が加湿されることになる。
この時、ファンモータ14からの吹出し空気が水垂らしガイド25に沿って落下してくる供給水23を煽り、水の供給を不安定にすることがあるが防風手段26を備えることにより水垂らしガイド25近傍の風速を抑制することにより、送風により水垂らしガイド25を伝わっている供給水23が煽られ、偏流や断続的な流れなど不安定な状態にならず安定して水を供給することができる。
また、ファンモータ14により送風される空気に混合されなかった水滴および給水部24から落下してミスト化されなかった供給水23は、加湿器本体13の最下面に配設された水受け皿28に滴下して回収されることになる。また、エアノズル20に付着した水滴がエアチューブ21を伝ってエアポンプ17の方に流出してきた場合でもトラップ22を設けているので、水滴はトラップ22において水受け皿28に戻され、エアポンプ17あるいはその他加湿機本体13壁面を伝って外部に漏れ出すことはない。
そして水受け皿28に溜まった残水を図示しない揚水ポンプにより貯水タンク15に戻すように構成すれば連続的に加湿運転を行うことも可能となる。さらに、ファンモータ14からの送風が、エアノズル20からの空気噴流19に対して、追い風となるように構成されている。これにより、ミスト27の初速を損失することなく送風空気にミスト27を搬送させることができ、ミスと発生効率を高めることができる。
さらに供給水23が細かく破砕される際に同時にマイナスイオンが発生する。このマイナスイオンをファンモータ14により加湿器本体13外に供給することによりリラクゼーション効果も得られる。
図2は、水垂らしガイド25の詳細を示した斜視図である。図2に示すように、水垂らしガイド25は、エアノズル20の噴射口18付近の空気噴流19に向かって先端が細くなるように成形したリブ板29として構成されている。給水部24はリブ板29に向かって下り勾配となるように構成されており、供給水23は給水部24からリブ板29上部に流れ落ちてくる。そして水の表面張力の作用により、リブ板29に沿いながらリブ板29表面を流れ落ちることになる。更にリブ板29が下方に向かって先端が細くなるように構成されているため、供給水23は細い筋状となって空気噴流19に供給される。細い筋状の供給水23は、噴射口18からの空気噴流19に衝突できればよく、例えば、細い筋状はφ1〜2mm程度が望ましい。
噴射空気19は、噴射口18から噴射された直後が一番エネルギーが高く、この部分に水を供給するのが、ミスト発生効率高めるポイントとなるが、上記のように構成することにより、筋状に調整された供給水23をこのエネルギーの高い部分に効率的に供給することができる。このため、供給水23を確実に空気噴流19に供給することができミスト発生効率を向上させることができる。さらに送風や加湿機本体13の傾きによる供給水23の偏流を抑制する作用も有し、偏流に伴う耳障りな騒音を抑制することもできる。
また、本構成では、水垂らしガイド25の先端がエアノズル20の噴射口18近傍で空気噴流19の外側に位置するよう配置されている。これによりリブ板29が空気噴流19の流れを阻害し空気噴流19の流速を弱めミスト発生効率が低減するのを抑制し、ミスト発生効率を維持することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における水垂らしガイド25の詳細を示した斜視図である。なお、上記した実施の形態1と同一部分は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図3に示すように、水垂らしガイド25の先端がエアノズル20の噴射口18付近で空気噴流19の内側、空気噴流19内に位置するように配置されている。これにより、リブ板29の表面を流れ落ちてきた供給水23は、すでに空気噴流19の内部に位置しているリブ板29の先端に必ず集水されることになる。このため、供給水23は確実に空気噴流19に供給されることになり、すなわち、供給水23は確実に空気噴流19と衝突し、ミスト発生効率を向上させることができるとともに、送風や加湿機本体13の傾きによる供給水23の偏流を抑制する作用も有し、偏流に伴う耳障りな騒音を抑制することもできる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における水垂らしガイド25として、水垂らしガイド25を針状体30にて構成した場合の詳細を示した斜視図である。なお、上記した実施の形態1、2と同一部分は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4に示すように、水垂らしガイド25は、エアノズル20の噴射口18付近の空気噴流19に向かって伸びる針状体30として構成されている。この針状体30は表面を供給水23がその表面張力の作用で伝わりながら流れ落ちるようになっている。そしてその直径は水が伝わり落ちることができ、かつ、空気噴流19やファンモータ14による送風の邪魔にならない寸法がよく、望ましくは、0.8mmから1.5mm程度がよい。そして、樹脂製にて製作しても良いが、その細さ、強度を勘案し、耐腐食性の金属、例えばステンレスやアルミを用いるのが好ましい。針状体30の直径が噴射口18の直径より小さい。
また、給水部24は針状体30に向かって下り勾配となるように構成されており、供給水23は給水部24から針状体30上部に流れ落ちてくる。そして水の表面張力の作用により、針状体30に沿いながら針状体30表面を流れ落ちることになる。供給水23は細い筋状となって空気噴流19に供給される。このため、供給水23を確実に空気噴流19に供給することができ、すなわち、供給水23は確実に空気噴流19と衝突し、ミスト発生効率を向上させることができる。さらに送風や加湿機本体13の傾きによる供給水23の偏流を抑制する作用も有し、偏流に伴う耳障りな騒音を抑制することもできる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4における水垂らしガイド25として、水垂らしガイド25を針状体30として構成し、その針状体30の先端を折り曲げ挿入部31を設け、エアノズル20の噴射口18に挿入する場合の詳細を示した斜視図である。なお、上記した実施の形態1、2、3と同一部分は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図5に示すように水垂らしガイド25は、エアノズル20の噴射口18付近の空気噴流19に向かって伸びる針状体30として構成されている。そして、先端はエアノズル20の噴射口18に向かって折り曲げられ挿入部31を形成している。
この挿入部31は、エアノズル20の噴射口18に摺動可能に挿入されている。挿入部31の直径は噴射口18より小さく、かつ噴射口18に挿入された状態で噴射口18空気噴流19が噴射されるような寸法とする必要があり、例えば、噴射口18を直径1.5mmで形成した場合、挿入部31の直径は0.8mmから1.0mm程度が望ましい。
給水部24は針状体30に向かって下り勾配となるように構成されており、供給水23は給水部24から針状体30上部に流れ落ちてくる。そして水の表面張力の作用により、針状体30に沿いながら針状体30表面を流れ落ちることになる。供給水23は細い筋状となって空気噴流19に供給される。このため、供給水23を確実に空気噴流19に供給することができ、すなわち、供給水23は確実に空気噴流19と衝突し、ミスト発生効率を向上させることができる。
さらに送風や加湿機本体13の傾きによる供給水23の偏流を抑制する作用も有し、偏流に伴う耳障りな騒音を抑制することもできる。また、噴射口18での圧搾空気の脈動に煽られて針状体30の挿入部31は、振動することになる。これにより、エアノズル20の噴射口18付近に堆積するスケール成分を除去する作用が有することになる。つまり、加湿水として水道水を使用する場合は、必ずカルシウム等の無機成分がスケールとして蒸発を伴う場所に堆積することになるが、噴射口18に挿入された挿入部31が常時、スケール成分の除去を行うことにより、エアノズル20がスケール成分により詰まって閉塞するのを抑制し、ミスト発生効率が低下するのを抑制することができるミスト発生装置を提供することができる。
(実施の形態5)
図6は、本発明の実施の形態4における水垂らしガイド25として、水垂らしガイド25から供給される供給水23をエアノズル20の噴射口18付近に供給する場合の詳細を示した斜視図である。なお、上記した実施の形態1乃至4と同一部分は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6に示すように、水垂らしガイド25の先端はエアノズル20の上方の位置に配置されている。また、エアノズル20には浸透手段としてリブ32を付設している。リブ32はエアノズル20の噴射口18近傍に設けられ、供給水23を噴射口18に誘導するように配置されており、本実施例ではエアノズル20先端に4本、圧搾空気の上流側から下流側に向かって長手方向になるように構成されている。
供給水23は給水部24から水垂らしガイド25に沿ってエアノズル20に供給される。そして水の表面張力の作用により浸透手段であるリブ32によりエアノズル20に浸透しながら噴射口18に運ばれ、空気噴流19に供給される。この時、供給水23は噴射口18付近で薄膜状になり、均一な状態で空気噴流19に晒されるので、供給水23に効率よく空気噴流19を衝突させることができ、ミスト発生効率を高めることができる。さらに、エアノズル20を浸水処理する、または親水性の材料にて構成することにより供給水23の浸透作用を高めることができ、よりミスト発生効率を高めることができる。
また、エアノズル20の外周下部で圧搾空気の流路の上流側には水切り手段33を備えている。水切り手段33はエアノズル20の外周下部に凸状のリブ形の構成物であり、エアノズル20に供給された供給水23がエアノズル20の根元のほうに浸透してくるのを抑制するように配置されている。これにより、エアノズル20の根元方向に垂れてきた水は水切り手段33により水受け皿28に落とされるので、エアノズル20やそれにつながるエアチューブ21を伝って水が、エアポンプ17や装置外などに漏れ出ることがなく安全性の高いミスト発生装置を供給することができる。さらに、エアノズル20を撥水処理することにより、水の切れを良くすることができ、水切り手段33の作用効果をさらに高めることができる。
また、水切り手段33の作用、効果を高めるために、エアノズル20を撥水性にて構成することもできる。この場合、エアノズル20自体が水をはじき、水切り手段33での水切り作用を促進することができ、より安全性の高い水と発生装置を供給することができる。なお、撥水性は、エアノズル20を撥水性のある樹脂、例えば、ポリプロピレンやポリスチレン、ポリカーボネイト、などにより構成することにより得られ、あるいは、撥水処理、例えば、フッ素コートを施すことなどにより得られる。
なお、浸透手段のリブ32は本実施例では4本の略直方体の構成物としたが、個数、形状を限定するものではなく、水の浸透作用を高めるものであれば良く、例えば、エアノズル20外周に上流から下流に向かって螺旋状にリブ32を構成し、水の浸透を促進するような形状でも作用効果に差異はない。
なお、本実施例では、ファンモータ14からの送風が、エアノズル20からの空気噴流19に対して、追い風となるように構成されているが、向かい風となるように構成しても良い。この場合、ミスト27と送風空気の接触時に、より乱流状態を作り出し、水と空気の接触効率を上げることができるので、水と空気の衝突を激しくでき、ミスト発生効率を向上することができる。
以上、説明した構成および動作からも分かるように本実施形態のミスト発生装置は、落下供給される水に空気噴流を衝突させることにより水をミスト化するミスト発生装置であって、水を空気噴流に安定的に供給する水安定供給手段を備えることにより、水の流量変動あるいは偏流を起こすことなく空気噴流に水の供給を行うことができ、すなわち、供給水23は確実に空気噴流19と衝突するので、ミスト発生効率を高めることができるとともに、偏流に伴う不快な騒音を抑制することができるという効果を奏する。
また、水安定供給手段として空気噴流に向けて配置される水垂らしガイド25を備え、水を水垂らしガイド25に沿わせて落下させることにより、水の表面張力の作用により、水が水垂らしガイド25の外周に沿って均一に流れることになり水の流量変動あるいは偏流を起こすことなく空気噴流19に水の供給が行われ、すなわち、供給水23は確実に空気噴流19と衝突し、ミスト発生効率を高めることができるとともに、偏流に伴う不快な騒音を抑制することができるという効果を奏する。
また、水垂らしガイド25を空気噴流19に向けて先端が細くなるリブ板29にて構成することにより、水の表面張力の作用により、水がリブ板29に沿って流れ落ち、しかも先端が細くなっているので確実に空気噴流19に水が供給され、すなわち、供給水23は確実に空気噴流19と衝突するので、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるとともに、偏流に伴う不快な騒音を抑制することができるという効果を奏する。
また、水垂らしガイドを針状体30にて構成することにより、水の表面張力の作用により、水が針状体30に沿って流れ落ち、しかも針状体30の先端が細いので水を細い状態で供給することができ確実に空気噴流19に水を供給されるので、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるとともに偏流に伴う騒音を抑制することができるという効果を奏する。
また、水垂らしガイド25の先端が空気噴流19領域の内側に位置することにより、装置の傾き、送風などの影響により水の供給位置がずれ、空気噴流19以外に水が供給されることがなく、確実に空気噴流19に水が供給され、すなわち、供給水23は確実に空気噴流19と衝突するので、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるとともに偏流に伴う騒音を抑制することができるという効果を奏する。
また、水垂らしガイド25の先端が空気噴流19領域の外側に位置することにより、水垂らしガイド25が空気噴流19を邪魔することがなく、供給される水にのみ空気噴流19が衝突するので、効率よく水に空気噴流19を衝突させることができ、ミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、圧搾空気を減圧する噴射口18を有し空気噴流19を生成するエアノズル20を備え、エアノズル20の噴射口18付近に水を供給することにより、エアノズルに供給された水が噴射口18付近で空気噴流19に供給されるので空気噴流19に均一に水を供給することができ、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、圧搾空気を噴射する噴射口18を有し空気噴流19を生成するエアノズル20を備え、針状体30の水垂らしガイド25の先端がエアノズル20の噴射口18に挿入されていることにより、装置の傾き、送風などの影響により水の供給位置がずれ、空気噴流19以外に水が供給されることがなく、確実に空気噴流に水が供給されるとともに、針状体30が噴射口18内部で振動することにより、噴射口18付近に付着するスケールを除去するので、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるとともに偏流に伴う騒音を抑制することができるとともに、スケールにより噴射口18が詰まり、ミスト発生効率が低減するのを抑制するという効果を奏する。
また、空気を噴射する噴射口18を有し空気噴流19を生成するエアノズル20を備え、エアノズル20に、水を浸透させる浸透手段を備えることにより、エアノズル20に浸透した水分が噴射口18付近で空気噴流19に供給されるので、空気噴流19に均一に水を供給することができ、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、浸透手段としてエアノズル20の外周に噴射口18に向かって配置された1つ以上のリブ32を備えることにより、水がその表面張力の作用によってリブ32に沿ってエアノズル20外周を浸透して空気噴流19に供給されるので、空気噴流19に均一に水を供給することができ、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、エアノズル20を親水性にて構成することにより、エアノズル20に水が浸透し、噴射口18付近で薄膜状となって空気噴流19に供給されるので、空気噴流19に均一に水を供給することができ、供給した水を確実にミスト化でき、ミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、空気を噴射する噴射口18を有し空気噴流19を生成するエアノズル20を備え、エアノズル20に垂らされた水がエアノズル20根元に伝わるのを防止する水切り手段33を備えることにより、供給された水が噴射口18以外に供給されるのを抑制するので、エアノズル20の根元を伝って、装置外へ水が漏れるのを抑制できるとともに、水を噴射口18に確実に供給できるのでミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、水切り手段33は、エアノズル20外周に設けられ、噴射口18より上流側でエアノズル20下部に設けられリブであることにより、供給された水が噴射口18以外に供給されるのを抑制するので、エアノズル20の根元を伝って、装置外へ水が漏れるのを抑制できるとともに、水を噴射口18に確実に供給できるので供給された水が確実に噴射空気と衝突しミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、エアノズル20に接続され圧搾空気をエアノズル20に供給するエアチューブ21を備え、水切り手段33としてエアチューブ21にトラップ22を設けることにより、特に部品を追加することなく供給された水が噴射口以外に供給されるのを抑制するので、エアノズル20の根元を伝って、装置外へ水が漏れるのを抑制できるとともに、水を噴射口18に確実に供給できるので供給された水が確実に噴射空気と衝突しミスト発生効率を高めることができるとともに上記効果を安価な構成で得ることができるという効果を奏する。
また、エアノズルを撥水性にて構成することにより、水切り手段33での水切れを促進し水切り手段33に供給された水が噴射口18以外に供給されるのを抑制する作用を促進するので、エアノズル20の根元を伝って、装置外へ水が漏れるのを抑制できるとともに、水を噴射口18に確実に供給できるのでミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、ミスト化された水を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、水安定供給手段近傍の風速を減少させる防風手段26を備えることにより、風に煽られることにより水の供給が不安定になるのを抑制するので、水を安定的に空気噴流19に供給することができ、ミスト発生効率を高めることができるとともに、偏流に伴う不快な騒音を抑制することができるという効果を奏する。
また、ミスト化された水を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、送風手段による送風方向が空気噴流の噴出し方向に対して追い風となることにより、噴射するミスト化された水の初速を損失することなく送風空気にミスト化された水を搬送させるので、より多くの水を送風空気に搬送させることができ、ミスト発生効率を高めることができるという効果を奏する。
また、ミスト化された水を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、送風手段による送風方向が空気噴流の噴出し方向に対して向かい風となることにより、噴霧するミスト化された水と送風空気の接触時により乱流状態を作り出し、水と空気の接触効率を上げることができるので、水と空気の衝突を激しくでき、ミスト発生効率を向上することができるという効果を奏する。
そして発生したミストをファンモータ14により送風される空気に混合して対象空間に拡散することにより対象空間を満遍なく加湿することができるものである。さらに供給湯水が破砕する際に発生したマイナスイオンも空気に混合して対象空間に供給することができるものである。
以上説明した内容は、発明を実施するための一形態についてのみ説明したものであり、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
すなわち水の供給形態は、一条の水流状あるいはタンクからの自重落下に限るものではなく、落下供給が可能な形態であれば良い。そして落下供給される液体に対して空気噴流を衝突させれば、この衝突エネルギーによりミスト化が可能であり、この供給液体と空気噴流の衝突部分はミスト発生が可能なように所定の空間を設けることが好ましい。
以上のように本発明にかかるミスト発生装置は、液体の供給圧力や供給流量に依存せず、効率良くミストを発生させることが可能なものであり、上記した浴室サウナ装置、可搬型加湿器だけでなく、マイナスイオンによるリラクゼーション機器、美顔器、噴霧器、洗浄器等にも適用することができる。また、ミスト化する液体としては、湯水の他に油、溶剤、洗剤等の各種液体を用いることができる。
本発明のミスト発生装置を可搬型加湿器に用いた場合の概略断面図 本発明の実施の形態1における水垂らしガイド25の詳細を示した斜視図 本発明の実施の形態2における水垂らしガイド25の詳細を示した斜視図 本発明の実施の形態3における水垂らしガイド25の詳細を示した斜視図 本発明の実施の形態4における水垂らしガイド25の詳細を示した斜視図 本発明の実施の形態5における水垂らしガイド25の詳細を示した斜視図
符号の説明
14 ファンモータ
18 噴射口
19 空気噴流
20 エアノズル
21 エアチューブ
22 トラップ
23 供給水
24 給水部
25 水垂らしガイド
26 防風手段
27 ミスト
29 リブ板
30 針状体
31 挿入部
32 リブ
33 水切り手段

Claims (18)

  1. 落下供給される水に空気噴流を衝突させることにより水をミスト化するミスト発生装置であって、水を空気噴流に安定的に供給する水安定供給手段を備えることを特徴とするミスト発生装置。
  2. 水安定供給手段として空気噴流に向けて配置される水を垂らす水垂らしガイドを備え、水を前記水垂らしガイドに沿わせて落下させることを特徴とする請求項1記載のミスト発生装置。
  3. 水垂らしガイドを空気噴流に向けて先端が細くなるリブ板にて構成することを特徴とする請求項2記載のミスト発生装置。
  4. 水垂らしガイドを針状体にて構成することを特徴とする請求項2記載のミスト発生装置。
  5. 水垂らしガイドの先端が空気噴流領域内に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のミスト発生装置。
  6. 水垂らしガイドの先端が空気噴流領域外に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のミスト発生装置。
  7. 空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、前記エアノズルの前記噴射口付近に水を供給することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のミスト発生装置。
  8. 空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、針状体の水垂らしガイドの先端が前記エアノズルの前記噴射口に挿入されていることを特徴とする請求項4記載のミスト発生装置。
  9. 空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、前記エアノズルに、水を浸透させる浸透手段を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のミスト発生装置。
  10. 浸透手段としてエアノズルの外周に噴射口に向かって配置された1つ以上のリブを備えることを特徴とする請求項9記載のミスト発生装置。
  11. エアノズルを親水性にて構成することを特徴とする請求項9または10記載のミスト発生装置。
  12. 空気を噴射する噴射口を有し空気噴流を生成するエアノズルを備え、前記エアノズルに垂らされた水が前記エアノズルの圧搾空気上流側に伝わるのを防止する水切り手段を備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のミスト発生装置。
  13. 水切り手段は、エアノズル外周に設けられ、噴射口より上流側で前記エアノズル下部に設けられリブであることを特徴とする請求項12記載のミスト発生装置。
  14. エアノズルに接続され圧搾空気を前記エアノズルに供給するエアチューブを備え、水切り手段として前記エアチューブにトラップを設けることを特徴とする請求項12または13記載のミスト発生装置。
  15. エアノズルを撥水性にて構成することを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載のミスト発生装置。
  16. ミストを空気とともに送風する送風手段を備え、水垂らしガイドで送風により水が不安定に供給されるのを防止することを特徴とする請求項2乃至15のいずれかに記載のミスト発生装置。
  17. ミストを空気とともに送風する送風手段を備え、前記送風手段による送風方向が空気噴流の噴出し方向に対して追い風となることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載のミスト発生装置。
  18. ミスト化された液体を空気とともに装置外に搬送する送風手段を備え、前記送風手段による送風方向が空気噴流の噴出し方向に対して向かい風となることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載のミスト発生装置。
JP2007063184A 2007-03-13 2007-03-13 ミスト発生装置 Pending JP2008221134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007063184A JP2008221134A (ja) 2007-03-13 2007-03-13 ミスト発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007063184A JP2008221134A (ja) 2007-03-13 2007-03-13 ミスト発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008221134A true JP2008221134A (ja) 2008-09-25

Family

ID=39840340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007063184A Pending JP2008221134A (ja) 2007-03-13 2007-03-13 ミスト発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008221134A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014180394A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Panasonic Corp ミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機
JP2015051263A (ja) * 2013-08-05 2015-03-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 ミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機
CN113701281A (zh) * 2021-09-15 2021-11-26 惠州市弘鑫科技有限公司 一种具有缺水保护功能的加湿器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014180394A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Panasonic Corp ミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機
JP2015051263A (ja) * 2013-08-05 2015-03-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 ミストサウナ機能付浴室暖房乾燥機
CN113701281A (zh) * 2021-09-15 2021-11-26 惠州市弘鑫科技有限公司 一种具有缺水保护功能的加湿器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110280767A1 (en) Device for decontamination by misting
US20080283049A1 (en) High efficiency nebulizer
CN102665512A (zh) 手干燥装置
TW202000254A (zh) 藥液霧化裝置
KR101677094B1 (ko) 동물 안락사용 거품 발생 장치
JP6410365B2 (ja) 噴霧液回収ブース
JP2008221134A (ja) ミスト発生装置
JP2007240101A (ja) ミスト発生器
JP2018047019A (ja) 口腔洗浄装置用ノズルおよび口腔洗浄装置
JP2009034576A (ja) 液体噴霧装置
JP5258214B2 (ja) 布地のジェットニードリング用ウォーターバーの吸引室
KR960030953A (ko) 탈취방법과 탈취장치
JP2011235200A (ja) 気液溶解タンク
JP2008132406A (ja) 点鼻薬注出ノズル
JP2004237258A (ja) 湿式排煙脱硫装置
KR20090124200A (ko) 향 분사장치
JP5830922B2 (ja) 加湿器の吹出構造
JP2001286545A (ja) 脱臭装置及び脱臭方法
JP3976476B2 (ja) 泡吐出容器
JP2008228921A (ja) 泡式入浴装置
JP6599621B2 (ja) 粉粒混合気体生成器
JPS58141124A (ja) 身体洗浄器
KR200482616Y1 (ko) 좌변기용 악취제거장치
JPS6331715Y2 (ja)
JP2010240580A (ja) 液体噴射ノズルおよびシャワーヘッド