JP5258214B2 - 布地のジェットニードリング用ウォーターバーの吸引室 - Google Patents

布地のジェットニードリング用ウォーターバーの吸引室 Download PDF

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Description

この発明は、スフ、無限繊維又はアセテート繊維から成る、或いはこれらの複数の形態又は混合物から成る、布地、ニット製布地の帯状体又はフリースをジェットニードリングするウォーターバーのための吸引室であって、噴射水を吸引するための穴の開いた吸引面が吸引室の下側に配備されている吸引室に関する。
ウォーターバーの下側で噴射された液体を収容することが、既に知られている(特許文献1)。その役割は、ウォーターバーの横にその長さに渡って配置された装置が果たしている。ウォーターバーの縁には、漏斗状のスリットが形成され、その内側端部には、約2mmの高さの吸引用スリットが形成されている。そして、それ以外に周囲を閉鎖した装置に十分に大きな負圧を加えた場合、ニードリングする品物を傷つけることなく、ウォーターバーの下側からの噴霧を含む液滴全体を吸引することができる。
更に、布地のウォーターニードリングに関して、カバーダクトを組み込んだウォーターバーが周知であり(特許文献2)、吸引用チャネルを形成することができるように、上方の支持体とその下に配置された、下側が多孔性のカバーダクトが取り付けられている。そのために、吸引用開口部と水平な多孔性のカバープレートが、ウォータージェットの片側に配置されている。この装置では、当該の噴射水を十分に排除することはできない。更に、ウォータージェットの逆側では、当該の噴射水を吸引することはできない。
ドイツ特許公開第19923591号明細書 国際特許公開第01/40562号明細書
この発明の課題は、ウォーターバーから噴出するウォータージェットを布地の表面に集束するように噴射する、即ち、その運動方向が水滴又は噴射水によって影響を受けないようにすることである。
この課題は、ウォーターバーの領域において少なくとも一つの排出用開口部を備えた空気供給装置が、ウォーターバー及び/又は吸引室に組み込まれていることによって解決される。このようなウォータージェットへの乾いた空気の独立した供給によって、ウォータージェットは、噴霧を完全に除去される。そのため、ウォータージェットを取り巻く空気は、出来る限り乾いたものとなり、ほとんど噴霧を含まない。
この場合、200m/sまでの速さのウォータージェットに対する吸引効果が得られる。そこで、この効果は、噴霧を含む湿った周囲の空気だけでなく、空気供給装置を介して供給される乾いた空気も吸収するものとなる。そのため、空気中の非常に細かい水滴により生じるウォータージェットの偏向が防止される。更に、ウォータージェットの吸引効果の活用は、空気の供給を大きな設備負担無しで非常に安価に実現することができるという利点を有する。
更に、空気供給装置が、ウォーターバーの外側と吸引室のウォーターバーの方を向いた外側との間の1〜15mm、有利には、3〜10mm、特に、3〜6mmの間隔により形成される空気供給チャネルを有することが有利である。この空気供給装置の特に簡単な実施形態では、空気供給チャネルが、ウォーターバーと吸引室との間の空隙により形成される。即ち、そのために、基本的に追加の構成部品が不要である。しかし、空気供給チャネルは、例えば、チューブを取り付けることにより実現することもできる。
空気供給装置の有利な実施構成では、ウォータージェットへの空気の供給は、僅かな正圧を生成するための空気供給装置に送風機を組み込む形で行うことができる。それにより、乾いた空気が、ウォータージェットに能動的に供給され、ウォータージェットへの空気の供給が、前述したウォータージェットによる吸引作用だけでなく、空気供給チャネル内の僅かな正圧によっても行われることとなる。
この発明の別の特徴では、空気供給装置の排出用開口部が、ほぼウォーターバーの全長に渡って延びていることが有利である。そうすることによって、ウォーターバーの全長に渡ってウォータージェットに乾いた空気を供給し、それにより細かい水滴又は噴霧による影響を受けないことが、簡単な手法で保証される。
この発明の別の実施形態では、空気フローがウォーターバーから噴出するウォータージェットに対してほぼ垂直に流れる方向に、空気供給装置の排出用開口部を向けるのが有利である。そうすることによって、簡単な手法で、噴出するウォータージェットが集束されるとともに、噴射水がウォータージェットの方向に案内されることとなる。
そのために、更に、空気供給装置又は空隙が、少なくとも部分的にウォーターバーと吸引室の排出用開口部との間に配備されるか、或いはウォーターバーの外側に沿って案内されるとともに、ウォーターバーの下側領域において、ウォーターバーと平行に延びることが有利である。ウォーターバーの下側領域における空気供給装置から排出される乾いた空気を用いて、噴出するウォータージェットが集束される。この場合、空気供給チャネルは、下方に関して吸引室により境界を画定されているので、供給される空気フローは、排出されるまで噴射水から保護されることとなる。
この発明の改善構成による更なる可能性は、吸引室及び/又は空気供給装置を、それぞれウォーターバー及び/又はウォータージェットの両側に対称的に配置することである。即ち、布地により跳ね返された噴射水は、ウォータージェットの衝突後布地の移動方向に、或いは必要に応じて任意選択でウォータージェットの前でも吸引することができる。同様に、空気供給装置を介した乾いた空気の独立した供給は、ウォータージェットの前でも後でも行うことができる。この場合、吸引室及び空気供給装置の配置は、互いに独立して任意に組み合わせて行うことができる。
更に、穴の開いた吸引面が、傾斜して推移する形に配置されており、ウォーターバーに近い上方領域及び/又は滴り落ちる端部から吸引室の下方領域にまで延びていることが有利である。
そうすることによって、ほぼ液滴の無いウォーターバーが、簡単で安価な手法で保証されるとともに、更に、ウォータージェットの両側で噴射水を完全に吸引することが保証され、その結果布地、ニット製布地の帯状体又はフリース上には、汚染又は損傷を起こす可能性が有る、液滴の落下が、もはや起こらなくなる。この場合、水滴が、重力のために、吸引室の傾斜して配置された吸引面上を吸引面の下方領域の方向に移動し、それによりウォータージェットから遠ざかって行くので、噴射水の案内が特に効率的となる。そのために、吸引室のウォーターバーの方を向いた領域は、滴り落ちる端部が無い形で構成することもできる。
それに関して、穴の開いた吸引面の開口部が、相異なる大きさの横断面を持つことが有利である。それにより、吸引装置の吸引面全体に渡って一様な吸込圧力が保証される。
更に、開口部の横断面が、滴り落ちる端部から始まって、下方に向かって次第に大きくなっていることが有利である。
更に、開口部の横断面が、滴り落ちる端部から始まって、連続的に、或いは一様なステップで次第に大きくなっていることが有利である。
個々の開口部間の間隔が等しいか、或いは相異なる大きさであることも有利である。
更に、ダンディロールの接線と穴の開いた吸引面が、5°〜25°、特に、6°〜15°の大きさの角度を成し、吸引面の開口部が、ウォータージェットの方を向いた内側に約3%〜8%、有利には、5%の割合で開口面を形成し、その外側に約10%〜25%、有利には、20%の割合で開口面を形成することが有利である。そうすることによって、吸引面の外側に、内側よりも大きな空気の流れが実現される。その場合、重力のために、吸引面の下方に、そのため外側領域に移動した水滴は、最終的に大きな開口部を介して吸引室の内部に吸引されることとなる。
そのためには、ウォータージェットの方を向いた内側における穴の開いた吸引面の開口部が、1mm〜10mmの長さと0.1mm〜3mmの幅の平行に延びるスリットとして構成され、穴の開いた吸引面の外側に配備された開口部が、有利には、1mm〜10mmの長さと0.1mm〜3mmの幅の鉤形に構成されていることが有利である。
この場合、それらの開口部が相異なる形状の横断面を有し、楕円形、多角形、鉤形に、或いは縦長のスリットとして構成されることが特に有利である。このような開口部の構成又は形状は、液滴が表面に沿って移動する際に、液滴が吸引面の下方領域の方向に向かって、開口部を通り抜け、開口部を容易に迂回することができないことを保証するものである。この場合、比較的大きな開口面を持つ領域において、穴の開いた吸引面の開口部を鉤形に構成することが、特に効果的である。
この発明に関して、空気排除体が、穴の開いた吸引面の幅全体及び/又は長さ全体に渡っての一様な吸引作用を保証する形で、吸引室内に配置されていることは、吸引が片側で行われることとなるので、特に重要である。空気排除体を配置することによって、吸引室内における空気の流れが、所要通りに調整される。この場合、空気排除体を、その高さと傾きを変更可能な形で取り付けた場合、特に大きな柔軟性が得られる。
更に、空気排除体が、穴の開いた吸引面の上、特に、比較的大きな開口面を持つ吸引面の上に置かれており、穴の開いた吸引面の外側に、例えば、2m/sの最大空気流量が達成されるように、穴の開いた吸引面が狭められていることが有利である。
この発明の別の実施形態では、空気排除体が、ほぼ吸引室の幅全体及び/又は長さ全体に渡って延びていることと、空気排除体が、吸引室の方向に延びるとともに、その方向に傾斜した形で推移する、ほぼ長方形の物体、特に、筐体であることとが有利である。
また、空気排除体の下側が、吸引室の長手方向に対して、吸引室の下側と、1°〜30°、特に、1°〜5°の大きさの角度を成し、空気排除体と穴の開いた吸引面との間の隙間が、吸引装置の方向に向かって狭くなっていることが有利である。
この場合、空気排除体の一端又は側壁が、吸引室と繋がった吸引装置の領域内で終端することが有利である。
この発明の更なる利点及び詳細は、請求項及び明細書に記述されているほか、図面に図示されている。
図1では、ウォーターバーが符号1aで表示されており、そこから、図面に図示されていないノズル開口部を介して、ウォータージェット10が噴出し、スクリーンドラム又はダンディロール14aの布地ベース部13上を案内されている布地、ニット製布地の帯状体又はフリース2に当たる。この場合、水は、大部分ダンディロール14aの排水装置12を介して排出される。
ウォーターバー1aの領域には、吸引装置又は吸引室5aが有り、その下側5bには、開口部3cを備えた、傾斜して延びる穴の開いた吸引面3a,bが配備されており、その結果ウォータージェット10が布地、ニット製布地の帯状体又はフリース2に当たった場合に生じる噴射水を、吸引室の下側5bに案内し、次に吸引室5aにより完全に吸引することが可能となる。そうすることによって、ウォーターバー1aの下側に生じる水滴が、防止されるとともに、もはや布地、ニット製布地の帯状体又はフリース2上に滴り落ちる可能性がなくなる。
この実施例では、吸引室5aは、ウォーターバー1aの両側に対称的に配置されている。吸引室5a内では、負圧が生じており、その負圧は、吸引チューブ8bを介して吸引室5aと繋がった、図面に図示されていないポンプにより供給される。
図2は、噴射水4を吸引するための穴の開いた吸引面3aと3bが吸引室5aの下側5bに配備された、布地、ニット製布地の帯状体又はフリース2をジェットニードリングするウォーターバー1aのための吸引室5aの別の実施例を図示している。穴の開いた吸引面3a,3bは、傾斜して延びる形に配置されており、それらの吸引面は、ウォーターバー1aに近い上方領域6b及び/又は滴り落ちる端部6aから吸引室5aの下方領域6cにまで延びている。穴の開いた吸引面の第一の区間3aは、比較的小さい開口面を持つ一方、穴の開いた吸引面の第二の区間3bは、比較的大きな開口面を有する。図面に図示されていない変化形態では、吸引室は、滴り落ちる端部を持たない形で構成することもできる。
穴の開いた吸引面内に配備された開口部3cは、区間3aにおいて、区間3bの開口部3cよりも小さい開口面を有する。このようにして、吸引面3a又は3bの内側表面には、ほぼ等しい吸込圧力が生成され、その結果布地、ニット製布地の帯状体又はフリース2に当たった噴射水を難なく吸引することができる。更に、そうすることによって、重力のために下方に移動する水滴を、吸引面の下方領域6cにおける大きい方の開口部3cを介して完全に吸引室5a内に吸引することができる。
個々の開口部3c間の間隔は、等しく、或いは相異なる大きさとすることができる。開口部3cの横断面は、滴り落ちる端部6aから始まって、吸引室5a又は吸引室5aのウォーターバー1aと逆側5cの方向に向かって次第に大きくなっている。そのために、開口部3cの横断面は、滴り落ちる端部6aから始まって、連続的に、或いは一様なステップで次第に大きくすることもできる。
図2の第二の実施例から分かる通り、ダンディロール14aの外周に対する接線14bが得られる。この接線14bは、吸引面3aと3bの下方表面と角度αを成す。この角度αは、5°〜25°、有利には、6°〜15°の大きさとすることができる。吸引面3a,3bの開口部3cは、ウォーターバー1aのウォータージェット10の方を向いた内側3aでは約3〜8%、有利には、5%の割合で開口面を形成し、その外側では約10〜25%、有利には、20%又は約20%の割合で開口面を形成している。図2では、ウォーターバー1aの右側に、ほぼ長方形の箱として構成することができ、噴射水4を収容するための吸引室5aが有る。
図2では、ウォーターバー1a及び吸引室5aには、空気供給装置11aが組み込まれており、それは、ウォーターバー1aの下側領域1bで終端する空気供給チャネル11bを備えており、空気供給チャネル11bの排出用開口部11cは、ウォータージェット10の近傍に有る。空気供給チャネル11bは、基本的にウォーターバーの外側1cと吸引室5aの左外側5dとにより形成されている。そのために、空気供給チャネル11bは、ウォーターバー1aの外側及びウォーターバー1aの下側1bとほぼ平行に延びている。空気供給チャネル11bの排出用開口部11cの領域には、吸引室5aに属する滴り落ちる端部6aも有る。滴り落ちる端部6a上では、非常に細かい水滴だけが発生することができ、その水滴が下方に落下しても、別に損傷を起こす可能性は無い。
空気供給装置11aの空気供給チャネル11bを介してウォータージェット10の方に案内される乾いた空気は、その空気がウォータージェット10の方向に影響を与えないという利点を有する。そのため、ウォータージェット10は、非常に細かい水滴又は霧によって影響を受けず、特に、布地、ニット製布地の帯状体又はフリース2に集束する形で噴射することができる。この場合、この図2による実施例では、空気供給チャネル11bを介した乾いた空気は、ウォータージェット10に起因する吸引作用により誘引されている。
図面に図示されていない別の実施例では、必要な場合送風機を用いて能動的に、乾いた空気を空気供給装置11aを介してウォータージェット10に供給することもできる。
図2では、ウォーターバー1aの右側にだけ空気供給装置11a及び吸引室5aが有る。しかし、図面に図示されていない別の実施例では、ウォーターバー1aの両側に対称的に吸引室5aを配置することができる(図1も参照)。同様に、空気供給装置11aも、ウォーターバー1aの両側に対称的に配置することができる。
空気供給装置11a又は空気供給チャネル11bの横断面は、3〜15mm、有利には、5〜10mm、特に、7〜8mmの大きさである。
この実施例では、空気供給装置11aの空気供給チャネル11bは、基本的にウォーターバーの外側1cと吸引室のウォーターバーの方を向いた外側5dとの間の1〜15mm、有利には、3〜10mm、特に、3〜6mmの間隔により構成される。図面に図示されていない変化形態では、空気供給チャネル11bは、チューブ又は同様の空気供給装置によって構成することもできる。
排出用開口部11cは、ウォーターバー1aのほぼ幅全体に渡って延びている。更に、排出用開口部11cは、噴出するエアジェットがウォーターバー1aから噴出するウォータージェット10に対してほぼ垂直に当たる方向に向けられている。
図4では、ウォータージェット10の方を向いた側3aにおける穴の開いた吸引面の開口部3cが、1mm〜10mmの長さと0.1mm〜3mmの幅Aのほぼ平行に延びる縦長のスリットとして形成することができる。更に、穴の開いた吸引面の外側3bに配備されたスリットを、有利には、1mm〜10mmの長さと0.1mm〜3mmの幅Bで鉤形に構成することも可能である。実施例に応じて、スリットが線形又は波形の推移を持つこともできる。このような開口部3cの全ての変化形態の目的は、穴の開いた吸引面に沿って移動する噴射水4の水滴を出来る限り効率的に収容することである。この場合、特に、噴射水4の水滴が開口部3cの間を通り抜けて行く可能性を排除しなければならない。
図2と3において、別の実施例では、様々な造形を持つことが可能な空気排除体7aを吸引室5a内に配置することができる。図2と3では、空気排除体7aは、中空体として構成されており、平行に延びる二つの側壁7cと7dによって境界を画定されている。吸引面3a及び3bの領域では、排除体7aの下側7bが、穴の開いた吸引面3a,3bの内側表面に対してほぼ平行に延びている。排除体7aの下側7bと吸引面3a及び3bの内側表面との間には、吸引面全体に渡って一様な吸込圧力を実現する役割を果たす、2mm〜10mmの小さい隙間が設けられている。空気排除体7aは、穴の開いた吸引面3a,3bの上、特に、比較的大きな開口面を持つ吸引面3bの上に有り、穴の開いた吸引面3a,3bは、穴の開いた吸引面3bの外側において、例えば、2m/sの最大空気流量を達成するように傾けられている。
有利な手法では、空気排除体7aは、吸引室5aの幅全体及び/又は長さ全体に渡って延びることもできる。図面に図示されていない有利な実施構成では、吸引室5a内の空気の流れを調節する際に最大限の柔軟性を達成するために、空気排除体7aは、その高さ及び傾きを変更することが可能な形で取り付けることができる。
図2から分かる通り、排除体7aの下側7bは、吸引面3a及び3bと同じ方向に延びており、そのため図面に図示されていない5°〜30°の角度γを成す。しかし、更に図3から分かる通り、空気排除体の下側7bと穴の開いた吸引面3a,3の内側表面が、1°〜30°又は1°〜5°の大きさの角度βを成して、空気排除体7aと穴の開いた吸引面3a,3bとの間の隙間が、吸引装置8aの方向に対して狭くなるようにすることができる。吸引室5aの後側には、接続ソケット8aと吸引チューブ8bとから構成された、吸引室5aにより収容した噴射水を排出するとともに、吸引室内に負圧を生成するための吸引装置が有る。吸引室5aの内部空間には、格納フラップ9を介してアクセスすることができる。
有利な手法では、図3から分かる通り、空気排除体7aの下方端部は、吸引装置の接続ソケット8aの領域内で終端している。
布地をジェットニードリングするウォーターバーのための吸引室の断面図 排出用開口部がウォーターバーの領域内で終端する空気供給装置を備えたウォーターバーのための吸引室の別の実施例 穴の開いた表面又は吸引面の幅全体に渡って一様な吸引作用を保証するように配置された、吸引室内に配備された空気排除体 開口部の構成が吸引室の下側での噴射水の効率的な吸引を可能とする、穴の開いた吸引面の開口部の実施形態に関する実施例
符号の説明
1a ウォーターバー
1b ウォーターバーの下側
1c ウォーターバーの外側
2 布地、ニット製布地の帯状体又はフリース
3a 開口面が比較的小さい、穴の開いた吸引面
3b 開口面が比較的大きい、穴の開いた吸引面
3c 開口部
4 噴射水
5a 吸引室
5b 吸引室の下側
5c 吸引室のウォーターバーと逆方向を向いた側
5d 吸引室のウォーターバーの方向を向いた側
6a 滴り落ちる端部
6b 吸引面又は吸引室の上方領域
6c 吸引面又は吸引室の下方領域
7a 空気排除体
7b 空気排除体の下側
7c 空気排除体の側壁
7d 空気排除体の側壁
8a 吸引装置の接続ソケット
8b 吸引装置の吸引チューブ
9 格納フラップ
10 ウォータージェット
11a 空隙としての空気供給装置
11b 空気供給チャネル
11c 排出用開口部
12 排水装置
13 布地ベース部
14a ダンディロール
14b 接線
A 幅
B 幅
α 角度
β 角度

Claims (14)

  1. スフ、エンドレスフィラメント又はアセテート繊維から成る、或いはこれらの複数の形態又は混合物から成る、布地、ニット製布地の帯状体又はフリース(2)をジェットニードリングするウォーターバー(1a)のための吸引室(5a)であって、噴射水(4)を吸引するための穴の開いた吸引面(3a,3b)が吸引室(5a)の下側(5b)に配備されている吸引室において、
    ウォーターバー(1a)の領域に少なくとも一つの排出用開口部(11c)を備えた空気供給装置(11a)が、ウォーターバー(1a)及び/又は吸引室(5a)に組み込まれており、
    この空気供給装置(11a)は、ウォーターバー(1a)の外側(1c)と吸引室(5a)のウォーターバーの方を向いた外側(5d)との間の1〜15mmの間隔により形成される空気供給チャネル(11b)を有し、
    この空気供給装置(11a)によって、ウォータージェット(10)への空気の供給が行われ、空気供給装置(11a)に組み込まれた送風機を用いて、空気供給チャネル(11b)内に正圧を生成していることを特徴とする吸引室。
  2. ウォーターバー(1a)の外側(1c)と吸引室(5a)のウォーターバーの方を向いた外側(5d)との間の空気供給チャネル(11b)の間隔が3〜10mm又は3〜6mmであることを特徴とする請求項1に記載の吸引室。
  3. 排出用開口部(11c)が、ウォーターバー(1a)のほぼ全長に渡って延びていることを特徴とする請求項1に記載の吸引室。
  4. 排出用開口部(11c)は、空気フローがウォーターバー(1a)から噴出するウォータージェット(10)に対してほぼ垂直に流れる方向に向けられていることを特徴とする請求項1に記載の吸引室。
  5. 空気供給装置又は空隙(11a)が、少なくとも部分的にウォーターバー(1a)と吸引室(5a)の排出用開口部(11c)との間に形成されるか、或いはウォーターバー(1a)の外側(1c)に沿って案内されるとともに、ウォーターバーの下側領域(1b)において、ウォーターバーと平行に延びることを特徴とする請求項1に記載の吸引室。
  6. 吸引室(5a)及び/又は空気供給装置(11a)が、それぞれウォーターバー(1a)及び/又はウォータージェット(10)の両側に対称的に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の吸引室。
  7. 吸引面(3a,3b)が、傾斜して推移する形に配置されており、ウォーターバー(1a)に近い上方領域(6b)及び/又は滴り落ちる端部(6a)から吸引室(5a)の下方領域(6c)にまで延びていることを特徴とする請求項1に記載の吸引室。
  8. 穴の開いた吸引面(3a,3b)の開口部(3c)が、相異なる大きさの横断面を持つことを特徴とする請求項1に記載の吸引室。
  9. 開口部(3c)の横断面が、滴り落ちる端部(6a)から始まって、次第に大きく構成されていることを特徴とする請求項1に記載の吸引室。
  10. 開口部(3c)の横断面が、滴り落ちる端部(6a)から始まって、連続的に、或いは一様なステップで次第に大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載の吸引室。
  11. 個々の開口部(3c)間の間隔が等しいか、或いは相異なる大きさであることを特徴とする請求項1に記載の吸引室。
  12. ウォータージェット(10)の衝突点でのダンディロール(14a)の接線(14b)と穴の開いた吸引面(3a,3b)が、5°〜25°又は6°〜15°の大きさの角度(α)を成し、吸引面の開口部が、ウォータージェット(10)の方を向いた内側(3a)において約3%〜8%又は5%の割合で開口面を形成し、その外側(3b)において約10%〜25%又は20%の割合で開口面を形成することを特徴とする請求項1に記載の吸引室。
  13. ウォータージェット(10)の方を向いた内側(3a)における穴の開いた吸引面の開口部(3c)が1mm〜10mmの長さと0.1mm〜3mmの幅の平行に延びるスリットとして構成され、穴の開いた吸引面の外側(3b)に配備された開口部が1mm〜10mmの長さと0.1mm〜3mmの幅の鉤形に構成されていることを特徴とする請求項7に記載の吸引室。
  14. 開口部(3c)が、相異なる形状の横断面を有し、楕円形、多角形、鉤形に、或いは縦長のスリットとして構成されていることを特徴とする請求項7に記載の吸引室。
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