JP5034413B2 - サウナ装置 - Google Patents

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本発明は、加熱加湿対象室内を加熱及び加湿する目的で使用されるサウナ装置に関する。
従来、この種の浴室サウナ装置は、浴室内に設けた吹出口と吸込口を送風路で連通連結し、送風路内に加湿手段を臨ませ温水を噴出させることで浴室内に加温加湿空気を供給する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その浴室サウナ装置について図7を参照しながら説明する。図7に示すように、この装置は吹出口101および吸込口102を設け、吸込口102を送風路103で吹出口101に連通連結した本体104と、前記本体104の上部に装着されるとともに、前記送風路103内の気液接触部105に上方から熱水を分散させる熱水供給部材106と、前記本体104の上端部に装着されるとともに、前記本体104内に前記吸込口102から前記送風路103を介して前期吹出口101に至る空気の流れを形成する空気供給部材107と、前記吹出口101前方に前記送風路103内を流通する空気を加熱するための加熱部材108を備えた構成とされている。
このように構成された浴室サウナ装置では、熱水供給部材106によって、本体104内部の気液接触部105に熱水を供給するとともに、空気供給部材107によって本体104の吸込口102から送風路103を介して吹出口101に至る空気の流れを形成すると、気液接触部105に供給される熱水にそこを通過する空気が接触し、昇温、増湿した空気が本体104の吹出口101から本体外に吹出されることとなる。
特許第3532646号公報(第1−7頁、第4図)
このような従来のサウナ装置においては加熱加湿対象室内を充分に加湿するために一般の居室で利用される加湿器と比較して大量の加湿を行う必要がある。一例を挙げると、一般居室で利用される加湿器が14m2あたり500g/hの加湿量が必要とされるのに対し、サウナ装置においては3.3m2の加熱加湿対象室内をサウナ空間(一例としては温度40℃、相対湿度80%程度の空間)とするために必要な加湿量はおおよそ1800〜2400g/h程度である。このため、サウナ装置では充分な加湿量を得るために、加湿部に供給する空気を加熱し、温度を上昇させることで加湿量を増加させる手法がとられている。しかしながら、一般的なサウナ装置では空気を加熱するための加熱手段はサウナ装置の吸込口もしくは吹出口に設けられることが一般的である。このうち、吹出口に加熱手段を設けた場合、空気はサウナ装置の出口部分で加熱昇温されるため、サウナ装置内の加湿部に供給される空気は一旦加熱加湿対象室に放出された後、サウナ装置内の加湿部に間接的に供給されることになるため、加湿部入口での空気温度はそれほど上昇しない。このため、加湿部での加湿量の増加にはそれほど寄与しない。これに対して、サウナ装置の吸込口に加熱手段を設けた場合、加湿部に供給される空気は充分に昇温された状態となるため加湿部における加湿量も増加する事となる。しかしながら、サウナ装置の吸込口に加熱手段を設けた場合、加熱昇温された空気が、サウナ装置内に加熱加湿対象室内の空気を循環させるための送風手段(一般的にはファンと駆動用モーターを含む送風機)を通過する必要があるため、送風手段の温度も上昇してしまう。送風手段の温度が上昇してしまうと熱による変形や駆動用モーターの熱による故障などが発生しやすくなり、サウナ装置の故障の原因となっていた。
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、加湿部での加湿量を増加させ、加熱加湿対象室内を充分に加熱及び加湿しながらサウナ装置の送風機などの故障を防止することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明が講じた第一の解決手段は、空気を送風する送風機と、空気を加熱するための加熱手段と空気を加湿するための加湿手段を備えたサウナ装置において、空気の流通が送風機から加熱手段を経て加湿手段に流入するようにし、前記加熱手段の下流側に前記加湿手段から飛散する水滴の前記加熱手段への付着を防止する水滴付着防止手段を設けたものである。
この手段により、送風機の変形や破損を生じることなく加湿量を増加させることができる。また、この手段により、加熱手段に水滴等が付着するのを防止することができる。
また、本発明が講じた第二の解決手段は、加熱加湿対象室内の空気を循環送風するための送風路と、前記加熱加湿対象室内の空気を送風路に送風する送風器と前記加熱加湿対象室内の空気を加熱する加熱手段と、前記加熱加湿対象室内の空気を加湿する加湿手段を備えたサウナ装置において、前記加熱手段が前記送風路内の前記送風器の下流で前記加湿手段の上流の位置に設け、前記加熱手段の下流側に前記加湿手段から飛散する水滴の前記加熱手段への付着を防止する水滴付着防止手段を設けたものである。
この手段により、送風機の変形や破損を生じることなく加湿量を増加させることができる。また、この手段により、加熱手段に水滴等が付着するのを防止することができる。
また、本発明が講じた第七の解決手段は、加湿手段を加熱手段により加熱された空気に加湿水を噴霧することで加湿するように構成したものである。
この手段により、加熱加湿対象室内を充分に加湿することができる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、加熱手段の下流側に加湿手段から飛散する水滴の加熱手段への付着を防止するための水滴飛散防止板を設けたものである。
この手段により、加熱手段に水滴等が付着するのを防止することができる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、水滴飛散防止板をヒーターからの空気の吹出方向に対して傾斜して設けたものである。
この手段により、送風路を通過する空気の流量を大幅に低下させること無く加熱手段に水滴等が付着するのを防止することができる。
本発明によれば加熱加湿対象室内の湿度を上昇するために必要な充分な加湿量を得られ、サウナ装置内部の送風機などの変形や破損などを防止することができるサウナ装置を提供することができる。
本発明の請求項1記載の発明は、空気を送風する送風機と、空気を加熱するための加熱手段と空気を加湿するための加湿手段を備えたサウナ装置において、空気の流通が送風機から加熱手段を経て加湿手段に流入するようにし、前記加熱手段の下流側に前記加湿手段から飛散する水滴の前記加熱手段への付着を防止する水滴付着防止手段を設けたものであり、装置内を通過する空気は送風機通過後に昇温され、その後加湿手段に流入するため、送風機に流入する空気の温度の昇温を抑えながら加湿部に供給する空気の温度を上昇させることができるため送風機の変形や破損を生じることなく加湿量を増加させることができる。また、加熱手段に水滴等が付着するのを防止することができるため送風機の変形や破損を生じることなく加湿量を増加させたい場合においてさらに安全に使用することが可能となる。
また、加熱加湿対象室内の空気を循環送風するための送風路と、前記加熱加湿対象室内の空気を送風路に送風する送風器と前記加熱加湿対象室内の空気を加熱する加熱手段と、前記加熱加湿対象室内の空気を加湿する加湿手段を備えたサウナ装置において、前記加熱手段が前記送風路内の前記送風器の下流で前記加湿手段の上流の位置に設け、前記加熱手段の下流側に前記加湿手段から飛散する水滴の前記加熱手段への付着を防止する水滴付着防止手段を設けたものであり、装置内を通過する空気は送風機通過後に昇温され、その後加湿手段に流入するため、送風機に流入する空気の温度の昇温を抑えながら加湿部に供給する空気の温度を上昇させることができるため送風機の変形や破損を生じることなく加湿量を増加させることができる。また、加熱手段に水滴等が付着するのを防止することができるため送風機の変形や破損を生じることなく加湿量を増加させたい場合においてさらに安全に使用することが可能となる。
また、加熱手段通過後の空気の温度が50℃以上にしたものであり、送風機に流入する空気の温度を抑制しながら加湿部に供給する空気の温度を浴室内の空気の温度よりも高い温度にすることで送風機の変形や破損を生じることなく加湿量を増加させることができる。
また、加熱手段をセラミックヒーターで構成したものであり、送風機に流入する空気の温度を抑制しながら加湿部に流入する空気の温度を充分に昇温させることで送風機の変形や破損を生じることなく加湿量を増加させることができる。
また、加熱手段をシーズヒーターで構成したものであり、送風機に流入する空気の温度を抑制しながら加湿部に流入する空気の温度を充分に昇温させることで、送風機の変形や破損を生じることなく加湿量を増加させることができる。
また、加熱手段をニクロムヒーターで構成したものであり、送風機に流入する空気の温度を抑制しながら加湿部に流入する空気の温度を充分に昇温させることで、送風機の変形や破損を生じることなく加湿量を増加させることができる。
また、加湿手段を加熱手段により加熱された空気に加湿水を噴霧することで加湿するように構成したものであり、送風機に流入する空気の温度を抑制しながら加湿部に流入する空気の温度を充分に昇温することで送風機の変形や破損を生じないように構成した場合においてさらに空気に添加する加湿量を増加させ、加熱加湿対象室内を充分に加湿することができる。
また、加熱手段の外表面を電気的絶縁性を有するようにしたものであり、送風機に流入する空気の温度を抑制しながら加湿部に流入する空気の温度を充分に昇温することで送風機の変形や破損を生じないように構成した場合において、加熱手段に水滴等が付着した場合でも安全に使用することができる。
また、加熱手段の下流側に加湿手段から飛散する水滴の加熱手段への付着を防止する水滴付着防止手段を設けたものであり、加熱手段に水滴等が付着するのを防止することができるため送風機の変形や破損を生じることなく加湿量を増加させたい場合においてさらに安全に使用することが可能となる。
また、加熱手段の下流側に加湿手段から飛散する水滴の加熱手段への付着を防止するための水滴飛散防止板を設けたものであり、送風機に流入する空気の温度を抑制しながら加湿部に流入する空気の温度を充分に昇温することで送風機の変形や破損を生じないように構成した場合において、加熱手段に水滴等が付着するのを防止することでさらに安全に使用することが可能となる。
また、水滴飛散防止板をヒーターからの空気の吹出方向に対して傾斜して設けたものであり、送風路を通過する空気の流量を大幅に低下させること無く加熱手段に水滴等が付着するのを防止することができるため、送風機に流入する空気の温度を抑制しながら加湿部に流入する空気の温度を充分に昇温することで送風機の変形や破損を生じないように構成した場合においても充分な加湿量を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、従来の例と同一の構成要素については同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。
(実施の形態1)
まず本発明における浴室サウナ装置の概略構成について説明する。
図1は本発明の実施の形態における浴室サウナ装置の概略構成を示す簡易的な分解図である。
図1に示すように、この浴室サウナ装置1は外郭を形成する外装体2及びフロントパネル110、浴室内の空気を吸込み加熱加湿した後に再び浴室内に吹出すサウナモジュール111、外装体2の一面に設けられ、送風路と連通する開口部112に接続された換気ユニット113、またこれらを制御する制御装置114から構成されている。以下にそれぞれの具体的な構成について記す。
図2に示すように外装体2の浴室側一面を形成するフロントパネル110は、浴室内の空気を吸込むための吸込口102と加熱及び加湿した空気を浴室サウナ装置1の外部に吹出すための吹出口101を備えている。吸込口102に吸込口102を通過する空気の温度を測定する温度センサ12を備え、また、吸込口102のサウナモジュール111側にはフィルター115を備えており、浴室内空気を循環させる際に微細な塵や埃の侵入を防止する構造となっている。また、吹出口101部には加熱加湿された空気の吹出方向を可変させるためのルーバー116が設けられており、ルーバー116は制御装置114に接続されたルーバー駆動モータ117により自在に稼動することで任意の方向に吹出方向を可変させることができる。
図3に示すようにサウナモジュール111内には、フロントパネル110の吸込口102および吹出口101を連結する送風路103が設けられており、送風路103の吸込口102側に備えられた、制御装置114により回転数を自在に変更可能なモータ118に接続されたクロスフローファン4が回転することでサウナモジュール111内に空気を送風する。クロスフローファン4の下流側には、加熱手段としての空気加熱用のヒーター3を備えており、このヒーター3により空気が加温され、高温の空気を送風することが可能となる。送風路103内の送風機としてのクロスフローファン4の下流側には加湿部5が設けられている。加湿部5に設けられた加湿手段としての噴出ノズル6に温水を供給し、供給された温水を噴出ノズル6から微細な水滴として噴霧する。
この時、噴霧方向前方に噴霧水滴破砕手段7を設け、噴霧された水滴を噴霧水滴破砕手段7を用いてさらに微細な形状へと変化させる。ここで微細な水滴(例えば水滴径100μm以下)に関しては送風する空気とともに吹出口101に運ばれ浴室内を加湿し、微細な水滴に破砕することができなかった水滴に関しては、排水部120へと向かう。送風空気とともに運ばれる微細な水滴の中でも、比較的水滴径が大なる水滴(例えば水滴径10〜100μm)に関しては加湿部5の吹出口101側に設けられたエリミネータ8で回収され、排水部120へと向かう。エリミネータ8を通過した微細な水滴(水滴径10μm以下)はヒーター3により加熱された空気とともに吹出口101より浴室に供給され、浴室内を加熱加湿する。エリミネータ8は粗いメッシュ状の素材を複数枚積層して構成されており、従来の通気案内板を用いた蛇行風路のような大掛かりな構成を必要とせず、且つ圧力損失も比較的小さくできる。ここで、噴霧水滴破砕手段7は噴出ノズル6から噴霧された水滴を更に微細な水滴に破砕できればよく、例えば、噴出ノズル6に対向して設けられた衝突板、回転板、あるいは、表面がぎざぎざ形状の板などがある。
排水部120に向かった水分は排水部120に連結されている排水管122を通り装置外部に排水される。排水部120は加湿部5の最下部に設けられるとともに、底面に排水管接続部が最下端となるように勾配を持たせており、加湿部内に余剰水を滞留させないようにしてある。この際、底面の排水勾配は角度が大きければ大きいほど良いが、望ましくは5°以上の勾配を確保することによって、加湿部内の余剰水を確実に排水することが可能となる。これと同様に、装置外部に接続される排水管も同等の5°以上の勾配を確保して設置することで装置内への余剰水の滞留を防止することができる。また、排水部120にはフロートスイッチ123を備えており、排水部120の水位上昇を検知し、所定の水位を超えた場合には制御装置114が噴出ノズル6への給水を停止することで加湿部5からの漏水を防止する。
給水経路124上には電磁弁125を設け、給水を開閉制御することで加湿水の供給量を変更可能にする。電磁弁125とは電気信号により電磁力を利用した弁が開閉する方式の弁である。
図4に示すようにヒーター3の下流で加湿部5の上流の位置には加湿部5から飛散する水滴がヒーター3に付着するのを防止するために水滴飛散防止板9が設けられている。水滴飛散防止板9は空気の流通方向に対して傾斜した角度で設置されており、傾斜させることにより空気の流通への影響を極力小さくしながら水滴の飛散を防止することが可能となる。
図5に示すように、ヒーター3はセラミックなどの発熱体10に空気との伝熱性を促進するための伝熱用フィン11が取り付けられた構造となっており、発熱体10に通電することで発熱体10が発熱し、伝熱用フィン11を昇温し、昇温された伝熱用フィン11周辺を空気が流通することで流通する空気を加熱昇温する。発熱体10及び伝熱用フィン11の表面は電気的に絶縁されており、水滴等の付着が生じた場合でも漏電等の障害は生じない構造となっている。
図6に示す換気ユニット113は、浴室内空気を換気ユニット113に吸込むための換気用ファン128と空気の排気経路である排気ダクト129から構成されており、外装体2の一面に設けられた開口部112と開口部112の開口面積を可変させるためのダンパ130を介して接続している。ダンパ130は通常サウナ運転時には閉じられているが、制御装置114に接続されたダンパ駆動用モータ131により開閉可能であり、換気用ファン128を回転させるとともにダンパ130を開くことで浴室内空気を吸込口102より換気ユニット113内に通風し、排気ダクト129より吹出することで浴室内の換気を行う。換気量の調整はダンパ130の開口面積の変更及び換気用ファン128の回転数制御により行い、これらの組み合わせにより必要とする換気量を実現する。
次に浴室サウナ装置1の制御装置114の詳細を示す。
サウナ運転を開始すると、サウナモジュール111内のモータ118が作動することでクロスフローファン4が回転し、吸込口102より浴室内の空気を吸入し、送風路103を通り吹出口101から再び浴室内に流出することで浴室内空気を循環する。その時、空気加熱用のヒーター3および給水経路124の開閉手段である電磁弁125に通電し空気の加熱及び加湿水の供給を開始することで装置内において浴室内空気の加熱及び加湿が開始される。この際、フロントパネル110に設けてあるルーバー116が開放し、加熱加湿された空気の吹出方向を制御する。
ある程度時間経過し、例えば、20分程度経過し、浴室内の温湿度が所定の値に達したら、例えば、サウナの標準モードでの温度設定が約40℃程度なので、その温度より若干低い温度で温調を開始する意味で、所定温湿度の約38℃、80%RH程度に達すると、モータ118の回転数を変更し、加熱及び加湿量を変更する。その後、更にある程度時間経過し、例えば、5分程度経過し、浴室内の温湿度が所定の値を超えたら、例えば、サウナの標準モードでの温度設定が約40℃程度なので、その温度より若干高温にすることにより温調の幅を持たせる意味で、所定温湿度の約42℃、80%RH程度に達すると、浴室内の温湿度を調節するためにモータ118の回転数及びヒーターへの通電量を変更し、給水経路124に設けられた電磁弁125の開閉を繰り返すことで浴室内の温湿度の制御を行う。ここで、本実施の形態1では、温度センサー12で、温度を計測して、相対湿度を推定したが、もちろん、温度センサー12と湿度センサーの両方を用いて、温度、湿度を計測してもよい。
サウナ運転停止時には、サウナモジュール111内モータ118の運転を停止し、給水経路124に設けられた電磁弁125を閉じる。その後、浴室内の乾燥のために換気運転を行うため、外装体2と換気ユニット113の連結部に設けられたダンパ130を開き、換気ユニット113内の換気用ファン128を回転させることで浴室サウナ装置1の吸込口102より流入した浴室内空気を排気ダクト129より浴室外へと排出する。
前述したような動作を実施することでサウナ対象室(浴室)内は高温高湿(40℃/80%程度)の状態となり、入浴者に発汗を促す程度のミストサウナ状態とすることが可能となる。また、本実施の形態の様な構成で加湿部5を形成することにより、従来の蛇行風路の様な大掛かりな構成を組まなくとも、送風路103内で大径な水滴は回収し、比較的小径な水滴のみを浴室内に吹出すことが可能となる。
上記のような運転を行うことにより、浴室内を所定の温湿度に上昇させ、サウナ空間とすることが可能となる。また、本実施の形態で記載した構造とすることでより多くの加湿量を得ながら故障等が少なく、信頼性の高い浴室サウナ装置を提供することができる。
なお、本実施の形態においてはサウナ対象室を浴室として説明をしたが、高湿度空間になった場合の結露等の問題を解決できるのであれば浴室に限定するものではなく、サウナ専用の空間を別途設ける構成としてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においてのクロスフローファン4を駆動するモータ118は制御装置114により回転数を自在に変更可能なモータ118を用いることとしたが、少なくとも2種類以上の回転数に変更可能であればよく、その作用効果に差異を生じない。なお望ましくは、回転数を線形的に任意の回転数に変化させることが可能なモータであることが好ましい。また、各種設定を変更せずに一定の条件で動作を行う場合においては、一定回転数のみで駆動するモータであっても問題なく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においてはクロスフローファン4を用いて送風路103内に浴室内の空気を送風したが、風量や消費電力、騒音や振動等の条件を満足するのであればシロッコファン、ターボファン、プロペラファンなどの別方式のファンであっても問題なく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては送風空気を加温する手段としてセラミックの発熱体を用いたヒーターを用いたが、送風空気を充分に加温できるのであれば他の加温手段を用いても全く問題は無く、シーズヒーターやニクロムヒーター、その他の熱源体を用いても、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においてはヒーター通過後の空気の温度を特に記述しなかったが、より高温であるほど加湿量が増加するため空気の温度は高温であるほうがよい。望ましくは50℃を超える空気温度とすることで加熱加湿対象室である浴室内を充分に加湿することができる。
また、本実施の形態においては加湿部5において温水を噴霧することにより加湿を行う構成としたが、浴室が狭小(0.5坪程度)でそれほど大量な加湿を必要としない場合においては通常温度(20℃程度)の水道水などを使用してもその作用効果に差異を生じず、望ましくは浴室の広さや浴室外の温度雰囲気等に応じて浴室内が目的の温湿度となるように噴出ノズル6より噴出する加湿水の温度を適宜設定することが望ましい。さらには加湿水を噴霧する方法だけでなく、超音波発振子などを用いて空気中に微細な水滴を拡散させる方式をとってもよくその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態において噴霧水滴破砕手段7は特に説明はしなかったが噴霧後の微細水滴をさらに細かく破砕するための手段であり、噴出ノズル6から噴霧された推進力を持った微細な水滴を回転体や形状を凸凹にした壁面、また材質を考慮した壁面に水滴を噴霧する方法により水滴を細かく破砕する手段であれば良く、その形状や材質等を限定するものではない。なお望ましくは、噴霧水破砕手段への水滴の衝突時に相対速度が極力大きくなり、なおかつ多方向に反射するような形状を取ることによってより細かい水滴に破砕することが可能になる。
また、本実施例においてはエリミネータ8を通過する水滴径を10μm以下としたが、水滴径100μm以下の水滴径であればよく、エリミネータ8を通過し、浴室内に供給される水滴径は入浴者が水滴感を感じることなく入浴できる程度の水滴径であることが望ましく、一般的には10μm以下程度の水滴径とすることでほとんどの人が水滴感を感じることなく入浴を行うことができる。
また、本実施の形態においては液体供給手段として、上水道をそのまま配管で連結して用いているが、水圧の増大を図りたい場合にはポンプ等により圧力を高めて供給しても問題なく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては給水経路124の開閉手段として電磁弁125を用いたが、、何らかの制御手段を用いて回路を開閉できるのであれば他の手段を用いても全く問題は無く、熱動弁等を用いてもその作用効果に差異を生じない。なお望ましくは制御装置114による温湿度の制御が可能な流量調節弁であり且つ制御信号に対する応答性の良いものが好ましい。
加熱加湿対象室に取り付けた加熱加湿装置を用いて加熱加湿対象室内の温湿度を早期に所定の温湿度に調整することが可能となり、一般居室の空調から浴室をサウナ空間にするためのサウナ装置としての用途にも適用できる。また、大加湿量を得ることが可能なため、オフィスや工場などの大空間の空調に適用することも可能である。
本発明の実施の形態1における浴室サウナ装置の概略図 同浴室サウナ装置のフロントパネル構成図 同浴室サウナ装置のサウナモジュールの概略図 同サウナモジュール内の飛散水滴防止板の概略図 同空気加熱用ヒーターの概略図 同換気ユニットの概略図 従来の浴室サウナ装置を示す概略図
符号の説明
1 浴室サウナ装置
2 外装体
3 ヒーター
4 クロスフローファン
5 加湿部
6 噴出ノズル
7 噴霧水滴破砕手段
8 エリミネータ
9 水滴飛散防止板
10 発熱体
11 伝熱用フィン
101 吹出口
102 吸込口
103 送風路
104 本体
105 気液接触部
106 熱水供給部材
107 空気供給部材
108 加熱部材
109 サウナ装置
110 フロントパネル
111 サウナモジュール
112 開口部
113 換気ユニット
114 制御装置
115 フィルター
116 ルーバー
117 ルーバー駆動モータ
118 モータ
120 排水部
122 排水管
123 フロートスイッチ
124 給水経路
125 電磁弁
128 換気用ファン
129 排気ダクト
130 ダンパ
131 ダンパ駆動用モータ

Claims (4)

  1. 空気を送風する送風機と、空気を加熱するための加熱手段と空気を加湿するための加湿手段を備えたサウナ装置において、空気の流通が送風機から加熱手段を経て加湿手段に流入するように構成し、前記加熱手段の下流側に前記加湿手段から飛散する水滴の前記加熱手段への付着を防止する水滴付着防止手段を設けたことを特徴とするサウナ装置。
  2. 加熱加湿対象室内の空気を循環送風するための送風路と、前記加熱加湿対象室内の空気を送風路に送風する送風器と前記加熱加湿対象室内の空気を加熱する加熱手段と、前記加熱加湿対象室内の空気を加湿する加湿手段を備えたサウナ装置において、前記加熱手段が前記送風路内の前記送風機の下流で前記加湿手段の上流の位置に設けられ、前記加熱手段の下流側に前記加湿手段から飛散する水滴の前記加熱手段への付着を防止する水滴付着防止手段を設けたことを特徴とするサウナ装置。
  3. 加熱手段の下流側に加湿手段から飛散する水滴の加熱手段への付着を防止するための水滴飛散防止板を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のサウナ装置。
  4. 水滴飛散防止板がヒーターからの空気の吹出方向に対して傾斜して設けられていることを特徴とする請求項に記載のサウナ装置。
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