JP4857835B2 - 浴室サウナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室内を加熱及び加湿することにより、浴室内をサウナ空間とする浴室サウナ装置に関する。
従来、この種の浴室サウナ装置は、浴室内に設けた吹出口と吸気口を送風路で連通連結し、送風路内に加湿手段を臨ませ温水を噴出させることで浴室内に加温加湿空気を供給する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その浴室サウナ装置について図10を参照しながら説明する。
図10に示すように、この浴室サウナ装置は浴室101内に吹出口102および吸込口103を設け、吸込口103を送風路104で吹出口102に連通連結し、送風路104内に噴霧ノズル105を臨ませ、噴霧ノズル105を給湯器106に接続し、吸込口103にクロスフローファン107を介在させた構成とされている。
送風路104内に備えている温気発生装置108はケース本体109内に吸気連通口110と吹出連通口111と排水口112を設け、それぞれの吸気連通口110及び吹出連通口111を送風路104の吸気側及び吹出側に連通し、ケース本体109内に複数の通気案内板113を配置して迂回混合室114を形成し、吸気連通口110と吹出連通口111とを迂回混合室114を介して連通するとともに迂回混合室114の吸気連絡口110寄りに噴霧ノズル105を臨ませている。
このように構成された浴室サウナ装置では、噴霧ノズル105で噴出された温水噴霧が迂回混合室114内で空気と混合され、加湿加温された温気となり、吹出口102より浴室101内へ送り込まれる。
特開平2−264659号公報(第1−4頁、第1図)
このような従来の浴室サウナ装置では、送風路内に噴霧し加湿を行う場合、比較的大径の水滴が残留し、効率的な加湿が行えず、有効な加湿量を得ることができないという課題があり、より微細な水滴を生成し、より多く送り出すことが要求されている。
また、吹出口から大径の水滴が噴出することで水滴感により入浴者に不快感を与えてしまうという課題があり、この大径の水滴の発生を抑制するかまたは効率よく回収することが要求されている。従来の構成においてはこのような課題を解決するために大掛かりな通気案内板を複数設置するなどの対策がとられていたが、通気抵抗が増大するまたは構成が複雑になってしまうという新たな課題が生じてしまう。
本発明は上記課題を解決するものであり、送風路内に噴霧して加湿を行う場合においても比較的小さな水滴を生成し加湿量の増加を図るとともに、比較的簡便な構成で浴室内に大径の水滴を吹出すことの無い浴室サウナ装置を得ることを目的としている。
上記目的を達成するために本発明が講じた第一の解決手段は、浴室の空気を吸引するための吸込口と、吸引した空気を搬送するための送風路と、浴室内の空気を吸引、送風するための送風手段と、前記送風路内を通過する空気を加湿するための加湿手段と、加湿された空気を浴室に噴出するための吹出口を設けた浴室サウナ装置において、前記加湿手段は、送風路内を通過する空気に加湿水を噴霧することで空気を加湿する方式であり、前記加湿手段内の加湿水噴霧方向に噴霧後の水滴を衝突させ水滴を微細化するための噴霧水滴破砕部を設け、前記噴霧水滴破砕部は噴霧手段の噴霧方向にあって、前記噴霧水滴破砕部が櫛歯状の形状であるものである。
この手段により浴室サウナ装置内において、噴霧手段から噴霧された微細水滴を更に微細な水滴へと破砕することが可能となるため、加湿量の増加が図れるとともに大径の水滴を吹出すことの無い浴室サウナ装置が得られる。また、この手段により噴霧水滴破砕部表面における排水性が良好になり、噴霧水滴破砕部の固体壁面が露出しやすくなり、噴霧手段から噴霧された微細水滴と噴霧水滴破砕部材との接触面において理想的な破砕が可能となる。また、櫛歯間の隙間を送風空気が通過することで破砕した微細形状の水滴をより多く吹出口まで運ぶことが可能となるため、加湿量の増加が図れるとともに大径の水滴を吹出すことの無い浴室サウナ装置が得られる。
また、本発明が講じた第二の解決手段は、前記噴霧水滴破砕部は噴霧手段の噴霧方向にあって、前記噴霧水滴破砕部が水平面に対して勾配を持った形状としたものである。
この手段により噴霧水滴破砕部表面における排水性が良好になり、噴霧水滴破砕部の固体壁面が露出しやすくなり噴霧手段から噴霧された微細水滴と噴霧水滴破砕部材との接触面において理想的な破砕が可能となるため、加湿量の増加が図れるとともに大径の水滴を吹出すことの無い浴室サウナ装置が得られる。
また、本発明が講じた第の解決手段は、前記噴霧水滴破砕部表面が撥水性であるとしたものである。
この手段により噴霧水滴破砕部表面における排水性が良好になり、噴霧水滴破砕部の固体壁面が露出しやすくなるため、噴霧手段から噴霧された微細水滴と噴霧水滴破砕部材との接触面において理想的な破砕が可能となるため、加湿量の増加が図れるとともに大径の水滴を吹出すことの無い浴室サウナ装置が得られる。
本発明によれば送風路内に噴霧し加湿を行う場合においても比較的小さな水滴を生成し加湿量の増加を図るとともに、比較的簡便な構成で浴室内に大径の水滴を吹出し入浴者に不快感を与えることの無い浴室サウナ装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、浴室の空気を吸引するための吸込口と、吸引した空気を搬送するための送風路と、浴室内の空気を吸引、送風するための送風手段と、前記送風路内を通過する空気を加湿するための加湿手段と、加湿された空気を浴室に噴出するための吹出口を設けた浴室サウナ装置において、前記加湿手段は、送風路内を通過する空気に加湿水を噴霧することで空気を加湿する方式であり、前記加湿手段内の加湿水噴霧方向に噴霧後の水滴を衝突させ水滴を微細化するための噴霧水滴破砕部を設け、前記噴霧水滴破砕部は噴霧手段の噴霧方向にあって、前記噴霧水滴破砕部が櫛歯状の形状であるものであり、この手段により浴室サウナ装置内において、噴霧手段から噴霧された微細水滴を更に微細な水滴へと破砕することが可能となるため、加湿量の増加が図れるとともに大径の水滴を吹出すことの無い浴室サウナ装置が得られるという作用を有する。また、この手段により噴霧水滴破砕部表面における排水性が良好になり、噴霧水滴破砕部の固体壁面が露出しやすくなるため、噴霧手段から噴霧された微細水滴と噴霧水滴破砕部材との接触面において理想的な破砕が可能となる。また、櫛歯間の隙間を送風空気が通過することで破砕した微細形状の水滴をより多く吹出口まで運ぶことが可能となるため、加湿量の増加が図れるとともに大径の水滴を吹出すことの無い浴室サウナ装置が得られる。
また、本発明の請求項2記載の発明は、前記噴霧水滴破砕部は噴霧手段の噴霧方向にあって、前記噴霧水滴破砕部が水平面に対して勾配を持った形状としたものであり、この手段により噴霧水滴破砕部表面における排水性が良好になり、噴霧水滴破砕部の固体壁面が露出しやすくなるため、噴霧手段から噴霧された微細水滴と噴霧水滴破砕部材との接触面において理想的な破砕が可能となるため、加湿量の増加が図れるとともに大径の水滴を吹出すことの無い浴室サウナ装置が得られる。
また、本発明の請求項記載の発明は、前記噴霧水滴破砕部表面が撥水性であるとしたものであり、この手段により噴霧水滴破砕部表面における排水性が良好になり、噴霧水滴破砕部の固体壁面が露出しやすくなるため、噴霧手段から噴霧された微細水滴と噴霧水滴破砕部材との接触面において理想的な破砕が可能となるため、加湿量の増加が図れるとともに大径の水滴を吹出すことの無い浴室サウナ装置が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。なお、従来の例と同一部分については同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。
まず本発明における浴室サウナ装置の概略構成について説明する。
図1は本発明の実施の形態における浴室サウナ装置の概略構成を示す概略図である。図1に示すように、この浴室サウナ装置1は外郭を形成する外装体2及びフロントパネル3、浴室内の空気を吸込み加熱加湿した後に再び浴室内に吹出すサウナモジュール4、プレート熱交換器5を含む熱供給部6、外装体2の一面に設けられ、送風路と連通する開口部7に接続された換気ユニット8、またこれらを制御する制御装置9から構成されている。以下にそれぞれの具体的な構成について記す。
図2に示すように外装体2の浴室側一面を形成するフロントパネル3は、浴室内の空気を吸込むための吸込口103、加熱及び加湿した空気を浴室サウナ装置1の外部に吹出すための吹出口102を備えている。また、吸込口103のサウナモジュール4側にはフィルタ10を備えており、浴室内空気を循環させる際に微細な塵や埃の侵入を防止する構造となっている。また、吹出口102部には加熱加湿された空気の吹出方向を可変させるためのルーバ11が設けられており、ルーバ11は制御装置9(図2中には図示せず)に接続されたルーバ駆動用モータ12により自在に稼動することで任意の方向に吹出方向を可変させることができる。
図3に示すようにサウナモジュール4内には、フロントパネル3の吸込口103および吹出口102を連結する送風路104が設けられており、送風路104の吸込口103側に備えられた、制御装置9(図3中には図示せず)により回転数を自在に変更可能なモータ13に接続された送風手段としてのクロスフローファン107が回転することでサウナモジュール4内に空気を送風する。クロスフローファン107の上流側には加熱手段としての空気加熱用の熱交換器であるコイル14を備えており、このコイル14に熱供給部6(図3中には図示せず)より温水を供給することでコイル14を通って浴室から流入する空気が加温され、高温の空気を送風することが可能となる。送風路104内のクロスフローファン107の下流側には加湿部15が設けられている。加湿部15に設けられた噴霧手段としての噴出ノズル105に熱供給部6より温水(例えば40〜80℃)を供給し、供給された温水を噴出ノズル105から微細な水滴として噴霧する。この時、噴霧方向前方に噴霧水滴破砕部16を設け、噴霧された水滴を噴霧水滴破砕部16を用いてさらに微細な形状へと変化させる。噴霧水滴破砕部16は風路内に設置した際に水平面に対して勾配を持った形状とする。この形状によると排水性が良好となり、噴出ノズル105から噴霧する温水と噴霧水滴破砕部16が衝突する箇所に余剰水が滞留することがなくなるため固体壁面が露出し、余剰水に邪魔されることなく水滴を破砕することが可能となる。この際、設置勾配は角度が大きければ大きいほど良いが、望ましくは5°以上の勾配を確保することによって、噴霧温水と噴霧水滴破砕部16の衝突部における余剰水を確実に排水することが可能となる。噴霧水滴破砕部16の表面はシリコン系の薄膜を形成した撥水性であるため、排水性はより良好なものとなる。また噴霧水滴破砕部16は図4に示すように破砕部平面17上に板厚2mm程度の平板18が平板18の板厚と同程度の間隔で配置された櫛歯状の形状であるため、排水性は更に良好な状態となり、櫛歯間の隙間を送風空気が通過することで微細形状の水滴をより多く吹出口102まで運ぶことが可能となる。その際に噴霧水滴破砕部16を超音波発振子により周波数1MHz〜3MHz程度で振動させると、噴霧された水滴と噴霧水滴破砕部16の相対速度は速まり、より微細な水滴に破砕することが可能となる。ここで微細な水滴(例えば水滴径100μm以下)に関しては送風する空気とともに吹出口102に運ばれ浴室内を加湿し、微細な水滴に破砕することができなかった水滴に関しては、排水部112へと向かう。送風空気とともに運ばれる微細な水滴の中でも、比較的水滴径が大なる水滴(例えば水滴径10〜100μm)に関しては加湿部15の吹出口102側に設けられた水滴回収手段としてのエリミネータ19で回収され、排水部112へと向かう。エリミネータ19を通過した微細な水滴(水滴径10μm以下)はコイル14により加熱された空気とともに吹出口102より浴室に供給され、浴室内を加熱加湿する。エリミネータ19は粗いメッシュ状の素材で構成されており、従来の通気案内板113を用いた蛇行風路のような大掛かりな構成を必要とせず、且つ圧力損失も比較的小さくできる。排水部112に向かった水分は排水部112に連結されている排水管20を通り装置外部に排水される。排水部112は加湿部15の最下部に設けられるとともに、底面に排水管接続部が最下端となるように勾配を持たせており、加湿部内に余剰水を滞留させないようにしてある。この際、底面の排水勾配は角度が大きければ大きいほど良いが、望ましくは5°以上の勾配を確保することによって、加湿部内の余剰水を確実に排水することが可能となる。これと同様に、装置外部に接続される排水管20も同等の5°以上の勾配を確保して設置することで装置内への余剰水の滞留を防止することができる。また、排水部112にはフロートスイッチ21を備えており、排水部112の水位上昇を検知し、所定の水位を超えた場合には制御装置9が噴出ノズル105への給水を停止することで加湿部15からの漏水を防止する。
図5に示す熱供給部6において、熱源より供給された循環温水は、分岐部22により加熱用温水循環回路23と加湿用温水循環回路24の二つの経路に分岐される。加熱用温水循環回路23はコイル14に接続されコイル14を加温する。コイル14は図6に示すように、加熱用温水循環回路23から供給された加熱用循環温水を流通させる通水管29と、通水管29外壁部に設けられた伝熱用フィン30から構成され、通水管29内を流通する高温の加熱用循環温水により伝熱用フィン30を加熱し、伝熱用フィン30部に空気を流通させることで空気と熱交換を行い空気を加熱する。加湿用温水循環回路24はプレート熱交換器5に接続されプレート熱交換器5を加温する。プレート熱交換器5は図7に示すように、伝熱壁31によって遮られた高温側経路32と低温側経路33の2つの経路を交互に配置して構成され、加湿用循環温水を高温側経路32に流通させるとともに低温側経路33に加湿に使用する加湿水を対向する方向に流通させることで伝熱壁31を通じて熱交換を行い低温側の液体を加熱する。コイル14及びプレート熱交換器5を出た循環温水は再び加熱用温水循環回路23及び加湿用温水循環回路24を経て、合流部26へと流入し、一つの経路に合流した循環温水は熱源へと戻り、再び加熱されて供給を繰り返す。液体供給手段より供給された水道水は、給水経路25を通りプレート熱交換器5の低温側経路33に接続する。プレート熱交換器5を出た水道水は再び給水経路25を経て噴出ノズル105へと流入する。熱交換し高温となった給水経路25の水道水は噴出ノズル105から噴霧され微細な温水滴となり、加温された浴室内空気とともに浴室内に吹出する。加熱用温水循環回路23を経てコイル14に流入した温水は、コイル14内部においてクロスフローファン107により送風路104を通風する浴室内空気と熱交換を行う。熱交換し高温となった浴室内空気を浴室に再び吹出することで、浴室内を加温する。また、加熱用温水循環回路23および加湿用温水循環回路24の2つの流路には流通を遮断するための熱動弁27を設け、コイル14及びプレート熱交換器5に流入する循環温水の流量を調節することで、加熱及び加湿量を変更可能にする。熱動弁27とは電力を供給することで弁体に連結された弁支持体の温度を上昇させ、弁支持体を膨張変形させることで弁の開閉を行う方式の弁である。また、給水経路25上のプレート熱交換器5上流側には電磁弁28を設け、給水を開閉制御することで加湿水の供給量を変更可能にする。電磁弁28とは電気信号により電磁力を利用した弁が開閉する方式の弁である。
図8に示す換気ユニット8は、浴室内空気を換気ユニット8に吸込むための換気用ファン34と空気の排気経路である排気ダクト35から構成されており、外装体2の一面に設けられた開口部7と開口部7の開口面積を可変させるためのダンパ36を介して接続している。ダンパ36は通常サウナ運転時には閉じられているが、制御装置9(図8中には図示せず)に接続されたダンパ駆動用モータ37により開閉可能であり、換気用ファン34を回転させるとともにダンパ36を開くことで浴室内空気を吸込口103より換気ユニット8内に通風し、排気ダクト35より吹出することで浴室内の換気を行う。換気量の調整はダンパ36の開口面積の変更及び換気用ファン34の回転数制御により行い、これらの組み合わせにより必要とする換気量を実現する。
サウナ運転を開始すると、サウナモジュール4内のモータ13が作動することでクロスフローファン107が回転し、吸込口103より浴室内の空気を吸入し、送風路104を通り吹出口102から再び浴室内に流出することで浴室内空気を循環する。その時、加熱用温水循環回路23および加湿用温水循環回路24の開閉手段である熱動弁27、及び給水経路25の開閉手段である電磁弁28が開かれ、装置内において加熱及び加湿が開始する。この際、フロントパネル3に設けてあるルーバ11が開放し、加熱加湿された空気の吹出方向を制御する。ある程度時間経過し、浴室内の温湿度が所定の値に達したら、モータ13の回転数を変更し、加熱及び加湿量を変更する。その後、更にある程度時間経過し浴室内の温湿度が所定の値を超えたら、浴室内の温湿度を調節するためにモータ13の回転数を変更し、加熱用温水循環回路23及び加湿用温水循環回路24に備えられた熱動弁27及び給水経路25に設けられた電磁弁28の開閉繰り返すことで浴室内の温湿度の制御を行う。サウナ運転停止時には、サウナモジュール4内モータ13の運転を停止し、加熱用温水循環回路23及び加湿用温水循環回路24に備えられた熱動弁27及び給水経路25に設けられた電磁弁28を閉じる。その後、浴室内の乾燥のために換気運転を行うため、外装体2と換気ユニット8の連結部に設けられたダンパ36を開き、換気ユニット8内の換気用ファン34を回転させることで浴室サウナ装置1の吸込口103より流入した浴室内空気を排気ダクト35より浴室外へと排出する。
前述したような動作を実施することでサウナ対象室(浴室)内は高温高湿(40℃/80%程度)の状態となり、入浴者に発汗を促す程度のミストサウナ状態とすることが可能となる。また、本実施の形態の様な構成で加湿部15を形成することにより、従来の蛇行風路の様な大掛かりな構成を組まなくとも、送風路104内で大径な水滴は回収し、比較的小径な水滴のみを浴室内に吹出すことが可能となる。
なお、本実施の形態においてはサウナ対象室を浴室として説明をしたが、高湿度空間になった場合の結露等の問題を解決できるのであれば浴室に限定するものではなく、サウナ専用の空間を別途設ける構成としてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においてのクロスフローファン107を駆動するモータ13は制御装置9により回転数を自在に変更可能なモータ13を用いることとしたが、少なくとも2種類以上の回転数に変更可能であればよく、その作用効果に差異を生じない。なお望ましくは、回転数を線形的に任意の回転数に変化させることが可能なモータであることが好ましい。また、各種設定を変更せずに一定の条件で動作を行う場合においては、一定回転数のみで駆動するモータであっても問題なく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては送風手段としてクロスフローファン107を用いて送風路104内に浴室内の空気を送風したが、風量や消費電力、騒音や振動等の条件を満足するのであればシロッコファン、ターボファン、プロペラファンなどの別方式のファンであっても問題なく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては送風空気を加温する加熱手段としてフィンチューブ式のコイル14を用いたが、送風空気を充分に加温できるのであれば他の加熱手段を用いても全く問題は無く、クロスフローファン107の前方にヒータ、その他の熱源体を用いても、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加湿部15において温水を噴霧することにより加湿を行う構成としたが、浴室が狭小(0.5坪程度)でそれほど大量な加湿を必要としない場合においては通常温度(20℃程度)の水道水などを使用してもその作用効果に差異を生じず、望ましくは浴室の広さや浴室外の温度雰囲気等に応じて浴室内が目的の温湿度となるように噴出ノズル105より噴出する加湿水の温度を適宜設定することが望ましい。
また、本実施の形態においては噴霧水滴破砕部16の形状を破砕部平面17上に板厚2mm程度の平板18が平板18の板厚と同程度の間隔で配置された櫛歯状としたが、排水性と平板間の通気性が良好な形状であれば問題はなく、板厚の異なる平板で構成した場合においてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては噴霧水滴破砕部16の表面をシリコン系の薄膜を形成することで撥水性としたが、噴出ノズル105から噴霧する温水と噴霧水滴破砕部16が衝突する箇所に余剰水が滞留することを防ぐことができるのであれば他の手段を用いても問題はなく、テフロン(登録商標)系の薄膜を形成する方法もしくは撥水性を持つ樹脂を用いてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては噴霧水滴破砕部16が超音波発振子により周波数1MHz〜3MHz程度で振動することとしたが、必要とする大きさまで水滴を破砕できるのであればその範囲内の周波数でなくても、また他の手段を用いても問題はなく、モータを用いた方法やリニア駆動方式を用いてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においてはエリミネータ19を通過する水滴径を10μm以下としたが、水滴径100μm以下の水滴径であればよく、エリミネータ19を通過し、浴室内に供給される水滴径は入浴者が水滴感を感じることなく入浴できる程度の水滴径であることが望ましく、一般的には10μm以下程度の水滴径とすることでほとんどの人が水滴感を感じることなく入浴を行うことができる。
また、本実施の形態において熱交換手段としてプレート熱交換器5を用いたが、効率良く双方の熱交換ができるのであれば他の手段を用いても問題は無く、二重管式やシェルチューブ式の熱交換器等を用いてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては液体供給手段として、上水道をそのまま配管で連結して用いているが、水圧の増大を図りたい場合にはポンプ等により圧力を高めて供給しても問題なく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加熱用温水循環回路23及び加湿用温水循環回路24の開閉手段として熱動弁27を用いたが、何らかの制御手段を用いて回路を開閉できるのであれば他の手段を用いても問題は無く、電磁弁28等を用いてもその作用効果に差異を生じない。なお望ましくは制御装置9による温湿度の制御が可能な流量調節弁であり且つ制御信号に対する応答性の良いものが好ましい。
また、本実施の形態においては給水経路25の開閉手段として電磁弁28を用いたが、何らかの制御手段を用いて回路を開閉できるのであれば他の手段を用いても全く問題は無く、熱動弁27等を用いてもその作用効果に差異を生じない。なお望ましくは制御装置9による温湿度の制御が可能な流量調節弁であり且つ制御信号に対する応答性の良いものが好ましい。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について図面を参照しながら説明する。なお、従来の例および実施の形態1と同一部分については同一の符号を用いて、詳細な説明は省略する。
まず本発明における浴室サウナ装置の概略構成について説明する。
図1は本発明の実施の形態における浴室サウナ装置の概略構成を示す概略図である。図1に示すように、この浴室サウナ装置1は外郭を形成する外装体2及びフロントパネル3、浴室内の空気を吸込み加熱加湿した後に再び浴室内に吹出すサウナモジュール4、プレート熱交換器5を含む熱供給部6、外装体2の一面に設けられ、送風路と連通する開口部7に接続された換気ユニット8、またこれらを制御する制御装置9から構成されている。以下にそれぞれの具体的な構成について記す。
図2に示すように外装体2の浴室側一面を形成するフロントパネル3は、浴室内の空気を吸込むための吸込口103、加熱及び加湿した空気を浴室サウナ装置1の外部に吹出すための吹出口102を備えている。また、吸込口103のサウナモジュール4側にはフィルタ10を備えており、浴室内空気を循環させる際に微細な塵や埃の侵入を防止する構造となっている。また、吹出口102部には加熱加湿された空気の吹出方向を可変させるためのルーバ11が設けられており、ルーバ11は制御装置9(図2中には図示せず)に接続されたルーバ駆動用モータ12により自在に稼動することで任意の方向に吹出方向を可変させることができる。
図3に示すようにサウナモジュール4内には、フロントパネル3の吸込口103および吹出口102を連結する送風路104が設けられており、送風路104の吸込口103側に備えられた、制御装置9(図3中には図示せず)により回転数を自在に変更可能なモータ13に接続された送風手段としてのクロスフローファン107が回転することでサウナモジュール4内に空気を送風する。クロスフローファン107の上流側には加熱手段としての空気加熱用の熱交換器であるコイル14を備えており、このコイル14に熱供給部6(図3中には図示せず)より温水を供給することでコイル14を通って浴室から流入する空気が加温され、高温の空気を送風することが可能となる。送風路104内のクロスフローファン107の下流側には加湿部15が設けられている。加湿部15に設けられた噴霧手段としての噴出ノズル105に熱供給部6より温水(例えば40〜80℃)を供給し、供給された温水を噴出ノズル105から微細な水滴として噴霧する。この時、噴霧方向前方に噴霧水滴破砕部16を設け、噴霧された水滴を噴霧水滴破砕部16を用いてさらに微細な形状へと変化させる。噴霧水滴破砕部16は風路内に設置した際に水平面に対して勾配を持った形状とする。この形状によると排水性が良好となり、噴出ノズル105から噴霧する温水と噴霧水滴破砕部16が衝突する箇所に余剰水が滞留することがなくなるため固体壁面が露出し、余剰水に邪魔されることなく水滴を破砕することが可能となる。この際、設置勾配は角度が大きければ大きいほど良いが、望ましくは5°以上の勾配を確保することによって、噴霧温水と噴霧水滴破砕部16の衝突部における余剰水を確実に排水することが可能となる。噴霧水滴破砕部16の表面はシリコン系の薄膜を形成した撥水性であるため、排水性はより良好なものとなる。また噴霧水滴破砕部16は図9に示すように破砕部平面17から半径5mm程度高さ5mm程度の円錐状の突起物38が隆起した形状であるため、排水性はさらに良好なものとなり、突起物38に温水が衝突することで衝突後の微細水滴の拡散度合いは高まり、微細形状の水滴をより多く吹出口102まで運ぶことが可能となる。その際に噴霧水滴破砕部16を超音波発振子により振動させると、噴霧された水滴と噴霧水滴破砕部16の相対速度は速まり、より微細な水滴に破砕することが可能となる。ここで微細な水滴(例えば水滴径100μm以下)に関しては送風する空気とともに吹出口102に運ばれ浴室内を加湿し、微細な水滴に破砕することができなかった水滴に関しては、排水部112へと向かう。送風空気とともに運ばれる微細な水滴の中でも、比較的水滴径が大なる水滴(例えば水滴径10〜100μm)に関しては加湿部15の吹出口102側に設けられた水滴回収手段としてのエリミネータ19で回収され、排水部112へと向かう。エリミネータ19を通過した微細な水滴(水滴径10μm以下)はコイル14により加熱された空気とともに吹出口102より浴室に供給され、浴室内を加熱加湿する。エリミネータ19は粗いメッシュ状の素材で構成されており、従来の通気案内板113を用いた蛇行風路のような大掛かりな構成を必要とせず、且つ圧力損失も比較的小さくできる。排水部112に向かった水分は排水部112に連結されている排水管20を通り装置外部に排水される。排水部112は加湿部15の最下部に設けられるとともに、底面に排水管接続部が最下端となるように勾配を持たせており、加湿部内に余剰水を滞留させないようにしてある。この際、底面の排水勾配は角度が大きければ大きいほど良いが、望ましくは5°以上の勾配を確保することによって、加湿部内の余剰水を確実に排水することが可能となる。これと同様に、装置外部に接続される排水管20も同等の5°以上の勾配を確保して設置することで装置内への余剰水の滞留を防止することができる。また、排水部112にはフロートスイッチ21を備えており、排水部112の水位上昇を検知し、所定の水位を超えた場合には制御装置9が噴出ノズル105への給水を停止することで加湿部15からの漏水を防止する。
図5に示す熱供給部6において、熱源より供給された循環温水は、分岐部22により加熱用温水循環回路23と加湿用温水循環回路24の二つの経路に分岐される。加熱用温水循環回路23はコイル14に接続されコイル14を加温する。コイル14は図6に示すように、加熱用温水循環回路23から供給された加熱用循環温水を流通させる通水管29と、通水管29外壁部に設けられた伝熱用フィン30から構成され、通水管29内を流通する高温の加熱用循環温水により伝熱用フィン30を加熱し、伝熱用フィン30部に空気を流通させることで空気と熱交換を行い空気を加熱する。加湿用温水循環回路24はプレート熱交換器5に接続されプレート熱交換器5を加温する。プレート熱交換器5は図7に示すように、伝熱壁31によって遮られた高温側経路32と低温側経路33の2つの経路を交互に配置して構成され、加湿用循環温水を高温側経路32に流通させるとともに低温側経路33に加湿に使用する加湿水を対向する方向に流通させることで伝熱壁31を通じて熱交換を行い低温側の液体を加熱する。コイル14及びプレート熱交換器5を出た循環温水は再び加熱用温水循環回路23及び加湿用温水循環回路24を経て、合流部26へと流入し、一つの経路に合流した循環温水は熱源へと戻り、再び加熱されて供給を繰り返す。液体供給手段より供給された水道水は、給水経路25を通りプレート熱交換器5の低温側経路33に接続する。プレート熱交換器5を出た水道水は再び給水経路25を経て噴出ノズル105へと流入する。熱交換し高温となった給水経路25の水道水は噴出ノズル105から噴霧され微細な温水滴となり、加温された浴室内空気とともに浴室内に吹出する。加熱用温水循環回路23を経てコイル14に流入した温水は、コイル14内部においてクロスフローファン107により送風路104を通風する浴室内空気と熱交換を行う。熱交換し高温となった浴室内空気を浴室に再び吹出することで、浴室内を加温する。また、加熱用温水循環回路23および加湿用温水循環回路24の2つの流路には流通を遮断するための熱動弁27を設け、コイル14及びプレート熱交換器5に流入する循環温水の流量を調節することで、加熱及び加湿量を変更可能にする。熱動弁27とは電力を供給することで弁体に連結された弁支持体の温度を上昇させ、弁支持体を膨張変形させることで弁の開閉を行う方式の弁である。また、給水経路25上のプレート熱交換器5上流側には電磁弁28を設け、給水を開閉制御することで加湿水の供給量を変更可能にする。電磁弁28とは電気信号により電磁力を利用した弁が開閉する方式の弁である。
図8に示す換気ユニット8は、浴室内空気を換気ユニット8に吸込むための換気用ファン34と空気の排気経路である排気ダクト35から構成されており、外装体2の一面に設けられた開口部7と開口部7の開口面積を可変させるためのダンパ36を介して接続している。ダンパ36は通常サウナ運転時には閉じられているが、制御装置9(図8中には図示せず)に接続されたダンパ駆動用モータ37により開閉可能であり、換気用ファン34を回転させるとともにダンパ36を開くことで浴室内空気を吸込口103より換気ユニット8内に通風し、排気ダクト35より吹出することで浴室内の換気を行う。換気量の調整はダンパ36の開口面積の変更及び換気用ファン34の回転数制御により行い、これらの組み合わせにより必要とする換気量を実現する。
サウナ運転を開始すると、サウナモジュール4内のモータ13が作動することでクロスフローファン107が回転し、吸込口103より浴室内の空気を吸入し、送風路104を通り吹出口102から再び浴室内に流出することで浴室内空気を循環する。その時、加熱用温水循環回路23および加湿用温水循環回路24の開閉手段である熱動弁27、及び給水経路25の開閉手段である電磁弁28が開かれ、装置内において加熱及び加湿が開始する。この際、フロントパネル3に設けてあるルーバ11が開放し、加熱加湿された空気の吹出方向を制御する。ある程度時間経過し、浴室内の温湿度が所定の値に達したら、モータ13の回転数を変更し、加熱及び加湿量を変更する。その後、更にある程度時間経過し浴室内の温湿度が所定の値を超えたら、浴室内の温湿度を調節するためにモータ13の回転数を変更し、加熱用温水循環回路23及び加湿用温水循環回路24に備えられた熱動弁27及び給水経路25に設けられた電磁弁28の開閉繰り返すことで浴室内の温湿度の制御を行う。サウナ運転停止時には、サウナモジュール4内モータ13の運転を停止し、加熱用温水循環回路23及び加湿用温水循環回路24に備えられた熱動弁27及び給水経路25に設けられた電磁弁28を閉じる。その後、浴室内の乾燥のために換気運転を行うため、外装体2と換気ユニット8の連結部に設けられたダンパ36を開き、換気ユニット8内の換気用ファン34を回転させることで浴室サウナ装置1の吸込口103より流入した浴室内空気を排気ダクト35より浴室外へと排出する。
前述したような動作を実施することでサウナ対象室(浴室)内は高温高湿(40℃/80%程度)の状態となり、入浴者に発汗を促す程度のミストサウナ状態とすることが可能となる。また、本実施の形態の様な構成で加湿部15を形成することにより、従来の蛇行風路の様な大掛かりな構成を組まなくとも、送風路104内で大径な水滴は回収し、比較的小径な水滴のみを浴室内に吹出すことが可能となる。
なお、本実施の形態においてはサウナ対象室を浴室として説明をしたが、高湿度空間になった場合の結露等の問題を解決できるのであれば浴室に限定するものではなく、サウナ専用の空間を別途設ける構成としてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においてのクロスフローファン107を駆動するモータ13は制御装置9により回転数を自在に変更可能なモータ13を用いることとしたが、少なくとも2種類以上の回転数に変更可能であればよく、その作用効果に差異を生じない。なお望ましくは、回転数を線形的に任意の回転数に変化させることが可能なモータであることが好ましい。また、各種設定を変更せずに一定の条件で動作を行う場合においては、一定回転数のみで駆動するモータであっても問題なく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては送風手段としてクロスフローファン107を用いて送風路104内に浴室内の空気を送風したが、風量や消費電力、騒音や振動等の条件を満足するのであればシロッコファン、ターボファン、プロペラファンなどの別方式のファンであっても問題なく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては送風空気を加温する加熱手段としてフィンチューブ式のコイル14を用いたが、送風空気を充分に加温できるのであれば他の加熱手段を用いても全く問題は無く、クロスフローファン107の前方にヒータ、その他の熱源体を用いても、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加湿部15において温水を噴霧することにより加湿を行う構成としたが、浴室が狭小(0.5坪程度)でそれほど大量な加湿を必要としない場合においては通常温度(20℃程度)の水道水などを使用してもその作用効果に差異を生じず、望ましくは浴室の広さや浴室外の温度雰囲気等に応じて浴室内が目的の温湿度となるように噴出ノズル105より噴出する加湿水の温度を適宜設定することが望ましい。
また、噴霧水滴破砕部16は破砕部平面17から半径5mm程度高さ5mm程度の円錐状の突起物38が隆起した形状としたが、噴出ノズル105から噴霧する温水と突起物38が衝突した後の微細水滴の拡散性が向上するのであれば他の形状を用いても問題はなく、半球状や角錐状などの突起物が隆起した形状であってもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては噴霧水滴破砕部16の表面をシリコン系の薄膜を形成することで撥水性としたが、噴出ノズル105から噴霧する温水と噴霧水滴破砕部16が衝突する箇所に余剰水が滞留することを防ぐことができるのであれば他の手段を用いても問題はなく、テフロン(登録商標)系の薄膜を形成する方法もしくは撥水性を持つ樹脂を用いてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては噴霧水滴破砕部16が超音波発振子により周波数1MHz〜3MHz程度で振動することとしたが、必要とする大きさまで水滴を破砕できるのであればその範囲内の周波数でなくても、また他の手段を用いても問題はなく、モータを用いた方法やリニア駆動方式を用いてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においてはエリミネータ19を通過する水滴径を10μm以下としたが、水滴径100μm以下の水滴径であればよく、エリミネータ19を通過し、浴室内に供給される水滴径は入浴者が水滴感を感じることなく入浴できる程度の水滴径であることが望ましく、一般的には10μm以下程度の水滴径とすることでほとんどの人が水滴感を感じることなく入浴を行うことができる。
また、本実施の形態において熱交換手段としてプレート熱交換器5を用いたが、効率良く双方の熱交換ができるのであれば他の手段を用いても問題は無く、二重管式やシェルチューブ式の熱交換器等を用いてもその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては液体供給手段として、上水道をそのまま配管で連結して用いているが、水圧の増大を図りたい場合にはポンプ等により圧力を高めて供給しても問題なく、その作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態においては加熱用温水循環回路23及び加湿用温水循環回路24の開閉手段として熱動弁27を用いたが、何らかの制御手段を用いて回路を開閉できるのであれば他の手段を用いても問題は無く、電磁弁28等を用いてもその作用効果に差異を生じない。なお望ましくは制御装置9による温湿度の制御が可能な流量調節弁であり且つ制御信号に対する応答性の良いものが好ましい。
また、本実施の形態においては給水経路25の開閉手段として電磁弁28を用いたが、何らかの制御手段を用いて回路を開閉できるのであれば他の手段を用いても全く問題は無く、熱動弁27等を用いてもその作用効果に差異を生じない。なお望ましくは制御装置9による温湿度の制御が可能な流量調節弁であり且つ制御信号に対する応答性の良いものが好ましい。
以上のように本発明にかかる浴室サウナ装置は、水滴感を感じさせること無く充分な加湿を得られるものであり、浴室以外の居室を換気空調する装置と併用することで居室の加温加湿を行う用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1、2の浴室サウナ装置概略図 同フロントパネル概略図 本発明の実施の形態1、2の浴室サウナ装置のサウナモジュール部を示す概略図 本発明の実施の形態1の櫛歯形状の噴霧水滴破砕部概略図 本発明の実施の形態1、2の熱供給部概略図 同コイル概略図 同プレート熱交換器概略図 同換気ユニット概略図 突起物が隆起した形状の噴霧水滴破砕部概略図 従来の浴室サウナ装置を示す概略図
符号の説明
1 浴室サウナ装置
2 外装体
3 フロントパネル
4 サウナモジュール
5 プレート熱交換器
6 熱供給部
7 開口部
8 換気ユニット
9 制御装置
10 フィルタ
11 ルーバ
12 ルーバ駆動用モータ
13 モータ
14 コイル
15 加湿部
16 噴霧水滴破砕部
17 破砕部平面
18 平板
19 エリミネータ
20 排水管
21 フロートスイッチ
22 分岐部
23 加熱用温水循環回路
24 加湿用温水循環回路
25 給水経路
26 合流部
27 熱動弁
28 電磁弁
29 通水管
30 伝熱用フィン
31 伝熱壁
32 高温側経路
33 低温側経路
34 換気用ファン
35 排気ダクト
36 ダンパ
37 ダンパ駆動用モータ
38 突起物
101 浴室
102 吹出口
103 吸込口
104 送風路
105 噴出ノズル
106 給湯器
107 クロスフローファン
108 温気発生装置
109 ケース本体
110 吸気連通口
111 吹出連通口
112 排水部
113 通気案内板
114 迂回混合室

Claims (3)

  1. 浴室の空気を吸引するための吸込口と、吸引した空気を搬送するための送風路と、浴室内の空気を吸引、送風するための送風手段と、前記送風路内を通過する空気を加湿するための加湿手段と、加湿された空気を浴室に噴出するための吹出口を設けた浴室サウナ装置において、前記加湿手段は、送風路内を通過する空気に加湿水を噴霧することで空気を加湿する方式であり、前記加湿手段内の加湿水噴霧方向に噴霧後の水滴を衝突させ水滴を微細化するための噴霧水滴破砕部を設け、前記噴霧水滴破砕部は噴霧手段の噴霧方向にあって、前記噴霧水滴破砕部が櫛歯状の形状であることを特徴とする浴室サウナ装置。
  2. 前記噴霧水滴破砕部は噴霧手段の噴霧方向にあって、前記噴霧水滴破砕部が水平面に対して勾配を持った形状であることを特徴とする請求項1記載の浴室サウナ装置。
  3. 前記噴霧水滴破砕部の表面が撥水性であることを特徴とする請求項1または記載の浴室サウナ装置。
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