JP4830784B2 - サウナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室内を中温高湿雰囲気にしサウナ浴をするために用いるサウナ装置に関する。
従来、この種のサウナ装置の一例として浴室の天井に設置し浴室をサウナ室とするミスト装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
サウナには、室内の温度を100℃程度、相対湿度を10%程度の高温低湿環境にするドライ式サウナや、室内の温度を40〜50℃程度、相対湿度を70%以上程度の中高温高湿環境にするスチーム式サウナがある。近年、浴室やシャワー室等に設置し、浴室やシャワー室そのものをサウナルームとして使用可能とするサウナ装置が注目されており、スチーム式のものが種々提案されている。
図8は、従来のこのようなサウナ装置の内部構造の概略を示す要部断面図である。
図8に示すように、浴室の天井101に設置され送風ファン102によって、浴室内の空気を吸気口103から吸気して送風口104より浴室内に送風する送風装置105と、送風装置105に設けられ、給水管106を介して供給される水をスチーム用ヒーター107で加熱してスチームを発生し、そのスチームを浴室内に噴出するスチーム発生装置108とを備えている。
特開2003−207176号公報(第8頁、第1図、第2図)
このような従来のサウナ装置では、スチーム用ヒーター107で水を加熱し加湿する方式であるため、常温水を常温からある程度の温度まで上昇させ、ノズル109より噴射し蒸発加湿する方式となるが、浴室内の空間を40〜50℃、相対湿度70〜100%の低温サウナ空間にするためにはノズル109の噴射温度は50℃以上は必要となる。また、直接浴室内にノズル109より噴射する方式であるため、サウナ対象者が不快感なく水滴を浴びるためにはその時の浴室内温度にもよるが、噴射温度は50〜70℃が体感上にもよく、やはり、体感上からみても、50℃以上の噴射温水が必要となってくる。そこで、常温水を50〜60℃に加熱するためには多大な熱量が必要となり、多大なエネルギーの投入が必要となる。スチーム用ヒーター107で水を加熱するため多くの電気量が必要となり、施工においては大電流対応の施工を行わなければならない。
また、ノズル109からの噴射温水のみで浴室内の温度を上昇させるためには非常に多くの噴射流量が必要となり、つまりは更に多くのエネルギー投入が必要となってくる。
また、前記課題を克服するために図9では温風用ヒーター110を併用した構成としているが、空気加熱用の温風用ヒーター110と水加熱用のスチーム用ヒーター107の2つが必要となりやはり多大なエネルギーの投入が必要となってくる。
以上のことから、このような従来のサウナ装置では、給湯器等特別な熱源を使用しない場合には電気を使用して水を温水に変えるため入力に大きなエネルギーが必要となり、サウナ運転時にランニングコストがかかるという課題があり、ランニングコストつまりは消費電力の低減あるいは早期立ち上がりによりサウナ運転を起動してから入浴できるまでの時間を短縮することが要求されている。
また、ノズル109から噴出される温水が浴室内に直接噴霧されるためサウナ使用者の身体に触れて体感上好ましくないという課題があった。
また、水滴に当たってしまうため、浴室内での読書ができない、サウナ運転中は身体が洗えない等の課題があり、サウナ室内でも読書等行動が制約されない空間を提供することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、給湯器等特別な熱源を使用しなくても消費電力が少なく低ランニングコストで運転でき、また、サウナ装置より吹き出された加湿空気の粒径が微少な状態で浴室内に吹出すことができるサウナ装置を提供することを目的としている。
本発明のサウナ装置は上記目的を達成するために空気を加熱加湿する加熱加湿手段と、サウナ対象室内の空気を排出する換気手段と、前記加熱加湿手段と前記換気手段とを制御する制御手段と、前記サウナ対象に面した位置に吸込口と吹出口を備えたパネル、とを備え、前記サウナ対象室の空気が前記吸込口を介して循環送風手段に備えた循環送風ファンを通じて前記加熱加湿手段の加熱手段に送風され通過後、前記加熱加湿手段の空気を加湿する加湿手段は水を噴射するノズルを有し、前記ノズルより噴射した水が噴射水衝突面としての壁面に衝突することにより空気を加湿する水破砕手段を有する加湿手段を経て前記吹出口より前記サウナ対象室に吹きだし、前記ノズルに常温水を供給するノズル供給配管を接続し、前記加熱手段の風下側により温められた加熱空間で前記ノズル供給配管の外郭を加熱し、前記ノズル供給配管を通じて前記常温水を加熱し、前記加湿手段の貯水部の近傍壁面には外部から水を少量供給することができる吸水用穴を有したものであって、前記加湿手段には吸水用穴を有し、前記吸水用穴からの加湿空気の漏洩がなくなるような前記吸水用穴を閉塞する穴閉塞手段を備えた構成としたものである。
この手段により、通常使用状態のときに吸水用穴を閉塞することにより加湿空気の流出を防ぐことができるため、漏水、能力不足のないサウナ装置が得られる。
本発明によれば、吸水用穴は穴閉塞手段により塞ぐことができるため、加湿手段に設けられた吸水用穴からの加湿空気または水滴の放出を防ぐことができ、製品の加熱加湿能力および、水滴の落下を防止し、快適なサウナ空間を提供することができるという効果のあるサウナ装置を提供することができる。
本発明の請求項1記載のサウナ装置は空気を加熱加湿する加熱加湿手段と、サウナ対象室内の空気を排出する換気手段と、前記加熱加湿手段と前記換気手段とを制御する制御手段と、前記サウナ対象に面した位置に吸込口と吹出口を備えたパネル、とを備え、前記サウナ対象室の空気が前記吸込口を介して循環送風手段に備えた循環送風ファンを通じて前記加熱加湿手段の加熱手段に送風され通過後、前記加熱加湿手段の空気を加湿する加湿手段は水を噴射するノズルを有し、前記ノズルより噴射した水が噴射水衝突面としての壁面に衝突することにより空気を加湿する水破砕手段を有する加湿手段を経て前記吹出口より前記サウナ対象室に吹きだし、前記ノズルに常温水を供給するノズル供給配管を接続し、前記加熱手段の風下側により温められた加熱空間で前記ノズル供給配管の外郭を加熱し、前記ノズル供給配管を通じて前記常温水を加熱し、前記加湿手段の貯水部の近傍壁面には外部から水を少量供給することができる吸水用穴を有したものであって、前記加湿手段には吸水用穴を有し、前記吸水用穴からの加湿空気の漏洩がなくなるような前記吸水用穴を閉塞する穴閉塞手段を備えた構成であり、通常使用状態のときに吸水用穴を閉塞することにより加湿空気の流出を防ぐことができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図5に示すように、浴室等よりなるサウナ対象室1の天井裏空間2にサウナ装置を形成する装置本体3を設け、装置本体3の下面に形成された開口部4は天井開口5を介してサウナ対象室1に連通している。また、装置本体3には水を装置本体3に供給する給水管6および装置本体3から排出される水を排水する排水管7が接続され、サウナ対象室1または装置本体3内部を加熱、加湿する場合には、給水管6を介して市水が装置本体3に送水され、給水管6より供給された市水の一部は加湿として使用され、加湿に使用されなかった水が排水管7より排水されるものである。
また、装置本体3は、一開口面を有した箱状で、内部に空気を加熱加湿する加熱加湿手段8と制御手段9が内蔵され、一方外部にはサウナ対象室1の空気を屋外に排出する換気手段10と換気手段10と装置本体3を連通および連通する開口形状を調節するダンパー11を備え、加熱加湿手段8はサウナ対象室1の空気を循環送風する循環送風手段12と、循環送風する空気を温める加熱手段13と、循環送風する空気を加湿する加湿手段14とを有し、一方制御手段9は換気手段10とダンパー11と循環送風手段12と加熱手段13と加湿手段14と電気的に連結され各々の動作を調節するものである。
サウナ対象1に面した位置にパネル15が位置され、パネル15は吸込口16と吹出口17を備えており、循環送風手段12に備えた循環送風ファン18が駆動することにより、サウナ対象室1の空気が吸込口16を介して装置本体3に吸い込まれ循環送風手段12を通じて加熱加湿手段8の加熱手段13に送風される。
加熱手段13は電気加熱ヒーター19であり、循環送風手段12により送気される空気は電気加熱ヒーター19の内部を通過し、加熱されることとなる。電気加熱ヒーター19は発熱素子(図示せず)と熱伝導フィン(図示せず)により構成されたもので、また熱伝導フィンは電気加熱ヒーター19の熱を有効に空気流に伝えるため空気の流れ方向に対し一定の幅を有しているため、空気流が電気加熱ヒーター19を通過するときに前記熱伝導フィンの幅により整流されることとなる。電気加熱ヒーター19は加熱手段13から加湿手段14を連結する略角筒形状の加湿部循環風路20に備えられ、気流方向に対し上部が先頭になる角度で取り付けられている。電気加熱ヒーター19で整流された空気流は加湿手段14の上部に備えられたノズル21の噴射水が衝突する噴射水衝突面22に集中するような角度で取り付けられている。つまり循環送風手段12により送気された空気流は電気加熱ヒーター19を通過することにより下面に屈曲整流されることとなる。また電気加熱ヒーター19により空気流は80℃以上に加熱されるため噴射水衝突面22には80℃近くの空気が送られることとなる。
加湿手段14は水破砕手段23としてのノズル21と噴射水衝突面22とを備え、一方空気流の下流側には気液分離手段24と一時水を貯水する貯水部25から構成されている。
ノズル21はノズル供給配管26に接続され、ノズル供給配管26は給水口33において水道に直結されており常温水がノズル供給配管26を通じてノズル21に供給されノズル21より噴射されることとなる。ノズル21は略円錐状の表面に水滴が集中して噴射するホロコーンタイプであり、ノズル21内部で供給水が螺旋状に旋回してノズル21噴射口より噴射するものであり旋廻時に空気を巻き込むため、他のタイプのノズルと比較して同水圧に対しての噴射流量が少なくてすみ、さらにノズルのオリフィス径を大きく取れるためスケール等のつまりに対して効果的であり、一方噴射速度も速いため噴射粒径も細かいものとなる。ノズル21から噴射された噴射水は下方にある噴射水衝突面22に衝突しさらに微細化される。微細化された水滴は循環送風手段12により電気加熱ヒーター19を通じて80℃以上に加熱された空気流と交わり加湿空気となる。このとき噴射水衝突面22に衝突した噴射水は微細な水滴を多く含んだものであるため、常温水で噴射しているものではあるが微細な水滴になることで表面積が増大し加熱空気流と接触する面積が増えるため一部は蒸発し、また一部は空気流に乗り下流側に設置されている気液分離手段24に導かれる。このように水滴を微細化することにより水滴を蒸発しやすい状態にすることにより、常温水でも十分に加湿性能を上げることができることとなる。図6に本実施の形態1を用いたときのサウナ対象室1内の温湿度分布の一例を記載する。図6から時間経過とともにサウナ対象室1内が十分な温湿度を有する状態に変化することがわかる。
なお、本実施の形態1では水噴霧のノズル21より噴射した噴射水を用いて水を微細化したが、気液混合で噴射する2流体ノズルを用いてもよく、その作用効果になんら違いはない。
加熱空気と交わった噴射水滴は一部のφ1μm以上の大粒水滴は加湿部循環風路20の下面に落下し、一部は気液分離手段24に侵入することとなる。気液分離手段24は細い線形のステンレス線がランダムに絡まった形状のものであり、噴射水衝突面22で衝突し加熱空気と交わり生成された加湿空気は気液分離手段24のステンレス線の隙間を通過する際に、大粒水滴がステンレス線に衝突付着し、この付着を繰り返すことにより付着水が大きくなり自重で下部に設けられた貯水部25に落下することとなる。一方、φ1μm以下の微細な水滴は気液分離手段24であるステンレス線の隙間を衝突することなく通過し吹出口17よりサウナ対象空間1に吹き出されることとなる。
気液分離手段24の下部には一時水を貯水する貯水部25が備えられ、気液分離手段24で回収された大粒水滴を一時貯水することとなる。貯水部25は電気加熱ヒーター19から下り勾配を持って位置した噴射水衝突面22に対し更に下り勾配を持って配置されており、貯水部25の底面は一部下り勾配を持った底面を形成している。一方貯水部25の底面は排水口27に対して下り勾配を持って形成されており貯水部25に蓄えられた水あるいは温水は排水口27を通じて装置本体3外部に容易に排出されることとなる。
貯水部25は循環送風手段12により送気される気流の流通路内に配置した貯水部循環流通路28と気流の流通路を避けて配置した気流流通路外貯水部29からなり排水口27は気流流通路外貯水部29に備えている。これは排水口27が貯水部循環流通路28内にあると循環送風手段12による空気流も排水口27に流れてしまい貯水部25の排水口27に近傍で空気、水とも乱流が起こりうまく排水されなくなるからである。排水口27はノズル21から噴射した水を排水するために、容易に排水できる十分な口径を有しており、ノズル21より噴射した水の一部は貯水部25に一部滞留するが一定時間後排水口27より装置本体3外部に排出されることとなる。排水口27から排出された水は自然下り勾配の排水管7の施工により一般的には排水溝等に導かれるが、装置本体3の設置がサウナ対象室1である浴室の天井裏空間2であるため浴室の天井裏縁にリブ等凸部があることも多く、装置本体3の排水口27に接続する排水管7がサウナ対象室1である浴室の外部の縁に乗り上げ上り勾配になったり、また排水管27を樹脂管等を用いると角部に角度を設けるときにRが大きくなり結果部分的に上り勾配になってしまう等の施工不具合により排水ができなくなる場合がある。また排水管7がスケール等で詰まった場合も同様である。このため貯水部25の一部に溢水検知手段30としてフロートスイッチが備えられている。溢水検知手段30は気流流通路外貯水部29に備えられ、貯水部25の貯水量が一定値以上となると溢水検知手段が満水を検知し電気的に接続された制御手段9に信号を送り、一方制御手段9は満水検知の信号を受け給水開閉手段である電磁弁(図示せず)に信号を送り給水弁を閉とし給水を止めることによりノズル21からの噴射を停止させるとともにリモコン(図示せず)に信号を送り異常である信号を表示する。溢水検知手段30は気流流通路外貯水部29に備えられているため貯水された水の水面は空気流による波立ち等なく、精度の高い満水検知を行うことができる。一方貯水部25は一定の水を貯水しているため循環送風手段12により送気され水破砕手段23で微細化された水滴は一部が貯水面に接触して気液分離手段24に導かれることとなる。貯水部25の貯水表面に接触した空気は、乾燥空気の場合は湿度成分を授与し加湿空気として気液分離手段24に送られ、また大粒水滴を含んだ加湿空気の場合は大粒水滴が水面と接触することにより貯水部25に吸収されるため、気液分離手段24に侵入する加湿空気流は大粒水滴がある程度除去された加湿空気として送り込まれることとなる。
気液分離手段24を通過した加湿空気は微細水滴のみを含んだ加湿空気となり、吹出口17よりサウナ対象室1に送気されるが、送風空気自体が電気加熱ヒーター19で高温となっているため吹出口17からの微細な水滴は結露を抑制した状態でサウナ対象室1内に拡散されることとなり、微細な状態なままサウナ対象室1である浴室内部に広がるため使用者に水滴によるわずらわしさを与えることのない空間となるサウナ対象室1を提供できるので、サウナ対象室1内での読書が可能となり、サウナ対象室1の利用範囲を広げることができ、また水破砕手段23による水の衝突で水を微細化することにより、レナード効果により負イオンを多く含んだ空気をサウナ対象室1内に送風することができる。
また加湿手段14の貯水部25の近傍壁面には吸水用穴31が設けられている。装置本体3をサウナ対象室1の天井裏空間2に設置する際に給水管6および排水管7の施工を行うが排水管7は自然下り勾配になっていなければノズル21から噴射された噴射水は排水されずに溢水検知手段30が貯水部25の満水を検知しノズル21の噴射を停止してしまうため必ず下り勾配でなければならない。施工時には最後にパネル15を取り付けるため施工途中ではパネル15がついていない状態で装置本体3が天井裏空間2に設置され給水管6および排水管7が接続された状態となる。この状態であると加湿手段14は装置本体3の内部より外側が確認でき、つまり吸水用穴31を確認できることとなる。また排水管7の施工順番が最後となった場合でもパネル15を外すことにより容易に吸水用穴31を確認できる状態にすることができる。吸水用穴31が確認できる状態で吸水用穴31より水を少量加湿手段14内部に供給すると、供給された水は貯水部25に落下し、排水口27に導かれることとなる。排水口27に導かれた供給水は接続された排水管7が下り勾配であるならば、排水管7の開放部側より放出されることとなる。このことにより排水管7の施工が確実に下り勾配で行われたことが確認できる。一方排水管7の施工が上り勾配となっている場合は排水管7の開放部より水が放出されるより先に溢水検知手段30が検知するか、電源が投入されていない場合は装置本体3より溢水することにより排水管7の施工に不具合があったことが確認できる。吸水用穴31を排水口27の近傍に設けることにより、加湿手段14の内部をあまり濡らすことなく排水管7の施工確認を行うことができ、吸水用穴31からの供給水の残水による雑菌の繁殖等を抑制することができる。
一方、施工時の排水管7の確認が終了した後に、吸水用穴31に吸水用穴31を塞ぐ手段として穴閉塞手段32を取り付ける。穴閉塞手段32で加湿手段14の吸水用穴31が塞がれることとなるため、吸水用穴31からの加湿空気の漏洩がなくなることになり、前記漏洩による装置本体内への水滴付着による水滴落下、あるいは加湿成分の漏洩による加湿量低下を防ぐことができる。
(実施の形態2)
次に実施の形態2について説明する。なお実施の形態1と重複する個所は同一記号とし説明は省略する。
図7に示すように、加熱手段13は電気加熱ヒーター19であり、循環送風手段12により送気される空気は電気加熱ヒーター19の内部を通過し、加熱されることとなる。電気加熱ヒーター19は発熱素子(図示せず)と熱伝導フィン(図示せず)により構成されたもので、また熱伝導フィンは電気加熱ヒーター19の熱を有効に空気流に伝えるため空気の流れ方向に対し一定の幅を有しているため、空気流が電気加熱ヒーター19を通過するときに前記熱伝導フィンの幅により整流されることとなる。一方加湿手段14は水破砕手段23としてのノズル21と噴射水衝突面22とを備え、空気流の下流側には気液分離手段24と一時水を貯水する貯水部25から構成されている。ノズル21はノズル供給配管26に接続され、ノズル供給配管26は給水口33を通じて水道に直結されており電気加熱ヒーター19の風下側である加熱空間34を通じてノズル21に接続する構成としている。
上記構成において、給水口33より供給された常温水がノズル供給配管26を通じて供給されることとなるが、加熱空間34を通過する時にノズル供給配管26の外郭は電気加熱ヒーター19で80℃以上に加熱した加熱空気と接触しノズル供給配管26の外郭を通じて熱交換されることとなり、供給された常温水は加熱空間34に配設されたノズル供給配管26を通じて加熱されノズル21の手前では温水となり、ノズル21からは温水を噴射することとなる。ノズル供給配管26が加熱空間34に位置する部分の外郭の表面積が大きいほど、またノズル供給配管26の径が小さければ小さいほど熱の受け取りが大きくなり、またノズル供給配管26の内部を流れる常温水の流速が遅いほどノズル21に供給される供給水の温度が高くなることは言うまでもない。
ノズル21から噴射する噴射水が温水となるため、噴射水衝突面22に衝突する噴射水も温水となる。噴射水衝突面22で衝突した噴射水はさらに微細化され、微細化された水滴は循環送風手段12により電気加熱ヒーター19を通じて80℃以上に加熱された空気流と交わり加湿空気となる。このとき噴射衝突面22に衝突した噴射水は微細な水滴を多く含んだものであり、噴射水が常温水のときは微細な水滴が蒸発するときに電気加熱ヒーター19から送気される加熱空気温度の一部が潜熱を奪って低下させることとなるが、噴射水が温水の場合は加熱空気温度の低下率を低減することができ、吹出口17より供給される加湿空気は高湿高温のものすることができ、さらに加湿性能を上げることができることとなる。
最寒の北海道の地区では冬の暖房時には必ず加湿をする必要があることから暖房装置と加湿装置を一体に設けた空気調和装置の用途にも適用でき、また、温度制御・湿度制御が可能であるので動植物の育成・保存にも適用できる。
本発明の実施の形態1のサウナ装置の構成を示す側面構成図 同サウナ装置を設置した状態を示す斜視図 同サウナ装置のパネルを外した状態の底面構成図 同サウナ装置の構成を示す上面から見た構成図 同サウナ装置の加湿手段の一部を抜粋した斜視図 同サウナ装置のサウナ対象室内の温湿度の立ち上がりを示す図 本発明の実施の形態2のサウナ装置の構成を示す図((a)側面構成図(b)加湿部循環風路の構成を示す詳細図) 従来のサウナ装置の第1の実施例を示す内部構造図 従来のサウナ装置の第2の実施例を示す内部構造図
符号の説明
1 サウナ対象室
8 加熱加湿手段
9 制御手段
10 換気手段
12 循環送風手段
13 加熱手段
14 加湿手段
19 電気加熱ヒーター
20 加湿部循環風路
21 ノズル
22 噴射水衝突面
23 水破砕手段
24 気液分離手段
25 貯水部
26 ノズル供給配管
27 排水口
29 気流流通路外貯水部
30 溢水検知手段
31 吸水用穴
32 穴閉塞手段
34 加熱空間

Claims (1)

  1. 空気を加熱加湿する加熱加湿手段と、サウナ対象室内の空気を排出する換気手段と、前記加熱加湿手段と前記換気手段とを制御する制御手段と、前記サウナ対象に面した位置に吸込口と吹出口を備えたパネル、とを備え、前記サウナ対象室の空気が前記吸込口を介して循環送風手段に備えた循環送風ファンを通じて前記加熱加湿手段の加熱手段に送風され通過後、前記加熱加湿手段の空気を加湿する加湿手段は水を噴射するノズルを有し、前記ノズルより噴射した水が噴射水衝突面としての壁面に衝突することにより空気を加湿する水破砕手段を有する加湿手段を経て前記吹出口より前記サウナ対象室に吹きだし、前記ノズルに常温水を供給するノズル供給配管を接続し、前記加熱手段の風下側により温められた加熱空間で前記ノズル供給配管の外郭を加熱し、前記ノズル供給配管を通じて前記常温水を加熱し、前記加湿手段の貯水部の近傍壁面には外部から水を少量供給することができる吸水用穴を有したものであって、前記加湿手段には前記吸水用穴を有し、前記吸水用穴からの加湿空気の漏洩がなくなるような前記吸水用穴を閉塞する穴閉塞手段を備えたことを特徴とするサウナ装置。
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