JPH0348415B2 - - Google Patents

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JPH0348415B2
JPH0348415B2 JP61195237A JP19523786A JPH0348415B2 JP H0348415 B2 JPH0348415 B2 JP H0348415B2 JP 61195237 A JP61195237 A JP 61195237A JP 19523786 A JP19523786 A JP 19523786A JP H0348415 B2 JPH0348415 B2 JP H0348415B2
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JP
Japan
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air
duct
spray
cold air
box
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JP61195237A
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JPS6354535A (ja
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Chizuko Ozawa
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Landscapes

  • Air Humidification (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、温室、蓄舎のほか、住居、ビル等に
も利用することのできる気化熱利用による冷房装
置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の冷房装置として、アトランダム
にてん結してなる繊維マツトからなる長い冷風ダ
クトを温室内に設置し、該ダクト内に配置した噴
霧ノズルからダクト内に噴霧すると共に、送風機
により該ダクト内に空気を吹きこみ、それにより
霧滴の気化の潜熱により冷却された空気を上記冷
風ダクトの繊維間〓を経て温室内に放出する構成
のものが知られている。しかし、この従来装置
は、ダクト内の未気化の水滴が多量に残留するた
め排水装置が必要となり、しかも冷風ダクトが高
価につく欠点があり、さらに、冷風ダクトは、厚
手の繊維マツトからなり且つ内部に噴霧ノズルを
配置された大型のものであるから、これを例えば
温室内の植物の近くに配置すると、スペースを広
くとり過ぎて経済的に不利となる難点があつた。
そこで、本発明者は、さきに、外気取り入れ口
を開口し、内部に送風機を有する送風ボツクス
と、上記送風機の送風方向にあつて該送風ボツク
スと接続され、内部に噴霧ノズルを有する噴霧室
と、上記噴霧室と接続されると共に冷房すべき室
内に冷気を供給すべく配置され、多数の小空〓を
有するシートからなる冷風ダクトとから構成し、
上記噴霧室の噴霧滴を上記送風機からの送風によ
り噴霧室内で攪拌気化させ、その気化潜熱による
一次冷却を行い、ついで冷風ダクト内に圧送して
気化潜熱による二次冷却を行うようにした冷房装
置を提案し(特願昭61−151805)、それにより上
記のような従来装置の欠点を改善することができ
た。
(発明が解決しようとする課題) しかし、本発明者がさきに提案した冷房装置
は、送風ボツクスに外気取り入れ口のみを設けた
から、冬期等において室内を暖房していると室内
が過乾燥状態となり、加湿が必要となつた場合
は、この装置を使用して上述と同様に寒冷の外気
を取り入れて水蒸気と冷気の室内への放出を行う
と、室内の温度が必要値に達するまでに室内の温
度が大幅に低下して植物に悪影響を与えるばかり
でなく、暖房費用の浪費をもたらす欠点があつ
た。
本発明は、これをさらに改善することを課題と
する。
(問題点を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明の冷房装置
は、 噴霧室の一側面に開けた吹込口に送風ボツクス
を接続すると共に、他側面に吹出口を開設し、 上記送風ボツクスに、上記噴霧室内に送風すべ
き送風機と、選択的に開閉自在の外気取り入れ口
及び内気取り入れ口をそれぞれ設け、 上記噴霧室内に、該噴霧室内に噴霧すべき噴霧
ノズルを設置すると共に、冷房すべき室内に配設
され、多数の小空〓を有する通気性シートからな
る筒状冷風ダクトの一端を上記噴霧室の吹出口に
接続した、構成としてある。
以下温室の冷房装置に実施した例について図面
を参照して説明する。
(実施例) 第1図において、温室の側壁1上部に設けた開
口部2に送風ボツクス3を支持させ、該送風ボツ
クス3の室内側前面に噴霧ボツクス4を連設し、
該噴霧ボツクス4の前面に接続ダクト5…を介し
て長短複数本(本例では4本)の冷風ダクト6…
を接続し、該冷風ダクト6…を低い位置に水平状
態で温室内に放射状に延長して吊支してある。
上記噴霧ボツクス4は第2図示のようにほぼ立
方体状室内を有し、その後側面に上記送風ボツク
ス3内に開放する吹込口7を、それと相対する前
側面に4個の吹出口8…をそれぞれ開口し、該吹
出口8…にそれぞれ接続した接続ダクト5…に上
記冷風ダクト6…の各一端部をそれぞれ接続した
もので、このボツクス4の側壁から給水分岐管
9,9をボツクス4内の吹込口7寄りの位置に挿
入し、両分岐管9,9の挿入部分に噴霧ノズル1
0を2個づつ噴出口を前方へ向けそれぞれ取付
け、各噴霧ノズル10…と吹出口8…との中間位
置に除滴冷却スクリーン11を垂直に取付けてあ
る。
上記除滴冷却スクリーン11は、本例ではナイ
ロン繊維を互に小空〓をあけてアトランダムにて
ん結し、各繊維の交叉部分を接着剤で結合してな
る適宜厚さの繊維マツトで、上記ボツクス4の内
面に取付けられた合成繊維網からなる多孔支持枠
12に支持させてある。
上記給水分岐管9,9はボツクス4外におい
て、第1図示のように給水基管13に接続され、
該基管13は一例として都市水道管に弁に介して
接続されている。なお、上記噴霧ボツクス4の底
面はやや後下りに傾斜し、その傾斜底面の後端部
に排水口14を開設してある。15は排水管であ
る。
上記送風ボツクス3は、第2図示のように後側
面に直接屋外に開口する外気取り入れ口16を、
上側面にフード18を介して屋内に開口する内気
取り入れ口17をそれぞれ設けると共に、各取り
入れ口を開閉する蓋19,20をそれぞれヒンジ
21,22により揺動自在に取付け、ボツクス3
内には上記吹込口7にのぞむ位置に噴霧ボツクス
4内に送風すべき送風機23を取付けてある。2
4は上記蓋19,20を連結するリンクで一方の
開閉に伴い他方を開閉させる。
上記冷風ダクト6は、本例ではポリビニールア
ルコール系(例えばビニロン)等の吸湿性合成樹
脂又は非吸湿性合成樹脂のフイルムに多数の細い
割れ目を平行に入れ、これを割れ目方向に高倍率
に延伸して割り繊維を形成し、該割り繊維をタ
テ、ヨコに交叉積層して互に融着してなる、各タ
テ、ヨコ割り繊維間に小空〓を有する割り繊維不
織布、合成樹脂のテープ、紐、フイラメントをタ
テ、ヨコに交叉して互に融着した小空〓を有する
網状シート、合成繊維もしくは天然繊維で織つた
小空〓を有する織布、その他各種の小空〓を有す
る吸湿性又は非吸湿性シートによりつくられたも
ので、一例として小空〓を有するビニロンの吸湿
性割り繊維不織布を円筒状に丸めて両側端のシー
ル代を互に熱融着によりシール25したものを使
用し、該ダクト6の開口先端部を紐によりきんち
やく口のように狭拡自在に絞つて若干上向きの狭
搾口26に形成すると共に、各ダクト6…を、支
持枠27,27間に水平に張設したワイヤ等の支
持線28に、ダクト6の浄記シール代に取付けた
吊り環29…を介して水平に吊支してある。
上例の作用は次のようである。まず夏期等にお
いて、室内を冷房する場合は、送風ボツクス3の
蓋19を開いて外気取り入れ口16を開き、送風
機23を始動すると共に、弁を開て都市水道管の
水を給水基管13に供給し、各噴霧ノズル10…
から水道圧による噴霧を行うと、まず送風機23
から送られる風が噴霧ボツクス4内に吹き込ん
で、噴出される霧を攪拌して積極的に気化させ、
その気化潜熱による冷却作用(一次冷却)を行
い、残つた霧滴を除滴冷却スクリーン11に吹き
つけ、そこで大部分の霧滴、特に大粒の霧滴を該
スクリーン11の繊維で補捉し、(除滴作用)、一
部の微粒霧滴のみをスクリーン11の繊維間空〓
を通過させ、そのうちスクリーン11を通過した
微粒霧滴は吹出口8…、接続ダクト5…を経て冷
風ダクト6…内に吹きこまれ、その間に気化して
その潜熱により空気の冷却(二次冷却)を行い、
一方スクリーン11に補捉された霧滴は繊維間を
激しく流通する空気に接して気化しつつその潜熱
により流通空気を冷却し(スクリーン冷却作用)、
冷却された空気は吹出口8…、接続ダクト5…を
経て冷風ダクト6…内に吹きこまれる。ダクト6
…内の冷気はダクト周面の小空〓から静圧で温室
内に放出されつつ先端の狭搾口26から上向きに
放出される。この場合、各ダクト6…全周面の小
空〓から放出される冷気は微風となつて植物の葉
に当り、植物の成育に有効である。
上記のように噴霧室で噴出された霧滴は、上記
一次、二次冷却及びスクリーン冷却にあずかるか
ら、冷風ダクト6内に未気化のまま残るものはほ
とんどない。
なお、冷風ダクト6内に未気化の霧滴が浮遊す
る場合、これら霧滴がダクト6を構成する吸湿性
シートに吸収され、この吸収水分がダクトの小空
〓から放出される空気によつて気化され、その潜
熱により上記放出空気をさらに冷却する。
上記送風機23から送られる風は通常らせん状
に旋回して流れるが、除滴スクリーン11を通過
することによりそのらせん状気流をほぼ定常流に
整流され(整流作用)、それにより冷風ダクト6
…がはためくのを防止する。
又、上記送風機23によりじんあい、虫等を含
んだ外気が直接吹きこまれるが、この外気が除滴
スクリーン11を通過する間に空気中のじんあい
等を該スクリーン11の繊維で補捉され、しかも
スクリーン11の各繊維には上述のように霧滴が
連続的に吹きつけられているから、これらの水滴
がじんあい等を補捉をさらに促進し(除じん作
用)、それと共に各繊維に付着した未気化の水滴
が増量するに伴い繊維を伝つて噴霧ボツクス4底
面に流れ落ちるが、これら流れ落ちる水によつて
繊維に付着したじんあい等を洗い落す(洗浄作
用)のである。ボツクス4底面に落ちたじんあい
等を含む水は排水口14から排出される。
次に、冬期等において室内を暖房していると室
内が過乾状態になり、加湿が必要となる場合があ
る。このような場合は、送風ボツクス3の外気取
り入れ口16を蓋19で閉じ、代つて内気取り入
れ口17の蓋20を開き、送風機23を始動する
と共に噴霧ノズル10…から噴霧を行うと、上述
と同様に微粒霧滴がダクト6内に吹きこまれ、そ
の間に水蒸気に気化すると共に気化の潜熱により
ダクト6内の空気を冷却し、この水蒸気と冷気が
ダクト6周面の多数小空〓から室内に放出され
る。室内に加湿された空気は上記送風ボツクス3
の内気取り入れ口17から取り入れられて再び霧
滴を付加されてダクト6内に吹きこまれて同様に
水蒸気と冷気を室内に放出し、このように加湿さ
れた室内空気が循環されるので、室内の湿度が短
時間のうちに必要値に達するから、暖房中の室内
にダクト6から放出される冷気の逆作用を最小限
に止めることができる。
上例において、噴霧ボツクス4が低い位置にあ
る場合は、送風ダクト6を直接噴霧ボツクス4に
接続してもよい。
(発明の効果) 本発明の冷房装置によれば、頬霧室内で送風に
より霧滴を攪拌して積極的に気化させ、その気化
潜熱による一次冷却と、ついで、残つた霧滴を冷
風ダクト内に圧送して気化させ、その気化潜熱に
よる二次冷却とを連続的に行うことにより冷風ダ
クト内に未気化の水滴をほとんど残留させること
がなくなり、それにより従来装置に必要な排水装
置を省略することができ、また、冷風ダクトは、
多数の小空〓を有するシートからなる極めて安価
なものであるから、従来装置と比較して大巾のコ
スト低下を実現できると共に、冷風ダクトは、上
記の薄手のシートからなり且つ従来装置と異な
り、内部に噴霧ノズル等の器機を全く配置してい
ないから、従来のものより小径化でき、それによ
り室内での配置スペースを縮少でき、さらに本発
明の冷房装置によれば、夏期には外気取り入れ口
を開いて冷房を行うが、冬期等に室内に暖房して
いるとき室内が過乾燥状態となり、加湿が必要に
なつた場合は、内気取り入れ口を開いて暖房を開
始すると、短時間で室内温度を必要値に高めるこ
とができ、その際室内温度をわずか低下させるに
止めることができるから、、従来装置と比較して
はるかに経済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は温室冷
房構造の一部省略側面図、第2図は冷房装置部分
の拡大縦断側面図である。 3……送風ボツクス、4……噴霧ボツクス、6
……冷風ダクト、7……吹込口、8……吹出口、
10……噴霧ノズル、16……外気取り入れ口、
17……内気取り入れ口、23……送風機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 噴霧室の一側面に開けた吹込口に送風ボツク
    スを接続すると共に、他側面に吹出口を開設し、 上記送風ボツクスに、上記噴霧室内に送風すべ
    き送風機と、選択的に開閉自在の外気取り入れ口
    及び内気取り入れ口をそれぞれ設け、 上記噴霧室内に、該噴霧室内に噴霧すべき噴霧
    ノズルを設置すると共に、冷房すべき室内に配設
    され、多数の小型〓を有する通気性シートからな
    る筒状冷風ダクトの一端を上記噴霧室の吹出口に
    接続した、 冷房装置。
JP61195237A 1986-08-22 1986-08-22 冷房装置 Granted JPS6354535A (ja)

Priority Applications (1)

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JP61195237A JPS6354535A (ja) 1986-08-22 1986-08-22 冷房装置

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JP61195237A JPS6354535A (ja) 1986-08-22 1986-08-22 冷房装置

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JPS6354535A JPS6354535A (ja) 1988-03-08
JPH0348415B2 true JPH0348415B2 (ja) 1991-07-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101206063B (zh) * 2006-12-19 2011-11-23 三机工业株式会社 制冷装置
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JPS5712937A (en) * 1980-06-28 1982-01-22 Oriental Yeast Co Ltd Culturing of fine animal

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JPS6354535A (ja) 1988-03-08

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