JPH0348415B2 - - Google Patents
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- JPH0348415B2 JPH0348415B2 JP61195237A JP19523786A JPH0348415B2 JP H0348415 B2 JPH0348415 B2 JP H0348415B2 JP 61195237 A JP61195237 A JP 61195237A JP 19523786 A JP19523786 A JP 19523786A JP H0348415 B2 JPH0348415 B2 JP H0348415B2
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- air
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- cold air
- box
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Links
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Landscapes
- Air Humidification (AREA)
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、温室、蓄舎のほか、住居、ビル等に
も利用することのできる気化熱利用による冷房装
置に関する。
も利用することのできる気化熱利用による冷房装
置に関する。
(従来の技術)
従来、この種の冷房装置として、アトランダム
にてん結してなる繊維マツトからなる長い冷風ダ
クトを温室内に設置し、該ダクト内に配置した噴
霧ノズルからダクト内に噴霧すると共に、送風機
により該ダクト内に空気を吹きこみ、それにより
霧滴の気化の潜熱により冷却された空気を上記冷
風ダクトの繊維間〓を経て温室内に放出する構成
のものが知られている。しかし、この従来装置
は、ダクト内の未気化の水滴が多量に残留するた
め排水装置が必要となり、しかも冷風ダクトが高
価につく欠点があり、さらに、冷風ダクトは、厚
手の繊維マツトからなり且つ内部に噴霧ノズルを
配置された大型のものであるから、これを例えば
温室内の植物の近くに配置すると、スペースを広
くとり過ぎて経済的に不利となる難点があつた。
にてん結してなる繊維マツトからなる長い冷風ダ
クトを温室内に設置し、該ダクト内に配置した噴
霧ノズルからダクト内に噴霧すると共に、送風機
により該ダクト内に空気を吹きこみ、それにより
霧滴の気化の潜熱により冷却された空気を上記冷
風ダクトの繊維間〓を経て温室内に放出する構成
のものが知られている。しかし、この従来装置
は、ダクト内の未気化の水滴が多量に残留するた
め排水装置が必要となり、しかも冷風ダクトが高
価につく欠点があり、さらに、冷風ダクトは、厚
手の繊維マツトからなり且つ内部に噴霧ノズルを
配置された大型のものであるから、これを例えば
温室内の植物の近くに配置すると、スペースを広
くとり過ぎて経済的に不利となる難点があつた。
そこで、本発明者は、さきに、外気取り入れ口
を開口し、内部に送風機を有する送風ボツクス
と、上記送風機の送風方向にあつて該送風ボツク
スと接続され、内部に噴霧ノズルを有する噴霧室
と、上記噴霧室と接続されると共に冷房すべき室
内に冷気を供給すべく配置され、多数の小空〓を
有するシートからなる冷風ダクトとから構成し、
上記噴霧室の噴霧滴を上記送風機からの送風によ
り噴霧室内で攪拌気化させ、その気化潜熱による
一次冷却を行い、ついで冷風ダクト内に圧送して
気化潜熱による二次冷却を行うようにした冷房装
置を提案し(特願昭61−151805)、それにより上
記のような従来装置の欠点を改善することができ
た。
を開口し、内部に送風機を有する送風ボツクス
と、上記送風機の送風方向にあつて該送風ボツク
スと接続され、内部に噴霧ノズルを有する噴霧室
と、上記噴霧室と接続されると共に冷房すべき室
内に冷気を供給すべく配置され、多数の小空〓を
有するシートからなる冷風ダクトとから構成し、
上記噴霧室の噴霧滴を上記送風機からの送風によ
り噴霧室内で攪拌気化させ、その気化潜熱による
一次冷却を行い、ついで冷風ダクト内に圧送して
気化潜熱による二次冷却を行うようにした冷房装
置を提案し(特願昭61−151805)、それにより上
記のような従来装置の欠点を改善することができ
た。
(発明が解決しようとする課題)
しかし、本発明者がさきに提案した冷房装置
は、送風ボツクスに外気取り入れ口のみを設けた
から、冬期等において室内を暖房していると室内
が過乾燥状態となり、加湿が必要となつた場合
は、この装置を使用して上述と同様に寒冷の外気
を取り入れて水蒸気と冷気の室内への放出を行う
と、室内の温度が必要値に達するまでに室内の温
度が大幅に低下して植物に悪影響を与えるばかり
でなく、暖房費用の浪費をもたらす欠点があつ
た。
は、送風ボツクスに外気取り入れ口のみを設けた
から、冬期等において室内を暖房していると室内
が過乾燥状態となり、加湿が必要となつた場合
は、この装置を使用して上述と同様に寒冷の外気
を取り入れて水蒸気と冷気の室内への放出を行う
と、室内の温度が必要値に達するまでに室内の温
度が大幅に低下して植物に悪影響を与えるばかり
でなく、暖房費用の浪費をもたらす欠点があつ
た。
本発明は、これをさらに改善することを課題と
する。
する。
(問題点を解決するための手段)
上記課題を解決するため、本発明の冷房装置
は、 噴霧室の一側面に開けた吹込口に送風ボツクス
を接続すると共に、他側面に吹出口を開設し、 上記送風ボツクスに、上記噴霧室内に送風すべ
き送風機と、選択的に開閉自在の外気取り入れ口
及び内気取り入れ口をそれぞれ設け、 上記噴霧室内に、該噴霧室内に噴霧すべき噴霧
ノズルを設置すると共に、冷房すべき室内に配設
され、多数の小空〓を有する通気性シートからな
る筒状冷風ダクトの一端を上記噴霧室の吹出口に
接続した、構成としてある。
は、 噴霧室の一側面に開けた吹込口に送風ボツクス
を接続すると共に、他側面に吹出口を開設し、 上記送風ボツクスに、上記噴霧室内に送風すべ
き送風機と、選択的に開閉自在の外気取り入れ口
及び内気取り入れ口をそれぞれ設け、 上記噴霧室内に、該噴霧室内に噴霧すべき噴霧
ノズルを設置すると共に、冷房すべき室内に配設
され、多数の小空〓を有する通気性シートからな
る筒状冷風ダクトの一端を上記噴霧室の吹出口に
接続した、構成としてある。
以下温室の冷房装置に実施した例について図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
(実施例)
第1図において、温室の側壁1上部に設けた開
口部2に送風ボツクス3を支持させ、該送風ボツ
クス3の室内側前面に噴霧ボツクス4を連設し、
該噴霧ボツクス4の前面に接続ダクト5…を介し
て長短複数本(本例では4本)の冷風ダクト6…
を接続し、該冷風ダクト6…を低い位置に水平状
態で温室内に放射状に延長して吊支してある。
口部2に送風ボツクス3を支持させ、該送風ボツ
クス3の室内側前面に噴霧ボツクス4を連設し、
該噴霧ボツクス4の前面に接続ダクト5…を介し
て長短複数本(本例では4本)の冷風ダクト6…
を接続し、該冷風ダクト6…を低い位置に水平状
態で温室内に放射状に延長して吊支してある。
上記噴霧ボツクス4は第2図示のようにほぼ立
方体状室内を有し、その後側面に上記送風ボツク
ス3内に開放する吹込口7を、それと相対する前
側面に4個の吹出口8…をそれぞれ開口し、該吹
出口8…にそれぞれ接続した接続ダクト5…に上
記冷風ダクト6…の各一端部をそれぞれ接続した
もので、このボツクス4の側壁から給水分岐管
9,9をボツクス4内の吹込口7寄りの位置に挿
入し、両分岐管9,9の挿入部分に噴霧ノズル1
0を2個づつ噴出口を前方へ向けそれぞれ取付
け、各噴霧ノズル10…と吹出口8…との中間位
置に除滴冷却スクリーン11を垂直に取付けてあ
る。
方体状室内を有し、その後側面に上記送風ボツク
ス3内に開放する吹込口7を、それと相対する前
側面に4個の吹出口8…をそれぞれ開口し、該吹
出口8…にそれぞれ接続した接続ダクト5…に上
記冷風ダクト6…の各一端部をそれぞれ接続した
もので、このボツクス4の側壁から給水分岐管
9,9をボツクス4内の吹込口7寄りの位置に挿
入し、両分岐管9,9の挿入部分に噴霧ノズル1
0を2個づつ噴出口を前方へ向けそれぞれ取付
け、各噴霧ノズル10…と吹出口8…との中間位
置に除滴冷却スクリーン11を垂直に取付けてあ
る。
上記除滴冷却スクリーン11は、本例ではナイ
ロン繊維を互に小空〓をあけてアトランダムにて
ん結し、各繊維の交叉部分を接着剤で結合してな
る適宜厚さの繊維マツトで、上記ボツクス4の内
面に取付けられた合成繊維網からなる多孔支持枠
12に支持させてある。
ロン繊維を互に小空〓をあけてアトランダムにて
ん結し、各繊維の交叉部分を接着剤で結合してな
る適宜厚さの繊維マツトで、上記ボツクス4の内
面に取付けられた合成繊維網からなる多孔支持枠
12に支持させてある。
上記給水分岐管9,9はボツクス4外におい
て、第1図示のように給水基管13に接続され、
該基管13は一例として都市水道管に弁に介して
接続されている。なお、上記噴霧ボツクス4の底
面はやや後下りに傾斜し、その傾斜底面の後端部
に排水口14を開設してある。15は排水管であ
る。
て、第1図示のように給水基管13に接続され、
該基管13は一例として都市水道管に弁に介して
接続されている。なお、上記噴霧ボツクス4の底
面はやや後下りに傾斜し、その傾斜底面の後端部
に排水口14を開設してある。15は排水管であ
る。
上記送風ボツクス3は、第2図示のように後側
面に直接屋外に開口する外気取り入れ口16を、
上側面にフード18を介して屋内に開口する内気
取り入れ口17をそれぞれ設けると共に、各取り
入れ口を開閉する蓋19,20をそれぞれヒンジ
21,22により揺動自在に取付け、ボツクス3
内には上記吹込口7にのぞむ位置に噴霧ボツクス
4内に送風すべき送風機23を取付けてある。2
4は上記蓋19,20を連結するリンクで一方の
開閉に伴い他方を開閉させる。
面に直接屋外に開口する外気取り入れ口16を、
上側面にフード18を介して屋内に開口する内気
取り入れ口17をそれぞれ設けると共に、各取り
入れ口を開閉する蓋19,20をそれぞれヒンジ
21,22により揺動自在に取付け、ボツクス3
内には上記吹込口7にのぞむ位置に噴霧ボツクス
4内に送風すべき送風機23を取付けてある。2
4は上記蓋19,20を連結するリンクで一方の
開閉に伴い他方を開閉させる。
上記冷風ダクト6は、本例ではポリビニールア
ルコール系(例えばビニロン)等の吸湿性合成樹
脂又は非吸湿性合成樹脂のフイルムに多数の細い
割れ目を平行に入れ、これを割れ目方向に高倍率
に延伸して割り繊維を形成し、該割り繊維をタ
テ、ヨコに交叉積層して互に融着してなる、各タ
テ、ヨコ割り繊維間に小空〓を有する割り繊維不
織布、合成樹脂のテープ、紐、フイラメントをタ
テ、ヨコに交叉して互に融着した小空〓を有する
網状シート、合成繊維もしくは天然繊維で織つた
小空〓を有する織布、その他各種の小空〓を有す
る吸湿性又は非吸湿性シートによりつくられたも
ので、一例として小空〓を有するビニロンの吸湿
性割り繊維不織布を円筒状に丸めて両側端のシー
ル代を互に熱融着によりシール25したものを使
用し、該ダクト6の開口先端部を紐によりきんち
やく口のように狭拡自在に絞つて若干上向きの狭
搾口26に形成すると共に、各ダクト6…を、支
持枠27,27間に水平に張設したワイヤ等の支
持線28に、ダクト6の浄記シール代に取付けた
吊り環29…を介して水平に吊支してある。
ルコール系(例えばビニロン)等の吸湿性合成樹
脂又は非吸湿性合成樹脂のフイルムに多数の細い
割れ目を平行に入れ、これを割れ目方向に高倍率
に延伸して割り繊維を形成し、該割り繊維をタ
テ、ヨコに交叉積層して互に融着してなる、各タ
テ、ヨコ割り繊維間に小空〓を有する割り繊維不
織布、合成樹脂のテープ、紐、フイラメントをタ
テ、ヨコに交叉して互に融着した小空〓を有する
網状シート、合成繊維もしくは天然繊維で織つた
小空〓を有する織布、その他各種の小空〓を有す
る吸湿性又は非吸湿性シートによりつくられたも
ので、一例として小空〓を有するビニロンの吸湿
性割り繊維不織布を円筒状に丸めて両側端のシー
ル代を互に熱融着によりシール25したものを使
用し、該ダクト6の開口先端部を紐によりきんち
やく口のように狭拡自在に絞つて若干上向きの狭
搾口26に形成すると共に、各ダクト6…を、支
持枠27,27間に水平に張設したワイヤ等の支
持線28に、ダクト6の浄記シール代に取付けた
吊り環29…を介して水平に吊支してある。
上例の作用は次のようである。まず夏期等にお
いて、室内を冷房する場合は、送風ボツクス3の
蓋19を開いて外気取り入れ口16を開き、送風
機23を始動すると共に、弁を開て都市水道管の
水を給水基管13に供給し、各噴霧ノズル10…
から水道圧による噴霧を行うと、まず送風機23
から送られる風が噴霧ボツクス4内に吹き込ん
で、噴出される霧を攪拌して積極的に気化させ、
その気化潜熱による冷却作用(一次冷却)を行
い、残つた霧滴を除滴冷却スクリーン11に吹き
つけ、そこで大部分の霧滴、特に大粒の霧滴を該
スクリーン11の繊維で補捉し、(除滴作用)、一
部の微粒霧滴のみをスクリーン11の繊維間空〓
を通過させ、そのうちスクリーン11を通過した
微粒霧滴は吹出口8…、接続ダクト5…を経て冷
風ダクト6…内に吹きこまれ、その間に気化して
その潜熱により空気の冷却(二次冷却)を行い、
一方スクリーン11に補捉された霧滴は繊維間を
激しく流通する空気に接して気化しつつその潜熱
により流通空気を冷却し(スクリーン冷却作用)、
冷却された空気は吹出口8…、接続ダクト5…を
経て冷風ダクト6…内に吹きこまれる。ダクト6
…内の冷気はダクト周面の小空〓から静圧で温室
内に放出されつつ先端の狭搾口26から上向きに
放出される。この場合、各ダクト6…全周面の小
空〓から放出される冷気は微風となつて植物の葉
に当り、植物の成育に有効である。
いて、室内を冷房する場合は、送風ボツクス3の
蓋19を開いて外気取り入れ口16を開き、送風
機23を始動すると共に、弁を開て都市水道管の
水を給水基管13に供給し、各噴霧ノズル10…
から水道圧による噴霧を行うと、まず送風機23
から送られる風が噴霧ボツクス4内に吹き込ん
で、噴出される霧を攪拌して積極的に気化させ、
その気化潜熱による冷却作用(一次冷却)を行
い、残つた霧滴を除滴冷却スクリーン11に吹き
つけ、そこで大部分の霧滴、特に大粒の霧滴を該
スクリーン11の繊維で補捉し、(除滴作用)、一
部の微粒霧滴のみをスクリーン11の繊維間空〓
を通過させ、そのうちスクリーン11を通過した
微粒霧滴は吹出口8…、接続ダクト5…を経て冷
風ダクト6…内に吹きこまれ、その間に気化して
その潜熱により空気の冷却(二次冷却)を行い、
一方スクリーン11に補捉された霧滴は繊維間を
激しく流通する空気に接して気化しつつその潜熱
により流通空気を冷却し(スクリーン冷却作用)、
冷却された空気は吹出口8…、接続ダクト5…を
経て冷風ダクト6…内に吹きこまれる。ダクト6
…内の冷気はダクト周面の小空〓から静圧で温室
内に放出されつつ先端の狭搾口26から上向きに
放出される。この場合、各ダクト6…全周面の小
空〓から放出される冷気は微風となつて植物の葉
に当り、植物の成育に有効である。
上記のように噴霧室で噴出された霧滴は、上記
一次、二次冷却及びスクリーン冷却にあずかるか
ら、冷風ダクト6内に未気化のまま残るものはほ
とんどない。
一次、二次冷却及びスクリーン冷却にあずかるか
ら、冷風ダクト6内に未気化のまま残るものはほ
とんどない。
なお、冷風ダクト6内に未気化の霧滴が浮遊す
る場合、これら霧滴がダクト6を構成する吸湿性
シートに吸収され、この吸収水分がダクトの小空
〓から放出される空気によつて気化され、その潜
熱により上記放出空気をさらに冷却する。
る場合、これら霧滴がダクト6を構成する吸湿性
シートに吸収され、この吸収水分がダクトの小空
〓から放出される空気によつて気化され、その潜
熱により上記放出空気をさらに冷却する。
上記送風機23から送られる風は通常らせん状
に旋回して流れるが、除滴スクリーン11を通過
することによりそのらせん状気流をほぼ定常流に
整流され(整流作用)、それにより冷風ダクト6
…がはためくのを防止する。
に旋回して流れるが、除滴スクリーン11を通過
することによりそのらせん状気流をほぼ定常流に
整流され(整流作用)、それにより冷風ダクト6
…がはためくのを防止する。
又、上記送風機23によりじんあい、虫等を含
んだ外気が直接吹きこまれるが、この外気が除滴
スクリーン11を通過する間に空気中のじんあい
等を該スクリーン11の繊維で補捉され、しかも
スクリーン11の各繊維には上述のように霧滴が
連続的に吹きつけられているから、これらの水滴
がじんあい等を補捉をさらに促進し(除じん作
用)、それと共に各繊維に付着した未気化の水滴
が増量するに伴い繊維を伝つて噴霧ボツクス4底
面に流れ落ちるが、これら流れ落ちる水によつて
繊維に付着したじんあい等を洗い落す(洗浄作
用)のである。ボツクス4底面に落ちたじんあい
等を含む水は排水口14から排出される。
んだ外気が直接吹きこまれるが、この外気が除滴
スクリーン11を通過する間に空気中のじんあい
等を該スクリーン11の繊維で補捉され、しかも
スクリーン11の各繊維には上述のように霧滴が
連続的に吹きつけられているから、これらの水滴
がじんあい等を補捉をさらに促進し(除じん作
用)、それと共に各繊維に付着した未気化の水滴
が増量するに伴い繊維を伝つて噴霧ボツクス4底
面に流れ落ちるが、これら流れ落ちる水によつて
繊維に付着したじんあい等を洗い落す(洗浄作
用)のである。ボツクス4底面に落ちたじんあい
等を含む水は排水口14から排出される。
次に、冬期等において室内を暖房していると室
内が過乾状態になり、加湿が必要となる場合があ
る。このような場合は、送風ボツクス3の外気取
り入れ口16を蓋19で閉じ、代つて内気取り入
れ口17の蓋20を開き、送風機23を始動する
と共に噴霧ノズル10…から噴霧を行うと、上述
と同様に微粒霧滴がダクト6内に吹きこまれ、そ
の間に水蒸気に気化すると共に気化の潜熱により
ダクト6内の空気を冷却し、この水蒸気と冷気が
ダクト6周面の多数小空〓から室内に放出され
る。室内に加湿された空気は上記送風ボツクス3
の内気取り入れ口17から取り入れられて再び霧
滴を付加されてダクト6内に吹きこまれて同様に
水蒸気と冷気を室内に放出し、このように加湿さ
れた室内空気が循環されるので、室内の湿度が短
時間のうちに必要値に達するから、暖房中の室内
にダクト6から放出される冷気の逆作用を最小限
に止めることができる。
内が過乾状態になり、加湿が必要となる場合があ
る。このような場合は、送風ボツクス3の外気取
り入れ口16を蓋19で閉じ、代つて内気取り入
れ口17の蓋20を開き、送風機23を始動する
と共に噴霧ノズル10…から噴霧を行うと、上述
と同様に微粒霧滴がダクト6内に吹きこまれ、そ
の間に水蒸気に気化すると共に気化の潜熱により
ダクト6内の空気を冷却し、この水蒸気と冷気が
ダクト6周面の多数小空〓から室内に放出され
る。室内に加湿された空気は上記送風ボツクス3
の内気取り入れ口17から取り入れられて再び霧
滴を付加されてダクト6内に吹きこまれて同様に
水蒸気と冷気を室内に放出し、このように加湿さ
れた室内空気が循環されるので、室内の湿度が短
時間のうちに必要値に達するから、暖房中の室内
にダクト6から放出される冷気の逆作用を最小限
に止めることができる。
上例において、噴霧ボツクス4が低い位置にあ
る場合は、送風ダクト6を直接噴霧ボツクス4に
接続してもよい。
る場合は、送風ダクト6を直接噴霧ボツクス4に
接続してもよい。
(発明の効果)
本発明の冷房装置によれば、頬霧室内で送風に
より霧滴を攪拌して積極的に気化させ、その気化
潜熱による一次冷却と、ついで、残つた霧滴を冷
風ダクト内に圧送して気化させ、その気化潜熱に
よる二次冷却とを連続的に行うことにより冷風ダ
クト内に未気化の水滴をほとんど残留させること
がなくなり、それにより従来装置に必要な排水装
置を省略することができ、また、冷風ダクトは、
多数の小空〓を有するシートからなる極めて安価
なものであるから、従来装置と比較して大巾のコ
スト低下を実現できると共に、冷風ダクトは、上
記の薄手のシートからなり且つ従来装置と異な
り、内部に噴霧ノズル等の器機を全く配置してい
ないから、従来のものより小径化でき、それによ
り室内での配置スペースを縮少でき、さらに本発
明の冷房装置によれば、夏期には外気取り入れ口
を開いて冷房を行うが、冬期等に室内に暖房して
いるとき室内が過乾燥状態となり、加湿が必要に
なつた場合は、内気取り入れ口を開いて暖房を開
始すると、短時間で室内温度を必要値に高めるこ
とができ、その際室内温度をわずか低下させるに
止めることができるから、、従来装置と比較して
はるかに経済的に有利である。
より霧滴を攪拌して積極的に気化させ、その気化
潜熱による一次冷却と、ついで、残つた霧滴を冷
風ダクト内に圧送して気化させ、その気化潜熱に
よる二次冷却とを連続的に行うことにより冷風ダ
クト内に未気化の水滴をほとんど残留させること
がなくなり、それにより従来装置に必要な排水装
置を省略することができ、また、冷風ダクトは、
多数の小空〓を有するシートからなる極めて安価
なものであるから、従来装置と比較して大巾のコ
スト低下を実現できると共に、冷風ダクトは、上
記の薄手のシートからなり且つ従来装置と異な
り、内部に噴霧ノズル等の器機を全く配置してい
ないから、従来のものより小径化でき、それによ
り室内での配置スペースを縮少でき、さらに本発
明の冷房装置によれば、夏期には外気取り入れ口
を開いて冷房を行うが、冬期等に室内に暖房して
いるとき室内が過乾燥状態となり、加湿が必要に
なつた場合は、内気取り入れ口を開いて暖房を開
始すると、短時間で室内温度を必要値に高めるこ
とができ、その際室内温度をわずか低下させるに
止めることができるから、、従来装置と比較して
はるかに経済的に有利である。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は温室冷
房構造の一部省略側面図、第2図は冷房装置部分
の拡大縦断側面図である。 3……送風ボツクス、4……噴霧ボツクス、6
……冷風ダクト、7……吹込口、8……吹出口、
10……噴霧ノズル、16……外気取り入れ口、
17……内気取り入れ口、23……送風機。
房構造の一部省略側面図、第2図は冷房装置部分
の拡大縦断側面図である。 3……送風ボツクス、4……噴霧ボツクス、6
……冷風ダクト、7……吹込口、8……吹出口、
10……噴霧ノズル、16……外気取り入れ口、
17……内気取り入れ口、23……送風機。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 噴霧室の一側面に開けた吹込口に送風ボツク
スを接続すると共に、他側面に吹出口を開設し、 上記送風ボツクスに、上記噴霧室内に送風すべ
き送風機と、選択的に開閉自在の外気取り入れ口
及び内気取り入れ口をそれぞれ設け、 上記噴霧室内に、該噴霧室内に噴霧すべき噴霧
ノズルを設置すると共に、冷房すべき室内に配設
され、多数の小型〓を有する通気性シートからな
る筒状冷風ダクトの一端を上記噴霧室の吹出口に
接続した、 冷房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61195237A JPS6354535A (ja) | 1986-08-22 | 1986-08-22 | 冷房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61195237A JPS6354535A (ja) | 1986-08-22 | 1986-08-22 | 冷房装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6354535A JPS6354535A (ja) | 1988-03-08 |
JPH0348415B2 true JPH0348415B2 (ja) | 1991-07-24 |
Family
ID=16337764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61195237A Granted JPS6354535A (ja) | 1986-08-22 | 1986-08-22 | 冷房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6354535A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101206063B (zh) * | 2006-12-19 | 2011-11-23 | 三机工业株式会社 | 制冷装置 |
JP2008281288A (ja) * | 2007-05-11 | 2008-11-20 | Chubu Electric Power Co Inc | 細霧冷房装置 |
JP5694723B2 (ja) * | 2010-09-28 | 2015-04-01 | 株式会社大林組 | スクリーン装置 |
JP7341779B2 (ja) * | 2019-08-05 | 2023-09-11 | 株式会社大気社 | 塗装ブース用の空調装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5712937A (en) * | 1980-06-28 | 1982-01-22 | Oriental Yeast Co Ltd | Culturing of fine animal |
-
1986
- 1986-08-22 JP JP61195237A patent/JPS6354535A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5712937A (en) * | 1980-06-28 | 1982-01-22 | Oriental Yeast Co Ltd | Culturing of fine animal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6354535A (ja) | 1988-03-08 |
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