JP3556143B2 - 階段昇降機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、人や物を乗せて階段を昇降する階段昇降機に係り、特に駅等の公共施設に用いて好適な階段昇降機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、人や物を乗せて階段を昇降する階段昇降機が、駅等の公共施設に設置されている。
【0003】
このような階段昇降機としては、エスカレーターのように常に稼働させておくタイプの他に、例えば身体の不自由な人が車いすに乗ったままで利用するもののように必要な時だけ一時的に稼働させるタイプのものがある。そして、後者のタイプの階段昇降機は、身体の不自由な人が公共施設を利用する上で必要不可欠のものであって近年大きな注目を浴びており、例えば、特開平6−156948号公報等に開示されている。
【0004】
図8は、従来の斜行型階段昇降機の全体構造の一例を示す図であるが、図示の斜行型階段昇降機200は、階段の側壁201に沿うように配置されたガイドレール202と、ガイドレール202に移動自在に支持されたかご203と、これらのガイドレール202及びかご203の双方に連結されて駆動力を発生させる牽引車204と、を備えており、牽引車204からの駆動力によってかご203をガイドレール202に沿って移動させるようになっている。
【0005】
そして、このかご203は、牽引車204及びガイドレール202から取り外せると共に、下面には不図示のキャスターが取り付けられていて手押し移動可能に構成されており、階段昇降機を使用しない場合には、かご203をガイドレール202から取り外すと共に移動させて別の保管場所に保管できるように構成されていた(以下、“従来例1”とする)。なお、図9は、かご203の詳細構造を示す図であり、図中の符号205は渡し板を示し、符号206は遮蔽部材を示す。これらの渡し板205及び遮蔽部材206はいずれも開閉自在に構成されており、渡し板205は、乗降の際にスロープを形成して乗降性を向上させ、遮蔽部材206は、かご203が稼働されている際にかご203を閉塞するようになっている。
【0006】
また、別の階段昇降機(以下、“従来例2”とする)としては、上記従来例1とほぼ同様の構造であるが、その階段昇降機を使用する場合はもちろん使用しない場合にもかごをガイドレールに連結しておくタイプのものがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来例1の階段昇降機の場合、それを使用するには、係りの者(例えば駅員)がかご203をその保管場所から取り出して来てガイドレール202に装着しなければならず、必要なときに階段昇降機を直に使用できないという問題があった。また、使用時にガイドレール202に装着したかご203は、使用後にはガイドレール202から取り外して再び元の場所に戻しておく必要があり、作業が煩雑であるという問題があった。
【0008】
これに対して、上記従来例2のものでは、かごがガイドレールに常時連結されているために上述のような問題は発生しないものの、階段を上り下りする歩行者の通行の邪魔になってしまうという問題があった。
【0009】
なお、このような問題を軽減するものとして、ガイドレールに連結した状態のかごを折りたたんでコンパクトにできるタイプのものもあるが、階段昇降機を使用する際にはかごの組み立てが必要であり、上記従来例1と同様に、階段昇降機を必要なときに直ちに使用することができず、かごの組み立て等の作業が煩雑になるという問題があった。
【0010】
一方、従来例1の階段昇降機200におけるかご203は、その片側のみがガイドレール202に支持された片持ち構造となっているため、自重によって変形しないように床部材を厚くしたりして剛性の高い構造にする必要がある。その結果、かご203が重くかつ高価になるという問題があった。また、他方のガイドレール202も、剛性の高い構造にする必要があって、重く大型になり、大がかりな取り付け工事が必要となって工事費が高くなるという問題があった。
【0011】
そこで、本発明は、階段歩行者の通行の邪魔になることを低減する階段昇降機を提供することを目的とするものである。
【0012】
また、本発明は、必要なときに直ちに使用できる階段昇降機を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、上階(2)と下階(3)とに亘って階段(4)に配置されたレール手段(5R、5L)と、該レール手段(5R、5L)により移動自在に支持された搬送体(6)と、該搬送体(6)を前記レール手段(5R、5L)に沿って移動させる駆動手段(7)と、を備えて人や物を昇降させる階段昇降機(1)において、
前記レール手段(5R,5L)が、所定間隙を開けた状態に一対配置され、
前記搬送体(6)は、進行方向の前方部分及び後方部分が渡し板(8,9)により開口可能に構成されると共に、これら一対のレール手段の間に配置されてその両側をこれらのレール手段(5R,5L)に支持され、
前記各渡し板(8,9)は、それぞれ、下端縁が前記搬送体(6)の床面部分に回動自在に枢支された第1の板部材(8D,9D)と、下端縁が該第1の板部材の上端縁に回動自在に枢支された第2の板部材(8U,9U)と、からなり、
前記各第2の板部材(8U,9U)は、その上端縁(C)が前記搬送体(6)の両側板(61R,61L)に設けられた切り欠き部(16)に案内されて移動軌跡が規定されると共に、モータにより巻上げられるワイヤの先端に連結され、
前記第1及び第2の板部材(8D,9D,8U,9U)は、前記モータ(101)により前記ワイヤ(103)を巻上げることによって、前記搬送体(6)の前方部分及び後方部分に立設されてこれらの部分を閉塞する閉塞位置(8A,9A)と、前記ワイヤ(103)を弛めることに基づき自重により折りたたまれるように配置されて前記搬送体の床面部分と階段(4)の床面部分との間にスロープを形成すると共に前記搬送体を開口する開放位置と、を選択的に取り、
前記搬送体(6)は、少なくとも上階(2)又は下階(3)に停止されている状態で前記前方部分及び前記後方部分がスロープを形成する前記各渡し板(8, 9 )の開放位置により開口されることに基づき、前記階段(4)に通ずる歩行者用通路を形成する、
ことを特徴とする階段昇降機にある。
【0015】
請求項2に係る発明は、前記一対のレール手段(5R,5L)のそれぞれが、連続した直線状の単一部材からなり、
前記搬送体(6)の両側面外側には、前記一対のレール手段(5R,5L)の上面を転動することによって該搬送体(6)を略々水平姿勢に保った状態で移動自在に支持する案内ローラ(11)がそれぞれ2個ずつ回転自在に支持され、
前記搬送体(6)の一方の側面外側には、前記一対のレール手段の内の一方のレール手段(5R)を迂回して該レール手段(5R)の背面側にまで延設されるアーム(69)が支持され、かつ、
前記搬送体(6)の一方の側面外側及び前記アーム(69)には、前記一方のレール手段(5R)の両方の側面を転動するサイドローラ(14,15)がそれぞれ回転自在に支持された、
ことを特徴とする請求項1に記載の階段昇降機にある(図1、図3、図6及び図7参照)。
【0016】
請求項3に係る発明は、前記一対のレール手段(5R,5L)の上方部に、階段(4)を利用する歩行者のための手すり部(12R,12L)をそれぞれ配置し、かつ前記搬送体(6)の両側に手すり(63)を配置した、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の階段昇降機にある(図1及び図2参照)。
【0017】
[作用]
以上の構成に基づき、階段昇降機(1)を使用しない場合には、前記搬送体(6)を上階(2)又は下階(3)に停止させておき、その前方部分及び後方部分を開口させることによって階段(4)に通ずる歩行者用通路を形成しておく。
【0018】
階段昇降機(1)を使用する場合には、その利用者(例えば車いす利用者)が搬送体(6)に乗り込んだ状態で駆動手段(7)を起動させる。これにより、該搬送体(6)は前記レール手段(5R,5L)に沿って移動し、階段(4)を昇降できる。
【0019】
なお、カッコ内の符号は、図面を参照するものであるが、何ら構成を限定するものではない。
【0020】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によると、階段昇降機を使用しない場合には、階段を利用する通常の歩行者は、その搬送体内を通って階段を上り下りすることができ、搬送体があまり通行の邪魔とならない。また、階段昇降機を使用しない場合においても搬送体は組み立てられた状態でレール手段に連結されているため、階段昇降機を使用するために従来のように搬送体を組み立てたりレール手段に連結したりする必要がなく、階段昇降機を必要なときに直ちに使用できる。さらに、搬送体は一対のレール手段によって両持ち状態で支持されているため、片持ち構造にする場合に比べて搬送体の剛性を低くでき、軽く安価にできる。またさらに、レール手段は、従来に比べて剛性を低くかつ小型にでき、それに伴って取り付け工事を簡素化できる。
【0021】
また、スロープを形成する場合に渡し板の占有面積を小さくでき、かつ、専用の遮蔽部材を設けなくとも搬送体を十分に閉塞することができる。
そして、第2の板部材の上端縁が、巻上げ用のワイヤ先端連結部と共に切欠き部に案内されて移動軌跡が規定される。また、渡し板の開放位置にあっては、ワイヤが弛んだ状態にあって、第1及び第2の板部材は、自重によりスロープを形成する。
【0022】
一方、従来の階段昇降機の場合、搬送体はレール手段によって片持ち状態や偏心状態で支持されていたため、レール手段は、剛性を高めるべく複数の部材を組み合わせて構成する必要があった。しかし、本発明によれば、搬送体は一対のレール手段によって両持ち状態で支持されるため、請求項2に係る発明のようにレール手段を連続した直線状の単一部材にて簡単な構造で構成することができる。これにより、レール手段を軽量化でき、コストの低減を図ることができ、さらには、外観を良好なものにすることができる。また、前記搬送体は、一方のレール手段の両側面を転動するサイドローラによって支持されているため、移動時の搬送体の振れを低減することができる。
【0023】
請求項3に係る発明によると、階段を歩行用として利用する使用形態が圧倒的に多いが、該階段の利用者が階段の手すり部及び搬送体の両側の手すりにより、通常の階段と略々同じような使い勝手にて使用することができ、かつこの際、レール手段は手すり部の下方部に配置されているため、通行の邪魔になりにくい。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明に係る階段昇降機は、図1及び図2に符号1で示すように、階段4に付設された一対のレール手段5R,5Lを備えており、これら一対のレール手段5R,5Lは、所定間隙を開けた状態で上階2と下階3とに亘って配置されている。また、これら一対のレール手段5R,5Lの間には、搬送体6が、その両側をこれらのレール手段5R,5Lにそれぞれ支持されることに基づき移動自在に配置されており、該搬送体6が駆動手段7によって駆動されレール手段5R,5Lに沿って移動されることに基づき、人や物が階段4を昇降できるように構成されている。
【0025】
ところで、前記搬送体6は、その進行方向の前方部分6F及び後方部分6Bが開口可能に構成されており、少なくとも上階2又は下階3に停止されている状態で前記前方部分6F及び前記後方部分6Bが開口されることに基づき、前記階段4に通ずる歩行者用通路を形成するようになっている。なお、前記搬送体6は、上階2又は下階3に停止されている状態においてその床面にほぼ接触し、段差が少ない方が好ましい。
【0026】
この場合、前記搬送体6は、その進行方向の前方部分6F及び後方部分6Bが常に開口されているよりも、図3及び図4に示すように、乗降性の向上等を図るための一対の渡し板8,9をその進行方向の前方部分6F及び後方部分6Bに開閉自在にそれぞれ設け、上階2又は下階3に停止されている状態ではこれらの渡し板8,9が倒されて開口され(図4参照)、階段4を昇降している状態ではこれらの渡し板8,9が立設されて開口部が閉塞されるようにすると良い(図3参照)。また、これらの渡し板8,9は、開閉手段10によって自動的に開閉させると良い。さらに、渡し板9は、図5に詳示するように、下端縁が前記搬送体6の床面部分60に回動自在に枢支された第1の板部材9Dと、下端縁が該第1の板部材9Dの上端縁に回動自在に枢支された第2の板部材9Uと、によって構成し、その第2の板部材9Uは、前記開閉手段10に連結されて、前記第1の板部材9Dと共に昇降されるようにすれば良い。また、他方の渡し板8も同様の構造にすると良い。すなわち、渡し板8を、図4に示すように、下端縁が前記搬送体6の床面部分60に回動自在に枢支された第1の板部材8Dと、下端縁が該第1の板部材8Dの上端縁に回動自在に枢支された第2の板部材8Uと、によって構成し、その第2の板部材8Uは、前記開閉手段10に連結されて、前記第1の板部材8Dと共に昇降されるようにすれば良い。さらに、これらの第1及び第2の板部材8D,8U及び9D,9Uは、前記開閉手段10によって駆動されることにより、前記搬送体6の前方部分6F及び後方部分6Bに立設されてこれらの部分を閉塞する閉塞位置8A,9Aと、折りたたまれるように配置されて前記搬送体6の床面部分60と階段4の床面部分との間にスロープを形成すると共に前記搬送体6を開口する開放位置8B,9Bと、を選択的に取るように構成すれば良い。
【0027】
ところで、このような構造の渡し板8,9を設ける場合、搬送体6が上階2又は下階3に停止されている状態では渡し板8,9は倒されて開放位置8B,9Bを取る必要がある。したがって、渡し板8,9が階段4等と干渉しないように、レール手段5R,5Lの階段4に対する位置関係や、渡し板8,9の寸法を調整する必要がある。
【0028】
また、本発明に係る階段昇降機1は、幅の狭い階段ならばその全幅を使用して配置しても良く、幅の広い階段ならばその一部の幅を使用して配置しても良い。さらに、幅の広い階段の場合、階段4の側壁4aに近接するように配置しても(すなわち、図2に例示するように、前記一対のレール手段5R,5Lのうちの一方のレール手段5Rを側壁4aに近接して沿うように配置すると共に、他方のレール手段5Lを階段4の中央部側に配置しても)、昇降機自体を側壁4aから離して階段の中央部側に配置しても良い。
【0029】
一方、前記搬送体6の前記レール手段5R,5Lへの支持は、該搬送体6に設けた案内ローラによって行うと良い。例えば図3及び図6に示すように、前記搬送体6の両側面外側(すなわち、前記レール手段5R,5Lに対向する側の面)に、回転自在に支持された案内ローラ11をそれぞれ2個ずつ配置し、これらの案内ローラ11を介して前記搬送体6の前記レール手段5R,5Lへの支持を行うと良い。なお、これらの案内ローラ11は前記一対のレール手段5R,5Lの上面を転動させれば良く、前記搬送体6を略々水平姿勢に保った状態で移動自在に支持すれば良い。
【0030】
また、前記レール手段5R,5Lのそれぞれは、連続した直線状からなる凹凸の無い単一部材で形成すると良い。このような部材によるレール手段5R,5Lは、踊り場部を有さず一定の傾斜で比較的短い階段(図1参照)にはもちろんのこと、踊り場部を有する比較的長い階段にも適用でき、踊り場部を有さない階段の場合にはレール手段5R,5Lと階段とをほぼ同じ傾斜に形成すると良い。なお、踊り場部を有する比較的長い階段の場合、上述のような直線状のレール手段ではなく、図8に示した従来例1のように緩やかに湾曲させたレール手段を用いても良い。いずれの場合にも、搬送体6が略々水平姿勢を保った状態で階段を昇降できるように、案内ローラ11の配置位置やレール手段5R,5Lの配置位置を設定すると良い。
【0031】
さらに、上述した駆動手段7は、駆動力を発生させる電気モータ等の駆動源(図1の符号70参照)と、該駆動源と前記搬送体6とを連結して該駆動源からの駆動力を前記搬送体6に伝達する駆動力伝達部材(図1の符号71,72参照)と、によって構成すると良い。ここで、駆動源は、移動側の搬送体6に配置しても良く、固定側の階段4やレール手段5R,5Lに配置しても良い。また、駆動力伝達部材としては、ラック・アンド・ピニオン等の歯車部材や、チェーンやワイヤ等の可撓性帯状部材等を挙げることができる。
【0032】
さらに、前記一対のレール手段5R,5Lの上方部に、階段を利用する歩行者のための手すり部12R,12Lをそれぞれ配置すると良い。
【0033】
以下、本発明に係る階段昇降機の一例について、図1乃至図7に沿って説明する。
【0034】
階段昇降機1は、図1及び図2に示すように、上階2と下階3とに亘って階段4に配置された一対のガイド装置13R,13Lと、これらのガイド装置13R,13Lの間に移動自在に支持されたかご(搬送体)6と、このかご6をガイド装置13R,13Lに沿って移動させる駆動装置(駆動手段)7と、を備えている。
【0035】
まず、かご6の構造について図1乃至図7に沿って説明する。
【0036】
かご6は、人や物を搭載するための略長方形状をした底板60と(図2参照)、底板60の両側縁にそれぞれ立設された一対の側板61R,61Lと、を備えており、これらの底板60及び側板61R,61Lによって断面コ字状に形成されている。
【0037】
また、各側板61R,61Lの外面(すなわち、ガイド装置13R,13Lに対向する側の面)には、図3及び図6に示すように、水平軸を回転軸とする案内ローラ11がそれぞれ2個ずつ回転自在に支持されている。これらの2個の案内ローラ11は、かご6が水平姿勢にある状態で階段4の傾斜と同じ傾斜となるように配置されている。
【0038】
さらに、図4に示すように、側板61R,61Lの前後両端においては柱状部材62,62がそれぞれ上方に突設されており、前後の柱状部材62,62には手すり63が横架されている。
【0039】
またさらに、側壁4aに近接する方の側板61Rの中央部上縁にはブラケット64が取り付けられており、該ブラケット64には2つの電磁ブレーキ付きモータ101,101が取り付けられている。これらのモータ101,101には、AC100V(60Hz)で駆動される40Wのものを用いている。そして、この側板61Rには6個のプーリ102a,102a,102b,102b,102c,102cが回転自在に支持されている。そのうちの2つ(符号102a,102a参照)は、モータ101,101から上方に突出された出力軸101a,101aに固設されて水平面内で回転するものであり、他の2つ(符号102b,102b参照)は、出力軸101a,101aの外側(モータ101,101の両側)にそれぞれ取り付けられて鉛直面内で回転するものであり、残りの2つ(符号102c,102c参照)は、上述した柱状部材62,62の外面に取り付けられて鉛直面内で回転するものである。これらのプーリ102a,…には、一端がプーリ101の外周に固定されたワイヤ103が順次巻き掛けられていて、他端は、後述するように上側板8U,9Uの上端縁に連結されている。
【0040】
なお、これらのモータ101,101やプーリ102a,…や側板61R,61Lはカバー68に覆われていて、外部からは見えないように工夫されている。
【0041】
また、階段側壁側の側板61R(すなわち、かご6の一方の側面外側)には、図7に詳示するように、前記一対のガイドレール(レール手段)5R,5Lのうちの一方のガイドレール5R(ガイド装置13R)を迂回して側壁4aに沿って該ガイドレール5Rの背面側にまで延設(湾曲)されるアーム69が支持されている(詳細は後述)。
【0042】
さらに、各側板61R,61Lの外面(すなわち、ガイド装置13R,13Lに対向する側の面)には、図3及び図6に示すように、該外面に平行な軸(正確には、ガイドレール5R,5Lの上面に直角な方向の軸)を回転軸とするサイドローラ14がガイドレール5R,5Lに対向する位置に回転自在に支持されている。このサイドローラ14は、側壁4aに近接する方の側板61Rには2個配置されており(図3参照)、他方の側板61Lには1個配置されている(図6参照)。また、上述したアーム69には、図7に示すように、前記ガイドレール5Rに対向する側にサイドローラ15が回転自在に支持されている。そして、側板61Lに配置されたサイドローラ14はガイドレール5Lの側面を転動し、側版61R及びアーム69に配置されたサイドローラ14,15は、ガイドレール5Rの両方の側面を転動するようになっている。
【0043】
さらに、側板61R,61Lの前端縁及び後端縁にはそれぞれ鉛直方向に切り欠き部16,16が形成されており(図5参照)、次に述べる渡し板8,9の移動軌跡を規定するようになっている。
【0044】
またさらに、これら一対の側板61R,61L及び底板60によって、かご6の前方部分6F及び後方部分6Bにはそれぞれ開口部が形成されるが、これらの開口部には、渡し板8,9がそれぞれ開閉自在に取り付けられている。この渡し板9は、図5に詳示するように、下側板(第1の板部材)9Dと上側板(第2の板部材)9Uとによって構成されており、下側板9Dの下端縁は搬送体6の底板(床面部分)60の端縁部に回動自在に枢支され、下側板9Dの上端縁には上側板9Uの下端縁が回動自在に枢着されている。また、上側板9Uの上端縁の両側からは水平に軸部Cが突出されており、該軸部Cは前記切り欠き部16に嵌挿されていて、該上縁部の移動軌跡が規定されるようになっている。さらに、この上側板9Uの上端縁両端部には上述したようにワイヤ103の一端が固設されている。なお、他方の渡し板8も同様の構造となっている。
【0045】
次に、ガイド装置13R,13Lについて図1及び図2等に沿って説明する。
【0046】
上述した一対のガイド装置13R,13Lの内の一方のガイド装置13Rは、階段4の側壁4aに近接した位置に該側壁4aに沿うように配置されており、もう一方のガイド装置13Lは、側壁4aから所定距離離れた位置(階段4の中央部側)に配置されている。すなわち、これらのガイド装置13R,13Lは所定間隙を開けた状態に対向するように配置されている。
【0047】
そして、両方のガイド装置13R,13Lの内側(他方のガイド装置に対向する側)の所定の高さには、直線状でかつ階段4の傾斜と同じ傾斜のガイドレール(レール手段)5R,5Lが上階2から下階3までに亘ってそれぞれ形成されている。このガイドレール5R,5Lの上面及び両側面は、凹凸の無い平滑な面に加工されており、その上面を上述した案内ローラ11が転動するようにかご6が載置されている。これらのガイドレール5R,5L及び案内ローラ11はいずれも、上述したように階段と同じ傾斜で配置されているため、案内ローラ11を介してガイドレール5R,5Lに支持されたかご6は、水平姿勢を維持したまま階段を昇降することとなる。また、このガイドレール5R,5Lは、かご6が下階位置にある場合にその底板60が下階3の床面にほぼ接触し、かつ、その状態で上階側の渡し板8を倒しても階段4に干渉しない位置に形成されている。
【0048】
また、図7に示すように、ガイドレール5Rの一方の側面には上述したサイドローラ(側板61Rに支持された方のサイドローラ)14が転動し、ガイドレール5Rの他方の側面にはサイドローラ(アーム69に支持された方のサイドローラ)15が転動し、さらに図6に示すように、他方のガイドレール5Lの側面には上述したサイドローラ(側板61Lに支持された方のサイドローラ)14が転動が転動するようになっており、これらによって、かご6の重心位置と牽引位置(アーム69の位置)とのズレに起因するかご6の振れを抑えるようになっている。
【0049】
さらに、各ガイド装置13R,13Lの上部(すなわち、各ガイドレール5R,5Lの上方)には手すり部12R,12Lが上階2から下階3までに亘って取り付けられている。
【0050】
さらに、側壁側のガイド装置13Rにおける側壁4aに対向する側には、図1に示すように、駆動源としてのメインモータ70や、駆動力伝達部材を構成する一対のスプロケット71,71及びかご昇降用チェーン72や、電源供給用のケーブル18等が配置されている。
【0051】
このうちのスプロケット71,71は、階段4の側壁に沿うように上階側及び下階側にそれぞれ1つずつ回転自在に配置されていて、無端状のかご昇降用チェーン72は、それらのスプロケット71,71に巻き掛けることによってガイドレール5Rとほぼ等しい傾斜角にてガイドレール5Rの下方に配置されている。また、上階側のスプロケット71は、その近傍に配置されたメインモータ70が連結されることに基づき回転駆動されるようになっている。そして、上述したチェーン72には、上述した側板61Rからのアーム69の先端部が連結されていて(図7参照)、メインモータ70からスプロケット71を介してチェーン72に伝えられた駆動力がアーム69を介してかご6に伝達されるようになっている。
【0052】
さらに、ガイド装置13Rの裏側には、図7に詳示するように、上側が開口された断面コ字状の部材(以下、“ケーブルガイド”とする)19が上階2と下階3とに亘って取り付けられており、このケーブルガイド19の内部には電源供給用のケーブル18が収納されている。そして、この電源供給用のケーブル18の一端は上階側にて不図示の電源に接続され、他端は、図1に示すように折り返されてアーム69に接続され、電磁ブレーキ付きモータ101,101等を駆動するための電源をかご6に供給するようになっている。
【0053】
また、ガイドレール5Rにおける側壁4aに対向する側には、上階側と下階側とにそれぞれ接触式のリミットスイッチ20U,20Dが取り付けられており、アーム69が移動してきてリミットスイッチ20U,20Dをオンにすると、かご6の移動を自動的に停止させるようになっている。
【0054】
さらに、このガイド装置13Rには不図示のコントロールボックスが接続されており、このコントロールボックスを使って係りの者(例えば駅員)が階段昇降機1を操作するようになっている。
【0055】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0056】
階段昇降機1を使用しない場合には、底板60が下階3の床面にほぼ接触する位置でかご6を停止させておく。このとき、上述したコントロールボックスを使って電磁ブレーキ付きモータ101,101を駆動してワイヤ103を弛めておく。これにより、渡し板8,9の上側板8U,9U及び下側板8D,9Dは自重により下降して開放位置8B,9Bを取ってかご6の前方部分6F及び後方部分6Bが開口され、かご6は、階段4に通ずる歩行者用通路を形成することとなる。
【0057】
そして、この階段昇降機1を使用する場合には、予め上階側渡し板8を閉塞位置8Aとしておき、利用者(例えば車いす利用者)がかご6に乗り込んだ状態で下階側渡し板9を閉塞位置9Aとする。これらの渡し板8,9を閉塞位置8A、9Aとするためには、ワイヤ103を引き上げるように電磁ブレーキ付きモータ101,101を駆動する。これにより、上側板8U,9Uの上端縁が切り欠き部16に沿って上昇すると共に下側板8D,9Dは下端縁を中心に回動し、上下側板8U,9U,8D,9Dは、前記搬送体6の前方部分6F及び後方部分6Bに立設されて閉塞位置8A,9Aを取ることとなる。
【0058】
その後、上述したコントロールボックスを使ってメインモータ70を起動させる。これにより、上階側のスプロケット71が回転されてチェーン72が駆動され、その駆動力はアーム69を介してかご6に伝達され、かご6は上階2に到達する。
【0059】
かご6が上階2に到達すると、上階側のリミットスイッチ20Uがオンとなってメインモータ70の駆動が停止され、一方の電磁ブレーキ付きモータ101が駆動されて、下階側渡し板9は閉塞位置9Aのままで上階側渡し板8のみが開放位置8Bを取る。これにより、階段昇降機の利用者はかご6から上階2に下りることができる。
【0060】
その後、再びコントロールボックスを操作してかご6の中を下階位置にまで移動して停止させ、渡し板8,9を開放位置8B,9Bにしておく。
【0061】
次に、本実施の形態の効果について説明する。
【0062】
本実施の形態によれば、搬送体6は、少なくとも上階2又は下階3に停止されている状態で前記前方部分6F及び前記後方部分6Bが開口されることに基づき、前記階段4に通ずる歩行者用通路を形成するようになっている。したがって、階段昇降機を使用せずに階段を利用する通常の歩行者は、その搬送体6の中を通って階段4を上り下りすることができ、階段を利用する歩行者にとって搬送体6があまり通行の邪魔とならない。
【0063】
また、本実施の形態によれば、搬送体6は、階段昇降機の使用時及び不使用時を問わず常時組み立てられた状態でレール手段5R,5Lに連結されている。したがって、階段昇降機を使用する場合において、従来装置のように搬送体6を組み立てたりレール手段5R,5Lに連結したりする必要がなく、煩雑な使用準備作業を不要として、階段昇降機を必要なときに直ちに使用できる。
【0064】
さらに、本実施の形態によれば、搬送体6は一対のレール手段5R,5Lによって両持ち状態で支持されている。したがって、従来装置のように片持ち構造にする場合に比べて搬送体の剛性を低くでき、軽く安価にできる。
【0065】
また、搬送体を片持ち状態や偏心状態で支持する場合には、レール手段は、その剛性を高めるために複数の部材を組み合わせたりして構成する必要があった。しかし、本実施の形態によれば、搬送体6は一対のレール手段5R,5Lによって両持ち状態で支持されているため、1本のレール手段5R又は5Lは、搬送体6の半分の重量を支持しさえすれば良く、従来に比べて剛性を低くかつ小型にでき、それに伴って取り付け工事を簡素化できる。そして、1本のレール手段5R又は5Lを、本実施の形態のように、連続した直線状の単一部材にて簡単な構造で構成することができる。これにより、レール手段を軽量化でき、コストの低減を図ることができ、さらには、外観を良好なものにすることができる。
【0066】
さらに、本実施の形態によれば、渡し板8,9は、それぞれ、互いに回動自在となるように支持された2枚の板部材によって構成されており、スロープを形成する場合には2枚の板部材を重ねて幅狭の状態で使用し、搬送体6を閉塞する場合には2枚の板部材を重ねないで幅広の状態で使用する。したがって、スロープを形成する場合に渡し板8,9の占有面積を小さくでき、かつ、専用の遮蔽部材を設けなくとも搬送体6を十分に閉塞することができる。
【0067】
さらに、レール手段5R,5Lの上方部には手すり部12R,12Lが配置されているため、階段を利用する歩行者に便利となる。なお、本実施の形態に係る階段昇降機を付設した階段では、該昇降機を使用する時間よりも使用しない時間の方が長い(すなわち、階段を歩行用として利用する使用形態が圧倒的に多い)ため、前記手すり部12R,12Lの利用度が高い。また、レール手段5R,5Lは、手すり部12R,12Lの下方に配置されているため、通行の邪魔になりにくい。
【0068】
さらに、本実施の形態によれば、メインモータ70等の駆動装置7は、搬送体6の側ではなく階段4の側に配置されているため、該搬送体6の構造を簡単にかつコンパクトにでき、搬送体6が歩行者(階段を利用する歩行者)の邪魔になることを少なく出来る。
【0069】
またさらに、搬送体6は、サイドローラ14,15にてレール手段5Rを挟み込むようにして支持されているため、移動時の搬送体の振れを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る階段昇降機の全体構造を示す側面図。
【図2】本発明に係る階段昇降機の全体構造を示す平面図。
【図3】階段昇降機のかごの全体構造を示す側面図。
【図4】下階に停止している状態のかごを示す側面図。
【図5】階段昇降機のかごの詳細構造を示す側面図。
【図6】階段昇降機のかごの全体構造を示す側面図。
【図7】アームの取り付け部分の詳細構造を示す図。
【図8】従来の斜行型階段昇降機の全体構造の一例を示す図。
【図9】図8に示す階段昇降機のかごの詳細構造を示す図。
【符号の説明】
1 階段昇降機
2 上階
3 下階
4 階段
5R,5L ガイドレール(レール手段)
6 かご(搬送体)
7 駆動装置(駆動手段)
8,9 渡し板
8A,9A 閉塞位置
8B,9B 開放位置
8D,9D 下側板(第1の板部材)
8U,9U 上側板(第2の板部材)
10 開閉手段
11 案内ローラ
12R,12L 手すり部
14 サイドローラ
15 サイドローラ
70 メインモータ(駆動源)
71 スプロケット(駆動力伝達部材)
72 チェーン(駆動力伝達部材)
69 アーム
Claims (3)
- 上階と下階とに亘って階段に配置されたレール手段と、該レール手段により移動自在に支持された搬送体と、該搬送体を前記レール手段に沿って移動させる駆動手段と、を備えて人や物を昇降させる階段昇降機において、
前記レール手段が、所定間隙を開けた状態に一対配置され、
前記搬送体は、進行方向の前方部分及び後方部分が渡し板により開口可能に構成されると共に、これら一対のレール手段の間に配置されてその両側をこれらのレール手段に支持され、
前記各渡し板は、それぞれ、下端縁が前記搬送体の床面部分に回動自在に枢支された第1の板部材と、下端縁が該第1の板部材の上端縁に回動自在に枢支された第2の板部材と、からなり、
前記各第2の板部材は、その上端縁が前記搬送体の両側板に設けられた切り欠き部に案内されて移動軌跡が規定されると共に、モータにより巻上げられるワイヤの先端に連結され、
前記第1及び第2の板部材は、前記モータにより前記ワイヤを巻上げることによって、前記搬送体の前方部分及び後方部分に立設されてこれらの部分を閉塞する閉塞位置と、前記ワイヤを弛めることに基づき自重により折りたたまれるように配置されて前記搬送体の床面部分と階段の床面部分との間にスロープを形成すると共に前記搬送体を開口する開放位置と、を選択的に取り、
前記搬送体は、少なくとも上階又は下階に停止されている状態で前記前方部分及び前記後方部分がスロープを形成する前記各渡し板の開放位置により開口されることに基づき、前記階段に通ずる歩行者用通路を形成する、
ことを特徴とする階段昇降機。 - 前記一対のレール手段のそれぞれが、連続した直線状の単一部材からなり、前記搬送体の両側面外側には、前記一対のレール手段の上面を転動することによって該搬送体を略々水平姿勢に保った状態で移動自在に支持する案内ローラがそれぞれ2個ずつ回転自在に支持され、
前記搬送体の一方の側面外側には、前記一対のレール手段の内の一方のレール手段を迂回して該レール手段の背面側にまで延設されるアームが支持され、かつ、
前記搬送体の一方の側面外側及び前記アームには、前記一方のレール手段の両方の側面を転動するサイドローラがそれぞれ回転自在に支持された、
ことを特徴とする請求項1に記載の階段昇降機。 - 前記一対のレール手段の上方部に、階段を利用する歩行者のための手すり部をそれぞれ配置し、かつ前記搬送体の両側に手すりを配置した、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の階段昇降機。
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