JP3555941B2 - データ伝送システム試験装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ伝送システムに対する時刻情報を用いた試験を正確に行うための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークやそれを構成するルータやハブ等のようなデータ伝送システムの試験には、時刻情報を用いるものがある。
【0003】
例えば、ルータやハブ等の機器の内部処理時間をポート毎に調べる場合には、時刻情報が含まれた試験用データを生成して試験対象機器の一つのポートに順次入力し、その試験対象機器が他のポートから出力する試験用データを受信し、その受信時刻と受信した試験用データに含まれている時刻情報との差を各ポート毎に求める。
【0004】
図8は、上記のように時刻情報を用いた試験を行うことができる従来のデータ伝送システム試験装置(以下、試験装置と記す)10の構成を示している。
【0005】
この試験装置10は、試験対象のデータ伝送システム1の各ポート2〜2に接続するための複数nのポート11〜11と、これらのポート11〜11を介してデータの送受信を行うインタフェース12と、図示しない操作部等から指定された試験項目に応じて試験用のデータを生成し、インタフェース12およびポート11〜11を介してデータ伝送システム1に出力し、また、データ伝送システム1から出力されるデータの解析を指定された試験項目に応じて行うデータ処理部13とを有している。
【0006】
また、この試験装置10には、クロック信号発生回路14およびクロック信号発生回路14から出力されるクロック信号Cに基づいて時刻情報TMを出力する時計回路15とが設けられており、データ処理部13は、データ伝送システム1に対して時刻情報を用いた試験を行なう際には、この時計回路15から出力される時刻情報TMを用いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように構成された従来の試験装置10では、試験装置10が有するポート数nより多いポートを有するデータ伝送システム1に対する時刻情報を用いた試験を正確に行うことができないという問題があった。
【0008】
即ち、試験装置10のポート数nより多いポートを有するデータ伝送システム1に対して、上記のような伝送遅延時間の試験を行う場合には、図9に示しているように、複数(P)の試験装置10(1)〜10(P)の各ポートを、データ伝送システム1の全てのポート2〜2に接続して、そのうちの一つの試験装置10(1)からデータ伝送システム1の一つのポート2に時刻情報TMを含む他の各ポート2〜2宛ての試験用データDを順次出力し、データ伝送システム1の他のポート2〜2から順次出力される試験用データDを各試験装置10(1)〜10(P)で受信して、それぞれの受信時刻と受信した試験用データDに含まれる時刻情報TMとの差を求める必要がある。
【0009】
ところが、各試験装置10(1)〜10(P)の時計回路15が出力する時刻情報TMは正確に一致していないため、試験用データDを出力している試験装置10(1)で検出される伝送遅延時間の精度に対して、他の試験装置10(2)〜10(P)で検出される伝送遅延時間の精度は低くなってしまう。
【0010】
このような測定精度の低下は、上記した内部処理時間の試験だけでなく、複数台の試験装置10でデータ伝送システム1に対する時刻情報を用いた他の試験を行う際にも生じる。
【0011】
本発明は、この問題を解決して、データ伝送システムに対する時刻情報を用いた試験を複数台の試験装置で行う場合でも、正確な試験が行えるデータ伝送試験装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の請求項1のデータ伝送システム試験装置は、
クロック信号発生回路(26)と、該クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象のデータ伝送システムに接続するためのポート(21〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの試験を行うデータ伝送システム試験装置において、
前記クロック信号発生回路から出力されるクロック信号の各パルスの間に前記時計回路が出力する時刻情報のシリアルデータをビット単位で挿入して多重化する多重化回路(32)と、
前記多重化回路から出力される多重化クロック信号を外部へ出力するための出力端子(30)とを備えたことを特徴としている。
【0013】
また、本発明の請求項2のデータ伝送システム試験装置は、
クロック信号発生回路(26)と、該クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象のデータ伝送システムに接続するためのポート(21〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの試験を行うデータ伝送システム試験装置において、
クロック信号の各パルスの間に時刻情報のシリアルデータがビット単位で挿入されて多重化された多重化クロック信号を外部から入力させるための入力端子(31)と、
前記入力端子に入力される多重化クロック信号に含まれるクロック信号成分の各パルスの間の値を読み取って時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段(33)と、
前記時刻情報抽出手段によって抽出された時刻情報で前記時計回路の時刻を合わせる時刻合わせ手段(34)と、
前記多重化クロック信号のクロック信号成分に前記クロック信号発生回路が発生するクロック信号を同期させるクロック同期手段(35)とを備えたことを特徴としている。
【0014】
また、本発明の請求項3のデータ伝送システム試験装置は、
クロック信号発生回路(26)と、該クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象のデータ伝送システムに接続するためのポート(21〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの試験を行うデータ伝送システム試験装置において、
クロック信号の各パルスの間に時刻情報のシリアルデータがビット単位で挿入されて多重化された多重化クロック信号を外部から入力させるための入力端子(31)と、
前記入力端子に入力される多重化クロック信号に含まれるクロック信号成分の各パルスの間の値を読み取って時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段(33)と、
前記時刻情報抽出手段によって抽出された時刻情報で前記時計回路の時刻を合わせる時刻合わせ手段(34)と、
前記多重化クロック信号のクロック信号成分に前記クロック信号発生回路が発生するクロック信号を同期させるクロック同期手段(35)と、
前記クロック信号発生回路から出力されるクロック信号の各パルスの間に前記時計回路が出力する時刻情報のシリアルデータをビット単位で挿入して多重化する多重化回路(32)と、
前記多重化回路から出力される多重化クロック信号を外部へ出力するための出力端子(30)とを備えたことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用したデータ伝送システム試験装置(以下、試験装置と記す)20の構成を示している。
【0016】
この試験装置20は、試験対象のデータ伝送システムの各ポートに接続するための複数nのポート21〜21と、これらのポート21〜21を介してデータの送受信を行うインタフェース22と、指定された試験項目に応じて試験用のデータを生成してデータ伝送システムに出力し、また、データ伝送システムから出力されるデータの解析を指定された試験項目に応じて行うデータ処理部23と、データ処理部23に対して試験項目や試験条件等のパラメータを設定するための操作部24と、データ処理部23が行った試験の結果等を表示する表示器25とを有している。
【0017】
また、この試験装置20には、クロック信号発生回路26およびクロック信号発生回路26から出力される所定周波数(例えば10MHz)のクロック信号Cに基づいて時刻情報TMを出力する時計回路27とが設けられており、データ処理部23は、試験対象のデータ伝送システムに対して時刻情報を用いた試験が指定された場合には、この時計回路27から出力される時刻情報TMを用いる。なお、時計回路27が出力する時刻情報TMには、時、分、秒の情報だけでなく年、月、日の情報が含まれていてもよい。
【0018】
試験装置20には、この試験装置20を複数台使って時刻情報を用いた試験を行う際に各試験装置20の時刻情報TMを正確に合わせるための多重化クロック信号Cmを外部へ出力するための出力端子30と、外部から多重化クロック信号を入力するための入力端子31とが設けられている。
【0019】
多重化回路32は、クロック信号発生回路26から出力されるクロック信号Cに、時計回路27から出力されるKビットの時刻情報TMとスタートビットSTとを、例えば所定周期Tsで多重化して多重化クロック信号Cmを生成して、出力端子30に出力する。
【0020】
この多重化回路32は、例えば図2に示すように構成されている。
図2において、多重化指示信号発生回路32aは、図3の(a)に示すクロック信号Cを受け、図3の(b)のようにクロック信号Cの立ち上がりに同期して立ち上がってからクロック信号CがK+1回立ち下がるまでハイレベルとなる多重化指示信号Aを所定周期Tsで出力する。
【0021】
この多重化指示信号Aは、アンド回路32bおよびパラレルシリアル変換回路32cに入力される。アンド回路32bは、多重化指示信号Aがハイレベルの間に入力されるクロック信号Cをシフト用クロックCsとしてパラレルシリアル変換回路32cに出力する。
【0022】
パラレルシリアル変換回路32cは、パラレル入力シリアル出力のK+1段のシフトレジスタからなり、時計回路27からパラレル出力されるKビットの時刻情報TM(b,b,b,…,bK−1)と「1」のスタートビットSTとを多重化指示信号Aの立ち上がりタイミングにラッチし、そのラッチしたデータをシフト用クロックCsの立ち上がりに同期して図3の(c)に示すように、スタートビットSTを先頭に1ビットずつラッチ回路32dに出力する。
【0023】
ラッチ回路32dは、パラレルシリアル変換回路32cから1ビットずつ出力されるデータを図3の(d)のようにクロック信号Cの立ち下がりタイミングでラッチし、そのラッチしたデータをアンド回路32eに出力する。
【0024】
アンド回路32eは、ラッチ回路32bの出力を多重化指示信号Aがハイレベルの間だけ通過させてオア回路32fに入力する。
【0025】
オア回路32fは、アンド回路32eの出力とクロック信号Cとの論理和を出力する。
【0026】
したがって、このオア回路32fからは、図3の(e)に示すように、スタートビットSTとKビットの時刻情報TM(b,b,b,…,bK−1)からなるK+1ビットの各ビットデータが、クロック信号Cのローレベル期間に順番に挿入された多重化クロック信号Cmが出力されることになる。なお、図3の(e)に示した多重化クロック信号Cmは、時刻情報TMが(0100…01)のときの例を示したものである。また、ここでは、スタートビットSTおよび時刻情報TMのビットデータが「1」のときにはハイレベル、ビットデータが「0」のときにはローレベルを挿入しているが、逆にビットデータが「0」のときにはハイレベル、ビットデータが「1」のときにはローレベルを挿入してもよい。
【0027】
一方、外部から入力端子31に入力される多重化クロック信号Cm′は、時刻情報抽出回路33およびクロック同期回路35に出力される。
【0028】
時刻情報抽出回路33は、入力される多重化クロック信号Cm′に時刻情報TMが含まれているとき、その多重化クロック信号Cm′から時刻情報TMを抽出して時刻合わせ回路34に出力する。
【0029】
この時刻抽出回路33は、例えば図4に示すように構成されている。
図4において、遅延回路33aは、図5の(a)に示すクロック信号Cを受けて、図5の(b)のようにクロック信号Cをその周期Tcのほぼ1/4だけ遅延したクロック信号C′をラッチ回路33bおよびシリアルパラレル変換回路33cに出力する。
【0030】
ラッチ回路33bは、図5の(c)のように入力される多重化クロック信号Cm′を図5の(d)のようにクロック信号C′の立ち下がりでラッチして、そのラッチしたデータをシリアルパラレル変換回路33cおよびフリップフロップ33dのセット端子Sに出力する。
【0031】
シリアルパラレル変換回路33cは、シリアル入力パラレル出力型のK+1段のシフトレジスタからなり、シフト/ホールド端子S/Hにハイレベルの信号が入力されている間は、ラッチ回路33bの出力を図5の(e)のようにクロック信号C′の立ち下がりに同期して順番に取り込み、最終段目(K+1段目)の出力をフリップフロップ33dのリセット端子Rおよび時刻合わせ回路34に出力する。また、シフト/ホールド端子S/Hにローレベルの信号が入力されている間は、クロック信号C′が入力されても内部の状態を変えないホールド状態となる。
【0032】
また、フリップフロップ33dは、図5の(g)のように、ラッチ回路33bの出力がハイレベル(「1」)に上がってからシリアルパラレル変換回路33cの最終段の出力がハイレベル(「1」)立ち上がるまでの間、シリアルパラレル変換回路33cのシフト/ホールド端子S/Hにハイレベルの信号を出力し、シリアルパラレル変換回路33cの最終段の出力がハイレベル(「1」)立ち上がるとシフト/ホールド端子S/Hにローレベルの信号を出力する。
【0033】
したがって、多重化クロック信号Cm′に挿入されているスタートビットSTが入力されて、そのスタートビットSTがラッチ回路33bでラッチされて、図5の(d)のようにその出力が「1」(ハイレベル)になると、シリアルパラレル変換回路33cのシフト/ホールド端子S/Hがハイレベルとなり、そのスタートビットSTとそれに続く時刻情報TMは、クロック信号C′が立ち下がる毎にシリアルパラレル変換回路33cに順番に取り込まれる。
【0034】
そして、時刻情報TMの最後のビットデータ(図では「1」)が図5の(e)のようにシリアルパラレル変換回路33cに取り込まれると、図5の(f)のようにその最終段にスタートビットSTがシフトされ、そのスタートビットSTの「1」がフリップフロップ33dのリセット端子Rおよび時刻合わせ回路34に入力される。
【0035】
このとき、シリアルパラレル変換回路33cの1段目からK段目までには、多重化クロック信号Cm′に挿入されていた時刻情報TMの全てのビットデータが記憶されており、シリアルパラレル変換回路33cの最終段から出力されたスタートビットSTの「1」の信号を受けた時刻合わせ回路34は、シリアルパラレル変換回路33cの1段目からK段目までのデータを正しい時刻情報TM′として、時計回路27にセットする。
【0036】
一方、クロック同期回路35は、クロック信号発生回路26が出力するクロック信号Cの位相を、多重化クロック信号Cm′のクロック信号成分の位相に同期させる。
【0037】
したがって、入力端子31から入力される多重化クロック信号Cm′に含まれる時刻情報TM′で時刻合わせされた時計回路27は、その後に入力される多重化クロック信号Cm′のクロック信号成分に同期して歩進することになる。
【0038】
以上のように構成された試験装置20を複数(P)台使って時刻情報を用いた試験を行う場合には、図6に示すように、試験装置20(1)の出力端子30を次の試験装置20(2)の入力端子31にケーブル接続し、試験装置20(2)の出力端子30をさらに次の試験装置20(3)の入力端子31にケーブル接続するという作業を、P台目の試験装置20(P)まで行い、各試験装置20(1)〜20(P)の各ポートを、試験対象のデータ伝送システム1の全てのポート2〜2にそれぞれ接続する。
【0039】
このように接続すると、試験装置20(1)から時刻情報TMが多重化された多重化クロック信号Cm1を受けた試験装置20(2)の時計回路27は、試験装置20(1)の時計回路27と同一時刻にセットされ且つその後の歩進位相も完全に一致するので、試験装置20(1)と試験装置20(2)の時刻情報は常に一致した状態となる。
【0040】
また、試験装置20(2)から時刻情報TMが多重化された多重化クロック信号Cm2を受けた試験装置20(3)の時計回路27は、試験装置20(2)の時計回路27と同一時刻にセットされ且つその後の歩進位相も完全に一致するので、試験装置20(2)と試験装置20(3)の時刻情報は常に一致した状態となる。
【0041】
この関係は、試験装置20(P)まで続いているので、図6のように接続した状態から最長でもTs×(P−1)が経過するまでに、P台の試験装置20(1)〜20(P)の各時計回路27が出力する時刻情報とその歩進位相は一致した状態となる。
【0042】
したがって、この状態で、例えばデータ伝送システム1の伝送遅延時間の試験を行う場合、試験装置20(1)については、伝送遅延時間の試験に必要な各ポート毎の試験用データの送信と、その試験装置20(1)が受け持つポートについての試験用データの受信および遅延時間検出を指定し、他の試験装置20(2)〜20(P)については、それぞれの試験装置が受け持つポートについての試験用データの受信および遅延時間検出を指定してから測定を開始すれば、データ伝送システム1の各ポート毎の伝送遅延時間を相対誤差が極めて少ない状態で検出することができる。
【0043】
また、時計回路27の基準となるクロック信号Cに時刻情報TMを多重化して他の試験装置に伝達するようにしているので、1芯構造のケーブルで簡単に接続することができる。
【0044】
なお、図6では、複数台の試験装置20(1)〜20(P)の出力端子30と入力端子31の間を直列に接続していたが、図7に示すように、1台の試験装置20(1)の出力端子30から出力される多重化クロック信号Cm1を他の試験装置20(2)〜20(P)の各入力端子31に共通に入力した場合でも、全ての試験装置20(1)〜20(P)の時刻情報とその歩進位相を一致させることができる。
【0045】
また、図7のような接続方法を想定した場合、試験装置20(1)では、図1に示した構成要件のうち、信号入力端子31、時刻情報抽出回路33、時刻合わせ回路34およびクロック同期回路35を省略することができ、また、試験装置20(2)〜20(P)では、図1に示した構成要件のうち、出力端子30および多重化回路32を省略することができる。
【0046】
また、前記した試験装置20の多重化回路32は、クロック信号Cに対する時刻情報TMの多重化を所定周期Tsで行うようにしているが、これは本発明を限定するものではない。
【0047】
例えば、前記したように他の試験装置から多重化クロック信号Cm′を受ける側の試験装置20(2)〜20(P)としては、外部から入力端子31を介して入力される多重化クロック信号Cm′から時刻情報TM′が抽出されて、時計回路27の時刻合わせが終了したときに、多重化回路32がクロック信号Cに対する時刻情報TMの多重化を行うようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1のデータ伝送システム試験装置は、
クロック信号発生回路(26)と、該クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象のデータ伝送システムに接続するためのポート(21〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの試験を行うデータ伝送システム試験装置において、
前記クロック信号発生回路から出力されるクロック信号の各パルスの間に前記時計回路が出力する時刻情報のシリアルデータをビット単位で挿入して多重化する多重化回路(32)と、
前記多重化回路から出力される多重化クロック信号を外部へ出力するための出力端子(30)とを備えたことを特徴としている。
【0049】
このため、データ伝送システムに対して時刻情報を用いた試験を他の試験装置を併用して行う場合に、他の試験装置に自装置のクロック信号成分と時刻情報とを伝達することができ、正確な試験を行うことができる。
【0050】
また、本発明の請求項2のデータ伝送システム試験装置は、
クロック信号発生回路(26)と、該クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象のデータ伝送システムに接続するためのポート(21〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの試験を行うデータ伝送システム試験装置において、
クロック信号の各パルスの間に時刻情報のシリアルデータがビット単位で挿入されて多重化された多重化クロック信号を外部から入力させるための入力端子(31)と、
前記入力端子に入力される多重化クロック信号に含まれるクロック信号成分の各パルスの間の値を読み取って時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段(33)と、
前記時刻情報抽出手段によって抽出された時刻情報で前記時計回路の時刻を合わせる時刻合わせ手段(34)と、
前記多重化クロック信号のクロック信号成分に前記クロック信号発生回路が発生するクロック信号を同期させるクロック同期手段(35)とを備えたことを特徴としている。
【0051】
このため、データ伝送システムに対して時刻情報を用いた試験を他の試験装置を併用して行う場合に、他の試験装置からの多重化クロック信号を受けて、その多重化クロック信号に多重化されている時刻情報に自装置の時刻情報を合わせ、且つ、多重化クロック信号のクロック信号成分に自装置のクロック信号を同期させることができ、自装置の時刻情報を他の試験装置の時刻情報に常に一致させた状態で試験が行える。
【0052】
また、本発明の請求項3のデータ伝送システム試験装置は、
クロック信号発生回路(26)と、該クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象のデータ伝送システムに接続するためのポート(21〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの試験を行うデータ伝送システム試験装置において、
クロック信号の各パルスの間に時刻情報のシリアルデータがビット単位で挿入されて多重化された多重化クロック信号を外部から入力させるための入力端子(31)と、
前記入力端子に入力される多重化クロック信号に含まれるクロック信号成分の各パルスの間の値を読み取って時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段(33)と、
前記時刻情報抽出手段によって抽出された時刻情報で前記時計回路の時刻を合わせる時刻合わせ手段(34)と、
前記多重化クロック信号のクロック信号成分に前記クロック信号発生回路が発生するクロック信号を同期させるクロック同期手段(35)と、
前記クロック信号発生回路から出力されるクロック信号の各パルスの間に前記時計回路が出力する時刻情報のシリアルデータをビット単位で挿入して多重化する多重化回路(32)と、
前記多重化回路から出力される多重化クロック信号を外部へ出力するための出力端子(30)とを備えたことを特徴としている。
【0053】
このため、他の一つの試験装置の時刻情報に自装置の時刻情報を常に一致した状態にでき、また、他の別の試験装置に対して多重化クロック信号を伝達して、その他の別の試験装置の時刻情報を自装置の時刻情報に常に一致させることができるので、データ伝送システムに対して時刻情報を用いた試験を複数の試験装置を併用して行う場合でも正確な試験が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す図
【図2】実施形態の要部の構成例を示す図
【図3】実施形態の要部の動作を説明するためのタイミング図
【図4】実施形態の要部の構成を示す図
【図5】実施形態の要部の動作を説明するためのタイミング図
【図6】実施形態の試験装置を複数台用いて試験を行う際の接続状態を示す図
【図7】実施形態の試験装置を複数台用いて試験を行う際の他の接続状態を示す図
【図8】従来装置の構成を示す図
【図9】従来装置を複数台用いて試験を行う際の接続状態を示す図
【符号の説明】
1 データ伝送システム
2 ポート
20 データ伝送システム試験装置
21 ポート
22 インタフェース
23 データ処理部
24 操作部
25 表示器
26 クロック信号発生回路
27 時計回路
30 出力端子
31 入力端子
32 多重化回路
33 時刻情報抽出回路
34 時計合わせ回路
35 クロック同期回路

Claims (3)

  1. クロック信号発生回路(26)と、該クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象のデータ伝送システムに接続するためのポート(21〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの試験を行うデータ伝送システム試験装置において、
    前記クロック信号発生回路から出力されるクロック信号の各パルスの間に前記時計回路が出力する時刻情報のシリアルデータをビット単位で挿入して多重化する多重化回路(32)と、
    前記多重化回路から出力される多重化クロック信号を外部へ出力するための出力端子(30)とを備えたことを特徴とするデータ伝送システム試験装置。
  2. クロック信号発生回路(26)と、該クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象のデータ伝送システムに接続するためのポート(21〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの試験を行うデータ伝送システム試験装置において、
    クロック信号の各パルスの間に時刻情報のシリアルデータがビット単位で挿入されて多重化された多重化クロック信号を外部から入力させるための入力端子(31)と、
    前記入力端子に入力される多重化クロック信号に含まれるクロック信号成分の各パルスの間の値を読み取って時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段(33)と、
    前記時刻情報抽出手段によって抽出された時刻情報で前記時計回路の時刻を合わせる時刻合わせ手段(34)と、
    前記多重化クロック信号のクロック信号成分に前記クロック信号発生回路が発生するクロック信号を同期させるクロック同期手段(35)とを備えたことを特徴とするデータ伝送システム試験装置。
  3. クロック信号発生回路(26)と、該クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象のデータ伝送システムに接続するためのポート(21〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの試験を行うデータ伝送システム試験装置において、
    クロック信号の各パルスの間に時刻情報のシリアルデータがビット単位で挿入されて多重化された多重化クロック信号を外部から入力させるための入力端子(31)と、
    前記入力端子に入力される多重化クロック信号に含まれるクロック信号成分の各パルスの間の値を読み取って時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段(33)と、
    前記時刻情報抽出手段によって抽出された時刻情報で前記時計回路の時刻を合わせる時刻合わせ手段(34)と、
    前記多重化クロック信号のクロック信号成分に前記クロック信号発生回路が発生するクロック信号を同期させるクロック同期手段(35)と、
    前記クロック信号発生回路から出力されるクロック信号の各パルスの間に前記時計回路が出力する時刻情報のシリアルデータをビット単位で挿入して多重化する多重化回路(32)と、
    前記多重化回路から出力される多重化クロック信号を外部へ出力するための出力端子(30)とを備えたことを特徴とするデータ伝送システム試験装置。
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