JP2003046492A - データ伝送システム試験装置 - Google Patents

データ伝送システム試験装置

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JP2003046492A
JP2003046492A JP2001231399A JP2001231399A JP2003046492A JP 2003046492 A JP2003046492 A JP 2003046492A JP 2001231399 A JP2001231399 A JP 2001231399A JP 2001231399 A JP2001231399 A JP 2001231399A JP 2003046492 A JP2003046492 A JP 2003046492A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時刻情報を用いた試験を正確に行えるように
する。 【解決手段】 時刻情報抽出回路33は、入力端子31
に入力される多重化クロック信号Cm′から時刻情報T
M′を抽出し、時刻合わせ回路34はこの抽出された時
刻情報TM′で時計回路27の時刻を合わせる。また、
クロック同期回路35は、入力された多重化クロック信
号Cm′のクロック信号成分にクロック信号発生回路2
6が発生するクロック信号Cを同期させる。多重化回路
32は、このクロック信号Cに時計回路27が出力する
時刻情報TMを多重化して、その多重化クロック信号C
mを出力端子30から出力する。このため、複数台の試
験装置の入力端子と出力端子の間を接続することで、複
数台の試験装置の時刻情報を同期させることができ、時
刻情報を用いる試験を正確に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ伝送システ
ムに対する時刻情報を用いた試験を正確に行うための技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークやそれを構成するルータや
ハブ等のようなデータ伝送システムの試験には、時刻情
報を用いるものがある。
【0003】例えば、ルータやハブ等の機器の内部処理
時間をポート毎に調べる場合には、時刻情報が含まれた
試験用データを生成して試験対象機器の一つのポートに
順次入力し、その試験対象機器が他のポートから出力す
る試験用データを受信し、その受信時刻と受信した試験
用データに含まれている時刻情報との差を各ポート毎に
求める。
【0004】図8は、上記のように時刻情報を用いた試
験を行うことができる従来のデータ伝送システム試験装
置(以下、試験装置と記す)10の構成を示している。
【0005】この試験装置10は、試験対象のデータ伝
送システム1の各ポート2〜2に接続するための複
数nのポート11〜11と、これらのポート11
〜11を介してデータの送受信を行うインタフェース
12と、図示しない操作部等から指定された試験項目に
応じて試験用のデータを生成し、インタフェース12お
よびポート11〜11を介してデータ伝送システム
1に出力し、また、データ伝送システム1から出力され
るデータの解析を指定された試験項目に応じて行うデー
タ処理部13とを有している。
【0006】また、この試験装置10には、クロック信
号発生回路14およびクロック信号発生回路14から出
力されるクロック信号Cに基づいて時刻情報TMを出力
する時計回路15とが設けられており、データ処理部1
3は、データ伝送システム1に対して時刻情報を用いた
試験を行なう際には、この時計回路15から出力される
時刻情報TMを用いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された従来の試験装置10では、試験装置1
0が有するポート数nより多いポートを有するデータ伝
送システム1に対する時刻情報を用いた試験を正確に行
うことができないという問題があった。
【0008】即ち、試験装置10のポート数nより多い
ポートを有するデータ伝送システム1に対して、上記の
ような伝送遅延時間の試験を行う場合には、図9に示し
ているように、複数(P)の試験装置10(1)〜10
(P)の各ポートを、データ伝送システム1の全てのポ
ート2〜2に接続して、そのうちの一つの試験装置
10(1)からデータ伝送システム1の一つのポート2
に時刻情報TMを含む他の各ポート2〜2宛ての
試験用データDを順次出力し、データ伝送システム1の
他のポート2〜2から順次出力される試験用データ
Dを各試験装置10(1)〜10(P)で受信して、そ
れぞれの受信時刻と受信した試験用データDに含まれる
時刻情報TMとの差を求める必要がある。
【0009】ところが、各試験装置10(1)〜10
(P)の時計回路15が出力する時刻情報TMは正確に
一致していないため、試験用データDを出力している試
験装置10(1)で検出される伝送遅延時間の精度に対
して、他の試験装置10(2)〜10(P)で検出され
る伝送遅延時間の精度は低くなってしまう。
【0010】このような測定精度の低下は、上記した内
部処理時間の試験だけでなく、複数台の試験装置10で
データ伝送システム1に対する時刻情報を用いた他の試
験を行う際にも生じる。
【0011】本発明は、この問題を解決して、データ伝
送システムに対する時刻情報を用いた試験を複数台の試
験装置で行う場合でも、正確な試験が行えるデータ伝送
試験装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のデータ伝送システム試験装置
は、クロック信号発生回路(26)と、該クロック信号
発生回路から出力されるクロック信号を受けて時刻情報
を出力する時計回路(27)と、試験対象のデータ伝送
システムに接続するためのポート(21〜21)と
を有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用いて前記
ポートに接続されたデータ伝送システムの試験を行うデ
ータ伝送システム試験装置において、前記クロック信号
発生回路から出力されるクロック信号に前記時計回路が
出力する時刻情報を多重化する多重化回路(32)と、
前記多重化回路から出力される多重化クロック信号を外
部へ出力するための出力端子(30)とを備えたことを
特徴としている。
【0013】また、本発明の請求項2のデータ伝送シス
テム試験装置は、クロック信号発生回路(26)と、該
クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受
けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象
のデータ伝送システムに接続するためのポート(21
〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報
を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの
試験を行うデータ伝送システム試験装置において、クロ
ック信号に時刻情報が多重化された多重化クロック信号
を外部から入力させるための入力端子(31)と、前記
入力端子に入力される多重化クロック信号から時刻情報
を抽出する時刻情報抽出手段(33)と、前記時刻情報
抽出手段によって抽出された時刻情報で前記時計回路の
時刻を合わせる時刻合わせ手段(34)と、前記多重化
クロック信号のクロック信号成分に前記クロック信号発
生回路が発生するクロック信号を同期させるクロック同
期手段(35)とを備えたことを特徴としている。
【0014】また、本発明の請求項3のデータ伝送シス
テム試験装置は、クロック信号発生回路(26)と、該
クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受
けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象
のデータ伝送システムに接続するためのポート(21
〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報
を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの
試験を行うデータ伝送システム試験装置において、クロ
ック信号に時刻情報が多重化された多重化クロック信号
を外部から入力させるための入力端子(31)と、前記
入力端子に入力される多重化クロック信号から時刻情報
を抽出する時刻情報抽出手段(33)と、前記時刻情報
抽出手段によって抽出された時刻情報で前記時計回路の
時刻を合わせる時刻合わせ手段(34)と、前記多重化
クロック信号のクロック信号成分に前記クロック信号発
生回路が発生するクロック信号を同期させるクロック同
期手段(35)と、前記クロック信号発生回路から出力
されるクロック信号に前記時計回路が出力する時刻情報
を多重化する多重化回路(32)と、前記多重化回路か
ら出力される多重化クロック信号を外部へ出力するため
の出力端子(30)とを備えたことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明を適用したデータ
伝送システム試験装置(以下、試験装置と記す)20の
構成を示している。
【0016】この試験装置20は、試験対象のデータ伝
送システムの各ポートに接続するための複数nのポート
21〜21と、これらのポート21〜21を介
してデータの送受信を行うインタフェース22と、指定
された試験項目に応じて試験用のデータを生成してデー
タ伝送システムに出力し、また、データ伝送システムか
ら出力されるデータの解析を指定された試験項目に応じ
て行うデータ処理部23と、データ処理部23に対して
試験項目や試験条件等のパラメータを設定するための操
作部24と、データ処理部23が行った試験の結果等を
表示する表示器25とを有している。
【0017】また、この試験装置20には、クロック信
号発生回路26およびクロック信号発生回路26から出
力される所定周波数(例えば10MHz)のクロック信
号Cに基づいて時刻情報TMを出力する時計回路27と
が設けられており、データ処理部23は、試験対象のデ
ータ伝送システムに対して時刻情報を用いた試験が指定
された場合には、この時計回路27から出力される時刻
情報TMを用いる。なお、時計回路27が出力する時刻
情報TMには、時、分、秒の情報だけでなく年、月、日
の情報が含まれていてもよい。
【0018】試験装置20には、この試験装置20を複
数台使って時刻情報を用いた試験を行う際に各試験装置
20の時刻情報TMを正確に合わせるための多重化クロ
ック信号Cmを外部へ出力するための出力端子30と、
外部から多重化クロック信号を入力するための入力端子
31とが設けられている。
【0019】多重化回路32は、クロック信号発生回路
26から出力されるクロック信号Cに、時計回路27か
ら出力されるKビットの時刻情報TMとスタートビット
STとを、例えば所定周期Tsで多重化して多重化クロ
ック信号Cmを生成して、出力端子30に出力する。
【0020】この多重化回路32は、例えば図2に示す
ように構成されている。図2において、多重化指示信号
発生回路32aは、図3の(a)に示すクロック信号C
を受け、図3の(b)のようにクロック信号Cの立ち上
がりに同期して立ち上がってからクロック信号CがK+
1回立ち下がるまでハイレベルとなる多重化指示信号A
を所定周期Tsで出力する。
【0021】この多重化指示信号Aは、アンド回路32
bおよびパラレルシリアル変換回路32cに入力され
る。アンド回路32bは、多重化指示信号Aがハイレベ
ルの間に入力されるクロック信号Cをシフト用クロック
Csとしてパラレルシリアル変換回路32cに出力す
る。
【0022】パラレルシリアル変換回路32cは、パラ
レル入力シリアル出力のK+1段のシフトレジスタから
なり、時計回路27からパラレル出力されるKビットの
時刻情報TM(b,b,b,…,bK−1)と
「1」のスタートビットSTとを多重化指示信号Aの立
ち上がりタイミングにラッチし、そのラッチしたデータ
をシフト用クロックCsの立ち上がりに同期して図3の
(c)に示すように、スタートビットSTを先頭に1ビ
ットずつラッチ回路32dに出力する。
【0023】ラッチ回路32dは、パラレルシリアル変
換回路32cから1ビットずつ出力されるデータを図3
の(d)のようにクロック信号Cの立ち下がりタイミン
グでラッチし、そのラッチしたデータをアンド回路32
eに出力する。
【0024】アンド回路32eは、ラッチ回路32bの
出力を多重化指示信号Aがハイレベルの間だけ通過させ
てオア回路32fに入力する。
【0025】オア回路32fは、アンド回路32eの出
力とクロック信号Cとの論理和を出力する。
【0026】したがって、このオア回路32fからは、
図3の(e)に示すように、スタートビットSTとKビ
ットの時刻情報TM(b,b,b,…,
K−1)からなるK+1ビットの各ビットデータが、
クロック信号Cのローレベル期間に順番に挿入された多
重化クロック信号Cmが出力されることになる。なお、
図3の(e)に示した多重化クロック信号Cmは、時刻
情報TMが(0100…01)のときの例を示したもの
である。また、ここでは、スタートビットSTおよび時
刻情報TMのビットデータが「1」のときにはハイレベ
ル、ビットデータが「0」のときにはローレベルを挿入
しているが、逆にビットデータが「0」のときにはハイ
レベル、ビットデータが「1」のときにはローレベルを
挿入してもよい。
【0027】一方、外部から入力端子31に入力される
多重化クロック信号Cm′は、時刻情報抽出回路33お
よびクロック同期回路35に出力される。
【0028】時刻情報抽出回路33は、入力される多重
化クロック信号Cm′に時刻情報TMが含まれていると
き、その多重化クロック信号Cm′から時刻情報TMを
抽出して時刻合わせ回路34に出力する。
【0029】この時刻抽出回路33は、例えば図4に示
すように構成されている。図4において、遅延回路33
aは、図5の(a)に示すクロック信号Cを受けて、図
5の(b)のようにクロック信号Cをその周期Tcのほ
ぼ1/4だけ遅延したクロック信号C′をラッチ回路3
3bおよびシリアルパラレル変換回路33cに出力す
る。
【0030】ラッチ回路33bは、図5の(c)のよう
に入力される多重化クロック信号Cm′を図5の(d)
のようにクロック信号C′の立ち下がりでラッチして、
そのラッチしたデータをシリアルパラレル変換回路33
cおよびフリップフロップ33dのセット端子Sに出力
する。
【0031】シリアルパラレル変換回路33cは、シリ
アル入力パラレル出力型のK+1段のシフトレジスタか
らなり、シフト/ホールド端子S/Hにハイレベルの信
号が入力されている間は、ラッチ回路33bの出力を図
5の(e)のようにクロック信号C′の立ち下がりに同
期して順番に取り込み、最終段目(K+1段目)の出力
をフリップフロップ33dのリセット端子Rおよび時刻
合わせ回路34に出力する。また、シフト/ホールド端
子S/Hにローレベルの信号が入力されている間は、ク
ロック信号C′が入力されても内部の状態を変えないホ
ールド状態となる。
【0032】また、フリップフロップ33dは、図5の
(g)のように、ラッチ回路33bの出力がハイレベル
(「1」)に上がってからシリアルパラレル変換回路3
3cの最終段の出力がハイレベル(「1」)立ち上がる
までの間、シリアルパラレル変換回路33cのシフト/
ホールド端子S/Hにハイレベルの信号を出力し、シリ
アルパラレル変換回路33cの最終段の出力がハイレベ
ル(「1」)立ち上がるとシフト/ホールド端子S/H
にローレベルの信号を出力する。
【0033】したがって、多重化クロック信号Cm′に
挿入されているスタートビットSTが入力されて、その
スタートビットSTがラッチ回路33bでラッチされ
て、図5の(d)のようにその出力が「1」(ハイレベ
ル)になると、シリアルパラレル変換回路33cのシフ
ト/ホールド端子S/Hがハイレベルとなり、そのスタ
ートビットSTとそれに続く時刻情報TMは、クロック
信号C′が立ち下がる毎にシリアルパラレル変換回路3
3cに順番に取り込まれる。
【0034】そして、時刻情報TMの最後のビットデー
タ(図では「1」)が図5の(e)のようにシリアルパ
ラレル変換回路33cに取り込まれると、図5の(f)
のようにその最終段にスタートビットSTがシフトさ
れ、そのスタートビットSTの「1」がフリップフロッ
プ33dのリセット端子Rおよび時刻合わせ回路34に
入力される。
【0035】このとき、シリアルパラレル変換回路33
cの1段目からK段目までには、多重化クロック信号C
m′に挿入されていた時刻情報TMの全てのビットデー
タが記憶されており、シリアルパラレル変換回路33c
の最終段から出力されたスタートビットSTの「1」の
信号を受けた時刻合わせ回路34は、シリアルパラレル
変換回路33cの1段目からK段目までのデータを正し
い時刻情報TM′として、時計回路27にセットする。
【0036】一方、クロック同期回路35は、クロック
信号発生回路26が出力するクロック信号Cの位相を、
多重化クロック信号Cm′のクロック信号成分の位相に
同期させる。
【0037】したがって、入力端子31から入力される
多重化クロック信号Cm′に含まれる時刻情報TM′で
時刻合わせされた時計回路27は、その後に入力される
多重化クロック信号Cm′のクロック信号成分に同期し
て歩進することになる。
【0038】以上のように構成された試験装置20を複
数(P)台使って時刻情報を用いた試験を行う場合に
は、図6に示すように、試験装置20(1)の出力端子
30を次の試験装置20(2)の入力端子31にケーブ
ル接続し、試験装置20(2)の出力端子30をさらに
次の試験装置20(3)の入力端子31にケーブル接続
するという作業を、P台目の試験装置20(P)まで行
い、各試験装置20(1)〜20(P)の各ポートを、
試験対象のデータ伝送システム1の全てのポート2
にそれぞれ接続する。
【0039】このように接続すると、試験装置20
(1)から時刻情報TMが多重化された多重化クロック
信号Cm1を受けた試験装置20(2)の時計回路27
は、試験装置20(1)の時計回路27と同一時刻にセ
ットされ且つその後の歩進位相も完全に一致するので、
試験装置20(1)と試験装置20(2)の時刻情報は
常に一致した状態となる。
【0040】また、試験装置20(2)から時刻情報T
Mが多重化された多重化クロック信号Cm2を受けた試
験装置20(3)の時計回路27は、試験装置20
(2)の時計回路27と同一時刻にセットされ且つその
後の歩進位相も完全に一致するので、試験装置20
(2)と試験装置20(3)の時刻情報は常に一致した
状態となる。
【0041】この関係は、試験装置20(P)まで続い
ているので、図6のように接続した状態から最長でもT
s×(P−1)が経過するまでに、P台の試験装置20
(1)〜20(P)の各時計回路27が出力する時刻情
報とその歩進位相は一致した状態となる。
【0042】したがって、この状態で、例えばデータ伝
送システム1の伝送遅延時間の試験を行う場合、試験装
置20(1)については、伝送遅延時間の試験に必要な
各ポート毎の試験用データの送信と、その試験装置20
(1)が受け持つポートについての試験用データの受信
および遅延時間検出を指定し、他の試験装置20(2)
〜20(P)については、それぞれの試験装置が受け持
つポートについての試験用データの受信および遅延時間
検出を指定してから測定を開始すれば、データ伝送シス
テム1の各ポート毎の伝送遅延時間を相対誤差が極めて
少ない状態で検出することができる。
【0043】また、時計回路27の基準となるクロック
信号Cに時刻情報TMを多重化して他の試験装置に伝達
するようにしているので、1芯構造のケーブルで簡単に
接続することができる。
【0044】なお、図6では、複数台の試験装置20
(1)〜20(P)の出力端子30と入力端子31の間
を直列に接続していたが、図7に示すように、1台の試
験装置20(1)の出力端子30から出力される多重化
クロック信号Cm1を他の試験装置20(2)〜20
(P)の各入力端子31に共通に入力した場合でも、全
ての試験装置20(1)〜20(P)の時刻情報とその
歩進位相を一致させることができる。
【0045】また、図7のような接続方法を想定した場
合、試験装置20(1)では、図1に示した構成要件の
うち、信号入力端子31、時刻情報抽出回路33、時刻
合わせ回路34およびクロック同期回路35を省略する
ことができ、また、試験装置20(2)〜20(P)で
は、図1に示した構成要件のうち、出力端子30および
多重化回路32を省略することができる。
【0046】また、前記した試験装置20の多重化回路
32は、クロック信号Cに対する時刻情報TMの多重化
を所定周期Tsで行うようにしているが、これは本発明
を限定するものではない。
【0047】例えば、前記したように他の試験装置から
多重化クロック信号Cm′を受ける側の試験装置20
(2)〜20(P)としては、外部から入力端子31を
介して入力される多重化クロック信号Cm′から時刻情
報TM′が抽出されて、時計回路27の時刻合わせが終
了したときに、多重化回路32がクロック信号Cに対す
る時刻情報TMの多重化を行うようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のデータ伝送システム試験装置は、クロック信号発生回
路(26)と、該クロック信号発生回路から出力される
クロック信号を受けて時刻情報を出力する時計回路(2
7)と、試験対象のデータ伝送システムに接続するため
のポート(21〜21)とを有し、前記時計回路が
出力する時刻情報を用いて前記ポートに接続されたデー
タ伝送システムの試験を行うデータ伝送システム試験装
置において、前記クロック信号発生回路から出力される
クロック信号に前記時計回路が出力する時刻情報を多重
化する多重化回路(32)と、前記多重化回路から出力
される多重化クロック信号を外部へ出力するための出力
端子(30)とを備えたことを特徴としている。
【0049】このため、データ伝送システムに対して時
刻情報を用いた試験を他の試験装置を併用して行う場合
に、他の試験装置に自装置のクロック信号成分と時刻情
報とを伝達することができ、正確な試験を行うことがで
きる。
【0050】また、本発明の請求項2のデータ伝送シス
テム試験装置は、クロック信号発生回路(26)と、該
クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受
けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象
のデータ伝送システムに接続するためのポート(21
〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報
を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの
試験を行うデータ伝送システム試験装置において、クロ
ック信号に時刻情報が多重化された多重化クロック信号
を外部から入力させるための入力端子(31)と、前記
入力端子に入力される多重化クロック信号から時刻情報
を抽出する時刻情報抽出手段(33)と、前記時刻情報
抽出手段によって抽出された時刻情報で前記時計回路の
時刻を合わせる時刻合わせ手段(34)と、前記多重化
クロック信号のクロック信号成分に前記クロック信号発
生回路が発生するクロック信号を同期させるクロック同
期手段(35)とを備えたことを特徴としている。
【0051】このため、データ伝送システムに対して時
刻情報を用いた試験を他の試験装置を併用して行う場合
に、他の試験装置からの多重化クロック信号を受けて、
その多重化クロック信号に多重化されている時刻情報に
自装置の時刻情報を合わせ、且つ、多重化クロック信号
のクロック信号成分に自装置のクロック信号を同期させ
ることができ、自装置の時刻情報を他の試験装置の時刻
情報に常に一致させた状態で試験が行える。
【0052】また、本発明の請求項3のデータ伝送シス
テム試験装置は、クロック信号発生回路(26)と、該
クロック信号発生回路から出力されるクロック信号を受
けて時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象
のデータ伝送システムに接続するためのポート(21
〜21)とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報
を用いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの
試験を行うデータ伝送システム試験装置において、クロ
ック信号に時刻情報が多重化された多重化クロック信号
を外部から入力させるための入力端子(31)と、前記
入力端子に入力される多重化クロック信号から時刻情報
を抽出する時刻情報抽出手段(33)と、前記時刻情報
抽出手段によって抽出された時刻情報で前記時計回路の
時刻を合わせる時刻合わせ手段(34)と、前記多重化
クロック信号のクロック信号成分に前記クロック信号発
生回路が発生するクロック信号を同期させるクロック同
期手段(35)と、前記クロック信号発生回路から出力
されるクロック信号に前記時計回路が出力する時刻情報
を多重化する多重化回路(32)と、前記多重化回路か
ら出力される多重化クロック信号を外部へ出力するため
の出力端子(30)とを備えたことを特徴としている。
【0053】このため、他の一つの試験装置の時刻情報
に自装置の時刻情報を常に一致した状態にでき、また、
他の別の試験装置に対して多重化クロック信号を伝達し
て、その他の別の試験装置の時刻情報を自装置の時刻情
報に常に一致させることができるので、データ伝送シス
テムに対して時刻情報を用いた試験を複数の試験装置を
併用して行う場合でも正確な試験が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す図
【図2】実施形態の要部の構成例を示す図
【図3】実施形態の要部の動作を説明するためのタイミ
ング図
【図4】実施形態の要部の構成を示す図
【図5】実施形態の要部の動作を説明するためのタイミ
ング図
【図6】実施形態の試験装置を複数台用いて試験を行う
際の接続状態を示す図
【図7】実施形態の試験装置を複数台用いて試験を行う
際の他の接続状態を示す図
【図8】従来装置の構成を示す図
【図9】従来装置を複数台用いて試験を行う際の接続状
態を示す図
【符号の説明】
1 データ伝送システム 2 ポート 20 データ伝送システム試験装置 21 ポート 22 インタフェース 23 データ処理部 24 操作部 25 表示器 26 クロック信号発生回路 27 時計回路 30 出力端子 31 入力端子 32 多重化回路 33 時刻情報抽出回路 34 時計合わせ回路 35 クロック同期回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック信号発生回路(26)と、該クロ
    ック信号発生回路から出力されるクロック信号を受けて
    時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象のデ
    ータ伝送システムに接続するためのポート(21〜2
    )とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用
    いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの試験
    を行うデータ伝送システム試験装置において、 前記クロック信号発生回路から出力されるクロック信号
    に前記時計回路が出力する時刻情報を多重化する多重化
    回路(32)と、 前記多重化回路から出力される多重化クロック信号を外
    部へ出力するための出力端子(30)とを備えたことを
    特徴とするデータ伝送システム試験装置。
  2. 【請求項2】クロック信号発生回路(26)と、該クロ
    ック信号発生回路から出力されるクロック信号を受けて
    時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象のデ
    ータ伝送システムに接続するためのポート(21〜2
    )とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用
    いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの試験
    を行うデータ伝送システム試験装置において、 クロック信号に時刻情報が多重化された多重化クロック
    信号を外部から入力させるための入力端子(31)と、 前記入力端子に入力される多重化クロック信号から時刻
    情報を抽出する時刻情報抽出手段(33)と、 前記時刻情報抽出手段によって抽出された時刻情報で前
    記時計回路の時刻を合わせる時刻合わせ手段(34)
    と、 前記多重化クロック信号のクロック信号成分に前記クロ
    ック信号発生回路が発生するクロック信号を同期させる
    クロック同期手段(35)とを備えたことを特徴とする
    データ伝送システム試験装置。
  3. 【請求項3】クロック信号発生回路(26)と、該クロ
    ック信号発生回路から出力されるクロック信号を受けて
    時刻情報を出力する時計回路(27)と、試験対象のデ
    ータ伝送システムに接続するためのポート(21〜2
    )とを有し、前記時計回路が出力する時刻情報を用
    いて前記ポートに接続されたデータ伝送システムの試験
    を行うデータ伝送システム試験装置において、 クロック信号に時刻情報が多重化された多重化クロック
    信号を外部から入力させるための入力端子(31)と、 前記入力端子に入力される多重化クロック信号から時刻
    情報を抽出する時刻情報抽出手段(33)と、 前記時刻情報抽出手段によって抽出された時刻情報で前
    記時計回路の時刻を合わせる時刻合わせ手段(34)
    と、 前記多重化クロック信号のクロック信号成分に前記クロ
    ック信号発生回路が発生するクロック信号を同期させる
    クロック同期手段(35)と、 前記クロック信号発生回路から出力されるクロック信号
    に前記時計回路が出力する時刻情報を多重化する多重化
    回路(32)と、 前記多重化回路から出力される多重化クロック信号を外
    部へ出力するための出力端子(30)とを備えたことを
    特徴とするデータ伝送システム試験装置。
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JP2006311571A (ja) * 2005-04-29 2006-11-09 Tektronix Internatl Sales Gmbh 測定装置及び同期方法
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