JP3555814B2 - コイルばね製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼線をコイル状に成形して製造されたコイルばねの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、各種の産業分野でコイルばねが広く使用されている。このコイルばねの製造方法としては、一般に、鋼線を常温でコイル状に成形する冷間成形法と、鋼線をそのオーステナイト化温度でコイル状に成形する熱間成形法とが知られている。
【0003】
冷間成形法は、一般に、焼き入れ及び焼き戻しが施された鋼線を、常温でコイル状に成形し、この成形品の残留応力を除去する低温焼なましを施し、さらにショットピーニングを施し、その後、所定荷重を負荷するセッチングを施してコイルばねを製造する方法である。この冷間成形法では、常温で成形するので表面の脱炭などが無く仕上がり精度に優れ、また、加工硬化によって高強度のコイルばねを製造できるという利点がある。しかし、常温では鋼線の変形抵抗が大きいので、コイリングピンを用いて冷間でコイル状に成形する自動ばね成形機のうち最大級のものを使用しても、成形できる鋼線の引張強さは最大1961N/mm (200kgf/mm )まで、また、直径は最大14mmまでといわれている。なお、旋盤を使って芯がねでコイル状に成形する芯がね式ばね成形機を用いると、1961N/mm を超える引張強さで14mmを超える直径の鋼線をばね成形できるものの、この芯がね式ばね成形機では鋼線送り速度が遅いので大量生産には向かない。
【0004】
一方、熱間成形法は、一般に、鋼線をそのオーステナイト化温度でコイル状に成形し、焼き入れ及び焼き戻しを施し、さらにショットピーニングを施し、その後、所定荷重を負荷するセッチングを施してコイルばねを製造する方法である。この熱間成形法では、鋼線をそのオーステナイト化温度で成形するため鋼線の変形抵抗が少なく、1961N/mm を超える引張強さの鋼線や、14mmを超える直径の鋼線でも成形できるという利点がある。しかし、高温による鋼線の表面脱炭や、高温の軟らかい状態で成形するので鋼線に疵が付き易い。
【0005】
上記のように、コイルばねの冷間成形法と熱間成形法にはそれぞれ長所と短所がある。そこで、これら冷間成形法と熱間成形法の短所を無くすことを目的とするコイルばね製造方法として、特開平5−078748号公報に記載されたコイルばね製造方法が知られている。
【0006】
このコイルばね製造方法は、鋼線を、焼き入れした後、焼き戻し温度に加熱した状態でコイル状に成形し、250℃以上焼き戻し温度以下の範囲内の温度に30分以上保持し、さらにその後、所定荷重を負荷するセッチングを施す方法である。この製造方法によれば、冷間成形法と熱間成形法の短所を解消し、さらに、工程の簡略化と低コスト化を図ることができる、と上記公報には記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常、焼き戻し温度は鋼線の化学成分に基づいて決定される。従って、上記の製造方法では、鋼線の化学成分に基づいて、この鋼線がコイル状に成形される温度が決定されることとなる。このため、鋼線をコイル状に成形するときの温度を選択する自由度が低く、鋼線の引張強度や直径に応じて成形温度を適切に選択できないという問題がある。また、鋼線の焼き戻し温度から外れた温度でこの鋼線をコイル状に成形して、特有の機械的性質をもつコイルばねを製造したい場合も考えられるが、上記した従来の製造方法ではこのような場合に対応できない。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑み、冷間成形と熱間成形の短所を無くし、しかも、鋼線をコイル状に成形するときの温度を自在に選択できるコイルばね製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のコイルばね製造方法は、鋼線をコイル状に成形してコイルばねを製造するコイルばね製造方法において、
(1)鋼線をコイル状に成形するに当り、焼入れ及び焼戻しが施された鋼線を高周波誘導加熱で250℃以上550℃以下の範囲内の成形温度に加熱した状態でコイル状に成形してコイルばねを製造し、
(2)該コイルばねが前記成形温度から室温に冷却されるまでの間に、該コイルばねが使用されるときの荷重負荷方向の所定荷重を該コイルばねに所定時間負荷し、
(3)該コイルばねにショットピーニングを施すことを特徴とするものである。
【0010】
ここで、
(4)前記鋼線として、高周波熱処理によって焼き入れ及び焼き戻しが施された鋼線を用いてもよい。
【0011】
また、
(5)前記鋼線として、1569N/mm以上2158N/mm以下の範囲内の引張強さをもつ鋼線を用いてもよい。
【0012】
さらに、
(6)前記鋼線として、20mm以下の直径の鋼線を用いてもよい。
【0013】
さらにまた、
(7)前記鋼線として、複数本のコイルばねを製造できる長さの長尺材を用いてもよい。
【0014】
さらにまた、
(8)前記鋼線を前記成形温度でコイル状に成形するに当り、鋼線の直径に対するコイルばねの平均径の比が2.5以上になるように前記鋼線をコイル状に成形してもよい。
【0017】
ここで、高周波熱処理とは、鋼線を高周波誘導加熱する迅速な加熱処理と、この加熱処理で加熱された鋼線を均一に急冷する冷却処理とを組み合わせた熱処理をいう。尚、上記(5)のショットピーニングは室温で施されるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のコイルばね製造方法の実施形態を説明する。
【0019】
ここでは、2種類の化学成分の鋼線A,Bを使用してコイルばねを製造した。表1に、使用した鋼線の化学成分を示す。また、表2に、表1の鋼線の線径(直径)と機械的性質を示す。
【0020】
【表1】
Figure 0003555814
【0021】
【表2】
Figure 0003555814
表1に示すように、鋼線Aと鋼線Bとの主な相違点は、鋼線AはV(バナジウム)を含有していないが、鋼線BはVを含有している点に有る。また、表2に示すように、鋼線A,Bとして、線径が11.0mmと15.0mmのものを使用した。鋼線A,Bの引張強さは約1980N/mm であり、引張試験後の絞りは35.0%から35.9%までの範囲内の値であった。
【0022】
上記した表1,2に示す鋼線A,Bを用いてコイルばねを製造した。この製造方法を比較例の製造方法とともに図1に示す。
【0023】
図1は、コイルばねの製造方法を示す模式図であり、(a)は本発明の製造方法の一例を示し、(b)は比較例の製造方法を示す。
【0024】
図1(a)に示す製造方法では、コイリングピンを用いて鋼線をコイル状に成形する自動ばね成形機を使った。この製造方法では、高周波熱処理によって鋼線A,Bに焼き入れ及び焼き戻しを施した。このため、鋼線を短時間で加熱できた。焼き入れでは、鋼線A,Bを高周波誘導加熱で980℃に迅速に加熱した後、均一に急冷した。また、焼き戻しでは、焼き入れ後の鋼線A,Bを高周波誘導加熱で450℃に迅速に加熱した後、室温まで放冷した。このようにして焼き入れ及び焼き戻しが施された鋼線A,Bを高周波誘導加熱で約300℃に急速に加熱した状態でコイル状に成形してコイルばねにした。その後、コイルばねが約300℃から室温に冷却されるまでの間に、このコイルばねが使用されるときの荷重負荷方向の荷重(ここでは、最大試験荷重の1.1倍に相当する荷重とした)を約3秒間負荷して、セッチングを施した。セッチングが終了したコイルばねに通常のショットピーニングを施して試験品のコイルばねとした。
【0025】
この製造方法では、焼き入れ及び焼き戻しが施された鋼線を用いるので、鋼線の引張強度や直径に応じて250℃以上550℃以下の範囲内から成形温度を適宜に選択でき、所望の機械的性質をもつコイルばねを製造できる。また、鋼線を250℃以上550℃以下の範囲内の温度で成形するので、残留応力の少ないコイルばねを製造でき、応力除去のための焼鈍処理をしなくて済む。
【0026】
なお。試験品のコイルばねの形状は、後述する表3に示されている。また、ショットピーニングを施した後、さらに、冷間でセッチングを施してもよく、この場合も、後述する試験結果と同程度の優れたコイルばねを得ることができる。また、ここでは、鋼線として、複数本のコイルばねを製造できる長さの長尺材を用いたので、長尺の鋼線を連続的に成形してコイルばねを製造でき、比較的低コストでコイルばねを製造できた。
【0027】
一方、図1(b)に示す比較例の製造方法では、旋盤を使って芯がねでコイル状に成形する芯がね式ばね成形機を用いて、砥石を使って鋼線を切断した。この方法では、高周波熱処理によって鋼線A,Bに焼き入れ及び焼き戻しを施すまでは、図1(a)の製造方法と同様である。比較例の製造方法では、焼き入れ及び焼き戻しが施された鋼線A,Bを室温でコイル状に成形(冷間成形)してコイルばねにした。その後、375℃で低温焼鈍を施し、さらに、通常のショットピーニングを施した。その後、このコイルばねが使用されるときの荷重負荷方向の荷重(ここでは、最大試験荷重の1.1倍に相当する荷重とした)を約300℃で約3秒間負荷してセッチングを施して試験品のコイルばねとした。
【0028】
上述のようにして製造したコイルばねの形状を表3に示す。
【0029】
【表3】
Figure 0003555814
表3に示すD/dとは、上述したように、鋼線A,Bの線径dに対する試験品コイルばねの平均径Dの比をいう。また、表3に示す有効巻数、自由高さ、及びばね定数は、ばねの技術分野で用いられている通常の技術用語である。
【0030】
表3に示すように、線径11.0mmの鋼線については、D/dが3.5の試験品コイルばねを製造し、線径15.0mmの鋼線については、D/dが3.5と6.5の試験品コイルばねを製造した。これらの試験品コイルばねを用いて締付け(へたり)試験と耐久試験を行った。締付け試験の試験条件を表4に示し、耐久試験の試験条件を表5に示す。
【0031】
【表4】
Figure 0003555814
【0032】
【表5】
Figure 0003555814
表4に示すように、締付け試験では、τmax=1177MPaの締付け応力を試験品コイルばねに静的に付与し、96時間後の残留せん断歪を調べた。締付け試験は20℃と80℃の温度で行われ、後述する表6から表8までの「*1」は、20℃で行われた試験結果を示し、「*2」は、80℃で行われた試験結果を示す。
【0033】
一方、表5に示すように、耐久試験では、τmax=637.5±539N/mm (最大値1176.5N/mm 最小値98.5N/mm )の試験応力を試験品コイルばねに1秒間に5回(5Hz)の試験速度で繰り返して付与し、コイルばねが破損するまでの回数を求めた。また、耐久試験は、20℃〜25℃の範囲内の試験温度で行った。
【0034】
上記した締付け試験と耐久試験の試験結果を表6から表8までに示す。
【0035】
【表6】
Figure 0003555814
【0036】
【表7】
Figure 0003555814
【0037】
【表8】
Figure 0003555814
表6には、線径11.0mmの鋼線A,Bを用いて製造した、D/d=3.5の試験品コイルばねの試験結果を示す。表6の「製造方法1」は、図1(b)の比較例の製造方法を示し、「製造方法2」は、図1(a)の本発明法を示す。
【0038】
表6に示すように、本発明法で製造された試験品コイルばねの20℃における残留せん断歪は、比較例の製造方法で製造された試験品コイルばねの20℃における残留せん断歪に比べて一桁小さく、本発明法によれば非常に優れた耐へたり性を有するコイルばねを製造できることが判明した。また、本発明法による試験品コイルばねの耐久性は、比較例の製造方法で製造された試験品コイルばねの耐久性よりも優れており、本発明法によれば優れた耐久性を有するコイルばねを製造できることも判明した。
【0039】
表7には、線径15.0mmの鋼線A,Bを用いて製造した、D/d=6.5の試験品コイルばねの試験結果を示す。表7の製造方法1は、図1(b)の比較例の製造方法を示し、製造方法2は、図1(a)の本発明法を示す。
【0040】
表7に示すように、本発明法で製造された試験品コイルばねの80℃における残留せん断歪は、比較例の製造方法で製造された試験品コイルばねの80℃における残留せん断歪の約半分であり、本発明法によれば高温においても優れた耐へたり性を有するコイルばねを製造できることが判明した。また、本発明法による試験品コイルばねの耐久性は、比較例の製造方法で製造された試験品コイルばねの耐久性よりも優れており、本発明法によれば優れた耐久性を有するコイルばねを製造できることが判明した。
【0041】
表8には、線径15.0mmの鋼線Aを用いて製造した、D/d=3.5の試験品コイルばねの試験結果を示す。表8の「製造方法2」は、図1(a)の本発明法を示す。なお、表8に示す線径15.0mmの鋼線Aを用いて、図1(b)の比較例の製造方法でD/d=3.5の試験品コイルばねを製造しようとしたが、冷間でコイル状に成形できなかった。
【0042】
表8に示すように、本発明法で製造された試験品コイルばねの80℃における残留せん断歪は、3.41から4.37までの範囲内であり、本発明法によれば優れた耐へたり性を有するコイルばねを製造できることが判明した。また、表8に示すように本発明法による試験品コイルばねの耐久性は優れており、本発明法によれば高温においても優れた耐久性を有するコイルばねを製造できることが判明した。さらに、冷間では成形できない直径の鋼線を成形でき、直径の大きい分、強度の高いコイルばねを製造できた。
【0043】
次に、図2を参照して本発明のコイルばね製造方法の他の実施形態を説明する。
【0044】
図1(a)に示す例では、鋼線を約300℃に加熱した状態でコイル状に成形してコイルばねにした後、コイルばねが約300℃から室温に冷却されるまでの間にセッチングを施したが、図2に示すように、鋼線を約300℃に加熱した状態でコイル状に成形してコイルばねにした後、常温で通常のショットピーニングを施し、その後、冷間でセッチングを施してもよい。この場合も、図1(b)に示す比較例の方法で得られたコイルばねよりも耐へたり性と耐久性に優れたコイルばねを得ることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコイルばね製造方法によれば、焼き入れ及び焼き戻しが施された鋼線を用いるので、鋼線の引張強度や直径に応じて250℃以上550℃以下の範囲内から成形温度を適宜に選択でき、所望の機械的性質をもつコイルばねを製造できる。また、鋼線を250℃以上550℃以下の範囲内の温度で成形するので、残留応力の少ないコイルばねを製造でき、応力除去のための焼鈍処理をしなくて済む。さらに、上記範囲内の温度で成形するので、冷間(常温)で成形する場合に比べ、直径が太くて引張強さの高い鋼線を使用できる。一方、熱間(鋼線のオーステナイト化温度)で成形しないので、鋼線の脱炭、結晶粒の粗大化、及び表面疵の発生を防止できる。
【0046】
ここで、鋼線を上記範囲内の温度に加熱するに当り、鋼線を高周波誘導加熱する場合は、鋼線を短時間で加熱できる。
【0047】
また、鋼線として、高周波熱処理によって焼き入れ及び焼き戻しが施された鋼線を用いる場合は、高周波熱処理によって高強度になった鋼線を用いてコイルばねを製造することとなるので、耐久性や耐へたり性などの機械的性質のいっそう向上したコイルばねを製造できる。したがって、小型で軽くても優れた機械的性質をもつコイルばねを製造できる。
【0048】
さらに、鋼線として、1569N/mm 以上2158N/mm 以下の範囲内の引張強さをもつ鋼線を用いる場合は、鋼線の引張強さが向上した分、耐へたり性と耐久性に優れたコイルばねを製造できる。
【0049】
さらにまた、鋼線として、20mm以下の直径の鋼線を用いる場合は、冷間では成形できない直径の鋼線を成形できることとなり、直径の大きい分、強度の高いコイルばねを製造できる。
【0050】
さらにまた、鋼線として、複数本のコイルばねを製造できる長さの長尺材を用いる場合は、長尺の鋼線を連続的に成形してコイルばねを製造できるので、比較的低コストでコイルばねを製造できる。
【0051】
さらにまた、鋼線を250℃以上550℃以下の範囲内の温度でコイル状に成形するに当り、鋼線の直径に対するコイルばねの平均径の比が2.5以上になるように鋼線をコイル状に成形する場合は、この比が4未満のコイルばねを製造できることとなるので小型で高強度のコイルばねを製造できる。
【0052】
さらにまた、鋼線を250℃以上550℃以下の範囲内の温度でコイル状に成形してコイルばねを製造した後、このコイルばねが上記範囲内の温度から室温に冷却されるまでの間に、このコイルばねが使用されるときの荷重負荷方向の所定荷重を該コイルばねに所定時間負荷する場合は、耐へたり性のいっそう向上したコイルばねを得ることができる。
【0053】
また、本発明の第2のコイルばね製造方法によれば、高周波熱処理によって焼き入れ及び焼き戻しが施された鋼線を用いてコイルばねを製造するので、高強度になった鋼線を用いてコイルばねを製造することとなり、耐久性や耐へたり性などのいっそう向上したコイルばねを製造できる。また、長尺の鋼線を用いるので、長尺の鋼線を連続的に成形してコイルばねを製造でき、比較的低コストでコイルばねを製造できる。さらに、鋼線を高周波誘導加熱によって250℃以上550℃以下の範囲内の温度に加熱するので、短い時間で加熱できる。さらにまた、鋼線をコイル状に巻きながら所定長さに切断してコイルばねに成形するので、連続的にコイルばねを製造できる。さらにまた、コイルばねに所定荷重を所定時間負荷するので、耐へたり性のいっそう向上したコイルばねを得ることができる。さらにまた、上記所定荷重が負荷されたコイルばねにショットピーニングを施すので、コイルばねの残留圧縮応力が増加して、耐へたり性のいっそう優れたコイルばねを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のコイルばね製造方法の一実施形態を示す模式図であり、(b)は、比較例のコイルばね製造方法を示す模式図である。
【図2】本発明のコイルばね製造方法の他の実施形態を示す模式図である。

Claims (6)

  1. 鋼線をコイル状に成形してコイルばねを製造するコイルばね製造方法において、
    鋼線をコイル状に成形するに当り、焼入れ及び焼戻しが施された鋼線を高周波誘導加熱で250℃以上550℃以下の範囲内の成形温度に加熱した状態でコイル状に成形してコイルばねを製造し、
    該コイルばねが前記成形温度から室温に冷却されるまでの間に、該コイルばねが使用されるときの荷重負荷方向の所定荷重を該コイルばねに所定時間負荷し、
    該コイルばねにショットピーニングを施すことを特徴とするコイルばね製造方法。
  2. 前記鋼線として、高周波熱処理によって焼き入れ及び焼き戻しが施された鋼線を用いることを特徴とする請求項1に記載のコイルばね製造方法。
  3. 前記鋼線として、1569N/mm以上2158N/mm以下の範囲内の引張強さをもつ鋼線を用いることを特徴とする請求項1,又2に記載のコイルばね製造方法。
  4. 前記鋼線として、20mm以下の直径の鋼線を用いることを特徴とする請求項1から3までのうちのいずれか一項に記載のコイルばね製造方法。
  5. 前記鋼線として、複数本のコイルばねを製造できる長さの長尺材を用いることを特徴とする請求項1から4までのうちのいずれか一項に記載のコイルばね製造方法。
  6. 前記鋼線を前記成形温度でコイル状に成形するに当り、鋼線の直径に対するコイルばねの平均径の比が2.5以上になるように前記鋼線をコイル状に成形することを特徴とする請求項1から5までのうちのいずれか一項に記載のコイルばね製造方法。
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