JP5597115B2 - 硬引き線、ばね、及び硬引き線の製造方法 - Google Patents
硬引き線、ばね、及び硬引き線の製造方法 Download PDFInfo
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・準備工程:質量%で、C:0.50〜0.70%、Si:1.00〜2.50%、Mn:0.50〜1.00%、Cr:0.50〜2.00%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼材を用意する。
・パテンティング工程:次の条件で上記鋼材をパテンティングする。
オーステナイト化するための加熱温度:860℃以下
前記加熱温度で実質的に均一に保持する保持時間:60秒以下
・伸線工程:パテンティング工程で得たパテンティング材に、減面率80〜95%の伸線加工を施す。
{化学成分}
(C:0.50〜0.70%)
Cは鋼の引張強さを決定する重要な元素であり、その含有量を0.50%以上とすることで十分な強度が得られやすい。また、Cの含有量を0.70%以下とすることで、硬引き線を伸線する際の加工性が低下したり、硬引き線の疵感受性が高くなり、疲労限が低下することを抑制している。
Siは溶解精錬時に脱酸剤として使用される。また、Siはフェライト中に固溶して耐熱性を向上させ、硬引き線のばね加工後の歪取り焼鈍や窒化処理などの熱処理による線内部の硬度低下を防ぐ効果がある。耐熱性を保持するためには1.00%以上が必要であり、靭性を低下させないために2.50%以下とする必要がある。特に、Siの含有量が1.5%以上、さらには1.95%超であれば、一層耐熱性が高く高強度の硬引き線を得やすい。
MnはSiと同様に溶解精錬時の脱酸剤として使用される。そのため、脱酸剤に必要な添加量として下限を0.50%とする。また、上限を1.00%とすることで、パテンティング時にマルテンサイトが生成し難く、伸線時の断線の発生原因を低減できる。より好ましいMnの含有量は、下限が0.55%、上限が0.80%である。
Crはパーライトラメラを微細にし、熱処理(パテンティング)後や、伸線加工後の強度を向上させる。また、軟化抵抗を増加させるため、ばね加工後の歪取り焼鈍や窒化処理などの熱処理時の軟化防止に有効である。これらの効果が十分に得られるように、Crの含有量の下限を0.50%としている。また、上限を2.00%とすることで、パテンティング時にマルテンサイトが生成し難く、伸線時の断線の発生原因を抑制すると共に、靭性の低下を防止する。より好ましいCrの含有量は、下限が0.70%、上限が1.50%である。
Vは炭化物を形成し、硬引き線の軟化抵抗を増加させる効果がある。硬引き線をばね加工した後の歪取り焼鈍や窒化処理などの熱処理によるばねの軟化防止に有効である。下限を0.05%とすることで、上記の効果が得られやすく、上限を0.50%とすることで、靭性を確保できる。より好ましいVの含有量は、下限が0.05%、上限が0.20%である。
Coは鋼に少量含有させることにより耐熱性を向上させる効果があり、硬引き線をばね加工した後の歪取り焼鈍や窒化処理などの熱処理によるばねの軟化防止に効果がある。この効果を得られやすくするために下限を0.02%とし、上限を1.00%とすることで、上記の効果のさらなる向上が期待できないような過剰なCoの添加を抑制する。より好ましいCoの含有量は、下限が0.05%、上限が0.50%である。
Niは、耐食性及び靭性を向上させる効果がある。下限を0.10%とすることで、前記の効果を得られやすくし、上限を1.00%とすることで、材料コストを低減し、靭性のさらなる向上の効果が得られないような過剰なNiの添加を抑制する。より好ましいNiの含有量は、下限が0.10%、上限が0.50%である。
Moは炭化物を形成し、硬引き線の軟化抵抗を増加させる効果がある。硬引き線をばね加工した後の歪取り焼鈍や窒化処理などの熱処理によるばねの軟化防止に有効である。下限を0.05%とすることで、上記の効果が得られやすく、上限を0.50%とすることで、靭性を確保できる。より好ましいMoの含有量は、下限が0.05%、上限が0.25%である。
硬引き線の疲労破壊は、外部から加えられる繰り返し応力によって局所的・集中的なすべり変形が生じ、歪が蓄積されることによって生じる。伸線後ブロック粒界は、局所的なすべり変形を抑制する効果がある。硬引き線の横断面の伸線後ブロック径が2.0μm以下であれば、伸線後ブロック粒界が十分に存在し、高い耐久性のばねが得られる。特に、伸線後ブロック径を2.0μm以下とするための条件及び伸線後ブロック径の測定方法については、後述する。
硬引き線の耐へたり性を向上させるためには、降伏応力を向上させることが有効である。一般に降伏応力は結晶粒の微細化、固溶強化、析出強化により向上する。本発明では、ブロック径を微細化することで、降伏応力を向上させ、高い耐へたり性を有する硬引き線が得られる。
本発明の硬引き線の線径は、例えば6.0mm以下が挙げられる。より細径の線径としては、2.0mm以下、さらには1.5mm以下、特に1.2mm以下が挙げられる。
従来から、パテンティング時に粗大な球状炭化物が残存すると、伸線後においてもマトリックス(フェライト相)の強度を低下させる要因となり、硬引き線の耐久性が低下すると考えられている。そのため、例えば特許文献2では、円相当径で100nm(0.1μm)以上の球状炭化物が5個/100μm2以下であれば、高い耐へたり性と疲労強度が得られるとされる。しかし、本発明の硬引き線によれば、伸線後ブロック径を小さく制御することで、上記球状炭化物の数にほぼ関係なく十分な耐へたり性と疲労強度が得られる。具体的には、硬引き線の縦断面において、円相当径が100nm以上の球状炭化物が5個/100μm2以下の場合はもちろん、この個数が5個超、特に10個以上存在しても、十分な耐へたり性と疲労強度が得られる。
上記の硬引き線は、例えば、以下の準備工程、パテンティング工程、伸線工程を経ることで得られる。
準備工程は、上述した化学成分の鋼材を用意する工程である。具体例としては、溶製材を圧延して、得られた圧延材を上記鋼材として用意する。
パテンティング工程では、準備工程で用意した鋼材を加熱して一旦オーステナイト化し、これを恒温変態させてパーライト組織にする。好適なオーステナイト化条件と恒温変態条件の各々は、次の通りである。
パテンティング時にオーステナイト化するための加熱温度(オーステナイト化温度)は、A3変態点以上で860℃以下とする。この加熱温度は、高いと伸線後ブロック径が粗大化する傾向にあるため、低い方が好ましい。このオーステナイト化温度は、ハイシリコン材であっても上述の低い温度で構わない。但し、A3変態点以上であっても加熱温度が低すぎると、かえって疲労強度が低下する傾向にあり、さらに場合によっては十分に鋼材をオーステナイト化できなかったりするため、下限は800℃程度とすることが好ましい。耐へたり性と疲労強度の両立の観点から、好ましいオーステナイト化温度は820〜840℃程度である。
恒温変態温度は、630℃以下が好ましい。この変態温度が低いほど伸線後ブロック径は小さくなる傾向にある。但し、この変態温度が低すぎるとマルテンサイトが生成する場合があるため、下限は580℃程度とすることが好ましい。
伸線工程では、パテンティング工程で得られたパテンティング材に伸線加工(仕上げ伸線)を施して伸線材とする。この伸線加工は、伸線後ブロック径を小さくするために、80%以上の加工度(減面率)で行う。この加工度は、好ましくは83%以上、より好ましくは86%以上である。実用的な伸線加工を考慮すれば、この加工度の上限は95%程度である。この伸線加工は、冷間にて行うことができる。特に、常温にて伸線を行えば、伸線対象の線材を加熱する必要がなく好適である。
さらに、以下に述べる各工程の一つ以上を行うことが好ましい。
皮剥ぎは、圧延時に圧延材の表面に生じた脱炭層を除去する。この皮剥ぎは、例えば皮剥ぎダイスを用いて行えばよい。皮剥ぎする深さは、200〜500μm程度が好適である。下限を下回ると十分に脱炭層を除去できず、上限を超えると線材の無駄が増加する。
この焼鈍は、皮剥ぎによって線材の表層に生成したマルテンサイトをなます。焼鈍の好ましい温度は550〜650℃である。また、好ましい焼鈍時間は120〜240分である。
圧延後、パテンティング前には、下引き伸線を行ってもよい。特に、最終製品の線径が細い場合(例えば5.0mm以下程度)は、下引き伸線を行うことで仕上げ伸線の伸線加工度を調整し易くできる。
一方、本発明のばねは、本発明の硬引き線をばね加工することで得られる。ばね加工後に、公知の条件にて歪取り焼鈍を行ったり、ショットピーニングを行ってばねの表層に圧縮残留応力を付与したり、窒化処理を行ってばねの表層に窒化層を生成しても良い。
Claims (4)
- 質量%で、C:0.50〜0.70%、Si:1.00〜2.50%、Mn:0.50〜1.00%、Cr:0.50〜2.00%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、
横断面の伸線後ブロック径の最大値が円相当径で2.0μm以下であることを特徴とする硬引き線。 - さらに質量%で、V:0.05〜0.50%、Co:0.02〜1.00%、Ni:0.02〜1.00%、及びMo:0.05〜0.50%よりなる群から選択された少なくとも一種を含むことを特徴とする請求項1に記載の硬引き線。
- 請求項1又は2に記載の硬引き線を用いて作製したことを特徴とするばね。
- 質量%で、C:0.50〜0.70%、Si:1.00〜2.50%、Mn:0.50〜1.00%、Cr:0.50〜2.00%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼材を用意する準備工程と、
前記鋼材を次の条件でパテンティングするパテンティング工程と、
オーステナイト化するための加熱温度:860℃以下
前記加熱温度で実質的に均一に保持する保持時間:60秒以下
前記パテンティング工程で得たパテンティング材に、減面率80〜95%の伸線加工を施す伸線工程とを含み、横断面の伸線後ブロック径の最大値が円相当径で2.0μm以下である硬引き線を製造することを特徴とする硬引き線の製造方法。
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