JPH07305139A - 非調質機械部品およびその製造方法 - Google Patents

非調質機械部品およびその製造方法

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JPH07305139A
JPH07305139A JP9483494A JP9483494A JPH07305139A JP H07305139 A JPH07305139 A JP H07305139A JP 9483494 A JP9483494 A JP 9483494A JP 9483494 A JP9483494 A JP 9483494A JP H07305139 A JPH07305139 A JP H07305139A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自動車、建設機械などの用途に量産される高
強度機械部品を非調質で供することで、熱処理を省略。 【構成】 C、Si、Mn、Bを特定し、S、Pb、C
a、Bi、Teのうち一種以上の総和を特定し、Al、
Nb、Ti、Vのうち一種以上の総和を特定し、Cr、
Mo、Niを規定量以下とするか又は含まず、残部がF
e及び不可避的不純物であり、一部あるいは全部の結晶
粒の最大直径と最小直径の比が1.4〜2.5の冷間あ
るいは温間加工組織を有し、引張強さが80〜150k
gf/mmの範囲にあることを特徴とする非調質機械
部品および再結晶温度未満の温度下にある棒鋼、線材
に、加工ひずみ0.3〜1.8の冷間あるいは温間加工
を施して強度を高めることによって、変態を伴う熱処理
を省略して機械部品を作る非調質機械部品の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、建設機械など
の用途に量産される高強度機械部品の鍛造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、建設機械の駆動系や足廻りに用
いられる高強度部品の多くが熱間、あるいは冷間鍛造に
よって作られている。
【0003】高強度を必要とする部品の多くは、鍛造後
に焼入れ焼戻しによって強化されるのが一般的である。
この工程は、加熱炉と冷却層を保有して厳密な温度管理
のもとに行われるもので、部品製造コストの非常に大き
な部分を占める。
【0004】そこで近年、焼入れ焼戻しを省略してコス
トダウンを図るべく、熱間鍛造時に材料中の析出現象を
利用して強度を確保する非調質化技術が確立された。
【0005】ところが、熱間鍛造はスケールや熱ひずみ
の生成により加工後の精度が低いため、切削による仕上
げが不可欠であり、それが材料歩留まりと生産性の低下
を来たしている。
【0006】一方、冷間鍛造や温間鍛造は熱間鍛造に比
べてはるかに高精度で加工できるので、切削は全く不要
か、あっても僅かな仕上げ加工に留まり、材料歩留ま
り、生産性が大幅に向上する。しかしながら、冷間鍛造
では、熱間鍛造に比べて材料の変形抵抗が高い状態で加
工する結果、工具の早期破損を招くため、使用される材
料や部品の形状が限られてくる。そこで、さらに強度の
高い材料を加工する場合はスケールのほとんど生じない
温度範囲に加熱して鍛造する温間鍛造が用いられるが、
この場合でもやはり変形抵抗が高くなると工具摩耗が急
増するので、使用対象は制限される。従って、冷間鍛造
や温間鍛造で成形することによって得られた材料の強化
を利用して非調質化、即ち焼入れ焼戻しを省略した場合
に、部品としての強度は大幅に制限されることになる。
【0007】さらに、冷間鍛造や温間鍛造で得られた強
度を利用して非調質化した場合には靱性がかなり低下す
る。ことに強度の高い素材を冷間鍛造、温間鍛造すると
この傾向が顕著となる。従って、冷間鍛造あるいは温間
鍛造の非調質によって製造した部品は比較的強度の低い
範囲にしか実用化されておらず、例えば冷間鍛造非調質
では素材強度で見ると一般的には550MPa以下とな
っているのが現状である。これ以上の強度のものが冷間
鍛造非調質で用いられることもあるが、極めて単純な形
状を有する部品に制限されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、冷間鍛造あ
るいは温間鍛造時の工具寿命を向上させるとともに高強
度部品の非調質化と切削の簡省略を実現するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は重量でC 0.
05〜0.35%、Si 0.02〜1.5%、Mn
0.3〜1.5%、B 0.0005〜0.0110
%、S,Pb,Ca,Te,Biのうち一種以上を合わ
せてその総和を0.001〜0.6%、およびAl,N
b,Ti,Vのうち一種以上を合わせて0.005〜
0.2%を含み、その他必要に応じMo 0.2%以
下、Ni 0.3%以下の元素を含み、残部がFe及び
不可避的不純物であり、一部あるいは全部の結晶粒の最
大直径と最小直径の比が1.4〜2.5の冷間あるいは
温間加工組織を有し、引張強さが80〜150kgf/
mm2 の範囲にあることを特徴とする非調質機械部品、
および上記成分を有し、再結晶温度未満の温度下にある
棒鋼、線材に、加工ひずみ0.3〜1.8の冷間あるい
は温間加工を施して強度を高めることによって、変態を
伴う熱処理を省略して機械部品を作ることを特徴とする
非調質機械部品の製造方法であって、必要に応じて圧延
仕上げ温度950℃以下700℃以上とし、圧延直後に
少なくとも表面を5℃/秒以上の冷却速度で500℃以
下までに冷却した棒鋼、線材を用いたり、また圧延・冷
却終了した素材に550〜800℃の加熱を10分〜2
0時間施したり、さらに鍛造終了後、場合によっては1
00〜350℃の温度域で10分以上保持したりするも
のである。
【0010】
【作用】本発明になる部品製造法において、素材となる
棒鋼、線材は成分において靱性を低下させる元素は極力
削減し、一方、変形を容易にする元素を積極的に添加す
る。まず、Cは0.05〜0.35%とし、製鋼上経済
的に実現できる下限値と、靱性低下を防ぐための上限値
を定めた。Siは強化元素として最低0.02%添加す
るが、多すぎると靱性を阻害するので上限を1.5%と
した。Mnも強化元素として最低0.3%添加し、靱性
確保のため上限を1.5%とする。
【0011】Bは加工性を向上させる元素として、0.
0005%以上添加するが過剰添加は析出物が過剰とな
り靱性を低下させるので0.011%を上限とした。
【0012】S,Pb,Ca,Bi,Teは切削性を確
保するために併せて0.001%以上添加するが、靱性
低下を避けるために最大0.6%とした。なお、これら
の元素は切削性に対して、ほぼ等価に効くことが判って
おり、総量で規定している。さらにAl,Nb,Ti,
Vを添加するが、その量は組織制御に必要かつ十分な量
として、それらのうち一種以上を合わせて0.005〜
0.2%とする。
【0013】その他強度を確保するにはCr,MoやN
iを適宜追加するが、靱性低下を避けるためそれぞれ
1.5%以下、0.2%以下、および0.3%以下とす
る。
【0014】こうした成分設計により、部品の冷間鍛造
あるいは温間鍛造時において容易に成形ができ、従来、
工具寿命の低下で実現できなかった引張強さ550MP
aを超える材料を用いて、各種形状の部品に冷間鍛造あ
るいは温間鍛造が施せるようになった。上記の中で、B
が加工性を格段に向上させることは本発明者らの詳細な
実験により見いだされており、このBの添加が本発明の
重要な構成要件の一つである。なお、B添加鋼は従来か
ら冷間鍛造材としては多用されてきているが、従来のB
の用途はあくまで焼入性向上のためであった。ところが
本発明では後述するように、焼入することなく部品を作
るのであって、Bの使い方において全く新しい技術であ
る。
【0015】つぎにこうした棒鋼、線材には加工ひずみ
0.3〜1.8の室温ないし再結晶温度未満の冷間ある
いは温間加工を施して加工組織を得ることによって強度
を高める。ここに言うひずみの数値は対数ひずみであ
り、ひずみを0.3以上とするのはこれ未満では十分な
強化が達成されないからであり、1.8以下とするの
は、これを超えると部品の靱性が低下するためである。
ここでいう再結晶温度とは組織全体が再結晶する温度を
指し、温間鍛造時に見られる部分的に再結晶していて他
の多くは加工組織である場合でも、本発明の目的は達成
される。
【0016】この加工ひずみを付与した部品においては
結晶粒が変形し伸長する。このときの伸長比として、最
大直径d1 と最小直径d2 の比を取り、これを1.4以
上2.5以下とした。それは、この範囲より下では強度
が不足し、それより上では靱性が不足するからである。
【0017】こうして部品は強化されるとともに、成分
調整により十分な靱性を付与しているので、このあと変
態を伴うような熱処理は全く必要ない。この熱処理の省
略により大幅な製造コストダウンが図れる。しかも熱処
理をしないと成形時の寸法精度がそのまま確保されて、
熱処理後にしばしば必要となっている矯正工程も省略で
き、その効果は大きい。
【0018】以上のように、従来冷間鍛造や温間鍛造が
困難であった高強度素材を用いて、靱性を有する部品を
非調質で製造できることになった。
【0019】なお、棒鋼、線材としては圧延によって組
織を改善しておくのが部品に加工したときの靱性を確保
する上で有効である。即ち、細粒組織を得るために、圧
延仕上げ温度を950℃以下とするが、圧延負荷が急増
しないよう700℃以上とする。
【0020】さらに圧延直後少なくとも表面を5℃/秒
以上の冷却速度で冷却すると微細組織が得られ、より高
い靱性を達成する。ここで少なくとも表面と規定するの
は、機械部品の靱性や疲労などの特性改善には表層組織
が重要であるためである。冷却は水冷のほか、塩浴、流
動層、鉛バスなどの恒温槽にいれて冷やすなど種々の方
法を取り得る。急速冷却は500℃以下になった時点ま
では重要であるが、それ以降はさらに急速冷却するも、
放冷するも、あるいは多少加熱するも任意に選択でき
る。
【0021】さらに、圧延・冷却終了後、550〜80
0℃の加熱を10分〜20時間施せば材料が軟化し、鍛
造後の靱性が大幅に改善される。温度の下限550℃は
靱性確保から、上限800℃は強度確保から定めた。加
熱時間の下限10分も靱性確保から、上限20時間も強
度確保から定めたものである。
【0022】さて鍛造を終了した部品には微視的なひず
みが残存するため、これを低温加熱によって除去するの
が望ましい。この低温加熱温度は100〜350℃が適
正である。なぜなら、100℃未満では靱性不足、35
0℃を超えると軟化が進むからである。保持時間は、効
果が現れるのに最低10分間必要であり、それ以上では
かなり長くなっても大差ない。
【0023】
【実施例】
実施例1 六角頭のアプセットボルトを従来法と、本発明法とで比
較して製造試験した。ボルト強度としては90kgf/
mm2 級とし、寸法はJIS−M10×50mmとし
た。素材は表1に示すように、比較法1,2、本発明法
1,2の成分の原料を用い、表2のそれぞれに対応する
製造法を採用した。これら素材をボルト成形して、表3
に示す結果を得た。
【0024】結晶粒の形状は比較法2の焼入れ焼戻しの
場合を除いてd1 /d2 =2.3〜2.4である。
【0025】比較法1は圧延仕上げ温度を880℃と低
くしてしかも10℃で急冷した素材に伸線ひずみを0.
49付与して強度を高めたものをそのままボルト成形し
たものである。その結果、アプセットボルト成形時のパ
ンチ寿命は5200と非常に低く、通常の採算ベースに
のらないことが分かる。なお、ボルトの衝撃値は3.7
kgf/mm2 でやや低い。
【0026】また、比較法2は高炭素鋼を用いて球状化
焼鈍した後、ボルト成形したものでパンチ寿命は390
00と高くなっている。しかしながら、この工程では、
ボルト成形後に焼入焼戻し処理を施しており、靱性は
4.2kgf/mm2 と高いが焼入焼戻し処理コストが
大きな負担となる。
【0027】一方、本発明法1は比較法1と圧延工程、
伸線工程ともほぼ同一であり、基本成分としてBが添加
されているものであるが、比較法1に対してパンチ寿命
が43000と大幅に向上しており、球状化焼鈍した比
較法2よりむしろ高い。この場合、ボルト成形後250
℃1時間の加熱を施しており、衝撃値が4.5kgf/
mm2 と比較法2の焼入焼戻しと同等以上となってい
る。
【0028】また、本発明法1のNb,Alに代えてT
iを用い、やはりBを添加した本発明法2の成分ではパ
ンチ寿命が46000と高い。この場合はボルト成形後
の加熱処理をしておらず、衝撃値は4.1kgf/mm
2 と本発明法1よりやや低い。
【0029】実施例2 底付きのスリーブを後方押出しで製造するに当たって従
来法と、本発明法を比較した。
【0030】スリーブ強度としては80kgf/mm2
級とし、寸法は外径40mm、内径16mm、長さ60
mmとした。素材は表1に示すように、比較法3〜4、
本発明法3〜6の成分の原料を用い、表2のそれぞれに
対応する製造法を採用した。これら素材を後方押出しし
て、表3に示す結果を得た。
【0031】結晶粒の形状は比較法3の焼入焼戻しの場
合を除いてd1 /d2 =2.0〜2.1である。
【0032】これによると、比較法3は高炭素鋼を球状
化焼鈍した後、後方押出したものであるが、スリーブ成
形時のパンチ寿命は7000と非常に低くなっている。
なお、その後、焼入焼戻しを施しているので衝撃値は
4.7kgf/mm2 と高い値を得ているが、焼鈍、焼
入焼戻し工程が生産コストを大きく上げている。
【0033】また、比較法4は低炭素Cr添加鋼を用い
て焼鈍した後、スリーブ成形したものでパンチ寿命は6
500と低く、靱性も3.5kgf/mm2 とやや低
い。
【0034】一方、本発明法3は比較法4と圧延工程、
伸線工程ともほぼ同一であるが、基本成分としてVとB
が添加され、かつ焼鈍を施していない。しかしながら、
比較法4に対してパンチ寿命が45000と大幅に向上
している。
【0035】また、本発明法3のVに代えてNbを用
い、やはりBを添加し圧延仕上げ温度920℃として、
6℃/sで急冷した本発明法4の工程ではパンチ寿命3
8000と高い。衝撃値は4.9kgf/mm2 と高
い。
【0036】比較法5は、Cr添加鋼を軽伸線後700
℃で温間鍛造したものであるが、パンチ寿命は1650
0と不十分である。衝撃値は4.8kgf/mm2 と高
い。それに対して本発明法5は、Cr添加鋼にBを加え
ており、軽伸線後570℃にてスリーブ成形したもの
で、同じく温間鍛造した比較法5よりパンチ寿命が大き
く向上している。加工後の靱性も4.6kgf/mm2
と高い。また本発明法6は圧延仕上げ温度を930℃に
下げ、7℃/sで500℃まで冷却後、軽伸線して70
0℃温間鍛造したもので、パンチ寿命は31000と高
く、衝撃値も焼入焼戻しした比較法3を上回る。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【発明の効果】本発明は、高強度部品の製造に当たっ
て、冷間鍛造あるいは温間鍛造時の工具寿命を大幅に向
上させるとともに、焼入焼戻しを省略し、熱間鍛造に比
べてはるかに高精度の寸法形状、表面性状を与えて切削
工程を省略、あるいは簡略化して、生産性を飛躍的に高
め、製造コストを削減することができ、産業上の寄与は
極めて大きいものがある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蟹澤秀雄 室蘭市仲町12番地 新日本製鐵株式会社室 蘭製鐵所内 (72)発明者 高田啓督 室蘭市仲町12番地 新日本製鐵株式会社室 蘭製鐵所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量比でC 0.05〜0.35%、S
    i 0.02〜1.5%、Mn 0.3〜1.5%、B
    0.0005〜0.0110%、S,Pb,Ca,B
    i,Teのうち一種以上を合わせてその総和を0.00
    1〜0.6%、およびAl,Nb,Ti,Vのうち一種
    以上を合わせて0.005〜0.2%を含み、その他C
    r 1.5%以下、Mo 0.2%以下、Ni 0.3%
    以下の元素を含み、又は含まず残部がFe及び不可避的
    不純物であり、一部あるいは全部の結晶粒の最大直径と
    最小直径の比が1.4〜2.5の冷間あるいは温間加工
    組織を有し、引張強さが80〜150kgf/mm2
    範囲にあることを特徴とする非調質機械部品。
  2. 【請求項2】 重量比でC 0.05〜0.35%、S
    i 0.02〜1.5%、Mn 0.3〜1.5%、B
    0.0005〜0.0110%、S,Pb,Ca,B
    i,Teのうち一種以上を合わせてその総和を0.00
    1〜0.6%、およびAl,Nb,Ti,Vのうち一種
    以上を合わせて0.005〜0.2%を含み、その他C
    r 1.5%以下、Mo 0.2%以下、Ni 0.3%
    以下の元素を含み、又は含まず残部がFe及び不可避的
    不純物であり、再結晶温度未満の温度下にある棒鋼、線
    材を用いて、一部あるいは全部に対して、加工ひずみ
    0.3〜1.8の冷間あるいは温間加工を施して強度を
    高めることによって、変態を伴う熱処理を省略して機械
    部品を作ることを特徴とする非調質機械部品の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 圧延仕上げ温度950℃以下700℃以
    上とし、圧延直後に少なくとも表面を5℃/秒以上の冷
    却速度で500℃以下までに冷却した棒鋼、線材を用い
    ることを特徴とする請求項2記載の非調質機械部品の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 圧延・冷却終了後、550〜800℃の
    加熱を10分〜20時間施した棒鋼、線材を用いること
    を特徴とする請求項2または請求項3記載の非調質機械
    部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 鍛造終了後、100〜350℃の温度域
    で10分以上保持することを特徴とする請求項2ないし
    請求項4記載の何れかの項の非調質機械部品の製造方
    法。
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