JP3552511B2 - 壁用ブラケット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タオルバー及びタオルリングのいずれをも壁に取り付けることができる壁用ブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
タオルバーやタオルリングを壁面に取り付けるための壁用ブラケットとして現在広く用いられているものは、タオルバー取付専用あるいはタオルリング取付専用のものであり、タオルバー及びタオルリングのいずれをも壁に取り付けることができるという訳ではない。
【0003】
このため、家族構成が変化し、タオルリングでは不足しタオルバーに替えたいという希望が出てきたときや、その逆にタオルバーをタオルリングに替えたいというときには新しく専用のブラケットを購入しなければならないという不便があった。
【0004】
実開平2−149595号公報には、タオルリング及びタオルバーのいずれをも壁に取り付けることができる壁用ブラケットが記載されているが、構造がかなり複雑であり、素人にはタオルバーとタオルリングの付け替えが難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点を解決し、タオルリング及びタオルバーのいずれをも壁に取り付けることができ、しかも構造が簡易な壁用ブラケットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の壁用ブラケットは、後端部が壁面に固定され、該壁面から前方へ突設されるブラケット本体と、該ブラケット本体の前部の側面に設けられたタオルリング又はタオルバーの係止部とを有した壁用ブラケットにおいて、該係止部は、該ブラケット本体の側面から突設された円柱状部と、該円柱状部の外周面に設けられた周回溝と、該周回溝と円柱状部の突出方向の先端縁とをつないでいる縦方向溝とを備えてなることを特徴とするものである。
【0007】
かかる壁用ブラケットを用いることにより、タオルリング又はタオルバーの端部の穴部を壁用ブラケットの係止部に外嵌させることにより、該タオルリング及びタオルバーのいずれをも壁に取り付けることができる。タオルリングの場合にあっては、該穴部の内周面の突起を周回溝に係合させることにより壁用ブラケットに対し回動自在に且つ抜け出し不能に取り付けることができる。
【0008】
タオルバーの場合であれば、該穴部内周面の突起を縦溝に係合させることにより、該壁用ブラケットに対しバー軸心回りに回動することなく固定される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。第1図は本発明の実施の形態に用いられるブラケット本体の構成図、第2図はこのブラケット本体を用いたタオルバーの取付状態を示す断面図、第3図はブラケットとタオルバーとの係合関係を説明する分解斜視図である。
【0010】
第1図に示す通り、このブラケット本体10は略円筒状であり、壁Wに当接する後端面がエンドプレート部12によって封じられている。このエンドプレート部12には中央部と周辺近傍の2箇所にビス孔14,16が設けられている。なお、このブラケット本体10をタオルバーの取り付けに使用するときには、中央のビス孔14にのみビスを通して該ブラケット本体10を壁Wに固定する。また、このブラケット本体10によってタオルリングを壁Wに取り付けるときには、ブラケット本体10のビス孔14周りの回転を阻止するために、ビス孔14,16の双方にビスを通してブラケット本体10を壁Wに固定する。
【0011】
このブラケット本体10の先端側の側面からベース部20が突設されている。このベース部20は、短い円柱形状のものであり、先端側の外周面に周回溝22が設けられている。また、この周回溝22の溝底面部分には、それぞれ平行な弦方向面24が2個設けられている。この弦方向面24は、後述するブロック30の非円形の凹部34と係合し、該ブロック30の回転を阻止するためのものである。
【0012】
第3図に明瞭に示される通り、このベース部20の先端面に円柱状のブロック30が当接され、螺子32によって該ブロック30がベース部20に固定される。このベース部20にブロック30を固定することにより円柱状部が形成される。この円柱状部と、周回溝22及び後述の縦溝38とによって係止部が構成される。
【0013】
このブロック30の該ベース部20との当接面には、前記の通り非円形の凹部34(第2図)が設けられている。該非円形凹部34とベース部20の先端等を係合させ、該ブロック30の中央孔36を通して螺子32をベース部20の雌螺子孔28に螺じ込むことにより、ブロック30がベース部20に対し螺子32周りに回転不能に固定される。
【0014】
このブロック30の外周面には、該ブロック30の軸心線方向と平行方向に延在する縦溝38が設けられている。
【0015】
このブロック30は、この実施の形態にあっては合成樹脂にて構成されており、外周面には、タオルバー50が外嵌されたときに該タオルバー50の内周面に密着するリブ40が設けられている。
【0016】
前記ベース部20の付根側には、合成樹脂製のリング42が外嵌される。このリング42の外周面にもリブ44が設けられており、このリブ44がタオルバー50の内周面に密着する。このリング42はフランジ46を有している。このフランジ46は、前記ベース部20とブラケット本体10との間の段差面48に重ね合わされ、該段差面48とタオルバー50の先端面との間に介在される。このフランジ46は、段差面48近傍のブラケット本体10の外面の塗装やメッキ等を保護するためのものである。
【0017】
タオルバー50には、前記縦溝38内に入り込みうる大きさの突起52がその内周面に突設されている。
【0018】
このタオルバー50を壁Wに取り付ける手順の一例について次に説明する。
【0019】
先ず、2個のブラケット本体10のベース部20にそれぞれリング42を外嵌させると共に、螺子32によってブロック30を各ベース部20の先端に固定しておく。そして、タオルバー50の両端に各ブラケット本体10の係止部を差し込む。この際、突起52は縦溝38に係合するので、タオルバー50は回転しないようになる。次に、各ブラケット本体10をビスによって壁Wに固定する。これにより、タオルバー50が壁Wに取り付けられる。
【0020】
タオルバー50の別の取付手順例について次に説明する。
【0021】
上記と同様にそれぞれブロック30を取り付けたブラケット本体10を2個用意する。そして、まず一方のブラケット本体10をビス孔14に通したビスにより、該壁Wに固定しておく。
【0022】
次に、タオルバー50の一端に他方のブラケット本体の係止部を嵌合させ、この際、突起52は縦溝38に係合する。次いで、該タオルバー50の他端を前記一方のブラケット本体10の係止部に嵌合させる。この際にも、突起52はブロック30の縦溝38に係合するので、タオルバー50は回転しない。
【0023】
しかる後、該他方のブラケット本体10をビスによって壁Wに固定する。これにより、タオルバー50が2個のブラケット本体10,10によって壁Wに固定される。
【0024】
次に、第4図及び第5図を参照して、このブラケット本体10及びブロック30を用いてタオルリング60を壁Wに固定する手順について説明する。
【0025】
このタオルリング60の基端部の内周面には、前記タオルバー50と同様の突起62が突設されている。
【0026】
ブラケット本体10に対し予めブロック30を螺子32によって固定しておくと共に、ベース部20の外周にリング42を外嵌させておく。タオルリング60の突起62を、ブロック30の縦溝38を通して周回溝22に入り込ませる。そして、このブラケット本体10をビス孔14,16にビスを通して壁Wに螺じ込むことにより、タオルリング60が壁Wに取り付けられる。
【0027】
この場合、タオルリング60は、第4図に示すようにブロック30の周囲に上下180度回転しうる。ブロック30は、タオルリング60がこのように上下に180度回転しても突起62と縦溝38とが合致しない位置関係にて取り付けられている。このため、タオルリング60をどのような角度に回しても、該タオルリング60がブロック30から抜け出すことが無い。
【0028】
このように、この実施の形態に係るブラケット本体10によると、タオルバー50及びタオルリング60のいずれをも壁Wに取り付けることができる。このブラケット本体10及びブロック30よりなるブラケットは、構成がきわめてシンプルであり、素人であってもタオルバー及びタオルリングの取付施工を容易に行うことができる。また、構成が簡易であるため、その値段も安価である。
【0029】
なお、前記ブラケット本体10の先端面には、合成樹脂等よりなるキャップを着脱可能に装着しておく。
【0030】
【発明の効果】
以上の通り、本発明の壁用ブラケットによると、タオルバー及びタオルリングのいずれをも壁に対し取り付けることができる。このブラケットは構成が簡易であり、タオルバー及びタオルリングの取り付けが容易に行えると共に、値段も安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るブラケット本体の構成図であり、(a)図は正面図、(b)図は平面図、(c)図は背面図、(d)図は(a)図のD−D線に沿う矢視図、(e)図は(b)図のE−E線に沿う断面図である。
【図2】実施の形態に係るブラケットを用いたタオルバーの取付構造を示す縦断面図である。
【図3】図2の構造を示す分解斜視図である。
【図4】実施の形態に係るブラケットを用いたタオルリングの取付構造を示す斜視図である。
【図5】図4の構造を示すものであり、(a)図はタオルリングとブラケット本体との接続部分の水平断面図、(b)図は(a)図のB−B線に沿うタオルリングの断面図である。
【符号の説明】
10 ブラケット本体
14,16 ビス孔
20 ベース部
22 周回溝
30 ブロック
38 縦溝
42 リング
46 フランジ
48 段差面
50 タオルバー
52 突起
60 タオルリング
62 突起
Claims (3)
- 後端部が壁面に固定され、該壁面から前方へ突設されるブラケット本体と、該ブラケット本体の前部の側面に設けられたタオルリング又はタオルバーの係止部とを有した壁用ブラケットにおいて、
該係止部は、該ブラケット本体の側面から突設された円柱状部と、該円柱状部の外周面に設けられた周回溝と、該周回溝と円柱状部の突出方向の先端縁とをつないでいる縦方向溝とを備えてなることを特徴とする壁用ブラケット。 - 請求項1において、前記係止部は、前記ブラケット本体と一体のベース部と、該ベース部の先端面に取り付けられたブロックとからなり、
前記周回溝は該ベース部の先端に設けられており、前記縦方向溝は該ブロックに設けられていることを特徴とする壁用ブラケット。 - 請求項1又は2において、前記係止部の周回溝よりも基端側の外周に合成樹脂製のリングが嵌合しており、該リングの外周に複数のリブが設けられていることを特徴とする壁用ブラケット。
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