JP3551474B2 - 通信システム、送信装置、受信装置および送受信装置 - Google Patents

通信システム、送信装置、受信装置および送受信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、色彩情報の伝送を可能にした通信システム、送信装置、受信装置、送受信装置およびメッセージ作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、通信システムとして、加入者が携帯するページング受信機に対し一般電話機より交換局を介して呼出番号とともに情報メッセージを無線伝送することにより、必要とする情報を知らせるようにしたページングサービスが運用されている。
【0003】
しかして、従来、このようなページングサービスでの情報サービスは、数字から構成されるメッセージを伝送するものが殆どであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、情報メッセージとして数字列を伝送するものでは、伝送できる字数が限られているため、この限られた字数の範囲で受信者に対して用件の緩急度や発呼者の気持ちを伝えることが難しいという問題点があった。
【0005】
そこで、最近になって、イラスト情報をも伝送できるようにしたものが考えられている。しかし、このようにしたものは、予め与えられたイラストを受信機側で単一色の静止画として表示するものであり、相手に自分の意思を伝えるのに必要とする表現力に欠けるものであった。
【0006】
本発明の第1の目的は、色彩性を加味した表現力に富んだ情報を伝送することができる通信システムを提供するにある。
【0007】
また、本発明の第2の目的は、色彩性を加味した表現力に富んだ情報を生成することができる送信装置を提供するにある。
【0008】
また、本発明の第3の目的は、色彩性を加味した表現力に富んだ情報を受信して表示することができる受信装置を提供するにある。
さらに、本発明の第4の目的は、色彩性を加味した表現力に富んだ情報を生成し、また受信して表示することができる送受信装置を提供するにある。
さらにまた、本発明の第5の目的は、色彩性を加味した表現力に富んだ情報を作成することができるメッセージ作成方法を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、メッセージデータを送信する送信装置と、この送信装置より送信されるメッセージデータを受信しこの受信されたメッセージデータに基づいて対応するメッセージを表示するカラー表示可能な表示手段を備えた受信装置とで構成される通信システムにおいて、前記送信装置は、前記表示手段が表示可能なカラーに対応する色パターンを指定する指定コードを送信する送信手段を具備し、前記受信装置は、前記送信装置より送信されるメッセージデータと指定コードとを受信する受信手段と、指定コードとこの指定コードに対応する色パターンとを記憶した記憶手段と、前記受信手段によって受信された指定コードが複数存在する場合は、これら複数の指定コードに基づいて複数の色パターンを読み出して、少なくとも前記受信手段により受信されたメッセージデータに基づくメッセージまたはこのメッセージの背景の一方を前記複数の色パターンに対応してカラーを変化させて前記表示手段に表示させる制御手段とを更に具備するように構成されている。
また、本発明では、前記受信装置は、定型文を指定する定型文指定コードとこの定型文指定コードに対応する定型文とを記憶する定型文記憶手段と、前記送信装置から送信されたメッセージデータに定型文指定コードが含まれるか否かを判断する判断手段を更に具備し、前記制御手段は、前記判断手段によって受信したメッセージデータに定型文指定コードが含まれていると判断すると、この定型文指定コードに基づいて前記定型文記憶手段より対応する定型文を読み出すとともに、前記受信手段で受信した指定コードに基づいて前記記憶手段より対応する色パターンを読み出し、少なくとも前記定型文またはこの定型文の背景の一方を前記色パターンに対応するカラーで前記表示手段に表示させるように構成されている。
【0010】
また、本発明は、メッセージデータを送信する送信装置において、色変化を指定するための複数の指定コードとこの指定コードに対応する色パターンとを記憶した記憶手段と、所望のカラーを選択する選択手段と、この選択手段により選択された所望のカラーに対応する複数の指定コードを前記記憶手段より連続して読み出して、前記メッセージデータとともに送信する送信手段とにより構成されている。
また、本発明では、受信装置は、メッセージデータと色パターンに対応する指定コードとを受信する受信手段と、指定コードとこの指定コードに対応する色パターンとを記憶した記憶手段と、この記憶手段に記憶された色パターンに対応するカラー表示が可能な表示手段と、前記受信手段によって受信された指定コードが複数存在する場合は、これら複数の指定コードに基づいて複数の色パターンを読み出して、少なくとも前記受信手段により受信されたメッセージデータに基づくメッセージまたはこのメッセージの背景の一方を前記複数の色パターンに対応してカラーを変化させて表示させる制御手段とにより構成されている。
また、本発明では、受信装置は、定型文を指定する定型文指定コードとこの定型文指定コードに対応する定型文とを記憶する定型文記憶手段と、受信したメッセージデータに定型文指定コードが含まれるか否かを判断する判断手段を更に具備し、前記制御手段は、前記受信したメッセージデータに定型文指定コードが含まれていると判断すると、この定型文指定コードに基づいて前記定型文記憶手段より対応する定型文を読み出すとともに、前記受信手段で受信した指定コードに基づいて前記記憶手段より対応する色パターンを読み出し、少なくとも前記定型文またはこの定型文の背景の一方を前記色パターンに対応するカラーで前記表示手段に表示させるように構成している。
また、本発明では、送受信装置は、指定コードとこの指定コードに対応する色パターンとを記憶した記憶手段と、この記憶手段に記憶された色パターンに対応するカラー表示が可能な表示手段と、所望のカラーを選択する選択手段と、この選択手段により選択された所望のカラーに対応する指定コードを前記記憶手段より読み出して、メッセージデータとともに送信する送信手段と、メッセージデータと指定コードとを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された指定コードが複数存在する場合は、これら複数の指定コードに基づいて複数の色パターンを読み出して、少なくとも前記受信手段により受信されたメッセージデータに基づくメッセージまたはこのメッセージの背景の一方を前記複数の色パターンに対応してカラーを変化させて表示させる制御手段とにより構成されている。
また、本発明では、送受信装置は、定型文を指定する定型文指定コードとこの定型文指定コードに対応する定型文とを記憶する定型文記憶手段と、前記受信手段により受信したメッセージデータに定型文指定コードが含まれるか否かを判断する判断手段を更に備え、
前記制御手段は、前記受信したメッセージデータに定型文指定コードが含まれていると判断すると、この定型文指定コードに基づいて前記定型文記憶手段より対応する定型文を読み出すとともに、前記受信手段で受信した指定コードに基づいて前記記憶手段より対応する色パターンを読み出し、少なくとも前記定型文またはこの定型文の背景の一方を前記色パターンに対応するカラーで前記表示手段に表示させるように構成している。
【0014】
【作用】
この結果、本発明によれば、通信システムにおいてメッセージデータを送信する送信装置では、メッセージデータと受信装置において表示可能なカラーに対応する色パターンを指定する指定コードとを送信する。そして、受信装置では、受信手段により送信装置からのメッセージデータと指定コードとを受信すると、記憶手段より指定コードに対応する色パターンを読み出し、少なくとも受信されたメッセージデータに基づくメッセージまたはこのメッセージの背景の一方を前記色パターンに対応するカラーで表示手段に表示させるようになっている。これにより、表示手段の表示内容を色付けすることができ、伝送情報として色彩性を加味した表現力の富んだ内容にできる。
またこれに加え、送信装置が指定コードを複数送信し、受信装置がこれら複数の指定コードを受信した場合は、これら複数の指定コードに基づいて複数の色パターンを読み出して、少なくとも前記受信手段により受信されたメッセージデータに基づくメッセージまたはこのメッセージの背景の一方を前記複数の色パターンに対応してカラーを変化させて前記表示手段に表示させるようになっている。これにより、表示手段の表示内容を色付けすることができ、伝送情報として色彩性を加味したより表現力の富んだ内容にできる。
さらにこれに加え、受信装置が定型文記憶手段を備えると、送信装置から送信されたメッセージデータに定型文指定コードが含まれる場合は、この定型文指定コードに基づいて前記定型文記憶手段より対応する定型文を読み出すとともに、前記受信手段で受信した指定コードに基づいて前記記憶手段より対応する色パターンを読み出し、少なくとも前記定型文またはこの定型文の背景の一方を前記色パターンに対応するカラーで前記表示手段に表示させるようになる。これにより、表示手段の表示内容を色付けすることができ、伝送情報として色彩性を加味したより表現力の富んだ内容にできる。
【0015】
また、本発明によれば、メッセージデータを送信する送信装置は、指定コードとこの指定コードに対応する色パターンとを記憶した記憶手段を備え、所望のカラーを選択すると、選択された所望のカラーに対応する指定コードを前記記憶手段より読み出して、前記メッセージデータとともに送信する。これにより、色彩性を加味した表現力の富んだ情報として送信できる。
【0016】
また、本発明によれば、受信装置は、メッセージデータ色パターンに対応する指定コードとを受信すると、記憶手段より指定コードに対応する色パターンを読み出して、少なくとも前記受信手段により受信されたメッセージデータに基づくメッセージまたはこのメッセージの背景の一方をこの読み出された色パターンに対応するカラーで前記表示手段に表示させるようになり、表示手段の表示内容を色付けした、色彩性を加味した表現力の富んだ情報として受信できる。
またこれに加え、複数の指定コードを受信した場合は、これら複数の指定コードに基づいて複数の色パターンを読み出して、少なくとも受信されたメッセージデータに基づくメッセージまたはこのメッセージの背景の一方を前記複数の色パターンに対応してカラーを変化させて前記表示手段に表示させるようになり、表示手段の表示内容を色付けした、色彩性を加味したより表現力の富んだ情報として受信できる。
さらにこれに加え、定型文記憶手段を備えると、受信したメッセージデータに定型文指定コードが含まれる場合は、この定型文指定コードに基づいて前記定型文記憶手段より対応する定型文を読み出すとともに、受信した指定コードに基づいて前記記憶手段より対応する色パターンを読み出し、少なくとも前記定型文またはこの定型文の背景の一方を前記色パターンに対応するカラーで前記表示手段に表示させるようになり、表示手段の表示内容を色付けした、色彩性を加味したより表現力の富んだ情報として受信できる。
【0017】
また、本発明によれば、送受信装置は、指定コードとこの指定コードに対応する色パターンとを記憶した記憶手段を備え、所望のカラーを選択すると、選択された所望のカラーに対応する指定コードを前記記憶手段より読み出して、前記メッセージデータとともに送信し、また、メッセージデータ色パターンに対応する指定コードとを受信手段で受信すると、記憶手段より指定コードに対応する色パターンを読み出して、少なくとも前記受信手段により受信されたメッセージデータに基づくメッセージまたはこのメッセージの背景の一方をこの読み出された色パターンに対応するカラーで前記表示手段に表示させるようになり、情報を色彩性を加味した表現力の富んだ内容で送受信できる。
またこれに加え、複数の指定コードを受信した場合は、これら複数の指定コードに基づいて複数の色パターンを読み出して、少なくとも受信されたメッセージデータに基づくメッセージまたはこのメッセージの背景の一方を前記複数の色パターンに対応してカラーを変化させて前記表示手段に表示させるようになり、情報を色彩性を加味したより表現力の富んだ内容で送受信できる。
さらにこれに加え、定型文記憶手段を備えると、受信したメッセージデータに定型文指定コードが含まれる場合は、この定型文指定コードに基づいて前記定型文記憶手段より対応する定型文を読み出すとともに、受信した指定コードに基づいて前記記憶手段より対応する色パターンを読み出し、少なくとも前記定型文またはこの定型文の背景の一方を前記色パターンに対応するカラーで前記表示手段に表示させるようになり、情報を色彩性を加味したより表現力の富んだ内容で送受信できる。
【0018】
また、本発明によれば、カラー表示が可能な受信装置に送信すべきメッセージデータを作成する場合において、受信装置で表示可能なカラーに対応する色パターンが複数記憶されたカラーテーブルより、少なくともカラー表示すべきメッセージまたはこのメッセージの背景の色パターンの一方を選択すると、この選択された色パターンを対応する指定コードに変換して送信すべきメッセージとともに送信する。これにより、色彩性を加味した表現力の富んだ情報として送信できる。
【0021】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に従い説明する。
【0022】
(第1実施例)
図1は、本発明をページングサービスに適用した例を示している。この場合、プッシュホンなど電話端末1が接続される電話交換網2には、ページャサービス会社3の管轄する中央制御局31および送信基地局32が接続され、例えば、電話端末1より所定の呼出番号を入力すると、ページャサービス会社3の管轄する中央制御局31を介して送信基地局32より呼出番号に対応するページング受信機4に呼び出しがなされるようになっている。
【0023】
図2は、ページング受信機4の外観図を示している。この場合、ページング受信機4は、キー入力部41と表示部42をヒンジ部43を介して連結するとともに、これらを2つ折り可能な構成にしている。
【0024】
キー入力部41は、各種の操作用キーとして、数字キー5、セットキー6、セレクトキー7、モードキー8を有している。ここで、数字キー5は、「1」〜「0」キーの他に、「*」キー、「#」キーを有し、これらキーにより入力データを指示するようにしている。セットキー6は、各種モードにおいて設定操作を行う際に、その決定を指示するものである。セレクトキー7は、各モードにおいて、選択操作を行うものである。そして、モードキー8は、その操作回数によって送信メッセージ作成モード、時刻設定モード、鳴音切り替えモードなどを選択できるようになっている。すなわち、本実施例のページング受信機は呼出しを伴う、メッセージを受信できる機能だけでなく、送信用メッセージを作成する機能も備えている。
【0025】
表示部42は、液晶表示装置からなるもので、ここでは、メッセージを表示するカラー液晶など(例えば8色)によるドットマトリクスで構成されるメッセージ表示部421と送信メッセージ作成時に、このメッセージによる送信コードの構成を表示する送信コード表示部422を有している。また、表示部42は、表示手段として別の表示素子を用いることもでき、例えばELディスプレイ、プラズマディスプレイなどを用いることも可能である。
【0026】
また、このようなページング受信機4は、ダイヤラー機能を持たせるためダイヤラーキー9とダイヤラースピーカ10を有しており、ダイヤラーキー9を操作するのみで、ダイヤラースピーカ10より送信コードを対応するダイヤルトーンに変更して自動的に出力できるようにしている。
【0027】
なお、図中の11は電源投入スイッチ、12はリセットスイッチである。
【0028】
図3は、上述のページング受信機4の概略構成を示すもので、図において、21はアンテナで、このアンテナ21はRF受信部22に接続し、このRF受信部22をデコーダ部23を介してCPU24に接続している。RF受信部22は、アンテナ21で受信した無線信号を復調するようにしている。
【0029】
デコーダ部23には、ID−ROM25を接続している。ID−ROM25は、当該ページング受信機に個別に割当てられたIDコード、詳細にはフレームデータやアドレスデータ等を記憶したもので、このIDコードをデコーダ部23に与えるようにしている。デコーダ部23は、ID−ROM25より取り込んだIDコードに基づいてRF受信部22を間欠駆動するとともに、RF受信部22で復調した無線信号を解読し、これがIDコードに一致したと判断すると、呼出し検出信号および続いて受信される無線信号におけるメッセージデータをCPU24に送り込むようにしている。
【0030】
CPU24には、上述のキー入力部41、表示バッファ26を介して上述の表示部42の他に、スピーカドライバ27を介してスピーカ28、バイブレータドライバ29を介してバイブレータ30、LEDドライバ31を介してLED32、ROM33、RAM34を接続している。
【0031】
スピーカ28は、CPU24の制御の下で、スピーカドライバ27を介して呼出しを出力し、同様に、バイブレータ30は、バイブレータドライバ29により呼出しを振動で、LED32は、LEDドライバ31により呼出しを光の点滅により出力するようにしている。
【0032】
ROM33は、CPU24のために予め用意された制御プログラムを記憶するとともに、後述する定型文テーブルおよび色パターンテーブルを記憶している。
【0033】
この場合、定型文テーブルは、図4に示すように指定コードとなるメッセージコードに対応付けて定型文からなるメッセージを記憶したもので、例えば、メッセージコード「01」で「キンキュウ」、メッセージコード「02」で「TELセヨ」の定型文メッセージを得られるようになっている。また、色パターンテーブルは、図5に示すように色パターンコードに対応付けて表示部42に色付けされる色パターンを記憶したもので、例えば色パターンコード「00」で「白」、色指定コード「01」で「赤」の色パターンを得られるようになっている。
【0034】
図3に戻って、RAM34は、呼出しに際して送られてきたメッセージデータを記憶するものである。また、CPU24は、ROM33に記憶された制御プログラムにしたがって、各回路を総括的に制御するようになっている。
【0035】
次に、以上のように構成した実施例の動作を説明する。
【0036】
まず、本発明を適用したページング受信機4を用いて送信メッセージを作成し、この作成したメッセージを当該ページング受信機4と同一構成のページング受信機に送信する場合を図6に示すフローチャートにより説明する。
【0037】
まず、ステップ601で、図2に示すキー入力部41のモードキー8により送信メッセージ作成モードを選択する。
【0038】
次に、ステップ602で背景色を指定するか決定する。ここで、背景色を指定する場合は、最初に色指定コード「U7」を設定する。そして、ステップ603に進み、図5に示す色パターンテーブルに基づいて色パターンコードを選択、決定するようになる。
【0039】
ここで、色指定コード「U7」を入力するには、キー入力部41の操作により、まず*Oを入力し、続けて「7」を入力すれば、表示部42の送信コード表示部422に「U7」が表示されると同時に、色指定コードが設定される。
【0040】
そして、ステップ604に進む。一方、ステップ602で、色指定コード「U7」を設定せず、背景色を指定しない場合は、ステップ603を通ることなくステップ604に進む。
【0041】
ステップ604では、送信するメッセージデータのタイプを設定する。ここで、送信するメッセージデータのタイプとしては、送信したデータ自体が受信側で表示される通常のメッセージデータと送信したデータに基づいて受信側に記憶した定型文が復元表示される定型フォーマットデータとがあるので、メッセージデータとして定型フォーマットデータを送信する場合は、最初に「*]キーを操作する。
【0042】
ここで、定型フォーマットデータを送信しない場合、すなわち、最初の入力データが「*」でない場合は、ステップ604で、NOと判断し、ステップ605に進み、ここでキー入力部41の数字キー5により数字をメッセージデータとして入力することでメッセージデータを決定する。
【0043】
一方、ステップ604で、定型フォーマットデータを送信する場合は、「*」キーに続けて「4」キー、「*」キー、「4」キーを順次操作する。このキー操作で入力されたデータ「*4*4」は、定型文の指定を行うためのコードである。この場合、キー入力部41のキー操作により「*4*4」と入力すると、表示部42の送信コード表示部422には、「[[」が定型文指定コードとして表示される。
【0044】
次に、ステップ606に進む。ステップ606では、図4に示す定型文テーブル内の所望の定型文に対応するメッセージコード(2桁)を入力することで、定型文データの入力を決定する。
【0045】
そして、ステップ607に進んで、ステップ605、606で決定したメッセージまたは定型文を色付けするために色指定するか決定する。ここで、色指定する場合は、色指定コード「U7」を設定する。そして、ステップ608に進み、図5に示す色パターンテーブルに基づいて色パターンコードを選択、決定する。
【0046】
そして、ステップ609に進む。一方、ステップ607で、色指定コード「U7」を設定せず、色指定しない場合は、ステップ608を通ることなくステップ609に進む。
【0047】
ステップ609では、色を変化させるか決定する。ここで、色を変化させる場合は、ステップ608に戻り、続けて、図5に示す色パターンテーブルに基づいて色パターンコードを選択、決定する。また、ステップ607で色指定しなかった場合は、ステップ609において色を変化させる色パターンコードでなく、色を指定するためのパターンコードを選択し、決定する決定操作を再度行う。
【0048】
その後、ステップ610で、送信メッセージ作成を終了すると、次のステップ611でデータ送信が可能になる。この場合、図1に示すプッシュホン電話端末1の送話器に、図2に示すダイヤラースピーカ10を押し当て、ダイヤラーキー9を操作することで作成した送信コードによるダイヤルトーンが自動的に出力されるようになる。
【0049】
図7は、送信メッセージ作成時の表示部42の送信コード表示部422での表示例を示している。
【0050】
この場合、送信メッセージ作成モードを指示した後、背景色指定のためキー入力部41により、*Oを入力し、続けて「7」を入力すると、色指定コード「U7」が表示され、次に、図5に示す色パターンテーブルに基づき色パターンコード「07」に対応する「水色」をセットキー6を操作して決定すれば、送信コード表示部422には、色指定コード「U7」に続けて色パターンコード「07」が表示される。
【0051】
次に、キー入力部41により「*」に続けて「4」、「*」、「4」を入力すると、「U707」に続けて定型文指定コード「[[」が表示され、次に、メッセージコード「15」に対応する定型文「トラブル」からなるメッセージをセットキー6を操作して決定すれば、送信コード表示部422には、上述の「U707」に続けて定型文フォーマット「[[」とメッセージコード「15」が表示され、メッセージ表示部421には定型文「トラブル」が表示される。
【0052】
さらに、定型文「トラブル」について色指定するため、キー入力部41により、再び*Oを入力し、続けて「7」を入力すると、色指定コード「U7」が表示され、次に、色パターンコード「03」に対応する「黄」をセットキー6を操作して決定すれば、送信コード表示部422には、上述の「U707[[15」に続けて色指定コード「U7」と色パターンコード「03」が表示され、さらに色変化させるため、再び、色パターンコード「01」に対応する「赤」をセットキー6を操作して決定すれば、送信コード表示部422には、上述の「U707[[15U703」に続けて色パターンコード「01」が表示される。
【0053】
これにより、色彩情報を付加した定型文の送信メッセージの作成が完了する。なお、送信メッセージ作成時において、送信コード表示部422には、作成したイメージにしたがって表示される送信コードが確認のため表示されるが、例えば、この作成した送信コードをダイヤラーで送信せず、電話機のプッシュボタンを操作してこのコードを送信する場合は、セットキー6をさらに操作すればプッシュボタンに対応した送信コードに変換され送信コード表示部422に表示される。すなわち、フローチャートに沿って作成され、送信コード表示部422に表示された送信コード「U707[[15U70301」は作成完了後にセットキー6を操作すれば、「*0707*4*415*070303」に変更して表示される。また、後述する第2第3実施例でもこの操作は可能である。
【0054】
次に、受信モードを図8および図9に示すフローチャートにより説明する。
【0055】
この場合、ステップ801で、アンテナ21を介してRF受信部22で当該ページング受信機4を呼出す無線信号を受信すると、RF受信部22では、この受信した無線信号を復調してデコーダ部23に与える。デコーダ部23では、復調された無線信号における呼出し信号についてID−ROM25より与えられる当該ページング受信機に個別に割当てられたIDコードとの一致を判断する。そして、これらが一致した場合のみ、呼出信号受信にともなう呼出信号検出信号をCPU24に送出する。
【0056】
次に、ステップ802で、この無線信号において呼出信号の後にメッセージデータが付いているか否かを判断する。ここで、メッセージデータが続いていない場合は、ステップ803に進み、呼出信号にともなう受信報知のみを行う。
【0057】
一方、呼出信号の後にメッセージデータが続く場合は、CPU24よりデコーダ部23に対してこのメッセージデータを継続して受信することを指示して、メッセージデータを取込み、ステップ804以降に進む。
【0058】
ここで、例えば、上述した図7に示すメッセージデータ「U707[[15U70301」を受信した場合は、ステップ804で、メッセージ先頭部に色指定コードがあるかを判断する。ここでは色指定コード「U7」が存在しYESとなるので、ステップ805に進む。そして、ステップ805では、色指定コードと色パターンの後に定型文指定コードがあるかを判断する。ここでは定型文指定コード「[[」が存在しYESとなり、ステップ806に進み、定型文指定コードとメッセージコードの後に再び色指定コードがあるかを判断する。ここでは色指定コード「U7」が存在しYESとなるので、ステップ807に進み、さらに色パターンコードが複数あるかを判断する。この場合、複数の色パターンコードとしてパターン「03」「01」を判断するので、ステップ808に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージによるメッセージを表示するようになる。
【0059】
この場合のメッセージ表示部421での表示例は、図10に示すようになるが、この時のメッセージデータ「U707[[15U70301」に基づき、まず、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「07」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「水色」を読み出し、メッセージ表示部421の背景色を水色にする。次いで、定型文指定コード「[[」に続くメッセージコード「15」により図4に示す定型文テーブルより定型文「トラブル」を読み出しメッセージ表示部421に表示し、さらに、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「03」により前記色パターンテーブルより「黄」を読み出し、メッセージコード「15」で指定された定型文「トラブル」の文字表示を黄色にする。さらに、色パターンコード「03」に続く色パターンコード「01」により前記色パターンテーブルより「赤」を読み出し、黄色で表示されている定型文「トラブル」の文字表示を黄色から赤色に一定の時間経過後、例えば15秒後に変化させるようになる。
【0060】
次に、メッセージデータとして、「U707[[15U703」を受信したような場合には、ステップ806まで上述したと同様で、ステップ807の色パターンコードが複数あるかの判断で、色パターンコード「03」のみを判断するので、NOとなって、ステップ809に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージによるメッセージを表示するようになる。
【0061】
この場合のメッセージ表示部421での表示例も、図10に示すようになるが、この時のメッセージデータ「U707[[15U703」に基づき、まず、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「07」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「水色」を読み出し、メッセージ表示部421の背景色を水色にする。次いで、定型文指定コード「[[」に続くメッセージコード「15」により図4に示す定型文テーブルより定型文「トラブル」を読み出しメッセージ表示部421に表示し、さらに、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「03」により前記色パターンテーブルより「黄」を読み出し、メッセージコード「15」で指定された定型文「トラブル」の文字表示を黄色にする。
【0062】
次に、メッセージデータとして、「U707[[15」を受信したような場合は、ステップ804からステップ805まで上述と同様で、ステップ806での定型文指定コードとメッセージコードの後に色指定コードがあるかの判断でNOとなるので、ステップ810に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0063】
この場合のメッセージ表示部421での表示例も、図10に示すようになるが、この時のメッセージデータまたは「U707[[15」に基づき、まず、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「07」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「水色」を読み出し、メッセージ表示部421の背景色を水色にする。次いで、定型文指定コード「[[」に続くメッセージコード「15」により図4に示す定型文テーブルより定型文「トラブル」を読み出しメッセージ表示部421に表示する。しかし、これの後に色指定コードが続かないので、メッセージコード「15」で指定された定型文「トラブル」の表示色は黒となり、水色地に黒で定型文「トラブル」が表示される。
【0064】
次に、メッセージデータとして、「U707 4919U70301」を受信したような場合は、ステップ806での定型文指定コードがあるかの判断でNOとなるので、ステップ811に進み、このメッセージデータの末尾に色指定コードがあるかを判断する。ここでは、YESになるので、ステップ812に進み、色パターンコードが複数あるかを判断する。この場合、複数の色パターンコードとして2パターン「03」「01」を判断するので、ステップ813に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0065】
この場合のメッセージ表示部421での表示例は、図11に示すようになるが、上述したメッセージデータ「U707 4919U70301」に基づき、まず、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「07」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「水色」を読み出し、メッセージ表示部421の背景色を水色にする。次いで、メッセージデータ「4919」をそのままメッセージ表示部421に表示し、さらに、メッセージデータ「4919」の後にある色指定コード「U7」に続く色パターンコード「03」により前記色パターンテーブルより「黄」を読み出し、メッセージデータ「4919」の表示を黄色にする。さらに、色パターンコード「03」に続く色パターンコード「01」により前記色パターンテーブルより「赤」を読み出し、黄色で表示されているメッセージデータ「4919」表示を一定の時間経過後、例えば15秒後に黄色から赤色に変化させるようになる。
【0066】
次に、メッセージデータとして、「U707 4919U703」を受信したような場合は、ステップ805からステップ811まで上述と同様で、ステップ812の色パターンコードが複数あるかの判断で、色パターンコード「03」のみを判断するので、NOとなって、ステップ814に進み、表示部42のメッセージ表示部421にメッセージを表示するようになる。
【0067】
この場合のメッセージ表示部421での表示例も、図11に示すようになるが、この時のメッセージデータ「U707 4919U703」に基づき、まず、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「07」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「水色」を読み出し、メッセージ表示部421の背景色を水色にする。次いで、メッセージデータ「4919」をそのままメッセージ表示部421に表示し、さらに、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「03」により前記色パターンテーブルより「黄」を読み出し、メッセージデータ「4919」の表示を黄色にする。
【0068】
次に、メッセージデータとして、「U707 4919」を受信したような場合は、ステップ805まで上述と同様で、ステップ811でのメッセージデータの末尾に色指定コードがあるかの判断でNOとなるので、ステップ815に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0069】
この場合のメッセージ表示部421での表示例も、図11に示すようになるが、この時のメッセージデータ「U707 4919」に基づき、まず、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「07」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「水色」を読み出し、メッセージ表示部421の背景色を水色にする。次いで、メッセージデータ「4919」をそのままメッセージ表示部421に表示する。しかし、これの後に指定コードが続かないので、メッセージデータ「4919」の表示色は黒となり、水色地に黒でメッセージデータ「4919」が表示される。
【0070】
次に、メッセージデータとして、「[[15U70301」を受信したような場合は、ステップ804のメッセージ先頭部に色指定コードがあるかの判断でN0となるので、ステップ816に進む。ステップ816では、定型文指定コードがあるかを判断する。ここでは定型文指定コード「[[」が存在しYESとなり、ステップ817に進み、定型文指定コードとメッセージコードの後に再び色指定コードがあるかを判断する。ここでは色指定コード「U7」が存在しYESとなるので、ステップ818に進み、さらに色パターンコードが複数あるかを判断する。この場合、複数の色パターンコードとしてパターン「03」「01」を判断するので、ステップ819に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0071】
この場合のメッセージ表示部421での表示例は、図10に示すようになるが、ここでは、背景色を決定する色指定コード「U7」がないので、背景色は設定されずに無色になり、定型文指定コード「[[」に続くメッセージコード「15」により図4に示す定型文テーブルより定型文「トラブル」を読み出しメッセージ表示部421に表示し、さらに、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「03」により図5に示す色パターンテーブルより「黄」を読み出し、メッセージコード「15」で指定された定型文「トラブル」の文字表示を黄色にする。さらに、色パターンコード「03」に続く色パターンコード「01」により前記色パターンテーブルより「赤」を読み出し、黄色で表示されている定型文「トラブル」の文字表示を黄色から赤色に一定の時間経過後に変化させるようになる。
【0072】
次に、メッセージデータとして、「[[15U703」を受信したような場合には、ステップ816からステップ817まで上述したと同様で、ステップ818の色パターンコードが複数あるかの判断で、色パターンコード「03」のみを判断するので、NOとなって、ステップ820に進み、表示部42のメッセージ表示部421にメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0073】
この場合のメッセージ表示部421での表示例も、図10に示すようになるが、ここでも背景色を決定する色指定コード「U7」がないので、背景色は設定されずに無色になり、定型文指定コード「[[」に続くメッセージコード「15」により図4に示す定型文テーブルより定型文「トラブル」を読み出しメッセージ表示部421に表示し、さらに、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「03」により図5に示す色パターンテーブルより「黄」を読み出し、メッセージコード「15」で指定された定型文「トラブル」の表示を黄色にする。
【0074】
次に、メッセージデータとして、「[[15」を受信したような場合は、ステップ816まで上述と同様で、ステップ817で定型文指定コードとメッセージコードの後に色指定コードがあるかの判断でNOとなるので、ステップ821に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0075】
この場合のメッセージ表示部421での表示例も、図10に示すようになるが、ここでも背景色を決定する色指定コード「U7」がないので、背景色は設定されず無色になり、定型文指定コード「[[」に続くメッセージコード「15」により図4に示す定型文テーブルより定型文「トラブル」を読み出しメッセージ表示部421に表示する。しかし、これの後に色指定コードが続かないので、メッセージコード「15」で指定された定型文「トラブル」の表示色も黒となり、無色地に黒で定型文「トラブル」が表示される。
【0076】
次に、メッセージデータとして、「4919U70301」を受信したような場合は、ステップ804まで上述と同様で、ステップ816での定型文指定コードがあるかの判断でNOとなるので、ステップ822に進み、このメッセージデータの末尾に色指定コードがあるかを判断する。ここでは、YESになるので、ステップ823に進み、色パターンコードが複数あるかを判断する。この場合、複数の色パターンコードとして2パターン「03」「01」を判断するので、ステップ824に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0077】
この場合のメッセージ表示部421での表示例は、図11に示すようになるが、ここでも背景色を決定する色指定コード「U7」がないので、背景色は設定されず無色になり、次いで、メッセージデータ「4919」をそのままメッセージ表示部421に表示し、さらに、メッセージデータ「4919]の後にある色指定コード「U7」に続く色パターンコード「03」により前記色パターンテーブルより「黄」を読み出し、メッセージデータ「4919」の表示を黄色にする。さらに、色パターンコード「03」に続く色パターンコード「01」により前記色パターンテーブルより「赤」を読み出し、黄色で表示されているメッセージデータ「4919」表示を黄色から赤色に一定時間経過後、変化させるようになる。
【0078】
次に、メッセージデータとして、「4919U703」を受信したような場合は、ステップ822まで上述したと同様で、ステップ823の色パターンコードが複数あるかの判断で、色パターンコード「03」のみを判断するので、NOとなって、ステップ825に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0079】
この場合のメッセージ表示部421での表示例も、図11に示すようになるが、ここでも背景色を決定する色指定コード「U7」がないので、背景色は設定されず無色になり、次いで、メッセージデータ「4919」をそのままメッセージ表示部421に表示し、さらに、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「03」により図5に示す色パターンテーブルより「黄」を読み出し、メッセージコード「15」で指定された定型文「トラブル」の表示を黄色にする。
【0080】
次に、メッセージデータとして、「4919」を受信したような場合は、ステップ816まで上述と同様で、ステップ822でのメッセージコードの末尾に色指定コードがあるかの判断でNOとなるので、ステップ826に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0081】
この場合のメッセージ表示部421での表示例は、図11に示すようになるが、ここでも背景色を決定する色指定コード「U7」がないので、背景色は設定されず無色になり、次いで、メッセージデータ「4919」をそのままメッセージ表示部421に表示する。しかし、これの後に色指定コードが続かないので、メッセージデータ「4919」の表示も黒のままで、無色地に黒で「4919」が表示される。
【0082】
なお、これら受信したメッセージデータにおいて、定型文指定コード、色指定コードを受信しながらも、これら指定コードの後にメッセージコード、色パターンコードが続かない場合は、これらの指定コードは無効と見做される。また、上記第1実施例において、色パターンコードと通常のメッセージデータ「4919」の間にスペースを空けるのは、「4919」を色パターンとして読ませないためである。
【0083】
なお、第1実施例では、表示色の変化はメッセージのみに限ったが、これに限らず背景色についても表示色に変化を与えるようにもできる。
【0084】
従って、このような第1実施例によれば、送信側では、定型文コード「[[」とともに定型文テーブルに基づいて決定される定型文コードと、色指定コード「U7」とともに色パターンテーブルに基づいて決定される色パターンコードとを組み合わせメッセージデータを生成し、一方、受信側では、このようなメッセージデータから定型文コード「[[」を受取ると、続く定型文コードから定型文テーブルに基づいて定型のメッセージを読み出し、また、色指定コード「U7」を受取ると、続く色パターンコードから色パターンテーブルに基づいて色彩情報を読み出し、この色彩情報によりメッセージ表示部421の背景色やメッセージ自身に色彩を施し表示するようにできる。また、色パターンコードを連続して設定することで、表示色を変化させることもできる。これにより、定型文からなるメッセージを色彩性を加味した表現力の富んだものとして送ることができ、相手に自分の意思やメッセージの緩急度を正確に伝えることができる。
【0085】
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例を説明するが、この第2実施例にも図1乃至図3で述べたと同様なページング受信機4が適用されるものとする。
【0086】
この場合、ページング受信機4に用いられるROM33は、図4に示す定型文テーブル、図5に示す色パターンテーブルの他に、図12に示す感情メッセージテーブルを記憶している。ここで、図12に示す感情メッセージテーブルは、感情メッセージコードに対応付けて人間の感情を表すイラストによる感情パターンを記憶したもので、例えば、感情メッセージコード「21」を指定すれば、これに対応して女性による表情を感情メッセージとして得られるようになっている。その他は、上述した第1実施例と同様である。
【0087】
しかして、このように構成したページング受信機を用いて送信メッセージを作成し、この作成したメッセージを当該ページング受信機と同一構成のページング受信機に送信する場合を図13に示すフローチャートにより説明する。
【0088】
まず、ステップ1301で、図2に示すキー入力部41のモードキー8により送信メッセージ作成モードを選択する。
【0089】
次に、ステップ1302で指定コードを決定する。ここで、指定コードは、キー入力部41より、「*」キー、「4」キー、「*」キー、「4」キーを順に操作することにより入力する。このデータ「*4*4」が、定型の感情メッセージの指定コードであり、第1実施例の定型文指定コードと同様である。この場合、キー入力部41により「*4*4」と入力すると、表示部42の送信コード表示部422には、「[[」が指定コードとして表示される。
【0090】
次に、ステップ1303で感情メッセージを選択決定する。この場合、図12に示す感情メッセージテーブル内の所望の感情パターンに対応する感情メッセージコード(2桁)を入力することで、送信する感情メッセージを決定する。
【0091】
そして、ステップ1304に進んで、ステップ1303で決定した感情メッセージの顔部分について色指定するか決定する。ここで、色指定する場合は、色指定コード「U7」を設定する。そして、ステップ1305に進み、図5に示す色パターンテーブルに基づいて色パターンコードを選択、決定する。そして、ステップ1306に進む。
【0092】
ステップ1306では、感情メッセージにおいて顔部分の色を変化させるか決定する。ここで、色のみを変化させる場合は、ステップ1305に戻り、続けて、図5に示す色パターンテーブルに基づいて色パターンコードを選択、決定する。
【0093】
次いで、ステップ1307に進み、この感情メッセージを動画として顔部分の色変化をともなって送信するかを決定する。ここで、動画として送信する場合は、ステップ1302に戻って、再び、指定コード「[[」を決定したのち、ステップ1303での感情メッセージの選択、決定、ステップ1305での色パターンコードの選択、決定を実行する。
【0094】
その後、ステップ1308で、送信メッセージ作成を終了すると、次のステップ1309でデータ送信が可能になる。この場合、図1に示すプッシュホン電話端末1の送話器に、図2に示すダイヤラースピーカ10を押し当て、ダイヤラーキー9を操作することで作成した送信コードによるダイヤルトーンが自動的に出力されるようになる。
【0095】
図14(a)(b)は、送信メッセージ作成時の表示部42での表示例を示している。
【0096】
この場合、図14(a)に示すように送信メッセージ作成モードを指示した後、まず、キー入力部41より「*」キー、「4」キー、「*」キー、「4」キーを順に操作することにより定型の感情メッセージの指定コードを入力する。この場合、表示部42の送信コード表示部422には、「[[」が表示される。
【0097】
次に、キー入力部14より「21」から「36」までのいずれかのコードを入力すると、メッセージ表示部421に、図12に示す感情メッセージテーブルの感情パターン(図示では感情メッセージコード「21」)が点滅表示される。そして、パターンを採用するためセットキー6を操作して感情メッセージコードを決定すると、送信コード表示部422には、指定コード「[[」に続けて感情メッセージコード「21」が表示され、同時にメッセージ表示部421に感情メッセージコード「21」に対応する感情パターンが表示される。
【0098】
さらに、キー入力部41により、*Oを入力し、続けて「7」を入力すると、色指定コード「U7」が表示され、次に、図5に示す色パターンテーブルに基づき色パターンコード「00」に対応する「白」をセットキー6を操作して決定すれば、送信コード表示部422には、「[[21U7」に続けて色パターンコード「00」が表示される。これにより、メッセージ表示部421には、感情メッセージコード「21」による感情メッセージの顔部分が「白色」で表示される。
【0099】
次に、複数感情メッセージを順次切り換えて表示する動画として送信する場合は、図14(b)に示すように、「[[21U700」に続けて、さらにキー入力部41により「*4*4」を入力すると、さらに指定コード「[[」が表示され、続けて、上述したと同様にして、例えば感情メッセージコード「28」をセットキー6を操作して決定すれば、送信コード表示部422には「[[」に続けて感情メッセージコード「28」が表示され、同時にメッセージ表示部421に感情メッセージコード「28」に対応する感情パターンが表示される。
【0100】
さらに、キー入力部41により、*Oを入力し、続けて「7」を入力すると、色指定コード「U7」が表示され、次に、図5に示す色パターンテーブルに基づき色パターンコード「06」に対応する「ピンク」をセットキー6を操作して決定すれば、送信コード表示部422には、「[[21U700[[28U7」に続けて色パターンコード「06」が表示される。これにより、メッセージ表示部421には感情メッセージコード「28」による感情メッセージの顔部分が「ピンク」で表示される。
【0101】
これで色彩情報を付加した感情メッセージによる送信メセッージの作成が完了する。
【0102】
次に、当該ページング受信機4を呼出す無線信号を受信する受信モードを図15および図16に示すフローチャートにより説明する。
【0103】
この場合、ステップ1501で、アンテナ21を介してRF受信部22で当該ページング受信機4を呼出す無線信号を受信すると、RF受信部22では、この受信した無線信号を復調してデコーダ部23に与える。デコーダ部23では、復調された無線信号における呼出し信号についてID−ROM25より与えられる当該ページング受信機に個別に割当てられたIDコードとの一致を判断する。そして、これらが一致した場合のみ、呼出信号受信にともなう呼出検出信号をCPU24に送出する。
【0104】
次に、ステップ1502で、この無線信号において呼出信号の後にメッセージデータが付いているか否かを判断する。ここで、メッセージデータが続いていない場合は、ステップ1503に進み、呼出信号にともなう受信報知のみを行う。
【0105】
一方、呼出信号の後にメッセージデータが続く場合は、CPU24よりデコーダ部23に対してこのメッセージデータを継続して受信することを指示して、メッセージデータを取込み、ステップ1504に進む。
【0106】
ステップ1504で、メッセージデータ中に感情メッセージ指定コードがあるかを判断する。ここで、感情メッセージ指定コードがない場合は、ステップ1505に進み、メッセージデータに従った表示のみを行う。
【0107】
一方、感情メッセージ指定コードがある場合は、以下の動作が実行される。ここで、例えば、メッセージデータとして上述した図14に示す「[[21U700[[28U706」を受信した場合は、ステップ1504で、感情メッセージ指定コード「[[」が存在しYESとなるので、ステップ1506に進む。そして、ステップ1506で、指定コードと感情メッセージコードの後にメッセージデータが続くかを判断する。ここでは色指定コード「U7」が続きYESとなるので、ステップ1507に進む。
【0108】
ステップ1507では、感情メッセージ指定コードまたは色指定コードのいずれが続くかを判断する。ここでは、色指定コード「U7」が続くので、ステップ1508に進み、さらにパターンコードの後に感情メッセージ指定コードまたは色パターンコードのいずれが続くかを判断する。この場合は感情メッセージ指定コード「[[」が続くので、ステップ1509に進み、色指定コードがあるかを判断する。この場合、色指定コード「U7」を判断するので、ステップ1510に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0109】
この場合のメッセージ表示部421での表示例は、図17(a)(b)に示すようになる。この場合、メッセージデータ「[[21U700[[28U706」に基づき、まず指定コード「[[」に続く感情メッセージコード「21」によりROM33の図12に示す感情メッセージテーブルより対応する感情メッセージを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。次いで、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「00」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「白」を読み出し、感情メッセージコード「21」により指定された感情メッセージの顔部分を白で表示する。
【0110】
また、指定コード「[[」に続く感情メッセージコード「28」により上述の図12に示す感情メッセージテーブルより対応する感情メッセージを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。そして、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「06」により上述の図5に示す色パターンテーブルより「ピンク」を読み出し、感情メッセージコード「28」により指定された感情メッセージの顔部分をピンクとし、これら別個に着色された二つの感情メッセージを交互に切り替えて動画表示する。
【0111】
次に、メッセージデータとして、「[[21U700[[28」を受信したような場合には、ステップ1508まで上述と同様で、ステップ1509での色指定コードがあるかの判断で、色指定コードはないと判断するので、ステップ1511に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0112】
この場合のメッセージ表示部421での表示例も、図17(a)(b)に示すようになる。この場合、メッセージデータ「[[21U700[[28U7」に基づき、指定コード「[[」に続く感情メッセージコード「21」によりROM33の図12に示す感情メッセージテーブルより対応する感情メッセージを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。次いで、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「00」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「白」を読み出し、感情メッセージコード「21」により指定された感情メッセージの顔部分を白で表示する。さらに、指定コード「[[」に続く感情メッセージコード「28」により上述の図12に示す感情メッセージテーブルより対応する感情メッセージを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。しかし、これ以降に色指定コードがないので、感情メッセージコード「21」「28」の感情メッセージの顔部分は共に、色パターンコード「00」で指定された白色となり、これら同じに着色された二つの感情メッセージは、交互に切り替えて動画表示される。
【0113】
次に、メッセージデータとして、「[[21U70006」を受信したような場合には、ステップ1507まで上述と同様で、ステップ1508での感情メッセージ指定コードまたは色パターンコードのいずれが続くかの判断で、色パターンコード「06」を判断するので、ステップ1512に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0114】
この場合のメッセージ表示部421での表示例は、図17(a)に示すようになる。この場合、メッセージデータ「[[21U70006」に基づき、指定コード「[[」に続く感情メッセージコード「21」によりROM33の図12に示す感情メッセージテーブルより対応する感情メッセージを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。次いで、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「00」「06」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「白」、「ピンク」を読み出すので、感情メッセージコード「21」により指定された感情メッセージの顔部分は、白とピンクの色変化を伴って表示される。
【0115】
次に、メッセージデータとして、「[[21[[28U706」を受信したような場合には、ステップ1506まで上述と同様で、ステップ1507での感情メッセージ指定コードまたは色指定コードのいずれが続くかの判断で、感情メッセージ指定コード「[[」を判断するので、ステップ1514に進み、色指定コードが続くか判断する。この場合色指定コード「U7」が続くので、ステップ1515に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0116】
この場合のメッセージ表示部421での表示例は、図17(a)(b)に示すようになる。この場合、メッセージデータ「[[21[[28U706」に基づき、まず指定コード「[[」に続く感情メッセージコード「21」によりROM33の図12に示す感情メッセージテーブルより対応する感情メッセージを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。ところが、感情メッセージコード「21」には色パターンコードによる指定がないので、感情メッセージコード「21」で指定された感情メッセージの顔部分は設定されないため無色となる。次いで、指定コード「[[」に続く感情メッセージコード「28」により上述の図12に示す感情メッセージテーブルより対応する感情メッセージを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。続けて、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「06」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「ピンク」を読み出し、感情メッセージコード「28」により指定された感情メッセージの顔部分をピンクで表示する。これにより、顔部分を無色にした感情メッセージコード「21」と顔部分をピンクにした感情メッセージコード「28」の感情メッセージは、交互に切り替えて動画表示される。
【0117】
次に、メッセージデータとして、「[[21[[28」を受信したような場合には、ステップ1507まで上述と同様で、ステップ1514での色指定コードがあるかの判断で、色指定コードなしを判断するので、ステップ1516に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0118】
この場合のメッセージ表示部421での表示例も、図17(a)(b)に示すようになる。この場合、メッセージデータ「[[21[28」に基づき、まず指定コード「[[」に続く感情メッセージコード「21」によりROM33の図12に示す感情メッセージテーブルより対応する感情メッセージを読み出し、メッセージ表示部421に表示するが、感情メッセージコード「21」には色パターンコードによる指定がないので、感情メッセージコード「21」で指定された感情メッセージの顔部分は設定されないため無色となる。次いで、指定コード「[[」に続く感情メッセージコード「28」により上述の図12に示す感情メッセージテーブルより対応する感情メッセージを読み出し、メッセージ表示部421に表示するが、この場合も感情メッセージコード「28」には色パターンコードによる指定がないので、感情メッセージコード「21」で指定された感情メッセージの顔部分は無色となる。これにより、顔部分をともに無色にした感情メッセージコード「21」「28」による感情メッセージは、交互に切り替えて動画表示される。
【0119】
次に、メッセージデータとして、「[[21」を受信したような場合には、ステップ1504まで上述と同様で、ステップ1506での後続するメッセージデータが有るかの判断で、メッセージデータなしを判断するので、ステップ1513に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0120】
この場合のメッセージ表示部421での表示例は、図17(a)に示すようになる。この場合、メッセージデータ「[[21」に基づき、まず指定コード「[[」に続く感情メッセージコード「21」によりROM33の図12に示す感情メッセージテーブルより対応する感情メッセージを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。この場合、感情メッセージコード「21」には色指定コードによる指定がないので、感情メッセージコード「21」で指定された感情メッセージの顔部分は無色となる。これにより、顔部分を無色にした感情メッセージコード「21」による感情メッセージが表示される。
【0121】
なお、第2実施例では、メッセージ表示部421に表示できる感情メッセージのパターンは2種類であるが、3パターンもしくはそれ以上にすることもできる。
【0122】
従って、このような第2実施例によれば、送信側では、感情メッセージ指定コード「[[」とともに感情メッセージテーブルに基づいて決定される感情メッセージコードと、色指定コード「U7」とともに色パターンテーブルに基づいて決定される色パターンコードとを組み合わせメッセージデータを生成し、一方、受信側では、このようなメッセージデータから感情メッセージ指定コード「[[」を受取ると、続く感情メッセージコードから感情メッセージテーブルに基づいて感情メッセージを読み出し、また、色指定コード「U7」を受け取ると、続く色パターンコードから色パターンテーブルに基づいて色彩情報を読み出し、この色彩情報により、メッセージ表示部421に表示される感情メッセージの顔などに色彩を施し表示するようにできる。また、色パターンコードを連続して設定することで、感情メッセージの顔の色を順次変化させることができる。また、感情メッセージコードを複数設定すれば、動画形式で感情メッセージを表示でき、しかも、これら感情メッセージの表示色に変化を与えることもできる。これによって、感情メッセージを色彩性を加味した表現力の富んだものとして送ることができ、相手に自分の意思を正確に伝えることができる。
【0123】
(第3実施例)
次に、本発明の第3実施例を説明するが、この第3実施例にも図1乃至図3で述べたと同様なページング受信機4が適用されるものとする。
【0124】
この場合、ページング受信機4に用いられるROM33は、図4に示す定型文フテーブル、図5に示す色パターンテーブルの他に、図18に示す似顔絵パターンテーブルを記憶している。ここで、図18に示す似顔絵パターンテーブルには、似顔絵パターンコードに対応付けて似顔絵を作成するための定型の「似顔絵パターン」の他に、パーツパターンコードに対応付けて、「髪形」「眉」などの各パーツパターンを記憶したもので、例えば似顔絵パターンコード「21」を指定すれば、定型の「似顔絵パターン」、パーツパターンコード「11」を指定すれば、怒っている状態の「眉」のパーツパターンを得られるようになっている。その他は、上述した第1実施例と同様である。
【0125】
しかして、このように構成したページング受信機を用いて送信メッセージを作成し、この作成したメッセージを当該ページング受信機と同一構成のページング受信機に送信する場合を図19に示すフローチャートにより説明する。
【0126】
まず、ステップ1901で、図2に示すキー入力部41のモードキー8により似顔絵パターンによる送信メッセージ作成モードを選択する。
【0127】
次に、ステップ1902で指定コードを決定する。ここで、指定コードは、キー入力部41より、「*」キー、「4」キー、「*」キー、「4」キーを順に操作することにより入力する。このデータ「*4*4」が、定型の「似顔絵パターン」の指定コードであり、第1実施例の定型文指定コードと同様である。この場合、キー入力部41により「*4*4」と入力すると、表示部42の送信コード表示部422には、「[[」が指定コードとして表示される。
【0128】
次に、ステップ1903で所望の似顔絵パターンコードを選択、決定する。この場合、図18に示す似顔絵パターンテーブル内の似顔絵パターンコード(2桁)を入力することで決定する。
【0129】
そして、ステップ1904に進んで、ステップ1903で決定した似顔絵パターンの顔部分について色指定するか決定する。ここで、色指定する場合は、色指定コード「U7」を設定する。そして、ステップ1905に進み、図5に示す色パターンテーブルに基づいて色パターンコードを選択、決定する。そして、ステップ1906に進む。
【0130】
ステップ1906では、似顔絵パターンに対して変化を加えるためさらにパーツ指定するかを決定する。ここで、パーツ指定を行わない場合、すなわちこの似顔絵パターンで送信する場合は、後述するステップ1911でのデータ送信が可能になる。
【0131】
一方、パーツ指定を行う場合は、ステップ1907でキー入力部41より「*」キー、「6」キー、「*」キー、「6」キーを順に操作することによりパーツ指定コードを入力する。この場合、表示部42の送信コード表示部422には、「]]」が表示される。また、これと同時に指定するパーツパターンのパーツパターンコードを選択する。この場合、図18に示す似顔絵パターンテーブル内の所望のパーツパターンに対応するパーツパターンコード(2桁)を入力することで、パーツパターンコードを決定する。
【0132】
そして、ステップ1908に進んで、ステップ1907で決定したパーツパターンについて着色すべく色指定するか決定する。ここで、色指定する場合は、色指定コード「U7」を設定する。そして、ステップ1909に進み、図5に示す色パターンテーブルに基づいて色パターンコードを選択、決定する。そして、ステップ1910に進む。
【0133】
次いで、ステップ1910に進み、メッセージ作成終了かを判断し、未だ終了していなければ、ステップ1907に戻って、さらにパーツ指定コード、パーツパターンコードを決定し、また、送信メッセージ作成の終了を判断すると、次のステップ1911でデータ送信が可能になる。この場合、図1に示すプッシュホン電話端末1の送話器に、図2に示すダイヤラースピーカ10を押し当て、ダイヤラーキー9を操作することで作成した送信コードによるダイヤルトーンが自動的に出力されるようになる。
【0134】
図20(a)(b)は、送信メッセージ作成時の表示部42での表示例を示している。
【0135】
この場合、図20(a)に示すように、送信メッセージ作成モードを指示した後、まず、キー入力部41より「*」キー、「4」キー、「*」キー、「4」キーを順に操作することにより定型の似顔絵パターン指定コードを入力する。この場合、表示部42の送信コード表示部422には、「[[」が表示される。
【0136】
次に、キー入力部41より図18に示す似顔絵パターンテーブルに基づき、似顔絵パターンコード「21」に対応する「似顔絵パターン」をセットキー6を操作し決定すれば、送信コード表示部422には、「[[」に続けて似顔絵パターンコード「21」が表示される。
【0137】
また、キー入力部41により、*Oを入力し、続けて「7」を入力すると、色指定コード「U7」が表示され、次に、図5に示す色パターンテーブルに基づき色パターンコード「00」に対応する「白」をセットキー6を操作して決定すれば、送信コード表示部422には、「[[21U7」に続けて色パターンコード「00」が表示される。これにより、メッセージ表示部421には、似顔絵パターンコード「21」による似顔絵パターンの顔部分が「白」で表示される。
【0138】
次に、似顔絵パターンとともに、パーツパターンも送信する場合は、図20(b)に示すように、「[[21U700」に続けて、さらにキー入力部41により「*6*6」を入力する。すると、パーツ指定コード「]]」が表示され、続けて図18に示す似顔絵パターンテーブルに基づき、パーツパターンコード「00」に対応する「髪形」パーツをセットキー6を操作し決定すれば、送信コード表示部422には、「[[21U700」に続けて、パーツ指定コード「]]」とパーツパターンコード「00」が表示される。
【0139】
さらに、キー入力部41により、*Oを入力し、続けて「7」を入力すると、色指定コード「U7」が表示され、次に、図5に示す色パターンテーブルに基づき色パターンコード「04」に対応する「緑」をセットキー6を操作して決定すれば、送信コード表示部422には、「[[21U700]]00U7」に続けて色パターンコード「04」が表示される。
【0140】
さらに、キー入力部41により「*6*6」を入力すると、パーツ指定コード「]]」が表示され、続けて図18に示す似顔絵パターンテーブルに基づき、パーツパターンコード「81」に対応する「頬」パーツをセットキー6を操作し決定すれば、送信コード表示部422には、「[[21U700]]00U704」に続けて、パーツ指定コード「]]」とパーツパターンコード「81」が表示される。
【0141】
さらに、キー入力部41により、*Oと「7」を入力すると、色指定コード「U7」が表示され、次に、図5に示す色パターンテーブルに基づき色パターンコード「06」に対応する「ピンク」をセットキー6を操作して決定すれば、送信コード表示部422には、「[[21U700]]00U704]]81U706」が表示される。これによりメッセージ表示部421には、似顔絵パターンコード「21」による似顔絵パターンの顔部分が「白」、「髪型」パーツが「緑」、「頬」パーツが「ピンク」で表示される。
【0142】
これで色彩情報を付加した似顔絵パターンによる送信メッセージの作成が完了する。
【0143】
次に、当該ページング受信機4を呼出す無線信号を受信する受信モードを図21および図22に示すフローチャートにより説明する。
【0144】
この場合、ステップ2101で、アンテナ21を介してRF受信部22で当該ページング受信機4を呼出す無線信号を受信すると、RF受信部22では、この受信した無線信号を復調してデコーダ部23に与える。デコーダ部23では、復調された無線信号における呼出し信号についてID−ROM25より与えられる当該ページング受信機に個別に割当てられたIDコードとの一致を判断する。そして、これらが一致した場合のみ、呼出信号受信にともなう呼出信号検出信号をCPU24に送出する。
【0145】
次に、ステップ2102で、呼出信号の後にメッセージデータが付いているか否かを判断する。ここで、メッセージデータが続いていない場合は、ステップ1503に進み、呼出信号にともなう受信報知のみを行う。
【0146】
一方、呼出信号の後にメッセージデータが続く場合は、CPU24よりデコーダ部23に対してメッセージデータを継続して受信することを指示して、メッセージデータを取込み、ステップ2104に進む。
【0147】
ステップ2104で、メッセージデータ中に似顔絵パターン指定コードがあるかを判断する。ここで、似顔絵パターン指定コードがない場合は、ステップ2105に進み、メッセージデータに従った表示のみを行う。
【0148】
一方、似顔絵パターン指定コードがある場合は、以下の動作が実行される。ここで、例えば、メッセージデータとして上述した図20に示す「[[21U700]]00U704]]81U706」を受信した場合は、ステップ2104で、似顔絵パターン指定コード「[[」が存在しYESとなるので、ステップ2106に進む。そして、ステップ2106で、似顔絵パターンコードの後に色指定コードが続くかを判断する。ここでは色指定コード「U7」が続きYESとなるので、さらにステップ2107に進む。
【0149】
ステップ2107では、色パターンコードに続くデータにパーツ指定コードが有るか判断する。ここでは、「]]」が有るので、ステップ2108に進み、さらにパーツパターンコードの後に色指定コードが続くか判断する。ここでも色指定コード「U7」が続きYESとなるので、ステップ2109で続けて色パターンコードの後にメッセージデータが有るかを判断する。この場合、さらにメッセージデータが続くのでステップ2107に戻り、続けてデータにパーツ指定コードが有るの判断を再度繰り返す。そして、ステップ2109で、続くメッセージデータがないと判断すると、ステップ2110に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0150】
この場合のメッセージ表示部421での表示例は、図23(b)に示すようになる。この場合、メッセージデータ「[[21U700]]00U704]]81U706」に基づき、まず指定コード「[[」に続く似顔絵パターンコード「21」によりROM33の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する似顔絵パターンを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。次いで、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「00」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「白」を読み出し、似顔絵パターンコード「21」により指定された似顔絵パターンの顔部分を白で表示する。
【0151】
また、パーツ指定コード「]]」に続くパーツパターンコード「00」により上述の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する「髪形」パーツを読み出し、さらに色指定コード「U7」に続く色パターンコード「04」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「緑」を読み出し、パーツパターンコード「00」により指定された「髪形」パーツを緑で表示する。さらに、パーツ指定コード「]]」に続くパーツパターンコード「81」により上述の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する「頬」パーツを読み出し、さらに色指定コード「U7」に続く色パターンコード「06」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「ピンク」を読み出し、パーツパターンコード「81」により指定された「頬」パーツをピンクで表示する。
【0152】
次に、メッセージデータとして、「[[21U700]]00U704]]81」を受信したような場合には、ステップ2109まで進んだ後、ステップ2107まで上述と同様で、ステップ2108での色指定コードが有るかの判断でNOとなるので、ステップ2111に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0153】
この場合のメッセージ表示部421での表示例も、図23(b)に示すようになる。この場合、メッセージデータ「[[21U700]]00U704]]81」に基づき、まず指定コード「[[」に続く似顔絵パターンコード「21」によりROM33の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する似顔絵パターンを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。次いで、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「00」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「白」を読み出し、似顔絵パターンコード「21」により指定された似顔絵パターンの顔部分を白で表示する。また、パーツ指定コード「]]」に続くパーツパターンコード「00」により上述の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する「髪形」パーツを読み出し、さらに色指定コード「U7」に続く色パターンコード「04」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「緑」を読み出し、パーツパターンコード「00」により指定された「髪形」パーツを緑で表示する。さらに、パーツ指定コード「]]」に続くパーツパターンコード「81」により上述の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する「頬」パーツを読み出す。ところが、パーツパターンコード「81」には、色パターンコードによる指定がないので、パーツパターンコード「81」で指定された「頬」パーツは黒で表示される。
【0154】
次に、メッセージデータとして、「[[21U700」を受信したような場合には、ステップ2106まで上述と同様で、ステップ2107での続くデータにパーツ指定コードが有るかの判断でNOとなるので、ステップ2112に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0155】
この場合のメッセージ表示部421での表示例も、図23(a)に示すようになる。この場合、メッセージデータ「[[21U700」に基づき、まず指定コード「[[」に続く似顔絵パターンコード「21」によりROM33の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する似顔絵パターンを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。次いで、色指定コード「U7」に続く色パターンコード「00」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「白」を読み出し、似顔絵パターンコード「21」により指定された似顔絵パターンの顔部分を白で表示する。
【0156】
次に、メッセージデータとして、「[[21]]00U704]]81U706」を受信したような場合には、ステップ2104まで上述と同様で、ステップ2106での色指定コードが有るかの判断でNOとなるので、ステップ2113に進む。ステップ2113では、データにパーツ指定コードが有るか判断する。ここでは、「]]」が有るので、ステップ2114に進み、さらにパーツパターンコードの後に色指定コードが続くか判断する。ここでも色指定コード「U7」が続きYESとなるので、ステップ2115で続けて色パターンコードの後にメッセージデータが有るかを判断する。この場合、さらにメッセージデータが続くのでステップ2113に戻り、続けてデータにパーツ指定コードが有るかの判断を繰り返す。そして、ステップ2117で、続くメッセージデータがないと判断すると、ステップ2116に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0157】
この場合のメッセージ表示部421での表示例は、図23(b)に示すようになる。この場合、メッセージデータ「[[21]]00U704]]81U706」に基づき、まず指定コード「[[」に続く似顔絵パターンコード「21」によりROM33の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する似顔絵パターンを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。ところが、この時の似顔絵パターンコード「21」には、色パターンコードによる指定がないので、似顔絵パターンコード「21」で指定された「似顔絵パターン」の顔部分は無色になる。
【0158】
また、パーツ指定コード「]]」に続くパーツパターンコード「00」により上述の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する「髪形」パーツを読み出し、さらに色指定コード「U7」に続く色パターンコード「04」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「緑」を読み出し、パーツパターンコード「00」により指定された「髪形」パーツを緑で表示する。さらに、パーツ指定コード「]]」に続くパーツパターンコード「81」により上述の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する「頬」パーツを読み出し、さらに色指定コード「U7」に続く色パターンコード「06」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「ピンク」を読み出し、パーツパターンコード「81」により指定された「頬」パーツをピンクで表示する。
【0159】
次に、メッセージデータとして、「[[21]]00U704]]81」を受信したような場合には、ステップ2115まで進んだところ、再度のステップ2113まで上述と同様で、ステップ2114での色指定コードが有るかの判断でNOとなるので、ステップ2117に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0160】
この場合のメッセージ表示部421での表示例も、図23(b)に示すようになる。この場合、メッセージデータ「[[21]]00U704]]81」に基づき、まず指定コード「[[」に続く似顔絵パターンコード「21」によりROM33の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する似顔絵パターンを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。ところが、この時の似顔絵パターンコード「21」には、色パターンコードによる指定がないので、似顔絵パターンコード「21」で指定された「似顔絵パターン」の顔部分は無色となる。また、パーツ指定コード「]]」に続くパーツパターンコード「00」により上述の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する「髪形」パーツを読み出し、さらに色指定コード「U7」に続く色パターンコード「04」によりR0M33の図5に示す色パターンテーブルより「緑」を読み出し、パーツパターンコード「00」により指定された「髪形」パーツを緑で表示する。さらに、パーツ指定コード「]]」に続くパーツパターンコード「81」により上述の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する「頬」パーツを読み出す。ところが、この時のパーツパターンコード「81」には、色パターンコードによる指定がないので、パーツパターンコード「81」で指定された「頬」ハーツは黒で表示される。
【0161】
次に、メッセージデータとして、「[[21」を受信したような場合には、ステップ2106まで上述と同様で、ステップ2113での続くデータにパーツ指定コードが有るかの判断でNOとなるので、ステップ2118に進み、表示部42のメッセージ表示部421にこのメッセージデータによるメッセージを表示するようになる。
【0162】
この場合のメッセージ表示部421での表示例は、図23(a)に示すようになる。この場合、メッセージデータ「[[21」に基づき、まず指定コード「[[」に続く似顔絵パターンコード「21」によりROM33の図18に示す似顔絵パターンテーブルより対応する似顔絵パターンを読み出し、メッセージ表示部421に表示する。ところが、これ以降色指定に関するデータがないので、似顔絵パターンコード「21」による似顔絵パターンの顔部分は無色のままで表示される。
【0163】
従って、このような第3実施例によれば、送信側では、似顔絵パターン指定コード「[[」とともに似顔絵パターンテーブルに基づいて決定される似顔絵パターン、パーツ指定コード「]]」とともに似顔絵パターンテーブルに基づいて決定される似顔絵のパーツパターンコードおよび色指定コード「U7」とともに色パターンテーブルに基づいて決定される色パターンコードを組み合わせメッセージデータを生成し、一方、受信側では、このようなメッセージデータから似顔絵パターンコード「[[」を受取ると、続く似顔絵パターンコードから似顔絵パターンテーブルに基づいて似顔絵パターンを、また、パーツ指定コード「]]」を受取ると、続くパーツパターンコードから似顔絵パターンテーブルに基づいてパーツパターンをそれぞれ読み出し、また、色指定コード「U7」を受取ると、続く色パターンコードから色パターンテーブルに基づいて色彩情報を読み出し、この色彩情報により、メッセージ表示部421に表示される似顔絵パターンおよび似顔絵の一部を構成するパーツパターン個々に色彩を施し表示するようにできる。これによって、感情メッセージを色彩性を加味した表現力の富んだものとして送ることができ、相手に自分の意思を正確に伝えることができる。
【0164】
なお、第3実施例では、似顔絵パターンを構成する各パーツパターンを個別に色指定するようにしたが、これに限らず、例えば、図24に示した自作メッセージ用マトリクスをROM33に記憶し、この自作メッセージ指定コードを「U4」として予め設定しておくと、各文字ごとに色指定が可能になる。仮に、メッセージデータとして「U434U701U480U702U45293U703U482U704」を受信したとすると、図25に示すように「U434」によって自作メッセージ用マトリクスより読み出した「ト」を、「U701」によって指定された赤で表示し、同じく「U480U702」によって「ラ」を青で、「U45293U703」によって「ブ」を黄色で、「U482U704」によって「ル」を緑でそれぞれ表示することも可能である。
【0165】
また、この場合、色指定コードおよび色パターンコードによって色付けされる文字は、直前の自作メッセージ指定コードで指定された文字のコードデータまでである。
【0166】
また、上述した第1ないし第3実施例では、それぞれ表示例において独立した構成になっているが、それぞれ独立した指定コードと、ROM33内に図4に示す定型文テーブル、図5に示すような色パターンテーブル、図12に示すような感情メッセージテーブル、図18に示すような似顔絵パターンテーブル、図24に示した自作メッセージ用マトリクスをそれぞれ備えることで、図26の表示例のようにカナ文字、数字によるメッセージと感情メッセージ(似顔絵パターン)を同時に表示し、さらに別に色指定して表示できる他、それぞれの表示色を複数の段階に変化させるメッセージデータを送受信することも可能である。
【0167】
また、図27に示す表示例のように似顔絵パターンに限らず用件をイラストで表示するようなものにもこの発明は適用できる。
【0168】
なお、本実施例においては、作成したメッセージによる送信コードはダイヤルトーンもしくはプッシュボタンなどで送信するようになっていたが、これに限らず外部出力端子としてモジュラープラグを備えることにより、モジュラージャックを直接接続してデータそのものを直接信号化して伝送することも可能である。さらに、公衆回線を利用したページング受信機に限らず、無線通信機能を有する各タイプの送信装置、受信装置に適用される。つまり、公衆回線を利用しない構内ページャや赤外線などで通信する通信機能付き玩具、また通信機能を有するパーソナルコンピュータ、電子手帳、その他の電子計算処理装置にもこの発明は適用できる。
【0169】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、送信側では伝送情報に色彩情報を付加して送信し、そし受信側では、受信した伝送情報について色彩情報に基づいて色付けして表示できるようにしているので、伝送情報として色彩性を加味した表現力の富んだものを送ることができるようになり、相手に自分の意思を正確に伝えることができる手段として大きな効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される通信システムの一例を示す図。
【図2】本発明の第1実施例に用いられるページング受信機の外観図。
【図3】第1実施例に用いられるページング受信機の概略構成を示す図。
【図4】第1実施例に用いられる定型文テーブルの一例を示す図。
【図5】第1実施例に用いられる色パターンテーブルの一例を示す図。
【図6】第1実施例の送信モードにおける送信メッセージの作成を説明するためのフローチャート。
【図7】第1実施例の送信メッセージ作成時の表示例を示す図。
【図8】第1実施例の受信モードを説明するためのフローチャート。
【図9】第1実施例の受信モードを説明するためのフローチャート。
【図10】第1実施例の受信モードの表示部での表示例を示す図。
【図11】第1実施例の受信モードの表示部での表示例を示す図。
【図12】本発明の第2実施例に用いられる感情メッセージテーブルの一例を示す図。
【図13】第2実施例の送信モードにおける送信メッセージの作成を説明するためのフローチャート。
【図14】第2実施例の送信メッセージ作成時の表示例を示す図。
【図15】第1実施例の受信モードを説明するためのフローチャート。
【図16】第2実施例の受信モードを説明するためのフローチャート。
【図17】第2実施例の受信モードの表示部での表示例を示す図。
【図18】本発明の第3実施例に用いられる似顔絵パターンテーブルの一例を示す図。
【図19】第3実施例の送信モードにおける送信メッセージの作成を説明するためのフローチャート。
【図20】第3実施例の送信メッセージ作成時の表示例を示す図。
【図21】第3実施例の受信モードを説明するためのフローチャート。
【図22】第3実施例の受信モードを説明するためのフローチャート。
【図23】第3実施例の受信モードの表示部での表示例を示す図。
【図24】本発明の他の実施例に用いられる自作文メッセージ用マトリクスを示す図。
【図25】他の実施例の表示部での表示例を示す図。
【図26】他の実施例の表示部での表示例を示す図。
【図27】他の実施例の表示部での表示例を示す図。
【符号の説明】
1…電話端末、
2…電話交換網、
3…ページャサービス会社、
31…中央制御局、
32…送信基地局、
4…ページング受信機、
41…キー入力部、
42…表示部、
421…メッセージ表示部、
422…送信コード表示部、
43…ヒンジ部、
5…数字キー、
6…セットキー、
7…セレクトキー、
8…モードキー、
9…ダイヤラーキー、
10…ダイヤラースピーカ、
11…電源投入スイッチ、
12…リセットスイッチ、
21…アンテナ、
22…RF受信部、
23…デコーダ部、
24…CPU、
25…ID−ROM、
26…表示バッファ、
27…スピーカドライバ、
28…スピーカ、
29…バイブレータドライバ、
30…バイブレータ、
31…LEDドライバ、
32…LED、
33…ROM、
34…RAM。

Claims (7)

  1. メッセージデータを送信する送信装置と、この送信装置より送信されるメッセージデータを受信しこの受信されたメッセージデータに基づいて対応するメッセージを表示するカラー表示可能な表示手段を備えた受信装置とで構成される通信システムにおいて、
    前記送信装置は、
    前記表示手段が表示可能なカラーに対応する色パターンを指定する指定コードを複数送信する送信手段を具備し、
    前記受信装置は、
    前記送信装置より送信されるメッセージデータと指定コードとを受信する受信手段と、
    指定コードとこの指定コードに対応する色パターンとを記憶した記憶手段と、
    前記受信手段によって受信された指定コードが複数存在する場合は、これら複数の指定コードに基づいて複数の色パターンを読み出して、少なくとも前記受信手段により受信されたメッセージデータに基づくメッセージまたはこのメッセージの背景の一方を前記複数の色パターンに対応してカラーを変化させて前記表示手段に表示させる制御手段とを更に具備する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記受信装置は、
    定型文を指定する定型文指定コードとこの定型文指定コードに対応する定型文とを記憶する定型文記憶手段と、
    前記送信装置から送信されたメッセージデータに定型文指定コードが含まれるか否かを判断する判断手段を更に具備し、
    前記制御手段は、前記判断手段によって受信したメッセージデータに定型文指定コードが含まれていると判断すると、この定型文指定コードに基づいて前記定型文記憶手段より対応する定型文を読み出すとともに、前記受信手段で受信した指定コードに基づいて前記記憶手段より対応する色パターンを読み出し、少なくとも前記定型文またはこの定型文の背景の一方を前記色パターンに対応するカラーで前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. メッセージデータを送信する送信装置において、
    色変化を指定するための複数の指定コードとこの指定コードに対応する色パターンとを記憶した記憶手段と、
    所望のカラーを選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された所望のカラーに対応する複数の指定コードを前記記憶手段より連続して読み出して、前記メッセージデータとともに送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とする送信装置。
  4. メッセージデータと色パターンに対応する指定コードとを受信する受信手段と、
    指定コードとこの指定コードに対応する色パターンとを記憶した記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された色パターンに対応するカラー表示が可能な表示手段と、
    前記受信手段によって受信された指定コードが複数存在する場合は、これら複数の指定コードに基づいて複数の色パターンを読み出して、少なくとも前記受信手段により受信されたメッセージデータに基づくメッセージまたはこのメッセージの背景の一方を前記複数の色パターンに対応してカラーを変化させて表示させる制御手段と、
    を具備することを特徴とする受信装置。
  5. 定型文を指定する定型文指定コードとこの定型文指定コードに対応する定型文とを記憶する定型文記憶手段と、
    受信したメッセージデータに定型文指定コードが含まれるか否かを判断する判断手段を更に具備し、
    前記制御手段は、前記受信したメッセージデータに定型文指定コードが含まれていると判断すると、この定型文指定コードに基づいて前記定型文記憶手段より対応する定型文を読み出すとともに、前記受信手段で受信した指定コードに基づいて前記記憶手段より対応する色パターンを読み出し、少なくとも前記定型文またはこの定型文の背景の一方を前記色パターンに対応するカラーで前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項に記載の受信装置。
  6. 指定コードとこの指定コードに対応する色パターンとを記憶した記憶手段と、
    この記憶手段に記憶された色パターンに対応するカラー表示が可能な表示手段と、
    所望のカラーを選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された所望のカラーに対応する指定コードを前記記憶手段より読み出して、メッセージデータとともに送信する送信手段と、
    メッセージデータと指定コードとを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された指定コードが複数
    存在する場合は、これら複数の指定コードに基づいて複数の色パターンを読み出して、少なくとも前記受信手段により受信されたメッセージデータに基づくメッセージまたはこのメッセージの背景の一方を前記複数の色パターンに対応してカラーを変化させて表示させる制御手段と、
    を具備することを特徴とする送受信装置。
  7. 定型文を指定する定型文指定コードとこの定型文指定コードに対応する定型文とを記憶する定型文記憶手段と、
    前記受信手段により受信したメッセージデータに定型文指定コードが含まれるか否かを判断する判断手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記受信したメッセージデータに定型文指定コードが含まれていると判断すると、この定型文指定コードに基づいて前記定型文記憶手段より対応する定型文を読み出すとともに、前記受信手段で受信した指定コードに基づいて前記記憶手段より対応する色パターンを読み出し、少なくとも前記定型文またはこの定型文の背景の一方を前記色パターンに対応するカラーで前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項に記載の送受信装置。
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