JP3551516B2 - 受信装置、および、無線通信機能を備えた電子計算処理装置の表示方法 - Google Patents
受信装置、および、無線通信機能を備えた電子計算処理装置の表示方法 Download PDFInfo
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、メッセージとしてイラスト情報も伝送可能にした受信装置、および、無線通信機能を備えた電子計算処理装置の表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、通信システムとして、加入者が携帯するページング受信機に対し一般電話機より交換局を介して呼出番号とともに簡単なメッセージを無線伝送することにより、必要とする情報を知らせるようにしたページングサービスが運用されている。
しかして、従来、このようなページングサービスでの情報サービスは、数字から構成されるメッセージを伝送するものが殆どであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、情報メッセージとして数字列を伝送するものでは、伝送できる字数が限られているため、この限られた字数の範囲で相手に十分の気持ちを伝えることが難しいという問題点があった。
【0004】
そこで、最近になって、イラスト情報をも伝送できるようにしたものが考えられている。しかし、このようにしたものは、予め与えられたイラストを受信機側で静止画として表示するものであり、相手に気持ちを伝えるのに必要とする表現力に欠けるものであった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、表現力に富んだメッセージを表示することができる受信装置、および、無線通信機能を備えた電子計算処理装置の表示方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくともメッセージデータを受信し、このメッセージデータに基づくメッセージを表示する表示手段を備えた受信装置において、キーワードに相当する特定コード列に対応させて複数のイラストパターンを記憶した記憶手段と、前記メッセージデータより前記特定コード列を検出する検出手段と、この検出手段により前記メッセージデータより前記特定コード列を検出すると、該特定コード列に対応する複数のイラストパターンを前記記憶手段より読み出し、前記メッセージとともに前記複数のイラストパターンを前記表示手段に順次切替えて表示させる制御手段とにより構成されている。
【0006】
また、本発明では、前記記憶手段は、キーワードに相当する特定コード列を複数記憶し、さらにこの複数の特定コードを種目毎に区分して、これらの種目単位で複数のイラストパターンを一組として記憶するようにしている。
【0007】
また、本発明では、前記記憶手段に記憶されるイラストパターンは、複数のパターンパーツによって構成される似顔絵である。また、本発明では、前記検出手段は、前記メッセージデータを構成するコード列より前記特定コード列を検出するようにしている。
また、本発明では、予めキーワードに相当する特定コード列に対応させて複数のイラストパターンを記憶した記憶部を備えた受信装置の表示方法であって、受信されたデータより特定コード列を検出する検出ステップと、この検出ステップにより特定コード列を検出すると、該特定コード列に対応する複数のイラストパターンを前記記憶部より読み出し、前記受信データとともに前記複数のイラストパターンを表示部に順次切替えて表示させる制御ステップとからなる。
【0008】
【作用】
この結果、本発明によれば、キーワードに相当する特定コード列に対応させて複数のイラストパターンを記憶手段に記憶しておき、受信されるメッセージデータより特定コード列を検出手段が検出すると、この特定コード列に対応する複数のイラストパターンを記憶手段より読み出し、これらイラストパターンを表示手段に順次切替えて表示するようにしたので、受信メッセージを表現力に富んだものにして受け取ることができる。
【0009】
また、本発明によれば、記憶手段は、キーワードに相当する特定コード列を複数記憶し、さらにこの複数の特定コードを種目毎に区分して、これら種目単位で複数のイラストパターンを一組として記憶しているので、最小限の種類のイラストパターンをもって各特定コードに適合した表現を得ることができる。
【0010】
また、本発明によれば、記記憶手段に記憶されるイラストパターンは、複数のパターンパーツによって構成される似顔絵からなるので、さらに親近感を持ったメッセージを表示できる。
【0011】
また、本発明によれば、検出手段は、前記メッセージデータを構成するコード列より前記特定コード列を検出するようしているので、メッセージデータのうち最も特徴的な部分のみをキーワードとして用いることができる。
また、本発明によれば、予めキーワードに相当する特定コード列に対応させて複数のイラストパターンを記憶した記憶部を備え、受信されたデータより特定コード列を検出すると、該特定コード列に対応する複数のイラストパターンを前記記憶部より読み出すとともに、これらイラストパターンを表示部に順次切替えて表示させるようにしたので、受信メッセージを表現力に富んだものにして受け取ることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に従い説明する。
図1は、ページングサービスに適用される本発明のペ−ジング受信機の外観図を示している。この場合、ページング受信機4は、キー入力部41と表示部42をヒンジ部43を介して連結するとともに、これらを2つ折り可能な構成にしている。
【0013】
キー入力部41は、各種の操作用キーとして、数字キー5、セットキー6、セレクトキー7、モードキー8を有している。ここで、数字キー5は、「1」〜「0」キーの他に、「*」キー、「#」キーを有し、これらキーにより入力データを指示するようにしている。セットキー6は、各種モードにおいて設定操作を行う際に、その決定を指示するものである。セレクトキー7は、各モードにおいて、選択操作を行うものである。そして、モードキー8は、その操作回数によって送信メッセージ作成モード、時刻設定モード、鳴音切り替えモードなどを選択できるようになっている。
【0014】
表示部42は、液晶パネルからなるもので、ここでは、伝言メッセージやイラストからなる似顔絵メッセージを表示するセグメント等で構成されるメッセージ表示部421を有している。なお、表示部42は、表示手段として別の表示素子を用いることもでき、例えばELディスプレイ、プラズマディスプレイなどを用いることも可能である。そして、似顔絵メッセージとして表示される人間の顔は、ドットマトリクス表示部で表示することも可能であり、その場合、似顔絵メッセージは、各パーツ毎にドットパターンで表示される。
【0015】
なお、図中の9は電源投入スイッチ、10はリセットスイッチである。
図2は、ペ−ジング受信機の概略構成を示すもので、図において、11はアンテナで、このアンテナ11はRF受信部12に接続し、このRF受信部12をデコーダ部13を介してCPU14に接続している。RF受信部12は、アンテナ11で受信した受信データを復調するようにしている。
【0016】
デコーダ部13には、ID−ROM15を接続している。ID−ROM15は、当該ペ−ジング受信機に個別に割当てられたIDコード、詳細にはフレームデータやアドレスデータ等を記憶したもので、このIDコードをデコーダ部13に与えるようにしている。デコーダ部13は、ID−ROM15より取り込んだIDコードに基づいてRF受信部12を間欠駆動するとともに、RF受信部12で復調した信号を解読し、これがIDコードに一致したと判断すると、一致検出信号および続いて受信されるメッセージデータをCPU14に送り込むようにしている。
【0017】
CPU14には、上述したキー入力部41と表示部42の他に、スピーカ16、バイブレータ17、LED18、ROM19、RAM20を接続している。
スピーカ16は、CPU14の制御の下で、図示しない駆動回路を介して呼出し状態を報知音で出力し、同様に、バイブレータ17は、呼出し状態を振動で、LED18は、呼出し状態を光の点滅により出力するようにしている。
【0018】
ROM19は、CPU14のために予め用意された制御プログラムを記憶するとともに、定型文テーブル、フリー伝言変換コードマトリックス、感情メッセージテーブル、動画パターンテーブルなどを記憶している。
【0019】
この場合、定型文テーブルは、キーワードを数字による特定コードで検出するため図3に示すように伝言Noに対応付けて、さらに定型文メッセージを後述するフリー伝言マトリクスに基づいて数字列に変換したコード列を記憶したもので、例えば、メッセージコード「01」で定型文メッセージ「キンキュウ」のコード列「2203228713」を得られ、メッセージコード「02」で定型文メッセージ「TELセヨ」のコード列「4010373485」を得られるようにしている。
【0020】
また、フリー伝言変換コードマトリックスは、フリー伝言によるメッセージ作成に用いるもので、図4に示すように、文字、数字、アルファベットなどをマトリックスに記憶していて、例えば、数字キー5の操作によって「11」で「ア」、「12」で「イ」を得られるようにしている。
【0021】
また、感情メッセージテーブルは、図5に示すように指定コードとなる感情メッセージコードに対応付けて人間の表情を表すイラストによる表情パターンを記憶したもので、例えば、感情メッセージコード「21」を指定すれば、これに対応する表情パターンを感情メッセージとして得られるようにしている。
【0022】
そして、動画パターンテーブルは、キーワードに対応した表情パターンを表示するためのもので、図6に示すように各キーワードを、表情パターンの種目に応じて1群(喜)、2群(怒)、3群(哀)、4群(楽)の4つの群に区分し、それぞれの群ごとに順次切替え手表示される複数の表示パターンに対応する感情メッセージコードを記憶するようにしている。例えば、キーワード「アイ」(コード列1112)の場合は、1群(喜)に属し、この1群に対応する感情メッセージ「22」「25」「26」を得られるようにしている。
【0023】
図2に戻って、RAM20は、呼出しに際して送られてきたメッセージデータを記憶するものである。また、CPU14は、ROM19に記憶された制御プログラムにしたがって、各回路を総括的に制御するようになっている。
【0024】
次に、以上のように構成した実施例の動作を説明する。
電源投入スイッチ9を操作することによって電源投入されると、受信モードが設定され、図7に示すフローチャートが実行される。
【0025】
まず、ステップ701で、着信松の状態よりアンテナ11を介してRF受信部12で受信信号を受信すると、RF受信部12では、受信データを復調してデコーダ部13に与える。デコーダ部13では、復調された受信データの呼出し信号に応じたデータについてID−ROM15より与えられる当該ペ−ジング受信機に個別に割当てられたIDコードとの一致を判断する。そして、これらが一致した場合のみ、呼出信号受信にともなう呼出信号検出信号をCPU14に送出する。
【0026】
次に、ステップ702で、呼出信号の後にメッセージデータが付いているか否かを判断する。ここで、メッセージデータが続いていない場合は、ステップ703に進み、呼出信号受信にともなう受信報知のみを行う。図8は、呼出信号にともなう受信報知のみを行う場合の表示例を示している。
【0027】
一方、呼出信号の後にメッセージデータが続く場合は、ステップ704に進む。ステップ704では、CPU14よりデコーダ部13に対して受信信号を継続して受信するように指示し、メッセージデータを取込んだ後、フリー伝言変換コードによって作成されたメッセージまたは定型文メッセージの表示を指定する定型文指定コードにより設定された定型メッセージを表す「* * 」で定義されるフォーマット指定コードが存在するかを判断する。この場合、フリー伝言変換コードによって作成されたメッセージである場合は、メッセージの先頭部に「*2*2」で定義されるフォーマット指定コードが付加され、一方、伝言Noに対応付けて設定された定型メッセージである場合は、メッセージの先頭部に「*4*4」で定義されるフォーマット指定コードが付加されている。
【0028】
ここで、フォーマット指定コードがない場合は、ステップ705で、受信報知を行い、表示部42にこの受信したメッセージデータに基づくメッセージを表示する。図9は、フォーマット指定コードがない数字メッセージを表示する例を示している。
【0029】
一方、ステップ704で先頭部に「* * 」で定義されるフォーマット指定コードを付けたデータが存在すると判断した場合は、ステップ706に進み、このフォーマット指定コードの後のメッセージ内に特定コード列からなるキーワードが存在するか否かを判断する。
【0030】
この場合、まず、フォーマット指定コードの後のメッセージを図3に示す定型文テーブルおよび図4に示すフリー伝言変換コードマトリクスを用いてコード列に変換する。例えば、メッセージデータが「*4*402」(TELセヨ)の場合、「02」の部分は図3に示す定型文テーブルに基づいてコード列「4010373485」に変換する。そして、フォーマット指定コード「*4*4」の後のコード列の先頭から1文字ずつ見ていき、偶数個のコード列ごとに図6に示す動画パターンテーブルに設定されているキーワードに対応するコード列に該当するものが存在するかを検索する。上述の「4010373485」の場合は、先に検出されたフォーマット指定コード「*4*4」に続くコード列「401037」が図6に示す動画パターンテーブルの4群(楽)のキーワード「TEL」のコード列に該当することになる。
【0031】
ステップ706で、キーワードが存在しない場合は、ステップ707に進み、表示部42に変換したメッセージを表示する。図10は、メッセージデータが「*4*417」(スグニイク)の場合の表示例で、この場合も「17」は、図3に示す定型文テーブルにより「332304521223」のコード列に変換されるが、この時のコード列は、図6に示す動画パターンテーブルのキーワードに対応するコード列に該当するものが存在しないので、「17」に対応する(スグニイク)が表示部42に表示されることになる。
【0032】
一方、ステップ706で、キーワードが存在する場合は、ステップ708に進む。ここでは、メッセージデータのコード列により検出されたキーワードが2個以上存在するかを判断する。ここで、キーワードが2個以上存在しない場合は、ステップ709に進み、表示部42にメッセージとともに、キーワードに該当する特定コード列によって読み出された複数の感情パターンの切り替え表示による感情メッセージが表示される。
【0033】
図11は、メッセージデータが「*4*402」(TELセヨ)の場合の表示例を示している。この場合、上述したように図6に示す動画パターンテーブルの4群(楽)のキーワード「TEL」のコード列に該当するので、4群(楽)に対応する感情メッセージコード「23」「21」「24」が指定される。これにより、これら感情メッセージコード「23」「21」「24」に対応する表情パターンが、図5に示す感情メッセージテーブルより読み出され、図11(a)(b)(c)の順で切り換えられ、メッセージ(TELセヨ)とともに表示部42に表示される。
【0034】
この場合、表情パターンの切り換え表示は、2回繰り返して行われ、表情パターンが切り換え表示されている間は、メッセージ(TELセヨ)のキーワードに対応する部分、ここでは「TEL」が点滅表示される。
【0035】
また、ステップ708で、検出されたキーワードが2個目以上存在する場合は、ステップ710に進み、これらのキーワードの該当する群が2種目以上検出されたか否かを判断する。ここで、群が2種目以上検出されなかった場合、すなわち2個以上検出されたキーワードがすべて同じ種目に含まれる場合は、ステップ709に進み、表示部42にメッセージとともに、感情メッセージが順次表示される。
【0036】
図12および図13は、メッセージデータが「*4*402*4*411*8」(TELセヨ)(サキニイク)の場合の表示例を示している。この場合、「*4*402」のうち「02」については、上述と同様に図6に示す動画パターンテーブルの4群(楽)のキーワード「TEL」のコード列に該当するので、4群(楽)に対応する感情メッセージコード「23」「21」「24」が指定される。また、「*4*411」のうち「11」については、図3に示す定型文テーブルよりコード列「3122521223」に変換され、フォーマット指定コード「*4*4」に続くこのコード列のうち下位4桁の「1223」が図6に示す動画パターンテーブルの4群(楽)のキーワード「イク」のコード列に該当するので、この場合も、4群(楽)に対応する感情メッセージコード「23」「21」「24」が指定される。これにより、これら感情メッセージコード「23」「21」「24」に対応する表情パターンが、図5に示す感情メッセージテーブルより読み出され、図12(a)(b)(c)、図13(a)(b)(c)の順で切り換えられ、メッセージ(TELセヨ)(サキニイク)とともに表示部42に表示される。
【0037】
この場合、表情パターンの切り換え表示は、図12および図13について1回ずつ行われ、図12に示す表情パターンが切り換え表示されている間は、メッセージ(TELセヨ)のキーワードに対応する「TEL」、図12に示す表情パターンが切り換え表示されている間は、メッセージ(サキニイク)のキーワードに対応する「イク」が点滅表示される。
【0038】
一方、ステップ710で該当する群が2種目以上検出された場合は、ステップ711に進み、複数のキーワードによって優先される種目があるかを判断する。ここでの各種目の優先順位は、検出したキーワードを種目別に分別し、この種目別ごとのキーワードの数で決定するものとする。
【0039】
この場合、ステップ711で、優先される種目がない場合、すなわち種目別に分別した結果、キーワード数が種目別に同数の場合は、ステップ712に進んだ場合と同様に表示部42にメッセージとともに、感情メッセージが表示される。
【0040】
図14および図15は、メッセージデータが「*4*402*4*407*8」(TELセヨ)(チュウシスル)の場合の表示例を示している。この場合、「*4*402」の内「02」については、上述と同様に図6に示す動画パターンテーブルの4群(楽)のキーワード「TEL」のコード列に該当するので、4群(楽)に対応する感情メッセージコード「23」「21」「24」が指定される。また、「*4*407」の内「07」については、図3に示す定型文テーブルよりコード列「428713323392」に変換され、フォーマット指定コード「*4*4」に続くこのコード列の内、上位8桁の「42871332」が図6に示す動画パターンテーブルの3群(哀)のキーワード「チュウシ」のコード列に該当するので、3群(哀)に対応する感情メッセージコード「30」「27」「31」が指定される。これにより、まず、キーワード「TEL」の感情メッセージコード「23」「21」「24」に対応する表情パターンが、図5に示す感情メッセージテーブルより読み出され、図14(a)(b)(c)の順で切り換えられ、続けてキーワード「チュウシ」の感情メッセージコード「30」「27」「31」に対応する表情パターンが、同様に図5に示す感情メッセージテーブルより読み出され、図15(a)(b)(c)の順で切り換えられ、それぞれメッセージ(TELセヨ)(チュウシ)とともに表示部42に表示される。
【0041】
この場合、表情パターンの切り換え表示は、図14および図15について2回ずつ行われ、図14に示す表情パターンが切り換え表示されている間は、メッセージ(TELセヨ)のキーワードに対応する「TEL」、図15に示す表情パターンが切り換え表示されている間は、メッセージ(チュウシ)のキーワードに対応する「チュウシ」が点滅表示される。
【0042】
一方、ステップ711で、優先される種目がある場合は、ステップ713に進み、表示部42にメッセージとともに、感情メッセージが表示される。
図16および図17は、メッセージデータが「*4*418*4*420*4*411*8」(OKデス)(リョウカイ)(サキニイク)の場合の表示例を示している。この場合、「*4*418」の内「18」については、図3に示す定型文テーブルよりコード列「3036440433」に変換され、フォーマット指定コード「*4*4」に続くこのコード列の内、上位4桁の「3036」が図6に示す動画パターンテーブルの1群(喜)のキーワード「OK」のコード列に該当し、また、「*4*420」の内「20」については、図3に示す定型文テーブルよりコード列「9288132112」に変換され、フォーマット指定コード「*4*4」に続くこのコード列「9288132112」が図6に示す動画パターンテーブルの1群(喜)のキーワード「リョウカイ」のコード列に該当し、さらに「*4*411」の内「11」については、図3に示す定型文テーブルよりコード列「3122521223」に変換され、フォーマット指定コード「*4*4」に続くこのコード列の内、下位4桁の「1223」が図6に示す動画パターンテーブルの4群(楽)のキーワード「イク」のコード列に該当する。従って、この場合、1群に属するキーワードが2個、4群に属するキーワードが1個なので、1群(喜)が優先して、これに対応する感情メッセージコード「22」「25」「26」が指定され、次いで、4群(楽)に対応する感情メッセージコード「23」「21」「24」が指定される。これにより、まず、キーワード「OK」、「リョウカイ」の感情メッセージコード「22」「25」「26」に対応する表情パターンが、図5に示す感情メッセージテーブルより読み出され、図16(a)(b)(c)の順で切り換えられ、続けてキーワード「イク」の感情メッセージコード「23」「21」「24」に対応する表情パターンが、同様に図5に示す感情メッセージテーブルより読み出され、図15(a)(b)(c)の順で切り換えられ、それぞれメッセージ(OKデス)(リョウカイ)(サキニイク)とともに表示部42に表示される。
【0043】
この場合、表情パターンの切り換え表示は、図16および図17について2回ずつ行われ、図16に示す表情パターンが切り換え表示されている間は、メッセージ(OKデス)のキーワードに対応する「OK」とメッセージ(リョウカイ)のキーワードに対応する「リョウカイ」、図17に示す表情パターンが切り換え表示されている間は、メッセージ(サキニイク)のキーワードに対応する「イク」がそれぞれ点滅表示される。
【0044】
従って、このような実施例によれば、特定コード列からなるつキーワードに対応させて複数の感情メッセージコードを動画パターンテーブルとしてROM19に記憶しておき、RF受信部12で受信されるメッセージデータをROM19の定型分テーブルおよびフリー伝言変換マトリクスでコード列に変換して、このコード列にキーワードが存在するかを調べ、キーワードを検出すると、このキーワードに対応する感情メッセージコードをROM19より読み出し、これら感情メッセージコードに対応する表情パターンを表示部42に順次切替えて表示するようにしたので、相手の気持ちを十分に伝えることができる表現力に富んだメッセージを受け取ることができる。
【0045】
また、動画パターンテーブルは、キーワードを複数の種目毎に区分し、これらの種目単位で複数の感情メッセージコードを記憶するようにしたので、最小限の種類の表情パターンをもって各キーワードに適合した表情を表現することもでき、また、ROM19の表情メッセージテーブルに記憶される表情パターンは、複数のパターンパーツによって構成される似顔絵からなるので、さらに親近感を持った感情メッセージを表現でき、さらに、メッセージデータを構成するコード列の一部をキーワードとしているので、メッセージデータのうち最も特徴的な部分をキーワードとすることができる。
【0046】
なお、本発明は、上記実施例にのみ限定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。例えば、上述した実施例では、イラストパターンとして似顔絵パターンを用いたが、イラストパターンとして、人相の状態に限らず、他の生命体、物体などの状態を模写したものを使用しても良い。
【0047】
また、本発明は、公衆回線を利用したページューに限らず、無線通信機能を有する各種タイプの受信装置に適用される。つまり、公衆回線を利用しない構内ページャーや赤外線などで通信する通信機能付き玩具また通信機能を有するパーソナルコンピュータ、電子手帳、その他の電子計算処理装置にも本発明は適用できる。
【0048】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、相手の気持ちを十分に伝えることができる表現力に富んだメッセージを受け取ることができ、また、最小限の種類の表情パターンをもって各キーワードに適合した表情を表現できるとともに、親近感を持ったメッセージを受信できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いられるページング受信機の外観図。
【図2】一実施例に用いられるページング受信機の概略構成を示す図。
【図3】一実施例に用いられる定型文テーブルの一例を示す図。
【図4】一実施例に用いられるフリー伝言変換コードマトリクスの一例を示す図。
【図5】一実施例に用いられる感情メッセージテーブルの一例を示す図。
【図6】一実施例に用いられる動画パターンテーブルの一例を示す図。
【図7】一実施例の受信モードを説明するためのフローチャート。
【図8】一実施例の表示部での表示例を示す図。
【図9】一実施例の表示部での表示例を示す図。
【図10】一実施例の表示部での表示例を示す図。
【図11】一実施例の表示部での表示例を示す図。
【図12】一実施例の表示部での表示例を示す図。
【図13】一実施例の表示部での表示例を示す図。
【図14】一実施例の表示部での表示例を示す図。
【図15】一実施例の表示部での表示例を示す図。
【図16】一実施例の表示部での表示例を示す図。
【図17】一実施例の表示部での表示例を示す図。
【符号の説明】
41…キー入力部、
42…表示部、
421…メッセージ表示部、
43…ヒンジ部、
5…数字キー、
6…セットキー、
7…セレクトキー、
8…モードキー、
9…電源投入スイッチ、
10…リセットスイッチ、
11…アンテナ、
12…RF受信部、
13…デコーダ部、
14…CPU、
15…ID−ROM、
16…スピーカ、
17…バイブレータ、
18…LED、
19…ROM、
20…RAM。
Claims (5)
- 少なくともメッセージデータを受信し、このメッセージデータに基づくメッセージを表示する表示手段を備えた受信装置において、
キーワードに相当する特定コード列に対応させて複数のイラストパターンを記憶した記憶手段と、
前記メッセージデータより前記特定コード列を検出する検出手段と、
この検出手段により前記メッセージデータより前記特定コード列を検出すると、該特定コード列に対応する複数のイラストパターンを前記記憶手段より読み出し、前記メッセージとともに前記複数のイラストパターンを前記表示手段に順次切替えて表示させる制御手段とを具備したことを特徴とする受信装置。 - 前記記憶手段は、キーワードに相当する特定コード列を複数記憶し、さらにこの複数の特定コード列を種目毎に区分して、これらの種目単位で複数のイラストパターンを一組として記憶したことを特徴とする請求項1記載の受信装置。
- 前記記憶手段に記憶されるイラストパターンは、複数のパターンパーツによって構成される似顔絵であることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
- 前記検出手段は、前記メッセージデータを構成するコード列より前記特定コード列を検出することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
- 予めキーワードに相当する特定コード列に対応させて複数のイラストパターンを記憶した記憶部を備えた、無線通信機能を備えた電子計算処理装置の表示方法であって、
受信されたデータより特定コード列を検出する検出ステップと、
この検出ステップにより特定コード列を検出すると、該特定コード列に対応する複数のイラストパターンを前記記憶部より読み出し、前記受信データとともに前記複数のイラストパターンを表示部に順次切替えて表示させる制御ステップと
からなることを特徴とする表示方法。
Priority Applications (8)
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-
1995
- 1995-01-31 JP JP1425095A patent/JP3551516B2/ja not_active Expired - Lifetime
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