JP3550275B2 - プラント監視システムのデータ伝送方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークで接続されたリモートI/O装置と中央監視装置から構成されるプラント監視システムのアナログデータ伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラントの各種構成機器より伝送されるアナログデータを監視するプラント監視システムにおいては、ネットワークで接続された複数のI/O装置と複数の中央監視装置とを備え、I/O装置により取込まれたプラント構成機器からのアナログデータをネットワークを介して情報を必要とする中央監視装置に伝送するようにしている。
【0003】
ところで、このようなプラント監視システムにおいて、I/O装置により取込まれたプラント構成機器からのアナログデータを中央監視装置や他の装置に伝送する場合、ポーリングやスキャン等によって他の装置で必要となる最短の時間間隔を一定周期として伝送するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一定周期でのアナログデータの伝送では、プラント監視システムにとって伝送周期の間にアナログデータがプラント構成機器の監視にとって必ずしも意味のある変化を起こすわけではないので、無駄な伝送が多く発生することになる。従って、ネットワークの負荷が増大し、必要な情報を必要なときに必要な装置に伝送できなくなったりするため、アナログデータの伝送周期を長くする必要があった。
【0005】
本発明の目的は、意味の持たない無だな伝送のみをなくし、それによって引起こされるネットワーク負荷の増大を極力抑え、必要な情報を必要なときに必要な装置に伝送することことができるプラント監視システムのアナログデータの伝送方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するため、次のようなプラント監視システムのアナログデータ伝送方法とするものである。
請求項1に対応する発明は、ネットワークで接続された複数のリモートI/O装置と複数の中央監視装置から構成され、前記各リモートI/O装置により取込まれたプラントの各種構成機器からの時系列的に変化するアナログデータを前記ネットワークを通して必要とする中央監視装置や他の装置に伝送するプラント監視システムにおいて、前記リモートI/O装置で監視しているアナログデータを前記中央監視装置に送信するに際して、予めプラント監視システムにとって必要なアナログデータの変化に対する差分設定値が設定され、前記アナログデータの現在値と前回送信した送信値との差が前記差分設定値以上もしくは差分設定値を超え、かつ前回送信から予め設定された送信待機時間を経過すると現在値をネットワークを通して前記中央監視装置や他の装置に伝送する。
【0008】
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する発明のプラント監視システムのアナログデータ伝送方法において、プラント監視システムを構成する他の装置から送信要求があると送信待機時間の経過前にアナログデータの現在値をネットワーク上に伝送する。
【0009】
請求項3に対応する発明は、請求項2に対応する発明のプラント監視システムのアナログデータ伝送方法において、プラント監視システムを構成する他の装置から送信要求があった後、一定時間経過すると送信待機時間による伝送周期に復帰させる。
【0010】
従って、上記請求項1乃至請求項3に対応する発明のプラント監視システムのアナログデータ伝送方法にあっては、リモートI/O装置にプラント監視システムに意味のあるように差分を設定しておき、アナログ値の現在値と前回の送信値との差が差分設定値以上あるいは差分設定値を超え、かつ前回送信から予め設定された送信待機時間を経過すると現在値をネットワークを通して前記中央監視装置や他の装置に伝送するようにしているので、ネットワーク上に送信されるアナログ値を常にプラント監視システムにとって意味のある情報とすることができ、プラント監視システムにとって意味のない無駄な伝送を無くすことができ、しかも伝送間隔がプラント監視システムにとって必要以上に短い場合には伝送を行わず、プラント監視システムにとって充分意味のある伝送間隔に調整することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明によるプラント監視システムのアナログデータの伝送方法を説明するための第1の実施の形態を示す構成図である。
【0012】
図1において、プラント監視システム11は各種のプラント構成機器12よりアナログデータを現在値として受取る複数のリモートI/O装置21と、各種のプラント構成機器21を監視する複数の中央監視装置22と、これらを接続するネットワーク24とから構成されている。
【0013】
上記リモートI/O装置21は図2に示すようにプラント構成機器12から現在値121 を受取り、それを中央監視装置22や他の装置23に送信値212 として送信する。また、リモートI/O装置21は中央監視装置22からの設定値132 を受取り、図示しないメモリに保存する。
【0014】
上記中央監視装置22はオペレータ13から設定値132 を受取り、それらをリモートI/O装置21に送信し、またオペレータ13から表示要求を受けるとその情報を表示する。
【0015】
ここで、リモートI/O装置21のデータ処理機能について、図3により説明する。
リモートI/O装置21は、図3に示すように機器I/O処理31と、比較処理32と、伝送受信処理33と、伝送送信処理34とから構成されている。
【0016】
機器I/O処理31はプラント構成機器12から現在値121 を受取り、比較処理32へ通知する。比較処理32は機器I/O処理31から現在値121 を受取ると現在値121 と伝送送信処理34より送られる送信値341 との差と伝送受信処理33より通知される差分設定値331 とを比較し、差分設定値331 より現在値121 と送信値341 との差の方が大きい場合には伝送送信処理34へ現在値121 を送信要求値321 として通知する。また、現在値121 と送信値341 との差より差分設定値331 の方が大きい場合には、伝送送信処理34へ何も送らない。
【0017】
ここで、差分設定値とは時系列的に変化するブラント構成機器からのアナログデータの変化に対する差分を設定した値である。
また、伝送送信処理34から送信値341 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている比較に用いる送信値を更新し、伝送受信処理33から差分設定値331 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている比較に用いる差分設定値を更新する。
【0018】
さらに、伝送受信処理33はネットワーク24から設定値132 を受信し、それが差分設定値331 であれば、比較処理32へ通知する。伝送送信処理34は比較処理32から送信要求値321 を受信するとこれを送信値341 としてネットワーク24に送信し、比較処理32に通知する。
【0019】
ここで、設定値132 =差分設定値331 +その他の設定値である。
上記比較処理32は図4に示すように現在値受信待機51の状態で機器I/O処理31から現在値121 を受取ると、比較52に状態遷移し、現在値121 と送信値341 との差と、差分設定値331 を比較し、差分設定値331 より現在値121 と送信値341 との差の方が大きい場合には伝送送信処理34へ現在値121 を送信要求値321 として通知して現在値受信待機51に状態遷移し、現在値121 と送信値341 との差が差分設定値331 と等しいか、差の方が大きい場合には現在値受信待機51に状態遷移する。
【0020】
現在値受信待機51の状態で伝送送信処理34から送信値341 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている差分設定値を更新し、状態遷移する。比較52の状態で伝送受信処理33から差分設定値331 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている差分設定値を更新し状態遷移する。比較52の状態で伝送送信処理34から送信値341 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている送信値を更新し状態遷移する。
【0021】
次に上記のような構成のプラント監視システムのアナログデータの伝送処理の作用を述べる。
いま、リモートI/O装置21でプラント構成機器12の現在値121 を受取ると、この現在値121 を図3に示すように機器I/O処理31した後、現在値121 を比較処理32にて前回の送信値341 と比較し、その差が差分設定値331 よりも大きければ現在値121 をネットワーク24を通して図2に示すように中央監視装置22やその他の装置23に送信する。
【0022】
このように第1の実施の形態によれば、リモートI/O装置21にプラント監視システムに意味のあるように差分を設定しておき、アナログ値の現在値と前回の送信値との差がこの差分設定値を越えた場合のみネットワーク24上に送信するようにしているので、ネットワーク上に送信されるアナログ値を常にプラント監視システムにとって意味のある情報とすることができ、プラント監視システムにとって意味のない無駄な伝送を無くすことができる。
【0023】
次に本発明によるプラントプラント監視システムのアナログデータの伝送方法の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態において、プラント監視システムは図1に示すように各種のプラント構成機器12よりアナログデータを現在値として受取る複数のリモートI/O装置21と、各種のプラント構成機器21を監視する複数の中央監視装置22と、これらを接続するネットワーク24とから構成されている。
【0024】
上記リモートI/O装置21は図2に示すようにプラント構成機器12から現在値121 を受取り、それを中央監視装置22や他の装置23に送信値212 として送信する。また、リモートI/O装置21は中央監視装置22からの設定値132 を受取り、図示しないメモリに保存する。
【0025】
上記中央監視装置22はオペレータ13から設定値132 を受取り、それらをリモートI/O装置21に送信し、またオペレータ13から表示要求を受けるとその情報を表示する。
【0026】
ここで、リモートI/O装置21のデータ処理機能について、図5により説明する。
リモートI/O装置21は、図5に示すように機器I/O処理31と、比較処理32と、伝送受信処理33と、伝送送信処理34とから構成されている。
【0027】
機器I/O処理31はプラント構成機器12から現在値121 を受取り、比較処理32へ通知する。比較処理32は機器I/O処理31から現在値121 を受取ると現在値121 と伝送送信処理34より送られる送信値341 との差と伝送受信処理33より通知される差分設定値331 とを比較し、差分設定値331 より現在値121 と送信値341 との差の方が大きい場合には伝送送信処理34へ現在値121 を送信要求値321 として通知する。また、現在値121 と送信値341 との差より差分設定値331 の方が大きい場合には、伝送送信処理34へ何も送らない。
【0028】
また、伝送送信処理34から送信値341 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている比較に用いる送信値を更新し、伝送受信処理33から差分設定値331 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている比較に用いる差分設定値を更新する。
【0029】
さらに、伝送受信処理33はネットワーク24から設定値132 を受信し、それがインタロック設定値333 であれば伝送送信処理34へ通知し、差分設定値331 であれば比較処理32に通知する。
【0030】
ここで、
設定値132 =差分設定値331 +インタロック設定値333 +その他の設定値
インタロック設定値333 =インタロック時間
である。
【0031】
伝送送信処理34は比較処理32から送信要求値321 を受信するとインタロックの状態を判断し、送信可能な場合には送信値341 としてネットワーク24に送信し、比較処理に通知する。
【0032】
さらに、伝送受信処理33からインタロック設定値333 を受信すると、インタロック設定値を更新する。
上記比較処理32は図4に示すように現在値受信待機51の状態で機器I/O処理31から現在値121 を受取ると、比較52に状態遷移し、現在値121 と送信値341 との差と、差分設定値331 を比較し、差分設定値331 より現在値121 と送信値341 との差の方が大きい場合には伝送送信処理34へ現在値121 を送信要求値321 として通知して現在値受信待機51に状態遷移し、等しいか差の方が小さい場合には現在値受信待機51に状態遷移する。
【0033】
現在値受信待機51の状態で伝送送信処理33から差分設定値331 が通知された場合には差分設定値を更新し状態遷移する。現在値受信待機51の状態で伝送送信処理34から送信値341 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている送信値を更新し、状態遷移する。比較52の状態で伝送受信処理34から送信値341 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている送信値を更新し状態遷移する。
【0034】
伝送送信処理34は図6に示すようにインタロック解除中で送信要求値待機の状態63とインタロック中64の状態からなる。インタロック解除中で送信要求値待機の状態63のときに比較処理32から送信要求値321 を受取れば送信値341 としてネットワーク24上へ送信し、比較処理32へ通知しインタロック中64へ状態遷移する。インタロック中の状態64でインタロック時間が経過すればインタロック解除中で送信要求値待機の状態63に状態遷移する。
【0035】
次に上記のような構成のプラント監視システムのアナログデータの伝送処理の作用を述べる。
いま、リモートI/O装置21でプラント構成機器12の現在値121 を受取ると、この現在値121 を図3に示すように機器I/O処理31した後、現在値121 を比較処理32にて前回の送信値341 と比較し、その差が差分設定値331 よりも大きく、かつ前回送信から送信待機時間、つまりインタロック時間が経過してインタロック状態が送信可能になっていれば現在値121 をネットワーク24を通して図2に示すように中央監視装置22やその他の装置23に送信する。
【0036】
このように第2の実施の形態によれば、伝送の間隔がプラント監視システムにとって必要以上に短い場合には伝送を行わず、プラント監視システムにとって十分意味のある伝送間隔に調整することができる。
【0037】
次に本発明によるプラント監視システムのアナログデータの伝送方法の第3の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態において、プラント監視システムは図1に示すように各種のプラント構成機器12よりアナログデータを現在値として受取る複数のリモートI/O装置21と、各種のプラント構成機器21を監視する複数の中央監視装置22と、これらを接続するネットワーク24とから構成されている。
【0038】
上記リモートI/O装置21は図7に示すようにプラント構成機器12から現在値121 を受取り、それを中央監視装置22や他の装置23に送信値212 として送信する。また、リモートI/O装置21は中央監視装置22からの操作131 や設定値132 を受取り、図示しないメモリに保存する。
【0039】
上記中央監視装置22はオペレータ13から操作131 、設定値132 を受取り、それらをリモートI/O装置21に送信し、またオペレータ13から表示要求を受けるとその情報を表示する。
【0040】
ここで、リモートI/O装置21のデータ処理機能について、図8により説明する。
リモートI/O装置21は、図8に示すように機器I/O処理31と、比較処理32と、伝送受信処理33と、伝送送信処理34とから構成されている。
【0041】
機器I/O処理31はプラント構成機器12から現在値121 受取り、比較処理32へ通知する。比較処理32は機器I/O処理31から現在値121 を受取ると現在値121 と伝送送信処理34より送られる送信値341 との差と伝送受信処理33より通知される差分設定値331 とを比較し、差分設定値331 より現在値121 と送信値341 との差の方が大きい場合には伝送送信処理34へ現在値121 を送信要求値321 として通知する。また、現在値121 と送信値341 との差より差分設定値331 の方が大きか、等しい場合には、伝送送信処理34へ何も送らない。
【0042】
また、比較処理32は伝送送信処理34から送信値341 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている比較に用いる送信値を更新し、伝送受信処理33から差分設定値331 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている比較に用いる差分設定値を更新する。
【0043】
さらに、伝送受信処理33はネットワーク24から設定値132 を受信し、それがインタロック操作332 であれば伝送送信処理34へ、インタロック設定値333 であれば伝送送信処理34へ、差分設定値331 であれば比較処理32へそれぞれ通知する。
【0044】
ここで、
操作131 =インタロック操作332 +その他の操作
設定値132 =差分設定値331 +インタロック設定値333 +その他の設定値
インタロック操作332 =インタロック再開+インタロック解除
インタロック設定値333 =インタロック時間
である。
【0045】
伝送送信処理34は比較処理32から送信要求値321 を受信するとインタロックの状態を判断し、送信可能な場合には送信値341 としてネットワーク24に送信し、比較処理に通知する。また、伝送受信処理33からインタロック操作332 を受信すると図示しないメモリに保存されているインタロックの状態を更新する。さらに、伝送受信処理33からインタロック設定値333 を受信すると図示しないメモリに保存されているインタロック設定値を更新する。
【0046】
上記比較処理32は図4に示すように現在値受信待機51の状態で機器I/O処理31から現在値121 を受取ると、比較52に状態遷移し、現在値121 と送信値341 との差と、差分設定値331 を比較し、差分設定値331 より現在値121 と送信値341 との差の方が大きい場合には伝送送信処理34へ現在値121 を送信要求値321 として通知して現在値受信待機51に状態遷移し、等しいか差の方が小さい場合には現在値受信待機51に状態遷移する。
【0047】
現在値受信待機51の状態で伝送送信処理33から差分設定値331 が通知された場合には差分設定値を更新し状態遷移する。現在値受信待機51の状態で伝送送信処理34から送信値341 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている送信値を更新し、状態遷移する。比較52の状態で伝送受信処理33から差分設定値331 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている送信値を更新し状態遷移する。
【0048】
伝送送信処理34は図9に示すようにインタロック制御あり61とインタロック制御なし62からなり、インタロック制御あり61はインタロック解除中で送信要求値待機の状態63とインタロック中64の状態からなり、インタロック制御なし62は送信要求値待機の状態65からなる。
【0049】
インタロック制御あり61で伝送受信処理33からインタロック解除を受取れば送信要求値待機の状態65に状態遷移611 し、送信要求値待機の状態65で伝送受信処理33からインタロック再開を受取ればインタロック解除中で送信要求値待機の状態63に状態遷移する。
【0050】
インタロック解除中で送信要求値待機の状態63のときに比較処理32から送信要求値321 を受取れば、送信値341 としてネットワーク24上へ送信し、比較処理32へ通知し、インタロック中64へ状態遷移する。
【0051】
インタロック中の状態64でインタロック時間が経過すればインタロック解除中で送信要求値待機の状態63に状態遷移する。送信要求値待機の状態65で比較処理から送信要求値321 を受取れば送信値341 としてネットワーク24上へ送信し、比較処理32へ通知し、送信要求値の状態65に状態遷移する。
【0052】
次に上記のような構成のプラント監視システムのアナログデータの伝送処理の作用を述べる。
いま、リモートI/O装置21でプラント構成機器12の現在値121 を受取ると、この現在値121 を図3に示すように機器I/O処理31した後、現在値121 を比較処理32にて前回の送信値341 と比較し、その差が差分設定値331 よりも大きく、かつ前回送信からインタロック時間が経過してインタロック状態が送信可能になっていれば現在値121 をネットワーク24を通して図2に示すように中央監視装置22やその他の装置23に送信する。また、プラント監視システムを構成する他の装置から送信要求があるとインタロック時間の経過前にアナログデータの現在値をネットワーク上に伝送する。
【0053】
このように第3の実施の形態によれば、プラント監視システムを構成する他の装置から要求があった場合は前述した第2の実施の形態によって設定した伝送間隔よりも短い間隔で伝送を行うことができる。
【0054】
次に本発明によるプラントプラント監視システムのアナログデータの伝送方法の第4の実施の形態を説明する。
第4の実施の形態において、プラント監視システムは図1に示すように各種のプラント構成機器12よりアナログデータを現在値として受取る複数のリモートI/O装置21と、各種のプラント構成機器21を監視する複数の中央監視装置22と、これらを接続するネットワーク24とから構成されている。
【0055】
上記リモートI/O装置21は図7に示すようにプラント構成機器12から現在値121 を受取り、それを中央監視装置22や他の装置23に送信値212 として送信する。また、リモートI/O装置21は中央監視装置22からの操作131 や設定値132 を受取り、図示しないメモリに保存する。
【0056】
上記中央監視装置22はオペレータ13から操作131 、設定値132 を受取り、それらをリモートI/O装置21に送信し、またオペレータ13から表示要求を受けるとその情報を表示する。
【0057】
ここで、リモートI/O装置21のデータ処理機能について、図8により説明する。
リモートI/O装置21は、図8に示すように機器I/O処理31と、比較処理32と、伝送受信処理33と、伝送送信処理34とから構成されている。
【0058】
機器I/O処理31はプラント構成機器12から現在値121 受取り、比較処理32へ通知する。比較処理32は機器I/O処理31から現在値121 を受取ると現在値121 と伝送送信処理34より送られる送信値341 との差と伝送受信処理33より通知される差分設定値331 とを比較し、差分設定値331 より現在値121 と送信値341 との差の方が大きい場合には伝送送信処理34へ現在値121 を送信要求値321 として通知する。また、現在値121 と送信値341 との差より差分設定値331 の方が大きか、等しい場合には、伝送送信処理34へ何も送らない。
【0059】
また、伝送送信処理34から送信値341 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている比較に用いる送信値を更新し、伝送受信処理33から差分設定値331 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている比較に用いる差分設定値を更新する。
【0060】
さらに、伝送受信処理33はネットワーク24から設定値132 を受信し、それがインタロック操作332 であれば伝送送信処理34へ、インタロック設定値333 であれば伝送送信処理34へ、差分設定値331 であれば比較処理32へそれぞれ通知する。
【0061】
ここで、
操作131 =インタロック操作332 +その他の操作
設定値132 =差分設定値331 +インタロック設定値333 +その他の設定値
インタロック操作332 =インタロック再開+インタロック解除
インタロック設定値333 =インタロック時間+インタロック自動再開時間
である。
【0062】
伝送送信処理34は比較処理32から送信要求値321 を受信するとインタロックの状態を判断し、送信可能な場合には送信値341 としてネットワーク24に送信し、比較処理に通知する。また、伝送受信処理33からインタロック操作332 を受信すると図示しないメモリに保存されているインタロックの状態を更新する。さらに、伝送受信処理33からインタロック設定値333 を受信すると図示しないメモリに保存されているインタロック設定値を更新する。
【0063】
上記比較処理32は図4に示すように現在値受信待機51の状態で機器I/O処理31から現在値121 を受取ると、比較52に状態遷移し、現在値121 と送信値341 との差と、差分設定値331 を比較し、差分設定値331 より現在値121 と送信値341 との差の方が大きい場合には伝送送信処理34へ現在値121 を送信要求値321 として通知して現在値受信待機51に状態遷移し、等しいか差の方が小さい場合には現在値受信待機51に状態遷移する。
【0064】
現在値受信待機51の状態で伝送送信処理33から差分設定値331 が通知された場合には差分設定値を更新し状態遷移する。現在値受信待機51の状態で伝送送信処理34から送信値341 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている送信値を更新し、状態遷移する。比較52の状態で伝送受信処理33から差分設定値331 が通知された場合には図示しないメモリに保存されている送信値を更新し状態遷移する。
【0065】
伝送送信処理34は図10に示すようにインタロック制御あり61とインタロック制御なし62からなり、インタロック制御あり61はインタロック解除中で送信要求値待機の状態63とインタロック中64の状態からなり、インタロック制御なし62は送信要求値待機の状態65からなる。
【0066】
インタロック制御あり61で伝送受信処理33からインタロック解除を受取れば送信要求値待機の状態65に状態遷移611 し、送信要求待機値の状態65で伝送受信処理33からインタロック再開を受取ればインタロック解除中で送信要求待機値の状態63に状態遷移652 する。インタロック制御なし62になってからインタロック自動再開時間が経過すればインタロック解除中で送信要求待機値の状態63に状態遷移する。
【0067】
インタロック解除中で送信要求値待機の状態63のときに比較処理32から送信要求値321 を受取れば、送信値341 としてネットワーク24上へ送信し、比較処理32へ通知し、インタロック中64へ状態遷移する。
【0068】
インタロック中の状態64でインタロック時間が経過すればインタロック解除中で送信要求値待機の状態63に状態遷移する。送信要求値待機の状態65で比較処理から送信要求値321 を受取れば送信値341 としてネットワーク24上へ送信し、比較処理32へ通知し、送信要求値の状態65に状態遷移する。
【0069】
次に上記のような構成のプラント監視システムのアナログデータの伝送処理の作用を述べる。
いま、リモートI/O装置21でプラント構成機器12の現在値121 を受取ると、この現在値121 を図3に示すように機器I/O処理31した後、現在値121 を比較処理32にて前回の送信値341 と比較し、その差が差分設定値331 よりも大きく、かつ前回送信からインタロック時間が経過してインタロック状態が送信可能になっていれば現在値121 をネットワーク24を通して図2に示すように中央監視装置22やその他の装置23に送信する。
【0070】
このように第4の実施の形態によれば、プラント監視システムを構成する他の装置から送信要求があった後、一定時間経過するとインタロック時間による伝送周期に復帰スルので、インタロック再開の要求がない場合でも自動的にインタロックを再開することができる。
【0071】
前述した第1の実施の形態乃至第4の実施の形態において、データ伝送処理の一部を次のように変更しても同様の作用効果を得ることができる。
(1)各実施の形態において、比較処理32での比較結果による条件判定として、現在値と送信値との差が差分設定値以上になったら伝送送信処理34へ送信要求値を通知する。
(2)各実施の形態において、比較処理32での比較の方法と条件判定として、差分設定値の代わりに偏差設定値を用い、現在値と送信値との偏差が偏差設定値を超えたら伝送送信処理34へ送信要求値を通知する。
(3)各実施の形態において、比較処理32での比較の方法と条件判定として、差分設定値の代わりに偏差設定値を用い、現在値と送信値との偏差が偏差設定値以上であれば伝送送信処理34へ送信要求値を通知する。
【0072】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、プラント監視システムのネットワーク上に伝送されるアナログ値をプラント監視に支障をきたさない範囲で減らすことができるプラント監視システムのアナログデータ伝送方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラント監視システムの構成例を示すブロック図。
【図2】本発明の第1及び第2の実施の形態におけるプラント監視システムのデータフロー図。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるリモートI/O装置のデータフロー図。
【図4】本発明の第1乃至第4の実施の形態における比較処理の状態遷移図。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるリモートI/O装置のデータフロー図。
【図6】本発明の第2の実施の形態における伝送送信処理の状態遷移図。
【図7】本発明の第3及び第4の実施の形態におけるプラント監視システムのデータフロー図。
【図8】本発明の第3及び第4の実施の形態におけるリモートI/O装置のデータフロー図。
【図9】本発明の第3の実施の形態における伝送送信処理の状態遷移図。
【図10】本発明の第4の実施の形態における伝送送信処理の状態遷移図。
【符号の説明】
11……プラント監視システム
12……プラント構成機器
13……オペレータ
21……リモートI/O装置
22……中央監視装置
23……その他の装置
24……ネットワーク
31……機器I/O処理
32……比較処理
33……伝送受信処理
34……伝送送信処理

Claims (3)

  1. ネットワークで接続された複数のリモートI/O装置と複数の中央監視装置から構成され、前記各リモートI/O装置により取込まれたプラントの各種構成機器からの時系列的に変化するアナログデータを前記ネットワークを通して必要とする中央監視装置や他の装置に伝送するプラント監視システムにおいて、前記リモートI/O装置で監視しているアナログデータを前記中央監視装置に送信するに際して、予めプラント監視システムにとって必要なアナログデータの変化に対する差分設定値が設定され、前記アナログデータの現在値と前回送信した送信値との差が前記差分設定値以上もしくは差分設定値を超え、かつ前回送信から予め設定された送信待機時間を経過すると現在値をネットワークを通して前記中央監視装置や他の装置に伝送することを特徴とするプラント監視システムのアナログデータ伝送方法。
  2. 請求項1記載のプラント監視システムのアナログデータ伝送方法において、プラント監視システムを構成する他の装置から送信要求があると送信待機時間の経過前にアナログデータの現在値をネットワーク上に伝送することを特徴とするプラント監視システムのアナログデータ伝送方法。
  3. 請求項2記載のプラント監視システムのアナログデータ伝送方法において、プラント監視システムを構成する他の装置から送信要求があった後、一定時間経過すると送信待機時間による伝送周期に復帰させることを特徴とするプラント監視システムのアナログデータ伝送方法。
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