JP3547278B2 - カテーテル導入器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シースイントロデューサに装着して使用されるカテーテル導入器具、より詳しくは、1本のシースイントロデューサから複数本のカテーテル等を同時に生体内へ挿入することを可能とするカテーテル導入器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
カテーテルを生体内に導入する場合、例えば、セルジンガー法により、図1および図3に示すような構造のシースイントロデューサ100を用いて経皮的に導入する方法が行われている。
【0003】
このシースイントロデューサ100は、シースハウジング110と、該シースハウジング110に固定されたチューブ状のシース本体120とを有し、シースハウジング110の基端側のカテーテル挿入口には、逆流した血液の流出を防止するための弁体130が設置されている。この弁体130は、ゴムのような弾性材料で構成され、カテーテル(図示せず)を挿通したときでも、カテーテルの外表面に密着して液密性を保持し、血液の漏れを防止できるように構成されている。
【0004】
このようなシースイントロデューサ100を介して血管等の体腔内に挿入されたカテーテルは、該カテーテルに挿通されたガイドワイヤ(図示せず)の操作等によりその先端の方向および位置が制御されつつ、目的部位へ到達し、該カテーテルの機能に応じた治療や検査が行われる。このようなカテーテルは、多くの場合、特定の治療や検査を行うために、それ専用の仕様で製造されている。
【0005】
ところで、医療行為においては、より詳細な診断情報を得るために、複数項目の検査を行うことがしばしばある。また、治療に際しては、異なる複数の部位に対して治療を行う必要が生じたり、治療効果の確認、治療方針の決定、変更等のために、診断と治療とを同時に(並行して)行うことがある。
【0006】
このような場合、カテーテルを用いての治療、診断では、それぞれに応じた専用の複数のカテーテルを適宜交換して使用している。
【0007】
しかしながら、上述した従来のシースイントロデューサでは、複数本のカテーテルを挿入した場合、弁体の構造上、液密性を維持することができず、血液の漏れ出しが生じる。例外として、比較的太い外側カテーテルの内腔に比較的細い内側カテーテルを挿入した2重管構造のいわゆる親子カテーテルの場合には、実質的に1本の外側カテーテルを弁体に挿通したのと同様であるため、弁体の液密性を保持しつつ、シースイントロデューサより両カテーテルを挿入することができる。
【0008】
ところが、親子カテーテルの場合、両カテーテルを生体内へ同時に挿入することはできても、両カテーテルの先端部が同軸的に存在するため、自由度が狭く、すなわち、両カテーテルでそれぞれ異なる部位に対し治療、診断等を行うことができず、前述した状況に十分に対処することができない。
【0009】
従って、1つのシースイントロデューサを用いて異なる部位を治療、診断する場合には、それに応じた専用のカテーテルを1本づつ交換して使用しなければならず、よって、操作性が悪く、手技に時間がかかるばかりか、治療効果、診断の信頼性が低下する等の問題が生じる。
【0010】
また、基端側が二股に分岐したシースイントロデューサもあるが、このものは、大型で形状が複雑なため、シースの穿刺、留置操作がしづらく、また、カテーテルを1本のみ使用する場合には適さず、自由度が狭いため、汎用性に欠ける。
【0011】
なお、用いるカテーテルの本数に応じた数のシースイントロデューサを穿刺して使用することも可能であるが、生体への穿刺箇所が増えるため、患者の負担が大きく、好ましくない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、シースイントロデューサを用いてカテーテルを挿入するに際し、血液等の漏れ出しを生じることなく、複数本のカテーテルを同時に挿入することを可能とするカテーテル導入器具を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(8)の発明により達成される。
【0014】
(1) 基端部に弁体を有するシースイントロデューサに装着して使用されるカテーテル導入器具であって、
第1の管体と該第1の管体から分岐した第2の管体とを備える器具本体と、
前記器具本体の先端側に設けられ、前記シースイントロデューサの基端部に着脱自在に嵌合する嵌合部と、
前記第1の管体および第2の管体の基端部付近をそれぞれ封止するとともに、カテーテルを挿通可能なカテーテル挿入口を形成する封止手段と、
前記嵌合部の中心部に設けられ、先端方向に向かって突出する管状の突出部とを有し、
前記嵌合部が前記シースイントロデューサの基端部に嵌合した状態のとき、前記突出部は、前記シースイントロデューサの弁体に挿通されて該弁体を開いた状態にするとともに、該突出部の先端開口が前記シースイントロデューサの内部に位置し、これにより、前記器具本体の内部と前記シースイントロデューサの内部とが前記突出部を介して連通するよう構成されていることを特徴とするカテーテル導入器具。
【0015】
(2) 前記突出部は、前記第1の管体より細い管状をなしている上記(1)に記載のカテーテル導入器具。
【0016】
(3) 前記嵌合部は、その中心軸方向に向かって突出する爪が形成された複数の脚部を有し、前記第1の管体の先端方向に押圧することにより前記各脚部が一旦開いてそれらの爪が前記シースイントロデューサの基端部に係止し、これにより前記シースイントロデューサの基端部に対する結合状態を保持するロック機構を備える上記(1)または(2)に記載のカテーテル導入器具。
【0017】
(4) 前記第1の管体および前記第2の管体の少なくとも一方に、前記器具本体の内部に連通するサイドポートを有する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のカテーテル導入器具。
【0018】
(5) 前記サイドポートは、外側環状突出部と内側環状突出部との2重管構造を有するものである上記(4)に記載のカテーテル導入器具。
【0019】
(6) 前記封止手段は、カテーテルが通過可能な弁体を備えている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のカテーテル導入器具。
【0020】
(7) 前記封止手段の弁体は、軟質材料または弾性材料で構成され、カテーテルが通過可能な少なくとも1つのスリットが形成されているものである上記(6)に記載のカテーテル導入器具。
【0021】
(8) 前記封止手段の弁体は、弾性材料または軟質材料よりなる膜状で構成され、その一方の面にのみ到達する第1のスリットと、その他方の面にのみ到達し、内部において前記第1のスリットと交差する第2のスリットとが形成されているものである上記(6)に記載のカテーテル導入器具。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のカテーテル導入器具を、添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0023】
図1は、本発明のカテーテル導入器具の実施例をシースイントロデューサに装着した状態を示す正面図、図2は、図1に示すカテーテル導入器具の縦断面図、図3は、図1に示すカテーテル導入器具のシースイントロデューサへの装着状態における嵌合部付近の拡大断面図である。なお、図1〜図3中の上側を「基端」、下側を「先端」として説明する。
【0024】
本発明のカテーテル導入器具1は、シースイントロデューサ100に装着して使用されるものである。
【0025】
まず、シースイントロデューサ100の構成について説明する。図1および図3に示すように、シースイントロデューサ100は、シースハウジング110と、該シースハウジング110の先端側に固定されたチューブ状のシース本体120と、シースハウジング110の基端側に装着された弁体130とを有している。
【0026】
シースハウジング110は、サイドポートを備える管体111と、該管体111の先端部に嵌入された軟質のカバー部材116と、管体111の基端に装着されるリング状の蓋部材117とで構成されている。このうち、管体111は、硬質樹脂のような硬質材料で構成され、カバー部材116は、例えば、各種ゴムや熱可塑性エラストマーのような軟質材料で構成されている。
【0027】
シース本体120は、経皮的に血管に導入される部材であり、薄肉の管状部材で構成されている。血管への導入を容易にするため、シース本体120の先端部121は、先端に向かって縮径している。
【0028】
シースハウジング110の管体111の基端部には、弁体130が設置されている。この弁体130は、円形の膜状(円盤状)をなす弾性体で構成され、その外周部が管体111の段差部112と蓋部材117とで挟持されることにより、管体111に対し液密に固定されている。
【0029】
弁体130には、後述する弁体61と同様の直交する十文字状のスリット62、63が形成され、弁体130の閉鎖時等に、液密性を保持するよう構成されている。
【0030】
管体111の基端部側方には、外側環状突出部113と、それよりも長い内側環状突出部114とが同心的に突出形成され、これらによりサイドポートを構成している。
【0031】
このサイドポートには、例えばポリ塩化ビニル製の可撓性を有するチューブ140の一端が液密に接続される。この場合、チューブ140の端部は、外側環状突出部113と内側環状突出部114との間に形成された環状空間115に嵌入され、固定される。
【0032】
図1に示すように、チューブ140の他端には、三方活栓150が装着されている。この三方活栓150の所定のポートより、チューブ140を介して、シースイントロデューサ100内に例えば生理食塩水のような液体を注入することができる。
【0033】
次に、カテーテル導入器具1の構成について説明する。図1〜図3に示すように、カテーテル導入器具1は、器具本体2と、封止手段6と、嵌合部材(嵌合部)7とを有している。以下、これらの構成について順次説明する。
【0034】
器具本体2は、二股に分岐した第1の管体3および第2の管体4で構成されている。第1の管体3および第2の管体4の内部同士は、それらの分岐部において連通している。
【0035】
第1の管体3は、その基端部に、サイドポートを備える管状の接続部材31を有している。この接続部材31の基端部側方には、外側環状突出部32と、それよりも長い内側環状突出部33とが同心的に突出形成され、これらによりサイドポートを構成している。
【0036】
このサイドポートには、例えばポリ塩化ビニル製の可撓性を有するチューブ8の一端が液密に接続される。この場合、チューブ8の端部は、外側環状突出部32と内側環状突出部33との間に形成された環状空間34に嵌入され、固定される。
【0037】
このような外側環状突出部32と内側環状突出部33との2重管構造の場合、チューブ8との嵌合接続をより強固に行うことができ、特に、これらを接着剤で接着する場合、接着剤を流路から独立した環状空間34に注入すればよく、よって、接着剤による流路の閉塞や狭窄のおそれが回避されるという利点がある。
【0038】
図1に示すように、チューブ8の他端には、三方活栓81が装着されている。この三方活栓81の所定のポートより、チューブ8を介して、器具本体2内に例えば生理食塩水や抗凝固剤液のような液体を注入することができる。また、チューブ8および三方活栓81を介して、器具本体2内の空気を排出することもできる。
【0039】
一方、第2の管体4も、第1の管体3と同様に、その基端部に、サイドポートを備える管状の接続部材41を有している。この接続部材41の基端部側方には、外側環状突出部42と、それよりも長い内側環状突出部43とが同心的に突出形成され、これらによりサイドポートを構成している。
【0040】
このサイドポートには、例えばポリ塩化ビニル製の可撓性を有するチューブ9の一端が液密に接続される。この場合、チューブ9の端部は、外側環状突出部42と内側環状突出部43との間に形成された環状空間44に嵌入され、固定される。このような外側環状突出部42と内側環状突出部43との2重管構造による利点は、前記と同様である。
【0041】
図1に示すように、チューブ9の他端には、三方活栓91が装着されている。この三方活栓91の所定のポートより、チューブ9を介して、器具本体2内に例えば生理食塩水や抗凝固剤液のような液体を注入することができる。また、チューブ8および三方活栓81を介して、器具本体2内の空気を排出することもできる。
【0042】
また、第1の管体3と第2の管体4とは、例えば板状の補強部材5により連結され、補強されている。
【0043】
第1の管体3および第2の管体4の基端部には、それぞれ、第1の管体3内および第2の管体4内を封止する封止手段6が設置されている。
【0044】
第1の管体3側の封止手段6は、カテーテル(図示せず)が通過可能な弁体61と、該弁体61を第1の管体3に対し支持固定するリング状の蓋部材64とで構成されている。
【0045】
蓋部材64は、接続部材31の基端外周部に嵌合して装着され、蓋部材64の内側には、カテーテルを挿通可能なカテーテル挿入口65aが形成されている。
【0046】
弁体61は、円形の膜状(円盤状)をなす弾性体で構成され、その外周部が接続部材31の段差部35と蓋部材64とで挟持されることにより、第1の管体3に対し液密に固定されている。
【0047】
弁体61の構成材料としては、例えば、天然ゴム、またはイソプレンゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム等の各種合成ゴム、ポリアミド系、ポリエステル系等の各種熱可塑性エラストマー等の弾性材料(または軟質材料)が挙げられる。
【0048】
図4および図5に示すように、この弁体61には、その一方の面にのみ到達する第1のスリット62と、その他方の面にのみ到達する第2のスリット63とが形成されている。そして、第1のスリット62と第2のスリット63とは、弁体61の内部において部分的に交差している。
【0049】
図示の構成では、両スリット62、63は、十文字状に交差しており、すなわち、両スリット62、63の交差角度は、90°となっているが、この交差角度は、90°に限らない。
【0050】
また、第1のスリット62と第2のスリット63との交差部の長さLは、特に限定されないが、弁体61の厚さの20〜50%程度が好ましく、30〜40%程度がより好ましい。
【0051】
このような構成の弁体61を用いることにより、弁体61にカテーテルを挿通していないときはもちろんのこと、カテーテルを挿通したときでも、液密性が確保され、液漏れを確実に防止することができる。
【0052】
なお、弁体61の構成は、図4および図5に示すような構成のものに限らず、例えば、Y字状のスリットを有するものまたはそれを複数枚重ねたもの、十文字状や一文字状のスリットを有するダッグビル弁等、任意の構成のものが使用可能である。
【0053】
一方、第2の管体4側の封止手段6も、前記第1の管体3側と同様に、カテーテル(図示せず)が通過可能な弁体61と、該弁体61を第2の管体4に対し支持固定するリング状の蓋部材64とで構成されている。
【0054】
蓋部材64は、接続部材41の基端外周部に嵌合して装着され、蓋部材64の内側には、カテーテルを挿通可能なカテーテル挿入口65bが形成されている。
【0055】
弁体61は、前記と同様の構成のものであり、その外周部が接続部材41の段差部45と蓋部材64とで挟持されることにより、第2の管体4に対し液密に固定されている。
【0056】
器具本体2の先端側には、第1の管体2より細い管状の突出部21が先端方向に向かって突出形成されている。突出部21内は、器具本体2の内部と連通し、また、突出部21の先端は、開放している。
【0057】
この突出部21は、嵌合部材7をシースイントロデューサ100の基端部に嵌合したとき、弁体130を開き、器具本体2の内部と、シースイントロデューサ100の内部とを連通させる機能を有する部材である(図3参照)。
【0058】
なお、本実施例では、突出部21は、器具本体2に対し一体的に形成されているが、別部材で構成されたものを接合してもよく、あるいは、嵌合部材7に対し一体的に形成されていてもよい。また、突出部21は、弁体130を開くことができるものであれば、その形状、構造は、図示のようなものに限定されない。
【0059】
器具本体2の先端部には、シースイントロデューサ100と連結するためにその基端部に対し着脱自在に嵌合する嵌合部材7が設置されている。この嵌合部材7は、複数(図示の例では、90°間隔で4個)の脚部71を有し、各脚部71の先端には、それぞれ、嵌合部材7の中心軸方向に向かって突出する爪72が形成されている。これらの各脚部71と爪72とにより、シースイントロデューサ100の基端部に対する結合状態を保持するロック機構が構成される。
【0060】
嵌合部材7は、その中心部に孔73を有し、該孔73を突出部21に挿通し、突出部21の途中の外周部に係止するリング状の止め部材74により器具本体2に対し固定されている。
【0061】
図3に示すように、嵌合部材7をシースイントロデューサ100の基端部に嵌合するに際しては、まず、嵌合部材7をシースイントロデューサ100の基端に接近させ、先端方向に押圧する。すると、各脚部71の爪72が蓋部材117の外縁部に当接し、そのテーパ面に沿って移動するので、各脚部71が一旦外方へ広がり、次いで、各爪72が管体111の基端部外周に形成された溝118に係止する。これにより、嵌合部材7とシースイントロデューサ100の基端部との嵌合がなされる。この状態では、軸方向(図3中上下方向)に引張力が作用しても、容易に嵌合が解除されることはない。
【0062】
そして、このような嵌合状態では、突出部21の先端部が弁体130に挿通されて弁体130を開き、突出部21の先端開口が管体111の内部に位置する。これにより、器具本体2の内部と、シースイントロデューサ100の内部とが突出部21を介して連通する。
【0063】
また、シースイントロデューサ100を固定し、カテーテル導入器具1をその軸と直交する方向(例えば図3中横方向)に押圧すると、その方向に応じて所定の脚部71が変形し、爪72が溝118から外れ、嵌合部材7とシースイントロデューサ100の基端部との嵌合が解除される。
【0064】
第1の管体3、第2の管体4、蓋部材64、突出部21、嵌合部材7等の構成材料としては、それぞれ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンオキシド、変性ポリフェニレンオキシド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられる。
【0065】
なお、器具本体2、特に第1の管体3および第2の管体4は、内部の視認性を確保するために、透明または半透明な材料で構成されているのが好ましい。
【0066】
次に、本発明のカテーテル導入器具1の作用(使用方法の一例)について説明する。
【0067】
例えばセルジンガー法により、シースイントロデューサ100のシース本体120を患者の血管に穿刺し、挿入する。すると、血管の内圧により、血液がシース本体120を逆流し、シースハウジング110内に流入しようとする。このとき、三方活栓150のコックを操作して、そのポートを開放することにより、シースイントロデューサ100内の空気をチューブ140および三方活栓150の開放ポートを介して排出する。
【0068】
また、三方活栓150のコックを操作して、抗凝固剤供給ラインに接続し、抗凝固剤液(例えばヘパリン加生理食塩水)を、チューブ140を介してシースイントロデューサ100内に注入する。これにより、シースイントロデューサ100内での血液凝固が防止される。
【0069】
シースハウジング110内は、血液等で満たされるが、弁体130の機能により、液漏れは生じない。
【0070】
次に、前述したようにして、カテーテル導入器具1の嵌合部材7をシースイントロデューサ100の基端部に嵌合する。この嵌合状態は、前述したロック機構により保持され、また、突出部21が弁体130を開き、器具本体2の内部と、シースイントロデューサ100の内部とが突出部21を介して連通する。
【0071】
この連通により、シースハウジング110内にあった血液が突出部21の内部を介して器具本体2内に流入しようとする。このとき、三方活栓81、91の少なくとも一方のコックを操作して、そのポートを開放することにより、カテーテル導入器具1内の空気をチューブ8および/または9、三方活栓81および/または91の開放ポートを介して排出する。
【0072】
突出部21の外周面は、弁体130のスリット内面と密着しているため、弁体130から血液等が漏れ出すことはない。また、器具本体2内は、血液等で満たされるが、第1の管体3および第2の管体4のそれぞれに設置された弁体61の機能により、器具本体2内の血液等が漏れ出すこともない。
【0073】
また、三方活栓81、91の少なくとも一方のコックを操作して、抗凝固剤供給ラインに接続し、抗凝固剤液(例えばヘパリン加生理食塩水)を、チューブ8および/または9を介して器具本体2内に注入する。これにより、カテーテル導入器具1内での血液凝固が防止される。
【0074】
次に、ガイドワイヤを挿通した状態の第1のカテーテル(図示せず)の先端部を、カテーテル挿入口65aより、その弁体61を開いて第1の管体3内に挿入する。さらに該第1のカテーテルを先端方向へ進めると、その先端部は、突出部21内、シースハウジング110内およびシース本体120内を順次経て、血管内に挿入される。その後、該第1のカテーテルの進退・回転操作や、該第1のカテーテルに挿通されたガイドワイヤの操作等により、カテーテル先端の方向および位置を所望に制御しつつ、生体内の第1の目的部位へ到達させる。これにより、第1の目的部位において、該第1のカテーテルの機能に応じた治療や検査を行うことができる。
【0075】
また、ガイドワイヤを挿通した状態の第2のカテーテル(図示せず)の先端部を、カテーテル挿入口65bより、その弁体61を開いて第2の管体4内に挿入する。さらに該第2のカテーテルを先端方向へ進めると、その先端部は、突出部21内、シースハウジング110内およびシース本体120内を順次経て、血管内に挿入される。その後、該第2のカテーテルの進退・回転操作や、該第2のカテーテルに挿通されたガイドワイヤの操作等により、カテーテル先端の方向および位置を所望に制御しつつ、生体内の第2の目的部位へ到達させる。これにより、第2の目的部位において、該第2のカテーテルの機能に応じた治療や検査(診断)を行うことができる。
【0076】
第1のカテーテルの挿入に際しては、弁体61のスリット62および63が、それぞれ、第1のカテーテルの外周面に異なる方向から密着し、摺動するので、弁体61に第1のカテーテルが挿通された状態でも、液密性が確保され、血液等の漏れ出しが有効に防止される。第2のカテーテルが挿通された弁体61についても、同様である。
【0077】
本発明のカテーテル導入器具1では、前記第1のカテーテルと第2のカテーテルの用途、機能、種類等の条件は、特に限定されない。また、例えば、ガイドワイヤのようなカテーテル以外の長尺物を挿通することもできる。
【0078】
また、前記第1のカテーテルの挿入と第2のカテーテルの挿入とは、それぞれ独立して行うことができ、これらは同時に行っても、所定の順序で行ってもよい。また、第1のカテーテル、第2のカテーテルの抜去についても同様である。
【0079】
このように、本発明では、用いるカテーテルの条件や、その操作に関し、自由度が極めて広い。
【0080】
第1のカテーテル、第2のカテーテルをカテーテル導入器具1から抜去したときには、弁体61は、その弾性により瞬時に元の形状に復元し、液密性を発揮して液漏れを防止する。
【0081】
また、第1のカテーテルおよび/または第2のカテーテルを、さらに別のカテーテルに交換して、前記と同様の方法により生体内へ挿入することもできる。
【0082】
本発明のカテーテル導入器具1は、既存のシースイントロデューサ100に装着して使用することができるので、シースイントロデューサの設計変更等を必要とせず、有用性が高いという利点がある。
【0083】
また、本発明は、シースイントロデューサそのものの基端が二股に分岐したものとは異なる。すなわち、シースイントロデューサそのものが二股に分岐しているものは、カテーテルを1本のみ使用する場合でも、使用されない分岐管側まで血液が流入し、プライミング量(生体からの血液流出量)が増えるのに対し、本発明では、シースイントロデューサ100を血管に留置後、カテーテルを1本のみ使用する場合には、本発明のカテーテル導入器具1をシースイントロデューサ100に装着せず、複数のカテーテルを使用する必要が生じたら、それに応じて本発明のカテーテル導入器具を装着し、使用すれば良いので、血液のプライミング量を最小限に抑えることができる。さらに、このとき、最適条件(管体の数、寸法、分岐位置等)のカテーテル導入器具を選択して用いることができる。
【0084】
また、カテーテル導入器具1は、その嵌合部材7をシースイントロデューサ100の基端部に一旦嵌合すると、ロック機構によりその嵌合状態が保持されるので、第1のカテーテル、第2のカテーテルの挿入操作中、治療や検査中、抜去操作中等に、カテーテル導入器具1がシースイントロデューサ100から離脱するというような不都合は生じない。
【0085】
また、カテーテル導入器具1をシースイントロデューサ100に連結(装着)するだけで、シースイントロデューサ100の弁体130が突出部21により自動的に開かれるので、使用に際しての操作が極めて簡単である。
【0086】
以上、本発明のカテーテル導入器具を図示の実施例に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、カテーテル導入器具の各部の構成は、同様の機能を発揮し得る任意のものと置換することができる。
例えば、器具本体は、分岐する3本以上の管体を有するものであってもよい。
【0087】
また、複数の管体のうちの全部または一部が、サイドポートを有さないものであってもよい。
【0088】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のカテーテル導入器具によれば、これをシースイントロデューサに装着することにより、血液等の液漏れを生じることなく、異なる複数のカテーテル等を生体内へ導入することができる。そのため、自由度が広がり、例えば、1つのシースイントロデューサを用いて、生体内の異なる部位を治療、診断することが可能となり、しかも、その操作も容易かつ短時間に行えるので、治療効果、診断の信頼性の向上が図れる。
【0089】
また、本発明のカテーテル導入器具は、既存のシースイントロデューサにも装着して使用することができるので、シースイントロデューサの設計変更等を必要とせず、有用性が高い。
【0090】
また、嵌合部がロック機構を有する場合には、不本意に嵌合状態が解除されることによる不都合が防止される。
【0091】
また、嵌合部をシースイントロデューサの基端部に嵌合したとき、シースイントロデューサの弁体を開くことができる部材を備えている場合には、カテーテル導入器具をシースイントロデューサに連結するだけで、シースイントロデューサの弁体が自動的に開かれるので、使用に際しての操作性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカテーテル導入器具の実施例をシースイントロデューサに装着した状態を示す正面図である。
【図2】図1に示すカテーテル導入器具の縦断面図である。
【図3】図1に示すカテーテル導入器具のシースイントロデューサへの装着状態における嵌合部付近の拡大断面図である。
【図4】弁体の構成例を示す斜視図である。
【図5】弁体の構成例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 カテーテル導入器具
2 器具本体
21 突出部
3 第1の管体
31 接続部材
32 外側環状突出部
33 内側環状突出部
34 環状空間
35 段差部
4 第2の管体
41 接続部材
42 外側環状突出部
43 内側環状突出部
44 環状空間
45 段差部
5 補強部材
6 封止手段
61 弁体
62、63 スリット
64 蓋部材
65a、65b カテーテル挿入口
7 嵌合部材
71 脚部
72 爪
73 孔
74 止め部材
8 チューブ
81 三方活栓
9 チューブ
91 三方活栓
100 シースイントロデューサ
110 シースハウジング
111 管体
112 段差部
113 外側環状突出部
114 内側環状突出部
115 環状空間
116 カバー部材
117 蓋部材
118 溝
120 シース本体
121 先端部
130 弁体
140 チューブ
150 三方活栓

Claims (8)

  1. 基端部に弁体を有するシースイントロデューサに装着して使用されるカテーテル導入器具であって、
    第1の管体と該第1の管体から分岐した第2の管体とを備える器具本体と、
    前記器具本体の先端側に設けられ、前記シースイントロデューサの基端部に着脱自在に嵌合する嵌合部と、
    前記第1の管体および第2の管体の基端部付近をそれぞれ封止するとともに、カテーテルを挿通可能なカテーテル挿入口を形成する封止手段と、
    前記嵌合部の中心部に設けられ、先端方向に向かって突出する管状の突出部とを有し、
    前記嵌合部が前記シースイントロデューサの基端部に嵌合した状態のとき、前記突出部は、前記シースイントロデューサの弁体に挿通されて該弁体を開いた状態にするとともに、該突出部の先端開口が前記シースイントロデューサの内部に位置し、これにより、前記器具本体の内部と前記シースイントロデューサの内部とが前記突出部を介して連通するよう構成されていることを特徴とするカテーテル導入器具。
  2. 前記突出部は、前記第1の管体より細い管状をなしている請求項1に記載のカテーテル導入器具。
  3. 前記嵌合部は、その中心軸方向に向かって突出する爪が形成された複数の脚部を有し、前記第1の管体の先端方向に押圧することにより前記各脚部が一旦開いてそれらの爪が前記シースイントロデューサの基端部に係止し、これにより前記シースイントロデューサの基端部に対する結合状態を保持するロック機構を備える請求項1または2に記載のカテーテル導入器具。
  4. 前記第1の管体および前記第2の管体の少なくとも一方に、前記器具本体の内部に連通するサイドポートを有する請求項1ないし3のいずれかに記載のカテーテル導入器具。
  5. 前記サイドポートは、外側環状突出部と内側環状突出部との2重管構造を有するものである請求項4に記載のカテーテル導入器具。
  6. 前記封止手段は、カテーテルが通過可能な弁体を備えている請求項1ないし5のいずれかに記載のカテーテル導入器具。
  7. 前記封止手段の弁体は、軟質材料または弾性材料で構成され、カテーテルが通過可能な少なくとも1つのスリットが形成されているものである請求項6に記載のカテーテル導入器具。
  8. 前記封止手段の弁体は、弾性材料または軟質材料よりなる膜状で構成され、その一方の面にのみ到達する第1のスリットと、その他方の面にのみ到達し、内部において前記第1のスリットと交差する第2のスリットとが形成されているものである請求項6に記載のカテーテル導入器具。
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