JP3539273B2 - ロールステープルカートリッジのステープル飛び出し防止機構 - Google Patents
ロールステープルカートリッジのステープル飛び出し防止機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3539273B2 JP3539273B2 JP10726699A JP10726699A JP3539273B2 JP 3539273 B2 JP3539273 B2 JP 3539273B2 JP 10726699 A JP10726699 A JP 10726699A JP 10726699 A JP10726699 A JP 10726699A JP 3539273 B2 JP3539273 B2 JP 3539273B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- staple
- roll
- cartridge
- staples
- pop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホッチキスにおいてロールステープルの先端部分に詰まりが発生したときに、これを処理するために連結ステープルの一部を切断するときにステープルがロールステープルカートリッジの外に飛び出さないようにするステープル飛び出し防止機構に関する。
【0002】
【従来技術】
多数の真直状ステープルを帯状に連結してロール状に巻いた連結ステープルを収納したステープルカートリッジを着脱可能に設けたホッチキスが知られている。このタイプにおいても、連結ステープルの先端部分に詰まり現象が発生したときに、これを処理するために連結ステープルの一部を切断するときにステープルがステープルカートリッジの排出口から出てしまうと、真直状ステープルの成形機構や打ち込み機構の作動不良を起こすおそれがある。このため、連結ステープルを切断したときはステープルカートリッジから飛び出さないようにする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ロールステープルの連結ステープルは始端から終端まで連続しているから、ステープルは引き出せば引き出すだけ排出口から出てしまう。しかも、ステープルカートリッジには連結ステープルが引き出し方向とは逆の方向に移動するのを防止する逆止爪が配置されている。このため、連結ステープルを切断した後に飛び出した部分をカートリッジ内に戻そうとしても連結ステープルはその方向には移動しない。したがって、切断しても余分に飛び出した部分をまた切断しなければならず、ジャム処理作業が面倒であった。
【0004】
本発明は上記欠点を解消し、ジャム処理時に連結ステープルを切断する際に連結ステープルがカートリッジから飛び出すことを有効に防止することができるロールステープルカートリッジのステープル飛び出し防止機構を提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係るロールステープルカートリッジのステープル飛び出し防止機構は、多数の真直状ステープル針を連結してロール状に巻いた連結ステープルを収納する収納部と、収納部内の連結ステープルをシート状に繰り出すステープル送り通路とを備えたロールステープルカートリッジにおいて、上記ステープル送り通路の先端の排出口の手前位置に、係合により排出側へ連結ステープルが移動するのを阻止する移動防止部材を連結ステープルに対して切断時にステープル送り通路の外方から係脱操作可能に設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図4において符号1はロールステープルカートリッジで、このロールステープルカートリッジ1はカートリッジ本体1aに連結ステープル2の収納部3と、収納部3内の連結ステープル2をシート状に繰り出すステープル送り通路4とを設けたもので、ロールステープル収納部3は図4のようにロール状の連結ステープル2を収納可能に形成されている。連結ステープル2は真直状のステープル針を長尺の帯状に連結し、ロール状に巻装したものである。なお、連結ステープル2の先端は送り通路4の前端の排出口5から排出されたときにカートリッジ本体1aの前端で門形に成形され、さらにフェースプレート6の中央の凹溝7に入り込んで図示しないドライバで下方に打ち出される。フェースプレート6は軸8を中心に回動可能に取り付けられている。
【0007】
収納部3の下方は開放されてステープル送り通路4に連通し、連結ステープル2の最外側の端部が導出されてステープル送り通路4内を通るように構成されている。また、収納部3の上部にはキャップ9(図4参照)が取り付けられ、連結ステープル2はキャップ9を開いて収納部3内に収納できるように構成されている。
【0008】
ステープル送り通路4は収納部3の下部の開放端から連続するもので、上部ガイド板4aと下部ガイド板4bとの間に形成され、上部ガイド板4aの下面には図4に示すように2枚の逆止爪10が前側に傾斜して配置され、送り通路4の前方に移動したステープル2が後退移動しないようにしている。11は送り爪で、前後に移動可能に設けられた送りレバー12に取り付けられている。
【0009】
ステープル送り通路4の先端の排出口5の手前位置には、図3に示すように、上部ガイド板4aと下部ガイド板4bの送り通路4の中央の両側に開口部12が形成されている。上記開口部12の下方には、図4、図5及び図6に示されるように、排出側へ連結ステープル2が移動するのを防止する移動防止部材13が配置されている。この移動防止部材13は板状のベース14の下面に金属バネ板15を固定したもので、バネ板15の後部は、図6のように中央片16と両側片17に分岐され、中央片16の先端は逆V字形に折り曲げられ、両側片17の先端は上向きに折り曲げられて移動防止爪18が形成されている。移動防止爪18は図3に示されるように上記開口部12に臨むように配置されている。なお、上記ベース14の前端上部には突片19が形成されている。
【0010】
図7に詳しく示されるように、上記移動防止部材13は下部ガイド板4bの下部に配置され、その下面に上記突片19が当接するように装着されている。また、上記移動防止部材13の下部には操作レバー20が配置されている。この操作レバー20の後端の両側端部はカートリッジ1の両側の側壁に形成された凹部21に係合され、この係合部を中心に約90度回動可能に設けられている。図7の状態では移動防止爪18の先端部18aは送り通路4の下方に位置し、連結ステープル2には係合しない。操作レバー20を図8に示すように回動操作することにより、操作レバー20の先端部20aが移動防止部材13の下面を押し上げるので、移動防止部材13が上記ベース14の突片19と下部ガイド板4bとの当接部Pを中心に回動し、これにより上記移動防止爪18は上記送り通路4内に突出するように構成されている。
【0011】
上記構成において、ロールステープルカートリッジ1をホッチキス本体に装着すると、送り機構(図示せず)により連結ステープル2は少しずつ排出口5側に送られる。連結ステープル2は排出口5で図示しないステープル成形機構によって門形に成形され、さらに打ち込み用ドライバにより被打込み材に打ち込まれて綴り作動が行なわれる。
【0012】
ところで、排出口5から排出された連結ステープル2が打ち込み時等において座屈等によって詰まってしまうことがある。この場合、ロールステープルカートリッジ1をホチキス本体1aから取りはずし、図3のフェースプレート6を回動して排出口5を露出させ、連結ステープル2を少し引き出し、図8に示すように操作レバー20を回動操作する。移動防止部材13が上記ベース14の突片19と下部ガイド板4bとの当接部Pを中心に回動し、移動防止爪18は上記送り通路4内に突出して連結ステープル2の下面に係合する。その後、排出された連結ステープル2を引きちぎって切断し、詰まった部分の連結ステープル2を除去する。連結ステープル2を切断する際にステープルは全体的に排出側前方に引き出される方向に力を受けるが、連結ステープル2は移動防止爪18に係合しているので、移動することはできない。このため、切断時に連結ステープル2が排出口5から前方に飛び出すことがない。ジャム処理が終了したときは、操作レバー20を逆回転させて移動防止爪18を下動させて連結ステープル2との係合を解除すればよい。これにより、上記カートリッジをホッチキス本体にセットすれば、その後の作動を円滑に継続することができる。
【0013】
なお、ロールステープルカートリッジの着脱と操作レバーの動作を連動するように構成してもよい。すなわち、カートリッジをホッチキス本体から取り外すと、これに操作レバーが連動し、回動して連結ステープルが自由に移動するのを防止し、カートリッジを装着すると、これに操作レバーが連動して逆方向に回動し、連結ステープルが自由に移動できるようにするように構成としてもよい。
【0014】
また、移動防止部材としては、上述のようにベース14の下面に金属バネ板15を固定したものに限定されない。例えば、ゴム等の高摩擦部材を連結ステープルに係脱操作させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロールステープルカートリッジの側面図
【図2】上記カートリッジの底面図
【図3】上記カートリッジの斜視図
【図4】上記カートリッジの中央縦断面図
【図5】上記カートリッジの上下ガイド板を外した状態の斜視図
【図6】移動防止爪を構成するバネ板の斜視図
【図7】ステープル飛び出し防止機構部分の拡大断面図
【図8】上記ステープル飛び出し防止機構の作動態様図
【符号の説明】
1 ロールステープルカートリッジ
2 連結ステープル
3 収納部
4 ステープル送り通路
18 移動防止爪
Claims (1)
- 多数の真直状ステープル針を連結してロール状に巻いた連結ステープルを収納する収納部と、収納部内の連結ステープルをシート状に繰り出すステープル送り通路とを備えたロールステープルカートリッジにおいて、上記ステープル送り通路の先端の排出口の手前位置に、係合により排出側へ連結ステープルが移動するのを阻止する移動防止部材を連結ステープルに対して切断時にステープル送り通路の外方から係脱操作可能に設けたことを特徴とするロールステープルカートリッジのステープル飛び出し防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10726699A JP3539273B2 (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | ロールステープルカートリッジのステープル飛び出し防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10726699A JP3539273B2 (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | ロールステープルカートリッジのステープル飛び出し防止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000296477A JP2000296477A (ja) | 2000-10-24 |
JP3539273B2 true JP3539273B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=14454708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10726699A Expired - Fee Related JP3539273B2 (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | ロールステープルカートリッジのステープル飛び出し防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3539273B2 (ja) |
-
1999
- 1999-04-14 JP JP10726699A patent/JP3539273B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000296477A (ja) | 2000-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0917936B1 (en) | Roll staple and staple cartridge storing the same | |
KR101011312B1 (ko) | 스테이플용 리필 | |
JP3687461B2 (ja) | ステープルカートリッジのステープル飛び出し防止機構 | |
US5560529A (en) | Cartridge for electric stapler | |
JP2009220578A (ja) | ステープラ | |
JPH0715281U (ja) | 電動ホッチキス | |
US5562402A (en) | Apparatus for automatically delivering glass sheets for prepared slides | |
JP3539273B2 (ja) | ロールステープルカートリッジのステープル飛び出し防止機構 | |
JP4561210B2 (ja) | ステープルカートリッジ | |
WO2004048054A1 (ja) | ステープル脚ガイド機構 | |
CA2238012A1 (en) | Stapler and staple cartridge | |
JP2004237446A (ja) | ステープル用リフィル及びステープラ | |
JP3582417B2 (ja) | 電動ホッチキス用カートリッジにおけるジャム処理機構 | |
JP3600019B2 (ja) | 釘打機におけるマガジン | |
JP4670703B2 (ja) | 釘打機の釘送り機構 | |
WO2005025810A1 (ja) | ステープラー | |
JP4029846B2 (ja) | ステープル送り装置 | |
JPH061339Y2 (ja) | ステープルカートリッジ | |
JP2003170369A (ja) | ステープラ用カートリッジ | |
JP2000202783A (ja) | タッカ― | |
JP2004209561A (ja) | ステープル脚ガイド機構 | |
JP3598751B2 (ja) | 電動ホッチキスにおけるステープル送り機構 | |
JP3536655B2 (ja) | ロールステープルカートリッジにおけるステープル送り機構 | |
JPS63288675A (ja) | 自動釘打機 | |
JP2005014416A (ja) | 電動ステープラーのステープル供給機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20031202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040302 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040315 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |