JP3582417B2 - 電動ホッチキス用カートリッジにおけるジャム処理機構 - Google Patents
電動ホッチキス用カートリッジにおけるジャム処理機構 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動ホッチキス用カートリッジにおいてフェースプレートの裏側に詰まったステープルを除去処理するジャム処理機構に関する。
【0002】
【従来技術】
一般に、電動ホッチキス用カートリッジの前端にはフェースプレートが配置され、フェースプレートの裏面に形成された打ち込み部にステープルを供給し、このステープルの背面を、ステープル供給方向と直交する方向に作動するドライバプレートで打撃して被綴り材中に打込むように構成されている。
【0003】
ステープルは打ち込み部に正しい姿勢で供給され、適正な厚みの被綴り材に対して十分な打ち込み力で打撃されるときは、正確な打ち込みが確保されるが、被綴り材が過度に厚かったり、打ち込み力が小さかったり、供給時にステープルの一方の脚部が曲がっていたりすると、打ち込み時にステープルが座屈し、打ち込み部に詰まってしまうことがある。そこで、詰まったジャムステープルを除去することができるようにするため、フェースプレートは回動して打ち込み部の周辺部を開放することができるように構成されている。ステープルが詰まったりしたときは、フェースプレートに指を掛け、押し上げて回動することにより打ち込み部を開き、詰まったステープルを除去すればよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように指で直接にフェースプレートを開けるときに、指が詰まったステープルに触れて傷つけてしまうという危険があった。
【0005】
本発明は上記問題点を解消し、指などで接触することなしにフェースプレートを開くことができる電動ホッチキス用カートリッジにおけるジャム処理機構を提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係る電動ホッチキスにおけるジャム処理機構は、ステープルを収納する収納部を有するとともに、前端にフェースプレートを回動開閉自在に配置し、フェースプレートの中央の裏面に上記収納部から送り出されたステープルの打ち込み部を形成した電動ホッチキス用カートリッジにおけるジャム処理機構において、上記カートリッジに、上記フェースプレートを開き方向に回動するように付勢するバネ手段と上記フェースプレートの裏面に対して前後方向に移動可能なロック手段とを設け、ロック手段を、後部の基片と基片の両側から前方に延びる両側片とから門形に形成し、両側片の前端を上記フェースプレートに形成された開口部に係脱可能とし、基片の両側には操作ボタンを形成し、通常時は上記ロック手段を前進させて上記側片を上記開口部に係合しておき、詰ったステープルの除去時には、操作ボタンによって上記ロック手段を後方に引いて上記側片とフェースプレートの開口部との係合を解除することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1において符号1は電動ホッチキス用カートリッジ1を示す。このカートリッジ1には、ステープルを収納する収納部2と、収納部2の前面下部から前方に突出形成された凸部3と、凸部3に形成されたステープル送り通路4とその前端を開閉するフェースプレート5とが配置されている。
【0008】
ステープル収納部2にはリフィル6が収納されている。リフィル6は、真直のステープル材をシート状に連結して成るシート状ステープル7を積層して簡易包装したもので、例えば、特開平7ー148674号公報の図1にインナーカートリッジとして示されたようなものが挙げられる。
【0009】
凸部3の送り通路4の後端開口部は、ステープル収納部2に収納された最下段のシート状ステープルに向き合うように形成されている。したがって、最下段のシート状ステープルはステープル収納部2から上記送り通路4に移行して前方に送られるように構成されている。なお、シート状ステープルの送り手段(図示せず)は、最下段のシート状ステープルに係合して前方に送り出すもので、電動ホッチキス本体側に配置されている。
【0010】
次に、フェースプレート5は図2、図3に示されるように、門形に屈曲形成された板金で、中央部5aの裏面にはステープルが1本入り込むだけの凹部によって打ち込み部14が形成されている。打ち込み部14はフェースプレート5が閉じ状態時には送り通路4の前端に臨むように形成されていると同時に、電動ホッチキス本体に設けられたドライバプレート(図示せず)の摺動を案内するように形成されている。そして、フェースプレート5の両側片5bの端部は、収納部2の前面に形成された支持部8の軸9に回動自在に軸着され、上方に回動したときは送り通路4の前端が開放され、下方に回動したときは上記送り通路4の前端を閉鎖して打ち込み部14を形成する。
【0011】
なお、電動ホッチキス本体には上記ドライバプレートとともにフォーミングプレートが重合状態で配設され、フォーミングプレートが駆動されることにより、送り通路4の前端部のステープル材が門形に成形される。成形されたステープルは上記フェースプレート5の打ち込み部14に送られ、ドライバプレートに打撃されて被綴り材中に打ち込まれ、その後被綴り材を貫通したステープルの脚部はクリンチャ手段(図示せず)により折り曲げられ、綴り作動を終了するのである。
【0012】
ところで、上記フェースプレート5は軸9に巻き回された捩りコイルバネ10により常時開き方向に回動するように付勢されている。また、フェースプレート5の前部の両側には開口部11が形成されている。
【0013】
これに対し、凸部3には前後方向に摺動可能なロック手段12が配置されている。ロック手段12は基片12aと両側片12bとから門形に形成され、両側片12bの先端はフェースプレート5の開口部11に係脱可能に取り付けられている。また、基片12aの両側には操作ボタン13が取り付けられ、この操作ボタン13は凸部3の両側に露出している。
【0014】
上記構成において、通常時はフェースプレート5を閉鎖し、フェースプレート5の係止部11にロック手段12を係合させておき、この状態で綴り作業をする。この作業の途中でステープルが詰まってしまったときは、ジャムしたステープルを除去しなければならない。その場合、操作ボタン13に指を掛けてロック手段12を後方に引いて、図1に示すように、ロック手段12の両側片とフェースプレート5の開口部11との係合を解除操作する。フェースプレート5は捩りコイルバネ10により付勢されているから上方に回動し、送り通路4の前端は開放される。これによって詰まったステープルは露出するので、手で除去すればよい。除去後はフェースプレート5を下方に回動し、操作ボタン13を押し出して再びロック手段12をフェースプレート5の開口部11に係合させ、次の綴り作業が準備される。
【0015】
上述のように、フェースプレート5とロック手段12との係合を解除する操作によりフェースプレート5は自動的に回動して詰まったステープルを除去することができる。このように、除去作業時に指などで接触することなしにフェースプレート5を開くことができるから、指等を傷つけるおそれがなく、非常に安全である。
【0016】
なお、上記カートリッジは上下逆の状態で使用される場合もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動ホッチキス用カートリッジの側面図
【図2】上記カートリッジの底面図
【図3】フェースプレートとロック手段の斜視図
【符号の説明】
1 カートリッジ
5 フェースプレート
10 捩りコイルバネ(バネ手段)
12 ロック手段
13 操作ボタン(操作手段)
Claims (1)
- ステープルを収納する収納部を有するとともに、前端にフェースプレートを回動開閉自在に配置し、フェースプレートの中央の裏面に上記収納部から送り出されたステープルの打ち込み部を形成した電動ホッチキス用カートリッジにおけるジャム処理機構において、
上記カートリッジに、上記フェースプレートを開き方向に回動するように付勢するバネ手段と上記フェースプレートの裏面に対して前後方向に移動可能なロック手段とを設け、ロック手段を、後部の基片と基片の両側から前方に延びる両側片とから門形に形成し、両側片の前端を上記フェースプレートに形成された開口部に係脱可能とし、基片の両側には操作ボタンを形成し、
通常時は上記ロック手段を前進させて上記側片を上記開口部に係合しておき、詰ったステープルの除去時には、操作ボタンによって上記ロック手段を後方に引いて上記側片とフェースプレートの開口部との係合を解除する
ことを特徴とする電動ホッチキス用カートリッジにおけるジャム処理機構。
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JP28041099A JP3582417B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 電動ホッチキス用カートリッジにおけるジャム処理機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP28041099A JP3582417B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 電動ホッチキス用カートリッジにおけるジャム処理機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3582417B2 true JP3582417B2 (ja) | 2004-10-27 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2181817B1 (en) | 2001-11-15 | 2012-01-25 | Max Co., Ltd. | Staple cartridge |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP28041099A patent/JP3582417B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001105344A (ja) | 2001-04-17 |
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