JP3598767B2 - 電動ホッチキスにおけるカートリッジの脱着機構 - Google Patents
電動ホッチキスにおけるカートリッジの脱着機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3598767B2 JP3598767B2 JP27957097A JP27957097A JP3598767B2 JP 3598767 B2 JP3598767 B2 JP 3598767B2 JP 27957097 A JP27957097 A JP 27957097A JP 27957097 A JP27957097 A JP 27957097A JP 3598767 B2 JP3598767 B2 JP 3598767B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cartridge
- accommodating portion
- stapler
- guide
- electric stapler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はステープルを充填したカートリッジをホッチキス本体に脱着するための電動ホッチキスにおけるカートリッジの脱着機構に関する。
【0002】
【従来技術】
一般に、電動ホッチキスは、ステープルを充填したカートリッジを着脱自在とし、カートリッジ内のステープルが消費されるとカートリッジを新しいものに交換するように構成されている。
【0003】
ところで、電動ホッチキスを単体として取り扱うときは問題ないが、複写機等の機械装置の内部に組み込まれる場合には、ホッチキス本体から直接カートリッジを引き抜いて外すタイプ、あるいはホッチキス本体に脱着レバーを設け、この脱着レバーを回動操作することによってホッチキス本体に装着されたカートリッジを外すことができるように構成されている。カートリッジを装着するときは、所定の位置に押し込むことにより自動的に係止手段に係着されてセットされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複写機等の機械装置に組み込まれている場合、カートリッジの取り付け、取り外し操作ができる空間は非常に限られたスペースとなるのが普通である。したがって、狭い空間に手を入れて脱着レバーを回動操作するのは、力を入れにくく、また指1本で回動するのは不安定であるから、特に女性が操作するのは非常に面倒であった。
【0005】
本発明は上記問題点を解消し、狭い空間であっても簡単かつ確実に操作することができる電動ホッチキスにおけるカートリッジの脱着機構を提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係る電動ホッチキスにおけるカートリッジの脱着機構は、ホッチキス本体にカートリッジ収容部を形成し、このカートリッジ収容部に摺動自在に設けられたカートリッジガイドの内側にステープル用カートリッジを挿入してカートリッジ収容部内に押し込んで装着し、カートリッジガイドとともにカートリッジを取り外すようにした電動ホッチキスにおけるカートリッジの脱着機構であって、上記カートリッジ収容部内には上記カートリッジガイドを上記カートリッジ収容部から飛び出す方向に付勢するバネを設け、上記カートリッジ収容部の側壁には脱着レバーを回動自在に設け、脱着レバーの回動軸にカムを固定し、このカムを、上記バネのバネ力に抗してカートリッジ収容部内に押し込まれたカートリッジガイドに係合させるとともに、上記側壁には上記脱着レバーの回動方向側に指掛け片を対向して固定し、脱着レバーを指掛け片に向けて回動させて上記カムによる係合を解除し、上記バネのバネ力により上記カートリッジガイドとともにカートリッジをカートリッジ収容部から飛び出させることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は電動ホッチキスの脱着機構を示すもので、同図において符号1は電動ホッチキスのホッチキス本体を示す。このホッチキス本体1は複写機等の別装置2の一部に固定されている。ホッチキス本体1の後端部にはカートリッジ収容部33があり、このカートリッジ収容部3の後方には開口部4が形成され、この開口部4からカートリッジ5が脱着されるように構成されている。なお、別装置2には上記のほかにも上記電動ホッチキスの周囲に他の部材が配置され(図示せず)、開口部4の周辺にはカートリッジ5を差し込むに足りる程度の空間しかないものとする。
【0008】
カートリッジ5は真直のステープル材を連結してシート状に形成したシート状ステープル6を多段に積層収納する収納部5aと、最下段のシート状ステープル6を前方に案内供給するガイド部5bとを備えている。収納部5aの上端には左右に1対の略三角形状の係合突部7が形成されている。収納部5aの後端部にはカートリッジ5を押し引きするのに便利なコ字形部材8が取り付けられている。
【0009】
ホッチキス本体1のカートリッジ収容部3の側壁3aの上端間には係合軸10が設けられている。この係合軸10は下方にバネ付勢されている。また、係合軸10の下方に脱着レバー11が回動自在に設けられている。脱着レバー11の回動軸12にはカム13が固定され、カム13はカートリッジ収容部3内に配置されている。カム13の先端には軸14が固定されている。また、上記側壁3aの脱着レバー11の回動方向側には指掛け片15が対向して固定されている。
【0010】
また、カートリッジ収容部3の内部にはカートリッジガイド20が前後に摺動自在に配置され、図2に示されるように、バネ21によって常時ホッチキス本体から突出する方向に付勢されている。そして、カートリッジガイド20の両側壁の中央上部には係合溝9が形成され、この係合溝9には脱着レバー11のカム13の軸14が係合している。
【0011】
上記構成において、カートリッジ5をホッチキス本体1に装着するときは、カートリッジガイド20の内側に挿入するようにして押し込む。カートリッジ5とカートリッジガイド20とが収容部3内に押し込まれると、脱着レバー11が上方に回動するとともに、カートリッジ5の係合突部7がカートリッジ収容部3の側壁3a間に設けられた係合軸10に係合するが、さらに強く押し込むことにより係合突部7が係合軸10を押し上げ、図2に示すようにその下を潜ってその内側の所定位置まで進入する。進入後、バネあるいは周辺の部材の弾性等によりカートリッジ5は後方に押し戻されるように力を受けるが、係合突部7と係合軸10とが係合してカートリッジ5が後方に移動するのが阻止される。こうしてカートリッジ5は所定位置に安定した状態で装着される。
【0012】
次に、電動ホッチキスは図5に示されるように、ホッチキス本体1とこれに対設されたクリンチャ16とを備え、ホッチキス本体1にカートリッジ5が装着されたときに、カートリッジ5内の最下段のシート状ステープル6はホッチキス本体1に設けられた送り手段17に当接し、送り手段17により前方に送り出されるようになっている。そして、前端に供給されたステープル6aはホッチキス本体1の機構によりコ字形に成形された後、ドライバ18によって打ち出され、被綴り材19を貫通してクリンチャ15で折り曲げられ、綴り作動が完了するものである。なお、このような電動ホッチキスの綴り作動機構は公知であり、詳細は省略する。
【0013】
カートリッジ5内のシート状ステープル6が消費されると、カートリッジ5を交換する必要がある。この場合は、図3のように脱着レバー11を下方に回動させる。これにより、カートリッジ5の係合突部7とホッチキス本体1の係合軸10との係合が外れ、さらにカム13の軸14がカートリッジガイド20の係合溝9に係合したまま後方に移動するので、図4のようにカートリッジ5はカートリッジ収容部3から後方に押し出される。これを抜き出し、新しいカートリッジ5を上述と同じ要領で装着すればよい。
【0014】
脱着レバー11を回動操作する場合、脱着レバー11と指掛け片15にそれぞれ指を掛け、これを挟むように動かして脱着レバー11を回動させることにより、脱着に必要な荷重は変わらないが、補助レバー(指掛け片)を設けることによって、余分な力を使うことなく回動方向への荷重を効率的に伝えられる。したがって、狭い空間であっても簡単かつ確実にカートリッジの取り外し操作をすることができる。
【0015】
さらに、脱着レバー11をあまり強く回動操作すると、カートリッジ5が急激に後方に飛び出して脱落することがあるが、脱着レバー11は指掛け片15を越えて回動するようにし、カートリッジガイド20のバネ21の荷重等を調整することによってカートリッジ5の脱落も有効に防止することができる。
【0016】
なお、指掛け片15は脱着レバー11の外し時の回動方向側に設ければよく、カートリッジ5に取り付ける必要はない。電動ホッチキスを装着する別装置側に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動ホッチキスのカートリッジ脱着機構の要部の斜視図
【図2】カートリッジ装着時の概要説明図
【図3】カートリッジ取り外し開始時の脱着レバーの回動態様説明図
【図4】カートリッジ取り外し終了時の説明図
【図5】電動ホッチキスの作動態様を簡単に示した説明図
【符号の説明】
1 ホッチキス本体
3 カートリッジ収容部
5 カートリッジ
11 脱着レバー
15 指掛け片
Claims (1)
- ホッチキス本体にカートリッジ収容部を形成し、このカートリッジ収容部に摺動自在に設けられたカートリッジガイドの内側にステープル用カートリッジを挿入してカートリッジ収容部内に押し込んで装着し、カートリッジガイドとともにカートリッジを取り外すようにした電動ホッチキスにおけるカートリッジの脱着機構であって、
上記カートリッジ収容部内には上記カートリッジガイドを上記カートリッジ収容部から飛び出す方向に付勢するバネを設け、
上記カートリッジ収容部の側壁には脱着レバーを回動自在に設け、脱着レバーの回動軸にカムを固定し、このカムを、上記バネのバネ力に抗してカートリッジ収容部内に押し込まれたカートリッジガイドに係合させるとともに、上記側壁には上記脱着レバーの回動方向側に指掛け片を対向して固定し、
脱着レバーを指掛け片に向けて回動させて上記カムによる係合を解除し、上記バネのバネ力により上記カートリッジガイドとともにカートリッジをカートリッジ収容部から飛び出させる
ことを特徴とする電動ホッチキスにおけるカートリッジの脱着機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27957097A JP3598767B2 (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 電動ホッチキスにおけるカートリッジの脱着機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27957097A JP3598767B2 (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 電動ホッチキスにおけるカートリッジの脱着機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1199505A JPH1199505A (ja) | 1999-04-13 |
JP3598767B2 true JP3598767B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=17612826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27957097A Expired - Fee Related JP3598767B2 (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 電動ホッチキスにおけるカートリッジの脱着機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3598767B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6474633B1 (en) * | 1999-10-04 | 2002-11-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Stapler with interchangeable cartridges |
EP2172310B1 (en) | 2003-12-04 | 2011-05-25 | Max Co., Ltd. | Stapling apparatus |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP27957097A patent/JP3598767B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1199505A (ja) | 1999-04-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101052148B1 (ko) | 스테이플용 리필 | |
JP4853840B2 (ja) | ステープラ | |
JP2008132550A (ja) | 電動工具 | |
EP1127789B1 (en) | Binding apparatus for tightening a binding belt | |
JP3598767B2 (ja) | 電動ホッチキスにおけるカートリッジの脱着機構 | |
WO2000058194A1 (fr) | Dispositif prehenseur de corps, et guide-etiquettes d'une machine a coller des etiquettes enroulees | |
KR100777471B1 (ko) | 전동호치키스에서의 스테이플 카트리지 | |
WO2005021217A1 (ja) | カートリッジ | |
JP4029830B2 (ja) | 電動ステープラーにおけるカートリッジの着脱装置 | |
JP2010274659A (ja) | ポータブルプリンタにおけるバッテリ交換装置 | |
JP4042157B2 (ja) | ステープルシート用カートリッジ | |
JPH0314705B2 (ja) | ||
JP4120225B2 (ja) | カートリッジ | |
JPH0871951A (ja) | 電動ホッチキスにおけるステープルカートリッジの取り出し機構 | |
JP4930666B2 (ja) | 電動ホッチキスにおけるステープルカートリッジ | |
JP3582417B2 (ja) | 電動ホッチキス用カートリッジにおけるジャム処理機構 | |
JP3328920B2 (ja) | 電動ホッチキスにおけるステープルカートリッジの着脱機構 | |
JP4085787B2 (ja) | ステープラーのステープルカートリッジ | |
JPH11171362A (ja) | 給紙装置 | |
JPH10157886A (ja) | ロール紙ホルダ | |
JPH029976Y2 (ja) | ||
JPH10157885A (ja) | ロール紙ホルダ | |
JP3539273B2 (ja) | ロールステープルカートリッジのステープル飛び出し防止機構 | |
JPS6147285A (ja) | リボンカセツト | |
JP2003170369A (ja) | ステープラ用カートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040406 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040607 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040906 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140924 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |