JP3536729B2 - 液体容器の栓装置 - Google Patents

液体容器の栓装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、液体容器の栓装
置に関し、さらに詳しくはコップ機能を有する液体容器
の栓装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、保温機能を有する容器本体の口
部を栓体により密栓することにより、液体等を保温貯蔵
するタイプの液体容器は従来から良く知られている。
【0003】このようなタイプの液体容器の場合、容器
本体の口部に対して前記栓体とは別構成のコップを被嵌
し、該コップを容器本体口部から取り外し、液体容器に
収容されている液体をコップに受けて飲むようにしたも
のや、コップを設けることなく、栓体を取り外した状態
で容器本体口部から直接飲むようにしたものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、容器本体の
口部に対して栓体とは別構成のコップを被嵌するタイプ
のものの場合、栓体とコップとの二つの部品が必要とな
る。すると、部品点数が多くなるとともに、収容された
液体を飲む時に、コップと栓体の二つを取り外すという
操作が必要となるという不具合があった。また、容器本
体口部から直接飲むタイプのものの場合、口飲みとなる
ため女性には抵抗があるという不具合があった。
【0005】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、栓体をコップとしても使用できるようにすること
により、コストダウンと操作性の向上とを図ることを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、内筒と外筒との口
部を溶接し、内外筒間を真空空間とした真空二重容器か
らなる容器本体の栓体を、前記容器本体の口部を閉塞す
る断熱構造の栓本体と、該栓本体に一体に形成され且つ
内面がコップ体を形成するコップ部とにより構成すると
ともに、前記栓体を、前記コップ部を前記容器本体の口
部内周面に対して螺合することにより着脱自在に取り付
けている。
【0007】上記のように構成したことにより、容器本
体口部から栓体を取り外して、そのコップ部に液体を注
いで飲むこともできる。別途コップを設ける必要がない
ため、コストダウンとなるとともに、収容された液体を
飲む場合において栓体を取り外すという一つの操作のみ
でよいこととなり、操作性が向上する。しかも、容器本
体を真空二重容器とするとともに、栓本体を断熱構造と
しているため、容器本体および栓体による断熱性能が向
上することとなり、液体容器の保温性能が向上する。
らに、栓体を、前記コップ部を前記容器本体の口部内周
面に対して螺合することにより着脱自在に取り付けるよ
うにしたことにより、コップ部の内周面 形状がスッキリ
することとなり、洗浄等が容易となる。
【0008】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の液体容器の栓装置において、前記栓本体を、その
外面が外装体を形成するように構成した場合、別途に外
装体を設ける必要がなくなり、よりコストダウンを図る
ことができる。
【0009】請求項の発明におけるように、請求項
および2のいずれか一項記載の液体容器の栓装置におい
て、前記コップ部の口縁に、前記容器本体の口部との間
をシールする環状のシールパッキンを設けた場合、容器
本体口部側にシールパッキンを設ける必要がなくなると
ころから、該容器本体口部の形状がスッキリすることと
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0011】第1の実施の形態 図1には、本願発明の第1の実施の形態にかかる液体容
器の栓装置が示されている。
【0012】この液体容器は、図1に示すように、ステ
ンレス製の内筒3と外筒4との口部3a,4aを溶接
し、内外筒3,4間を真空空間5とした真空二重容器か
らなる容器本体1と、該容器本体1の口部6を密栓する
栓装置である栓体2とによって構成されている。
【0013】前記容器本体口部6の内周面(即ち、内筒
3)には、前記栓体2を螺合するための内ネジ部7が形
成されている。該内筒3におけるネジ部7の下方位置に
は、縮径されたネック部8が形成されており、該ネック
部8より下方に液体Wが収容されることとなっている。
【0014】また、容器本体口部6の上端口縁6aは、
上方に向かって末広がりとなるラッパ形状とされてお
り、容器本体口部6から直接飲むときに口が付け易くな
っている。
【0015】前記容器本体1の底部には、合成樹脂製の
底カバー9が取り付けられている。
【0016】前記栓体2は、前記容器本体口部6(具体
的には、口部6の上端口縁6a)を閉塞する栓本体10
と、該栓本体10に一体に形成されたコップ部11とに
より構成されており、前記栓本体10内には、断熱材1
2が配設されている。この場合、栓本体10は、外装体
を構成することとなっている。従って、別途に外装体を
設ける必要がなくなる。符号13は栓本体10の上部開
口を覆う栓カバーである。
【0017】前記コップ部11は、前記容器本体口部6
に内挿されることとなっており、その外周面には、容器
本体口部6の内周面(換言すれば、内筒3)形成された
内ネジ7に対して螺合する外ネジ14が形成されてい
る。つまり、コップ部11を容器本体口部6に螺合する
ことにより前記栓体2の取り付けが行われることとなっ
ているのである。
【0018】また、前記コップ部11の口縁には、前記
容器本体口部6との間をシールする環状のシールパッキ
ン15が設けられており、栓体2の取付状態(即ち、コ
ップ部11の容器本体口部6への螺合完了状態)におい
て、前記シールパッキン15が前記ネック部8の上縁に
圧接されてシール性が確保されることとなっている。
【0019】上記のように構成された液体容器の栓装置
においては、次のような作用効果が期待できる。
【0020】図2(イ)に示すように、容器本体口部6
から栓体2を取り外した状態で容器本体口部6から直接
液体Wを飲むこともできるし、図2(ロ)に示すよう
に、容器本体口部6から栓体2を取り外し、そのコップ
部11に液体Wを注いで飲むこともできる。つまり、別
構成のコップを取り付ける必要がないため、コストダウ
ンとなるとともに、収容された液体を飲む場合において
栓体を取り外すという一つの操作のみでよいこととな
り、操作性が向上する。しかも、部品点数を増やすこと
なく、コップのみと口飲みとの両使用形態をとることも
できる。
【0021】また、容器本体1を真空二重容器とすると
ともに、栓本体10内に断熱材12を配設するようにし
ているため、容器本体1および栓体2による断熱性能が
向上することとなり、液体容器の保温性能が向上する。
【0022】また、コップ部11の外周面に外ネジ14
を形成するようにしているので、コップ部11の内周面
形状がスッキリすることとなり、洗浄等の手入れが容易
となる。
【0023】また、コップ部11の口縁に、シールパッ
キン15を設けているので、容器本体口部6側にシール
パッキンを設ける必要がなくなるところから、該容器本
体口部6の形状がスッキリすることとなり、容器本体口
部6から直接飲むときに飲み易くなる。
【0024】ところで、栓体2のコップ部11に熱い液
体を注いで飲む場合、コップ部11の外周面が熱くな
り、手で持ちにくいという不具合が生ずる。そこで、図
3に示すように、前記コップ部11に中空部16を形成
すれば、コップ部11に注がれた熱い液体から外周面へ
の熱伝導が緩和されることとなり、コップ部11を手に
持っても熱くならない。なお、前記中空部16に断熱材
を充填すれば、断熱効果が向上する。
【0025】第の実施の形態 図には、本願発明の第の実施の形態にかかる液体容
器の栓装置が示されている。
【0026】この場合、栓体2には、コップ部11の外
側に位置して、栓本体10の外周から垂設され、容器本
体口部6の口縁6aの外側をカバーするカバー部43が
一体に形成されている。なお、前記コップ部11の下端
は、栓体2の取付時において容器本体1の満水表示部4
1とほぼ同じ位置か、そりより若干上方位置にまで至る
ようにされている。なお、シールパッキン15は、コッ
プ部11とカバー部43との連結部44に取り付けられ
ている。このようにすると、コップ部11にネジ等の加
工をする必要がなくなるため飲み易くなるとともに、コ
ップ部11が、容器本体口部内に内挿されているため衛
生的となる。また、コップ部11を用いて液体を飲む時
に、カバー部43を持てば熱い液体であっても手が熱く
なることがなくなる。また、コップ部11内がスッキリ
とした形状となるので、洗浄等の手入れが容易となる。
また、コップ部11の下端が栓体2の取付時において満
水表示部41とほぼ同じ位置か、そりより若干上方位置
にまで至るようにしているので、保温性能が向上する。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態にお
けると同様なので説明を省略する。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、内筒と外筒と
の口部を溶接し、内外筒間を真空空間とした真空二重容
器からなる容器本体の栓体を、前記容器本体の口部を閉
塞する断熱構造の栓本体と、該栓本体に一体に形成され
且つ内面がコップ体を形成するコップ部とにより構成す
るとともに、前記栓体を、前記コップ部を前記容器本体
の口部内周面に対して螺合することにより着脱自在に取
り付けて、容器本体口部から栓体を取り外して、そのコ
ップ部に液体を注いで飲むこともできるようにしたの
で、別途コップを設ける必要がないため、コストダウン
となるとともに、収容された液体を飲む場合において栓
体を取り外すという一つの操作のみでよいこととなり、
操作性が向上するという効果がある。しかも、容器本体
を真空二重容器とするとともに、栓本体を断熱構造とし
ているため、容器本体および栓体による断熱性能が向上
することとなり、液体容器の保温性能が向上するという
効果もある。さらに、栓体を、前記コップ部を前記容器
本体の口部内周面に対して螺合することにより着脱自在
に取り付けるようにしたことにより、コップ部の内周面
形状がスッキリすることとなり、洗浄等が容易となると
いう効果もある。
【0028】請求項2の発明におけるように、請求項1
記載の液体容器の栓装置において、前記栓本体を、その
外面が外装体を形成するように構成した場合、別途に外
装体を設ける必要がなくなり、よりコストダウンを図る
ことができる。
【0029】請求項の発明におけるように、請求項
および2のいずれか一項記載の液体容器の栓装置におい
て、前記コップ部の口縁に、前記容器本体の口部との間
をシールする環状のシールパッキンを設けた場合、容器
本体口部側にシールパッキンを設ける必要がなくなると
ころから、該容器本体口部の形状がスッキリすることと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる栓装置を
有する液体容器の縦断面図である。
【図2】(イ)は容器本体口部から液体を直接飲む状態
を示す使用形態図であり、(ロ)は栓体のコップ部に液
体を注いで飲む状態を示す使用形態図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる液体容器
の栓装置の変形例を示す縦断面図である。
【図4】本願発明の第2の実施の形態にかかる液体容器
の栓装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1は容器本体、2は栓体、3は内筒、4は外筒、5は真
空空間、6は口部、10は栓本体、11はコップ部、1
2は断熱材、15はシールパッキン。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 41/02 104 A47J 41/02 101 B65D 39/04 B65D 81/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒と外筒との口部を溶接し、内外筒間
    を真空空間とした真空二重容器からなる容器本体の栓体
    を、前記容器本体の口部を閉塞する断熱構造の栓本体
    と、該栓本体に一体に形成され且つ内面がコップ体を形
    成するコップ部とにより構成するとともに、前記栓体
    を、前記コップ部を前記容器本体の口部内周面に対して
    螺合することにより着脱自在に取り付けたことを特徴と
    する液体容器の栓装置。
  2. 【請求項2】 前記栓本体を、その外面が外装体を形成
    するように構成したことを特徴とする前記請求項1記載
    の液体容器の栓装置。
  3. 【請求項3】 前記コップ部の口縁には、前記容器本体
    の口部との間をシールする環状のシールパッキンを設け
    たことを特徴とする前記請求項1および2のいずれか一
    記載の液体容器の栓装置。
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