JP6116140B2 - 液体容器 - Google Patents

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Description

本願発明は、ステンレスボトル等の二重壁構造の液体容器に関するものである。
このような二重壁構造の液体容器は、一般に容器本体と、この容器本体の上端側開口部に設けられた飲み口部と、この飲み口部に着脱可能に螺合された栓体とからなり、上記容器本体は、液体が入る内筒と、該内筒の外周側に空間を介して設けられた内筒を収容する外筒とからなっている。
そして、上記内筒と外筒は、それぞれ飲み口部および栓体螺合部を形成する上端側所定上下寸法部分の管径を共に(又は外周側の管径を)所定寸法だけ縮管して口径を小さくするとともに、同縮管部の所定上下寸法部分を相互に重合させた上で溶接(いわゆる拝み溶接)することにより一体化し、同重合部(溶接部)の上端を滑らかに平滑加工(やすり掛け)することにより、ソフトな口当たりの飲み口部とするようになっている(例えば特許文献1,特許文献2を参照)。
特開平10−272068号公報 特開2011−206408号公報
以上のように、容器本体の飲み口部で拝み溶接を採用すると、同溶接部上端のソフトな口当たり感を実現するための高精度な平滑加工が必須のものとなる。
しかし、この溶接部上端の平滑加工精度を上げることは難しく、もしも加工精度が悪いと、安全上問題となる。
また、仮に十分な精度の平滑加工を行ったとしても、飲み口上縁部の厚さは、内筒と外筒各々の板厚の2枚分の厚みしかなく、相当に薄いものとなる。特に最近では、容器本体を軽量化するために、両者の板厚を可及的に薄く形成する傾向にあるため、上記飲み口部口縁部の厚さは、より薄くなる。
このため、仮に高精度な平滑加工を行ったとしても、必ずしもソフトな口当たり感を実現することはできず、口飲み時には何となく不安感を抱かせる。
また、素管から内外筒を製造するには、拡管加工や縮管加工が必要であるが、管加工時における拡管率や縮管率には自ずと制限があり、内外筒の寸法関係および外観形状におけるデザイン上の制約が生じている。
さらに、上述の従来構造の場合、外筒の肩部の形状は、治具を用いたスピニング加工により実現されるが、同加工の場合、シャープな角度を有するエッジ形状を実現することは困難であり、どうしても肩部が曲率の大きなアール面となる。
その結果、飲み口部に対して栓体を螺合した時に、栓体外周側のスカート部(カバー部)下端と肩部との間に大きな隙間が生じ、見映えが悪くなる。
本願発明は、これらの問題を解決するためになされたものであって、容器本体を形成する内筒と外筒、それらの上端側に位地して、当該内筒および外筒とは別体の形状を有する飲み口形成部材を介して相互に接合一体化することにより、拝み溶接を採用することなく接合可能としてソフトな口当たりの飲み口部を形成できるようにし、上述の問題を解決した液体容器を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
すなわち、この発明の課題解決手段は、胴部および胴部よりも小径の口体部を有し、液体が入れられるボトル形状の内筒と該内筒の上記胴部部分を断熱空間を介して収容した全体として筒体形状の外筒とからなる容器本体と、該容器本体の上端部に形成された飲み口部と、該飲み口部に着脱可能に螺合されて当該飲み口部をシールする栓本体および該飲み口部の外周をカバーするスカート部よりなる栓体とを備え、上記内筒の口体部内周面に上記栓本体螺合用の螺合部が設けられ、かつ上記外筒の上端が上記容器本体の肩部付近において上記内筒の胴部の最大径よりも大きい開口径で開口されているとともに、上記飲み口部が上記内筒および外筒とは別体の飲み口形成部材により形成され、上記内筒口体部の上端と上記筒上端部の開口が該飲み口形成部材を介して一体に接合されてなる液体容器であって、上記飲み口形成部材は、所定の曲率で上記内筒の口体部上端側と上記外筒の開口端側に逆U字形状に折り曲げられた内側の筒壁部が短く、外側の筒壁部が長い曲面形状の筒状体よりなり、該筒状体の上記内側の筒壁部が上記内筒の口体部上端側内周面に重合状態で接合されて、上記内筒の口体部に連続し、かつ内側に断熱空間が形成された筒状の飲み口部を形成している一方上記外側の筒壁部下端は水平方向外向きに折り曲げられ、かつ上記外筒の上端側開口端に突合わせ状態で接合されて、上記栓体のスカート部下端が位置する縮径段部を形成している。
このように、この発明の課題解決手段では、胴部および胴部よりも小径の口体部を有し、液体が入れられるボトル形状の内筒と該内筒の上記胴部部分を断熱空間を介して収容した全体として筒体形状の外筒とからなる容器本体と、該容器本体の上端部に形成された飲み口部と、該飲み口部内に着脱可能に螺合されて当該飲み口部をシールする栓本体および該飲み口部の外周をカバーするスカート部よりなる栓体とを備え、上記内筒の口体部内周面に上記栓本体螺合用の螺合部が設けられ、かつ上記外筒の上端が上記容器本体の肩部付近において上記内筒の胴部の最大径よりも大きい開口径で開口されているとともに、上記飲み口部が上記内筒および外筒とは別体の飲み口形成部材により形成され、上記内筒口体部の上端と上記外筒上端部の開口端が該飲み口形成部材を介して一体に接合されてなる液体容器であって、上記飲み口形成部材は、所定の曲率で上記内筒の口体部上端側と上記外筒の開口端側に逆U字形状に折り曲げられた内側の筒壁部が短く、外側の筒壁部が長い曲面形状の筒状体よりなり、該筒状体の上記内側の筒壁部が上記内筒の口体部上端側内周面に重合状態で接合されて、上記内筒の口体部に連続し、かつ内側に断熱空間が形成された筒状の飲み口部を形成している一方、上記外側の筒壁部下端は水平方向外向きに折り曲げられ、かつ上記外筒の上端側開口端に突合わせ状態で接合されて、上記栓体のスカート部下端が位置する縮径段部を形成した構成となっている。
そして、これにより胴部および胴部よりも小径の口体部を有して形成されているボトル形状の内筒と該内筒の上記胴部部分を断熱空間を介して収容する全体として筒体形状の外筒とが、内筒および外筒とは別体で、内筒の口体部上端側と外筒の開口端側に逆U字形状に折り曲げられた曲面形状の筒状体よりなる飲み口形成部材を介して、容器本体の肩部を形成する位置付近において、相互に接合一体化されることにより、上端部に曲面形状の飲み口部を有し、かつ肩部に栓体外周のスカート部が位置する縮径段部を有する容器本体が形成される。
このような構成によると、外筒内に収納されるボトル形状の内筒の胴部の径を必要な断熱空間を確保することができる範囲において可能な限り大きくすることができ、内筒胴部の容積を可能な限り大きくすることができる。そして、そのようにした場合であっても、外筒は全体として筒体形状をなし、その上端部は内筒の胴部の最大径よりも大きい開口径で開口しているので、外筒の上方側から内筒の胴部を挿入することが可能となり、従来のように外筒の下方側面で外筒の底部を接合する必要がなくなり、外筒の下方に溶接痕がなくなり、デザイン上すっきりした状態になる。
また、以上の構成の場合、飲み口部を形成する飲み口形成部材が、容器本体を形成する内筒および外筒と別体となっているために、それ自体として自由に加工することができる。そのため、次に述べるように、例えば飲用時に口を付ける飲み口部を所望に曲率の大きなアール面形状を有する筒状体に形成することができ、また、そのようにした場合において、飲み口部に内筒および外筒と異なる材質のものを採用することができるなど、加工、材質選定の自由度も高くなる。そのため、口当たり感のソフトな形状、材質の飲み口部を形成することができるようになる。
例えばステンレス材の拡管率(縮管率)は通常40%程度であり、素管径(外径)から口部の径を小さくすることができなかったが、上記のように、別部材としての飲み口形成部材を設けることによって飲み口部を形成するようにすると、縮管加工を施すことなく、所望に口部径を小さくすることが可能であり、保温効力のアップが図られる。
また、例えば飲み口形成部材の下端側と外筒の上端側とを所望の角度で突き合わせ、溶接等の方法で接合することにより一体化することができるので、例えば両者の接合部端部同士を略直角に突き合わせることにより接合一体化すれば、容易にアール面のないシャープなエッジ形状の肩部を形成することができる。
そこで、このような効果を得るために、上記飲み口形成部材を、上述のように、所定の曲率で内筒の口体部上端側と外筒上端部の開口端側に逆U字形状に折り曲げた曲面形状の筒状体により形成し、その筒状部を内筒の口体部に連続させることにより上記のようなアール面形状のソフトな飲み口部を形成するとともに、さらに、当該筒状部の内側に断熱空間を形成する。この結果、上述のような効果を得ることができるとともに、飲み口部でも断熱効果を得ることができる。
また、その場合において、当該曲面形状の筒状体は、内側の筒壁部が短く、外側の筒壁部が長く形成されており、外側の筒壁部下端は水平方向外向きに折り曲げられ、上記外筒の上端部側開口端に突合わせた状態で接合されることによって、上記飲み口部の外周をカバーする栓体のスカート部下端が位置する縮径段部を形成している。
したがって、外筒よりも高さが高くて小径である内筒口体部の上端と外筒上端部の開口端とを断熱空間を形成する状態で適切に接合一体化することができるとともに、内筒の口体部内周面の栓本体螺合部に栓本体を螺合した時の容器本体上端側栓体部外周のスカート部下端と容器本体肩部との間の隙間をも可及的に小さなものとすることができる。
以上の結果、本願発明によると、次のような効果が実現される。
(1)口当たりの良い飲み口の液体容器をユーザーに提供することができる。
(2)内外筒の寸法制限軽減により、外観形状設計の自由度が上がる。
(3)容器本体の肩部をシャープなエッジ形状にすることができることにより、栓体外周との隙間が小さくなり、デザインの差別化が図られる。
本願発明の実施の形態に係る液体容器の縦断面図である。 図1の液体容器に使用されている容器本体における各構成部材の分解状態を示す縦断面図である。 図1の液体容器の上部拡大縦断面図である。 図1の液体容器の下部拡大縦断面図である。 図1の液体容器に使用されている容器本体の飲み口部拡大縦断面図である。 図5の容器本体における肩部の接合構造の第1変形例を示す飲み口部拡大断面図である。 図5の容器本体における肩部の接合構造の第2変形例を示す飲み口部拡大断面図である。
以下、添付の図面を参照して本願発明の実施の形態について説明する。図1〜図5には、同本願発明の実施の形態に係る液体容器の構成を示し、また図6および図7には、それぞれ図5の変形例の構成(第1変形例と第2変形例の構成)を示している。
<容器全体の構成>
図1に示す液体容器は、一例として金属製(この実施の形態ではステンレス製のものを採用)で、かつ真空二重壁構造の容器本体1と、該容器本体1の飲み口部12に螺合される栓体6とで構成されている。
容器本体1は、この実施の形態では、例えば図2に分解して示すように、それぞれステンレス製の液体が入れられる内筒2と、該内筒2を収容している外筒3と、該外筒3の底部を閉じる底部材4と、容器本体1の飲み口部12を形成する飲み口形成部材5とからなる4つの構成部材を使用して真空二重壁のボトル構造に組付けている(もちろん、真空断熱以外の断熱構造の採用も可能である)。
内筒2は、上部側の胴部21と該胴部21の下端部に浅容器形状の底部22を溶接(周方向の溶接部H3を参照)により接合してボトル形状に形成している。尚、この内筒2の上下高さや直径は各種のサイズのものが選ばれる。
内筒2の胴部21部分の外径(図2中の寸法D4は内筒2の胴部21部分の最大外径を示している)は、後述するように外筒3の胴部31部分の内径(図2中の寸法D5は外筒3の上端部33部分の内径を示している)に対して、それら両胴部21,31間に必要かつ十分な幅の真空断熱空間を確保し得る範囲で設定している。
内筒2の上部には、内方に縮径させた括れ部(ヒートキープ用のネック部)23と該括れ部23の上部に連続する口体部24が一体に形成されている。括れ部23は、後述する栓体6のパッキン66の当接座となるとともに、内方に縮径している(放熱面積が小さくなる)ことにより内容物(液体)の保温性を良好にし得るヒートキープ機能を有している。
内筒2の口体部24の内周面側には、栓体6を螺合させるための雌ネジ部25が形成されている。
一方、外筒3は全体としてシンプルな筒体形状であるが、その胴部31の下端部には全周に亘って内向きに折曲させたフランジ状の内曲げ部32を形成している。この内曲げ部32は、所定幅(寸法L)だけ内方に折曲させたものである。そして、この内曲げ部32の内端部32aの内方には、所定の口径(寸法D6)の底部材4接合用の開口35が形成されている。尚、この実施の形態の構成では、内筒2を外筒3内に収納する際に、後述するように内筒2を外筒3に対して外筒胴部31の上端部33の胴部31と略等径の大径の開口34側から挿入することができるようにしているので、この内曲げ部32の内端部32aの口径(寸法D6)が内筒2の胴部21の外径D4より小さくても何ら差し支えがない。
尚、内曲げ部32の内端部32aには、後述するように底部材4の外端部41を下面側から接合するようになっているが、同底部材4の組付け状態で、同底部材4が直接テーブル面に接触しないようにするために、該内曲げ部32の内端部32aを所定高さだけ階段状に段上げするようにしている。
外筒3の胴部31の上端部33は、その胴部径(管径)から特に縮径加工することなく略同径で上向きに開放されている。すなわち、該上端部33の開口34の開口径D5は、上述した内筒2の胴部21の最大外径D4よりも所定寸法大きい開口径となっている。そして、それにより内筒2を外筒3内に組み付ける際には、同外筒3の胴部上端部33の開口34側から内筒2の胴部21を挿入することができるようになっている。
なお、この実施の形態の構成では、上記外筒3の胴部31部分は、その下半部31a部分がその上半部31b部分よりも僅かに小径となるように成形されている。このように胴部31の下半部31a部分を上半部31b部分よりも僅かであるが小径にしていると、該胴部3の下半部31a部分を握ったときに液体容器が手から滑り落ちにくくなる。また、外観形状をデザイン的に変化を与えることができる。
底部材4は、外筒3の内曲げ部32の内端部32aに対して下方側から重合して接合させるものである。そして、この底部材4は、その外端部41が外筒3の内曲げ部32の内端部32aの上記段上げ部下面に所定幅だけ重合し得る外径の円板形状のものを採用している。この底部材4には、上記図2に示す各構成部材を図1のような二重壁構造に組み付けた後に、二重壁間の空間部V1,V2の真空抜きをするための排気穴42を設けているとともに、その上面側に同真空空間部V1,V2で発生するガスを吸着させるゲッター材44を取り付けている。
<飲み口部の構成>
次に、この実施の形態では、上述した内筒2の上端部26(口体部24の上端部)と外筒3の上端部33(胴部31の上端部)との間に飲み口形成部材5を介在させている。この飲み口形成部材5は、例えば図1〜図3、図5に示すように、内筒2の口体部24の上端部26と外筒3の胴部31の上端部33との間にあって、図5に詳細に示すように、上下両端側を接合され、内側に所定の幅の真空断熱空間V2を形成するとともに所定の曲率の断面逆U字形状の飲み口部12を形成する筒状体が採用されている。そして、この筒状体は、図1〜図3および図5から明らかなように、内側の筒壁部の長さが短く、外側の筒壁部の長さが長い断面逆U字形状の筒状体となっている。
すなわち、この飲み口形成部材5は、同筒状体の筒壁部の上端部側を内方に(内筒2側に)曲面状に折曲させた内曲げ部51としている一方、同筒状体の筒壁部の外筒3側下端部を外向きの水平姿勢に折曲させた外向き水平部52としている。そして、この飲み口形成部材5は、上部内筒2側の内曲げ部51の先端部(下向き部分)の外周面を、上記内筒2の上端部26の内周面(合わせ面)に重合して溶接により接合する一方、下部外筒3側の外向き水平部52の先端外径が外筒3の上端部33の外径と同径になるように上下に突き合わされて溶接により接合一体化されている。
そして、それにより、同筒状体の内曲げ部(内側の筒壁部)51が内筒2の口体部24に連続し、かつ内側に断熱空間V2を有する筒状の飲み口部を形成している一方、外側の筒壁部下端の外向き水平部52の先端が外筒3の上端部33に接合一体化されて、栓体6のスカート部63の下端が位置する縮径段部を形成している。
しかも、同構成では、上記飲み口形成部材5が、内筒2および外筒3と別体となっており、その形状を自由に加工することができる。そのため、例えば図5に示すように、飲用時に直接口を付ける飲み口部12上端部12aの形状を所望に曲率の大きなアール面形状に形成することができ、また内筒2および外筒3と異なる材質のもの(ホーローコーティング部材など)を採用することができるなど、加工、材質選定の自由度も高くなる。
そして、それにより口当たり感のソフトな形状、材質の飲み口部を形成することができるようになっている。
<各構成部材の組付方法>
そして、容器本体1を構成する上記の各部材(内筒2と外筒3と底部材4と飲み口形成部材5との4つの部材)は、次のようにして組み付けられる。
まず、内筒2と飲み口形成部材5とを溶接により接合一体化させるが、その場合、図2の分離状態から、内筒2の上端部26の内周面(内側段部面)に飲み口形成部材5の内曲げ部51の先端部(下方に延びる部分)の外周面を重合させた状態で、その重合部を全周に亘って溶接(図1、図3、図5の溶接部H4を参照)する。
次に、そのようにして飲み口形成部材5が一体化された内筒2を、その底部22側から外筒3の上端部33の開口34を介して下方に挿入して、上記飲み口形成部材5の外向き水平部52の外周端部を外筒3の上端部33上に載せる。このとき、該外向き水平部52の外周端部外径と該外筒上端部33の外径とが同心上で一致するようにし、外向き水平部52の外周端部を外筒3の上端部33上に載せた状態で、該外向き水平部52の外周端部と外筒上端部33とを全周に亘って均一に溶接(図1、図3、図5の溶接部H5を参照)する。
次に、外筒3の胴部31下面の内曲げ部32の内端部32a部分に底部材4の外周端部41を下方側から当てがうが、その際に、例えば外筒3を上下逆にして立たせると、底部材4を内曲げ部32の内端部32a上に載せ易くなる。そして、底部材4の外周端部41を外筒3の内曲げ部32の内端部32aに重ねた状態で、底部材4の外周端部41と外筒3の内曲げ部32の内端部32aとを全周に亘って溶接(図1、図3、図5の溶接部H6を参照)する。
上記各作業を行うことにより、内筒2と外筒3と底部材4と飲み口形成部材5が一体となった二重壁構造の容器本体1(真空抜き前の容器本体)を形成することができ、その後、真空加熱室内で排気穴42から二重壁間を真空抜きするとともに、排気穴42を封口材43で封口させれば、図1のような真空断熱空間V1,V2を有する真空二重壁構造の容器本体1が完成する。
尚、この容器本体1の製造に際して、上記の作業では、底部材4を外筒3の底部(内曲げ部32の内端部32a)に組付けるのに、外筒3と内筒2(飲み口形成部材5付き)を組付けた後に底部材4を外筒3の底部(内曲げ部32の内端部32a)に組付けるようにしているが、他の組立て例としては、例えば底部材4を先に外筒3の底部に溶接した後に、上記内筒2に組付けた飲み口形成部材5の外向き水平部52と外筒33とを溶接するようにしてもよい。
このようにして製作された容器本体1は、従来の拝み溶接の場合と異なって、内筒2と外筒3(及び飲み口形成部材5)間の空間部も真空断熱空間V2となっていて高い断熱機能を有している。又、この容器本体1では、容器本体1の本体胴部11(内筒2の胴部21と外筒3の胴部31により形成される胴体部分)の上部に肩部13を介して飲み口部12(飲み口形成部材5と内筒2の口体部24よりなる部分)が形成され、該飲み口部12に栓体6が螺合されている。
この実施の形態で使用している栓体6は、それぞれ合成樹脂材料で成形された栓本体61と該栓本体61の上部に組付けた上板62と該上板62の上部を被覆している上カバー64とを有している。
栓本体61の外周面には、内筒2の口体部24内周面に形成している雌ネジ部25に螺合する雄ネジ部65が形成されている。栓本体61の下部外周には、上述した内筒2の括れ部23に当接するシール用のパッキン(シリコンゴム等よりなるパッキン)66が取付けられている。
上板62の外周部には、上記容器本体1の飲み口部12の外周面を被覆する環状のスカート部63が一体形成されている。尚、このスカート部63は、栓体6を回動操作するときの把持用ツマミ部となる。
そして、この栓体6は、その雄ネジ部65を容器本体1側の雌ネジ部25に螺合する(締め込む)ことによって、上記パッキン66が上記括れ部23の上面に当接して、容器本体1(内筒2)内を密閉保温するようになっている。
ところで、この実施の形態の液体容器では、上述のように、容器本体1の外筒3自体が外ケースを兼ねており、そのまま外部に剥き出しになっている。そのため、剥き出しの容器本体側面に溶接跡があると、その溶接跡が外部から見えるので、見映えが悪く、デザイン的にも好ましくない。
そこで、この実施の形態の液体容器では、次のような構成により、容器本体1の側面に溶接跡が現出しないようにしている。
すなわち、この液体容器1では、外筒3の上端部33の開口径D5を内筒2の胴部21の外径D4より大きくしているので、内筒2を外筒3内に組付けるのに、内筒2の底部側を外筒3上端部の開口34側から挿入することができる。従って、内筒2を外筒3の下端部側の開口35側から挿入する必要がないので、該外筒3の下端部側の開口35の内径D6が内筒2の胴部21の外径D4より小さくなっても何ら支障がない。
そして、それにより、この実施の形態の液体容器では、外筒3の下端部を全周に亘って内方に所定の幅だけ折曲させて、その内曲げ部32の内端部32aに底部材4の外周端部41を接合するようにしており、外筒3と底部材4との接合部が容器本体1の側面部分に存在しなくなる。従って、液体容器1の側面をデザイン的にスッキリさせ、見映えを向上させることができるという効果がある。
もちろん、外筒3と底部材4との接合部H6が容器本体1の下面側に現れるが、容器本体1の下面部分は通常時に(液体容器の正立状態で)外部からは見えないので、同容器本体1の下面にある接合部H6部分が目障りになることはない。
また、この種の真空二重壁構造をもつ液体容器では、上記内筒2の外径を外筒3の内径に対して、両者間に必要な幅の真空断熱空間V1を確保し得る範囲で可及的に大きくすることが容量増大のためには望ましい。
そこで、この実施の形態の液体容器1では、上記外筒3の上端部33を、全く内方に縮径することなく外筒3の胴部31の内径とほぼ同径の開口径D5としている。
従って、外筒3の上部側全体が胴部31とほぼ同径のものとなり、外筒3の成形加工が簡単となる。その結果、コストも下がる。
又、外筒3の上端部33の開口径D5を外筒3の胴部31の内径とほぼ同径にしていることから、外筒3内に挿入される内筒2の胴部21の外径D4を可及的に外筒上端部33の開口径D5に近づけることができ、その分、内筒2の容積を大きくできる。
以上のように、この実施の形態の液体容器では、内筒2および外筒3の上端部33は上記内筒2および外筒3とは別体の飲み口形成部材5を介して一体に接合されている。
すなわち、同構成では、飲み口部12を形成する飲み口形成部材5が、内筒2および外筒3と別体となっており、その形状を自由に加工することができる。そのため、例えば図5に示すように、飲用時に口を付ける飲み口部12上端部12aの形状を所望に曲率の大きなアール面形状に形成することができ、また内筒2および外筒3と異なる材質のもの(ホーローコーティング部材など)を採用することができるなど、加工、材質選定の自由度も高くなる。
そのため、口当たり感のソフトな形状、材質の飲み口部を形成することができるようになる。
また、その結果、この実施の形態の液体容器では、容器本体1の飲み口部12の上端部12aまで、内筒2の口体部24と飲み口形成部材5による真空断熱空間V2が形成されるので、例えば従来例のように、内筒2と外筒3の各上端部を拝み接合させたものに比べて、該飲み口部12における保温力が向上するという効果がある。
また、ステンレス材の拡管率(縮管率)は通常40%程度であり、素管径(外径)から口部の径が小さくすることができなかったが、上記のように別部材としての飲み口形成部材5を設けることによって飲み口部12を形成するようにすると、上述の如く全く飲み口部12の径を小さくすることが可能であり、保温効力のアップが図られる。
また、上記飲み口形成部材5の下端側水平部52先端と外筒3の上端部33とを所望の角度で突き合わせ、溶接することにより一体化することができるので、例えば図5のように、両者の接合部端部同士を略直角に突き合わせることにより接合一体化すれば、容易にアール面のないシャープなエッジ形状の肩部13を形成することができる。
その結果、上端側栓体6外周のスカート部63下端と容器本体肩部13との間の隙間Sを可及的に小さなものとすることができる。
また、この実施の形態の液体容器では、上記内筒2の上端26と飲み口形成部材5の内曲げ部51とは、内筒2の上端部26の内周面側で接合されている。
このようにすると、飲み口部12の口が当る部分を避けて内筒2および外筒3との接合部を設けることができ、口当たり感のソフトさを確実にキープすることができる。
また、当該接合部の平滑加工を実質的に不要とすることができる。
さらに、この実施の形態の液体容器は、上記の構成において、上記内筒2と飲み口形成部材5とは、容器本体1の肩部13に位置する部分で接合されている。
このような構成によると、容器本体1の肩部13に該当する部分の形状を、特別な加工を施すことなく容易に略直角のシャープなエッジ形状とすることができる。
例えば飲み口形成部材5の下端側水平部52の先端と外筒3の上端部33とを所望の角度で突き合わせ、上述のように溶接等の方法で接合することにより一体化することができるので、例えば両者の接合部端部同士を略直角に突き合わせることにより接合一体化すれば、容易にアール面のないシャープなエッジ形状の肩部13を形成することができる。
その結果、上述のように飲み口部12に栓体6を嵌合した時にも、栓体6外周のスカート部63下端と容器本体1側の肩部(飲み口形成部材5下端と外筒3上端)との間の隙間を可及的に小さなものとすることができ、栓体6外周と容器本体1の胴部11との連続性、一体性をシャープに実現することができる。
以上の結果、次のような効果が実現される。
(1) 口当たりの良い飲み口の液体容器をユーザーに提供することができる。
(2) 内外筒の寸法制限軽減により、外観形状設計の自由度が上がる。
(3) 容器本体の肩部をシャープなエッジ形状にすることができることにより、栓体外周との隙間が小さくなり、デザインの差別化が図られる。
<変形例>
次に図6及び図7は、上述した外筒3の上端部33と飲み口形成部材5の外向き水平部52との突き合わせ構造の変形例1,2の構成を示すものである。
先ず、上述した図5の実施の形態の構成では、上記飲み口形成部材5の外向き水平部52の端部を外筒3の上端部33の上面に載せて突き合わせているのに対して、図6の変形例1の構成では、外向き水平部52の周端部を外筒上端部33の内面側に突き合わせたものであり、また図7の変形例2の構成では、外向き水平部52の先端部と外筒上端部33とをそれぞれ角度45°のテーパー面状態で突き合わせたものである。これらの何れの場合にも、同様の目的を達成することができる。
さらに、上記実施の形態では、外筒3の底部に開口を設け、該開口を別部材からなる底部材で閉じるようにしているが、他の例では、そのような別部材を用いることなく、底面を一体に連続させて形成したものでもよい。
1は容器本体、2は内筒、3は外筒、4は底部材、5は飲み口形成部材、6は栓体、11は容器本体の胴部、12は飲み口部、13は肩部、21は内筒2の胴部、31は外筒3の胴部、32は内曲げ部、33は外筒3の上端部、51は飲み口形成部材の内曲げ部、52は飲み口形成部材の外向き水平部である。

Claims (1)

  1. 胴部および胴部よりも小径の口体部を有し、液体が入れられるボトル形状の内筒と該内筒の上記胴部部分を断熱空間を介して収容した全体として筒体形状の外筒とからなる容器本体と、該容器本体の上端部に形成された飲み口部と、該飲み口部に着脱可能に螺合されて当該飲み口部をシールする栓本体および該飲み口部の外周をカバーするスカート部よりなる栓体とを備え、上記内筒の口体部内周面に上記栓本体螺合用の螺合部が設けられ、かつ上記外筒の上端が上記容器本体の肩部付近において上記内筒の胴部の最大径よりも大きい開口径で開口されているとともに、上記飲み口部が上記内筒および外筒とは別体の飲み口形成部材により形成され、上記内筒口体部の上端と上記筒上端部の開口が該飲み口形成部材を介して一体に接合されてなる液体容器であって、上記飲み口形成部材は、所定の曲率で上記内筒の口体部上端側と上記外筒の開口端側に逆U字形状に折り曲げられた内側の筒壁部が短く、外側の筒壁部が長い曲面形状の筒状体よりなり、該筒状体の上記内側の筒壁部が上記内筒の口体部上端側内周面に重合状態で接合されて、上記内筒の口体部に連続し、かつ内側に断熱空間が形成された筒状の飲み口部を形成している一方上記外側の筒壁部下端は水平方向外向きに折り曲げられ、かつ上記外筒の上端側開口端に突合わせ状態で接合されて、上記栓体のスカート部下端が位置する縮径段部を形成していることを特徴とする液体容器。
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