JP3687084B2 - 液体容器用栓体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、魔法瓶、水筒等の液体を収容する液体容器に用いる栓体に関するもので、特に止水を確実にし、気密性を向上せしめると共に開栓を容易にした栓体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の魔法瓶等の液体を収容して携行する液体容器用の栓体としては、例えば実開昭60ー192725号公報や実開平2ー144565号公報に開示されていて公知である。そして実開昭60ー192725号公報に開示された従来の栓体は図4に図示する如き構造をしている。図4は、実開昭60ー192725号公報に開示されている栓付容器であり、栓付容器101は金属製内筒102と金属製外筒103とが真空断熱空間部104を隔てて配置され、内筒102の口部開口端102aと外筒103の口部開口端103aとを溶着結合して一体化された金属製魔法瓶である。この容器101の口部105には、栓体Pを螺合するため、内筒102に螺子部106が設けられ、更に螺子部106の下方には口部105の開口径より小径に括れて縮径されたシール段部107が形成されている。なお、符号108は栓体Pの外周に設けた螺子部である。
【0003】
一方この口部105に螺合して着栓される栓体Pは、その先端部109に環状のパッキン110が嵌着されていて、口部105を閉栓するにあたっては、栓体Pが前記環状パッキン110を容器101の口部105の内筒102に設けたシール段部107のシール面に径方向外方に向けて押接して密着せしめようになっている。そしてこの環状パッキン110は、閉栓時の密着性と開栓時に収容物の温度降下によって生じる減圧を克服して開栓を容易にするために、シール段部107での接触を点接触に近い状態になるよう、栓体先端部の外周に沿って径方向外方に向けて延びる舌片状に形成されている。
【0004】
また実開平2ー144565号公報に開示されている栓パッキンは、上記図4と同様金属製魔法瓶の如き容器101に使用する栓パッキンに関するものであって、これを図5にシール部の部分断面図を図示してその概略を説明する。なお、図4と同一構成部には同一符号を付してその詳細についての説明は省略する。即ち、金属製内筒102と金属製外筒103とを真空断熱空間104を隔てて一体に形成された容器101の口部105に気密に着栓する中栓Qは、その先端部121の周部に沿って設けられた溝122に環状パッキン123が嵌着されていて、上記図4と同様に容器101の口部105下方に開口径より小径にして括れたシール段部107の面に気密に当接して着座するように構成されている。
【0005】
そしてそのために、前記環状パッキン123を容器101のシール段部107の上部の縮径傾斜部107aと下部のシール段部107の突面部107bにそれぞれ面接触でシールし得るよう、断面を間隙123aを設けて下方に開口する逆U字状にして、パッキン123の間隙123aを形成している外面を、容器101のシール段部107の突面部107bへの押圧で、この逆U字状の環状パッキン123の上部が外方に突出せしめられ、中栓Qの下方への押し込みの圧力と相俟ってシール段部107の上部縮径傾斜部107Aに当接せしめ得たものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記実開昭60ー192725号公報に開示された栓付容器での栓体Pでは、上記環状パッキン110の形状が径方向によるシールであるので、確実に止水するためには垂直方向のシールが必要であって、この栓付容器では口部105の開口部にそのためのシール用パッキン111が設けられていて、いわゆる二重シールを行う必要があった。このためにコスト面において高価となる不都合がある。またそれ故に、この栓体Pではシール段部107での環状パッキン110の当接、離脱と口部105の開口部のシール用パッキン111の開口部への当接、離脱が同時に行われることが好ましく、このために垂直方向と径方向の寸法の算出及び管理を充分配慮する必要があった。
【0007】
また上記実開平2ー144565号公報に開示された栓パッキンの従来の中栓Qでは、その先端に設ける環状パッキン123が容器101のシール段部107の上部の縮径傾斜部107aとその下部の突面部107bとに同時に面接触し、しかも気密に接触する必要があることから、容器101のシール段部107における縮径傾斜部107aの傾斜角度と突面部107bの突出寸法の調整、あるいは環状パッキン123での逆U字状を形成する間隙寸法と前記シール段部107の突面部107bとの当たりの状態及び逆U字状部107bののパッキン材料の撓みの調整管理等々精密な設計と熟練した経験及び技術を必要とする不都合があった。更に面接触であるのでパッキンの成形時でのバリによりシール性を阻害することが生じるのでこの点の管理もまた必要であった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、液体容器のシール段部の厳しい径寸法の設計管理を容易にし、しかも1つの環状パッキンで径方向及び垂直方向の2方向のシールを適宜なし得て止水性を確実に保持したシールを可能とすると共に、製作作業と工程を簡略化して製作コストを低減化をした液体容器用栓体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決し目的を達成するため、請求項1に係わる発明は環状のシールパッキンを先端部の外周部に沿って嵌着した栓体であって、着栓時前記環状シールパッキンを容器の内壁が縮径されているシール段部に押接する液体容器用栓体において、前記環状シールパッキンの外周面には、前記シール段部上部の傾斜面に当接し、断面が庇状に外方向に延出する環状の舌片状部と、シール段部に当接し、断面が逆U字状の形状に突出させた環状の垂下部とが設けられており、前記垂下部は液体容器内の内圧により拡開されてシール段部の突出面に押接され、また、前記舌片状部は前記液体容器内の負圧によりシール段部の上部の傾斜面に押接されることを特徴とする液体容器用栓体とし、請求項2に係わる発明は環状の舌片状部が上下に複数配設されていることを特徴とする請求項1に記載の液体容器用栓体としたものであり、請求項3に係わる発明は上下に複数配設される環状の舌片状部は、その外径方向に延びる長さにおいて上位の環状舌片状部の長さが下位の環状舌片状部の長さより長いことを特徴とする請求項2に記載の液体容器用栓体としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の液体容器の栓体の実施の形態について、その一例を図1に液体容器口部の部分断面図を図示して説明する。図1において、液体容器1は金属製の内筒2と金属製の外筒3とが真空断熱空間部4を隔てて配置され、内筒2の口部開口端2aと外筒3の口部開口端3aとを溶着結合した結合部6で一体化された金属製魔法瓶である。この液体容器1の口部5には外筒3の外壁の肩部3bから口部開口端結合部6をパッキン7を介して覆って保護し、更に折曲して口部5内の内筒2を被覆して肩部材8が設けられている。そして口部5の内筒2を被覆した肩部材8には、栓体21を螺合するため、螺子部9が設けられている。更に口部5の螺子部9の下方の内筒2には、口部5の開口径より小径に徐々に括れて縮径されているシール段部10が形成されている。
【0011】
一方この口部5に螺合して着栓される本発明の栓体21は、その胴部外周壁にそって前記容器2の口部5の内筒に配した肩部材8に設けた螺子部9に螺合する螺子部22が設けられている。またその先端部23は前記容器1の口部5内下方に形成したシール段部10で形成される開口径より小径で、その外周には該外周に沿って設けた凹溝24に嵌着して、前記容器1の口部5の下方のシール段部10に密着して当接するように環状シールパッキン25が配されている。なお、符号26は栓体21の胴部内に充填した断熱材であり、符号27は栓体21の天頂部に周部に沿って外方に突出して設けた栓体21の着脱操作用把手であり、そして栓蓋28が前記着脱操作用把手27の内周側に嵌着されて栓体21の内部を天頂で閉鎖している。
【0012】
そこで次に前記環状シールパッキン25の形状の1例を図2に図示して説明する。即ち、図2は環状シールパッキン25の栓体21に嵌着した状態の部分断面図で、栓体21の先端部23の外周部に沿って凹溝24が設けられている。そして該凹溝24に嵌着される環状のシールパッキン25は、前記栓体21の凹溝24の周面に沿って当接して嵌着される環状の基部25aと、その上端で凹溝24の壁に沿って外方に向けて屈曲し、外周に沿って庇状に延出する延出部25bと、その先端が前記凹溝24を形成している上部壁の先端位置24aで前記基部25aと間隙zを隔てて、下方に円弧状を描いて栓体25の外周に沿って環状に栓体21のほぼ底面の位置まで垂下した垂下部25cよりなっていて、いわゆる断面が空隙zを有する逆U字状の形状をなしている。そして該逆U字状の形状をなす垂下部25cの外面の周面に沿って外方向に向けて庇状に延出する薄肉舌片状の舌片状部25dが設けられて、本発明の栓体21の環状シールパッキン25を形成している。
【0013】
なお、上記環状シールパッキン25は、その構成部のうち延出部25b、逆U字状の形状をなす垂下部25c及び舌片状部25dは、より柔軟な可撓性が要求される部位であることから、基部25aより薄肉にして形成することが好ましい。そしてその材料としてはシリコン、エラストマー等の如き弾性材料で、しかも飲食物用器物に使用するものであるので食品衛生上安全な材料を用いることが好ましい。
【0014】
このように上記した環状シールパッキン25を装着した本発明の栓体21は図1に図示した如く、液体容器1の口部5に設けた螺子部9に栓体21の螺子部22を螺合して、液体容器1の口部5に装着される。そして液体容器1内に湯等を収容して閉栓すると、栓体21の先端部23に配した環状シールパッキン25の逆U字状の形状をなす垂下部25cが液体容器1の内筒2に設けたシール段部10の突出面10aに当接し、これにより環状シールパッキン25の逆U字状の形状をなす垂下部25cは内方向に向けて弾性をもって撓む。また一方この時、環状シールパッキン25の舌片状部25dは、前記内筒2に形成したシール段部10の突出面10aの上方の位置にあって、徐々に縮径されて括れて行く傾斜面10bに当接し、そして舌片状部25dの持つ弾性力によって前記傾斜面10bを押接して水密にシールする。このようにして本発明の栓体21のこの例では、2箇所において液体容器内を密封することができる。
【0015】
またこの栓体21では、液体容器1内に熱湯を収容し栓体21で密封した時、その熱により容器1内の圧力が上昇する。そしてその圧力が環状シールパッキン25の逆U字状の溝を形成している空隙zより逆U字状の形状をなす垂下部25cに負荷され、該逆U字状の形状をなす垂下部25cを外方向に向けて拡張しようとし、この結果環状シールパッキン25の逆U字状の形状をなす垂下部25cはシール段部10の突面部10aに押接されてより一層気密にシールすることとなる。
【0016】
なお、液体容器1内に負圧が生じた場合は、その負圧により環状シールパッキン25を形成している逆U字状の形状をなす垂下部25cが吸引されて変位するが、この逆U字状の形状をなす垂下部25c上部の外側周面に沿って庇状に配設されて、液体容器1のシール段部10の傾斜面10bに当接して設けられている舌片状部25dが逆U字状の形状をなす垂下部25cの変位により下方に引っ張られ、これにより舌片状部25dはシール段部10の傾斜面10bにより強く押圧されて当初の線接触より面接触によって当接することとなり、シールをより一層確実なものになし得る。
【0017】
以上にように、本発明の液体容器用1の栓体21の例では、該栓体21の先端部23に装着して液体容器1の口部5を密封する環状シールパッキン25として、その断面を下方に開口する逆U字状とし、これを構成する外側に配された垂下部25cと、その外面周部に沿って庇状に突出する舌片状部25dを設けて形成し、そしてこれらが液体容器1の口部5の下方に設けた口部開口径より小径に括れて縮径されているシール段部10の突出面10aとその上部の傾斜面10bにそれぞれ押圧して当接せしめるようにしたので、2箇所でシールする二重シールを可能にして、より一層確実なシールを行うことが出来て、漏水の心配が無く、また保温効果も極めて良好に保つことが出来る。また更に前記した通り二重シールとしたので、この栓体21を使用する液体容器1の製造にあたってシール段部の縮径開口径の寸法に少々のばらつきが生じていても、2箇所のシール部において吸収して許容することができる。
【0018】
次に本発明の栓体の別の実施の形態の例について図3により説明する。図3は本発明の別の実施の形態の栓体31の環状シールパッキン嵌着部の部分断面図であり、図1及び図2と同一構成部は同一符号を付し詳細な説明は省略する。この例の栓体31と前記図1及び図2の栓体21との差異は、栓体31と栓体21のそれぞれの先端部23に嵌着する環状シールパッキンの形状であって、その他の構成部の総ては両者共通するものである。
【0019】
図3において栓体31の先端部23の外周に沿って形成されてた凹溝24に嵌着される環状シールパッキン32は、凹溝24の周面に沿って当接して嵌着される環状の基部32aと、その上端で凹溝24の壁に従って外方に向けて庇状に延出する延出部32bが外周に沿って形成され、そしてその先端が前記凹溝24を形成している上部壁の先端位置24aで前記基部32aと間隙zを隔てて、下方に円弧状を描いて栓体31の外周に沿って環状に栓体31の底面の位置まで垂下した垂下部32cよりなっていて、いわゆる断面が逆U字状の形状をなしている。かかる形状は前記図1及び図2で図示した実施の形態の例と共通した形状である。
【0020】
そして本実施の形態の環状シールパッキン32は前記逆U字状の形状をなす垂下部32cの外面の周面に沿って外方向に向けて庇状に延出する薄肉舌片状の舌片状部を複数設けたもので、この例では上記延出部32bの外側端の位置に上部舌片状部32eとその下部に下部舌片状部32dと、舌片状部が2箇所設けられている。そしてこれらの複数の舌片状部32d、32eの延出長さは上部の位置のものはより長く形成し、下方位置のものは順次短く形成されている。図3に図示したものの長さは上部舌片状部32eを下部舌片状部32dより長く外方に向け延出せしめてなっている。
【0021】
なお、上記環状シールパッキン32では舌片状部を上部舌片状部32e、下部舌片状部32dの2箇所形成した例について説明したが本発明はこれに限定されるものでなく、上下に3箇所、4箇所と複数箇所設けても良いこととは勿論である。この場合上方に設置する舌片上部を下方に位置する舌片状部より、外方に延出する長さを長くし、下方に位置するに従って順次延出長さを短くすることが、これらが液体容器1のシール段部10の傾斜面10bに確実に当接して水密なシールする上で必要である。また上記環状シールパッキン32は、上記図1、図2の実施の形態と同様に、その構成部のうち延出部32b、逆U字状の形状をなす垂下部32c及び2つの舌片状部32d、32eは、より柔軟な可撓性が要求される部位であることから、基部32aより薄肉にして形成することが好ましい。そしてその材料としてはシリコン、エラストマー等の如き弾性材料で、しかも飲食物用器物に使用するものであるので食品衛生上安全な材料を用いることが好ましい。
【0022】
上記別の実施の形態の例での栓体31も、前記図1に図示する如く液体容器1の口部5に螺合して装着されて使用される。そして閉栓時栓体31の環状シールパッキン32は、液体容器1の内筒2の口部5の下方に形成した括れて縮径されて形成されたシール段部10に当接して以下の通り口部をシールする。即ち、環状シールパッキン32の逆U字状の形状をなす垂下部32cは液体容器1の口部5下方に形成したシール段部10の突面部10aを押圧してこれに当接して口部をシールし、同時に環状シールパッキン32の2つの舌片状部の上部舌片状部32eと下部舌片状部32dが液体容器1の口部5下方に形成したシール段部10の傾斜面10bに押圧して当接される。
【0023】
このようにこの別の実施の態様の栓体31では、液体容器1の口部5下方のシール段部を3箇所でシールし、より一層シール性を確実にして漏水の心配が無く、かつ保温性能を向上せしめることが出来る。更に前記した通り三重シールとしたので、この栓体31を使用する液体容器1の製造にあたってはシール段部の縮径開口径の寸法に少々のばらつきが生じていても、3箇所のシール部において吸収して許容することができる点は上記図1、図2の栓体21の2箇所のシール部ものでの吸収より広くなり許容度が更に拡がる、等の効果を奏する。
【0024】
以上のように本発明の液体容器用の栓体として、金属製魔法瓶を対象にして使用した例を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、ガラス製の魔法瓶、合成樹脂製の魔法瓶にも使用し得るばかりでなく、通常の各種材料で製作されている携行用水筒等の液体容器にも使用し得ることは勿論である。なおまた、上記例示した魔法瓶では、その断熱手段として真空断熱層を用いているが、断熱手段としてはこれに限定されず、パーライト、発泡ウレタン等の固体断熱材や、ネオン、クリプトン、キセノン等の低熱伝導ガスを空間に封じた気体断熱層等々如何なる断熱手段を用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明による液体容器の栓体は、上記した通りこれに装着する環状のシールパッキンが、1個のシールパッキンで液体容器のシール段部の突出面を径方向の押圧でシールする、環状であってその断面が空隙をもつ逆U字状に形成する円弧を描いて垂下する垂下部と、上記シール段部の傾斜面に押接してシールする、前記垂下部の外面周壁に沿って外方向に庇状に延出する舌片状部とによって、複数箇所を押圧してシールするようにしたので、確実かつ水密なシールを行うことが出来る。
【0026】
更に、一つのシールパッキンにより複数箇所をシールすることが出来るため、複数のシールパッキンを用意する必要が無く、製作工数の軽減と価格低減し得る。そしてまた、複数箇所をシール可能としたので、シール部である液体容器の口部の縮径したシール段部の寸法管理の厳しさが緩和され、工程管理上歩留まりが低減して、この種の液体容器の生産性が向上する等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の栓体を説明する着栓した液体容器の部分断面図である。
【図2】 本発明の栓体に装着する環状シールパッキンの一実施の形態を説明する部分断面図である。
【図3】 本発明の栓体に装着する環状シールパッキンの別の実施の形態を説明する部分断面図である。
【図4】 従来の栓体の一例を説明する断面図である。
【図5】 従来の栓体の別の例を説明する部分断面概略図である。
1 液体容器、 2 内筒、 3 外筒、 4 真空断熱空間部、5 口部、 9 螺子部、 10 シール段部、 10a 突出面、10b 傾斜面、 21、31 栓体、 22 螺子部、23 先端部、 24 凹溝、 25、32 環状シールパッキン、25a,32a 基部、 25b、32b 延出部、25c、32c 垂下部、 25d、舌片状部、 32d 下部舌片状部、32e 上部舌片状部、 z 空隙
Claims (3)
- 環状のシールパッキンを先端部の外周部に沿って嵌着した栓体であって、着栓時前記環状シールパッキンを容器の内壁が縮径されているシール段部に押接する液体容器用栓体において、前記環状シールパッキンの外周面には、前記シール段部上部の傾斜面に当接し、断面が庇状に外方向に延出する環状の舌片状部と、シール段部に当接し、断面が逆U字状の形状に突出させた環状の垂下部とが設けられており、前記垂下部は液体容器内の内圧により拡開されてシール段部の突出面に押接され、また、前記舌片状部は前記液体容器内の負圧によりシール段部の上部の傾斜面に押接されることを特徴とする液体容器用栓体。
- 環状の舌片状部が上下に複数配設されていることを特徴とする請求項1に記載の液体容器用栓体。
- 上下に複数配設される環状の舌片状部は、その外径方向に延びる長さにおいて上位の環状舌片状部の長さが下位の環状舌片状部の長さより長いことを特徴とする請求項2に記載の液体容器用栓体
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