JP3533407B2 - 攪拌翼、攪拌装置及びそれを用いた重合体の製造方法 - Google Patents
攪拌翼、攪拌装置及びそれを用いた重合体の製造方法Info
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Description
及び容器)に関し、さらに詳しくは、混合、溶解、晶
析、反応、乳化、分散などの攪拌操作を効率よく行う攪
拌装置に関する。
態の攪拌翼が用いれており、例えば、低粘度翼としてフ
ァウドラー翼やタービン翼などが用いられ、高粘度翼と
してはダブルヘリカル翼などが用いられている。しか
し、ファウドラー翼やタービン翼を用いた場合、循環流
の発生を促進させるために攪拌槽壁面に複数本の邪魔板
を設置しても、大きい攪拌動力を要するにも拘わらず、
混合特性が悪い。また、ダブルヘリカル翼などは、低粘
度液には有効でないという問題があった。一方、攪拌装
置の性能に対する要求は、高度化、多様化してきてお
り、より広範囲な攪拌条件に対応できる攪拌装置が求め
られている。特に、バッチプロセスでは均一混合、伝
熱、固液攪拌、液液分散などの面で性能向上が必要とさ
れている。例えば、攪拌操作を必要とする溶液重合、懸
濁重合、乳化重合などの重合反応においては、重合体収
率の向上、ポリマー凝集物の削減、重合体の品質向上、
除熱能力向上などの性能向上が図れる攪拌装置、攪拌条
件が必要とされている。その中でも特に乳化重合反応系
においては、前記したようなファウドラー翼やタービン
翼を備えた攪拌装置を使用した場合、重合過程において
ポリマー凝集物、いわゆるスケールが発生し、重合槽内
の壁面、攪拌翼、邪魔板などに付着することがある。こ
のスケールが発生すると、重合体収率の低下を招くのみ
ならず、正常な重合物中へのスケール混入によって製品
の品質低下を招くなどの問題があった。さらには、この
スケールを除去せずに連続して次のバッチの重合を行う
と、重合槽内壁の熱伝導率低下が起こり生産性等の面で
問題が生じる。そのため、乳化重合においては高剪断場
でのラテックス粒子の剪断凝集を防ぎ、しかも混合不良
によるスケール発生も抑えられるような攪拌翼の形状と
攪拌条件が必要とされている。そこで、特開平6−16
708号公報には、上下2段の板状のパドル翼を組み合
わせた特殊な攪拌翼を使用することが、特開平9−14
3231号公報および特開平9−143206号公報に
は、その攪拌翼を特定の回転数で使用することにより、
乳化重合時に重合槽内で発生するスケールを削減できる
方法について提案されている。これらの公報に記載され
た攪拌翼を乳化重合系に使用することにより、従来のフ
ァウドラー翼、タービン翼に比較して、ある程度スケー
ル量を削減することは可能になった。
製品の性能を高度に要求される現状では、特殊な原料を
使用し、特殊な乳化重合方法を行うことや、生産性や環
境面への配慮も高度に要求されるため、スケール発生量
の削減をより一段と要求され、特に攪拌槽内や攪拌翼に
付着したスケールの除去作業を回避することが求められ
ている。特に、上記の公報に記載されているような、上
下2段のパドル翼を使用する場合においても、乳化重合
反応操作において、攪拌翼の上端部が液面上に出るケ
ース、重合中に液面上部からモノマーを滴下するケー
ス、滴下を伴い重合中に液面が変化するようなケース
等では液面近傍付近にスケールが付着しやすい問題があ
った。本発明は前記課題を解決するためになされたもの
で、より広範囲な攪拌条件に対応しつつ混合特性が向上
した攪拌翼ないし攪拌装置、特に種々のケースでの乳化
重合に対してもスケール発生を抑制して適応できる装置
を目的とするものである。
みてなされたもので、乳化重合系を例にとり、攪拌槽内
でのスケール発生状況を詳細に解析した結果、液面上部
より滴下するモノマー(単量体)が混合される過程で、
液面近傍においてスケールが発生していることを確認し
た。これは、攪拌の剪断力と未反応モノマーの存在に起
因する不安定化によるものであり、この液面近傍でのス
ケール発生を抑えるには、液面近傍の剪断を低減し、し
かも未反応モノマーの分散(混合)を促進できるような
攪拌翼を備えた攪拌装置を用いるのが効果的であると云
う結論に至った。
ムパドル翼と、該ボトムパドル翼よりも上方の位置でボ
トムパドル翼に対して30〜90度の交差角(α)を有す
る板状の上段パドル翼とが装着され、ボトムパドル翼
は、0〜60度の後退角(β)を有し、上段パドル翼は、
5〜60度の後退角(γ)を有することを特徴とするもの
である。ここで、パドル翼には、その先端部に下方に延
出した板状フィンが形成されていることが望ましい。ま
た、上段パドル翼は、上方に向けて回転径が減少するよ
うに、下部から上部にかけて縮径していることが望まし
い。本発明の攪拌装置は、上述した攪拌翼を備えたもの
である。即ち、攪拌槽と、該攪拌槽の内壁面に設けられ
た邪魔板と、攪拌槽内中心部に鉛直方向に沿って設けら
れた攪拌軸とを有し、該攪拌軸には、板状のボトムパド
ル翼と、該ボトムパドル翼よりも上方の位置でボトムパ
ドル翼に対して30〜90度の交差角(α)を有する板状
の上段パドル翼とが装着され、ボトムパドル翼は、0〜
60度の後退角(β)を有し、上段パドル翼は、5〜60
度の後退角(γ)を有し、かつ、パドル翼先端部に下方に
延出した板状フィンが形成されていることを特徴とする
ものである。ここで、上段パドル翼は、上方に向けて回
転径が減少するように、下部から上部にかけて縮径して
いることが望ましい。本発明の重合体、特に乳化重合体
ラテックスの製造方法は、上記攪拌装置を用いて重合反
応を行うことを特徴とするものである。
本発明は、乳化重合系のみに限定されるものではない
が、具体的に説明するため乳化重合を例にとって説明す
る。本発明の攪拌装置は、例えば図1に示すように、攪
拌槽11と、攪拌槽11内中心部に鉛直方向に沿って設
けられ槽外から回転させることが可能な攪拌軸12を有
する。攪拌槽の形状は、特に制限されないが、好ましく
は蓋部を備えた円筒形の攪拌槽であり、攪拌槽の深さと
攪拌槽の内径の比率が0.8〜2.5のものが更に好まし
い。また、攪拌槽は、0.05〜0.1m3程度の実験室
スケールの容量のものから、10〜100m3程度の大
規模な工業スケールのものまで使用でき、容量は特に制
限はない。また、攪拌槽の外側には所定温度の熱媒体を
流通させる熱媒体流路を設け、攪拌槽の温度を制御でき
るようにすることが好ましい。攪拌軸12は、攪拌槽1
1の外部の駆動装置(図示略)と上端または下端にて接
続し、回転させることができるようになっている。この
攪拌軸12には、ボトムパドル翼13と上段パドル翼1
4が装着されている。
拌軸12を中心に回転対称に、その下端部が攪拌槽11
の底壁部との間にわずかな間隔を有して接触しないよう
に近接させて、攪拌軸12に装着されている。上段パド
ル翼14も、板状のもので、攪拌軸12を中心に回転対
称に、ボトムパドル翼13よりも上方の位置で同攪拌軸
12に装着される。これらボトムパドル翼13及び上段
パドル翼14は、後退角を有する形状とされる。ボトム
パドル翼13の形状は、後退角(β)が0〜60度であ
り、上段パドル翼14の形状は、後退角(γ)が5〜60
度とされる。ここで、後退角とは、回転方向に対して後
退させた角度のことであり、各パドル翼の形状は、この
要件を満たせばよく、屈曲部を有する平板状のものや、
湾曲形状のもの等が適用される。即ち、図2に示すよう
に平板状のパドル翼を途中で折り曲げて屈曲部18を形
成して後退角を設けることや、図3に示すように板状の
パドル翼を円弧状に湾曲させて後退角を設けることが可
能である。なお、平板状のパドル翼を折り曲げて後退角
を設ける場合、その屈曲部18の位置は、攪拌軸12と
パドル翼先端20の中心よりも先端側(外方)の位置に
形成することが好ましい。また、後退角とは、パドル翼
を折り曲げて屈曲させたものでは、図2に示すように、
パドル翼の屈曲部(複数ある場合は、最外方のもの)1
8と先端20を結ぶ直線と、攪拌軸12とパドル翼先端
20を結ぶ直線とで形成される角度を意味する。また、
湾曲形状のものでは、図3に示すように、パドル翼先端
20における接線と、攪拌軸12とパドル翼先端20を
結んだ直線とで形成される角度を意味する。ボトムパド
ル翼13については、後退角(β)は必須ではないが、後
退角を形成することにより、翼先端の剪断速度を小さく
することができ、乳化重合等の重合反応の場合、ラテッ
クス粒子の剪断凝集を防止することが可能となる。但
し、60度よりも大きくなると、十分な混合状態を得る
ために回転数を上げる必要があり、その結果、パドル翼
先端部分の剪断速度が増加し乳化重合時などにスケール
を増加させることとなる。ボトムパドル翼の後退角が、
15〜45度であればより好ましい。上段パドル翼14
の後退角(γ)が5度未満であると、本発明の目的である
液面近傍の剪断速度を十分に抑えることができないため
好ましくない。60度よりも大きくなると、前記したボ
トムパドル翼と同様に、十分な混合状態を得るために回
転数を上げる必要があり、その結果、パドル翼先端部分
の剪断速度が増加し乳化重合時などにスケールを増加さ
せることとなる。上段パドル翼の後退角が、15〜45
度であればより好ましい。
翼14は、それらの間に形成される交差角(α)が、上段
パドル翼14が回転方向に先行して、30〜90度とな
るように、攪拌軸12に装着される。ここで交差角(α)
とは、図4に示すように折り曲げて後退角を設ける場合
は、攪拌軸12と屈曲部18を結ぶ直線について、ボト
ムパドル翼13と上段パドル翼14の間に形成される角
度のことである。また、図5に示すように湾曲させて後
退角を設けている場合は、攪拌軸12における円弧の接
線について、ボトムパドル翼13と上段パドル翼14の
間に形成される角度のことである。交差角(α)が30度
未満であると、本攪拌装置の特徴である、上下2段の翼
で発生する流れを、円滑に繋げることにより混合効率を
向上することが十分に達成できないことがある。
4の翼先端部には、下方に延びる板状フィン15を形成
することが望ましい。
壁面には、平板状の邪魔板16が攪拌軸12と略平行に
設けられている。邪魔板の本数は特に制限はないが通常
1〜4本であることが好ましく、適当な間隔で設けられ
ている。邪魔板は、内容物の流れを円周方向流から軸方
向流へと変える役割を有し、側壁面下部から上部まで連
続した1枚の平板で形成される。邪魔板は、パドル翼を
回転させた場合にパドル翼と接触しない板幅で設けら
れ、板幅は攪拌槽の内径や邪魔板を設ける本数等に応じ
て適宜決定される。邪魔板の固定方法は、攪拌槽内の側
壁面に直接固定する方法、攪拌槽の蓋部に固定する方法
などが可能である。さらには、邪魔板内に所定温度の熱
媒体を流通させ温度制御することもできる。また、邪魔
板の代わりに棒バッフル、フィンガーバッフル、D型バ
ッフル等も使用することができる。
トムパドル翼13のスパン(L1)と攪拌槽の内径
(D)の比率(L1/D)は、0.4〜0.8とすること
が好ましい。0.4未満では、十分な混合状態をえるた
めに回転数を上げる必要があり、その結果、パドル翼先
端部分の剪断速度が増加し、乳化重合時などにスケール
を増加させる場合がある。また、0.8を超えると、邪
魔板との間隔が小さくなりすぎて部分的な剪断速度が増
加し、乳化重合時などにスケールを増加させる可能性が
ある。上段パドル翼14の下端部スパン(L2)につい
ては、ボトムパドル翼スパン(L1)の70〜100%
とすることが望ましい。大き過ぎれば上下のパドル翼が
個別の流動域を形成して混合が遅れ、小さ過ぎれば液粘
度が上昇したときに混合性能と分散性能が低下する。
軸方向の長さについては下記4要件をできるだけ多く満
たすことが望ましい。 (i)ボトムパドル翼13の下端から上段パドル翼14の
上端までの長さを最大液深の50%以上とする。 (ii)翼先端部においてはボトムパドル翼13の上端が、
上段パドル翼14の板状フィン15の下端よりも上方に
位置する。 (iii)翼先端部において、上段パドル翼14の上下方向
の長さがボトムパドル翼13の上下方向の長さの0.8
倍から2.5倍の範囲にある。 (iv)ボトムパドル翼13の翼先端部での上下方向の長さ
が、翼スパン(L1)の1.5倍以下である。各条件と
も、良好な混合と分散を実現するための条件であり、パ
ドル翼の回転数を抑えつつ必要な混合分散を実現して、
乳化重合時などに剪断によるスケール発生を抑制する効
果をもたらす。
回転させると攪拌槽の下部の内容物は、ボトムパドル翼
13により攪拌槽の底壁面へ付着せずに径方向に吐出さ
れて側壁面に衝突する。攪拌槽上部の内容物は、上段パ
ドル翼14により径方向に吐出されて側壁面に衝突す
る。衝突した内容物は、邪魔板16によりその流れの方
向を円周方向から軸方向へと変えられ、側壁面から中心
側へと移動し、上段パドル翼14近傍から下方へと移動
し、攪拌槽11下部のボトムパドル翼13近傍へと戻
る。こうして槽内全体を巡る循環対流と共に、パドル翼
近傍の比較的大きな空間で対流する内容物の細分化が同
時に進行し、短時間で混合を終えることができる。した
がって、このような攪拌装置を使用すると、攪拌時の回
転数を大きくして攪拌槽内の内容物に過剰な剪断力を与
えることなく、内容物を十分に混合することができる。
従って、特に液面近傍のパドル翼先端の剪断速度を抑
え、かつ内容物を十分に混合できるので乳化重合等の重
合反応に適しており、過剰な剪断場に起因するスケール
の発生および混合不良によるスケールの発生を抑制でき
る。したがって、攪拌槽の洗浄などの頻繁な付着スケー
ル除去作業、スケール防止のための化合物の塗布、添加
が不要となり、攪拌槽の使用頻度を上げることができ、
生産効率が向上する。さらに重合体生成物の収率が向上
し、スケールの製品への混入もなくなり、製品の品質が
向上する。
て回転径が減少するよう、パドル翼両端部の下部から上
部にかけてテーパを付けて縮径していることが望まし
い。こうした形状のものであると、混合効率がより向上
する。このような上段パドル翼全体を、上方に向けてそ
の回転径が減少するよう、パドル翼の下部から上部にか
けてテーパーを付ける場合、上段パドル翼の上端部スパ
ン(L3)と上段パドル翼の下端部スパン(L2)の比(L3
/L2)は0.6以上が好ましい。0.6未満では内容物
上部の混合が不十分となり、例えば乳化重合時において
重合時間の延長や混合不良に起因するスケールの増加が
起こるなど好ましくない。(L3/L2)のより好ましい
範囲は、0.7〜0.95である。
制限されないが、例えば乳化重合に使用する場合には、
重合終了時の内容物容積Vと、攪拌槽の内容積V0の比
率(V/V0)が0.5〜0.95となるよう投入される
ことが好ましい。またこの場合、重合終了時は、上段パ
ドル翼14の上端部が、内容物の液面下に浸漬している
状態が好ましく、上段パドル翼14上端部と内容物液面
高さの差が攪拌槽内径Dの30%以内であることが好ま
しい。上段パドル翼14上端部と内容物液面高さの差が
攪拌槽内径Dの30%を超えると、内容物を十分に混合
できず重合時間が延長されたり、内容物の混合不良に起
因するスケールが増加したりする場合がある。
使用する場合、攪拌槽11内の内容物を攪拌する際の、
攪拌機の単位体積あたりの攪拌所要動力は、0.02〜
2.0kw/m3とすることが好ましい。0.02kw/
m3未満では、内容物を十分に混合できず重合時間が延
びたり、内容物の混合不良に起因するスケールが増加し
たりする場合があり、2.0kw/m3を超えると、剪断
力が大きくなりスケールが発生する場合がある。ここ
で、攪拌機の単位体積あたりの攪拌所要動力とは、攪拌
槽内の内容物が攪拌により受けた、正味の単位体積当た
りのエネルギーのことである。すなわち、重合槽が空の
状態と、攪拌槽内に内容物が存在している重合中の状態
の、変速機、減速機及び攪拌機自体の回転駆動の負荷の
差である。攪拌機の攪拌所要動力を測定する方法として
は、攪拌槽を空にしておいた状態と、攪拌槽内に内容物
が存在している重合中の状態の、変速機、減速機及び攪
拌機等の駆動装置の回転駆動の負荷の差を、駆動装置の
電流値により求める方法や駆動装置にトルク計を取り付
けて求める方法などがある。なお、攪拌所要動力を0.
02〜2.0kw/m3とし、攪拌槽および内容物の容量
に応じて攪拌回転数を適宜設定することによって、いか
なる容量の攪拌槽を使用した場合にも、スケールの発生
を低減することができる。
限されされず、攪拌処理を必要とするいかなる用途にも
使用できる。特に、攪拌処理を必要とする溶液重合、懸
濁重合、乳化重合などの重合反応に使用すると、混合特
性向上による重合体の性能向上、重合体収率の向上など
の効果があり好ましい。その中でも特に、乳化重合に使
用すると、攪拌槽内で発生するスケールを削減でき好ま
しい。本発明の攪拌装置を使用しておこなう重合反応に
おいては、原料を攪拌装置内に添加する方法は特に制限
されないが、一括添加、連続添加、分割添加、多段階添
加等を行うことができ、これらの方法を組み合わせて行
ってもよい。特に、本発明においては重合途中に重合性
単量体などの原料の添加、または滴下を伴い液面が変化
するケースで効果がある。本発明の攪拌装置を使用して
おこなう重合反応においては、一般的に重合反応に使用
できる原料(重合性単量体(モノマー)、乳化剤、開始
剤、重合調整剤、その他助剤)を使用することができ
る。
アン化ビニル系単量体、エチレン系不飽和カルボン酸系
単量体、不飽和カルボン酸アルキルエステル系単量体、
ハロゲン化ビニル系単量体、官能基含有シロキサン系単
量体、マレイミド系単量体等が挙げられる。ジエン系単
量体としては、1,3ブタジエン、1,4ブタジエン、イ
ソプレン、クロロプレン等が挙げられ、1種又は2種以
上を組み合わせて使用できる。芳香族ビニル系単量体と
しては、特に制限されないがスチレン、α−メチルスチ
レン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン等が挙げら
れ、1種又は2種以上を組み合わせて使用できる。シア
ン化ビニル系単量体としては、特に制限されないがアク
リロニトリル、メタアクリロニトリル、α−クロルアク
リロニトリル、α−エチルアクリロニトリル等が挙げら
れ、1種又は2種以上を組み合わせて使用できる。エチ
レン系不飽和カルボン酸系単量体としては、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸などのモ
ノ、ジカルボン酸が挙げられ、1種又は2種以上を組み
合わせて使用できる。不飽和カルボン酸アルキルエステ
ル系単量体としては、特に制限されないがメチルアクリ
レート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、プ
ロピルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、アリルアクリレート、グリシジルアクリレート、メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメ
タクリレート、プロピルメタクリレート、2−エチルヘ
キシルメタクリレート、アリルメタクリレート、グリシ
ジルメタクリレートが挙げられ、1種又は2種以上を組
み合わせて使用できる。官能基含有シロキサン系単量体
としては、テトラエトキシシラン、γ−メタクリロイル
オキシプロピルジメトキシメチルシラン、オクタメチル
シクロテトラシロキサンなどが挙げられ1種又は2種以
上を組み合わせて使用できる。ハロゲン化ビニル系単量
体としては、特に制限されないが塩化ビニル、塩化ビニ
リデン等が挙げられ、1種又は2種以上を組み合わせて
使用できる。マレイミド系単量体としては、特に制限さ
れないがマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−シ
クロヘキシルマレイミド、N−メチルマレイミド等が挙
げられ、1種又は2種以上を組み合わせて使用できる。
さらに、上記単量体以外のエチレン、プロピレン、酢酸
ビニル、ビニルピリジン等の重合反応に使用できる単量
体を使用できる。また、ジビニルベンゼン、1−3ブチ
レンジメタクリレート、アリルメタクリレート、グリシ
ジルメタクリレートなどの架橋剤、メルカプタン類、テ
レペン類といった連鎖移動剤を併用してもよい。
または油溶性のペルオキソ二硫酸塩、過酸化物、アゾビ
ス化合物などが用いられる。たとえば、過硫酸カリウ
ム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、ジイソピ
ロピルベンゼンヒドロパーオキサイド、p-メンタンハイ
ドロパーオキサイド、キュメインハイドロパーオキサイ
ド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、メチルシクロ
ヘキシルハイドロパーオキサイド、1.1.3.3−テトラメ
チルブチルハイドロパーオキサイド、1.1.3.3-テトラメ
チルブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート、1.1.
3.3-テトラメチルブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノ
エート、t-ブチルパーオキシ3.5.5-トリ-メチルヘキサ
ノエート、過酸化ベンゾイル、2,2−アゾビスイソブ
チロニトリルなどを使用できる。また、ロンガリットな
どの還元剤を組み合わせたいわゆるレドックス系開始剤
として使用することもできる。乳化重合を行う場合の乳
化剤は、特に制限されないが不均化ロジン酸、オレイン
酸、ステアリン酸などの高級脂肪酸のアルカリ金属塩、
ドデシルベンゼンスルホン酸などのスルホン酸アルカリ
金属塩を1種又は2種以上を組み合わせて使用できる。
重合調整剤としては、特に制限されないが、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウムなどのp
H調整剤やエチレンジアミン四酢酸ナトリウムなどのキ
レート剤、電解質などを使用することができる。
−ブタジエンゴム、アクリル系ゴム、シリコン系ゴム等
のゴム状重合体を乳化重合法により製造する場合や、上
記のゴム状重合体存在下に、グラフト重合を乳化重合法
にて行う場合などに、スケ−ル削減効果が顕著に表れ
る。
明する。なお、実施例、比較例中の部数は特にことわり
がない限り重量部を表す。全スケール発生量とは、攪拌
槽内の壁面、パドル翼、邪魔板に付着したスケール及び
140メッシュ(目開き106μm)を通過しなかった
ポリマー凝集物総量の乾燥重量を対ポリマー総量で表し
たものであり、液面近傍付着スケールとは、最終液面か
ら±20cm範囲内でパドル翼、攪拌槽内壁面に付着し
たスケールの総量を対ポリマー総量で表したものであ
る。また、実施例中の攪拌機の単位体積あたりの攪拌所
要動力は、駆動装置の電流値より求めた。
ドル翼を有し、攪拌槽11内の側壁面に邪魔板16を2
本配設したステンレス製攪拌槽11内に、脱イオン水1
50部、ロジン酸カリウム1部、オレイン酸カリウム1
部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート2水
和物0.4部、硫酸ナトリウム0.1部、t−ドデシルメ
ルカプタン0.3部、ジイソプロピルベンゼンヒドロパ
ーオキサイド0.5部、1,3−ブタジエン26.2部、
およびスチレン1.4部を仕込み、攪拌および57℃に
昇温を開始した。なお、この時点では、上段パドル翼1
4の上端部は液面より上に位置していた。次いで、昇温
途中、ピロリン酸ナトリウム0.2部、硫酸第一鉄七水
塩0.003部を添加し重合を開始し、重合温度57℃
に昇温した後1,3−ブタジエン68.8部およびスチレ
ン3.6部からなる単量体を連続滴下した。次いで、重
合転化率が40%に達した時点でn−オクチルメルカプ
タン0.3部添加し、その後8時間保持した後、攪拌槽
内より取り出した。重合終了時点では、上段パドル翼の
上端部は液面より下に浸漬していた。重合中の攪拌回転
数は、表1に示した攪拌所要動力に合わすように設定し
て3条件についてそれぞれ行った。各々の条件での攪拌
機の攪拌所要動力とスケール発生量の関係を表1に示
す。なお、図1に示すステンレス製攪拌装置の各部分の
値を以下に示す。 攪拌槽内径(D) : 350mm 上下パドル翼交差角(α) : 60度 ボトムパドル翼スパン(L1) : 210mm ボトムパドル翼後退角(β) : 28度 上段パドル翼スパン(L2) : 190mm 上段パドル翼スパン(L3) : 170mm 上段パドル翼後退角(γ) : 28度
ドル翼24の後退角(γ)を0度(後退角を設けない)、
上段パドル翼スパン(L3)を190mmにした以外は実施
例1と同様の検討を行った。重合中の攪拌回転数は、表
1に示した攪拌所要動力に合わすように設定して3条件
についてそれぞれ行った。各々の条件での攪拌機の攪拌
所要動力とスケール発生量の関係を表1に示す。
製攪拌装置に、実施例1で作成したゴム状重合体ラテッ
クス250部(ゴム状重合体として100部)、水15
0部、デキストローズ0.6部、ピロリン酸ナトリウム
0.1部および硫酸第一鉄七水塩0.01部を仕込み攪拌
を開始した。なお、この時点では、上段パドル翼の上端
部が液面より上に位置していた。次いで窒素置換した後
60℃まで昇温し、アクリロニトリル30部、スチレン
70部、t−ドデシルメルカプタン1.2部およびクメ
インハイドロパーオキサイド0.3部からなる単量体混
合物を200分かけて滴下し、その間、内温が65℃に
なるようにコントロールした。滴下終了後クメインハイ
ドロパーオキサイド0.12部を添加し、さらに70℃
で1時間保持した後、攪拌槽内より取り出した。重合終
了時点では、上段パドル翼の上端部は液面より下に浸漬
していた。重合中の攪拌回転数は、表2に示した攪拌所
要動力に合わすように設定して4条件についてそれぞれ
行った。各々の条件での攪拌機の攪拌所要動力とスケー
ル発生量の関係を表2に示す。 [比較例2]比較例1で使用したものと同じステンレス
攪拌装置を使用した以外は実施例2と同様の検討を行っ
た。重合中の攪拌回転数は、表2に示した攪拌所要動力
に合わすように設定して4条件についてそれぞれ行っ
た。各々の条件での攪拌機の攪拌所要動力とスケール発
生量の関係を表2に示す。
ロイルオキシプロピルジメトキシメチルシラン0.5部
およびオクタメチルシクロテトラシロキサン97.5部
を混合し、シロキサン混合物100部を得た。ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウムおよびドデシルベンゼン
スルホン酸をそれぞれ1部を溶解した脱イオン水200
部に上記混合シロキサン100部を加え、ホモミキサー
にて10000rpmで予備攪拌した後、ホモジナイザ
ーにより30MPaの圧力で乳化、分散させ、オルガノ
シロキサンラテックスを得た。この混合液を攪拌槽に仕
込み、攪拌を開始した。80℃で5時間保持した後20
℃で48時間放置し、水酸化ナトリウム水溶液でこのラ
テックスのpHを7.4に中和し、重合を完結しポリオ
ルガノシロキサンゴム状重合体ラテックスを攪拌槽内よ
り取り出した。得られたポリオルガノシロキサンゴム状
重合体ラテックスを、実施例1で使用したものと同じス
テンレス製攪拌装置に33部(ゴム状重合体として10
部)を仕込み、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテルサルフェート(花王(株)社製「エマールNC−
35」)1.4部、脱イオン水271部を加え、窒素置
換をしてから50℃に昇温し、n−ブチルアクリレート
78.4部、アリルメタクリレート1.6部およびt−ブ
チルハイドロパーキサイド0.40部の混合液を仕込み
30分間攪拌した。次いで、硫酸第1鉄0.002部、
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.006部、
ロンガリット0.26部および脱イオン水5部の混合液
を仕込みラジカル重合を開始させ、その後内温70℃で
2時間保持した。次いで、t−ブチルハイドロパーオキ
サイド0.05部とメチルメタクリレート10部との混
合液を70℃にて15分間にわたり滴下し、その後70
℃で4時間保持した後、反応器より取り出した。重合終
了時点では、上段パドル翼の上端部は液面より下に浸漬
していた。重合中の攪拌回転数は、表3に示した攪拌所
要動力に合わすように設定して3条件についてそれぞれ
行った。各々の条件での攪拌機の攪拌所要動力とスケー
ル発生量の関係を表3に示す。
じステンレス攪拌装置を使用した以外は実施例3と同様
の検討を行った。重合中の攪拌回転数は、表3に示した
攪拌所要動力に合わすように設定して3条件についてそ
れぞれ行った。各々の条件での攪拌機の攪拌所要動力と
スケール発生量の関係を表3に示す。
を行うと、図6の攪拌装置に比較し、広範囲な攪拌条件
においても、スケールの発生が抑えられ、特に液面近傍
での攪拌槽壁面、攪拌軸へのスケール付着量は顕著に減
少していた。
に予備分散機24及び本分散機26が接続されたラテッ
クス製造装置を用いた。最初に、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウムおよびドデシルベンゼンスルホン酸を
それぞれ1部を脱イオン水150部に溶解した水溶液を
攪拌槽11に仕込み、攪拌を開始した。この水溶液の温
度は30℃であった。攪拌槽11上部より、テトラエト
キシシラン2部、γ−メタクリロイルオキシプロピルジ
メトキシメチルシラン0.5部および、ヘキサメチルシ
クロトリシロキサン3%、オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン66%、デカメチルシクロペンタシロキサン3
0%、その他の環状ジメチルシロキサン1%からなる環
状シロキサン混合物97.5部をからなるシロキサン混
合物100部を、30℃の温度で供給した。攪拌を継続
しながら、ポンプ22により混合液を外部循環しなが
ら、先ず予備分散機(特殊機化工業社製、ラインミキサ
ー)24のみを20分稼働して予備乳化した後、さらに
予備分散機24と本分散機(ゴーリン社製、圧力式ホモ
ジナイザー)26の両方を1時間稼働して乳化を行っ
た。また、予備分散機24と本分散機26の両方を稼働
開始後30分の時点で、攪拌槽11のジャケットに95
℃の温水を流し昇温を開始し、混合液の温度が80℃に
なった時点で、温水の温度を80℃に変更した。混合液
の温度が80℃で5時間保持した後、ジャケットの温水
を25℃の水に変更した。1時間後に攪拌を止めてラテ
ックスを48時間放置した。このラテックスを再度、攪
拌装置で攪拌しながら、攪拌槽11上部より、水酸化ナ
トリウム5%水溶液2.6部を添加してドデシルベンゼ
ンスルホン酸を中和して、このラテックスのpHを約7
にして、重合を完結しポリオルガノシロキサンゴム状重
合体ラテックス製造した。カレットやスケールの生成は
観察されなかった。
として図6に示す構成のものを使用した以外は実施例4
と同様な操作を実施した。外部循環で攪拌槽上部から戻
される乳化物或いはラテックスが混合液上面で飛び散っ
ているのが観察された。攪拌槽の気相部の内壁にポリオ
ルガノシロキサンゴムの凝集物状のスケールが生成して
いた。
いし攪拌装置を使用すれば種々の用途において混合特性
が向上し、生産性向上、品質向上、安全性の向上が期待
できる。特に、乳化重合反応に使用した場合、液面近傍
の剪断を抑え、かつ内容物を十分に混合できるので、過
剰な剪断場で生じるスケールの発生および混合不良によ
るスケールの発生を抑制できる。これにより、攪拌槽の
洗浄などの頻繁な付着スケール除去作業を回避すること
できるようになり、加えて、スケール防止のための化合
物の塗布、添加が不要となり、攪拌槽の使用頻度を上げ
ることができ、生産効率が向上する。さらには、重合体
等の生成物の収率が向上し、スケールの製品への混入も
なくなるため製品品質も向上する。
る。
ある。
ある。
ある。
ある。
る。
置の概略構成図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 攪拌軸に、板状のボトムパドル翼と、該
ボトムパドル翼よりも上方の位置でボトムパドル翼に対
して30〜90度の交差角(α)を有する板状の上段パド
ル翼とが装着され、 ボトムパドル翼は、0〜60度の後退角(β)を有し、 上段パドル翼は、5〜60度の後退角(γ)を有すること
を特徴とする攪拌翼。 - 【請求項2】 前記パドル翼には、その先端部に下方に
延出した板状フィンが形成されていることを特徴とする
請求項1記載の攪拌翼。 - 【請求項3】 前記上段パドル翼は、上方に向けて回転
径が減少するように、下部から上部にかけて縮径してい
ることを特徴とする請求項1または2に記載の攪拌翼。 - 【請求項4】 攪拌槽と、該攪拌槽の内壁面に設けられ
た邪魔板と、攪拌槽内中心部に鉛直方向に沿って設けら
れた攪拌軸とを有し、 該攪拌軸には、板状のボトムパドル翼と、該ボトムパド
ル翼よりも上方の位置でボトムパドル翼に対して30〜
90度の交差角(α)を有する板状の上段パドル翼とが装
着され、 ボトムパドル翼は、0〜60度の後退角(β)を有し、 上段パドル翼は、5〜60度の後退角(γ)を有し、か
つ、パドル翼先端部に下方に延出した板状フィンが形成
されていることを特徴とする攪拌装置。 - 【請求項5】 前記上段パドル翼は、上方に向けて回転
径が減少するように、下部から上部にかけて縮径してい
ることを特徴とする請求項4に記載の攪拌装置。 - 【請求項6】 請求項4または5に記載の攪拌装置を用
いて重合反応を行うことを特徴とする重合体の製造方
法。 - 【請求項7】 請求項4または5に記載の攪拌装置を用
いて乳化重合を行うことを特徴とする乳化重合体ラテッ
クスの製造方法。
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