JP3533165B2 - 糸シート巻取機 - Google Patents

糸シート巻取機

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    • D02H5/00Beaming machines

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸シート巻取機の
巻取張力を制御する部分に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の糸シート巻取機としては、特開平
6ー101132号公報に開示してあるように、筬を通
過した糸シートが送りローラと張力検出ローラの間でニ
ップされ、ガイドローラを経て巻取ビームに巻き取られ
るものが知られている。
【0003】しかし、従来品は張力検出ローラの検出値
に基づいて送りローラと巻取ビームの回転速度を制御す
るので、巻き取り運転時の制御が複雑となり、しかも、
張力検出ローラが送りローラに接触して押圧しているこ
とから検出値が不正確となり、それ故に巻取張力制御が
正確には行えなかった。また巻取張力制御を正確に行う
ため、張力検出ローラの送りローラへの接触押圧を小さ
くすると、糸シートの挟持力が弱くなり、摩擦力の低下
により糸シートは送りローラ上を滑り易くなる。従っ
て、巻取ビーム交換作業の際等に巻取側の糸シートを切
断するため、巻取モータの回転力を解放し巻取側の糸シ
ート張力を低下させると、送りローラの上流と下流とで
大きな張力差が生じ、糸シートが送りローラ上を滑り、
送りローラの上流側の糸シートが弛む不都合が生じる。
またその後の糸シートの送り出し作業においても、糸シ
ートが送りローラ上を滑り、送りローラの上流側の糸シ
ート張力が、十分得られない不都合が生じる。
【0004】また、巻き取り停止時に切断した糸シート
端を送りローラで送り出して巻取ビームに巻き付ける際
には、消極駆動のガイドローラが回らず、走行糸シート
が張力検出ローラとガイドローラ間に自重でU字状に垂
れ下がって糸シート配列が乱れたり、極端な場合は糸シ
ート端が逆行して前記両ローラ間に落下し、互いに絡ま
ったりして糸シート配列が大きく乱れ、面倒な糸シート
配列修正作業を必要とした。その他に、送りローラ上流
側にある筬において、糸切れ時に巻取ビームの前方から
作業者が手を延ばして切断糸を修復する際に、ガイドロ
ーラが邪魔になり、操作しにくいという問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的を下記に
挙げる。巻き取り運転時の糸シートの張力を正確に制御
すると共に、巻き取り張力制御を容易にすることであ
る。巻き取り停止時の糸シート挟持の際に、糸シート挟
持を確実に行い、送りローラより上流での糸シート弛み
を確実に防止することである。巻き取り停止時に糸シー
ト端を送り出す際の作業性を向上すると共に、作業者が
筬に接近でき、糸切れ時の筬における操作の容易化を図
ることである。巻き取り停止時の糸シート挟持のため
の、専用のアクチュエータを設けず、コストの低減と省
スペースを図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
送りローラと巻取ビームの間に糸シートの張力調整ロー
ラを、移動可能に設け送りローラに対し接離可能とする
と共に、アクチュエータにより張力付与方向へ糸シート
に押圧させ、巻き取り停止時には、送りローラと張力調
整ローラとの間で糸シートを挟持可能とし、巻き取り運
転時には、張力調整ローラを、送りローラから離隔した
状態でアクチュエータで張力を付与しつつ糸シートの巻
取張力を巻取張力制御装置によって制御し、巻取張力制
御装置は、張力調整ローラによる糸シートへの押圧力を
制御するアクチュエータ制御手段と、送りローラと巻取
ビームのうち少なくとも一方の回転速度を制御すること
によって張力調整ローラを基準位置に維持させる位置制
御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】上記した語句の意味や定義を以下に述べ
る。「アクチュエータ」とは、エアや油圧の流体圧シリ
ンダ、トルクモータ等の電磁的なトルク発生機を含むも
のをいう。
【0008】「挟持」とは、糸シートを両側から押さえ
つけるという意味の他に、糸シートの両側に送りローラ
と張力調整ローラが接触しているという意味も含む概念
であり、制止状態にある送りローラに接触することによ
り生じる摩擦によって糸シート弛みを防止する。「送り
ローラと張力調整ローラとの間で糸シートを挟持可能と
し」とは、糸シートの張力の低下(巻取ビームの回転力
解放や糸シートの切断)で張力調整ローラを自動的に移
動接圧する構造と、糸シートの張力に関係なく張力調整
ローラを強制的に移動する構造とを含む概念である。
「基準位置」とは、所望の巻き取り張力を得るための目
標となる位置であって、張力調整ローラが移動可能な範
囲のうちの一範囲をいい、送りローラの糸シート送り出
し速度に対する巻取ビームの糸シート巻取速度を制御す
るために設けられる。
【0009】張力調整ローラと巻取ビームの間にはガイ
ドローラを有する構造と、有しない構造とがある。ガイ
ドローラを有する構造は、基準位置にある張力調整ロー
ラにかかる巻取ビーム側の糸シートの張力方向が巻径と
関係なく一定となる。従って、定張力巻取をする場合に
は、張力調整ローラによる糸シートの押圧力を一定に保
ったままでもよい。また、テーパ張力巻取をする場合に
は、巻径の増大に対応して押圧力を変化させる。
【0010】ガイドローラを有しない構造は、巻径が増
大すると、張力調整ローラが基準位置にあっても、張力
調整ローラにかかる巻取ビーム側の糸シート張力の方向
が変化し、それに伴って糸シート張力である巻取張力も
変化する。従って、巻取張力を設定値にするには、巻径
を検出し、張力調整ローラによる糸シートへの押圧力を
巻径に対応して変化させる必要がある。一例としては、
請求項2記載の発明のように、張力調整ローラからの糸
シートを巻取ビームで直接巻き取ると共に、巻取ビーム
の巻径を検出し、アクチュエータ制御手段は、巻取ビー
ムの巻径の検出結果に対応して制御を行うことが挙げら
れる。
【0011】請求項3記載の発明は、張力調整ローラを
糸シートに押圧させるアクチュエータの他に、張力調整
ローラを送りローラに向かって移動させる移動用アクチ
ュエータを有することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、アクチュエータ
は、糸シートへの押圧力を変更する役割と、張力調整ロ
ーラを送りローラに向かって移動する役割とを兼備する
一つのものであることを特徴とする。尚、押圧力の力の
方向と張力調整ローラの移動方向が、同方向であるもの
及び逆方向であるものを含む。
【0013】巻き取り停止時の糸シートを挟持する際に
は、巻取側の糸シート張力が解放され、送りローラの上
流側の糸シートと下流側の糸シートに、大きな張力差が
発生し、送りローラよりも上流での糸シート弛みが生じ
るので、糸シートをローラ間で強く挟持することによ
り、制止状態にある送りローラに強く糸シートを押圧
し、摩擦力で送りローラ上に保持する必要がある。従っ
て、糸シートを挟持する際には、アクチュエータの押圧
力を維持したままとし、糸シート張力を下げて、巻取ビ
ームによる牽引を小さくしたり解放すると同時に、アク
チュエータの押圧力により、張力調整ローラを送りロー
ラに押し当てるのが望ましい。その他、巻取ビームによ
る牽引を維持したまま、アクチュエータの押圧力を高め
ることにより、張力調整ローラを送りローラに押し当て
てもよい。よって、巻取停止時の糸シートを挟持する際
には、請求項5記載の発明のように、アクチュエータが
張力調整ローラを糸シートに押圧する方向は、送りロー
ラに向かう方向であるのが望ましい。なお、巻取張力が
高いほど、送りローラの上流側の張力が高いので、高い
挟持力を必要とする。従って、張力調整ローラの送りロ
ーラへの押圧力も巻取張力に比例して高くなることを必
要とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の糸シート巻取機の第一実
施形態は図1に示すように、糸シート1の進行方向に沿
って、筬2、ニップローラ3、送りローラ4、張力調整
ローラ5、巻取ビーム6を順次備え、張力調整ローラ5
を揺動可能に設けると共に揺動によって張力調整ローラ
5を送りローラ4に対して押圧可能に且つ離隔可能に設
けてある。巻き取り停止時の糸シートの挟持の際には、
アクチュエータ7の押圧力を利用して張力調整ローラ5
を送りローラ4に向かって押し付ける。一方、巻き取り
運転時には、巻取モータの駆動により糸シートに張力を
発生させ、押圧力で押し付けた張力調整ローラ5を糸シ
ートの張力によって送りローラ4から引き離しつつ、押
圧力と糸シート1の張力のバランスで張力調整ローラ5
を基準位置に位置させた後に、基準位置からの偏差に対
応して巻取モータを増速または減速することにより、張
力調整ローラ5を基準位置に維持させる。一方、巻取ビ
ーム6の巻径に対応して、アクチュエータ7であるエア
シリンダの圧力を変化させて張力調整ローラ5への押圧
力を変化させ、所定の巻取張力を得るようにする。
【0015】筬2と各種ローラの配置の詳細は、筬2の
下流側(図中、右側)にニップローラ3を有し、ニップ
ローラ3の下流側の下方に送りローラ4を備え、送りロ
ーラ4の下流側に張力調整ローラ5を有し、送りローラ
4の下流側の下方に巻取ビーム6を備えている。
【0016】送りローラ4を揺動可能に設ける構造は、
大まかに言えば、アクチュエータ7の伸縮運動をレバー
9の揺動運動に変え、レバー9の揺動端部に送りローラ
4を備えた構造である。具体的には、送りローラ4の側
方にL字状のレバー9の中央部をピンでフレーム(図示
省略)に連結し、レバー9の一片を下流側に向かって延
長すると共に他片を下方に向かって延長し、送りローラ
4の下方に配置したアクチュエータ7の基端部をピンで
フレームに連結し、アクチュエータ7の先端部にレバー
9の他片の先端部をピンで連結し、レバー9の一片の先
端部に張力調整ローラ5を回転自在に支持した構造であ
る。
【0017】アクチュエータ7は、エアシリンダであっ
て、シリンダヘッドH及びピストンロッドRの先端部に
連結片10をそれぞれ突出して、アクチュエータ7の基
端部と先端部を形成する。
【0018】巻取張力制御装置8は図6に示すように、
アクチュエータ7の押圧力を制御するアクチュエータ制
御手段11と、移動した張力調整ローラ5の位置を修正
する位置制御手段12とを備えている。
【0019】アクチュエータ制御手段11は、張力調整
ローラ5にかかる巻取ビーム側の糸シート1の張力の方
向が、巻径増大に伴って変化するので、それに対応して
張力調整ローラ5による糸シートの押圧力を変更する制
御を行う。具体的には以下の通りである。糸種及び巻き
取り方(定張力巻取やテーパ張力巻取)に適した張力値
を縦軸に、巻径を横軸に取った所定の関数式(定張力巻
取やテーパ張力巻取)を、張力設定器13に入力する。
また、糸種等に適した送りローラ4の回転速度を速度制
御装置の糸速設定器14に入力する。糸速設定器14か
らの信号を受けて速度制御装置の送りローラ速度制御器
15は、送りローラ4を所定の速度で回転させる。巻径
検出器16では、送りローラ速度制御器15からの回転
速度信号と、エンコーダEからの巻取ビーム6の回転速
度信号を受けて、巻取ビーム6の巻径を求める。張力演
算器17では、張力設定器13からの張力信号と、巻径
検出器16からの巻径信号を受けて、巻径に対応した糸
シートの張力を求める。押圧力演算器18では、張力演
算器17からの糸シートの張力信号と、巻径検出器16
からの巻径信号を受けて、巻径増大に伴う糸シートの張
力変化に対応した押圧力を算出する。数値例を挙げる
と、糸シートの張力を60kgにするには、φ500m
mの巻径ならば、押圧力を90kg、φ200mmの巻
径ならば押圧力を100kgという具合に算出する。電
空変換器19では、押圧力演算器18からの押圧力信号
を受けて、その押圧力を空気圧に変換して、圧力空気源
20からエアシリンダ7に供給する。なお、巻径検出器
としては、所定位置に光学式等の距離計を設け、巻取ビ
ーム6の表面または巻取ビーム6近傍の糸シート1まで
の距離を計測して巻径を求める装置でも良い。
【0020】位置制御手段12は、位置検出機構21に
よって張力調整ローラ5の位置を検出し、その検出結果
に基づいて張力調整ローラ5が基準位置に存在するか否
かを判定し、存在する場合には、送りローラ4及び巻取
ビーム6の回転速度を持続し、一方、基準位置から外れ
ている場合には、巻取ビーム6の回転速度を変更して、
張力調整ローラ5を基準位置に移動する。
【0021】位置検出機構21は、張力調整ローラ5の
微動、即ち微かな揺動量を正確に把握するために、微動
量を回転角度の変動量に変える機構である。具体的には
図1及び図2に示すように、フレームから突出する支持
ピン22にアーム23の上端部を連結し、アーム23の
下端部とレバー9の他片の中間部に連結ロッド24を架
設し、アーム23の回転角度を位置センサ25で検出す
るものである。
【0022】制御位置設定器26には張力調整ローラ5
の基準位置を入力する。加算器27では位置センサ25
からの信号と、制御位置設定器26からの基準位置信号
を受けて、その差を算出する。なお、その算出結果が、
張力調整ローラ5を基準位置に戻す方向や量となる。巻
取モータ速度制御器28では、エンコーダEからのフィ
ードバック信号によって巻取ビーム6の回転速度を把握
し、現実の回転速度と加算器27からの出力信号とに基
づいて、巻取モータMの回転速度を変え、張力調整ロー
ラ5を基準位置に復帰させる。
【0023】上述した第一実施形態は以下の要領で使用
する。まず、巻き取り運転開始時には、送りローラ4の
周速度よりも幾分速い速度で巻取ビーム6を回転させ
る。すると、糸シート1の張力が次第に高くなって、張
力調整ローラ5がアクチュエータ7から受ける力と平衡
した後、送りローラ4から張力調整ローラ5が自然と離
れる。張力調整ローラ5が基準位置に移動したことを位
置センサ25で把握し、以後、巻取張力制御運転に切り
換え、位置制御手段12により巻取ビーム6の回転速度
を制御しながら、アクチュエータ制御手段11によりエ
アシリンダ7の空気圧を制御し、張力調整ローラ5によ
る糸シート1への押圧力を制御する。なお、張力調整ロ
ーラ5には送りローラ側の糸シートの張力と、巻取ビー
ム側の糸シートの張力との合力が掛かり、これがレバー
9を介してアクチュエータ7の押圧力と釣り合うことに
なる。
【0024】運転停止時には、送りローラ4はブレーキ
がかけられて制止した状態で維持され、一方、巻取モー
タMの回転力とアクチュエータ7の押圧力を維持するこ
とによって、糸シートの張力を維持しておく。糸シート
1を切断する場合には、巻取モータMの回転力を解放す
る。すると、巻取ビーム6による牽引が解放されて糸シ
ート1の張力がなくなり、張力調整ローラ5がアクチュ
エータ7の押圧力で送りローラ4に向かって移動し、糸
シート1が送りローラ4と張力調整ローラ5とで挟持さ
れ、挟持した位置より上流での糸シート弛みが防止され
る。その後、張力調整ローラ5と巻取ビーム6の間で糸
シート1を切断する。
【0025】巻取ビーム6への糸シート端巻き付け作業
は、送りローラ4と張力調整ローラ5の間に糸シート1
を挟持した状態で、送りローラ4を回転させ糸シート1
を送り出すことによって行われる。
【0026】本発明の糸シート巻取機の第二実施形態は
図3に示すように、アクチュエータ7の直線往復運動を
そのまま張力調整ローラ5の前進、後退運動に利用した
ことを特徴とする。具体的には、アクチュエータ7の基
部をフレームに固定すると共に、ピストンロッドRの先
端部に設けた連結片10に張力調整ローラ5を回転可能
に支持してある。また、位置検出機構21は、ピストン
ロッドRの往復量を検出するために、アクチュエータ7
にL字状のブラケット29を固定し、ブラケット29と
ピストンロッドRの双方に亘って一対の位置センサ25
を取り付けてある。
【0027】本発明の糸シート巻取機の第三実施形態は
図4に示すように、張力調整ローラ5を上下及び前後に
移動可能に設けたことを特徴とする。具体的には、張力
調整ローラ5を上下に移動可能として糸シートを押圧す
るアクチュエータ7のほか、張力調整ローラ5を前後に
往復動させて送りローラ4に接離させる移動用アクチュ
エータ31が設けられている。移動用アクチュエータ3
1の基端部の連結片10をピンでフレームに連結し、ア
クチュエータ7の下端部の連結片10をピンでフレーム
に連結し、移動用アクチュエータ31のピストンロッド
Rの先端部とアクチュエータ7のロッドカバー側をブラ
ケット29で連結してある。なお、巻取停止時の糸シー
ト1を挟持する際には、移動用アクチュエータ31を作
動させるが、送りローラ4より上流での糸シート弛みを
防ぐため、移動用アクチュエータ31の作動は、巻取モ
ータの回転力を解放して糸シート1の張力を解除する以
前に行うのが望ましい。
【0028】本発明の糸シート巻取機の第四実施形態は
図5に示すように、張力調整ローラ5の下流側にガイド
ローラ32を離隔して設けたことを特徴とする。このよ
うにすれば、張力調整ローラ5からの糸シート1の進行
方向が一定となる。従って巻取張力は、アクチュエータ
7の押圧力のみにより決まり、一定の巻取張力で巻き取
る場合は、アクチュエータ7の押圧力を一定に維持すれ
ば良く、巻径検出を必要としない。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、巻き取り運転時
には、張力調整ローラが送りローラから離れているの
で、アクチュエータによる押圧力が張力調整ローラに正
確に与えられ、その結果、張力制御を正確に行える。ま
た、張力制御はアクチュエータの押圧力を所定値に設定
し、張力調整ローラが基準位置に常に在るように、送り
ローラと巻取ビームのうち少なくとも一方の回転速度を
制御するのみなので、巻き取り張力の制御が容易にな
る。さらに、張力調整ローラと送りローラの間で糸シー
トを挟持すれば、運転停止時には、糸シート弛みを防止
できる。
【0030】請求項2記載の発明は、ガイドローラが無
いので、コストダウンが図れることに加え、巻取ビーム
の前に立った作業者は、送りローラの後方にある筬の操
作が容易になる。また、巻取ビームに巻き付けるための
糸シート端送り出し時には、張力調整ローラから糸シー
トは直ちに垂れ下がって配列が乱れることなく下方に向
うので、従来に比べて巻き付け作業が容易になる。さら
に、巻径の増大を把握しながら押圧力を変化させること
ができるので、糸シートに所望の張力を的確に与えるこ
とができる。従って、定張力制御だけでなく、テーパ張
力制御等の巻径増大に伴う張力を変化させる制御も可能
となり、その結果、糸シートの性状に応じた張力制御が
可能となる。
【0031】請求項3記載の発明では、移動用アクチュ
エータを駆動すれば、送りローラと張力調整ローラの間
に糸シートを挟持できるので、挟持作業時の制御が容易
になると共に、巻き取り停止時の糸シート弛みを確実に
防止できる。
【0032】請求項4記載の発明は、張力調整ローラを
移動させる専用のアクチュエータを設ける必要がなく、
コストの低減と省スペース化を計ることができる。
【0033】請求項5記載の発明は、糸シートの張力と
アクチュエータの押圧力のバランスで張力調整ローラが
送りローラから離れている場合に、糸シートの張力が相
対的に下がったときには、押圧力によって張力調整ロー
ラが送りローラに向かって移動し、糸シートを自動的に
挟持する。巻取モータの回転力が解放されて移動した場
合は、設定した巻取張力に比例する送りローラへの押圧
力が発生し、送りローラより上流の糸シート張力に見合
う挟持力を得ることができる。また、アクチュエータの
押圧力を増大させて移動した場合は、糸シートを切断す
るためその後巻取モータの回転力を解放すると、先の場
合よりも大きな送りローラへの押圧力が発生し、十分な
挟持力を得ることができる。従って、運転停止時の糸シ
ート挟持の際には、巻取張力が高くても高い巻取張力に
応じた挟持力を得ることができ、送りローラより上流で
の糸シート弛みを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻取運転時における本発明の糸シート巻取機の
第一実施形態を示す正面図である。
【図2】巻取停止時の本発明の第一実施形態を示す正面
図である。
【図3】本発明の糸シート巻取機の第二実施形態を示す
正面図である。
【図4】本発明の糸シート巻取機の第三実施形態を示す
正面図である。
【図5】本発明の糸シート巻取機の第四実施形態を示す
正面図である。
【図6】本発明の第一実施形態の巻取張力制御装置のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 糸シート 4 送りローラ 5 張力調整ローラ 6 巻取ビーム 7 アクチュエータ(エアシリンダ) 8 巻取張力制御装置 11 アクチュエータ制御手段 12 位置制御手段 31 移動用アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02H 13/26 B65H 59/36 B65H 59/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送りローラ(4)と巻取ビーム(6)の
    間に糸シート(1)の張力調整ローラ(5)を、移動可
    能に設け送りローラ(4)に対し接離可能とすると共
    に、アクチュエータ(7)により張力付与方向へ糸シー
    トに押圧させ、 巻き取り停止時には、送りローラ(4)と張力調整ロー
    ラ(5)との間で糸シート(1)を挟持可能とし、 巻き取り運転時には、張力調整ローラ(5)を、送りロ
    ーラ(4)から離隔した状態でアクチュエータ(7)で
    張力を付与しつつ糸シート(1)の巻取張力を巻取張力
    制御装置(8)によって制御し、 巻取張力制御装置(8)は、張力調整ローラ(5)によ
    る糸シート(1)への押圧力を制御するアクチュエータ
    制御手段(11)と、送りローラ(4)と巻取ビーム
    (6)のうち少なくとも一方の回転速度を制御すること
    によって張力調整ローラ(5)を基準位置に維持させる
    位置制御手段(12)とを備えることを特徴とする糸シ
    ート巻取機。
  2. 【請求項2】 張力調整ローラ(5)からの糸シート
    (1)を巻取ビーム(6)で直接巻き取り、アクチュエ
    ータ制御手段(11)は、巻取ビーム(6)の巻径の検
    出結果に対応して制御を行うことを特徴とする請求項1
    記載の糸シート巻取機。
  3. 【請求項3】 アクチュエータ(7)の他に、張力調整
    ローラ(5)を送りローラ(4)に向かって移動させる
    移動用アクチュエータ(31)を有することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の糸シート巻取機。
  4. 【請求項4】 アクチュエータ(7)は、糸シート
    (1)を押圧し張力を付与する役割と、張力調整ローラ
    (5)を送りローラ(4)に向かって移動させる役割と
    を兼備する一つのものであることを特徴とする請求項1
    又は2記載の糸シート巻取機。
  5. 【請求項5】 アクチュエータ(7)が、張力調整ロー
    ラ(5)で糸シート(1)に押圧する方向は、送りロー
    ラ(4)に向かう方向であることを特徴とする請求項4
    記載の糸シート巻取機。
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