JP3532837B2 - 回転式基板処理装置 - Google Patents
回転式基板処理装置Info
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Description
等の基板類の湿式処理に使用される回転式基板処理装置
に関する。
材であるガラス基板の表面にレジスト塗布、エッチン
グ、レジスト剥離等の処理が繰り返される。このような
ガラス基板の処理に使用される基板処理装置の一つとし
て回転式のものがある。
ロータ上に支持して回転させながら、スプレーユニット
により基板の表面に処理液としてエッチング液、剥離液
等の薬液を供給する。薬液による処理が終わると、別の
スプレーユニットにより基板の表面に処理液としてリン
ス用の純水を供給する。純水によるリンス処理が終わる
と、基板を高速で回転させることにより乾燥処理する。
は、処理槽内の雰囲気の清浄性を維持することなどを目
的として、処理槽の上部に設けたクリーンファンによる
吸気と、処理槽の下部からの吸引排気とにより、処理槽
内にクリーンエアのダウンフローが形成される。
基板処理装置は、枚葉式であることから、大型基板の処
理装置として期待されている。大型基板を処理する場
合、その表面積が大きいことから、処理効率を上げるた
めの様々な工夫が考えられており、その一つとしてレジ
スト剥離におけるパドル処理がある。これは、基板の表
面を剥離液でシャワー処理する前に、基板の表面上に剥
離液を表面張力で保持し、この状態で基板を停止又は低
速で回転させる処理方法である。基板を所定時間停止又
は低速で回転させた後は、その表面上から剥離液を排除
し、その後、剥離液による所定のシャワー処理を開始す
る。
された剥離液の温度が処理レートに大きな影響を与える
が、表面上の剥離液の置換が行われないため、特に、そ
の剥離液の温度低下が顕著である。このため、処理レー
トが低下し、且つ不安定になる。加えて、大型の角形基
板の外周側を前記ダウンフローが通過するため、その外
周部、特に4つの角部で剥離液の温度低下が顕著とな
る。その結果、処理レートの不均一も生じる。
理に続くシャワー処理や、エッチング液による薬液処理
でも生じる。
た薬液の温度低下による処理レートの低下や不均一を防
止できる回転式基板処理装置を提供することにある。
に、本発明の回転式基板処理装置は、剥離処理すべき基
板を処理槽内でロータ上に支持して回転させながら、そ
の基板の表面上にレジスト剥離液を供給する回転式基板
処理装置において、前記処理槽内にダウンフローを形成
するためのクリーンファンを速度の切替えが可能な構成
とすると共に、前記処理槽内を吸引排気する排気系に開
閉ダンパーを設け、前記レジスト剥離液によるパドル処
理時に前記開閉ダンパーが閉止され、且つ前記ファンが
定常速度より低速で回転するものである。
レジスト剥離液によるパドル処理時に前記開閉ダンパー
を閉止し、且つ前記ファンを定常速度より低速で回転さ
せることにより、処理槽内の気流がほぼ停止し、基板の
表面上に供給されたレジスト剥離液の温度低下が抑制さ
れる。また、前記ファンの低速回転により、ダンパー閉
止時の排気量より多い吸気量が確保される。これによ
り、処理槽内が正圧に保持され、負圧になる事態が回避
されることにより、処理槽内への外気の侵入が阻止され
る。
の槽内への吸気量が槽外への排気量より僅かに多くなる
ように設定され、定常速度の3〜30%が好ましい。3
0%を超える場合は薬液の冷却が進む懸念があり、3%
未満の場合は処理槽内へ外気が侵入するおそれがある。
基づいて説明する。図1は本発明の1実施形態を示す回
転式基板処理装置の縦断面図である。
用ガラス基板10のレジスト剥離に使用される剥離装置
である。この回転式基板処理装置は、密閉構造の処理槽
20を備えている。処理槽20の天井部にはクリーンフ
ァン30が設けられている。クリーンファン30は、処
理槽10内にダウンフローを形成するために、クリーン
エアを処理槽10の天井部から下方へ供給するもので、
回転速度を高速と低速に切り替えることが可能な2速フ
ァンとされている。
して回転させる基板回転機構40と、基板10の表面に
剥離液を供給する第1のスプレーユニット50と、基板
10の表面にリンス用の純水を供給する図示されない第
2のスプレーユニットと、基板10の表面上に供給され
た剥離液及び純水を回収する廃液回収機構60と、処理
槽20内を吸引排気する排気系70とが設けられてい
る。
部に配置された水平なロータ41を備えている。ロータ
41は、その上に複数本のピンを介して基板10を支持
し、下方の駆動部42により周方向へ駆動されることに
より、基板10を任意の速度で回転させる。
ッド51を備えている。ヘッド51は、支持部52によ
る昇降駆動及び旋回駆動により、後述するカップ内の使
用位置とカップ外の退避位置との間を往復移動する。ヘ
ッド51には多数のノズル53が設けられている。多数
のノズル53は、前記使用位置でロータ41上の基板1
0の回転円の半径線に沿って整列することにより、その
基板10の表面に散布する。
第1のスプレーユニット50と同様に、ヘッドを使用位
置と退避位置とに移動させ、使用位置でヘッドに装備さ
れたノズルからリンス用の純水を噴射して、基板10の
表面に吹き付ける。
外側に同心状に設けられた2重構造のカップを備えてい
る。このカップは、内カップ61と、その更に外側に同
心状に設けられた外カップ62とからなる。内カップ6
1の上部は、昇降可能に構成されており、その開口部が
ロータ41の上方と下方に切り替え移動するように昇降
駆動される。
の下方に位置して設けられた複数の排気管71を備えて
いる。複数の排気管71の各一端部は、前記カップの底
部に設けられた排気口と接続されている。その各他端部
は、集合管72を介して、処理槽20外の吸気ポンプに
接続されている。集合管72の入口には、回転式の開閉
ダンパー73が設けられている。この開閉ダンパー73
は、シリンダ74により開閉駆動され、その開閉制御
は、クリーンファン30の速度切り替え制御等と共に、
図示されない制御部により実行される。
動作について説明する。
0がセットされると、処理槽20が密閉される。そし
て、薬液処理、リンス処理、乾燥処理の順で基板10が
処理される。なお、クリーンファン30、排気系70の
開閉ダンパー73及び吸気ポンプの基本形態は、クリー
ンファン30については高速運転、開閉ダンパー73に
ついては開状態、吸気ポンプについては常時作動であ
り、これにより、処理槽20内に、カップ内を通過する
クリーンエアのダウンフローが形成される。
0のヘッド51が基板10上の使用位置に移動する。基
板10が1回転する間に、ヘッド51から基板10の表
面上へ所定温度の剥離液が供給される。供給された剥離
液は表面張力で基板10の表面上に保持される。この状
態で、基板10が低速で回転することにより、パドル処
理が行われる。
0の回転速度が上がり、その表面上から剥離液が除去さ
れる。しかる後、基板10の回転を続けながら、スプレ
ーユニット50のヘッド51から基板10の表面に剥離
液が所定流量で散布される。基板10の表面に散布され
た剥離液が遠心力により表面上から順次排出されること
により、シャワー処理が続けられる。
は、排気系70の開閉ダンパー73は閉状態とされ、ク
リーンファン30は低速運転される。吸気ポンプが常時
作動のため、開閉ダンパー73を閉状態としても、処理
槽20からの排気量は0とならない。その排気量より吸
気量が僅かに多くなるように、クリーンファン30が低
速運転される。これにより、処理槽20内のダウンフロ
ーは非常に弱くなる。その結果、基板10が大型の場合
も、その表面上に供給される剥離液の冷却が抑制され
る。従って、処理レートが安定し、且つ均一化される。
このダウンフローの停止は、パドル処理で特に効果的で
ある。
け、排気量より吸気量が僅かに多くなるため、処理槽2
0内が正圧に保持される。このため、ダウンフローが実
質的に停止するにもかかわらず、外気が処理槽20内に
侵入する事態が回避される。更に、処理槽20内の清浄
性についても問題ないレベルが維持される。
剥離液は、外カップ62内に回収される。
プレーユニット50のヘッド52に代わって、第2のス
プレーユニットのヘッドが基板10の表面に対向する。
そのヘッドからリンス用の純水が噴出されつつ、基板1
0が回転を続けることにより、基板10の表面が洗浄さ
れる。
が高速で回転することにより、その表面から残液が排除
される。
ァン30は高速運転に戻り、排気系70の開閉ダンパー
73も開状態に戻る。これにより、処理槽20内が所定
のダウンフローにより清浄に保持される。基板10の表
面上から排出された洗浄廃液は、内カップ61内へ導か
れる。
ウンフローを停止したが、パドル処理中のみダウンフロ
ーを停止することもできる。また、剥離処理だけでな
く、エッチング処理にも、同様に適用が可能である。
基板処理装置は、処理槽内にダウンフローを形成するた
めのクリーンファンを速度の切替えが可能な構成とする
と共に、処理槽内を吸引排気する排気系に開閉ダンパー
を設け、前記レジスト剥離液によるパドル処理時に前記
開閉ダンパーを閉止し、且つ前記ファンを定常速度より
低速で回転させることにより、レジスト剥離液によるパ
ドル処理での大型基板で特に大きな問題となる、基板の
表面上に供給された薬液の温度低下による処理レートの
低下や不均一を防止できる。これにより、大型基板につ
いても高品質の処理が可能になる。
の縦断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 剥離処理すべき基板を処理槽内でロータ
上に支持して回転させながら、その基板の表面上にレジ
スト剥離液を供給する回転式基板処理装置において、前
記処理槽内にダウンフローを形成するためのクリーンフ
ァンを速度の切替えが可能な構成とすると共に、前記処
理槽内を吸引排気する排気系に開閉ダンパーを設け、前
記レジスト剥離液によるパドル処理時に前記開閉ダンパ
ーが閉止され、且つ前記ファンが定常速度より低速で回
転することを特徴とする回転式基板処理装置。 - 【請求項2】 低速回転時の回転速度が定常速度の3〜
30%である請求項1に記載の回転式基板処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2000238580A JP3532837B2 (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 回転式基板処理装置 |
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