JP3531701B2 - ブラシレスモータの制御方法 - Google Patents

ブラシレスモータの制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンプレッサ等の
モータに用いるセンサレス直流ブラシレスモータ(以下
ブラシレスモータと記す)の起動制御技術に係り、特に
詳しくは安定した起動を可能とし、確実な位置検出運転
モードへの移行を可能とするブラシレスモータの制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラシレスモータの制御方法において
は、ブラシレスモータの非通電相(非通電電機子巻線)
に発生する誘起電圧を用いて回転子の位置検出をし、こ
の位置検出をもとにしてブラシレモータの電機子巻線電
流の通電を切り替える。
【0003】ブラシレスモータの起動開始時には回転子
が停止しているために誘起電圧が発生しないことから同
期運転等を行い、しかる後適当な速度まで加速し、誘起
電圧が十分に発生した時点で、同期運転から位置検出運
転へモード移行を行う。
【0004】そのため、例えば図8に示す制御装置が必
要である。この制御装置は、交流電源1をAC/DC変
換部2で所定の直流電源に変換し、この直流電源をイン
バータ部3のスイッチング素子Ua,Va,Wa,X,
Y,Zでスイッチングしてブラシレスモータ(DCM)
4の電機子巻線に供給する。
【0005】位置検出回路5はブラシレスモータ4の端
子電圧をアナログ積分回路等に通して得た位置検出信号
(図8の実線および二点鎖線)を制御回路(マイクロコ
ンピュータ)6に出力し、制御回路6は位置検出信号を
もとにしてインバータ部3のスイッチング素子Ua,V
a,Wa,X,Y,Zを所定に駆動してブラシレスモー
タ4の電機子巻線電流の通電を切り替える。
【0006】最近では、精度、効率の向上が望めるディ
ジタル方式が主流になっており、このディジタル方式の
場合、図8に示す位置検出回路5は電機子巻線の端子電
圧(誘起電圧)と基準電圧とを比較し、この比較結果
(位置検出信号)を制御回路6に出力する。
【0007】制御回路6はその位置検出信号により回転
子の位置検出処理を実行し、この位置検出をもとにして
ブラシレスモータ4の通電切り替えタイミング(機械角
30度あるいは90度)を算出し、このタイミングで通
電を切り替える。
【0008】このディジタル方式によると、位置検出回
路5にアナログ積分回路等を用いないため、位置検出運
転時の通電切り替えを高精度に制御することができ、ま
た起動の同期運転から位置検出運転へのモード移行を短
時間で行うことができる。
【0009】このようなディジタル方式の制御方法に合
わせて起動を行うことが好ましく、ディジタル位置検出
に最適な位置検出運転と同期運転とを併用して起動する
ことが考えられる。
【0010】この場合、ブラシレスモータ4の電機子巻
線電流の通電開始から非通電電機子巻線には誘起電圧が
発生することを利用し、この誘起電圧により回転子の位
置検出を行い、この位置検出があるときには同位置検出
点により通電を切り替える位置検出運転を実行し、位置
検出がないときには所定時間で通電を切り替える同期運
転を実行する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブラシ
レスモータ4の起動時においては、いずれにしても起動
開始に同期運転を行う必要があり、このときに重負荷等
により起動特性が変動し、回転磁界と回転子との位相が
ずれ、つまり起動が安定化していないために脱調するこ
ともある。
【0012】このような脱調した状態のまま、いわゆる
起動失敗のまま位置検出運転へモード移行すると、ブラ
シレスモータ4が振動するだけなく、ロック電流により
過電流が流れ、異常停止になってしまい、再度起動し、
位置検出運転モードへの移行処理を行う必要がある。
【0013】この発明は前記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は位置検出運転と同期運転とを併用して
起動を行う際、起動の安定化を確認することができ、起
動失敗による異常停止の確率を大幅に減少させ、また確
実に位置検出運転モードへ移行可能とすることができる
ようにしたブラシレスモータの制御方法を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願の請求項1に係るこの発明は、ブラシレスモー
タを起動し、しかる後位置検出運転へモード移行するブ
ラシレスモータの制御方法において、前記ブラシレスモ
ータの起動開始から位置検出回路により同ブラシレスモ
ータの回転子の位置を検出し、該回転子の位置検出信号
があるときには同位置検出信号をもとにして前記ブラシ
レスモータの電機子巻線電流の通電を切り替え、前記位
置検出信号がないときには所定時間で前記電機子巻線電
流の通電切り替えを強制的に行う一方、少なくとも前記
位置検出信号の間隔のうち最大値と最小値との比が所定
値以内であることを前記起動時の安定条件とし、該安定
条件を満足しないときには前記ブラシレスモータを再起
動するようにしたことを特徴としている。
【0015】また、本願の請求項2に係るこの発明は、
ブラシレスモータを起動し、しかる後位置検出運転へモ
ード移行するブラシレスモータの制御方法において、前
記ブラシレスモータの起動開始から位置検出回路により
同ブラシレスモータの回転子の位置を検出し、該回転子
の位置検出信号があるときには同位置検出信号をもとに
して前記ブラシレスモータの電機子巻線電流の通電を切
り替え、前記位置検出信号がないときには所定時間で前
記電機子巻線電流の通電切り替えを強制的に行う一方、
(a)前記位置検出信号が連続して所定回数得られるこ
と、(b)前記位置検出信号の間隔のうち最大値と最小
値との比が所定値以内であること、(c)前記モード移
行を行う際に前記ブラシレスモータの回転数が所定マー
ジン内であること、を前記起動の安定条件とし、前記3
つの安定条件(a)〜(c)のうち少なくとも2つの
定条件を満足しないときには前記ブラシレスモータを再
起動するようにしたことを特徴としている。
【0016】上述した各態様において、前記ブラシレス
モータの電機子巻線電流の通電切り替え回数が所定値に
達したときに、前記安定条件を満足しているか否かを判
断するとよい。
【0017】また、前記安定条件が前記ブラシレスモー
タの起動から所定時間経過しても満足されないときには
前記ブラシレスモータを再起動するとよい。さらに、前
記再起動を所定回数行うようにするとよい。さらにま
た、前記安定条件を満足したときには前記ブラシレスモ
ータを位置検出運転へモード移行するとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1ないし図7を参照して詳細に説明する。なお、図1
中、図8と同一部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。
【0019】図1において、この発明のブラシレスモー
タの制御方法を適用した制御装置は、ブラシレスモータ
4の端子電圧(誘起電圧を含む)を位置検出回路10に
入力し、それら端子電圧(誘起電圧)を合成した中性点
電圧を得るとともに、この中性点電圧と基準電圧(例え
ば端子電圧の1/2)とを比較して位置検出信号を得て
制御回路11(マイクロコンピュータ)に与える。
【0020】制御回路11は、図8に示す制御回路6の
機能の他に、ブラシレスモータ4の起動時に位置検出回
路10からの位置検出信号により回転子の位置を検出す
ることができたときには同位置検出によりインバータ部
3のスイッチング素子Ua,Va,Wa,X,Y,Zを
所定に駆動して電機子巻線U,V,Wの通電を切り替
え、所定時間内に回転子の位置を検出することができな
いときには強制的に通電を切り替える。
【0021】また、前述した位置検出運転と同期運転と
を併用した起動(ハイブリッド起動)から位置検出運転
へモード移行する際、制御回路11は起動時(起動して
いるとき)の安定状態を確認し、不安定であるきには再
起動し、安定であるときには位置検出運転へモード移行
する。
【0022】前記起動の安定指標(安定条件)として
は、連続した位置検出信号(位置検出)があり、通電切
り替え間隔や位置検出の間隔がほぼ一定であり(間隔の
最大値と最小値との比が所定範囲内であり)、周期の時
間(または回転数)が予め設定したマージン内であるこ
と等がある。
【0023】なお、モード移行後の位置検出運転では位
置検出信号により回転子の位置を検出し、この位置検出
を基準として通電切り替えタイミングを算出してブラシ
レスモータ4の通電を切り替える。
【0024】次に、前記ディジタル方式を採用した制御
装置の動作を図2および図4の模式図と、図3のフロー
チャート図と、図5および図6のタイムチャート図とを
参照して説明する。なお、この実施の形態では一般的に
採用されている電圧可変方式のPWM制御の場合を例に
して説明する。
【0025】まず、ブラシレスモータ4を起動するた
め、制御回路11は起動パラメータに基づいて同期運転
の駆動信号を発生してインバータ部3の複数のトランジ
スタを駆動し、ブラシレスモータ4の電機子巻線の通電
を切り替える。この通電切り替えにより固定子には回転
磁界が発生し、この回転磁界を追従するように回転子が
回転する。
【0026】すると、ブラシレスモータ4の非導通電機
子巻線には誘起電圧が発生するために、位置検出回路1
0はその誘起電圧を含む中性点電圧と基準電圧との交点
(位置検出)の位置検出信号を制御回路11に出力す
る。
【0027】制御回路11は、その位置検出信号により
位置検出が得られたときには同位置検出により電機子巻
線電流の通電を切り替える一方、その位置検出が得られ
ないときには所定時間で通電を切り替える同期運転を行
う。
【0028】前記位置検出運転と同期運転とを併用した
起動(ハイブリッド起動)において、起動直後は回転子
の位置によってロック状態や逆回転になることもあり、
不安定であるが、固定子の回転磁界と回転子との位相が
合ってくると、安定して位置検出ができるようになる。
【0029】そこで、この発明では、図2に示すよう
に、モード移行ポイント(所定回数通電切り替えを行っ
た時点等)から所定前までの位置検出等の情報により安
定状態を判定する。
【0030】まず、制御回路11は入力位置検出信号に
より回転子の位置検出があるか否かを判断する(ステッ
プST1)。図4に示すように、位置検出なしに同期運
転を行ったときには、つまり位置検出がなく、予め決め
た時間で強制的に通電を切り替えたときには今回の位置
検出なしのデータとして内部のnビットバッファの1ビ
ットに0をセットし(ステップST2)、位置検出があ
って位置検出運転を行ったときには今回の位置検出あり
のデータとしてnビットバッファの1ビットに1をセッ
トする(ステップST3)。
【0031】この場合、nビットバッファが既に一杯で
あるときには、nビットバッファの最下位(LSB)に
戻って書き換える。すなわち、n個の位置検出の情報を
常に記憶する。
【0032】続いて、内部カウンタを用いて位置検出間
隔の時間(あるいは通電切り替え間隔)を計測して内部
メモリに記憶し(ステップST4)、通電切り替えを所
定回数行ったか否かを判断する(ステップST5)。図
4に示すように、内部メモリには各相に対応して計測時
間を記憶する。
【0033】所定回数通電を行っていないときには通電
を切り替え(ステップST6)、ステップST1に戻っ
て前述した処理を繰り返す。このときの通電切り替えは
位置検出運転あるいは同期運転の何れかによる。所定回
数通電を行ったときには、ステップST5からST7に
進み前述した安定条件を満足しているか否かを判断す
る。
【0034】nビットバッファの全ビットのデータが1
であれば、連続した位置検出信号(位置検出)があると
判断するが、1ビットでも0データがあれば起動失敗と
してステップST7からST8に進み、起動の失敗が所
定回数行われたか否かを判断する。起動失敗が所定回数
に達していないときには起動パラメータを初期化(再起
動)し(ステップST9)、ステップST1に戻る。す
なわち、回転子の位置検出に欠落がある場合不安定な回
転状態にあり、位置検出運転へモード移行もできないか
らである。
【0035】また、図5に示すように、内部メモリの位
置検出間隔時間のうちの最大値Tmaxと最小値Tmi
nを選出し、この比Tmax/Tminが所定許容値以
下であれば、位置検出の間隔がほぼ一定であり、回転が
安定していると判断するが、その許容値を越えていると
きには起動失敗としてステップST7からST8に進
み、前述した処理を実行する。すなわち、位置検出がで
きていても、位置検出間隔がまちまちであり、不安定な
回転状態にあり、脱調する可能性もあるからである。
【0036】さらに、図6に示すように、内部メモリの
位置検出間隔時間を合計して周期Tの時間を得る。例え
ば、三相四極モータであれば、一循の(6相の)通電を
切り替えると、回転子が機械的に半回転する。そこで、
図6に示すように、6相の合計時間T1ないしT6の合
計値)を周期Tとするか、あるいは12相の合計時間を
回転周期とする。
【0037】前記周期Tの時間が所定範囲に入っていれ
ば(換言すると、回転数が予め設定したマージン内に入
っていれば)、起動が安定していると判断するが、その
所定範囲内に入っていないときにはステップST7から
ST8に進み、前述した処理を実行する。
【0038】前述した3つの条件を全て満足したときに
は、ステップST7から位置検出運転のモードに移行す
る処理(ルーチン)に進み、その条件の1つでも欠けて
いるときには再起動を行う。なお、再起動を所定回数を
行ったときには異常と判断し、再起動処理を行わない。
【0039】このように、起動から位置検出運転へモー
ド移行する際、所定通電切り替え回数前までさかのぼっ
た情報を含んだ情報により回転状態を確認し、不安定で
あるときには再起動し、安定しているときには位置検出
運転へモード移行する。
【0040】したがって、何度か再起動を行うことがで
きるようになり、位置検出運転へのモード移行してから
起動失敗による異常停止の確率が大幅に減少させること
ができ、また確実に位置検出運転へモードに移行するこ
とができる。
【0041】図7はこの発明の他の実施の形態を説明す
るフローチャート図である。なお、図7中、図3と同じ
処理については詳細な説明を省略する。ステップST1
0ないしST13はST1ないしST4に、ステップS
T14はST7に、ステップST15およびST16は
ST5およびST6に、ステップST17およびST1
8はST8およびST9に対応している。
【0042】まず、制御回路11は入力位置検出信号に
より回転子の位置検出があるか否かを判断し(ステップ
ST10)、位置検出ができずに同期運転を行ったとき
には、つまり位置検出がなく、予め決めた時間で強制的
に通電を切り替えたときには内部のnビットバッファの
1ビットに0をセットする(ステップST11)。位置
検出ができて位置検出運転を行ったときにはnビットバ
ッファの1ビットに1をセットする(ステップST1
2)。
【0043】続いて、内部カウンタを用いて位置検出間
隔の時間(あるいは通電切り替え間隔)を計測して内部
メモリに記憶する(ステップST13)。内部メモリに
は各相に対応して計測時間を記憶する。
【0044】続いて、前実施の形態で説明した3つの安
定条件を満足しているか否かを判断し(ステップST1
4)、この3つの安定条件を満足しているときには位置
検出運転へモード移行する。
【0045】前記3つの安定条件を満足していないとき
にはステップST15に進み、これまでの通電切り替え
回数が所定値(最大値)になったか否かを判断する。な
お、通電切り替え回数の代わりに、起動を行っている時
間(限界値)を用いてもよい。また、前記最大値や限界
値は予め経験的に求めて設定しておく。
【0046】通電切り替え回数が最大値になっていない
ときには(または起動を行っている時間が限界値になっ
ていないときには)、ステップST15からST16に
進み、通電を切り替えてステップST10に戻り、前述
した処理を繰り返す。
【0047】通電切り替え回数が最大値になっても、前
記3つの安定条件を満足しないときには、ステップST
15からST17に進み、起動の失敗が所定回数行われ
たか否かを判断する。所定回数に達していないときには
起動パラメータを初期化(再起動)し(ステップST1
8)、ステップST10に戻って前述した処理を繰り返
す。
【0048】このように、起動時に通電切り替え回数が
所定値(最大値)にならなくとも、前記3つの安定条件
を満足したときには位置検出運転へのモード移行を行う
ことができるため、最短時間で、しかも確実に位置検出
運転へモード移行することができる。
【0049】なお、前記3つの安定条件のうち、1つの
安定条件だけを採ってもよく、また3つの安定条件のう
ち2つの条件を組み合わせて採るようにしてもよい。こ
の場合、安定条件が少ないほど、制御がし易くなり、制
御プログラムの簡略化が可能であり、コスト面での利点
がある。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、起動時に回転子の位置検出間隔の最大値と最小
値との比が所定範囲内であるか否かによって起動の安定
状態を判断し、不安定と判断したときには再起動を行う
ようにしたことにより、起動失敗による異常停止の確率
が小さく確実に位置検出運転へモード移行することがで
きる。
【0051】また、請求項の発明によると、起動時
に、位置検出が連続して所定回数できること、前記位置
検出の間隔のうち最大値と最小値との比が所定値以内で
あることもしくは同間隔が一定であること、および回転
数が所定マージン内であることを起動の安定条件とし、
この3つの安定条件のうち少なくとも2つの安定条件を
満足しているか否かによって起動の安定を判断し、不安
定と判断したときには再起動を行うようにしたことによ
り、より厳しく安定状態を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示し、ブラシレスモ
ータの制御方法が適用される制御装置の概略的ブロック
線図。
【図2】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的模式図。
【図3】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的フローチャート図。
【図4】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的模式図。
【図5】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的タイムチャート図。
【図6】図1に示す制御装置の動作を説明するための概
略的タイムチャート図。
【図7】この発明の他の実施の形態を示し、ブラシレス
モータの制御方法を説明するための概略的フローチャー
ト図。
【図8】従来のブラシレスモータの制御装置の概略的ブ
ロック線図。
【符号の説明】
3 インバータ部 4 ブラシレスモータ(センサレス直流ブラシレスモー
タ) 6,11 制御回路(マイクロコンピュータ) 10 位置検出回路 k 基準電圧 U,V,W 電機子巻線(ブラシレスモータ4の)平成
15年12月8日手続補正書(方式)提出

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシレスモータを起動し、しかる後位
    置検出運転へモード移行するブラシレスモータの制御方
    法において、 前記ブラシレスモータの起動開始から位置検出回路によ
    り同ブラシレスモータの回転子の位置を検出し、該回転
    子の位置検出信号があるときには同位置検出信号をもと
    にして前記ブラシレスモータの電機子巻線電流の通電を
    切り替え、前記位置検出信号がないときには所定時間で
    前記電機子巻線電流の通電切り替えを強制的に行う一
    方、少なくとも前記位置検出信号の間隔のうち最大値と
    最小値との比が所定値以内であることを前記起動の安
    定条件とし、該安定条件を満足しないときには前記ブラ
    シレスモータを再起動するようにしたことを特徴とする
    ブラシレスモータの制御方法。
  2. 【請求項2】 ブラシレスモータを起動し、しかる後位
    置検出運転へモード移行するブラシレスモータの制御方
    法において、 前記ブラシレスモータの起動開始から位置検出回路によ
    り同ブラシレスモータの回転子の位置を検出し、該回転
    子の位置検出信号があるときには同位置検出信号をもと
    にして前記ブラシレスモータの電機子巻線電流の通電を
    切り替え、前記位置検出信号がないときには所定時間で
    前記電機子巻線電流の通電切り替えを強制的に行う一
    方、(a)前記位置検出信号が連続して所定回数得られるこ
    と、 (b)前記位置検出信号の間隔のうち最大値と最小値と
    の比が所定値以内であること、 (c)前記モード移行を行う際に前記ブラシレスモータ
    の回転数が所定マージン内であること、を前記起動の安
    定条件とし、 前記3つの安定条件(a)〜(c)のうち少なくとも2
    つの 安定条件を満足しないときには前記ブラシレスモー
    タを再起動するようにしたことを特徴とするブラシレス
    モータの制御方法。
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