JP3531542B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

ラベル貼付装置

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JP3531542B2
JP3531542B2 JP20500199A JP20500199A JP3531542B2 JP 3531542 B2 JP3531542 B2 JP 3531542B2 JP 20500199 A JP20500199 A JP 20500199A JP 20500199 A JP20500199 A JP 20500199A JP 3531542 B2 JP3531542 B2 JP 3531542B2
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正和 高花
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラベル貼付装置、詳
しくは、商品などの物品に値段ラベル、POPラベル等を
自動的に貼付するラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラベル貼付装置は、一般に、発行
されたラベルをラベル吸着部で受け取り保持し、該吸着
部を駆動手段により往復動可能に移動させ、その往動時
に前記ラベルを物品面に押し当て貼付するように構成さ
れている。この種のラベル貼付装置においては、ラベル
吸着部を物品面に押し当てる際、その押圧力が強すぎる
場合には物品を損傷するという問題がある。そのため、
往復動するラベル吸着部にセンサーを設けて、吸着部が
物品に当接したことを検出させ、その検出により前記吸
着部を復動させる検出手段が考えられるが、その検出手
段では、移動するラベル吸着部にセンサーの配線を付設
するので、配線上のスペース確保や配線等の寿命に問題
がある。
【0003】そこで、上記問題点を解消する従来技術と
して、特開平11−35020号公報が知られている。同
公報には、ラベル吸着部の駆動手段としてサーボモータ
を使用し、ラベル吸着部が物品面に押し当たった際に、
負荷の変動により生じるサーボモータへの電流変化を検
出するようにし、その電流変化の検出によりサーボモー
タを逆転させてラベル吸着部を復動させることが開示さ
れている。しかしながら、上記検出手段では、結局のと
ころ、サーボモータの回転速度の変化があって初めてラ
ベル吸着部の押し当てを検出するものである。そのた
め、回転速度の変化、すなわち電流変化が生じたときに
は、既に、ラベル吸着部および駆動手段などの可動部全
体の慣性力が物品に作用している状態であるので、物品
の損傷を軽減する効果が必ずしも充分ではないものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来事
情に鑑みその技術的な不具合を解消せんとするもので、
ラベル吸着部の押し当たり初期を機械的作動手段により
応答性よく検出して、ラベル貼付時における商品など物
品の損傷発生を防止するとともに、検出手段の耐久性を
確保することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯る本発明のラベル貼付
装置は、ラベル吸着部を有する貼付部材近傍の往復動し
ない位置にセンサーを配置するとともに、ラベル吸着部
が物品面を押圧するときに生ずる反力により作用片を、
前記反力と異なる方向へ変位させ、該作用片の変位を前
記センサーで検出するとラベル吸着部が物品面から離反
する方向へ移動するようにしたことを特徴とする。これ
により、ラベル吸着部が、その往動時にラベルを物品面
に押し当てた初期タイミングを、その反力を利用した作
用片の機械的作動手段により検出し、駆動手段を逆動作
させてラベル吸着部を復動させることができる。
【0006】上記センサーの一態様は、前記ラベル吸着
部の側方に配置されたセンサーであり、前記作用片の変
位に連動して検出片が変位することにより検出をする
(請求項2)。すなわち、センサーは、作用片の変位に
連動して検出片が、該センサーをオンまたはオフする位
置に変位し、それによりセンサーが検出をして駆動手段
を逆動作、すなわちラベル吸着部を復帰方向へ移動させ
る。そして、上記センサーは貼付部材の側方に配置され
ることにより、設置スペースが確保される。
【0007】また、上記貼付部材の具体的態様は、ラベ
ルを保持する吸着部と該吸着部を往復動させる昇降杆と
の間に緩衝部を介在させて構成され、その吸着部が物品
面を押圧したときに生ずる反力を、前記緩衝部が移動す
る緩衝動作により吸収するようにし、その緩衝部の緩衝
動作によって前記作用片を変位させる(請求項3)。こ
れによれば、吸着部が物品面に押圧したときに、その物
品を保護するために緩衝部が緩衝動作をして反力方向へ
移動するが、その移動を利用して前記作用片を変位さ
せ、センサーで検出することができる。さらに好ましく
は、上記作用片は中間部を前記支持部に軸支されて揺動
可能にし、その一端側を緩衝部の筒体上端に係合させ、
他端側をセンサーの前記検出片に当接せしめる(請求項
4)。それにより、検出機構の小型化と検出動作の確実
性を維持するようにする。
【0008】また、本発明は、発行されたラベルを保持
し該ラベルを貼付するまでに保持したラベルの向きを回
転させる機構を備えたラベル貼付装置にも適用可能であ
り、請求項5によれば、それに対応可能な構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、ストレッ
チ包装機に組み付けられたラベル貼付器の場合について
説明すれば、図1及び2は該包装機の概要を示す。同図
において、機枠15の前方には被包装物である商品G1を
載置する商品載置部12が配置され、該商品載置部12に載
せた商品G1をプッシャコンベア1により機枠内部に設
けたエレベータ2まで搬送する。なお、商品G1は容器
であるトレイG2に収容された状態で搬送される場合を
例示し、また、商品載置部12は計量部の計量皿として構
成されている。上記エレベータ2の上方には包装部3が
設けられ、その包装部3の側方(プッシャコンベアと直
角に交差した方向)にフィルムロール配置部4とそのフ
ィルムロール配置部4にセットされたフィルムロール5
から繰り出されるフィルム5’の先端を保持するフィル
ム保持部6が設けられ、そのフィルム保持部6で保持さ
れたフィルム5’の先端を挟持して引き出し包装部3ま
で移送するフィルムフィード機構7が前記フィルム保持
部6の先端に接近させて配置される。
【0010】また、フィルム保持部6とフィルムフィー
ド機構7との間には、該フィルムフィード機構7で挟持
され引き出されたフィルム5’を所定長さに切断するカ
ッター8が配置されている。さらに、フィルムフィード
機構7の上方には,商品G1の上面を覆うフィルム5’
の端部を商品G1の底面側に折り込む左右折り込み板
9,9’と後折り込み板10、後折り込み板10の上方に位
置して包装済みの商品を排出する排出プッシャ11、及び
前折り込みローラ14が配設されている。
【0011】上記ストレッチ包装機においては、エレベ
ータ2上に搬送された商品G1がエレベータ2の上昇に
より包装部3に張架されたフィルム5’に対して突き上
げられ、商品G1の上面を覆ったフィルム5’の端部
は、左右折り込み板9,9’と後折り込み板10とにより
商品の底面側に折り込まれる。その後に、排出プッシャ
11により商品G1を機枠15前側の排出部13へ向けて水平
に押動しながら前記フィルム5’の前側端部を前折り込
みローラ14で商品G1の底面に折り込んで包装済みの商
品Gが得られる。なお、排出部13にはヒータ装置を配置
した場合を例示する。そして、機枠15には、前記包装部
3の上部前側に本発明のラベル貼付装置20を配置し、こ
のラベル貼付装置20により、包装部3から排出部13へ移
行する商品G上面に所定のラベルLを自動貼付するもの
である。
【0012】ラベル貼付装置20の詳細を、前述した第1
装置の場合について図3〜図9に示す。ラベル貼付装置
20は、機枠15の上部前側に架設された可動台21に設置し
て商品Gの搬送方向に直交する方向、すなわち図3にお
いて左右方向へ移動可能に配置する。この可動台21の移
動は、ステッピングモータ22、該モータの駆動に連係す
るベルト伝動機構23等により構成されるラベラー移動部
24によって作動され、前記ステッピングモータ22は制御
手段からの指令により動作する。
【0013】上記ラベル貼付装置20は、二つのラベル貼
付器を備えて商品に異種のラベルを選択的に貼付する、
いわゆるツインラベラータイプを例示する。すなわち、
上記ラベル貼付装置20は、前記可動台21上に一対のラベ
ル貼付器を左右に並設、具体的には、左側の第一ラベル
貼付器(以下、第一ラベラーという)Aと、右側の第二
ラベル貼付器(以下、第二ラベラーという)Bとにより
構成される。各ラベラーA,Bは、それぞれ印字部25
a,25b及び貼付部26a,26bを具備する。その第一ラ
ベラーAは、印字部25aにより商品名、単価、重量、価
格等を印字した通常の値段ラベル(通常ラベル)LAを
発行するようにし、第二ラベラーBは、印字部25bによ
り、前記印字データと共に販売促進用のイメージデータ
を含めて印字したPOP付き値段ラベル(POPラベ
ル)LBを発行するようにする。そして発行された通常
ラベルLA又はPOPラベルLBは、各ラベラーA,B
の貼付部26a,26bに構成されたラベル吸着面27a,27
bに吸着されて商品Gの上面に貼付する。
【0014】上記第一ラベラーAと第二ラベラーBは、
それぞれ構成部材が同一であるので、説明の便宜上、そ
の一方(第二ラベラーB)について説明し、他方(第一
ラベラーA)については同一の符号を付して説明を省略
する。
【0015】第二ラベラーBの貼付部26bには、左右に
間隔をおいてガイド杆28,28’を上下にわたり起設し、
該ガイド杆28,28’に支持体29を昇降可能に取り付け、
この支持体29に貼付部材30を取り付け支持して構成され
る。貼付部材30は、上端部を前記支持体29に挿着支持さ
れた昇降杆31と、この昇降杆31に緩衝部32を介して連結
された吸着部27とにより構成され、前記支持体31が上下
動することによりラベル吸着部27をラベル吸着位置(上
限位置)とラベル貼付位置(下限位置)との間を往復移
動させるものである。また、貼付部26bには、ラベル吸
着部27底面の前記吸着面27bにラベル吸引作用を生起さ
せるファンモータ33を設けている。
【0016】上記貼付部材30の近傍には、一方のガイド
杆28側に、上下方向へ延びる無端状の駆動ベルト34を配
設し、該ベルト34をモータ(ステッピングモータ)Mに
より回動可能に連繋せしめ、このベルト34の一側面に前
記支持体29の一端を固定状に取り付ける。それにより、
モータMの正逆回転する駆動により、ベルト34が上下動
して支持体29と共に貼付部材30、つまりはラベル吸着部
27を上下動させるものである。すなわち、前記モータ
M、ベルト34および支持体29によりラベル吸着部27の駆
動手段を構成する。
【0017】また、他方のガイド杆28’側には、上下に
それぞれ段付きプーリー35,35’を配置し、その両プー
リー間にわたり摺動部材を例示する無端状の段付きベル
ト36を回動可能に配設する。ベルト36は、その内外両面
にそれぞれ歯形、台形または山形等の段部を形成したも
のである。そして、上記一方のプーリー35にはその回転
を適時に制動させて前記ベルト36の回動を停止させるブ
レーキ37を取り付ける。
【0018】上記支持体29内には前記昇降杆31の上端部
を貫挿着するが、この支持体29内の昇降杆31にはウォー
ムギア39に噛合う歯車38を取り付ける。ウォームギア39
は、支持体29内に回動可能に軸承されるものであり、そ
の回転軸39’の一端を前記段付きベルト36に近接するよ
う突出せしめ、該突出部に回転体40を取り付ける(図
4,7参照)。
【0019】回転体40は、その外周面が前記段付きベル
ト36の一側辺の外面に摺接するよう配置し、この外周面
にはベルト36の段部に噛合うように歯形、台形または山
形等の段部を形成する。すなわち、回転体40は支持体29
の上下動に伴い上下動するが、前記ベルト36がブレーキ
37の制動により停止しているときは、停止しているベル
ト側の段部に回転体40の段部が噛合しながら転動するの
で回転体40が回転する。この回転体40の回転により前記
ウォームギア39および歯車38を介して昇降杆31が回転す
るので、ラベル吸着部27も回転する。一方、上記ベルト
36にブレーキ37の制動力がかからない状態のときは、回
転体40が上下動する際に、ベルト36の段部が回転体40の
段部に係合したまま回動するので回転体40は回転せず、
すなわちラベル吸着部27は回転しない。
【0020】上記貼付部材30の昇降杆31は、その上端を
支持体29上に突出させ、その突出端に略正方形状の回転
駒41を昇降杆31と一体に回転可能に取り付け、支持体29
の上面には前記回転駒41の回転を規制、換言すれば昇降
杆31の回転を規制する回転位置規制手段を設ける。すな
わち、支持体29の上面に、二本の挟持板42,42’を前記
回転駒41の対向する各側面に当接するよう平行に配置
し、かつ各挟持板42,42’の同一端を回動自在に軸支し
て開閉可能に配設する。また、両挟持板42,42’の解放
端側にスプリング43を連結して両挟持板42,42’をそれ
ぞれ回転駒41に圧接状に構成したものである(図6参
照)。上記挟持板42,42’は、回転駒41に圧接すること
により、昇降杆31の回動を規制してラベル吸着部27を所
定位置で安定させる。そして、上記昇降杆31が回転する
ときは、回転駒41がスプリング43の弾力に抗して回転し
始め挟持板42,42’を開動させるが、90度回転する毎
に、スプリング43の弾力により挟持板42,42’が閉動し
て回転駒41に圧接する。したがって、90度単位(90
度、180度、270度)で昇降杆31の回転が停止した
ときにはもちろんであるが、若干回転角度が増減したば
あいでも、それを自動的に修正して所定角度の停止位置
を保持させる。
【0021】なお、実施例の図面6においては、回転駒
41の対角線上の二つの隅部にフック44,44’を突設する
とともに、一方の挟持板42’に前記フック44,44’を一
方向からのみ係脱可能とする掛止孔45,45’を設けてい
る。これにより、実施例図面は90の範囲のみを回転往復
可能にした場合を例示している。
【0022】上記貼付部材30の緩衝部32は、前記昇降杆
31の下部に上下方向のみ摺動可能に外嵌め装着した摺動
筒32aと、その下端に連結した緩衝材32bとにより構成
され、その緩衝材32bの下端に前記ラベル吸着部27が取
り付けられる。ラベル吸着部27は、商品表面が湾曲な面
である場合にも対応できるように、前記緩衝材32bに首
振り又は揺動可能に取り付けてあり、その底面には、前
記ファンモータ33により吸引作用が生じる複数の吸引孔
を開口してラベル吸着面27bを形成し、該吸着面27bに
発行されたラベルLを吸着保持する。また、ラベル吸着
部27には、ラベルLの横移動を規制する位置規制部材、
詳しくは、ラベル吸着部27の左右両側面にそれぞれ薄板
状のゴム片46,46’を接着等により取り付けて吸着面27
bより若干下方へ突出させて配置する(図4,5参
照)。上記印字部25bより発行されたラベルLは、ラベ
ル吸着面27bに吸着される際に前記ゴム片46,46’間に
吸着保持され、該ラベルLの横移動が規制されるもので
ある。
【0023】上記緩衝部32の摺動筒32aは、その中央部
に上下方向へ延びる長孔50を開口し、該長孔50に前記昇
降杆31から突出させたストッパ51を嵌め合い、摺動筒32
aの自重により長孔50の上端をストッパ51に当接させる
ことにより、上下動可能に支持されるとともに回転方向
へは昇降杆31と係合する。
【0024】上記支持体29の下部には、作用片52を、そ
の中間部を軸52aに回動自在に軸支して揺動可能に取り
付ける。作用片52は、その両端にそれぞれ2個を組とす
るローラ53,53’を設け、その一端側の主ローラ53を前
記摺動筒32aの上端に当接係合せしめ、他端側の従ロー
ラ53’を貼付部26bのフレーム54に取り付けた検出片55
に当接せしめる。これにより、前記摺動筒32aの上下動
に伴い主ローラ53が上下動して作用片52が揺動し、従ロ
ーラ53’も上下動する。この従ローラ53’は主ローラ53
より右上位に位置させておく。なお、主ローラ53の組
は、前記昇降杆31の両側に配置することにより安定して
上下動するようにする(図5参照)。
【0025】上記貼付部26aのフレーム54には、支持ブ
ラケット54aを介在させ該ブラケット54aに前記検出片
55を配設するとともに、その検出片55により動作する光
センサー56を配置する(図4,6,7参照)。検出片55
は、前記フレーム54に平行に対向し上下方向に延びる長
尺状部材であり、一対の平行リンク57,57’によりフレ
ーム54側へ平行状を維持したまま進退可能に取り付け
る。また検出片55は、スプリング58によりフレーム54か
ら離反する方向へ付勢され、それにより前記検出片55の
従ローラ53’に当接するようにする。光センサー56は、
発光部56aと受光部56bとにより構成される。また、不
図示の制御部は、その受光部56bと前記貼付部材30、つ
まりラベル吸着部27を上下動させるモータMに電気的に
接続されて該モータMを制御する。すなわち、モータM
が駆動(正回転)してラベル吸着部27が下降していると
きに、受光部56bに受光される発光が前記検出片55によ
り遮断されるとモータMを逆回転に切り替える動作をす
る。
【0026】斯る第二ラベラーBは、印字部25bの発行
口から発行されたラベルLがラベル吸着部27の吸着面27
bに吸着保持された後に、モータMの起動により支持体
29と共に昇降杆31が下降すると、ラベル吸着部27がラベ
ル貼付位置へ移動を開始し、前記支持体29の下降時に、
ラベル吸着部27の下降に連動して回転体40も下降する。
この回転体40が係合しているベルト36にブレーキ37の制
動力がかかっていない場合は、ベルト36も回転体40に噛
合い状に係合したまま一体となって下降する。すなわち
回転体40が回転することなく昇降杆31が下降するので、
ラベル吸着部27もまた、回転することなくラベル貼付位
置、すなわち商品Gの表面に到達し、そのまま吸着面27
bを押し当てて保持しているラベルLを商品Gの表面に
貼付する。したがって、ラベルLは発行した状態のまま
向きを変えることなく商品Gに貼付される(図8参
照)。
【0027】次に、ラベル吸着部27が下降する際に、前
記ブレーキ37を起動させてベルト36に制動力をかける場
合を説明する。支持体29と共に昇降杆28bが下降する
と、その下降に連動して回転体40も下降するが、前記ベ
ルト36にブレーキ37の制動力がかかり停止しているの
で、前述のとおり回転体40が回転する。この回転体40の
回転により前記ウォームギア39および歯車38を介して昇
降杆31が回転してラベル吸着部27も回転し、ラベル吸着
部27は、ラベル貼付位置である商品Gの表面に到達する
間に所定角度回転して、吸着面27bに保持しているラベ
ルLの向きを変えた状態で商品Gの表面に貼付する(図
9参照)。
【0028】而して、上記ラベル吸着部27のラベル貼付
動作時、詳しくはラベル吸着部27がラベルLを商品Gに
押し当てた直後に、その反力で緩衝部32を介して摺動筒
32aが相対的に上動する。それにより、前記作用片52の
主ローラ53が押し上げられて作用片52が揺動し、他方の
従ローラ53’により押圧される検出片55が、スプリング
58の弾力に抗してフレーム54側へ接近し光センサー56の
前記受光部56bへの受光を遮断する(図8,9参照)。
この受光部56bへの受光が遮断される光センサー56の検
出動作により、前記モータMが逆回転して支持体29を上
昇させ、貼付部材30のラベル吸着部27を上昇させてラベ
ル吸着位置へ復帰させる。したがって、ラベル貼付後
に、モータMの逆回転により支持体29が上昇してラベル
吸着部27を初期位置、すなわちラベル吸着位置へ復帰さ
せ、また、支持体29の上昇に連動して回転体40もベルト
36に沿って逆向きに回転するので、ラベル吸着部27の姿
勢(向き)も回転前の初期状態に復帰する。
【0029】なお、上記検出片55の下端に形成した内方
へ突出する傾斜面55aは、商品Gが搬送されないままラ
ベル吸着部27が下降してきた場合に、それ以上の下降を
防止するもの、すなわち従ローラ53’が傾斜面55aに当
接したときに検出片55を光センサー56の作動方向へ強制
的に移動させるものである。
【0030】そして、上記検出片55は、長尺状部材とし
たので、ラベル吸着部27のストローク、すなわち商品の
高さの違いによっても対応できるとともに、平行リンク
57,57’およびスプリング58を使用しているので、正確
かつ応答性よく検出することができる。また、上記摺動
筒32aは、商品Gの表面に凹凸や傾斜があってもその底
部にまで十分にラベルを貼付できるように、緩衝材32b
によって高低差にあわせた適度なストロークがあったと
きに、上動して作用片52を揺動させるようにしている。
さらに、上記検出動作は、摺動筒32aが昇降杆31に対し
て摺動する範囲内で行われるため、商品Gには緩衝部32
の慣性力がかかるにすぎず、昇降杆31や支持体29、ある
いは駆動手段など支持体に付設する部材等の慣性力が商
品に加わらない。
【0031】なお、上記実施の形態によれば、ラベル吸
着部27は、その下降時に回転可能であるが、90度単位
の回転であれば、前記挟持板42,42’およびスプリング
43による回転位置規制作用により、正確な角度設定がな
されるとともに、回転後にラベル吸着部27の安定した位
置を確保できる。また、ラベル吸着部27にはゴム片46,
46’を設けているので、該吸着部27が吸着面27bにラベ
ルLを吸着した状態で回転しても、ゴム片46,46’によ
りラベルLの横ズレが防止され、安定したラベル姿勢と
なる。さらに、ラベル吸着面27bを商品Gに押し当てる
ラベル貼付時には、前記ゴム片46,46’が商品G表面に
あたり折れ曲がるので、商品G又はその包装面を損傷す
るおそれがない。
【0032】なお、本発明の前述した各部材の具体的構
成は上記実施の形態に限定されるものではない。すなわ
ち、摺動筒32aの変位を方向転換させる前示作用片52の
揺動機構に代えて、摺動筒32aに連結したワイヤを折れ
曲がった筒の中に挿通してセンサー側へ方向転換させる
機構や、あるいは流体を利用して摺動筒の変位を伝達さ
せる機構等を採用することも可能である。上記緩衝部32
の摺動筒32aに代えて、収縮可能なスポンジ60等の材料
を使用し、それに連杆61を介して作用片62に連結し光セ
ンサー63を動作させるようにしてもよい(図10参照)。
上記実施の形態に開示した検出片に代えて、前記図10の
ように、作用片62自体を光センサー63の発光部63aと受
光部63bとの間に出没させるようにしてもよい。また、
支持体に反射鏡64を配設し、それに対向して受発光素子
からなる光センサー65を固定側に配置させ、その光セン
サー65と反射鏡64との間に作用片66を出没させるように
してもよく(図11参照)、さらに、前記作用片66に代え
て、摺動筒32aに連動する突上げ杆67を前記反射鏡64に
当接させ、該突上げ杆67により反射鏡64を傾動させるこ
とによって光センサー65の受光を遮断するようにしても
よい(図12参照)。さらに、上記貼付部材30として、従
来技術に示した特開平11−35020号公報のように、
昇降杆に複数のプッシュロッドを使用すること、あるい
は緩衝部32の緩衝材32bに蛇腹部材を使用することも任
意である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ラベル吸着部の物品へ
の押圧を検出するセンサーを往復移動する前記吸着部に
配設していないので、配線上のスペース確保が容易であ
るとともに、配線およびその周辺部品の耐久性を維持す
ることができる。しかも、ラベル吸着部が物品面を押圧
するときに生ずる反力を利用して作用片を変位させるの
で、ラベル吸着部がラベルを物品面に押し当てた初期タ
イミングを応答性よく検出することができ、ラベル貼付
時における物品の保護効果大である。
【0034】特に、請求項3によれば、上記ラベル吸着
部の吸着部が物品面に押圧したとき、その物品を保護す
るため移動する緩衝部の緩衝動作を利用するので、物品
の損傷を防止する保護効果がより顕著となる。また、請
求項5によれば、ラベル貼付時にラベルの向きを回転さ
せる方式のラベル貼付装置であっても、何ら支障なく適
用可能なラベル貼付装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のラベル貼付装置を組み込んだストレ
ッチ包装機の概要を示す断面側面図である。
【図2】 図1の断面正面図である。
【図3】 ラベル貼付装置部分の拡大正面図である。
【図4】 第二ラベラーBの一部切欠せる拡大正面図で
ある。
【図5】 図4における(5)−(5)線に沿う断面図
である。
【図6】 図4における(6)−(6)線に沿う上半部
の断面図である。
【図7】 図4における(7)−(7)線に沿う断面図
である
【図8】 ラベル吸着部が回転しない場合のラベル貼付
動作を説明する要部の正面図である。
【図9】 ラベル吸着部が回転する場合のラベル貼付動
作を説明する要部の正面図である。
【図10】 本発明の変形例を示す概要図である。
【図11】 本発明の他の変形例を示す概要図である。
【図12】 本発明のさらに他の変形例を示す概要図であ
る。
【符号の説明】
20:ラベル貼付装置 A:第一ラベラー
B:第二ラベラー G:商品 L:ラベル
M:モータ 27:ラベル吸着部 29:支持体
30:貼付部材 31:昇降杆 32:緩衝部
32a:摺動筒 32b:緩衝材 52:作用片
56:光センサー

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発行されたラベルを貼付部材のラベル吸
    着部で受け取り保持し、前記貼付部材を駆動手段により
    往復動可能に移動させ、その往動時に前記ラベルを物品
    面に押し当て貼付するラベル貼付装置において、上記貼
    付部材近傍の往復動しない位置にセンサーを配置すると
    ともに、ラベル吸着部が物品面を押圧するときに生ずる
    反力により作用片を、前記反力と異なる方向へ変位さ
    せ、該作用片の変位を前記センサーで検出するとラベル
    吸着部が物品面から離反する方向へ移動するようにした
    ことを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 【請求項2】 上記センサーが、前記貼付部材の側方に
    配置されたセンサーであり、前記作用片の変位に連動し
    て検出片が変位することにより検出することを特徴とす
    る請求項1記載のラベル貼付装置。
  3. 【請求項3】 上記貼付部材が、ラベルを保持する吸着
    部と該吸着部を往復動させる昇降杆との間に緩衝部を介
    在させて構成され、その吸着部が物品面を押圧したとき
    に生ずる反力を、前記緩衝部が移動する緩衝動作により
    吸収するようにし、その緩衝部の緩衝動作により前記作
    用片を変位させることを特徴とする請求項1又は2記載
    のラベル貼付装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のラベル貼付装置におい
    て、上記作用片は中間部を支持部に軸支されて揺動可能
    にし、その一端側を緩衝部の筒体上端に係合させ、他端
    側をセンサーの前記検出片に当接せしめたことを特徴と
    するラベル貼付装置。
  5. 【請求項5】 上記貼付部材は、前記駆動手段の移動機
    構に固定された支持部に垂直方向を軸心として所定角度
    回転可能に取り付けられ、その支持部に前記作用片を取
    り付けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記
    載のラベル貼付装置。
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