JP3527668B2 - セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

セラミック電子部品の製造方法

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JP3527668B2
JP3527668B2 JP26863699A JP26863699A JP3527668B2 JP 3527668 B2 JP3527668 B2 JP 3527668B2 JP 26863699 A JP26863699 A JP 26863699A JP 26863699 A JP26863699 A JP 26863699A JP 3527668 B2 JP3527668 B2 JP 3527668B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば積層セラミッ
クコンデンサ等のセラミック電子部品の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7は一般的な積層セラミックコンデン
サの一部断面斜視図であり、1はセラミック誘電体層、
2は導電体層、3は外部電極で、導電体層2はその一端
部がセラミック誘電体層1の端部において外部電極3に
接続されている。
【0003】以下に従来の積層セラミックコンデンサの
製造方法について説明する。
【0004】まず、セラミック誘電体層1となるチタン
酸バリウムを主成分とする誘電体粉末に有機物を添加し
て形成したセラミックシートを作製し、この上に印刷法
により導電体層2となる金属ペーストを所望の形状に印
刷する。次にこの導電体層2を作製したセラミックシー
トを導電体層2がセラミックシートを挟んで交互に対向
するように複数枚積層して積層体を得る。その後、この
積層体を焼成し、導電体層2が露出した両端面に外部電
極3を形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
によると、セラミックシートの空隙率が大きい場合、金
属ペーストを直接セラミックシートに印刷すると、金属
成分がセラミックシートの内部まで浸入することとな
る。
【0006】近年、積層セラミックコンデンサは高容量
化を達成するために、セラミックシートの薄層化が図ら
れており、セラミックシート中に浸入した金属成分によ
って導電体層2間がショートするという問題点を有して
いた。
【0007】そこで本発明はショート不良の少ないセラ
ミック電子部品を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のセラミック電子部品の製造方法は、セラミッ
ク粉末とポリエチレンとを含有するセラミックシートを
加圧および前記ポリエチレンのガラス転移点以上融点未
満に加熱し空隙率を減少させる第1工程と、次にこのセ
ラミックシート上に金属ペーストを用いて導電体層を形
成する第2工程と、次いでこの導電体層を形成したセラ
ミックシートを前記導電体層が前記セラミックシートを
挟んで対向するように複数枚積層し加圧して積層体を得
る第3の工程と、この積層体を焼成する第4工程とを有
するものであり、空隙率を減少させてからセラミックシ
ート上に導電体層を形成するため、セラミックシートの
内部への金属成分の浸入を抑制することができ、導電体
層間のショートを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、セラミック粉末とポリエチレンとを含有するセラミ
ックシートを加圧および前記ポリエチレンのガラス転移
点以上融点未満に加熱し空隙率を減少させる第1工程
と、次にこのセラミックシート上に金属ペーストを用い
て導電体層を形成する第2工程と、次いでこの導電体層
を形成したセラミックシートを前記導電体層が前記セラ
ミックシートを挟んで対向するように複数枚積層し加圧
して積層体を得る第3の工程と、この積層体を焼成する
第4工程とを有するセラミック電子部品の製造方法であ
り、ショート不良の少ないセラミック電子部品を得るこ
とができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、第1工程におい
て空隙率を減少させる前のセラミックシートの空隙率は
50%以上とする請求項1に記載のセラミック電子部品
の製造方法であり、ショート不良の少ないセラミック電
子部品を得ることができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、第1工程におい
て空隙率を減少させた後のセラミックシートの空隙率は
50%未満とする請求項1に記載のセラミック電子部品
の製造方法であり、金属成分のセラミックシート内部へ
の浸入を抑制することができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、第1工程におけ
る加圧力は、第3工程において積層体を形成する時の加
圧力以下とする請求項1に記載のセラミック電子部品の
製造方法であり、第3工程において導電体層が形成され
ている部分と形成されていない部分の両方の部分、つま
り積層体全体に十分な圧力を加えることができるので、
セラミックシート間の接着不良などによる構造欠陥の少
ない電子部品を得ることができる。
【0013】請求項5に記載の発明は、セラミック粉末
とポリエチレンとを含有するセラミックシートを加圧お
よび前記ポリエチレンのガラス転移点以上融点未満に加
熱し空隙率を減少させる第1工程と、また支持体上に金
属ペーストを用いて導電体層を作製する第2工程と、次
に前記セラミックシートと前記導電体層とが交互に積層
し加圧して積層体を作製する第3工程と、この積層体を
焼成する第4工程とを有するセラミック電子部品の製造
方法であり、ショート不良の少ないセラミック電子部品
を得ることができる。
【0014】請求項6に記載の発明は、第1工程におい
て空隙率を減少させる前のセラミックシートの空隙率は
50%以上とする請求項5に記載のセラミック電子部品
の製造方法であり、ショート不良の少ないセラミック電
子部品を得ることができる。
【0015】請求項7に記載の発明は、第1工程におい
て空隙率を減少させた後のセラミックシートの空隙率は
50%未満とする請求項5に記載のセラミック電子部品
の製造方法であり、金属成分のセラミックシート内部へ
の浸入を抑制することができる。
【0016】請求項8に記載の発明は、第1工程におけ
る加圧力は、第3工程において積層体を形成する時の加
圧力以下とする請求項5に記載のセラミック電子部品の
製造方法であり、第3工程において導電体層が形成され
ている部分と形成されていない部分の両方の部分、つま
り積層体全体に十分な圧力を加えることができるので、
セラミックシート間の接着不良などによる構造欠陥の少
ない電子部品を得ることができる。
【0017】請求項9に記載の発明は、第3工程におい
て積層前の導電体層中の有機成分は金属成分100wt
%に対して5〜15wt%とする請求項5に記載のセラ
ミック電子部品の製造方法であり、導電体層とセラミッ
クシート間の十分な接着性を確保でき構造欠陥の少ない
セラミック電子部品を得ることができる。
【0018】請求項10に記載の発明は、第2工程後第
3工程前に導電体層を厚み方向に加圧する工程を設けた
請求項5に記載のセラミック電子部品の製造方法であ
り、導電体層の表面の凹凸を低減できるのでショート不
良を更に抑制することができる。
【0019】請求項11に記載の発明は、セラミック粉
末とポリエチレンとを含有するセラミックシートを加圧
および前記ポリエチレンのガラス転移点以上融点未満に
加熱し空隙率を減少させる第1工程と、支持体上に金属
ペーストを用いて導電体層を形成する第2工程と、前記
セラミックシートと前記支持体上に形成した導電体層と
を挟み込んで加圧して導電体層付きセラミックシートを
作製する第3工程と、前記導電体層付きセラミックシー
トを複数枚積層し加圧して積層体を得る第4の工程と、
前記積層体を焼成する第5工程とを有するセラミック電
子部品の製造方法であり、セラミックシート、導電体層
をそれぞれ積層する度に加圧していた場合と比較すると
積層時の加圧回数を半減させることができる。
【0020】以下本発明の実施の形態について積層セラ
ミックコンデンサを例に図面を参照しながら説明する。
【0021】図1、図2は本発明の一実施の形態におけ
るセラミックシートの一部拡大断面図、図3は図2に示
すセラミックシートを得るための工程を説明する断面図
であり10aは空隙率を減少させる前のセラミックシー
ト、10bは空隙率を減少させた後のセラミックシー
ト、11はセラミック粒子、12はポリエチレン、13
は空隙、14a,14bはロールである。
【0022】また図4、図5は本発明の一実施の形態に
おける導電体層の断面図であり、2は導電体層、15は
ベースフィルムである。
【0023】さらに図6は、図5に示す導電体層2を得
るための製造工程を説明するための断面図であり、16
a,16bはロールである。
【0024】さらにまた図7は一般的な積層セラミック
コンデンサの断面図で、1はセラミック誘電体層、2は
導電体層、3は外部電極である。
【0025】(実施の形態1) まず重畳平均分子量が400,000のポリエチレンと
チタン酸バリウムを主成分とするセラミック原料粉末と
を用いて厚み10μmのセラミックシート10aを準備
する。このセラミックシート10aの空隙率は65%程
度となる。図1はこのセラミックシート10aの様子を
示す一部拡大断面図であり、ポリエチレン12の繊維間
にセラミック粒子11が点在しており非常に空隙13が
多いものである。
【0026】次に図3に示すようにセラミックシート1
0aを表面が平滑なロール14a,14b間を通過させ
る。この時ロール14a,14bはそれぞれ反対方向に
回転していると共にセラミックシート10aを厚み方向
に加圧、加熱している。加圧に加えて加熱を行うことに
より、容易にセラミックシート10aの空隙率を減少さ
せることができる。すなわち加熱することで加圧時にポ
リエチレン12の流動性が増加し、セラミックシート1
0a内部の空気がセラミックシート10a内部から外部
に除去されると同時にセラミック粒子11の充填性が増
加するためである。加熱温度は、ポリエチレン12のガ
ラス転移点以上融点未満とすることが望ましい。具体的
には60℃〜150℃の範囲で行うことが最も適してい
る。ここでロール14a,14bの代わりに、プレス板
を用いて厚み方向の一軸プレスによりセラミックシート
10aの空隙率を向上させても構わない。本実施の形態
においては、連続的に処理することができるためロール
14a,14bを用いた。
【0027】本実施の形態においては、40%、30
%、20%、10%の四種類の空隙率を有するセラミッ
クシート10bを準備した。図2に加圧、加熱後のセラ
ミックシート10bの一部拡大断面図を示す。この図を
見るとわかるように空隙13が減少している。
【0028】次いで、金属成分としてニッケルを、バイ
ンダとしてエチルセルロース、アクリル樹脂、ブチラー
ル樹脂、可塑剤としてベンジルブチルフタレート、溶剤
として脂肪族または芳香族系溶剤を含有する金属ペース
トを準備し、空隙率を減少させたセラミックシート10
b上に金属ペーストを所望の形状に印刷、乾燥し、厚み
2.5μmの導電体層2を複数形成する。
【0029】次に、導電体層2が形成されていないセラ
ミックシート10bを複数枚積み重ねて無効層を形成し
た後に、この無効層の上に導電体層2を形成したセラミ
ックシート10bを所望の枚数積層し、さらにその上に
無効層を形成することで仮積層体を得る。このとき、導
電体層2が形成されていないセラミックシートは、空隙
率を減少させていないセラミックシート10a、空隙率
を減少させたセラミックシート10bのどちらを用いて
も構わないが、導電体層2を100層以上積層する場合
や、セラミックシートの空隙率が20%より低い場合に
は、空隙率を減少させていないセラミックシート10a
を用いる方が良好な積層体を得ることができる。その理
由は加圧の際、仮積層体中の導電体層2が形成されてい
る部分と形成されていない部分での加圧力が不均一とな
るのをセラミックシート10aで緩和するからである。
本実施の形態においては、導電体層2が形成されている
セラミックシート10bの積層体は150層であり、無
効層には空隙率を減少させたセラミックシート10aを
用いた。
【0030】次いで仮積層体全体を加圧後、所望の形状
の積層体に切断し、脱脂、続いて焼成を行う。脱脂は大
気中で積層体を昇温させながらまず積層体中の可塑剤の
除去を行い、さらに昇温させてバインダの除去の順に行
うことが好ましい。その理由は、可塑剤とバインダとを
一度に除去するために一気に加熱すると、可塑剤とバイ
ンダとで新たな化合物が生成し脱脂後も積層体中に残留
することとなり、焼成時にこの化合物が燃焼して積層体
から除去されることによりデラミネーションなどの構造
欠陥が発生し、ショート不良の発生率が高くなるからで
ある。さらに脱脂とこれに続いて行う焼成は導電体層2
となるニッケルが過度に酸化されないように条件設定を
行う。焼成により、チタン酸バリウムを主成分とするセ
ラミック積層体層1とニッケルを主成分とする導電体層
2が焼結した焼結体を得る。次いでこの焼結体の導電体
層2の露出した両端面に銅などの外部電極3を焼き付
け、メッキ(図示せず)を施した後に図7に示す積層セ
ラミックコンデンサを得る。
【0031】(表1)は、有効層数(導電体層2間に挟
まれたセラミック誘電体層1の数)が150層の積層セ
ラミックコンデンサのショート率について、本実施の形
態品と従来品1と比較して示しているものである。
【0032】
【表1】
【0033】従来品1とは、導電体層2を形成するセラ
ミックシート10aの空隙率を減少させていないセラミ
ックシート10aを用いて上記方法で作製したものであ
る。(表1)から明らかなように、従来品1と比較する
と本実施の形態品はショート率が減少していることがわ
かる。また、ショート不良発生品に対して内部断面を解
析した結果、ショート箇所は導電体層2間のショートで
あることが明確になった。
【0034】このことから、本実施の形態によれば導電
体層2中の金属成分のセラミックシート10bへの浸入
を抑制し、導電体層2間のショートを激減させ、歩留ま
りを大幅に改善することができる。
【0035】特に本実施の形態のようにバインダとして
用いた高分子ポリエチレンは、ポリビニルブチラール樹
脂やアクリル樹脂と比較すると嵩高く、空隙率の高いセ
ラミックシート10aとなりやすい。従って本発明のよ
うに導電体層2の形成前に空隙率を減少させることはシ
ョート不良の削減に対して非常に効果がある。
【0036】(実施の形態2) 実施の形態1では、空隙率を減少させたセラミックシー
ト10a上に直接金属ペーストを印刷して導電体層2を
形成したが、本実施の形態では導電体層2をポリエチレ
ンテレフタレートフィルム等のベースフィルム15上に
形成する場合について説明する。
【0037】まず、実施の形態1と同様にしてセラミッ
クシート10aの空隙率を減少させて、40%、30
%、20%、10%の四種類の空隙率を有するセラミッ
クシート10bを準備する。
【0038】また、図4に示すように実施の形態1と同
様の金属ペーストを用いて導電体層2をベースフィルム
15上に所望の形状に印刷、乾燥し、大部分の溶剤を飛
散させて表面を硬化し、ほとんど金属成分と可塑剤及び
バインダ成分のみとなるようにする。具体的には導電体
層2中の有機成分が金属成分100wt%に対して5〜
15wt%、好ましくは8〜12wt%となるようにす
る。その理由は5wt%よりも少ないとセラミックシー
ト10bとの接着性が悪くなり、15wt%を超えると
導電体層2の粘着性が過多となり、所望の形状の導電体
層2を作製することができないからである。
【0039】またこの時、後工程で導電体層2とベース
フィルム15を離型させやすくするために、あらかじめ
ベースフィルム15上にアクリル樹脂、メラミン樹脂、
エポキシ樹脂、シリコン樹脂のうち、少なくとも一種類
以上からなる離型層(図示せず)を形成してから導電体
層2を印刷することが望ましい。特にアクリル樹脂とメ
ラミン樹脂混合系においては所望の離型性が得られる。
またシリコン樹脂においては所望の離型性が得られる
他、耐溶剤性、耐湿性などに優れるために有効である。
【0040】次に、支持体上に導電体層2を形成してい
ないセラミックシート10aを複数枚積層して無効層を
形成した後、この上に導電体層2をベースフィルム15
ごと導電体層2がセラミックシート10bと直接接触す
るように積層後、上下方向から加圧し、導電体層2とセ
ラミックシート10bとを接着させる。この加圧は室温
から導電体層2中の可塑剤が飛散しすぎないような温度
(本実施の形態においては150℃)までの温度範囲で
行うことが望ましい。その理由は、可塑剤が飛散しすぎ
ると導電体層2が硬く、脆くなり、セラミックシート1
0bと導電体層2間の接着力が低下し、積層時や焼成時
に構造欠陥が発生するからである。従って上記温度範囲
で行うことにより、導電体層2に含まれるバインダ成分
や可塑剤成分を軟化させ、導電体層2とセラミックシー
ト10bとの接着性を向上させることができる。
【0041】また導電体層2中の可塑剤及びバインダの
含有率が低い場合には加圧時に温度を上げることによ
り、可塑剤及びバインダを活性化させて導電体層2とセ
ラミックシート10bとの接着性を向上させる。一方含
有率が高い場合には室温でも導電体層2とセラミックシ
ート10bの接着性は十分得ることができるので加熱す
る必要はない。つまり導電体層2中の有機成分の種類と
その含有率に応じて加熱温度を調整することが好まし
い。
【0042】次いで、ベースフィルム15を離型し、セ
ラミックシート10bを導電体層2の上に積層する。そ
の後、再びベースフィルム15ごと導電体層2をセラミ
ックシート10b上に積層して上記条件で加圧する。こ
のセラミックシート10bと導電体層2との積層を所望
の回数繰り返し行い、その上にセラミックシート10a
を用いて無効層を形成し、仮積層体を得る。
【0043】この後実施の形態1と同様にして有効層が
150層の積層セラミックコンデンサを作製する。
【0044】(表2)は、積層セラミックコンデンサの
ショート率について、本実施の形態品と従来品2と比較
して示しているものである。
【0045】
【表2】
【0046】従来品2とは、空隙率を減少させていない
セラミックシート10aを用いて上記方法で作製したも
のである。(表2)から明らかなように、従来品2と比
較すると本実施の形態品はショート率が減少しているこ
とがわかる。さらには、実施の形態1と比較してもショ
ート率が低いことがわかる。これは空隙率を減少させた
上に、セラミックシート10b上に乾燥後の導電体層2
が転写されるためにセラミックシート10b中への金属
成分の浸入がさらに抑制されるためである。
【0047】このことから、本実施の形態によれば金属
成分のセラミックシート10bへの浸入を実施の形態1
よりもさらに抑制し、導電体層2間のショートを激減さ
せ、歩留まりを大幅に改善することができる。
【0048】なお、本実施の形態においてセラミックシ
ート10bを導電体層2と交互に積層する際、セラミッ
クシート10bを一層積層する毎に加圧しても構わない
し、セラミックシート10bは圧力をかけずに単に積層
するだけであり、その上にベースフィルム15上に形成
された導電体層2を積層後加圧する際に、セラミックシ
ート10b間およびセラミックシート10bと導電体層
2間の接着性を同時に確保しても構わない。しかしなが
ら後者の方が前者と比較すると加圧回数が半減すること
となる。この加圧過程は約1〜30秒/回の時間を必要
とし、積層数が多くなるほど多くの時間を要するため
に、積層セラミックコンデンサのコスト高の一因とな
る。特に、導電体層2を卑金属で形成する場合は、積層
工程の製品価格に占める割合が大きいので、仮積層体を
作製する際はセラミックシート10bは単に積層するだ
けであり、その上にベースフィルム15上に形成された
導電体層2を積層後加圧する際に、セラミックシート1
0b間およびセラミックシート10bと導電体層2間の
接着性を同時に確保することにより、低コスト化に寄与
することができる。
【0049】なお本実施の形態においても、導電体層2
の積層数が100層以上であるので、無効層は空隙率を
減少させていないセラミックシート10aを用いた。
【0050】(実施の形態3) 本実施の形態3においては、図4に示すようなベースフ
ィルム15上に形成した導電体層2をセラミックシート
10bと接触するようにベースフィルム15ごと重ね合
わせて導電体層2付きセラミックシート10bを作製
し、これを積層して積層体を作製するものである。
【0051】具体的には、実施の形態1,2と同様にし
て作製した空隙率を減少させたセラミックシート10b
とベースフィルム15上に形成した導電体層2とをベー
スフィルム15ごとローラー間に挟み込んで加圧するこ
とにより、セラミックシート10bと導電体層2とを密
着させる。この加圧時の温度は実施の形態1,2と同様
に室温から導電体層2中の可塑剤が飛散しすぎないよう
な温度範囲とする。
【0052】このようにして、ベースフィルム15上に
導電体層2およびセラミックシート10bを形成し、こ
れを所望の形状に切断した後、順次積層して加圧するこ
とにより所望の枚数積層し、仮積層体を得る。
【0053】なお仮積層体の形成は、実施の形態1,2
と同様の無効層の上に、ベースフィルム15が上にくる
ように積層、加圧後ベースフィルム15を剥離すること
を繰り返すことにより行っても、ベースフィルム15を
除去した後に導電体層2付きセラミックシート10bの
積層、加圧を繰り返すことにより行っても構わない。
【0054】しかしながらベースフィルム15の除去
後、導電体層2が上にくるように積層する場合、導電体
層2がプレス板などの加圧機具に付着しないように、例
えば導電体層2とプレス板の間に導電体層2が付着しな
いようなシートを設けるなど配慮することが大切であ
る。従ってベースフィルム15を剥離した後積層する場
合は、セラミックシート10bが上にくるようにするこ
とが望ましい。
【0055】その後、実施の形態1と同様にして積層セ
ラミックコンデンサを得る。また、上記のようにローラ
ーを用いて導電体層2付きセラミックシート10bを作
製する場合、比較的速いスピードで行うことができる。
すなわち、実施の形態3においては、実施の形態2で示
したようにセラミックシート10b、導電体層2をそれ
ぞれ積層する度に加圧していた場合と比較すると積層時
の加圧回数を半減させることができるために低コスト化
に寄与することができる。
【0056】(表3)は、有効層数(導電体層2間に挟
まれたセラミック誘電体層1の数)が150層の積層セ
ラミックコンデンサのショート率について、本実施の形
態品と従来品3と比較して示しているものである。
【0057】
【表3】
【0058】従来品3とは空隙率を減少させる前のセラ
ミックシート10aを用いて上記方法で製造したもので
ある。(表3)から明らかなように、従来品3と比較す
ると本実施の形態品においてはショート率が激減してい
ることがわかる。また、ショート品に対して内部断面を
解析した結果、ショート箇所は導電体層2間のショート
であった。
【0059】このことから、本実施の形態によれば導電
体層2間のショートを激減させ、歩留まりを大幅に改善
し、かつ低コスト化に寄与することができるものであ
る。
【0060】(実施の形態4) 本実施の形態4においても導電体層2を直接セラミック
シート10bに形成するのではなく、ポリエチレンテレ
フタレートフィルム等のベースフィルム15上に形成す
るものである。
【0061】まず、実施の形態1と同様にしてセラミッ
クシート10aの空隙率を減少させて、40%、30
%、20%、10%の四種類の空隙率を有するセラミッ
クシート10bを準備する。
【0062】また、実施の形態1と同様金属ペーストを
用いて導電体層2をベースフィルム15上に所望の形状
に印刷、乾燥し、大部分の溶剤を飛散させて表面を硬化
し、ほとんど金属成分と可塑剤及びバインダ成分のみと
なるようにする。具体的には導電体層2中の有機成分が
金属成分100wt%に対して5〜15wt%、好まし
くは8〜12wt%となるようにする。その理由は5w
t%よりも少ないとセラミックシート10bとの接着性
が悪くなり、15wt%を超えると導電体層2の粘着性
が過多となり、所望の形状の導電体層2を作製すること
ができないからである。
【0063】またこの時、後工程で導電体層2とベース
フィルム15を離型させやすくするために、あらかじめ
ベースフィルム15上にアクリル樹脂、メラミン樹脂、
エポキシ樹脂、シリコン樹脂のうち、少なくとも一種類
以上からなる離型層(図示せず)を形成してから導電体
層2を印刷することが望ましい。特にアクリル樹脂とメ
ラミン樹脂を混合系においては所望の離型性が得られ
る。またシリコン樹脂においては所望の離型性が得られ
る他、耐溶剤性、耐湿性などに優れるために有効であ
る。この時導電体層2の表面は図4に示すように表面に
凹凸を有した状態である。
【0064】次に導電体層2を乾燥後、図6に示すよう
に表面が平滑なロール16a,16b間をベースフィル
ム15ごと導電体層2を通過させて、ロール16a,1
6bで導電体層2を厚み方向に加圧することにより、導
電体層2の表面の凹凸を低減させる。図5に表面を平滑
にした導電体層2の断面図を示す。
【0065】次いで、支持体上に導電体層2を形成して
いないセラミックシート10aを複数枚積層して無効層
を形成した後、この上に導電体層2をベースフィルム1
5ごと導電体層2がセラミックシート10bと直接接触
するように積層後、厚み方向から加圧し、導電体層2と
セラミックシート10bとを接着させる。この加圧は室
温から導電体層2中の可塑剤が飛散しすぎないような温
度(本実施の形態においては150℃)までの温度範囲
で行うことが望ましい。その理由は、可塑剤が飛散しす
ぎると導電体層2が硬く、脆くなり、セラミックシート
10bと導電体層2間の接着力が低下し、積層時や焼成
時に構造欠陥が発生するからである。従って上記温度範
囲で行うことにより、導電体層2に含まれるバインダ成
分や可塑剤成分を軟化させ、導電体層2とセラミックシ
ート10bとの接着性を向上させることができる。
【0066】また、導電体層2中の可塑剤及びバインダ
の含有率が低い場合には加圧時に温度を上げることによ
り、可塑剤及びバインダを活性化させて導電体層2とセ
ラミックシート10bとの接着性を向上させる。一方含
有率が高い場合には室温でも導電体層2とセラミックシ
ート10bの接着性は十分得ることができるので加熱す
る必要はない。つまり導電体層2中の有機成分の種類と
その含有率に応じて加熱温度を調整することが好まし
い。
【0067】次いで、ベースフィルム15を離型し、セ
ラミックシート10bを導電体層2の上に積層する。そ
の後、再びベースフィルム15ごと導電体層2をセラミ
ックシート10b上に積層して上記条件で加圧する。こ
のセラミックシート10bと導電体層2との積層を所望
の回数繰り返し行い、仮積層体を得る。この後実施の形
態1と同様にして有効層が150層の積層セラミックコ
ンデンサを作製する。
【0068】(表4)は、積層セラミックコンデンサの
ショート率について、本実施の形態品と従来品4と比較
して示しているものである。
【0069】
【表4】
【0070】従来品4とは、空隙率を減少させていない
セラミックシート10aを用いて実施の形態2に示す方
法で作製したものである。(表4)から明らかなよう
に、従来品4と比較すると本実施の形態品はショート率
が減少していることがわかる。さらには、実施の形態2
と比較してもショート率が低いことがわかる。これは空
隙率を減少させた上に、セラミックシート10b上に乾
燥後の導電体層2が転写されただけでなく導電体層2の
表面の凹凸を低減させてから転写するため、セラミック
シート10bに導電体層2の凸部が突き刺さることによ
るセラミックシート10b中への金属成分の浸入をさら
に抑制することができるためである。
【0071】このことから、本実施の形態によれば金属
成分のセラミックシート10bへの浸入を実施の形態2
よりもさらに抑制し、導電体層2間のショートを激減さ
せ、歩留まりを大幅に改善することができる。
【0072】なお、積層体の形成方法は本実施の形態2
に示したようにセラミックシート10bと導電体層2と
交互に積層することにより行っても構わないし、実施の
形態3のように導電体層2付きセラミックシート10b
を作製し、これを積層することにより行っても構わな
い。いずれの場合もそれぞれ実施の形態2,3の効果は
もちろんのこと、さらにショート不良を低減することが
できる。
【0073】以下、本発明のポイントについて記載す
る。
【0074】(1)本発明は空隙率を減少させる前のセ
ラミックシート10aの空隙率が50%以上のものにつ
いて特に顕著な効果を有するものである。
【0075】(2)上記各実施の形態のようにセラミッ
クシート10a,10b中にポリエチレンを含む場合、
加熱せずに空隙率を減少させた後長時間放置すると、空
気がセラミックシート10b中に入り込み空隙率が高く
なってくるので、加熱せずに空隙率を減少させた場合
は、積層体の製造を速やかに行うことが好ましい。また
加熱する場合は、ポリエチレンが塑性変形するため長時
間放置したとしても、空隙率が大きく変化することはな
い。
【0076】(3)セラミックシート10aの空隙率を
減少させることにより弾性率が向上し、製造工程におい
てセラミックシート10bの伸びを防止することができ
る。
【0077】(4)セラミックシート10aの空隙率を
減少させるためにセラミックシート10aの厚み方向に
加圧すると、セラミックシート10bの導電体層2の形
成面の凹凸を低減することができる。したがって、セラ
ミックシート10b上への導電体層2の形成を容易に行
うことができる。
【0078】(5)セラミックシート10aの空隙率を
減少させるときに加圧と有機物のガラス転移点以上融点
未満での加熱とを行う場合は、同時か加圧を先に行うこ
とが望ましい。特にポリエチレンを用いたセラミックシ
ート10aの空隙率を減少させる場合、加圧と加熱とは
同時あるいは加圧を先に行う必要がある。その理由は、
無加圧の状態でポリエチレンのガラス転移点以上融点未
満の温度で加熱すると、ポリエチレンが収縮し、セラミ
ックシート10a,10bの幅方向に収縮するため、し
わが発生したりして均一な厚みのセラミックシート10
bを得ることができないからである。
【0079】(6)空隙率を減少させたセラミックシー
ト10bの空隙率は50%未満となるようにすることに
より、導電体層2中の金属成分がセラミックシート10
b内部への浸入抑制効果が顕著である。しかしながら空
隙率が低すぎても仮積層体、積層体形成時に導電体層2
の形成部分と非形成部分との段差を吸収することができ
ず構造欠陥を発生するので、セラミックシート10bの
空隙率は10%〜40%とすることが望ましい。
【0080】(7)空隙率を減少させたセラミックシー
ト10bを作製するときの加圧力は、仮積層体全体を加
圧するときの加圧力以下、好ましくは仮積層体の加圧力
より小さくすることが望ましい。その理由は、仮積層体
を作製する前のセラミックシート10bの空隙率が低く
なりすぎると、導電体層2の形成部分と非形成部分との
段差を吸収することができず、構造欠陥を発生するから
である。
【0081】(8)有機物バインダを含んだセラミック
シート10a,10bを用いて仮積層体を得るまでの工
程で加熱処理をする場合、有機物バインダのガラス転移
点以上融点未満の温度範囲で熱処理することにより、ポ
リエチレンの流動性が向上し、熱処理効果が顕著にな
る。
【0082】(9)上記各実施の形態においては積層セ
ラミックコンデンサについて説明したが、積層バリス
タ、積層サーミスタ、積層コイル、セラミック多層基板
などセラミックシートと導電体層とを積層して形成する
セラミック電子部品においては同様の効果が得られるも
のである。
【0083】
【発明の効果】以上本発明によると、セラミックシート
の空隙率を予め減少させることでセラミックシート中へ
の導電体層中の金属成分の浸入を最小限に抑制すること
ができるので、セラミック電子部品のショート不良の発
生を極端に抑え、歩留まりを向上させることができる。
特にセラミックシートが薄く、高積層が要求される積層
チップコンデンサの歩留まりの向上に対して絶大な効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における空隙率を減少さ
せる前のセラミックシートの一部拡大断面図
【図2】本発明の一実施の形態における空隙率を減少さ
せた後のセラミックシートの一部拡大断面図
【図3】図2に示すセラミックシートを得るための製造
工程を説明する断面図
【図4】本発明の一実施の形態における平滑処理前の導
電体層の断面図
【図5】本発明の一実施の形態における平滑処理後の導
電体層の断面図
【図6】図5に示す導電体層を得るための製造工程を説
明するための断面図
【図7】一般的な積層セラミックコンデンサの一部断面
斜視図
【符号の説明】
1 セラミック誘電体層 2 導電体層 3 外部電極 10a セラミックシート 10b セラミックシート 11 セラミック粒子 12 ポリエチレン 13 空隙 14a ロール 14b ロール 15 ベースフィルム 16a ロール 16b ロール
フロントページの続き (72)発明者 倉光 秀紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−199345(JP,A) 特開 平7−263271(JP,A) 特開 昭57−196777(JP,A) 特開 平11−111560(JP,A)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック粉末とポリエチレンとを含有
    するセラミックシートを加圧および前記ポリエチレンの
    ガラス転移点以上融点未満に加熱し空隙率を減少させる
    第1工程と、次にこのセラミックシート上に金属ペース
    トを用いて導電体層を形成する第2工程と、次いでこの
    導電体層を形成したセラミックシートを前記導電体層が
    前記セラミックシートを挟んで対向するように複数枚積
    し加圧して積層体を得る第3の工程と、この積層体を
    焼成する第4工程とを有するセラミック電子部品の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 第1工程において空隙率を減少させる前
    のセラミックシートの空隙率は50%以上とする請求項
    1に記載のセラミック電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1工程において空隙率を減少させた後
    のセラミックシートの空隙率は50%未満とする請求項
    1に記載のセラミック電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 第1工程における加圧力は、第3工程に
    おいて積層体を形成する時の加圧力以下とする請求項1
    に記載のセラミック電子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 セラミック粉末とポリエチレンとを含有
    するセラミックシートを加圧および前記ポリエチレンの
    ガラス転移点以上融点未満に加熱し空隙率を減少させる
    第1工程と、また支持体上に金属ペーストを用いて導電
    体層を作製する第2工程と、次に前記セラミックシート
    と前記導電体層とが交互に積層し加圧して積層体を作製
    する第3工程と、この積層体を焼成する第4工程とを有
    するセラミック電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 第1工程において空隙率を減少させる前
    のセラミックシートの空隙率は50%以上とする請求項
    5に記載のセラミック電子部品の製造方法。
  7. 【請求項7】 第1工程において空隙率を減少させた後
    のセラミックシートの空隙率は50%未満とする請求項
    5に記載のセラミック電子部品の製造方法。
  8. 【請求項8】 第1工程における加圧力は、第3工程に
    おいて積層体を形成する時の加圧力以下とする請求項5
    に記載のセラミック電子部品の製造方法。
  9. 【請求項9】 第3工程において積層前の導電体層中の
    有機成分は金属成分100wt%に対して5〜15wt
    %とする請求項5に記載のセラミック電子部品の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 第2工程後第3工程前に導電体層を厚
    み方向に加圧する工程を設けた請求項5に記載のセラミ
    ック電子部品の製造方法。
  11. 【請求項11】 セラミック粉末とポリエチレンとを含
    有するセラミックシートを加圧および前記ポリエチレン
    のガラス転移点以上融点未満に加熱し空隙率を減少させ
    る第1工程と、支持体上に金属ペーストを用いて導電体
    層を形成する第2工程と、前記セラミックシートと前記
    支持体上に形成した導電体層とを挟み込んで加圧して導
    電体層付きセラミックシートを作製する第3工程と、前
    記導電体層付きセラミックシートを複数枚積層し加圧し
    て積層体を得る第4の工程と、前記積層体を焼成する第
    5工程とを有するセラミック電子部品の製造方法。
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