JP3526665B2 - ゴルフボール - Google Patents
ゴルフボールInfo
- Publication number
- JP3526665B2 JP3526665B2 JP20996995A JP20996995A JP3526665B2 JP 3526665 B2 JP3526665 B2 JP 3526665B2 JP 20996995 A JP20996995 A JP 20996995A JP 20996995 A JP20996995 A JP 20996995A JP 3526665 B2 JP3526665 B2 JP 3526665B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- golf ball
- resin composition
- layer cover
- inner layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/12—Special coverings, i.e. outer layer material
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/0023—Covers
- A63B37/0029—Physical properties
- A63B37/0031—Hardness
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/0023—Covers
- A63B37/0029—Physical properties
- A63B37/0033—Thickness
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/0023—Covers
- A63B37/0029—Physical properties
- A63B37/0037—Flexural modulus; Bending stiffness
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B37/00—Solid balls; Rigid hollow balls; Marbles
- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/007—Characteristics of the ball as a whole
- A63B37/0072—Characteristics of the ball as a whole with a specified number of layers
- A63B37/0075—Three piece balls, i.e. cover, intermediate layer and core
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S273/00—Amusement devices: games
- Y10S273/06—Nylon
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボールに関
し、さらに詳しくは、飛行性能および耐久性が優れ、か
つコントロール性および打球時のフィーリング（感触）
が良好なゴルフボールに関するものである。
し、さらに詳しくは、飛行性能および耐久性が優れ、か
つコントロール性および打球時のフィーリング（感触）
が良好なゴルフボールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ゴルフボールは大別すると、ソリッドゴ
ルフボールと糸巻きゴルフボールがあり、前者のソリッ
ドゴルフボールは飛行性能と耐久性が優れ、後者の糸巻
きゴルフボールはコントロール性と打球時のフィーリン
グが優れているという特徴がある。そして、前者のソリ
ッドボールにおいては、コアとカバーとからなるツーピ
ースボールが、特に飛行性能と耐久性が優れていること
から主流を占めているが、コントロール性と打球時のフ
ィーリングが悪いという問題があった。
ルフボールと糸巻きゴルフボールがあり、前者のソリッ
ドゴルフボールは飛行性能と耐久性が優れ、後者の糸巻
きゴルフボールはコントロール性と打球時のフィーリン
グが優れているという特徴がある。そして、前者のソリ
ッドボールにおいては、コアとカバーとからなるツーピ
ースボールが、特に飛行性能と耐久性が優れていること
から主流を占めているが、コントロール性と打球時のフ
ィーリングが悪いという問題があった。
【０００３】そこで、コントロール性を改良するために
カバーを２層にすることが提案されている（たとえば、
特公平５−４１１０号公報）。さらに、外層カバーを内
層カバーより軟らかくすることも提案されている（たと
えば、特開平７−２４０８５号公報）。
カバーを２層にすることが提案されている（たとえば、
特公平５−４１１０号公報）。さらに、外層カバーを内
層カバーより軟らかくすることも提案されている（たと
えば、特開平７−２４０８５号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カバー
を２層にしたゴルフボールは、耐久性、コントロール
性、反撥性能などが充分といえず、なお改良の余地があ
り、また、外層カバーを内層カバーより軟らかくしたゴ
ルフボールは、コントロール性と耐久性の向上は得られ
るものの、外層カバーが軟らかいため反撥性能が著しく
低下し、飛距離が小さくなるという問題があった。
を２層にしたゴルフボールは、耐久性、コントロール
性、反撥性能などが充分といえず、なお改良の余地があ
り、また、外層カバーを内層カバーより軟らかくしたゴ
ルフボールは、コントロール性と耐久性の向上は得られ
るものの、外層カバーが軟らかいため反撥性能が著しく
低下し、飛距離が小さくなるという問題があった。
【０００５】したがって、本発明は、飛行性能および耐
久性が優れ、かつコントロール性および打球時のフィー
リングが良好なゴルフボールを提供することを目的とす
る。
久性が優れ、かつコントロール性および打球時のフィー
リングが良好なゴルフボールを提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究を重ねた結果、内層カバーと外
層カバーからなる２層構造のカバーを有するゴルフボー
ルにおいて、内層カバーを、温度２３℃、相対湿度５０
％の平衡時の曲げ弾性率が６０００〜３００００ｋｇｆ
／ｃｍ2 のポリアミド樹脂と、ＪＩＳ−Ａ硬度が３０〜
９８°の熱可塑性エラストマーとが重量比９５：５〜５
０：５０の割合で配合され、温度２３℃、相対湿度５０
％の平衡時の曲げ弾性率が５０００〜１２０００ｋｇｆ
／ｃｍ2の樹脂組成物で構成するときは、飛行性能およ
び耐久性が優れ、かつコントロール性および打球時のフ
ィーリングが良好なゴルフボールが得られることを見出
し、本発明を完成するにいたった。
を達成するため鋭意研究を重ねた結果、内層カバーと外
層カバーからなる２層構造のカバーを有するゴルフボー
ルにおいて、内層カバーを、温度２３℃、相対湿度５０
％の平衡時の曲げ弾性率が６０００〜３００００ｋｇｆ
／ｃｍ2 のポリアミド樹脂と、ＪＩＳ−Ａ硬度が３０〜
９８°の熱可塑性エラストマーとが重量比９５：５〜５
０：５０の割合で配合され、温度２３℃、相対湿度５０
％の平衡時の曲げ弾性率が５０００〜１２０００ｋｇｆ
／ｃｍ2の樹脂組成物で構成するときは、飛行性能およ
び耐久性が優れ、かつコントロール性および打球時のフ
ィーリングが良好なゴルフボールが得られることを見出
し、本発明を完成するにいたった。
【０００７】本発明においては、内層カバーを構成する
樹脂材料としてポリアミド樹脂と熱可塑性エラストマー
を併用するが、これは、この組み合わせが反撥性能とコ
ントロール性の両立に際して特に優れているからであ
る。
樹脂材料としてポリアミド樹脂と熱可塑性エラストマー
を併用するが、これは、この組み合わせが反撥性能とコ
ントロール性の両立に際して特に優れているからであ
る。
【０００８】そして、その樹脂材料の一方の成分である
ポリアミド樹脂は、温度２３℃、相対湿度５０％の平衡
時の曲げ弾性率が６０００〜３００００ｋｇｆ／ｃｍ2
であることを必要とし、特に８０００〜２５０００ｋｇ
ｆ／ｃｍ2 であることが好ましい。ポリアミド樹脂の温
度２３℃、相対湿度５０％の平衡時の曲げ弾性率が上記
範囲より低い場合は、反撥性能が低下し、またポリアミ
ド樹脂の温度２３℃、相対湿度５０％の平衡時の曲げ弾
性率が上記範囲より高くなると、耐久性が低下する。
ポリアミド樹脂は、温度２３℃、相対湿度５０％の平衡
時の曲げ弾性率が６０００〜３００００ｋｇｆ／ｃｍ2
であることを必要とし、特に８０００〜２５０００ｋｇ
ｆ／ｃｍ2 であることが好ましい。ポリアミド樹脂の温
度２３℃、相対湿度５０％の平衡時の曲げ弾性率が上記
範囲より低い場合は、反撥性能が低下し、またポリアミ
ド樹脂の温度２３℃、相対湿度５０％の平衡時の曲げ弾
性率が上記範囲より高くなると、耐久性が低下する。
【０００９】内層カバーを構成する樹脂材料の他方の成
分である熱可塑性エラストマーは、ＪＩＳ−Ａ硬度が３
０〜９８°であることを必要とし、特にＪＩＳ−Ａ硬度
が６０〜９５°であることが好ましい。熱可塑性エラス
トマーのＪＩＳ−Ａ硬度が上記範囲より低い場合は、軟
らかすぎて反撥性能が低下し、また熱可塑性エラストマ
ーのＪＩＳ−Ａ硬度が上記範囲より高くなると、硬すぎ
て打球感が悪くなり、反撥性能と打球感の両立が達成で
きなくなる。なお、ＪＩＳ−Ａ硬度とはＪＩＳ−Ａ型硬
度計で測定した硬度をいう。
分である熱可塑性エラストマーは、ＪＩＳ−Ａ硬度が３
０〜９８°であることを必要とし、特にＪＩＳ−Ａ硬度
が６０〜９５°であることが好ましい。熱可塑性エラス
トマーのＪＩＳ−Ａ硬度が上記範囲より低い場合は、軟
らかすぎて反撥性能が低下し、また熱可塑性エラストマ
ーのＪＩＳ−Ａ硬度が上記範囲より高くなると、硬すぎ
て打球感が悪くなり、反撥性能と打球感の両立が達成で
きなくなる。なお、ＪＩＳ−Ａ硬度とはＪＩＳ−Ａ型硬
度計で測定した硬度をいう。
【００１０】さらに、上記熱可塑性エラストマーは、無
水マレイン酸変性物、すなわち無水マレイン酸で変性し
たものであることが好ましい。無水マレイン酸で変性し
たものは、無水マレイン酸で変性していないものに比べ
て、混練時の分散性がよく、混練が容易で、しかも反撥
性能および耐久性が優れている。
水マレイン酸変性物、すなわち無水マレイン酸で変性し
たものであることが好ましい。無水マレイン酸で変性し
たものは、無水マレイン酸で変性していないものに比べ
て、混練時の分散性がよく、混練が容易で、しかも反撥
性能および耐久性が優れている。
【００１１】そして、上記ポリアミド樹脂と熱可塑性エ
ラストマーとの配合割合は重量比で９５：５〜５０：５
０であることを必要である。樹脂成分中のポリアミド樹
脂の割合が上記範囲より少ない場合は、必要なカバー硬
さが保持できず反撥性能の低下を招き、またポリアミド
樹脂の割合が上記範囲より多くなると、内層カバーが硬
くなりすぎて打球感が悪くなる。
ラストマーとの配合割合は重量比で９５：５〜５０：５
０であることを必要である。樹脂成分中のポリアミド樹
脂の割合が上記範囲より少ない場合は、必要なカバー硬
さが保持できず反撥性能の低下を招き、またポリアミド
樹脂の割合が上記範囲より多くなると、内層カバーが硬
くなりすぎて打球感が悪くなる。
【００１２】本発明においては、上記ポリアミド樹脂と
熱可塑性エラストマーとを上記特定割合で併用した上
で、さらに内層カバーを温度２３℃、相対湿度５０％の
平衡時の曲げ弾性率が５０００〜１２０００ｋｇｆ／ｃ
ｍ2 の樹脂組成物で構成することが必要である。内層カ
バーを構成する樹脂組成物の曲げ弾性率が５０００ｋｇ
ｆ／ｃｍ2 より低い場合は反撥性能が低下し、また内層
カバーを構成する樹脂組成物の曲げ弾性率が１２０００
ｋｇｆ／ｃｍ2 より高くなると打球時のフィーリングが
悪くなる。
熱可塑性エラストマーとを上記特定割合で併用した上
で、さらに内層カバーを温度２３℃、相対湿度５０％の
平衡時の曲げ弾性率が５０００〜１２０００ｋｇｆ／ｃ
ｍ2 の樹脂組成物で構成することが必要である。内層カ
バーを構成する樹脂組成物の曲げ弾性率が５０００ｋｇ
ｆ／ｃｍ2 より低い場合は反撥性能が低下し、また内層
カバーを構成する樹脂組成物の曲げ弾性率が１２０００
ｋｇｆ／ｃｍ2 より高くなると打球時のフィーリングが
悪くなる。
【００１３】そして、上記内層カバーを構成する樹脂組
成物には、必要に応じ、たとえば二酸化チタン、硫酸バ
リウムなどの顔料を適宜含有させてもよいし、要すれ
ば、さらに老化防止剤などの添加剤を適宜含有させても
よい。
成物には、必要に応じ、たとえば二酸化チタン、硫酸バ
リウムなどの顔料を適宜含有させてもよいし、要すれ
ば、さらに老化防止剤などの添加剤を適宜含有させても
よい。
【００１４】また、本発明においては、外層カバーを温
度２３℃、相対湿度５０％の平衡時の曲げ弾性率が１０
００〜４５００ｋｇｆ／ｃｍ2 、特に１５００〜４００
０ｋｇｆ／ｃｍ2 の樹脂組成物で構成することが好まし
い。外層カバーを構成する樹脂組成物の曲げ弾性率が上
記範囲より低くなると、反撥性能が低下する場合があ
り、外層カバーを構成する樹脂組成物の曲げ弾性率が上
記範囲より高くなると、コントロール性が悪くなり、打
球時のフィーリングが悪くなる場合がある。
度２３℃、相対湿度５０％の平衡時の曲げ弾性率が１０
００〜４５００ｋｇｆ／ｃｍ2 、特に１５００〜４００
０ｋｇｆ／ｃｍ2 の樹脂組成物で構成することが好まし
い。外層カバーを構成する樹脂組成物の曲げ弾性率が上
記範囲より低くなると、反撥性能が低下する場合があ
り、外層カバーを構成する樹脂組成物の曲げ弾性率が上
記範囲より高くなると、コントロール性が悪くなり、打
球時のフィーリングが悪くなる場合がある。
【００１５】そして、この外層カバーを構成する樹脂組
成物にも、必要に応じて、たとえば二酸化チタン、硫酸
バリウムなどの顔料を適宜含有させてもよいし、要すれ
ば、さらに老化防止剤などの添加剤を適宜含有させても
よい。
成物にも、必要に応じて、たとえば二酸化チタン、硫酸
バリウムなどの顔料を適宜含有させてもよいし、要すれ
ば、さらに老化防止剤などの添加剤を適宜含有させても
よい。
【００１６】上記内層カバーの厚みは１．１〜２．５ｍ
ｍであることが好ましく、外層カバーの厚みは１．１〜
２．５ｍｍであることが好ましい。
ｍであることが好ましく、外層カバーの厚みは１．１〜
２．５ｍｍであることが好ましい。
【００１７】内層カバーの厚みが１．１ｍｍより薄くな
ると反撥性能が低下する場合があり、内層カバーの厚み
が２．５ｍｍより厚くなると打球時のフィーリングが悪
くなる場合がある。また、外層カバーの厚みが１．１ｍ
ｍより薄くなると耐久性が低下する場合があり、外層カ
バーの厚みが２．５ｍｍより厚くなると打球時のフィー
リングが悪くなる場合がある。
ると反撥性能が低下する場合があり、内層カバーの厚み
が２．５ｍｍより厚くなると打球時のフィーリングが悪
くなる場合がある。また、外層カバーの厚みが１．１ｍ
ｍより薄くなると耐久性が低下する場合があり、外層カ
バーの厚みが２．５ｍｍより厚くなると打球時のフィー
リングが悪くなる場合がある。
【００１８】さらに、外層カバーはアイオノマーを主体
とする樹脂組成物からなることが好ましい。外層カバー
の材質がアイオノマー主体以外のときは反撥性能と耐久
性の両立が達成しにくい。
とする樹脂組成物からなることが好ましい。外層カバー
の材質がアイオノマー主体以外のときは反撥性能と耐久
性の両立が達成しにくい。
【００１９】
【発明の実施の形態】本発明において、内層カバーに用
いるポリアミド樹脂としては、たとえばナイロン−１
２、ナイロン−１１、ナイロン−６、ナイロン−６，
６、ナイロン−６，１２、ナイロン−６，１０、ナイロ
ン−４，６などが挙げられる。
いるポリアミド樹脂としては、たとえばナイロン−１
２、ナイロン−１１、ナイロン−６、ナイロン−６，
６、ナイロン−６，１２、ナイロン−６，１０、ナイロ
ン−４，６などが挙げられる。
【００２０】また、熱可塑性エラストマーとしては、た
とえばスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体のブタジエン部分を部分的に水素化したものの無水マ
レイン酸変性物、エチレン−エチルアクリレート共重合
体の無水マレイン酸変性物、スチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体などが用いられる。
とえばスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体のブタジエン部分を部分的に水素化したものの無水マ
レイン酸変性物、エチレン−エチルアクリレート共重合
体の無水マレイン酸変性物、スチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体などが用いられる。
【００２１】内層カバーを構成する樹脂組成物は、上記
ポリアミド樹脂と熱可塑性エラストマーとを前記特定の
割合で配合し、それに必要に応じて、二酸化チタン、硫
酸バリウムなどの顔料を適宜配合し、要すれば、さらに
老化防止剤などの添加剤を適宜配合し、混練することに
よって調製される。
ポリアミド樹脂と熱可塑性エラストマーとを前記特定の
割合で配合し、それに必要に応じて、二酸化チタン、硫
酸バリウムなどの顔料を適宜配合し、要すれば、さらに
老化防止剤などの添加剤を適宜配合し、混練することに
よって調製される。
【００２２】外層カバーを構成する樹脂組成物はアイオ
ノマーを主体とすることが好ましいが、このアイオノマ
ーの具体例としては、その商品名で例示すると、たとえ
ば三井デュポンポリケミカル（株）から市販されている
アイオノマーとして、ハイミラン１６０５（Ｎａ）、ハ
イミラン１７０７（Ｎａ）、ハイミランＡＭ７３１８
（Ｎａ）、ハイミラン１６５２（Ｚｎ）、ハイミラン１
７０５（Ｚｎ）、ハイミラン１７０６（Ｚｎ）、ハイミ
ランＡＭ７３１５（Ｚｎ）、ハイミランＡＭ７３１７
（Ｚｎ）、ハイミランＡＭ７３１１（Ｍｇ）、ハイミラ
ンＭＫ７３２０（Ｋ）や、三元共重合体系アイオノマー
としてのハイミラン１８５６（Ｎａ）、ハイミラン１８
５５（Ｚｎ）、ハイミランＡＭ７３１６（Ｚｎ）などが
挙げられる。米国デュポン社から市販されているアイオ
ノマーとしては、サーリン８９２０（Ｎａ）、サーリン
８９４０（Ｎａ）、サーリンＡＤ８５１２（Ｎａ）、サ
ーリン９９１０（Ｚｎ）、サーリンＡＤ８５１１（Ｚ
ｎ）、サーリン７９３０（Ｌｉ）、サーリン７９４０
（Ｌｉ）や三元共重合体系アイオノマーとしてのサーリ
ンＡＤ８２６５（Ｎａ）、サーリンＡＤ８２６９（Ｎ
ａ）などが挙げられる。エクソン化学社から市販されて
いるアイオノマーとしては、アイオテック７０１０（Ｚ
ｎ）、アイオテック８０００（Ｎａ）などが挙げられ、
これらは単独でまたは２種混合して用いられる。なお、
上記アイオノマーの商品名の後の括弧内に記載したＮ
ａ、Ｚｎ、Ｋ、Ｌｉ、Ｍｇなどは、それらの中和金属イ
オン種を示している。
ノマーを主体とすることが好ましいが、このアイオノマ
ーの具体例としては、その商品名で例示すると、たとえ
ば三井デュポンポリケミカル（株）から市販されている
アイオノマーとして、ハイミラン１６０５（Ｎａ）、ハ
イミラン１７０７（Ｎａ）、ハイミランＡＭ７３１８
（Ｎａ）、ハイミラン１６５２（Ｚｎ）、ハイミラン１
７０５（Ｚｎ）、ハイミラン１７０６（Ｚｎ）、ハイミ
ランＡＭ７３１５（Ｚｎ）、ハイミランＡＭ７３１７
（Ｚｎ）、ハイミランＡＭ７３１１（Ｍｇ）、ハイミラ
ンＭＫ７３２０（Ｋ）や、三元共重合体系アイオノマー
としてのハイミラン１８５６（Ｎａ）、ハイミラン１８
５５（Ｚｎ）、ハイミランＡＭ７３１６（Ｚｎ）などが
挙げられる。米国デュポン社から市販されているアイオ
ノマーとしては、サーリン８９２０（Ｎａ）、サーリン
８９４０（Ｎａ）、サーリンＡＤ８５１２（Ｎａ）、サ
ーリン９９１０（Ｚｎ）、サーリンＡＤ８５１１（Ｚ
ｎ）、サーリン７９３０（Ｌｉ）、サーリン７９４０
（Ｌｉ）や三元共重合体系アイオノマーとしてのサーリ
ンＡＤ８２６５（Ｎａ）、サーリンＡＤ８２６９（Ｎ
ａ）などが挙げられる。エクソン化学社から市販されて
いるアイオノマーとしては、アイオテック７０１０（Ｚ
ｎ）、アイオテック８０００（Ｎａ）などが挙げられ、
これらは単独でまたは２種混合して用いられる。なお、
上記アイオノマーの商品名の後の括弧内に記載したＮ
ａ、Ｚｎ、Ｋ、Ｌｉ、Ｍｇなどは、それらの中和金属イ
オン種を示している。
【００２３】そして、この外層カバーを構成する樹脂組
成物の調製は、上記アイオノマーを主体とする樹脂成分
に、必要に応じて、二酸化チタン、硫酸バリウムなどの
顔料を適宜配合し、要すれば、さらに老化防止剤などの
添加剤を配合し、混練することによって行われる。
成物の調製は、上記アイオノマーを主体とする樹脂成分
に、必要に応じて、二酸化チタン、硫酸バリウムなどの
顔料を適宜配合し、要すれば、さらに老化防止剤などの
添加剤を配合し、混練することによって行われる。
【００２４】そして、上記内層カバーおよび外層カバー
をコアに被覆することによって、ゴルフボールが得られ
るが、コアとしてはソリッドゴルフボール用コア（ソリ
ッドコア）、糸巻きゴルフボール用コア（糸巻きコア）
のいずれも使用することができる。ただし、飛行性能と
耐久性の面から、特にソリッドコアが適している。
をコアに被覆することによって、ゴルフボールが得られ
るが、コアとしてはソリッドゴルフボール用コア（ソリ
ッドコア）、糸巻きゴルフボール用コア（糸巻きコア）
のいずれも使用することができる。ただし、飛行性能と
耐久性の面から、特にソリッドコアが適している。
【００２５】ソリッドコアとしては、１層構造のコアは
もとより、２層以上の多層構造のコアであってもよく、
たとえば、ツーピースボール用コアとしては、ポリブタ
ジエン１００重量部に対して、アクリル酸、メタクリル
酸などのα，β−モノエチレン性不飽和カルボン酸また
はその金属塩や、トリメチロールプロパントリメタクリ
レートなどの官能性モノマーなどからなる加硫剤（架橋
剤）を単独または合計で１０〜６０重量部、酸化亜鉛、
硫酸バリウムなどの充填剤を３〜３０重量部、ジクミル
パーオキサイドなどの過酸化物を０．１〜５重量部配合
し、要すれば、さらに老化防止剤を０．１〜１重量部配
合したゴム組成物をプレス加硫（架橋）により、たとえ
ば１４０〜１８０℃の温度で１０〜６０分間加熱圧縮し
て、球状加硫物に成形することによって得られたものを
用いることができる。
もとより、２層以上の多層構造のコアであってもよく、
たとえば、ツーピースボール用コアとしては、ポリブタ
ジエン１００重量部に対して、アクリル酸、メタクリル
酸などのα，β−モノエチレン性不飽和カルボン酸また
はその金属塩や、トリメチロールプロパントリメタクリ
レートなどの官能性モノマーなどからなる加硫剤（架橋
剤）を単独または合計で１０〜６０重量部、酸化亜鉛、
硫酸バリウムなどの充填剤を３〜３０重量部、ジクミル
パーオキサイドなどの過酸化物を０．１〜５重量部配合
し、要すれば、さらに老化防止剤を０．１〜１重量部配
合したゴム組成物をプレス加硫（架橋）により、たとえ
ば１４０〜１８０℃の温度で１０〜６０分間加熱圧縮し
て、球状加硫物に成形することによって得られたものを
用いることができる。
【００２６】コアに内層カバーおよび外層カバーを被覆
する方法は、特に限定されるものではなく、通常のカバ
ー被覆に採用されている方法で行うことができる。たと
えば、コアに内層カバーを被覆する場合は、内層カバー
用樹脂組成物をあらかじめ半球殻状のハーフシェルに成
形し、それを２枚用いてコアを包み、１００〜１７０℃
で１〜１５分間加圧成形するか、または上記内層カバー
用樹脂組成物を直接コア上に射出成形してコアを包み込
む方法などが採用される。そして、外層カバーを上記内
層カバー上に被覆する場合も、上記内層カバーをコアに
被覆する場合と同様の方法で行うことができる。
する方法は、特に限定されるものではなく、通常のカバ
ー被覆に採用されている方法で行うことができる。たと
えば、コアに内層カバーを被覆する場合は、内層カバー
用樹脂組成物をあらかじめ半球殻状のハーフシェルに成
形し、それを２枚用いてコアを包み、１００〜１７０℃
で１〜１５分間加圧成形するか、または上記内層カバー
用樹脂組成物を直接コア上に射出成形してコアを包み込
む方法などが採用される。そして、外層カバーを上記内
層カバー上に被覆する場合も、上記内層カバーをコアに
被覆する場合と同様の方法で行うことができる。
【００２７】つぎに、本発明のゴルフボールの構造の一
例を図面を参照しつつ説明する。図１は本発明のゴルフ
ボールの一例を模式的に示す断面図であり、図中、１は
コアで、２は上記コアを被覆するカバーであり、このカ
バー２は内層カバー２ａと外層カバー２ｂとからなり、
外層カバー２ｂにはディンプル３が設けられている。
例を図面を参照しつつ説明する。図１は本発明のゴルフ
ボールの一例を模式的に示す断面図であり、図中、１は
コアで、２は上記コアを被覆するカバーであり、このカ
バー２は内層カバー２ａと外層カバー２ｂとからなり、
外層カバー２ｂにはディンプル３が設けられている。
【００２８】コア１は、いわゆるソリッドコアと呼ばれ
るゴム組成物の加硫成形体からなるものであるが、特に
特定のものに限られることなく、たとえば、前記のよう
なポリブタジエンを主材とするゴム組成物の加硫成形体
が用いられる。
るゴム組成物の加硫成形体からなるものであるが、特に
特定のものに限られることなく、たとえば、前記のよう
なポリブタジエンを主材とするゴム組成物の加硫成形体
が用いられる。
【００２９】内層カバー２ａは、温度２３℃、相対湿度
５０％の平衡時の曲げ弾性率が６０００〜３００００ｋ
ｇｆ／ｃｍ2 のポリアミド樹脂と、ＪＩＳ−Ａ硬度が３
０〜９８°の熱可塑性エラストマーとが重量比９５：５
〜５０：５０の割合で配合され、温度２３℃、相対湿度
５０％の平衡時の曲げ弾性率が５０００〜１２００００
ｋｇｆ／ｃｍ2 の樹脂組成物で構成され、その厚みは
１．１〜２．５ｍｍであることが好ましい。
５０％の平衡時の曲げ弾性率が６０００〜３００００ｋ
ｇｆ／ｃｍ2 のポリアミド樹脂と、ＪＩＳ−Ａ硬度が３
０〜９８°の熱可塑性エラストマーとが重量比９５：５
〜５０：５０の割合で配合され、温度２３℃、相対湿度
５０％の平衡時の曲げ弾性率が５０００〜１２００００
ｋｇｆ／ｃｍ2 の樹脂組成物で構成され、その厚みは
１．１〜２．５ｍｍであることが好ましい。
【００３０】外層カバー２ｂは、アイオノマーを主体と
し、温度２３℃、相対湿度５０％の平衡時の曲げ弾性率
が１０００〜４５００ｋｇｆ／ｃｍ2 の樹脂組成物で構
成することが好ましく、また、その厚みも１．１〜２．
５ｍｍであることが好ましい。
し、温度２３℃、相対湿度５０％の平衡時の曲げ弾性率
が１０００〜４５００ｋｇｆ／ｃｍ2 の樹脂組成物で構
成することが好ましく、また、その厚みも１．１〜２．
５ｍｍであることが好ましい。
【００３１】上記ディンプル３は、必要に応じ、あるい
は所望とする特性が得られるように、適した個数、態様
で設けられるものであり、また、必要に応じ、ボール表
面にペイントやマーキングが施される。
は所望とする特性が得られるように、適した個数、態様
で設けられるものであり、また、必要に応じ、ボール表
面にペイントやマーキングが施される。
【００３２】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【００３３】実施例１〜５および比較例１〜５
つぎの〜に示す工程を経て、実施例１〜５および比
較例１〜５のゴルフボールを作製した。
較例１〜５のゴルフボールを作製した。
【００３４】コアの作製
ポリブタジエン〔ＢＲ−１１（商品名）、日本合成ゴム
（株）製〕１００重量部に対して、アクリル酸亜鉛３６
重量部、酸化亜鉛２０重量部、ジクミルパーオキサイド
１．２重量部および老化防止剤〔ヨシノックス４２５
（商品名）、吉富製薬（株）製〕０．５重量部を配合し
たゴム組成物を１６０℃で２５分間加硫成形することに
よって、ソリッドコアを得た。得られたコアの平均直径
は、実施例１〜３および比較例１〜５が３５．１ｍｍで
あり、実施例４〜５が３６．３ｍｍであった。このよう
にコアの直径を変えているのは、カバーの厚みを変動さ
せるためである。
（株）製〕１００重量部に対して、アクリル酸亜鉛３６
重量部、酸化亜鉛２０重量部、ジクミルパーオキサイド
１．２重量部および老化防止剤〔ヨシノックス４２５
（商品名）、吉富製薬（株）製〕０．５重量部を配合し
たゴム組成物を１６０℃で２５分間加硫成形することに
よって、ソリッドコアを得た。得られたコアの平均直径
は、実施例１〜３および比較例１〜５が３５．１ｍｍで
あり、実施例４〜５が３６．３ｍｍであった。このよう
にコアの直径を変えているのは、カバーの厚みを変動さ
せるためである。
【００３５】つぎに、表１〜２に示す配合組成で内層カ
バー用樹脂組成物および外層カバー用樹脂組成物を調製
した。表１に実施例１〜５の内層カバーの配合および外
層カバーの配合を示し、表２に比較例１〜５のそれらを
示す。なお、表中の各成分の配合量は重量部によるもの
であり、表中には樹脂成分を商品名や簡略化した名称で
表示しているが、その詳細は表２の後に示す。また、表
１〜２に示す配合は樹脂成分についてのみ示しており、
内層カバー用樹脂組成物、外層カバー用樹脂組成物と
も、それぞれ表１〜２に記載の樹脂成分１００重量部に
対して二酸化チタンを２重量部配合している。
バー用樹脂組成物および外層カバー用樹脂組成物を調製
した。表１に実施例１〜５の内層カバーの配合および外
層カバーの配合を示し、表２に比較例１〜５のそれらを
示す。なお、表中の各成分の配合量は重量部によるもの
であり、表中には樹脂成分を商品名や簡略化した名称で
表示しているが、その詳細は表２の後に示す。また、表
１〜２に示す配合は樹脂成分についてのみ示しており、
内層カバー用樹脂組成物、外層カバー用樹脂組成物と
も、それぞれ表１〜２に記載の樹脂成分１００重量部に
対して二酸化チタンを２重量部配合している。
【００３６】
【表１】
【００３７】
【表２】
【００３８】※１：ナイロン−１２
東レ（株）製のポリアミド樹脂、リルサンＡＭＮＯ（商
品名）、曲げ弾性率＝１１０００ｋｇ／ｃｍ2 ※２：ナイロン−１１ 東レ（株）製のポリアミド樹脂、リルサンＢＭＮＯ（商
品名）、曲げ弾性率＝１００００ｋｇ／ｃｍ2 ※３：タフテックＭ１９４３（商品名） 旭化成工業（株）製、スチレン−ブタジエン−スチレン
ブロック共重合体のブタジエン部分を部分的に水素化し
たものの無水マレイン酸変性物、ＪＩＳ−Ａ硬度＝６７
°
品名）、曲げ弾性率＝１１０００ｋｇ／ｃｍ2 ※２：ナイロン−１１ 東レ（株）製のポリアミド樹脂、リルサンＢＭＮＯ（商
品名）、曲げ弾性率＝１００００ｋｇ／ｃｍ2 ※３：タフテックＭ１９４３（商品名） 旭化成工業（株）製、スチレン−ブタジエン−スチレン
ブロック共重合体のブタジエン部分を部分的に水素化し
たものの無水マレイン酸変性物、ＪＩＳ−Ａ硬度＝６７
°
【００３９】※４：ＡＲ２０１（商品名）
三井デュポンポリケミカル（株）製のエチレン−エチル
アクリレート共重合体の無水マレイン酸変性物、ＪＩＳ
−Ａ硬度＝５１° ※５：タフテックＨ１０５２（商品名） 旭化成工業（株）製、スチレン−ブタジエン−スチレン
ブロック共重合体のブタジエン部分を部分的に水素化し
たもの、ＪＩＳ−Ａ硬度＝６７° ※６：ハイミラン１７０６（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー、曲げ弾性率＝約２６００ｋｇ／ｃｍ2
アクリレート共重合体の無水マレイン酸変性物、ＪＩＳ
−Ａ硬度＝５１° ※５：タフテックＨ１０５２（商品名） 旭化成工業（株）製、スチレン−ブタジエン−スチレン
ブロック共重合体のブタジエン部分を部分的に水素化し
たもの、ＪＩＳ−Ａ硬度＝６７° ※６：ハイミラン１７０６（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー、曲げ弾性率＝約２６００ｋｇ／ｃｍ2
【００４０】※７：ハイミラン１５５５（商品名）
三井デュポンポリケミカル（株）製のナトリウムイオン
中和タイプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオ
ノマー、曲げ弾性率＝約２５５０ｋｇ／ｃｍ2 ※８：ハイミラン１６０５（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製のナトリウムイオン
中和タイプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオ
ノマー、曲げ弾性率＝約３１００ｋｇ／ｃｍ2 ※９：アイオテック８０００（商品名） エクソン化学社製のナトリウムイオン中和タイプのエチ
レン−アクリル酸共重合体系アイオノマー、曲げ弾性率
＝約４０００ｋｇ／ｃｍ2
中和タイプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオ
ノマー、曲げ弾性率＝約２５５０ｋｇ／ｃｍ2 ※８：ハイミラン１６０５（商品名） 三井デュポンポリケミカル（株）製のナトリウムイオン
中和タイプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオ
ノマー、曲げ弾性率＝約３１００ｋｇ／ｃｍ2 ※９：アイオテック８０００（商品名） エクソン化学社製のナトリウムイオン中和タイプのエチ
レン−アクリル酸共重合体系アイオノマー、曲げ弾性率
＝約４０００ｋｇ／ｃｍ2
【００４１】※１０：ハイミランＡＭ７３１５（商品
名） 三井デュポンポリケミカル（株）製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー、曲げ弾性率＝約４５００ｋｇ／ｃｍ2 ※１１：ポリカーボネート 三菱瓦斯化学工業（株）製のＳ−２０００（商品名）、
曲げ弾性率＝２３０００ｋｇ／ｃｍ2
名） 三井デュポンポリケミカル（株）製の亜鉛イオン中和タ
イプのエチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー、曲げ弾性率＝約４５００ｋｇ／ｃｍ2 ※１１：ポリカーボネート 三菱瓦斯化学工業（株）製のＳ−２０００（商品名）、
曲げ弾性率＝２３０００ｋｇ／ｃｍ2
【００４２】上記のようにして調製した内層カバー用樹
脂組成物および外層カバー用樹脂組成物の曲げ弾性率を
表３〜４に示す。なお、これらの曲げ弾性率は、東洋精
機社製スティフネステスターを用い、ＡＳＴＭ Ｄ−７
４７に準じて２３℃、相対湿度５０％で測定したもので
あり、曲げ弾性率の測定用サンプルは、上記内層カバー
用樹脂組成物および外層カバー用樹脂組成物を熱プレス
成形してそれぞれ厚さ約２ｍｍの平板を作製し、それを
２３℃、相対湿度５０％で２週間放置した後、測定に使
用した。
脂組成物および外層カバー用樹脂組成物の曲げ弾性率を
表３〜４に示す。なお、これらの曲げ弾性率は、東洋精
機社製スティフネステスターを用い、ＡＳＴＭ Ｄ−７
４７に準じて２３℃、相対湿度５０％で測定したもので
あり、曲げ弾性率の測定用サンプルは、上記内層カバー
用樹脂組成物および外層カバー用樹脂組成物を熱プレス
成形してそれぞれ厚さ約２ｍｍの平板を作製し、それを
２３℃、相対湿度５０％で２週間放置した後、測定に使
用した。
【００４３】つぎに、上記のように調製した内層カバー
用樹脂組成物を前記コア上に射出成形して内層カバーを
形成し、さらに上記内層カバー上に上記外層カバー用樹
脂組成物を射出成形して外層カバーを形成し、外径４
２．７ｍｍのソリッドゴルフボールを作製した。
用樹脂組成物を前記コア上に射出成形して内層カバーを
形成し、さらに上記内層カバー上に上記外層カバー用樹
脂組成物を射出成形して外層カバーを形成し、外径４
２．７ｍｍのソリッドゴルフボールを作製した。
【００４４】得られたゴルフボールのボール重量、ボー
ル変形量、反撥係数、飛距離（キャリー）、スピン量、
耐久性および打球時のフィーリングを調べた。その結果
を表３〜４に示す。上記ボール変形量、反撥係数、飛距
離、スピン量、耐久性および打球時のフィーリングの測
定または評価方法は次の通りである。
ル変形量、反撥係数、飛距離（キャリー）、スピン量、
耐久性および打球時のフィーリングを調べた。その結果
を表３〜４に示す。上記ボール変形量、反撥係数、飛距
離、スピン量、耐久性および打球時のフィーリングの測
定または評価方法は次の通りである。
【００４５】ボール変形量：ボールに初期荷重１０ｋｇ
をかけたときから終荷重１３０ｋｇをかけたときまでの
変形量を測定する。
をかけたときから終荷重１３０ｋｇをかけたときまでの
変形量を測定する。
【００４６】反撥係数：Ｒ＆Ａ（英国ゴルフ協会）初速
測定機により、ボールに１９８．４ｇの金属円筒物を４
５ｍ／ｓの速度で衝突させたときのボール速度を測定
し、そのボール速度より算出する。
測定機により、ボールに１９８．４ｇの金属円筒物を４
５ｍ／ｓの速度で衝突させたときのボール速度を測定
し、そのボール速度より算出する。
【００４７】耐久性：ボールをエアーガンで金属板に４
５ｍ／ｓのボール速度で衝突させ、ボールに割れが発生
するまでの回数を調べ、実施例１の耐衝撃回数（割れが
発生するまでの回数）を１００とした時の指数で示す。
５ｍ／ｓのボール速度で衝突させ、ボールに割れが発生
するまでの回数を調べ、実施例１の耐衝撃回数（割れが
発生するまでの回数）を１００とした時の指数で示す。
【００４８】打球時のフィーリング：トッププロ１０人
によりボールをウッド１番クラブで実打して評価する。
評価基準は次の通りである。評価結果を表中に表示する
際も同様の記号で表示しているが、その場合は評価にあ
たった１０人のうち８人以上が同じ評価を下したことを
示している。
によりボールをウッド１番クラブで実打して評価する。
評価基準は次の通りである。評価結果を表中に表示する
際も同様の記号で表示しているが、その場合は評価にあ
たった１０人のうち８人以上が同じ評価を下したことを
示している。
【００４９】評価基準：
○ ： 良い
△ ： 普通
× ： 悪い
××： 非常に悪い
【００５０】
【表３】
【００５１】
【表４】
【００５２】表３に示す実施例１〜５と表４に示す比較
例１〜５との対比から明らかなように、実施例１〜５
は、飛距離が大きく、耐久性を示す指数が大きく、飛行
性能および耐久性が優れていると共に、スピン量が多く
て、コントロール性が良好であり、かつ打球時のフィー
リングも良好であった。
例１〜５との対比から明らかなように、実施例１〜５
は、飛距離が大きく、耐久性を示す指数が大きく、飛行
性能および耐久性が優れていると共に、スピン量が多く
て、コントロール性が良好であり、かつ打球時のフィー
リングも良好であった。
【００５３】すなわち、本発明の実施例１〜５は、内層
カバーをナイロン−１２、ナイロン−１１などの温度２
３℃、相対湿度５０％の平衡時の曲げ弾性率が６０００
〜３００００の範囲内のポリアミド樹脂と、タフテック
Ｍ１９４３（商品名）、ＡＲ２０１（商品名）、タフテ
ックＨ１０５２（商品名）などのＪＩＳ−Ａ硬度が３０
〜９８°の範囲内の熱可塑性エラストマーとが重量比９
５：５〜５０：５０の範囲内で配合され、温度２３℃、
相対湿度５０％の平衡時の曲げ弾性率が５０００〜１２
０００ｋｇｆ／ｃｍ2 の範囲内の樹脂組成物で構成して
いるので、上記のように、飛行性能および耐久性が優
れ、かつコントロール性および打球時のフィーリングが
良好であった。
カバーをナイロン−１２、ナイロン−１１などの温度２
３℃、相対湿度５０％の平衡時の曲げ弾性率が６０００
〜３００００の範囲内のポリアミド樹脂と、タフテック
Ｍ１９４３（商品名）、ＡＲ２０１（商品名）、タフテ
ックＨ１０５２（商品名）などのＪＩＳ−Ａ硬度が３０
〜９８°の範囲内の熱可塑性エラストマーとが重量比９
５：５〜５０：５０の範囲内で配合され、温度２３℃、
相対湿度５０％の平衡時の曲げ弾性率が５０００〜１２
０００ｋｇｆ／ｃｍ2 の範囲内の樹脂組成物で構成して
いるので、上記のように、飛行性能および耐久性が優
れ、かつコントロール性および打球時のフィーリングが
良好であった。
【００５４】これに対して、比較例１は、内層カバーを
ポリアミド樹脂であるナイロン−１２のみを樹脂成分と
して構成しているので、飛距離が小さく、耐久性も悪
く、打球時のフィーリングも良好とはいえなかった。ま
た、比較例２は、内層カバーの樹脂成分中のポリアミド
樹脂の割合が少なく、熱可塑性エラストマーの割合が多
く、樹脂組成物の曲げ弾性率が小さいため、飛距離が小
さく、またスピン量が少なく、コントロール性が悪く、
打球時のフィーリングも悪かった。
ポリアミド樹脂であるナイロン−１２のみを樹脂成分と
して構成しているので、飛距離が小さく、耐久性も悪
く、打球時のフィーリングも良好とはいえなかった。ま
た、比較例２は、内層カバーの樹脂成分中のポリアミド
樹脂の割合が少なく、熱可塑性エラストマーの割合が多
く、樹脂組成物の曲げ弾性率が小さいため、飛距離が小
さく、またスピン量が少なく、コントロール性が悪く、
打球時のフィーリングも悪かった。
【００５５】また、比較例３は、比較例２とほぼ同様の
理由により、飛距離が小さく、打球時のフィーリングが
悪かった。比較例４は、内層カバーの樹脂成分としてポ
リアミド樹脂を用いず、かつ内層カバーを構成する樹脂
組成物の曲げ弾性率が大きすぎるため、スピン量が少な
く、コントロール性が悪く、また打球時のフィーリング
も悪かった。
理由により、飛距離が小さく、打球時のフィーリングが
悪かった。比較例４は、内層カバーの樹脂成分としてポ
リアミド樹脂を用いず、かつ内層カバーを構成する樹脂
組成物の曲げ弾性率が大きすぎるため、スピン量が少な
く、コントロール性が悪く、また打球時のフィーリング
も悪かった。
【００５６】そして、比較例５は、内層カバーの樹脂成
分としてポリアミド樹脂を用いていないので、飛距離が
小さく、スピン量も小さく、耐久性が低く、打球時のフ
ィーリングも良好とはいえなかった。
分としてポリアミド樹脂を用いていないので、飛距離が
小さく、スピン量も小さく、耐久性が低く、打球時のフ
ィーリングも良好とはいえなかった。
【００５７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、飛行
性能および耐久性が優れ、かつコントロール性および打
球時のフィーリングが良好なゴルフボールを提供するこ
とができた。
性能および耐久性が優れ、かつコントロール性および打
球時のフィーリングが良好なゴルフボールを提供するこ
とができた。
【図１】本発明のゴルフボールの一例を模式的に示す断
面図である。
面図である。
【符号の説明】
１ コア
２ カバー
２ａ 内層カバー
２ｂ 外層カバー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭60−80469（ＪＰ，Ａ)
特開 昭60−60867（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−33941（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A63B 37/00
Claims (5)
- 【請求項１】 コアとカバーを有するゴルフボールにお
いて、上記カバーは内層カバーと外層カバーとの２層か
らなり、上記内層カバーが、温度２３℃、相対湿度５０
％の平衡時の曲げ弾性率が６０００〜３００００ｋｇｆ
／ｃｍ2 のポリアミド樹脂と、ＪＩＳ−Ａ硬度が３０〜
９８°の熱可塑性エラストマーとが重量比９５：５〜５
０：５０の割合で配合され、温度２３℃、相対湿度５０
％の平衡時の曲げ弾性率が５０００〜１２０００ｋｇｆ
／ｃｍ2 の樹脂組成物からなることを特徴とするゴルフ
ボール。 - 【請求項２】 内層カバーの熱可塑性エラストマーが、
無水マレイン酸変性物である請求項１記載のゴルフボー
ル。 - 【請求項３】 外層カバーが、温度２３℃、相対湿度５
０％の平衡時の曲げ弾性率が１０００〜４５００ｋｇｆ
／ｃｍ2 の樹脂組成物からなる請求項１または２記載の
ゴルフボール。 - 【請求項４】 外層カバーの樹脂組成物が、アイオノマ
ーを主体とするものである請求項３記載のゴルフボー
ル。 - 【請求項５】 内層カバーの厚みが１．１〜２．５ｍｍ
で、かつ外層カバーの厚みが１．１〜２．５ｍｍである
請求項１、２、３または４記載のゴルフボール。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20996995A JP3526665B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | ゴルフボール |
| AU60631/96A AU702046B2 (en) | 1995-07-25 | 1996-07-22 | Golf ball |
| US08/687,198 US5820486A (en) | 1995-07-25 | 1996-07-25 | Golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20996995A JP3526665B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | ゴルフボール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0938238A JPH0938238A (ja) | 1997-02-10 |
| JP3526665B2 true JP3526665B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=16581687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20996995A Expired - Fee Related JP3526665B2 (ja) | 1995-07-25 | 1995-07-25 | ゴルフボール |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5820486A (ja) |
| JP (1) | JP3526665B2 (ja) |
| AU (1) | AU702046B2 (ja) |
Families Citing this family (29)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5885172A (en) | 1997-05-27 | 1999-03-23 | Acushnet Company | Multilayer golf ball with a thin thermoset outer layer |
| US6800690B2 (en) | 1995-01-24 | 2004-10-05 | Acushnet Company | Golf balls incorporating polyamide polymers |
| US5981654A (en) | 1997-05-23 | 1999-11-09 | Acushnet Company | Golf ball forming compositions comprising polyamide |
| AU703884B2 (en) * | 1995-08-25 | 1999-04-01 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Solid golf ball |
| US6187864B1 (en) | 1997-03-13 | 2001-02-13 | Acushnet Company | Golf balls comprising blends of polyamides and ionomers |
| AU721844B2 (en) * | 1996-03-29 | 2000-07-13 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Golf ball |
| US6384140B1 (en) | 1996-12-10 | 2002-05-07 | Spalding Sports Worldwide, Inc. | Nylon compositions for golf ball constructions and method of making same |
| US6306968B1 (en) | 1996-12-10 | 2001-10-23 | Spalding Sports Worldwide, Inc. | Multi-layer golf ball containing nylon and method of making same |
| US20030078116A1 (en) * | 2001-04-18 | 2003-04-24 | Spalding Sports Worldwide, Inc. | Isophthalic acid polyamide polymer for use in golf ball covers or mantles |
| US6001930A (en) * | 1997-03-13 | 1999-12-14 | Acushnet Company | Golf ball forming compositions comprising polyamide blended with sulfonated or phosphonated polymers |
| US6812317B2 (en) * | 1997-05-27 | 2004-11-02 | Acushnet Company | Wound golf ball having cast polyurethane cover |
| JP3468153B2 (ja) * | 1999-03-05 | 2003-11-17 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| US6380349B1 (en) | 1999-12-13 | 2002-04-30 | Acushnet Company | Golf equipment and compositions comprising sulfonated, carboxylated, or phosphonated ionomers |
| JP4961632B2 (ja) * | 2001-02-01 | 2012-06-27 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ポリアミド延伸フィルム |
| US6852043B2 (en) * | 2002-12-12 | 2005-02-08 | Acushnet Company | Golf ball |
| JP4097517B2 (ja) | 2002-12-12 | 2008-06-11 | Ｓｒｉスポーツ株式会社 | マルチピースソリッドゴルフボール |
| JP2004242850A (ja) | 2003-02-13 | 2004-09-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | マルチピースソリッドゴルフボール |
| JP5135048B2 (ja) | 2008-04-28 | 2013-01-30 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| US8501871B2 (en) | 2008-07-11 | 2013-08-06 | Dunlop Sports Co., Ltd. | Golf ball |
| JP5350898B2 (ja) * | 2008-12-19 | 2013-11-27 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| JP5165523B2 (ja) | 2008-10-10 | 2013-03-21 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| US8809428B2 (en) * | 2008-12-23 | 2014-08-19 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf ball |
| JP5247425B2 (ja) | 2008-12-26 | 2013-07-24 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| US9517385B2 (en) | 2008-12-26 | 2016-12-13 | Dunlop Sports Co., Ltd. | Golf ball and process for preparing the same |
| JP5484152B2 (ja) | 2010-03-26 | 2014-05-07 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
| US8858366B2 (en) * | 2010-08-20 | 2014-10-14 | Nike, Inc. | Golf ball having layers with specified moduli and hardnesses |
| US20130130841A1 (en) * | 2011-11-21 | 2013-05-23 | William E. Morgan | Two-toned color golf ball having colored component covered by opaque and translucent cover parts |
| US10406402B2 (en) * | 2012-02-29 | 2019-09-10 | Acushnet Company | Golf balls containing layers made from transparent polyamide and plasticizer compositions |
| US9409057B2 (en) * | 2012-04-20 | 2016-08-09 | Acushnet Company | Blends of polyamide and acid anhydride-modified polyolefins for use in golf balls |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH078301B2 (ja) * | 1986-05-23 | 1995-02-01 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ソリツドゴルフボ−ル |
| US5439227A (en) * | 1992-08-31 | 1995-08-08 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Multi-piece solid golf ball |
| JP3257890B2 (ja) * | 1993-12-29 | 2002-02-18 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフボール |
-
1995
- 1995-07-25 JP JP20996995A patent/JP3526665B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-07-22 AU AU60631/96A patent/AU702046B2/en not_active Ceased
- 1996-07-25 US US08/687,198 patent/US5820486A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5820486A (en) | 1998-10-13 |
| AU702046B2 (en) | 1999-02-11 |
| JPH0938238A (ja) | 1997-02-10 |
| AU6063196A (en) | 1997-01-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3526665B2 (ja) | ゴルフボール | |
| JP3767834B2 (ja) | マルチピースソリッドゴルフボール | |
| JP3365694B2 (ja) | ゴルフボール | |
| JP2915108B2 (ja) | ゴルフボール | |
| JP3852791B2 (ja) | ゴルフボール | |
| JP3491715B2 (ja) | ゴルフボール | |
| JP3257890B2 (ja) | ゴルフボール | |
| JP2828924B2 (ja) | ソリッドゴルフボール | |
| JPH0733941A (ja) | 改良型ゴルフボール組成物 | |
| JP3119858B2 (ja) | ゴルフボール | |
| JP3758922B2 (ja) | ゴルフボール用材料及びゴルフボール | |
| JP2880688B2 (ja) | スリーピースソリッドゴルフボール | |
| JPH09248352A (ja) | ゴルフボール | |
| US20020155903A1 (en) | Golf ball | |
| JP3748628B2 (ja) | ゴルフボール | |
| JPH07194737A (ja) | ゴルフボール | |
| JPH09173505A (ja) | 糸巻きゴルフボール | |
| US20030064828A1 (en) | Three-piece solid golf ball | |
| JP2954526B2 (ja) | ソリッドゴルフボール | |
| US6905425B2 (en) | Golf ball | |
| JP3365532B2 (ja) | ゴルフボール | |
| JPH09271539A (ja) | ゴルフボール | |
| JPH11299933A (ja) | ゴルフボール | |
| JP3625546B2 (ja) | ゴルフボール | |
| JP3496847B2 (ja) | ゴルフボール |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040217 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040217 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110227 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227 Year of fee payment: 10 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |