JP3758922B2 - ゴルフボール用材料及びゴルフボール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、反発性及び打撃時のフィーリングが優れると共に、成形性が良好なゴルフボール用材料及びこれを用いたゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年より、ゴルフボールのカバー材にはアイオノマー樹脂が広く用いられている。アイオノマー樹脂は、エチレン等のオレフィンと、アクリル酸、メタクリル酸あるいはマレイン酸のような不飽和カルボン酸からなるイオン性共重合体の酸性基を部分的にナトリウム、リチウム、亜鉛、マグネシウム等の金属イオンで中和したものであり、耐久性、反発性、耐擦過傷性などの面で優れた性質を有し、ゴルフボールカバー材のベース樹脂として好適なものである。
【0003】
現在、アイオノマー樹脂は、カバー材樹脂の主流を占めており、上記特性が付与されたゴルフボールが製造されているが、ユーザーからは常に高反発で飛行特性の優れたゴルフボールが求められている。
【0004】
ゴルフボールの反発性を改良するために種々のアイオノマー樹脂をカバー材に用いる検討が行われている。これらの検討の多くは、2種類以上のアイオノマーをブレンドすることにより、単味のアイオノマーと比較して優れた性質が得られる相乗効果を利用したものであり、異種金属により中和されたアイオノマーをブレンドする方法、硬質2元アイオノマーと軟質3元アイオノマーをブレンドする方法などが提案されている。
【0005】
例えば、米国特許第5,120,791号においては、2元のナトリウム又は亜鉛アイオノマーと3元のナトリウム又は亜鉛アイオノマーの混合物をカバー材として用いる提案がなされた。しかしながら、このカバー材は、近年発売された3元マグネシウムアイオノマーを用いたカバー材と比較して反発性の低いものであり、現在では低反発のカバー材用途のみでしか使用できないものである。
【0006】
また、米国特許第5,688,869号においては、種々の金属により中和された酸含量16%以上の2元アイオノマーと種々の金属イオンにより中和されたアクリル酸エステルを単量体に含む3元アイオノマーの混合物からなるカバー材が提案された。この提案によると、上記配合のカバー材組成物をゴルフボールに用いることにより、従来のカバー材と比較して飛行性能が若干向上する。
【0007】
しかしながら、上記配合のカバー材は、極めて剛性の高い高酸含量アイオノマーを用いているため、打撃時の打球感が硬いことから、フィーリングやコントロール性を重視する上級ゴルファーから敬遠されるものであった。また、アイオノマー樹脂に用いる中和金属イオンとして種々の組み合わせのカバー材が例示されているものの、いずれの組み合わせにおいても、従来のカバー材と比較して反発性が同程度のものであり、最適な金属種の組み合わせを見出すに至っていない。
【0008】
近年、優れた打球感と反発性能を両立するカバー材として、3元マグネシウムアイオノマーを使用したカバー材が提案されている(特開平10−15115号公報)。しかし、このカバー材は、従来のナトリウムアイオノマーと亜鉛アイオノマーのブレンド物からなるカバー材と比較して高反発であるものの、マグネシウムアイオノマーは吸湿性が極めて高い樹脂であり、吸湿による成形不良の発生率が従来のナトリウム又は亜鉛アイオノマーと比較して著しく高く、生産性の極めて低いカバー材であった。
【0009】
上記のように、異なる金属種のアイオノマーのブレンドあるいは2元アイオノマーと3元アイオノマーをブレンドすることにより得られる物性の相乗効果を利用する方法は数多く提案されているものの、本来、工程的、コスト的、あるいは優れた相溶性に由来する製造のしやすさから有利な方法である1種類の金属により中和されたアイオノマーを使用する方法、あるいは3元アイオノマーのみを使用する方法については、市販のアイオノマー樹脂を用いて製造した場合、反発性が著しく低下するという理由から検討されていなかった。
【0010】
一方、アイオノマーに多量の金属石けんを添加した樹脂組成物をカバー材に用いることにより、反発性を改良する検討が行われている(WO98/46671)。即ち、WO98/46671においては、アイオノマー樹脂に多量のステアリン酸カルシウムを添加したカバー材が提案されており、従来のアイオノマーカバーゴルフボールと比較して、反発性の増大化を図っている。
【0011】
しかしながら、このカバー材は、アイオノマー樹脂に多量の金属石けんを添加するため、射出成形時に金属石けんの分解により生じる脂肪酸が気化して多量のガスが発生するという問題がある。このように射出成形時に多量のガスが発生すると、成形不良を生じるばかりでなく、成形物の表面に付着したガス成分により成形物の塗装性が著しく低くなるという欠点がある。また、アイオノマー樹脂に多量の金属石けんを添加したこれらのカバー材は、金属石けんの添加で同硬度のアイオノマーと比較して同程度か若干の反発性の向上はみられるものの、著しい反発性の向上には至らない上、金属石けんの種類によっては、成形性、反発性を著しく損なう可能性があり、実用レベルからは程遠いという問題を有するものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、反発性及び打撃時のフィーリングが優れると共に、成形性が良好なゴルフボール用材料及びこれを用いたゴルフボールを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者らは上記目的を達成すべく、反発性に優れ、ソフトなフィーリングを有し、その上、生産性に優れたゴルフボール用材料及びゴルフボールについて鋭意検討を重ねた結果、ゴルフボールの材料として軟質のカルシウム中和アイオノマーを用いた場合、他の金属イオンにより中和したアイオノマーを用いた場合と比較して、著しく物性に優れ、更に硬質のアイオノマーとしてカルシウム中和アイオノマーを用い、軟質、硬質アイオノマーに同一金属を用いることで、他の既知のブレンドアイオノマーと比較して、極めて優れた反発性が得られることを見出し、上述した要望を達成し得ることを知見し、本発明を完成したものである。
【0014】
即ち、本発明は、
(1)(a)酸含量2〜12質量%のオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステルランダム共重合体のカルシウムイオン中和物からなる3元カルシウムアイオノマーと、
(b)酸含量8〜15質量%のオレフィン−不飽和カルボン酸ランダム共重合体のカルシウムイオン中和物からなる2元カルシウムアイオノマーと
90:10〜40:60の質量比で含み、(a)成分と(b)成分との混合物のショアD硬度が30〜60であることを特徴とするゴルフボール用材料、
(2)(a)成分と(b)成分との混合物のメルトインデックスが0.5〜15dg/minである(1)記載のゴルフボール用材料、
(3)(a)3元カルシウムアイオノマーの中和度が10〜90mol%であり、(b)2元カルシウムアイオノマーの中和度が10〜90mol%である(1)又は(2)記載のゴルフボール用材料、
(4)コアとカバーからなるゴルフボールにおいて、カバー材に(1),(2)又は(3)記載のゴルフボール用材料を用いて形成されたゴルフボール、
(5)コアと2層以上のカバーからなるマルチピースゴルフボールにおいて、少なくとも1層のカバー材に(1),(2)又は(3)記載のゴルフボール用材料を用いて形成されたゴルフボール
を提供する。
【0015】
以下、本発明につき更に詳述すると、本発明のゴルフボールは、ゴルフボール用材料として、(a)酸含量2〜12質量%のオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステルランダム共重合体のカルシウムイオン中和物からなる3元カルシウムアイオノマーと、(b)酸含量8〜15質量%のオレフィン−不飽和カルボン酸ランダム共重合体のカルシウムイオン中和物からなる2元カルシウムアイオノマーとの混合物を使用する。
【0016】
(a)3元カルシウムアイオノマー及び(b)2元カルシウムアイオノマーのモノマーとして用いられるオレフィンとしては、炭素数2〜8の不飽和炭化水素が好ましく、例えばエチレン、プロピレン、ブテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン等が挙げられ、特にエチレンが好ましい。一方、不飽和カルボン酸としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸等が挙げられ、特にアクリル酸、メタクリル酸が好ましい。
【0017】
また、(a)3元カルシウムアイオノマーのモノマーとして用いられる不飽和カルボン酸エステルとしては、炭素数4〜12程度の不飽和カルボン酸エステルが使用でき、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルなどのエステルが使用でき、特にアクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチルが好適である。
【0018】
(a)3元カルシウムアイオノマーを構成する不飽和カルボン酸の含有量(酸含量)は2〜12質量%、より好ましくは4〜10質量%、更に好ましくは6〜8質量%である。酸含量が2質量%未満では剛性が低くなり、反発性が劣り、12質量%を超えると剛性が高くなりすぎて、打撃時のフィーリングが損なわれる。
【0019】
(b)2元カルシウムアイオノマーを構成する不飽和カルボン酸の含有量(酸含量)は8〜15質量%、より好ましくは10〜15質量%、更に好ましくは12〜15質量%である。酸含量が8質量%未満では剛性が低くなり、反発性が劣り、15質量%を超えると剛性が高くなりすぎて、打撃時のフィーリングが損なわれる。
【0020】
(a)3元カルシウムアイオノマーを構成する不飽和カルボン酸エステルの含有量(エステル含量)は、好ましくは5〜45質量%、より好ましくは8〜30質量%、更に好ましくは10〜20質量%である。エステル含量が5質量%より少ないと十分に柔軟なカバーを得ることが難しく、45質量%より多いと耐擦過傷性が劣る可能性がある。
【0021】
(a)3元カルシウムアイオノマー及び(b)2元カルシウムアイオノマーは、その酸基の一部がカルシウムイオンにより中和されており、中和度は好ましくは10〜90mol%、より好ましくは10〜70mol%、更に好ましくは10〜60mol%である。中和度が10mol%より低いと反発性が不十分であり、90mol%より高いと成形時の流動性に問題が生じる可能性がある。
【0022】
本発明で用いられる(a)3元カルシウムアイオノマー及び(b)2元カルシウムアイオノマーとしては、市販品がないため、市販のオレフィン−不飽和カルボン酸(−不飽和カルボン酸エステル)共重合体をカルシウムを含む金属塩により中和することにより製造される。この場合、中和に用いられる金属塩としては、製造後、副生成物として有機物を生じない無機金属塩が好適に用いられ、好ましくは炭酸カルシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、より好ましくは水酸化カルシウムが好適に用いられる。
【0023】
また、カルシウムアイオノマーのベースポリマーとして好適に用いられる市販のオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル共重合体としては、ニュクレルAN4318,ニュクレルAN4311,ニュクレルAN4307,ニュクレルAN4212C,ニュクレルN035C(いずれも三井・デュポンポリケミカル社製)等が例示され、オレフィン−不飽和カルボン酸共重合体としては、ニュクレル1560,ニュクレル1214,ニュクレルN1050H,ニュクレルN1035(いずれも三井・デュポンポリケミカル社製)等が例示される。
【0024】
オレフィン−不飽和カルボン酸(−不飽和カルボン酸エステル)共重合体及びカルシウムを含む金属塩からカルシウムアイオノマーを製造する方法は、特に限定されないが、例えば、オレフィン−不飽和カルボン酸(−不飽和カルボン酸エステル)共重合体とカルシウムを含む金属塩を二軸押出機により150〜250℃で0.5〜10分間、減圧雰囲気中で混合することにより製造できる。カルシウムアイオノマーを製造する場合、二酸化チタン、ステアリン酸マグネシウム、ポリエチレンワックス、青色顔料等を配合し、同時に着色を行ってもよく、この製造方法を用いることにより工程を著しく簡素化することが可能である。
【0025】
本発明においては、(a)3元カルシウムアイオノマーと(b)2元カルシウムアイオノマーとは、(a):(b)=100:0〜40:60、より好ましくは100:0〜50:50、更に好ましくは100:0〜75:25の質量比で使用する。(b)2元カルシウムアイオノマーの配合量が60部より多い場合、打撃時のフィーリングが悪化する。
【0026】
本発明においては、(a)3元カルシウムアイオノマーのみをゴルフボール用材料として用いた場合でも、優れた反発性、打撃時のフィーリングが得られるばかりでなく、樹脂の相溶性が改善されるため、ボールの外観や成形時の不良が著しく改良され、更には樹脂ブレンドに関する工程が簡素化され、コスト的にも極めて有効な手段となり得る。
【0027】
また、(a)成分と(b)成分とを混合して用いることにより、ゴルフボールの反発性を向上させることができる。この場合、かかる効果をより有効に発揮させる点から、(a):(b)=90:10〜40:60、特に80:20〜40:60の質量比で用いることが好ましい。
【0028】
なお、(a)成分と(b)成分とを混合して用いる場合、150〜250℃、特に170〜230℃で加熱混合したものを使用することが好ましい。
【0029】
上記(a)成分を単独使用する場合、又は(a)成分と(b)成分とを混合使用する場合、そのメルトインデックス(JIS−K6760(試験温度190℃,試験荷重21N(2.16kgf)にて測定)を0.5〜15dg/min、好ましくは1.0〜12dg/min、更に好ましくは1.5〜10dg/minにすることが好ましい。メルトインデックスが少ない場合又は多い場合には、加工性が著しく低下するおそれがある。
【0030】
また、そのショアD硬度は30〜60、より好ましくは35〜55、更に好ましくは40〜55である。ショアD硬度が60より大きい場合には、打撃時のフィーリングが損なわれる可能性があり、30より小さい場合には、ドライバーでの打撃時にスピン量が多くなりすぎ、飛距離を低下させる可能性がある。
【0031】
本発明のゴルフボールは、上記本発明のゴルフボール用材料を使用して形成されたゴルフボールであり、上記ゴルフボール用材料にて形成される層は、ゴルフボールの一部又は全部のいずれであってもよく、本発明のゴルフボールは、糸巻きゴルフボール(カバーが単層又は2層以上の多層構造のいずれをも含む)、ワンピースゴルフボール、ツーピースソリッドゴルフボール、スリーピースソリッドゴルフボール、カバーが3層以上のマルチピースソリッドゴルフボール等、いずれのゴルフボールとしてもよい。
【0032】
従って、本発明のゴルフボールを得るには、上記本発明のゴルフボール用材料をワンピースボール材、糸巻きゴルフボールのソリッドセンター、ソリッドゴルフボールのソリッドコア材、カバー材(2層以上のコア、カバーの場合は少なくとも1層)として種々調製した後、これを公知の方法に従って使用して製造すればよい。
【0033】
この場合、上記ゴルフボール用材料には、その用途に応じ、必要により他の適宜な材料を配合して使用することは差し支えない。例えば、本発明のゴルフボール用材料は、特にカバー材として好適に用いられるが、この際、硬度、流動性等を調整するために、必須成分であるカルシウムアイオノマー以外に、他の樹脂成分を加えてもよい。この場合、他の樹脂成分として、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、スチレン系エラストマー、カルシウム以外の金属により中和されたアイオノマー樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸(−(メタ)アクリル酸エステル)共重合体等が挙げられるが、特にカルシウムアイオノマーとの相溶性のよいオレフィン系エラストマー、カルシウム以外の金属により中和されたアイオノマー樹脂、及びエチレン−(メタ)アクリル酸(−(メタ)アクリル酸エステル)共重合体が好ましい。必須成分であるカルシウムアイオノマー以外に他の樹脂成分を添加する場合、その配合量は、カルシウムアイオノマー100質量部に対し50質量部以下、より好ましくは30質量部以下、更に好ましくは10質量部以下である。配合量が50質量部より多いと反発性が低下する可能性がある。
【0034】
なお、本発明の材料の製法に制限はなく、例えば、上記材料を配合してゴルフボールのカバー材を得るには、加熱混合条件として、例えば加熱温度150〜250℃において、混合機として混練型二軸押出機、バンバリー、ニーダー等のインターナルミキサーなどを用いて混練する方法を採用し得る。この場合、本発明のゴルフボール用材料は、必須成分以外の各種添加剤を配合する方法について制限はなく、本発明の上記必須成分と共に配合して同時に加熱混合する方法、上記必須成分を予め加熱混合した後、任意の添加剤を加えて更に加熱混合する方法等を挙げることができる。
【0035】
本発明のゴルフボールは、カバーが上記本発明のゴルフボール用材料にて形成されるものである場合、コアは糸巻きコア又はソリッドコアのいずれであってもよく、常法に従って製造し得る。
【0036】
ソリッドコアを得る場合には、例えばシス−1,4−ポリブタジエン100質量部に対し、アクリル酸、メタクリル酸などのα,β−モノエチレン不飽和カルボン酸又はその金属イオン中和物、トリメチロールプロパンメタクリレートなどの官能性モノマーなどの加硫剤(架橋剤)から選ばれる1種を単独で又は2種以上を混合したものを10質量部以上60質量部以下、酸化亜鉛、硫酸バリウムなどの充填剤を5質量部以上30質量部以下、ジクミルパーオキサイド等の過酸化物を0.5質量部以上5質量部以下、その他必要に応じて老化防止剤を0.1質量部以上1質量部以下配合し、このゴム組成物に対してプレス加硫(架橋)した後、140℃以上170℃以下で10分以上40分以下で加熱圧縮して球状に形成することができる。
【0037】
また、糸巻きゴルフボールの糸巻きコアを製造する場合には、まずリキッド又はソリッドセンターを作成する。リキッドセンターは、上述したゴム組成物等にて中空球状のセンターバッグを形成し、このバッグの中に公知の方法に従って液体を封入すればよい。また、ソリッドセンターは、上記ソリッドコアの製造方法に従って製造することができ、得られたセンターに対し糸ゴムを延伸状態で巻きつけることにより、コアを得ることができる。
【0038】
なお、上記糸ゴムも常法により得られたものを使用でき、例えば、天然ゴム又はポリイソプレンなどの合成ゴムに老化防止剤、加硫促進剤、硫黄などの各種添加剤を配合したゴム組成物を加硫成形して形成したものを使用し得る。
【0039】
上記各種コアを使用して本発明のゴルフボールを得るには、本発明のゴルフボール用材料でカバーを形成すればよく、例えば、ボールの種類に応じて予め作成した単層又は2層以上の多層コアを金型内に配備し、本発明の材料を加熱混合溶融し、射出成形する方法等を採用できる。この場合、ゴルフボールの製造は、優れた熱安定性、流動性、成形性が確保された状態で作業でき、得られたゴルフボールは反発性が高い。
【0040】
本発明のゴルフボール用材料をカバー材として用いる場合、コアの100kg荷重硬度は好ましくは2.2〜5.5mm、より好ましくは2.4〜4.0mm、更に好ましくは2.6〜3.5mmである。コアの100kg荷重硬度が5.5mmを超えた場合、本発明のゴルフボール用材料をカバー材として用いたとき、打感が軟らかくなりすぎる可能性があり、2.2mmより小さい場合には、打感が硬くなりすぎる可能性がある。また、本発明のゴルフボール用材料をカバー材として用いる場合、ボールの100kg荷重硬度は好ましくは2.4〜4.5mm、より好ましくは2.6〜4.0mmである。ボールの100kg荷重硬度が4.5mmを超えた場合、打感が軟らかくなりすぎる可能性があり、2.4mmより小さい場合には、打感が硬くなりすぎる可能性がある。
【0041】
カバーの形成方法は、上述した方法に限られるものではなく、例えば、本発明の材料により予め一対の半球状のハーフカップを成形し、このハーフカップでコアを包んで120〜170℃,1〜5分間加圧成形する方法などを採用し得る。
【0042】
本発明のゴルフボールは、マルチピースボールの場合には、本発明の材料を多層構造の内層カバー材に用いても外層カバー材に用いてもよく、ツーピースボールの場合には、そのカバー材として好適に使用できる。
【0043】
本発明の材料で形成されるツーピースボールカバー又はマルチピースボールの外層カバー、内層カバーの厚さは、特に制限されるものではないが、通常1〜4mm、特に1.3〜2.3mmに形成することができる。
【0044】
なお、上記最外層カバーの表面には多数のディンプルが形成され、更にカバー上には下地処理、スタンプ、塗装等種々の処理を行うことができ、特に本発明の材料で形成されたカバーにこのような表面処理を施す場合、カバー表面の成形性が良好であるため、作業性を良好にして行うことができる。
【0045】
以上のようにして形成されるゴルフボールについて、上記カバー、ソリッドセンター及びリキッドセンター、ソリッドコア及び糸巻きコア、ワンピースゴルフボールの直径、重量、硬度等は、本発明の目的を達成し得る範囲で適宜調整することができ、特に制限されるものではない。
【0046】
なお、本発明のゴルフボールは、本発明のゴルフボール用材料を上記したカバー材以外に使用したゴルフボールであってもよく、例えばワンピースゴルフボール材、コア材として用いたゴルフボールであってもよく、射出成形を採用して製造することができる。
【0047】
本発明のゴルフボールは、競技用としてゴルフ規則に従うものとすることができ、直径42.67mm以上、重量45.93g以下に形成することができる。
【0048】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0049】
参考例1、実施例1,2、比較例1〜13〕
シス−1,4−ポリブタジエンを主成分とするコア材料を用いて、直径38.6mm、重量35.1g、100kg荷重負荷時の変形量3.1mmに調整したソリッドコアを得た。
【0050】
表1,2に示す組成のカバー材を200℃で混練型二軸押出機にてミキシングし、ペレット状のカバー材を得た後、上記ソリッドコアを配備した金型内に射出し、厚さ2.1mmのカバーを有する直径42.8mmのツーピースソリッドゴルフボールを製造した。
【0051】
参考例2、比較例14,15〕
シス−1,4−ポリブタジエンを主成分とするコア材料を用いて、直径36.8mm、重量30.4g、100kg荷重負荷時の変形量3.1mmに調整したソリッドコアを得た。
【0052】
参考例2については参考例1に記載のカバー材、比較例14,15についてはそれぞれ比較例1,3に記載のカバー材をコア上に厚さ1.5mmに射出成形して内側カバー層を成形した後、表3に示す外側カバー材を厚さ1.5mmに射出成形し、直径42.8mmのスリーピースゴルフボールを製造した。
【0053】
各ゴルフボールについて、諸特性を下記の通り評価した。結果を表1〜3に併記する。
メルトインデックス
JIS−K6760(試験温度190℃,試験荷重21N(2.16kgf))に従い測定した。
水分量
各カバー材を50℃で24時間乾燥させた後、温度23℃,湿度60%に設定した恒温恒湿槽中で24時間吸湿させたときの水分量をカールフィッシャー水分計により測定した。
射出成形性
カバー形成時に一般的に用いられるタイプの射出成形機により、各カバー材を用いてゴルフボールを200個形成したときのウエルド及び偏芯による不良発生率から射出成形性を下記基準で判定した。
○ :成形不良率1%未満
× :成形不良率1%以上3%未満
××:成形不良率3%以上
初速度
ゴルフボール公認機関R&A(USGA)と同タイプの初速度計を使用し、R&A(USGA)ルールに従い測定した。
ボール硬度
100kg荷重負荷時のボール変形量(mm)
打感
ヘッドスピード45m/sのプレーヤー7名によりドライバー(PRO230チタン,ロフト角11°,シャフトHM50J(HK),ブリヂストンスポーツ(株)製)で打撃したときの打感を下記基準で判定した。なお、試験者により判定が異なる場合には、最も多くの試験者が選択した判定を採用した。
○:軟らかい
△:普通
×:硬い
【0054】
【表1】
Figure 0003758922
【0055】
【表2】
Figure 0003758922
【0056】
【表3】
Figure 0003758922
【0057】
1)3元カルシウムアイオノマー
三井・デュポンポリケミカル社製ニュクレルAN4318(エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル3元共重合体)と関東化学社製水酸化カルシウムの100:1.4混合物を加熱混合して得た(加熱温度200℃,時間1分)
酸含量8質量%,エステル含量17質量%,中和度41mol%
2)2元カルシウムアイオノマー
三井・デュポンポリケミカル社製ニュクレル1560(エチレン−メタクリル酸2元共重合体)と関東化学社製水酸化カルシウムの100:2.6混合物を加熱混合して得た(加熱温度200℃,時間1分)
酸含量15質量%,中和度40mol%
3)サーリン8120
デュポン社製エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル3元共重合体のナトリウム中和物
酸含量10質量%,エステル含量17質量%
4)サーリン9320
デュポン社製エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル3元共重合体の亜鉛中和物
酸含量10質量%,エステル含量24質量%.中和度50mol%
5)サーリン6320
デュポン社製エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル3元共重合体のマグネシウム中和物
酸含量10質量%,エステル含量24質量%,中和度50mol%
6)ハイミラン1605
三井・デュポンポリケミカル社製エチレン−メタクリル酸2元共重合体のナトリウム中和物
酸含量15質量%,中和度29mol%
7)ハイミラン1706
三井・デュポンポリケミカル社製エチレン−メタクリル酸2元共重合体の亜鉛中和物
酸含量15質量%,中和度59mol%
8)サーリン7930
デュポン社製エチレン−メタクリル酸2元共重合体のリチウム中和物
酸含量15質量%,中和度50mol%
9)ハイミランAM7311
三井・デュポンポリケミカル社製エチレン−メタクリル酸2元共重合体のマグネシウム中和物
酸含量15質量%,中和度54mol%
【0058】
参考例1は、エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル3元共重合体のカルシウムイオン中和アイオノマーをカバー材に用いて作成したゴルフボールである。エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル3元共重合体のナトリウム、亜鉛、マグネシウムイオン中和アイオノマーをカバー材に用いた比較例1〜3と比較して、高反発であり(比較例3のボールと初速度が同等であるが、参考例1のボールがより軟らかいためと考えられる)、成形性が優れていた。
【0059】
実施例は、エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル3元共重合体のカルシウムイオン中和アイオノマーとエチレン−メタクリル酸2元共重合体のカルシウムイオン中和アイオノマーのブレンド物をカバー材に用いて作成した本発明のゴルフボールである。ほぼ同硬度の2元,3元アイオノマーブレンド物をカバー材に用いた比較例5〜8と比較して高反発であり、成形性が優れていた。
【0060】
実施例は、エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル3元共重合体のカルシウムイオン中和アイオノマーとエチレン−メタクリル酸2元共重合体のカルシウムイオン中和アイオノマーのブレンド物をカバー材に用いて作成した本発明のゴルフボールである。ほぼ同硬度の2元,3元アイオノマーブレンド物をカバー材に用いた比較例9〜12及びほぼ同硬度の金属石けん変性アイオノマーをカバー材に用いた比較例4と比較して高反発であり、成形性が優れていた。
【0061】
参考例2は、エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル3元共重合体のカルシウムイオン中和アイオノマーを中間層材に用いて作成したスリーピースゴルフボールである。エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル3元共重合体のナトリウム、マグネシウムイオン中和アイオノマーを中間層材に用いた比較例14,15と比較して、高反発であり(比較例15のボールと初速度が同等であるが、参考例2のボールがより軟らかいためと考えられる)、成形性が優れていた。
【0062】
【発明の効果】
本発明のゴルフボール用材料は、成形性が良好であり、かつ反発性、打撃時のフィーリングに優れたゴルフボールを与える。

Claims (5)

  1. (a)酸含量2〜12質量%のオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステルランダム共重合体のカルシウムイオン中和物からなる3元カルシウムアイオノマーと、
    (b)酸含量8〜15質量%のオレフィン−不飽和カルボン酸ランダム共重合体のカルシウムイオン中和物からなる2元カルシウムアイオノマーと
    90:10〜40:60の質量比で含み、(a)成分と(b)成分との混合物のショアD硬度が30〜60であることを特徴とするゴルフボール用材料。
  2. (a)成分と(b)成分との混合物のメルトインデックスが0.5〜15dg/minである請求項1記載のゴルフボール用材料。
  3. (a)3元カルシウムアイオノマーの中和度が10〜90mol%であり、(b)2元カルシウムアイオノマーの中和度が10〜90mol%である請求項1又は2記載のゴルフボール用材料。
  4. コアとカバーからなるゴルフボールにおいて、カバー材に請求項1,2又は3記載のゴルフボール用材料を用いて形成されたゴルフボール。
  5. コアと2層以上のカバーからなるマルチピースゴルフボールにおいて、少なくとも1層のカバー材に請求項1,2又は3記載のゴルフボール用材料を用いて形成されたゴルフボール。
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