JPH10137363A - ゴルフボール - Google Patents
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- JPH10137363A JPH10137363A JP8314298A JP31429896A JPH10137363A JP H10137363 A JPH10137363 A JP H10137363A JP 8314298 A JP8314298 A JP 8314298A JP 31429896 A JP31429896 A JP 31429896A JP H10137363 A JPH10137363 A JP H10137363A
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- A63B37/0003—Golf balls
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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- C08L23/08—Copolymers of ethene
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 コアと、該コアを被覆するカバーとから
なるゴルフボールにおいて、上記カバー材が、（Ａ）エ
チレン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル
ターポリマーの２価金属イオン架橋体と、１級又は２級
アミノ基を２個以上有するアミン化合物とからなる配位
イオン性共重合体と、（Ｂ）エチレン−不飽和カルボン
酸コポリマーの金属イオン架橋体とのブレンド物を主成
分とすることを特徴とするゴルフボール。 【効果】 本発明のゴルフボールは、反発性に優れ、し
かも打球感がソフトなものである。
なるゴルフボールにおいて、上記カバー材が、（Ａ）エ
チレン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル
ターポリマーの２価金属イオン架橋体と、１級又は２級
アミノ基を２個以上有するアミン化合物とからなる配位
イオン性共重合体と、（Ｂ）エチレン−不飽和カルボン
酸コポリマーの金属イオン架橋体とのブレンド物を主成
分とすることを特徴とするゴルフボール。 【効果】 本発明のゴルフボールは、反発性に優れ、し
かも打球感がソフトなものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、反発性能に優れ、
しかも打球感が非常にソフトなゴルフボール（ソリッド
ゴルフボール及び糸巻きゴルフボール）に関する。
しかも打球感が非常にソフトなゴルフボール（ソリッド
ゴルフボール及び糸巻きゴルフボール）に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】エチレ
ン−不飽和カルボン酸コポリマーの金属イオン架橋体で
あるアイオノマー樹脂は、その優れた反発性能、打撃耐
久性、耐カット性等から、ツーピースゴルフボール、糸
巻きゴルフボールのカバー材として用いられている。し
かしながら、この種のアイオノマー樹脂は、従来からカ
バー材料として用いられているバラタゴムに比べて硬度
が硬いため、打球感が悪く、アイアンショット時に自在
にスピンをかけにくいため、コントロール性に劣ること
が言われてきた。
ン−不飽和カルボン酸コポリマーの金属イオン架橋体で
あるアイオノマー樹脂は、その優れた反発性能、打撃耐
久性、耐カット性等から、ツーピースゴルフボール、糸
巻きゴルフボールのカバー材として用いられている。し
かしながら、この種のアイオノマー樹脂は、従来からカ
バー材料として用いられているバラタゴムに比べて硬度
が硬いため、打球感が悪く、アイアンショット時に自在
にスピンをかけにくいため、コントロール性に劣ること
が言われてきた。
【０００３】このような問題点を解決するために、非常
に硬度の軟らかいアイオノマー樹脂、即ちエチレン−不
飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステルターポリマ
ーの金属イオン架橋体とエチレン−不飽和カルボン酸コ
ポリマーの金属イオン架橋体とをブレンドすることによ
り、硬度が軟らかく、打球感、ボールのコントロール性
能に優れたボールが得られることが報告されている（米
国特許第４８８４８１４号公報、特開平１−３０８５７
７号公報）。
に硬度の軟らかいアイオノマー樹脂、即ちエチレン−不
飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステルターポリマ
ーの金属イオン架橋体とエチレン−不飽和カルボン酸コ
ポリマーの金属イオン架橋体とをブレンドすることによ
り、硬度が軟らかく、打球感、ボールのコントロール性
能に優れたボールが得られることが報告されている（米
国特許第４８８４８１４号公報、特開平１−３０８５７
７号公報）。
【０００４】しかしながら、上記のエチレン−不飽和カ
ルボン酸−不飽和カルボン酸エステルターポリマーの金
属イオン架橋体は、反発性能が悪いため、エチレン−不
飽和カルボン酸コポリマーの金属イオン架橋体とのブレ
ンド物をゴルフボールのカバー材として用いても、十分
な飛距離は得られないといった問題点があった。
ルボン酸−不飽和カルボン酸エステルターポリマーの金
属イオン架橋体は、反発性能が悪いため、エチレン−不
飽和カルボン酸コポリマーの金属イオン架橋体とのブレ
ンド物をゴルフボールのカバー材として用いても、十分
な飛距離は得られないといった問題点があった。
【０００５】本発明は、上記事情を改善するためになさ
れたもので、反発性能に優れ、かつ打球感、ボールのコ
ントロール性のよいゴルフボールを提供することを目的
とする。
れたもので、反発性能に優れ、かつ打球感、ボールのコ
ントロール性のよいゴルフボールを提供することを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明は、上記目的を達成するため、コアと、該コアを被
覆するカバーとからなるゴルフボールにおいて、上記カ
バー材が、（Ａ）エチレン−不飽和カルボン酸−不飽和
カルボン酸エステルターポリマーの２価金属イオン架橋
体と、１級又は２級アミノ基を２個以上有するアミン化
合物とからなる配位イオン性共重合体と、（Ｂ）エチレ
ン−不飽和カルボン酸コポリマーの金属イオン架橋体と
のブレンド物を主成分とすることを特徴とするゴルフボ
ールを提供する。この場合、本発明のゴルフボールにお
いて、コアはソリッドコアでも糸巻きコアでもよく、従
ってソリッドゴルフボール又は糸巻きゴルフボールとし
て形成される。
発明は、上記目的を達成するため、コアと、該コアを被
覆するカバーとからなるゴルフボールにおいて、上記カ
バー材が、（Ａ）エチレン−不飽和カルボン酸−不飽和
カルボン酸エステルターポリマーの２価金属イオン架橋
体と、１級又は２級アミノ基を２個以上有するアミン化
合物とからなる配位イオン性共重合体と、（Ｂ）エチレ
ン−不飽和カルボン酸コポリマーの金属イオン架橋体と
のブレンド物を主成分とすることを特徴とするゴルフボ
ールを提供する。この場合、本発明のゴルフボールにお
いて、コアはソリッドコアでも糸巻きコアでもよく、従
ってソリッドゴルフボール又は糸巻きゴルフボールとし
て形成される。
【０００７】即ち、上記ブレンド物をゴルフボールカバ
ー材として使用することにより、打球感、ボールのコン
トロール性能に優れ、かつ、反発性能が改良されたゴル
フボールが得られるものである。
ー材として使用することにより、打球感、ボールのコン
トロール性能に優れ、かつ、反発性能が改良されたゴル
フボールが得られるものである。
【０００８】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のゴルフボールは、ソリッドコア又は糸巻きコア
に、下記（Ａ），（Ｂ）成分のブレンド物を主成分とす
るカバーを形成したものである。 （Ａ）エチレン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸
エステルターポリマーの２価金属イオン架橋体と、１級
又は２級アミノ基を２個以上有するアミン化合物とから
なる配位イオン性共重合体。 （Ｂ）エチレン−不飽和カルボン酸コポリマーの金属イ
オン架橋体。
本発明のゴルフボールは、ソリッドコア又は糸巻きコア
に、下記（Ａ），（Ｂ）成分のブレンド物を主成分とす
るカバーを形成したものである。 （Ａ）エチレン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸
エステルターポリマーの２価金属イオン架橋体と、１級
又は２級アミノ基を２個以上有するアミン化合物とから
なる配位イオン性共重合体。 （Ｂ）エチレン−不飽和カルボン酸コポリマーの金属イ
オン架橋体。
【０００９】ここで、（Ａ）成分の配位イオン性共重合
体において、エチレン−不飽和カルボン酸−不飽和カル
ボン酸エステルターポリマーの２価金属イオン架橋体と
しては、不飽和カルボン酸としてアクリル酸、メタクリ
ル酸、イタコン酸、フマル酸などの共重合体が用いら
れ、不飽和カルボン酸エステルとしてアクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ｎ−ブチル、アクリル酸２−エチルヘキシル等の炭
素数４〜１２程度のエステルが使用でき、特にアクリル
酸イソブチルが好適である。また、２価金属イオンとし
てはＺｎイオン、Ｍｇイオン、Ｃｏイオン、Ｎｉイオ
ン、Ｃｕイオン及びＰｂイオン等が用いられる。
体において、エチレン−不飽和カルボン酸−不飽和カル
ボン酸エステルターポリマーの２価金属イオン架橋体と
しては、不飽和カルボン酸としてアクリル酸、メタクリ
ル酸、イタコン酸、フマル酸などの共重合体が用いら
れ、不飽和カルボン酸エステルとしてアクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ｎ−ブチル、アクリル酸２−エチルヘキシル等の炭
素数４〜１２程度のエステルが使用でき、特にアクリル
酸イソブチルが好適である。また、２価金属イオンとし
てはＺｎイオン、Ｍｇイオン、Ｃｏイオン、Ｎｉイオ
ン、Ｃｕイオン及びＰｂイオン等が用いられる。
【００１０】不飽和カルボン酸の含有量は約０．５〜１
５重量％が好ましい。含有量が約０．５重量％未満の場
合、ジアミン変性による高反発性能をもったゴルフボー
ルが得られず、約１５重量％を超える場合、硬度が硬く
なってしまい、ゴルフボールの打球感、コントロール性
能が悪くなるおそれがある。不飽和カルボン酸エステル
の含有量は５〜４５重量％、より好ましくは８〜３０重
量％が好適である。含有量が５重量％未満の場合、十分
に柔軟な組成物を得ることが難しく、４５重量％を超え
る場合、柔軟すぎ、反発性能、打撃時の耐擦過傷性が損
なわれるおそれがある。
５重量％が好ましい。含有量が約０．５重量％未満の場
合、ジアミン変性による高反発性能をもったゴルフボー
ルが得られず、約１５重量％を超える場合、硬度が硬く
なってしまい、ゴルフボールの打球感、コントロール性
能が悪くなるおそれがある。不飽和カルボン酸エステル
の含有量は５〜４５重量％、より好ましくは８〜３０重
量％が好適である。含有量が５重量％未満の場合、十分
に柔軟な組成物を得ることが難しく、４５重量％を超え
る場合、柔軟すぎ、反発性能、打撃時の耐擦過傷性が損
なわれるおそれがある。
【００１１】また、不飽和カルボン酸のカルボキシル基
は２価金属イオンにて１０〜９０モル％、より好ましく
は３０〜８０モル％が中和されていることが好適であ
り、１０モル％より少ないと反発性が不十分であり、９
０モル％より多いと成型時の流動性に問題が生じるおそ
れがある。
は２価金属イオンにて１０〜９０モル％、より好ましく
は３０〜８０モル％が中和されていることが好適であ
り、１０モル％より少ないと反発性が不十分であり、９
０モル％より多いと成型時の流動性に問題が生じるおそ
れがある。
【００１２】上記エチレン−不飽和カルボン酸−不飽和
カルボン酸エステルターポリマーの２価金属イオン架橋
体のショアーＤ硬度は３０〜５５の範囲にあることが好
ましい。３０より低いと十分な反発性能が得られず、打
撃時の耐擦過傷性も損なわれる場合があり、５５より高
いと柔軟性に欠け、十分なソフト感を与え難くなる場合
がある。
カルボン酸エステルターポリマーの２価金属イオン架橋
体のショアーＤ硬度は３０〜５５の範囲にあることが好
ましい。３０より低いと十分な反発性能が得られず、打
撃時の耐擦過傷性も損なわれる場合があり、５５より高
いと柔軟性に欠け、十分なソフト感を与え難くなる場合
がある。
【００１３】また、本発明で用いられる１級又は２級ア
ミノ基を２個以上有するアミン化合物としては、２，５
（２，６）−ビス（アミノメチル）ビシクロ〔２．２．
１〕ヘプタン、１，３−ビスアミノメチルシクロヘキサ
ン、１，２−ビスアミノメチルシクロヘキサン、１，４
−ビスアミノメチルシクロヘキサン、ｍ−キシリレンジ
アミン、ｏ−キシリレンジアミン、ｐ−キシリレンジア
ミン、４，４’−メチレンビス−ベンゼンアミン、フェ
ニレンジアミン、α，ω−ビス（３−アミノプロピル）
ポリエチレングリコールエーテル、ジエチレントリアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、４，７，１０−トリオキ
サ−トリデカン−１，１３−ジアミン、３，６，９，１
２−テトラオキサ−テトラデカン−１，１４−ジアミ
ン、６，９−ジメチル−４，７，１０−トリオキサ−ト
リデカン−２，１２−ジアミンなどが挙げられる。
ミノ基を２個以上有するアミン化合物としては、２，５
（２，６）−ビス（アミノメチル）ビシクロ〔２．２．
１〕ヘプタン、１，３−ビスアミノメチルシクロヘキサ
ン、１，２−ビスアミノメチルシクロヘキサン、１，４
−ビスアミノメチルシクロヘキサン、ｍ−キシリレンジ
アミン、ｏ−キシリレンジアミン、ｐ−キシリレンジア
ミン、４，４’−メチレンビス−ベンゼンアミン、フェ
ニレンジアミン、α，ω−ビス（３−アミノプロピル）
ポリエチレングリコールエーテル、ジエチレントリアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、４，７，１０−トリオキ
サ−トリデカン−１，１３−ジアミン、３，６，９，１
２−テトラオキサ−テトラデカン−１，１４−ジアミ
ン、６，９−ジメチル−４，７，１０−トリオキサ−ト
リデカン−２，１２−ジアミンなどが挙げられる。
【００１４】これらのジアミン化合物のうち、ｍ−キシ
リレンジアミン、ｏ−キシリレンジアミン、ｐ−キシリ
レンジアミンの水添物である１，３−ビスアミノメチル
シクロヘキサン、１，２−ビスアミノメチルシクロヘキ
サン、１，４−ビスアミノメチルシクロヘキサンは、反
応生成させたジアミン錯体化アイオノマー樹脂の耐熱性
に優れており、成型が容易であるため好ましい。また、
ノルボルナン骨格を有する脂環式ジアミン、例えば２，
５（２，６）−ビス（アミノメチル）ビシクロ〔２．
２．１〕ヘプタンは、他のジアミン化合物と比較して更
に耐熱性が優れ、成型時の発煙及び異臭等も少ないた
め、作業性において特に優れている。
リレンジアミン、ｏ−キシリレンジアミン、ｐ−キシリ
レンジアミンの水添物である１，３−ビスアミノメチル
シクロヘキサン、１，２−ビスアミノメチルシクロヘキ
サン、１，４−ビスアミノメチルシクロヘキサンは、反
応生成させたジアミン錯体化アイオノマー樹脂の耐熱性
に優れており、成型が容易であるため好ましい。また、
ノルボルナン骨格を有する脂環式ジアミン、例えば２，
５（２，６）−ビス（アミノメチル）ビシクロ〔２．
２．１〕ヘプタンは、他のジアミン化合物と比較して更
に耐熱性が優れ、成型時の発煙及び異臭等も少ないた
め、作業性において特に優れている。
【００１５】また、これらのアミン化合物は、エチレン
−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステルターポ
リマーの２価金属イオン架橋体のカルボン酸に対して、
一般に８〜１００モル％の量で用いられる。８モル％未
満の場合、高反発性能をもつゴルフボールが得られず、
１００モル％を超える場合では、加えたアミンがブリー
ドアウトするおそれがある。
−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステルターポ
リマーの２価金属イオン架橋体のカルボン酸に対して、
一般に８〜１００モル％の量で用いられる。８モル％未
満の場合、高反発性能をもつゴルフボールが得られず、
１００モル％を超える場合では、加えたアミンがブリー
ドアウトするおそれがある。
【００１６】本発明にかかるジアミン錯体アイオノマー
樹脂は、その反応方法に特に限定はないが、例えば上記
ターポリマーと金属化合物との反応によりアイオノマー
樹脂を形成させた後、アミン化合物を溶融混練する方
法、ターポリマーに金属化合物とアミン化合物とのアミ
ン錯体塩を溶融混練する方法、あるいはこれら３成分を
同時に溶融混練する方法など、任意の方法によって行う
ことができる。溶融混練は形成されるアイオノマー樹脂
の融点以上の温度、一般的には１５０〜２５０℃で押出
機等を用いて行われる。
樹脂は、その反応方法に特に限定はないが、例えば上記
ターポリマーと金属化合物との反応によりアイオノマー
樹脂を形成させた後、アミン化合物を溶融混練する方
法、ターポリマーに金属化合物とアミン化合物とのアミ
ン錯体塩を溶融混練する方法、あるいはこれら３成分を
同時に溶融混練する方法など、任意の方法によって行う
ことができる。溶融混練は形成されるアイオノマー樹脂
の融点以上の温度、一般的には１５０〜２５０℃で押出
機等を用いて行われる。
【００１７】一方、（Ｂ）成分のエチレン−不飽和カル
ボン酸コポリマーの金属イオン架橋体としては、不飽和
カルボン酸としてアクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、フマル酸などの共重合体が用いられ、金属イオンと
してはＮａイオン、Ｌｉイオン、Ｋイオン、Ｚｎイオ
ン、Ｍｇイオン、Ｃｏイオン、Ｎｉイオン、Ｃｕイオン
及びＰｂイオン等が用いられる。
ボン酸コポリマーの金属イオン架橋体としては、不飽和
カルボン酸としてアクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、フマル酸などの共重合体が用いられ、金属イオンと
してはＮａイオン、Ｌｉイオン、Ｋイオン、Ｚｎイオ
ン、Ｍｇイオン、Ｃｏイオン、Ｎｉイオン、Ｃｕイオン
及びＰｂイオン等が用いられる。
【００１８】不飽和カルボン酸の含有量は約５〜２０重
量％が好ましい。含有量が約５重量％未満の場合、高反
発性能をもったゴルフボールが得られず、約２０重量％
を超える場合、樹脂の流動性が低下し、ゴルフボール成
型が難しくなってしまうおそれがある。
量％が好ましい。含有量が約５重量％未満の場合、高反
発性能をもったゴルフボールが得られず、約２０重量％
を超える場合、樹脂の流動性が低下し、ゴルフボール成
型が難しくなってしまうおそれがある。
【００１９】なお、不飽和カルボン酸のカルボキシル基
は１０〜９０重量％、特に２５〜８０重量％が上記金属
イオンにて中和されていることが好適である。１０重量
％より少ないと反発性が不足し、９０重量％より多いと
流動性が低下し、成型に問題が生じる場合がある。
は１０〜９０重量％、特に２５〜８０重量％が上記金属
イオンにて中和されていることが好適である。１０重量
％より少ないと反発性が不足し、９０重量％より多いと
流動性が低下し、成型に問題が生じる場合がある。
【００２０】上記エチレン−不飽和カルボン酸コポリマ
ーの金属架橋体のショアーＤ硬度は５５〜７０の範囲に
あることが好ましい。５５より低いと反発性が不足し、
７０より高いと柔軟性に欠け、ソフトな打球感が得難く
なるおそれがある。
ーの金属架橋体のショアーＤ硬度は５５〜７０の範囲に
あることが好ましい。５５より低いと反発性が不足し、
７０より高いと柔軟性に欠け、ソフトな打球感が得難く
なるおそれがある。
【００２１】本発明にかかるブレンド物は、前記
（Ａ），（Ｂ）成分を通常のミキシング、例えば密閉式
の混練り機（バンバリー、ニーダー）、一軸、二軸押出
機中などで混合して得ることができる。
（Ａ），（Ｂ）成分を通常のミキシング、例えば密閉式
の混練り機（バンバリー、ニーダー）、一軸、二軸押出
機中などで混合して得ることができる。
【００２２】この場合、（Ａ）成分と（Ｂ）成分とは、
（Ａ）成分約９０〜１０重量％、より好ましくは約７５
〜２５重量％であり、（Ｂ）成分約１０〜９０重量％、
より好ましくは２５〜７５重量％であるようにブレンド
して用いることが好ましい。（Ａ）成分の配合量が約１
０重量％未満の場合、硬度が硬くなり、打球感及びアイ
アンショット時のコントロール性能が悪くなってしまう
場合があり、約９０重量％を超える場合、高反発性能を
もつゴルフボールが得られない場合がある。
（Ａ）成分約９０〜１０重量％、より好ましくは約７５
〜２５重量％であり、（Ｂ）成分約１０〜９０重量％、
より好ましくは２５〜７５重量％であるようにブレンド
して用いることが好ましい。（Ａ）成分の配合量が約１
０重量％未満の場合、硬度が硬くなり、打球感及びアイ
アンショット時のコントロール性能が悪くなってしまう
場合があり、約９０重量％を超える場合、高反発性能を
もつゴルフボールが得られない場合がある。
【００２３】上記ブレンド物のショアーＤ硬度は４４〜
６０、特に４６〜５７であることが好ましい。ブレンド
物のショアーＤ硬度が４４未満のものをゴルフボールカ
バー材として用いた場合、反発性能が悪く、アイアンシ
ョット時にスピンがかかりすぎてしまうおそれがあり、
ショアーＤ硬度が６０を超えるものをゴルフボールカバ
ー材として用いた場合、打球感が硬く、アイアンショッ
ト時のコントロール性能が悪くなってしまうおそれがあ
る。
６０、特に４６〜５７であることが好ましい。ブレンド
物のショアーＤ硬度が４４未満のものをゴルフボールカ
バー材として用いた場合、反発性能が悪く、アイアンシ
ョット時にスピンがかかりすぎてしまうおそれがあり、
ショアーＤ硬度が６０を超えるものをゴルフボールカバ
ー材として用いた場合、打球感が硬く、アイアンショッ
ト時のコントロール性能が悪くなってしまうおそれがあ
る。
【００２４】本発明のカバー材は、上記ブレンド物を主
成分とするが、必要な場合には、染料、二酸化チタン、
酸化亜鉛、硫酸バリウム等の顔料、ＵＶ吸収剤、酸化防
止剤、滑剤等の各種添加剤、あるいはガラス繊維、タル
ク、炭酸カルシウム等の無機充填剤をカバー材に添加す
ることができる。
成分とするが、必要な場合には、染料、二酸化チタン、
酸化亜鉛、硫酸バリウム等の顔料、ＵＶ吸収剤、酸化防
止剤、滑剤等の各種添加剤、あるいはガラス繊維、タル
ク、炭酸カルシウム等の無機充填剤をカバー材に添加す
ることができる。
【００２５】本発明のゴルフボールは、コアに上記カバ
ー材からなるカバーを被覆したものであるが、コアとし
てはソリッドコアでも糸巻きコアでもよい。
ー材からなるカバーを被覆したものであるが、コアとし
てはソリッドコアでも糸巻きコアでもよい。
【００２６】ソリッドコアの場合、１層コアでも２層以
上の多層コアでもよく、公知のソリッドコアを用いるこ
とができる。
上の多層コアでもよく、公知のソリッドコアを用いるこ
とができる。
【００２７】ここで、ソリッドコアは公知のゴム組成物
にて形成することができ、基材ゴムに共架橋剤、過酸化
物を配合した公知のゴム組成物を加熱・加圧・成型して
形成することができる。
にて形成することができ、基材ゴムに共架橋剤、過酸化
物を配合した公知のゴム組成物を加熱・加圧・成型して
形成することができる。
【００２８】この場合、基材ゴムとしては、従来からソ
リッドゴルフボールに用いられているポリブタジエンゴ
ムあるいはポリブタジエンゴムとポリイソプレンゴムと
の混合物などを使用することができるが、特に、高反発
性を得るためにシス構造を９０％以上有する１，４−ポ
リブタジエンゴムを用いることが好ましい。
リッドゴルフボールに用いられているポリブタジエンゴ
ムあるいはポリブタジエンゴムとポリイソプレンゴムと
の混合物などを使用することができるが、特に、高反発
性を得るためにシス構造を９０％以上有する１，４−ポ
リブタジエンゴムを用いることが好ましい。
【００２９】共架橋剤としては、従来ソリッドゴルフボ
ールには、メタクリル酸、アクリル酸等の不飽和脂肪酸
の亜鉛塩、マグネシウム塩やトリメチルプロパントリメ
タクリレート等のエステル化合物が使用されており、本
発明においてもこれらを用いることができるが、特に反
発性の高さからアクリル酸亜鉛が好適に使用し得る。こ
れら共架橋剤の配合量は、上記基材ゴム１００重量部に
対し１５〜３５重量部とすることが好ましい。
ールには、メタクリル酸、アクリル酸等の不飽和脂肪酸
の亜鉛塩、マグネシウム塩やトリメチルプロパントリメ
タクリレート等のエステル化合物が使用されており、本
発明においてもこれらを用いることができるが、特に反
発性の高さからアクリル酸亜鉛が好適に使用し得る。こ
れら共架橋剤の配合量は、上記基材ゴム１００重量部に
対し１５〜３５重量部とすることが好ましい。
【００３０】過酸化物としては、種々選定し得るが、特
にジクミルパーオキサイドあるいはジクミルパーオキサ
イドと１，１−ビス（ｔ−ブチルパーオキシ）３，３，
５−トリメチルシクロヘキサンとの混合物が好適であ
る。その配合量は、基材ゴム１００重量部に対して０．
５〜１重量部とすることが好ましい。
にジクミルパーオキサイドあるいはジクミルパーオキサ
イドと１，１−ビス（ｔ−ブチルパーオキシ）３，３，
５−トリメチルシクロヘキサンとの混合物が好適であ
る。その配合量は、基材ゴム１００重量部に対して０．
５〜１重量部とすることが好ましい。
【００３１】また、上記ゴム組成物には、更に必要に応
じ、老化防止剤や比重調整の充填剤として酸化亜鉛や硫
酸バリウムなどを配合することができる。なお、上記比
重調整用充填剤の配合量は特に制限されるものではない
が、基材ゴム１００重量部に対して０〜３０重量部で、
ボール重量が４５．９３ｇ以下となるように調整するこ
とが好ましい。
じ、老化防止剤や比重調整の充填剤として酸化亜鉛や硫
酸バリウムなどを配合することができる。なお、上記比
重調整用充填剤の配合量は特に制限されるものではない
が、基材ゴム１００重量部に対して０〜３０重量部で、
ボール重量が４５．９３ｇ以下となるように調整するこ
とが好ましい。
【００３２】一方、糸巻きコアは、リキッドセンターに
糸ゴムを巻回したリキッドセンターコアでも、ソリッド
センターに糸ゴムを巻回したソリッドセンターコアでも
よく、これらの糸巻きコアも、公知の材料を用いて公知
の方法で形成したコアとすることができる。
糸ゴムを巻回したリキッドセンターコアでも、ソリッド
センターに糸ゴムを巻回したソリッドセンターコアでも
よく、これらの糸巻きコアも、公知の材料を用いて公知
の方法で形成したコアとすることができる。
【００３３】本発明のゴルフボールは、コアの周りにカ
バーストックを成型するという公知の方法により得るこ
とができる。成型は、通常コアの周りにカバーストック
を射出成型する方法、又はコアの周りに予め成型したハ
ーフシェルを被せ圧縮成型するいずれかの方法により達
成される。ソリッドタイプのコアの場合は前者の射出成
型法、糸巻芯の場合は糸ゴムの耐熱性の問題から、比較
的低温で成型できる後者の圧縮成型法が好ましい。
バーストックを成型するという公知の方法により得るこ
とができる。成型は、通常コアの周りにカバーストック
を射出成型する方法、又はコアの周りに予め成型したハ
ーフシェルを被せ圧縮成型するいずれかの方法により達
成される。ソリッドタイプのコアの場合は前者の射出成
型法、糸巻芯の場合は糸ゴムの耐熱性の問題から、比較
的低温で成型できる後者の圧縮成型法が好ましい。
【００３４】ここで、カバーの厚さは１．０〜２．５ｍ
ｍとすることが好ましく、より好ましくは１．２〜２．
１ｍｍで、１．０ｍｍより薄いとアイアンショット時の
耐カット性に乏しく、２．５ｍｍより厚いとボールとし
て十分な反発性能が得られない場合がある。
ｍとすることが好ましく、より好ましくは１．２〜２．
１ｍｍで、１．０ｍｍより薄いとアイアンショット時の
耐カット性に乏しく、２．５ｍｍより厚いとボールとし
て十分な反発性能が得られない場合がある。
【００３５】このようにして得られたゴルフボールは、
常法に従って上記カバー表面にディンプルを成型するこ
とができ、また成型した後、その表面に対しバフ研磨、
スタンプ、塗装等の完成作業を行うことができる。
常法に従って上記カバー表面にディンプルを成型するこ
とができ、また成型した後、その表面に対しバフ研磨、
スタンプ、塗装等の完成作業を行うことができる。
【００３６】また、本発明のゴルフボールは、以上の構
成を有するが、ボール全体の硬度は１００ｋｇ定荷重負
荷時の変形量で２．５〜４．５ｍｍ、特に２．６〜４．
０ｍｍであることが好ましい。２．５ｍｍより硬いと打
球感が悪く、４．５ｍｍより軟らかいと反発性が低く、
飛距離が劣ってしまう。なお、ゴルフボールの大きさ、
重量などのボール性状はゴルフ規則に従って形成され
る。
成を有するが、ボール全体の硬度は１００ｋｇ定荷重負
荷時の変形量で２．５〜４．５ｍｍ、特に２．６〜４．
０ｍｍであることが好ましい。２．５ｍｍより硬いと打
球感が悪く、４．５ｍｍより軟らかいと反発性が低く、
飛距離が劣ってしまう。なお、ゴルフボールの大きさ、
重量などのボール性状はゴルフ規則に従って形成され
る。
【００３７】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【００３８】〔実施例，比較例〕表１に示す成分を混合
し、球形に加熱硬化成型したソリッドコアに、表２，３
に示した樹脂組成を有し、二酸化チタン、分散助剤にて
着色し、比重を０．９９に調整したカバー材を射出成型
にて被覆し、表面処理後、クリアー塗装を施し、得られ
たツーピースゴルフボール（カバー厚さ２．０ｍｍ、ボ
ール直径４２．７ｍｍ、ボール重量４５．２ｇ）の特性
を評価した。結果を表２，３に併記する。
し、球形に加熱硬化成型したソリッドコアに、表２，３
に示した樹脂組成を有し、二酸化チタン、分散助剤にて
着色し、比重を０．９９に調整したカバー材を射出成型
にて被覆し、表面処理後、クリアー塗装を施し、得られ
たツーピースゴルフボール（カバー厚さ２．０ｍｍ、ボ
ール直径４２．７ｍｍ、ボール重量４５．２ｇ）の特性
を評価した。結果を表２，３に併記する。
【００３９】
【表１】
【００４０】
【表２】
【００４１】
【表３】
【００４２】組成 （１）ハイミラン１６０５：商品名，三井・デュポンポ
リケミカル社製エチレン−メタクリル酸コポリマーのナ
トリウムイオン中和タイプアイオノマー，ショアーＤ硬
度６４，酸含量１５％ （２）ハイミラン１７０６：商品名，三井・デュポンポ
リケミカル社製エチレン−メタクリル酸コポリマーの亜
鉛イオン中和タイプアイオノマー，ショアーＤ硬度６
３，酸含量１５％ （３）ハイミランＡＭ７３１５：商品名，三井・デュポ
ンポリケミカル社製エチレン−メタクリル酸コポリマー
の亜鉛イオン中和タイプアイオノマー，ショアーＤ硬度
６６，酸含量２０％ （４）ハイミランＡＭ７３１７：商品名，三井・デュポ
ンポリケミカル社製エチレン−メタクリル酸コポリマー
の亜鉛イオン中和タイプアイオノマー，ショアーＤ硬度
６４，酸含量１８％ （５）ハイミランＡＭ７３１８：商品名，三井・デュポ
ンポリケミカル社製エチレン−メタクリル酸コポリマー
のナトリウムイオン中和タイプアイオノマー，ショアー
Ｄ硬度６５，酸含量１８％ （６）ハイミランＡＭ７３１６：商品名，三井・デュポ
ンポリケミカル社製エチレン−メタクリル酸−メタクリ
ル酸エステルターポリマーの亜鉛イオン中和タイプアイ
オノマー，ショアーＤ硬度４０，酸含量１０％ （７）Ｍ６００８−４：三井・デュポンポリケミカル社
製エチレン−メタクリル酸−メタクリル酸エステルター
ポリマーの亜鉛イオン中和タイプアイオノマーをノルボ
ルナンジメチルアミンによりジアミン錯体化した改質ア
イオノマー，ショアーＤ硬度４９
リケミカル社製エチレン−メタクリル酸コポリマーのナ
トリウムイオン中和タイプアイオノマー，ショアーＤ硬
度６４，酸含量１５％ （２）ハイミラン１７０６：商品名，三井・デュポンポ
リケミカル社製エチレン−メタクリル酸コポリマーの亜
鉛イオン中和タイプアイオノマー，ショアーＤ硬度６
３，酸含量１５％ （３）ハイミランＡＭ７３１５：商品名，三井・デュポ
ンポリケミカル社製エチレン−メタクリル酸コポリマー
の亜鉛イオン中和タイプアイオノマー，ショアーＤ硬度
６６，酸含量２０％ （４）ハイミランＡＭ７３１７：商品名，三井・デュポ
ンポリケミカル社製エチレン−メタクリル酸コポリマー
の亜鉛イオン中和タイプアイオノマー，ショアーＤ硬度
６４，酸含量１８％ （５）ハイミランＡＭ７３１８：商品名，三井・デュポ
ンポリケミカル社製エチレン−メタクリル酸コポリマー
のナトリウムイオン中和タイプアイオノマー，ショアー
Ｄ硬度６５，酸含量１８％ （６）ハイミランＡＭ７３１６：商品名，三井・デュポ
ンポリケミカル社製エチレン−メタクリル酸−メタクリ
ル酸エステルターポリマーの亜鉛イオン中和タイプアイ
オノマー，ショアーＤ硬度４０，酸含量１０％ （７）Ｍ６００８−４：三井・デュポンポリケミカル社
製エチレン−メタクリル酸−メタクリル酸エステルター
ポリマーの亜鉛イオン中和タイプアイオノマーをノルボ
ルナンジメチルアミンによりジアミン錯体化した改質ア
イオノマー，ショアーＤ硬度４９
【００４３】特性 ＊１ 約２ｍｍ厚の熱プレスシートを成形し、２３℃で２週間放置し、樹脂結晶 化安定後、ＡＳＴＭＤ−２２４０に準じて測定した。 ＊２ １００ｋｇの荷重をかけた時のたわみ量（ｍｍ）。 数値が大きいほど軟らかい。 ＊３ プロゴルファーによる試打 軟らかい感触 ：○ やや硬いが良い感触 ：△ 手にくる。硬い ：× ＊４ ゴルフボール公認機関Ｒ＆Ａ（ＵＳＧＡ）と同タイプの初速度計にて測定 した初速度（ｍ／ｓｅｃ）。
【００４４】表２，３の結果より、エチレン−不飽和カ
ルボン酸−不飽和カルボン酸エステルターポリマーの２
価金属イオン架橋体と１級又は２級アミノ基を２個以上
有するアミン化合物とからなる配位イオン性共重合体
（Ａ）とエチレン−不飽和カルボン酸コポリマーの金属
イオン架橋体（Ｂ）とをある一定の範囲でブレンドし、
ゴルフボールカバー材として使用することにより、反発
性能に優れ、打球感のよいゴルフボールが得られること
がわかる。
ルボン酸−不飽和カルボン酸エステルターポリマーの２
価金属イオン架橋体と１級又は２級アミノ基を２個以上
有するアミン化合物とからなる配位イオン性共重合体
（Ａ）とエチレン−不飽和カルボン酸コポリマーの金属
イオン架橋体（Ｂ）とをある一定の範囲でブレンドし、
ゴルフボールカバー材として使用することにより、反発
性能に優れ、打球感のよいゴルフボールが得られること
がわかる。
【００４５】
【発明の効果】本発明のゴルフボールは、反発性に優
れ、しかも打球感がソフトなものである。
れ、しかも打球感がソフトなものである。
Claims (6)
- 【請求項１】 コアと、該コアを被覆するカバーとから
なるゴルフボールにおいて、上記カバー材が、（Ａ）エ
チレン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル
ターポリマーの２価金属イオン架橋体と、１級又は２級
アミノ基を２個以上有するアミン化合物とからなる配位
イオン性共重合体と、（Ｂ）エチレン−不飽和カルボン
酸コポリマーの金属イオン架橋体とのブレンド物を主成
分とすることを特徴とするゴルフボール。 - 【請求項２】 上記ブレンド物のショアーＤ硬度が４４
〜６０の範囲である請求項１記載のゴルフボール。 - 【請求項３】 上記ブレンド物が、（Ａ）成分約９０〜
１０重量％、（Ｂ）成分約１０〜９０重量％の割合でブ
レンドされたものである請求項１又は２記載のゴルフボ
ール。 - 【請求項４】 上記エチレン−不飽和カルボン酸−不飽
和カルボン酸エステルターポリマーの２価金属イオン架
橋体のショアーＤ硬度が３０〜５５の範囲である請求項
１，２又は３記載のゴルフボール。 - 【請求項５】 上記エチレン−不飽和カルボン酸コポリ
マーの金属イオン架橋体のショアーＤ硬度が５５〜７０
の範囲である請求項１乃至４のいずれか１項記載のゴル
フボール。 - 【請求項６】 上記１級又は２級アミノ基を２個以上有
するアミン化合物として、２，５又は２，６−ビス（ア
ミノメチル）ビシクロ〔２．２．１〕ヘプタンノルボル
ナンジメチルアミンを用いた請求項１乃至５のいずれか
１項記載のゴルフボール。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31429896A JP3891227B2 (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | ゴルフボール |
| US08/967,823 US6063869A (en) | 1996-11-11 | 1997-11-12 | Golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31429896A JP3891227B2 (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | ゴルフボール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10137363A true JPH10137363A (ja) | 1998-05-26 |
| JP3891227B2 JP3891227B2 (ja) | 2007-03-14 |
Family
ID=18051683
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31429896A Expired - Fee Related JP3891227B2 (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | ゴルフボール |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6063869A (ja) |
| JP (1) | JP3891227B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10316174B2 (en) | 2014-06-24 | 2019-06-11 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball material and golf ball |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5916382B2 (ja) * | 2011-12-28 | 2016-05-11 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフボール用樹脂組成物およびゴルフボール |
| US9808675B2 (en) * | 2012-09-13 | 2017-11-07 | Acushnet Company | Golf ball compositions |
| US10092795B2 (en) * | 2014-10-24 | 2018-10-09 | Acushnet Company | Golf ball layers including very neutralized polymers and methods for making same |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61281145A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-11 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | アイオノマ−樹脂組成物の肉厚成形品 |
| JPH01207343A (ja) * | 1988-02-15 | 1989-08-21 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 配位イオン性エチレン系共重合体組成物 |
| US5120791A (en) * | 1990-07-27 | 1992-06-09 | Lisco, Inc. | Golf ball cover compositions |
| JP3610150B2 (ja) * | 1996-02-27 | 2005-01-12 | 三井・デュポンポリケミカル株式会社 | アイオノマー組成物及びその用途 |
-
1996
- 1996-11-11 JP JP31429896A patent/JP3891227B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-11-12 US US08/967,823 patent/US6063869A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10316174B2 (en) | 2014-06-24 | 2019-06-11 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball material and golf ball |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3891227B2 (ja) | 2007-03-14 |
| US6063869A (en) | 2000-05-16 |
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| JPH11333026A (ja) | スリ―ピ―スソリッドゴルフボ―ル |
Legal Events
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|---|---|---|---|
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