JPH01207343A - 配位イオン性エチレン系共重合体組成物 - Google Patents

配位イオン性エチレン系共重合体組成物

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JPH01207343A
JPH01207343A JP3094988A JP3094988A JPH01207343A JP H01207343 A JPH01207343 A JP H01207343A JP 3094988 A JP3094988 A JP 3094988A JP 3094988 A JP3094988 A JP 3094988A JP H01207343 A JPH01207343 A JP H01207343A
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JP
Japan
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sodium
zinc
ionic
ethylene copolymer
impact resilience
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Pending
Application number
JP3094988A
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English (en)
Inventor
Toshio Kobayashi
俊夫 小林
Yoshihiro Inomata
猪俣 好弘
Yoshihiro Soeda
善弘 添田
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ゴルフボールのカバー材料等に好適な高い反
発弾性を有する配位イオン性エチレン系共重合体組成物
に関する。
〔従来技術〕
従来、エチレン−不飽和カルボン酸共重合体と2価陽イ
オンを供給し得る金属化合物およびビスアミノアルキル
基を有する芳香族または脂環状化合物から得られる配位
イオン性エチレン系共重合体が、エチレン−不飽和カル
ボン酸共重合体と1価並びに2価陽イオンを供給し得る
金属化合物から得られる金属イオン性エチレン系共重合
体に比較し、すぐれた機械的性質と熱安定性を有するこ
とが知られている(特開昭619403号公報)。また
、この配位イオン性エチレン系共重合体が金属イオン性
エチレン系共重合体よりもすぐれた反発弾性を有するこ
とも既に公知となっている。
しかしながら、ゴルフボールのカバー材料等を考えた場
合には、材料の反発弾性は高ければ高い程好ましく、現
時点においてもさらに反発弾性の高い高反発弾性材料に
対する要求は非常に強いものがある。
〔発明の目的〕
本発明は、配位亜鉛イオン性エチレン系共重合体とナト
リウムイオン性エチレン系共重合体とを混練することに
より、各共重合体単味の場合よりもすぐれた反発弾性を
有する配位イオン性エチレン系共重合体組成物を提供す
ることを目的とする。
〔発明の構成〕
このため、本発明は、エチレン−不飽和カルボン酸系共
重合体と亜鉛イオンを供給し得る金属化合物およびビス
アミノアルキル基を有する芳香族または脂環状化合物か
ら得られる配位亜鉛イオン性エチレン系共重合体100
重量部に対し、エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体
とナトリウムイオンを供給し得る金属化合物から得られ
るナトリウムイオン性エチレン系共重合体10〜100
重量部を配合してなることを特徴とする配位イオン性エ
チレン系共重合体組成物を要旨とするものである。
以下、本発明の構成につき詳しく説明する。
(1,1配位亜鉛イオン性エチレン系共重合体。
エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体と亜鉛イオンを
供給し得る金属化合物およびビスアミノアルキル基を有
する芳香族または脂環状化合物から得られる。例えば、
三井デュポンポリケミカル社製の高性能樹脂11PRM
D451である。
(a)  エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体。
例えば、エチレンと炭素数3〜6の不飽和カルボン酸、
例えばアクリル酸、メタクリル酸、゛マレイン酸、フマ
ル酸、あるいは安息香酸ビニルなどとの共重合体である
(b)  亜鉛イオンを供給し得る金属化合物。
亜鉛のギ酸塩、酢酸塩、硝酸塩、炭酸塩、炭酸水素酸塩
、酸化物、水酸化物、アルコキシドなどの亜鉛化合物で
ある。
(C1ビスアミノアルキル基を有する芳香族または脂環
状化合物。
例えば、m−キシリレンジアミン、0−キシリレンジア
ミン、p−キシリレンジアミンまたはこれらの水添物で
ある1、3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、1.2
−ビスアミノメチルシクロヘキサン、1,4−ビスアミ
ノメチルシクロヘキサンなどが用いられる。
(2)ナトリウムイオン性エチレン系共重合体。
エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体とナトリウムイ
オンを供給し得る金属化合物から得られる。具体的には
、三井デュポンポリケミカル社製のハイミラン1605
.1707等が挙げられる。
(al  エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体。
上記(1)の(a)におけると同様である。
(b)ナトリウムイオンを供給し得る金属化合物。
例えば、             ナトリウムのギ酸
塩、酢酸塩、硝酸塩、炭酸塩、炭酸水素酸塩、水酸化物
、アルコキシドなどのナトリウム化合物である。
(3)本発明の配位イオン性エチレン系共重合体組成物
は、配位亜鉛イオン性エチレン系共重合体100重量部
に対してナトリウムイオン性エチレン系共重合体を10
〜100重量部、好ましくは25〜65重量部配合して
なるものである。10重量部未満では配位亜鉛イオン性
エチレン系共重合体の反発弾性をより高める効果が少な
く、100重量部を越えて用いると得られる組成物の反
発弾性が配位亜鉛イオン性エチレン系共重合体単味の場
合の反発弾性を下回る結果となり好ましくない。配合に
際しては、90℃〜200℃の温度下に混合して、溶融
混練を行うとよい。なお、必要に応じて、酸化防止剤、
安定剤、滑剤、粘着剤、増粘剤、着色剤などの添加剤を
適宜添加してもよい。
以下に、実施例および比較例を示す。
実施例、比較例 ■ 表1の上段に示した配合処方(重量部)により、6
0℃の表面温度を有するプラスチック用2本ロールミル
を用いて組成物の作製を行なった。ブレンド時の樹脂温
度は90℃〜100℃であり、比較例L  4,5.6
の非ブレンド物に関しても熱履歴を一定とするために同
一ロール上にて溶融混練を行なった。これらの組成物に
ついて160°Cのプレスを用いて反発弾性測定用サン
プルを圧縮成型し、JIS K 6301に準拠し、2
0℃並びに40℃での反発弾性を測定した。各組成物の
反発弾性は、比較例1の各温度における反発弾性を各々
100とした指数で表1の下段に示した。
(木頁以下余白) 表1において、実施例1〜6は配位亜鉛イオン性エチレ
ン系共重合体11PP M0451の100重量部に対
し、ナトリウムイオン性エチレン系共重合体ハイミラン
1707を本発明の範囲内である10〜100重量部ブ
レンドした組成物であり、反発弾性は全て比較例1に示
したHPRMD451単味を上回っている。
実施例7と8はナトリウムイオン性エチレン系共重合体
としてハイミラン1605を使用した場合であり、実施
例1〜6と同様に比較例1の反発弾性を上回っている。
実施例9はナトリウムイオン性エチレン系共重合体とし
てハイミラン1707とハイミラン1605の2種を同
時に使用した3者ブレンド系組成物であるが、該組成物
も実施例1〜8と同様に比較例1を上回る優れた反発弾
性を示している。
一方、比較例2と3はナトリウムイオン性エチレン系共
重合体の配合量が本発明の範囲を逸脱した組成物であり
、両者とも比較例1の反発弾性を低下せしめる結果を示
している。
また、比較例7〜9は亜鉛イオン性エチレン系共重合体
ハイミラン1706を配合した組成物であるが、配合量
を33重量部から300重量部まで変量してもそれら組
成物の反発弾性は比較例1の反発弾性を越えることがで
きず、亜鉛イオン性エチレン系共重合体のブレンドでは
反発弾性の改善をなし得ないことが明白となっている。
更に、比較例10は従来のナトリウムイオン性エチレン
系共重合体ハイミラン1605と亜鉛イオン性エチレン
系共重合体ハイミラン1706をブレンドした組成物で
あるが、比較例5と比較例6に示した1605単味並び
に1706単味に比較すれば反発弾性の改善が認められ
るものの、比較例1に示したHPR+10451の反発
弾性には遠く及ばず、従って本発明の組成物の反発弾性
とは比ぶべくもなく、従来のブレンド技術では本発明に
おける高反発弾性を得ることが不可能であることがわか
る。
■ 第1図ならびに第2図に、実施例ならびに比較例の
代表的組成物に関するDSC曲線を示した。DSC曲線
とは、示差走査熱量計によって得られる高分子物質等の
転移、熱量変化、反応等を表わす曲線をいう。これらの
DSC曲線において20℃付近の吸熱ピークはフリーな
カルボン酸の会合に起因しており、60℃付近の吸熱ピ
ークはイオンクラスター相のゆるみに起因しており、9
0℃付近の吸熱ピークはエチレン連鎖の結晶部分の融解
に起因している。
第1図における実施例3並びに6のDSC曲線では、比
較例1並びに4のDSC曲線に比較して20℃付近のピ
ークが消失し、60”c付近のピークは比較例1 (H
PRMD451)におけるピークより高温側にシフトし
ており、本発明の範囲内での配位亜鉛イオン性エチレン
系共重合体+1PR)ID451に対するナトリウムイ
オン性エチレン系共重合体ハイミラン1707のブレン
ドでは、フリーなカルボン酸の会合状態が変化し、イオ
ンクラスター相にも変化が生じていることが明白である
一方、比較例2の如くハイミラン17o7を本発明の範
囲を越えてブレンドした場合や、第2図の如く亜鉛イオ
ン性エチレン系共重合体ハイミラン1706をブレンド
した場合には、20’C付近の吸熱ピーク並びに60℃
付近の吸熱ピークに変化は無く、これら比較例の組成物
において反発弾性の改善が認められない事実と良好な一
致を示している。
なお、本発明における実施例並びに比較例で示した組成
物の粘弾性測定結果においても、損失正接の変化と反発
弾性並びにDSC曲線の変化は良好な一致を示しており
、本発明が単純なポリマーブレンドによる効果ではなく
、配位亜鉛イオンとナトリウムイオンのイオン半径差、
イオン可動度差、イオン化傾向差等に起因するイオン結
合を有する高分子のイオンクラスター構造の変化をとも
なう固相反応的な側面を有することは明らかである。
〔発明の効果〕
上記した如く、本発明の組成物はイオンクラスター構造
の変化に起因する改善された反発弾性を有し、このため
ゴルフボールのカバー材料等高反発弾性を必要とする材
料として優れた特性を示すものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ、DSC曲線を示す説
明図である。 代理人 弁理士 小 川 信 −

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エチレン−不飽和カルボン酸系共重合体と亜鉛イオンを
    供給し得る金属化合物およびビスアミノアルキル基を有
    する芳香族または脂環状化合物から得られる配位亜鉛イ
    オン性エチレン系共重合体100重量部に対し、エチレ
    ン−不飽和カルボン酸系共重合体とナトリウムイオンを
    供給し得る金属化合物から得られるナトリウムイオン性
    エチレン系共重合体10〜100重量部を配合してなる
    ことを特徴とする配位イオン性エチレン系共重合体組成
    物。
JP3094988A 1988-02-15 1988-02-15 配位イオン性エチレン系共重合体組成物 Pending JPH01207343A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5179168A (en) * 1989-09-21 1993-01-12 Dupont-Mitsui Polychemicals Co., Ltd. Ionomer composition
WO1997031956A1 (en) * 1996-02-27 1997-09-04 E.I. Du Pont De Nemours And Company Ionomer composition and its use
US5977264A (en) * 1996-11-05 1999-11-02 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US6037419A (en) * 1996-11-12 2000-03-14 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US6063869A (en) * 1996-11-11 2000-05-16 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf ball
US6267693B1 (en) * 1991-10-15 2001-07-31 Spalding Sports Worldwide, Inc. Golf ball covers containing high acid ionomers

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