JPS6183244A - ゴルフボールのカバー用組成物 - Google Patents
ゴルフボールのカバー用組成物Info
- Publication number
- JPS6183244A JPS6183244A JP59204333A JP20433384A JPS6183244A JP S6183244 A JPS6183244 A JP S6183244A JP 59204333 A JP59204333 A JP 59204333A JP 20433384 A JP20433384 A JP 20433384A JP S6183244 A JPS6183244 A JP S6183244A
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- JP
- Japan
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- ionomer
- impact resistance
- low
- impact
- polyethylene
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は耐衝撃性樹脂組成物に関する。さらに詳しくは
、改質したアイオノマーを主材とする特にゴルフボール
のカバーに適した耐衝撃性樹脂組成物に関する。
、改質したアイオノマーを主材とする特にゴルフボール
のカバーに適した耐衝撃性樹脂組成物に関する。
従来から、ゴルフボールのカバーには、商品名サーリン
、ハイミランなどで代表されるアイオノマーが耐カット
性に優れ、かつ飛行性能にも優れていることから好用さ
れてきた。
、ハイミランなどで代表されるアイオノマーが耐カット
性に優れ、かつ飛行性能にも優れていることから好用さ
れてきた。
このアイオノマーは、イオン性エヂレン系共fI■合体
で、その成分がエチレン、不飽和カルボン酸金属塩およ
び不飽和カルボン酸の3成分またlJエチレン、不飽和
カルボン酸金属塩、不飽和カルボン酸および不飽和カル
ボン酸エステルの4成分からなる共重合体である。上記
成分のうら、不飽和カルボン酸は一塩基酸であるアクリ
ル酸またはメタクリル酸が好ましく、二塩基酸であるマ
レイン酸、フマル酸でもよいとされている。そして、酸
含量とはその中和の有無にかかわらず上記不飽和カルボ
ン酸の重量%で示されるものであるが、通常、この酸含
量は6〜20重量%であるといわれている。不飽和カル
ボン酸金属塩は上記の不飽和カルボン酸の金属塩であっ
て、その金属種はナトリウム、カリウムなどの1価金属
、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなどの2価金属から
なり、それらの金属イオンによる中和度は一般に20〜
80%であるとされている。そして、不飽和カルボン酸
エステルは上記の不飽和カルボン酸のアルキルエステル
であって、そのアルキル基の炭素数は1〜10で、通常
メチル、エチル、プロピルなどであるとされている。
で、その成分がエチレン、不飽和カルボン酸金属塩およ
び不飽和カルボン酸の3成分またlJエチレン、不飽和
カルボン酸金属塩、不飽和カルボン酸および不飽和カル
ボン酸エステルの4成分からなる共重合体である。上記
成分のうら、不飽和カルボン酸は一塩基酸であるアクリ
ル酸またはメタクリル酸が好ましく、二塩基酸であるマ
レイン酸、フマル酸でもよいとされている。そして、酸
含量とはその中和の有無にかかわらず上記不飽和カルボ
ン酸の重量%で示されるものであるが、通常、この酸含
量は6〜20重量%であるといわれている。不飽和カル
ボン酸金属塩は上記の不飽和カルボン酸の金属塩であっ
て、その金属種はナトリウム、カリウムなどの1価金属
、亜鉛、マグネシウム、カルシウムなどの2価金属から
なり、それらの金属イオンによる中和度は一般に20〜
80%であるとされている。そして、不飽和カルボン酸
エステルは上記の不飽和カルボン酸のアルキルエステル
であって、そのアルキル基の炭素数は1〜10で、通常
メチル、エチル、プロピルなどであるとされている。
1−記のようにアイオノマーには種々のタイプがあり、
その中和金属種たりでも上記のように種々のものがある
とされているが、現実に市販されているものし1、ナト
リウムイオン中和タイプのアイオノマーと、亜鉛イオン
中和タイプのアイオノマーたりてあり、他の金属イオン
で中和したアイオノマーはまったく市販されていない。
その中和金属種たりでも上記のように種々のものがある
とされているが、現実に市販されているものし1、ナト
リウムイオン中和タイプのアイオノマーと、亜鉛イオン
中和タイプのアイオノマーたりてあり、他の金属イオン
で中和したアイオノマーはまったく市販されていない。
上記市販アイオノマーのうち、ナトリウムイオン中和タ
イプのアイオノマーをカバー素材として使用したゴルフ
ボールは、反撥弾性は良好であるが、低温での耐衝撃性
が劣り、たとえば冬場にゴルフボールをクラブでショク
1〜した際に割れが生じやすい。特にゴルフボールが長
期保存された後あるいしよ高/l!(50〜70℃)で
保管された場合、つまり夏場に東のトランク内で長期間
放置された場合や輸出入に際して赤道上を通過する船の
船底に保管された場合など高温で保管された後では極端
に耐衝撃性および低温耐久性が劣化する。
イプのアイオノマーをカバー素材として使用したゴルフ
ボールは、反撥弾性は良好であるが、低温での耐衝撃性
が劣り、たとえば冬場にゴルフボールをクラブでショク
1〜した際に割れが生じやすい。特にゴルフボールが長
期保存された後あるいしよ高/l!(50〜70℃)で
保管された場合、つまり夏場に東のトランク内で長期間
放置された場合や輸出入に際して赤道上を通過する船の
船底に保管された場合など高温で保管された後では極端
に耐衝撃性および低温耐久性が劣化する。
一方、亜鉛イオン中和タイプのアイオノマーは、低温で
の耐衝撃性は良好であるが、反撥弾性が劣る。
の耐衝撃性は良好であるが、反撥弾性が劣る。
そのため、一般にはすトリウムイオン中和タイプのアイ
オノマーと亜鉛イオン中和タイプのアイオノマーとをブ
レンドして使用され°ζいるが、単なるブレンドである
ため、欠点の解消に伴なって長所も損なわれることにな
る。
オノマーと亜鉛イオン中和タイプのアイオノマーとをブ
レンドして使用され°ζいるが、単なるブレンドである
ため、欠点の解消に伴なって長所も損なわれることにな
る。
本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、ナトリウム
イオン中和タイプのアイオノマーの未中和カルボン酸を
マグネシウムイオンにより7〜25%中和して、ナトリ
ウムイオン中和タイプのアイオノマーの良好な反撥性能
を維持しながら該アイオノマーを改質して低温領域での
耐i!7撃性を向−1ニさせ、かつ、この改質したナト
リウムイオン中和タイプのアイオノマーにポリエチレン
をブレン1゛することによって、低温〜常温領域での耐
衝撃性をさらに向上させるとともに高温保管後において
も耐衝撃性の低下を招かない耐衝撃性樹脂組成物を提供
したものである。
イオン中和タイプのアイオノマーの未中和カルボン酸を
マグネシウムイオンにより7〜25%中和して、ナトリ
ウムイオン中和タイプのアイオノマーの良好な反撥性能
を維持しながら該アイオノマーを改質して低温領域での
耐i!7撃性を向−1ニさせ、かつ、この改質したナト
リウムイオン中和タイプのアイオノマーにポリエチレン
をブレン1゛することによって、低温〜常温領域での耐
衝撃性をさらに向上させるとともに高温保管後において
も耐衝撃性の低下を招かない耐衝撃性樹脂組成物を提供
したものである。
ナトリウムイオン中和タイプのアイオノマーとしては、
たとえば三井ポリケミカル社製のハイミラン1605、
デュポン社製のサーリン1605 (いずれも使用カル
ボン酸:メタクリル酸、酸含量15重量%、ナトIJウ
ムイオンによるカルボン酸の中和度29%、メルトフロ
ーインデックス2.8 ) 、三井ポリケミカル社製の
ハイミラン1707、デュポン社製のサーリン1707
(いずれも使用カルボンr!!:メタクリル酸、触合
115重量%、ナトリウムイオンによるカルボン酸の中
和度59%、メルトフローインデックス0.9)などが
あげられる。また、使用に際しては、−1−記1605
と1707の混合物も好用されている。
たとえば三井ポリケミカル社製のハイミラン1605、
デュポン社製のサーリン1605 (いずれも使用カル
ボン酸:メタクリル酸、酸含量15重量%、ナトIJウ
ムイオンによるカルボン酸の中和度29%、メルトフロ
ーインデックス2.8 ) 、三井ポリケミカル社製の
ハイミラン1707、デュポン社製のサーリン1707
(いずれも使用カルボンr!!:メタクリル酸、触合
115重量%、ナトリウムイオンによるカルボン酸の中
和度59%、メルトフローインデックス0.9)などが
あげられる。また、使用に際しては、−1−記1605
と1707の混合物も好用されている。
アイオノマーの改質はポリエチレンとのブレンドを兼ね
てたとえば下記に示すような方法によって行なうことが
できる。もとよりアイオノマーの改質を別工程で行ない
、その後ポリエチレンとブレンドしてもよいし、また下
記に示すような押出機によらず、ロールで行なってもよ
い。
てたとえば下記に示すような方法によって行なうことが
できる。もとよりアイオノマーの改質を別工程で行ない
、その後ポリエチレンとブレンドしてもよいし、また下
記に示すような押出機によらず、ロールで行なってもよ
い。
■ −膜性
アイオノマー、ポリエチレン、マグネシウム化合物、顔
料、滑剤を予備混合し、押出機にて樹脂温220〜26
0℃でブレンド押出し、ペレットにする。
料、滑剤を予備混合し、押出機にて樹脂温220〜26
0℃でブレンド押出し、ペレットにする。
■ 二段法
(1)反応工程・・・アイオノマー、ポリエチレン、マ
グネシウム化合物、滑剤を予備混合し、押出機にて樹脂
温220〜260℃でブレンド押出し、ベレットにする
。
グネシウム化合物、滑剤を予備混合し、押出機にて樹脂
温220〜260℃でブレンド押出し、ベレットにする
。
(2) カラーリング工程・・・反応工程で得たペレ
ットと顔料(二酸化チタン他)を予備混合し、押出機に
て樹脂温190〜260°Cでブレンド押出し、ベレッ
トにする。
ットと顔料(二酸化チタン他)を予備混合し、押出機に
て樹脂温190〜260°Cでブレンド押出し、ベレッ
トにする。
アイオノマーの改質に用いるマグネシウム化合物として
は、酸化マグネシウム、酢酸マグネシウム、水酸化マグ
ネシウムなどが用いられる。
は、酸化マグネシウム、酢酸マグネシウム、水酸化マグ
ネシウムなどが用いられる。
ナトリウムイオン中和タイプのアイオノマーがその未中
和のカルボン酸をマグネシウムイオンで中和するごとに
よって耐衝撃性が向上する理由は、現在のところ必ずし
も明確ではないが、イオンクラスターの相分1ii11
状感が緩和されるごとによるものと嵩えられる。
和のカルボン酸をマグネシウムイオンで中和するごとに
よって耐衝撃性が向上する理由は、現在のところ必ずし
も明確ではないが、イオンクラスターの相分1ii11
状感が緩和されるごとによるものと嵩えられる。
マグネシウムイオンによる未中和のカルボン酸の中和度
は7〜25%にするのが好ましい。これは中和度が7%
未満では耐衝撃性を改良するすl果が少なく、ll:た
中和度が25%を超えると流れが悪くなって成形性が低
Fするからである。
は7〜25%にするのが好ましい。これは中和度が7%
未満では耐衝撃性を改良するすl果が少なく、ll:た
中和度が25%を超えると流れが悪くなって成形性が低
Fするからである。
ポリエチレンとし−(は、たとえば線状低密度ポリエチ
レン、通常の低密度ポリエチレン、エチレンへ甫自体な
どが用いられるが、特に線状低密度ポリ:1ニチレンが
好ましい。
レン、通常の低密度ポリエチレン、エチレンへ甫自体な
どが用いられるが、特に線状低密度ポリ:1ニチレンが
好ましい。
上記線状低密度ポリエチレンは、長鎖分岐がほとんどな
いので、通常の低密度ポリエチレンに比べて縦横方向へ
の配向が少なく、引裂破断強度、衝撃強度が強く、これ
を配合してもアイオノマーの優れた耐カッ1性を低下さ
−Uることがない。
いので、通常の低密度ポリエチレンに比べて縦横方向へ
の配向が少なく、引裂破断強度、衝撃強度が強く、これ
を配合してもアイオノマーの優れた耐カッ1性を低下さ
−Uることがない。
そして、ポリエチレンをアイオノマーにブレンドするこ
とにより、アイオノマーの結晶化が促進され、成形後の
冷却固化時に樹脂物1(1の厚め(li存性および樹脂
の配向性が少なくなって、曲(iΦf撃+11が向」二
するとともに、高温保管後においても耐iΦf撃性の低
Tを招かなくなる。特にポリエチレンとして0;1記の
線状低密度ポリエチレンを用い、それをアイオノマーに
ブレンFするときは顕著なり;果が発1車される。
とにより、アイオノマーの結晶化が促進され、成形後の
冷却固化時に樹脂物1(1の厚め(li存性および樹脂
の配向性が少なくなって、曲(iΦf撃+11が向」二
するとともに、高温保管後においても耐iΦf撃性の低
Tを招かなくなる。特にポリエチレンとして0;1記の
線状低密度ポリエチレンを用い、それをアイオノマーに
ブレンFするときは顕著なり;果が発1車される。
ポリエチレンの配合量は改質したアイオノマー100部
(重晴部、以下同様)にりlして2〜IO部である。こ
れはポリエチレンの配合量が2部より少なくなると耐衝
撃性を向上させる効果や高温保管後における耐衝撃性の
低下を抑制する効果が少なくなり、ポリエチレンの配合
量が10部より多くなるとゴルフボールのカバーに用い
た場合の而(カット性が低下し、打球時にゴルフクラブ
によるフェース化がつきやすくなるからである。
(重晴部、以下同様)にりlして2〜IO部である。こ
れはポリエチレンの配合量が2部より少なくなると耐衝
撃性を向上させる効果や高温保管後における耐衝撃性の
低下を抑制する効果が少なくなり、ポリエチレンの配合
量が10部より多くなるとゴルフボールのカバーに用い
た場合の而(カット性が低下し、打球時にゴルフクラブ
によるフェース化がつきやすくなるからである。
前記のような線状低密度ポリエチレンとしては、その好
適な市販品を商品名で例示すると、たとえばダウケミカ
ルン11!のダウレックス2552、ダウレックス20
35、旭化成社製のスフレア2109などがあげられる
。
適な市販品を商品名で例示すると、たとえばダウケミカ
ルン11!のダウレックス2552、ダウレックス20
35、旭化成社製のスフレア2109などがあげられる
。
本発明の耐t!i @u慴樹脂絹組成の特性が最も1l
jj著に発1111される用途器J、ゴルフボール用の
カバーであるが、ゴルフボール用カバー以外にもスキー
靴、イルソシューズの底部、フィルムなどにも使用され
る。そして使用に際しては、たとえば顔*1などの着色
剤や、lh剤など、それぞれの用途に応し適した添加剤
が適宜添加される。
jj著に発1111される用途器J、ゴルフボール用の
カバーであるが、ゴルフボール用カバー以外にもスキー
靴、イルソシューズの底部、フィルムなどにも使用され
る。そして使用に際しては、たとえば顔*1などの着色
剤や、lh剤など、それぞれの用途に応し適した添加剤
が適宜添加される。
十記耐衝撃性4!1脂組成物をゴルフボールのカバーに
用いる場合、コアへの被覆方法はインジェクション成形
による方法、圧縮成形による方法のいずれもが11+川
できる。カバーとしてはソリッドゴルフボール川のコア
、糸巻きゴルフボール用のコアのいずれの被覆にも用い
ることができ、カバーとしての厚さは通常1,3〜2.
5 mmが好ましい。
用いる場合、コアへの被覆方法はインジェクション成形
による方法、圧縮成形による方法のいずれもが11+川
できる。カバーとしてはソリッドゴルフボール川のコア
、糸巻きゴルフボール用のコアのいずれの被覆にも用い
ることができ、カバーとしての厚さは通常1,3〜2.
5 mmが好ましい。
つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1〜2
第1表に示す配合の耐衝撃性樹脂組成物を調製し、その
特性をゴルフボールのカバーで評価した。
特性をゴルフボールのカバーで評価した。
組成物の調製は、アイオノマーの改質を兼ねて押出機で
行なった。すなわち、アイオノマーとマグネシウム化合
物とポリエチレンを第1表に示す割合で予備混合したの
ち、押出機で樹脂l晶255°Cでブレンド押出し、ペ
レットにした。使用されたポリエチレンはスフレア21
09 (商品名、旭化成(株)製線状低密度ポリエチレ
ン)でンhる。
行なった。すなわち、アイオノマーとマグネシウム化合
物とポリエチレンを第1表に示す割合で予備混合したの
ち、押出機で樹脂l晶255°Cでブレンド押出し、ペ
レットにした。使用されたポリエチレンはスフレア21
09 (商品名、旭化成(株)製線状低密度ポリエチレ
ン)でンhる。
ゴルフボールの成形は、−1−記数質アイオノマ〜を含
有するペレソl−100部にり・1し二酸化チタンを2
部の割合で加え予備混合したものを4・1出代形世に供
給し、それをカバー材11としてインジェクション成形
にて直径38.2mmのソリノ1′二1アに被覆し、直
i¥l!2.8mmのツーピースソリノ1ゴルフボール
を作製することによって行なった。
有するペレソl−100部にり・1し二酸化チタンを2
部の割合で加え予備混合したものを4・1出代形世に供
給し、それをカバー材11としてインジェクション成形
にて直径38.2mmのソリノ1′二1アに被覆し、直
i¥l!2.8mmのツーピースソリノ1ゴルフボール
を作製することによって行なった。
耐久性の評価は得られたゴルフボールについ′ζ常態時
ならびに60°Cで14日間保管して熱履歴を受すさせ
た後に耐衝撃性、低塩耐久性、耐カット性を測定するこ
とによって行なった。また富態時のゴルフボールについ
て反撥係数を測定した。それらの結果を第1表に示す。
ならびに60°Cで14日間保管して熱履歴を受すさせ
た後に耐衝撃性、低塩耐久性、耐カット性を測定するこ
とによって行なった。また富態時のゴルフボールについ
て反撥係数を測定した。それらの結果を第1表に示す。
耐衝撃性、低温iJ久性、耐カット性、反撥係数の測定
方法(J″つぎの通りである。
方法(J″つぎの通りである。
耐衝撃性:
ダンl:Jツブハンマリングテスターを使用し、ゴルフ
ボールを45m/secで衝撃板乙、二打ちつける。
ボールを45m/secで衝撃板乙、二打ちつける。
これを1サイクルとして衝突を繰り返す。カバーが割れ
るまでに要したサイクル数を測定する。
るまでに要したサイクル数を測定する。
低温耐久性:
ゴルフボールを各611?Iiずつ所定の低温に關整し
た恒〆品柄に少なくとも半日保ち、ハンマリングテスタ
ーにて(1個のボールを各5回す・つ打撃し、カバーの
割れをδIf、Iべる。ごれを1サイクルとし、69′
イクル繰り返しカバーの割れを調べる。
た恒〆品柄に少なくとも半日保ち、ハンマリングテスタ
ーにて(1個のボールを各5回す・つ打撃し、カバーの
割れをδIf、Iべる。ごれを1サイクルとし、69′
イクル繰り返しカバーの割れを調べる。
而(カッ1性:
耐カッ1テスター、ギ「1チンテスター、人による9番
アイアンでの打撃により調べる。
アイアンでの打撃により調べる。
反(發係数;
ボールに198.4 gの円筒物を45m/secの速
度で衝突させたときのボール速度から算出する。
度で衝突させたときのボール速度から算出する。
比較例1
カバー主材としてハイミラン1605を改質することな
くそのまま用いたほかは実施例1と同様にしてゴルフボ
ールを成形し、得られたツーピースソリッドゴルフボー
ルについて実施例1と同様の特性評価をした。
くそのまま用いたほかは実施例1と同様にしてゴルフボ
ールを成形し、得られたツーピースソリッドゴルフボー
ルについて実施例1と同様の特性評価をした。
比較例2〜3
アイオノマーとマグネシウム化合物とを第1表に示す割
合で予備混合したのち押出機でfil脂温255℃でブ
レンド押出し、ペレットにすることによってアイオノマ
ーの改質とともに組成物の調製を行なった。
合で予備混合したのち押出機でfil脂温255℃でブ
レンド押出し、ペレットにすることによってアイオノマ
ーの改質とともに組成物の調製を行なった。
上記組成物をカバー主材として用いたほかは実施例1と
同様にしてゴルフボールを成形し、得られたツーピース
ソリッドゴルフボールについて実施例1と同様の特性評
価をした。
同様にしてゴルフボールを成形し、得られたツーピース
ソリッドゴルフボールについて実施例1と同様の特性評
価をした。
比較例4
ハイミラン1605とハイミラン1706とを重量比で
50 : 50に混合し、これをカバー主材として用い
たほかは実施例1と同様にしてゴルフボールを成形し、
得られたツーピースソリッドゴルフボールについて実施
例1と同様の特性評価をした。
50 : 50に混合し、これをカバー主材として用い
たほかは実施例1と同様にしてゴルフボールを成形し、
得られたツーピースソリッドゴルフボールについて実施
例1と同様の特性評価をした。
第1表に示すように、ナトリウムイオン中和タイプのア
イオノマーの未中和カルボン酸の一部をマグネシウムイ
オンで中和して改質し、この改質アイオノマーに線状低
密度ポリエチレンをブレンドした実施例1および2の樹
脂組成物は、耐衝撃性が大きく、かつ低温耐久性が良好
であり、また高温保管による耐衝撃性の低下が少なかっ
た。そして耐カット性も良好であり、アイオノマーの改
質や線状低密度ポリエチレンのブレンドによる耐カット
性の低下は認められなかった。これに対し、比較例2〜
3の樹脂組成物はマグネシウムイオンによるアイオノマ
ーの改質により比較例1に比べれば低温耐久性が向上し
ているが、高温保管後の耐衝撃性が実施例1〜2の樹脂
組成物に比べてはるかに劣っていた。なお、比較例4の
樹脂組成物に見られるように、ナトリウムイオン中和タ
イプのアイオノマーに亜鉛イオン中和タイプのアイオノ
マーをブレンドすることによって低温耐久性は改良され
るが、反撥係数が低くなり、また高温保管後の耐衝撃性
が本発明の実施例1〜2の樹脂組成物に比べて&Jるか
に劣っていた。
イオノマーの未中和カルボン酸の一部をマグネシウムイ
オンで中和して改質し、この改質アイオノマーに線状低
密度ポリエチレンをブレンドした実施例1および2の樹
脂組成物は、耐衝撃性が大きく、かつ低温耐久性が良好
であり、また高温保管による耐衝撃性の低下が少なかっ
た。そして耐カット性も良好であり、アイオノマーの改
質や線状低密度ポリエチレンのブレンドによる耐カット
性の低下は認められなかった。これに対し、比較例2〜
3の樹脂組成物はマグネシウムイオンによるアイオノマ
ーの改質により比較例1に比べれば低温耐久性が向上し
ているが、高温保管後の耐衝撃性が実施例1〜2の樹脂
組成物に比べてはるかに劣っていた。なお、比較例4の
樹脂組成物に見られるように、ナトリウムイオン中和タ
イプのアイオノマーに亜鉛イオン中和タイプのアイオノ
マーをブレンドすることによって低温耐久性は改良され
るが、反撥係数が低くなり、また高温保管後の耐衝撃性
が本発明の実施例1〜2の樹脂組成物に比べて&Jるか
に劣っていた。
以−に説明したように、本発明によればアイオノマーの
改質とポリエチレンのブレンドにより耐衝撃性、低温耐
久性の向−にが達成され、かつ高温保管後の耐衝撃性の
低下が抑制された。
改質とポリエチレンのブレンドにより耐衝撃性、低温耐
久性の向−にが達成され、かつ高温保管後の耐衝撃性の
低下が抑制された。
Claims (1)
- (1)ナトリウムイオン中和タイプのアイオノマーの未
中和カルボン酸をマグネシウムイオンにより7〜25%
中和したアイオノマー100重量部とポリエチレン2〜
10重量部との混合物からなる耐衝撃性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59204333A JPS6183244A (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | ゴルフボールのカバー用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59204333A JPS6183244A (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | ゴルフボールのカバー用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6183244A true JPS6183244A (ja) | 1986-04-26 |
JPH0124820B2 JPH0124820B2 (ja) | 1989-05-15 |
Family
ID=16488758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59204333A Granted JPS6183244A (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | ゴルフボールのカバー用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6183244A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02107275A (ja) * | 1988-10-17 | 1990-04-19 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴルフボール |
JPH02182279A (ja) * | 1988-12-06 | 1990-07-16 | Acushnet Co | ゴルフボールカバーの製造方法 |
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