JP3524085B1 - 基礎鋼管杭およびその安定支持工法 - Google Patents

基礎鋼管杭およびその安定支持工法

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Abstract

【要約】 【課題】 軟弱な地盤であっても安定的に立設すること
ができる優れた支持力を有する基礎鋼管杭およびその安
定支持工法を提供すること。 【解決手段】 杭本体1の外周には、少なくとも一部が
切断されたフランジ状の拡底板2が設けられており、こ
の拡底板2は、垂設した杭本体1に対して水平となる水
平板部21を備え、切断部分における端縁の一方が上向
き、他方が下向きに曲起されて掘削ブレード22が形成さ
れるとともに、前記水平板部21の上面には複数の土砂掻
込み突起23が前記拡底板2の回転方向に対して斜行的に
配設されており、この土砂掻込み突起23は、貫入する杭
本体1が回転すると拡底板2の上面付近の土砂が当該拡
底板2の内側に掻き寄せることができ、掘削箇所におけ
る土砂密度の低下を防止することにより、杭本体1の周
面の摩擦抵抗および拡底板支持力を上げることができる
ようにするという技術的手段を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設技術の改良、
更に詳しくは、軟弱な地盤であっても優れた支持力によ
って安定的に立設することができる基礎鋼管杭およびそ
の安定支持工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、構造物を支持するために
は、基礎部材として鋼管杭を地中に貫入する。特に、軟
弱な地盤においては、直棒状の杭本体のみでは支持力が
小さいため、補強するために杭本体の外周に拡底板を固
定したものがあるが、この拡底板を螺旋状に形成して埋
設施工し易いように構成したものが開示されている(例
えば、特許文献1参照)。
【0003】しかしながら、このような螺旋状の拡底板
においては、その傾斜角度によって拡底板の有効面積が
減少して支持力が低下するとともに、鋼管杭本体にかか
る載荷重が杭全体に回転力を発生させてしまうという問
題がある。
【0004】また、施工の際、拡底板を回転貫入させる
ことに連れて、土砂を拡底板外側へ次々と押し遣って排
除してしまうため、拡底板上面付近における土砂密度が
低下して水平支持力が下がってしまい、杭が沈下してし
まうという問題がある。
【0005】かと言って、水平部分のみの拡底板を有す
る鋼管杭にあっては、水平支持力には優れているもの
の、埋設作業が大変であって、しかも、撤去や再利用の
際の引き抜き作業も非常に困難である。
【0006】
【特許文献1】特開2001−220739号公報
(第2−3頁、第1−4図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の鋼管杭
に上記のような問題があったことに鑑みて為されたもの
であり、軟弱な地盤であっても安定的に立設することが
できる優れた支持力を有する基礎鋼管杭を提供すること
を技術的課題とする。
【0008】また、本発明は、基礎鋼管杭を確実かつ安
定的に立設することができる基礎鋼管杭の安定支持工法
を提供することを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者が上記課題を解
決するために採用した手段を添付図面を参照して説明す
れば次のとおりである。
【0010】即ち、本発明は、建設構造物の基礎として
地中に貫入する鋼管杭であって、杭本体1の外周には、
少なくとも一部が切断されたフランジ状の拡底板2が設
けられており、この拡底板2は、垂設した杭本体1に対
して水平となる水平板部21を備え、かつ、この水平板部
21は当該拡底板2の全面積の少なくとも半分以上を占め
ることにより、鉛直方向の支持力を確保して、かつ、載
荷重に対する前記杭本体1の回転力の発生を防止するこ
とができる一方、前記拡底板2の切断部分における端縁
の一方が上向き、他方が下向きに曲起されて掘削ブレー
ド22が形成されるとともに、前記水平板部21の上面には
複数の土砂掻込み突起23が前記拡底板2の回転方向に対
して斜行的に配設されており、この土砂掻込み突起23
は、貫入する杭本体1が回転すると拡底板2の上面付近
の土砂が当該拡底板2の内側に掻き寄せることができ、
掘削箇所における土砂密度の低下を防止することによ
り、杭本体1の周面の摩擦抵抗および拡底板支持力を上
げることができるようにするという技術的手段を採用す
ることによって基礎鋼管杭を完成させた。
【0011】また、本発明は、上記課題を解決するため
に、必要に応じて上記手段に加え、杭本体1の先端頭部
に先端掘削刃11を配設するという技術的手段を採用し
た。
【0012】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、拡底板2の掘削
ブレード22の先端に地盤硬度に応じて付加ブレード22a
を着脱交換自在に構成するという技術的手段を採用し
た。
【0013】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、拡底板2の掘削
ブレード22の下面に補強リブ24を固定するという技術的
手段を採用した。
【0014】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、拡底板2の補強
リブ24を外周外側に突出するという技術的手段を採用し
た。
【0015】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、拡底板2の水平
板部21の外周下面に押さえ板25を突設するという技術的
手段を採用した。
【0016】更にまた、本発明は、上記課題を解決する
ために、必要に応じて上記手段に加え、拡底板2を杭本
体1の外周に複数回巻き付けて形成するという技術的手
段を採用した。
【0017】また、本発明は、建設構造物の基礎として
の鋼管杭を安定的に支持する工法であって、杭本体1の
外周に拡底板2を周設して鋼管杭を構成する一方、前記
拡底板2は、少なくとも一部が切断したフランジ状で、
垂設した杭本体1に対して水平で当該拡底板2の全面積
の少なくとも半分以上を占める水平板部21を備えてお
り、かつ、前記切断部分における端縁の一方を上向き、
他方を下向きに曲起して掘削ブレード22を形成するとと
もに、前記水平板部21の上面には複数の土砂掻込み突起
23が前記拡底板2の回転方向に対し斜行的に配設し、こ
の鋼管杭を起立させ、当該杭本体1を回転せしめること
により拡底板2に形成した掘削ブレード22で地盤土壌を
掘削しながら杭本体1を貫入し、当該杭本体1を正転さ
せて、前記土砂掻込み突起23によって拡底板2の上面付
近の土砂を杭本体1方向に掻き寄せることにより、掘削
箇所における土砂密度の低下を防止するとともに、杭本
体1の周面における土砂との摩擦抵抗を増強し、当該水
平板部21により、鋼管杭の鉛直方向の支持力を確保し
て、かつ、載荷重に対する前記杭本体1の回転力の発生
を防止できるようにするという技術的手段を採用するこ
とによって基礎鋼管杭の安定支持工法を完成させた。
【0018】また、本発明は、上記課題を解決するため
に、必要に応じて上記手段に加え、杭本体1を回転させ
て掘削した地盤土壌に、軽焼マグネシヤを主成分とする
水硬性硬化剤を注入しながら掘削土砂と前記水硬性硬化
剤とを混合し、当該杭本体1を貫入してゆき、次いで、
拡底板2の上面に形成された土砂掻込み突起23によっ
て、前記混合された土砂と水硬性硬化剤とを杭本体1方
向に掻き寄せ、然る後、前記水硬性硬化剤が硬化するこ
とにより、掘削孔における低密度化を防止するととも
に、杭本体1の周面における摩擦抵抗を上げて安定した
支持力を付与するという技術的手段を採用した。
【0019】また、本発明は、上記課題を解決するため
に、必要に応じて上記手段に加え、杭本体1を繰り返し
交互に正逆転することにより掘削箇所の土壌を解しなが
ら、水硬性硬化剤を投入せしめるという技術的手段を採
用した。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を具体的に図示
した図面に基いて更に詳細に説明すると、次のとおりで
ある。
【0021】本実施形態の基礎鋼管杭を図1から図3に
基いて説明する。図中、符号1で指示するものは杭本体
であり、この杭本体1は直ぐなる鋼管である。また、符
号2で指示するものは拡底板であり、この拡底板2は杭
本体1の外周に溶接または一体成形され、少なくとも一
部が切断したフランジ部材であって、垂設した杭本体1
に対して水平となる水平板部21を備え、かつ、この水平
板部21は当該拡底板2の全面積の少なくとも半分以上を
占める。なお、この拡底板2の径は前記杭本体1の周径
の約1.5〜3倍の範囲内が好適である。
【0022】また、拡底板2の切断部分における端縁の
一方を上向き、他方を下向きに曲起して掘削ブレード22
を形成する。この際、約7°〜13°の傾きが好適であ
る。また、前記水平板部21の上面には複数の土砂掻込み
突起23を前記拡底板2の回転方向に対し斜行的に配設す
る。
【0023】また、前記水平板部21の上面には複数の土
砂掻込み突起23が前記拡底板2の回転方向に対して斜行
的に配設されており、この土砂掻込み突起23は、貫入す
る杭本体1が回転すると拡底板2の上面付近の土砂が当
該拡底板2の内側に掻き寄せられて掘削箇所における土
砂密度の低下を防止することができ、杭本体1の周面の
摩擦抵抗および拡底板支持力を上げることができる(図
3参照)。
【0024】この際、土砂掻込み突起23を、杭本体1の
周面には接しないようにすることにより、土砂との接触
面を大きくし、摩擦力を大きくして圧密効果を高めるこ
とができるとともに、また、其処にスペースができるこ
とにより、掻き寄せた土砂の逃げ場となるために土砂掻
込み突起23の背面側に回り込ませて土砂密度の低下を防
止する。
【0025】また、土砂掻込み突起23は、回転方向に対
して45°以上斜めになるように設置することによって、
掻き寄せることができるのであり、その形状は直線的な
ものであっても良いし、カーブしているものであっても
良い。
【0026】このように構成された鋼管杭を設置する具
体的手順を以下に説明する。まず、鋼管杭を起立させ、
施工機械を用いて、当該杭本体1の杭頭部にトルクを与
えて回転せしめることにより拡底板2に形成した掘削ブ
レード22で地盤土壌を掘削しながら杭本体1を貫入す
る。
【0027】そして、杭本体1を正転させると、通常で
は貫入していく際に拡底板2が土砂を外側に押し遣って
排除してしまうのであるが、前記土砂掻込み突起23によ
って拡底板2の上面付近の土砂を杭本体1方向に掻き寄
せることができ、掘削箇所における土砂密度の低下を防
止することができる。
【0028】したがって、杭本体1の周面における土砂
との摩擦抵抗を増強し、鋼管杭の鉛直方向の支持力を確
保することができる。更にまた、この水平板部21によ
り、載荷重に対する前記杭本体1の回転力の発生を防止
できて非常に安定的である。
【0029】本実施形態では、更に、杭本体1を回転さ
せて掘削した地盤土壌に、軽焼マグネシヤを主成分とす
る水硬性硬化剤を注入しながら掘削土砂と前記水硬性硬
化剤とを混合し、当該杭本体1を貫入してゆくことがで
きる。
【0030】本実施形態に用いる軽焼マグネシヤ(商品
名:マグホワイト 独立行政法人農業工業研究所製)
は、海水マグネシヤおよび天然炭酸マグネシウムを焼成
したものであって、焼成温度700℃〜900℃で焼成
し、70〜120メッシュに粉砕して製造されたものを
使用する。
【0031】そして、拡底板2の上面に形成された土砂
掻込み突起23によって、前記混合された土砂と水硬性硬
化剤とを杭本体1方向に掻き寄せ、然る後、当該水硬性
硬化剤が硬化することにより、掘削孔における低密度化
を防止するとともに、杭本体1の周面における摩擦抵抗
を上げて安定した支持力を付与することができる。
【0032】なお、この際、杭本体1を繰り返し交互に
正逆転することにより掘削箇所の土壌を解しながら、水
硬性硬化剤を注入せしめることもでき、より適切に土壌
内に注入することができる。また、この掘削箇所に適
宜、客土(例えば、2mm 以上の砂礫など)を投入して攪
拌することにより、土砂密度の低下および液状化現象を
防止して杭本体1を安定させることが可能である。
【0033】また、必要に応じて、杭本体1の先端頭部
に先端掘削刃11を配設することができ、掘削強度を大き
くすることができる。更にまた、拡底板2の掘削ブレー
ド22の先端に地盤硬度に応じて付加ブレード22aを着脱
交換自在に構成することができる(図4参照)。
【0034】また、図5に示すように、拡底板2の掘削
ブレード22の下面に補強リブ24を固定することができ、
更に、この補強リブ24を外周外側に突出させることもで
き、土壌を解し込むことができる。
【0035】更にまた、拡底板2の水平板部21の外周下
面に押さえ板25を突設することができ、水平方向に壁と
なって支持力を大きくすることができる。
【0036】本実施形態の変形例として、図6に示すよ
うに拡底板2が杭本体1の外周に複数回巻き付けて形成
することができ、上面下面にはそれぞれ水平板部21を設
けることにより鉛直方向の支持力を確保することができ
る。
【0037】本発明は概ね上記のように構成されるが、
本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してな
く、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が
可能であって、例えば、拡底板2は、何箇所に取り付け
ても良く、また、軟弱地盤層の深さに対応して必要箇所
に固定するのが好ましい。
【0038】また、拡底板2の土砂掻込み突起23の形状
は回転方向に対して内巻きに斜行しておれば形状や大き
さなどを変更することもでき、何れのものも本発明の技
術的範囲に属する。
【0039】
【発明の効果】以上、実施形態をもって説明したとお
り、本発明においては、杭本体に固定する拡底板に水平
板部を設けたことにより、鋼管杭の鉛直方向の支持力を
確保することができ、しかも、載荷重に対する前記杭本
体の回転力の発生を防止することができる。
【0040】また、拡底板の上部に土砂掻込み突起を形
成したことにより、上部付近の土砂を効果的に掻き寄せ
ることができるので、密度の低下を防ぐことができ、安
定した支持力を得ることができることから、施工の際に
も、非常に安定的でかつ確実性が高く、更にまた、引き
抜き易い構成なので再利用にも適しており、産業上にお
ける実用的利用価値は頗る高いものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の基礎鋼管杭を表わす部分斜
視図である。
【図2】本発明の実施形態の基礎鋼管杭を表わす部分側
面図である。
【図3】本発明の実施形態の基礎鋼管杭を表わす上面図
である。
【図4】本発明の実施形態の基礎鋼管杭の変形例を表わ
す部分側面図である。
【図5】本発明の実施形態の基礎鋼管杭の変形例を表わ
す部分斜視図である。
【図6】本発明の実施形態の基礎鋼管杭の変形例を表わ
す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 杭本体 11 先端掘削刃 2 拡底板 21 水平板部 22 掘削ブレード 22a 付加ブレード 23 土砂掻込み突起 24 補強リブ 25 押さえ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2003−27475(JP,A) 特開 平11−293670(JP,A) 特開2002−105954(JP,A) 特開2003−82661(JP,A) 特開 平6−322761(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 5/56

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設構造物の基礎として地中に貫入する
    鋼管杭であって、杭本体1の外周には、少なくとも一部
    が切断されたフランジ状の拡底板2が設けられており、
    この拡底板2は、垂設した杭本体1に対して水平となる
    水平板部21を備え、かつ、この水平板部21は当該拡底板
    2の全面積の少なくとも半分以上を占めることにより、
    鉛直方向の支持力を確保して、かつ、載荷重に対する前
    記杭本体1の回転力の発生を防止することができる一
    方、前記拡底板2の切断部分における端縁の一方が上向
    き、他方が下向きに曲起されて掘削ブレード22が形成さ
    れるとともに、前記水平板部21の上面には複数の土砂掻
    込み突起23が前記拡底板2の回転方向に対して斜行的に
    配設されており、この土砂掻込み突起23は、貫入する杭
    本体1が回転すると拡底板2の上面付近の土砂が当該拡
    底板2の内側に掻き寄せることができ、掘削箇所におけ
    る土砂密度の低下を防止することにより、杭本体1の周
    面の摩擦抵抗および拡底板支持力を上げることができる
    ことを特徴とする基礎鋼管杭。
  2. 【請求項2】 杭本体1の先端頭部に先端掘削刃11が配
    設されていることを特徴とする請求項1記載の基礎鋼管
    杭。
  3. 【請求項3】 拡底板2の掘削ブレード22の先端に地盤
    硬度に応じて付加ブレード22aを着脱交換自在に構成し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の基礎鋼管
    杭。
  4. 【請求項4】 拡底板2の掘削ブレード22の下面に補強
    リブ24が固定されたことを特徴とする請求項1〜3の何
    れか一つに記載の基礎鋼管杭。
  5. 【請求項5】 拡底板2の補強リブ24が外周外側に突出
    されていることを特徴とする請求項4記載の基礎鋼管
    杭。
  6. 【請求項6】 拡底板2の水平板部21の外周下面に押さ
    え板25を突設したことを特徴とする請求項1〜5の何れ
    か一つに記載の基礎鋼管杭。
  7. 【請求項7】 拡底板2が杭本体1の外周に複数回巻き
    付けられて形成されていることを特徴とする請求項1〜
    6の何れか一つに記載の基礎鋼管杭。
  8. 【請求項8】 建設構造物の基礎としての鋼管杭を安定
    的に支持する工法であって、杭本体1の外周に拡底板2
    を周設して鋼管杭を構成する一方、前記拡底板2は、少
    なくとも一部が切断したフランジ状で、垂設した杭本体
    1に対して水平で当該拡底板2の全面積の少なくとも半
    分以上を占める水平板部21を備えており、かつ、前記切
    断部分における端縁の一方を上向き、他方を下向きに曲
    起して掘削ブレード22を形成するとともに、前記水平板
    部21の上面には複数の土砂掻込み突起23が前記拡底板2
    の回転方向に対し斜行的に配設し、この鋼管杭を起立さ
    せ、当該杭本体1を回転せしめることにより拡底板2に
    形成した掘削ブレード22で地盤土壌を掘削しながら杭本
    体1を貫入し、当該杭本体1を正転させて、前記土砂掻
    込み突起23によって拡底板2の上面付近の土砂を杭本体
    1方向に掻き寄せることにより、掘削箇所における土砂
    密度の低下を防止するとともに、杭本体1の周面におけ
    る土砂との摩擦抵抗を増強し、当該水平板部21により、
    鋼管杭の鉛直方向の支持力を確保して、かつ、載荷重に
    対する前記杭本体1の回転力の発生を防止できることを
    特徴とする鋼管杭の安定支持工法。
  9. 【請求項9】 杭本体1を回転させて掘削した地盤土壌
    に、軽焼マグネシヤを主成分とする水硬性硬化剤を注入
    しながら掘削土砂と前記水硬性硬化剤とを混合し、当該
    杭本体1を貫入してゆき、次いで、拡底板2の上面に形
    成された土砂掻込み突起23によって、前記混合された土
    砂と水硬性硬化剤とを杭本体1方向に掻き寄せ、然る
    後、前記水硬性硬化剤が硬化することにより、掘削孔に
    おける低密度化を防止するとともに、杭本体1の周面に
    おける摩擦抵抗を上げて安定した支持力を付与すること
    を特徴とする請求項8記載の鋼管杭の安定支持工法。
  10. 【請求項10】 杭本体1を繰り返し交互に正逆転する
    ことにより掘削箇所の土壌を解しながら、水硬性硬化剤
    を投入せしめることを特徴とする請求項9記載の基礎鋼
    管杭の安定支持工法。
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