JP3524081B2 - 組立式囲い及びそれに用いる支柱保持装置 - Google Patents
組立式囲い及びそれに用いる支柱保持装置Info
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- JP3524081B2 JP3524081B2 JP2001270213A JP2001270213A JP3524081B2 JP 3524081 B2 JP3524081 B2 JP 3524081B2 JP 2001270213 A JP2001270213 A JP 2001270213A JP 2001270213 A JP2001270213 A JP 2001270213A JP 3524081 B2 JP3524081 B2 JP 3524081B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強度的安定性に優
れた囲い、例えば防雪、防風、防雨として活用でき或い
は目隠し等としても活用できる囲いを簡易に組み立てる
ことができると共に、その分解が容易で保管スペースも
少なくて済む、組立式囲いに関するものである。又、該
組立式囲いの組立てに際して用いる支柱保持装置に関す
るものである。
れた囲い、例えば防雪、防風、防雨として活用でき或い
は目隠し等としても活用できる囲いを簡易に組み立てる
ことができると共に、その分解が容易で保管スペースも
少なくて済む、組立式囲いに関するものである。又、該
組立式囲いの組立てに際して用いる支柱保持装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来における組立式の囲い(例えば雪囲
い)としては、支柱相互を胴縁により一体化した後、支
柱間に形成される区画部に波板を当てがうと共に、該波
板の両側部を支柱に固定された保持材に保持せしめ、然
る後、押え材によって波板を固定するものが提案されて
いる。しかしながら、従来におけるこの種の組立式囲い
においては、柱と胴縁との一体化作業や支柱への保持材
の固定作業等、部材相互を一体化する作業を、主として
ビスやボルトを用いて行うものとされていたために、
又、囲いを構成する部品点数が多いものであったため
に、組立作業に多くの手間を要して組立て作業が非常に
面倒である問題があった。加えて、囲いの分解作業に際
しても同様に手間を要すると共に、次回における組立て
作業の面倒さを回避したいという事情等からして、一旦
組立てられた囲いは、その組立てられたままの状態で保
管されることが多く、広い保管スペースを要するという
問題があった。
い)としては、支柱相互を胴縁により一体化した後、支
柱間に形成される区画部に波板を当てがうと共に、該波
板の両側部を支柱に固定された保持材に保持せしめ、然
る後、押え材によって波板を固定するものが提案されて
いる。しかしながら、従来におけるこの種の組立式囲い
においては、柱と胴縁との一体化作業や支柱への保持材
の固定作業等、部材相互を一体化する作業を、主として
ビスやボルトを用いて行うものとされていたために、
又、囲いを構成する部品点数が多いものであったため
に、組立作業に多くの手間を要して組立て作業が非常に
面倒である問題があった。加えて、囲いの分解作業に際
しても同様に手間を要すると共に、次回における組立て
作業の面倒さを回避したいという事情等からして、一旦
組立てられた囲いは、その組立てられたままの状態で保
管されることが多く、広い保管スペースを要するという
問題があった。
【0003】そこで本発明者は、実願昭62−1762
58号において、図39〜40に示す組立式囲い(雪囲
い)を提案した。この囲いは、両端に配置される端部の
支柱a,aと、該端部の支柱a,a間に配置される中間
の支柱bと、支柱相互を連結する連結部材cと、支柱間
に形成される区画部dを覆う覆板eと、該覆板eを押さ
える押え部材fとを具えていた。そして前記端部の支柱
a,aは、図41に示すように、その内側の側面部g
に、前記連結部材cの端部分に設けた係合溝hに嵌め込
まれる係合突出片jを先端に有するアングル状をなす連
結片kが上下複数段に突出形成されており、又前記中間
の支柱bの両側面部m,mには、前記連結片kと同高さ
位置において、前記と同様構成のアングル状をなす連結
片kが突出形成されていた。更に前記各支柱a,bの前
面部には、図42に示すように、前記押え部材fを嵌め
込むための嵌込溝部qを形成するアングル状をなす保持
片rが上下方向に間隔をおいて突出形成されていた。
58号において、図39〜40に示す組立式囲い(雪囲
い)を提案した。この囲いは、両端に配置される端部の
支柱a,aと、該端部の支柱a,a間に配置される中間
の支柱bと、支柱相互を連結する連結部材cと、支柱間
に形成される区画部dを覆う覆板eと、該覆板eを押さ
える押え部材fとを具えていた。そして前記端部の支柱
a,aは、図41に示すように、その内側の側面部g
に、前記連結部材cの端部分に設けた係合溝hに嵌め込
まれる係合突出片jを先端に有するアングル状をなす連
結片kが上下複数段に突出形成されており、又前記中間
の支柱bの両側面部m,mには、前記連結片kと同高さ
位置において、前記と同様構成のアングル状をなす連結
片kが突出形成されていた。更に前記各支柱a,bの前
面部には、図42に示すように、前記押え部材fを嵌め
込むための嵌込溝部qを形成するアングル状をなす保持
片rが上下方向に間隔をおいて突出形成されていた。
【0004】そして、かかる構成を有する各部材を用い
て囲いを組み立てるには、図40に示すように、隣り合
う支柱相互を、前記連結部材cの端部分s,sに設けた
係合溝hに前記係合突出片jを挿入させることにより連
結すると共に、前記覆板eで、支柱間に形成された区画
部dを覆って後、前記押え部材fを、各支柱に突設され
た前記保持片rが形成する嵌込溝部qに嵌め入れ、該押
え部材fにより前記覆板eの前面部tを押さえて該覆板
eを区画部dに固定することにより行っていた。
て囲いを組み立てるには、図40に示すように、隣り合
う支柱相互を、前記連結部材cの端部分s,sに設けた
係合溝hに前記係合突出片jを挿入させることにより連
結すると共に、前記覆板eで、支柱間に形成された区画
部dを覆って後、前記押え部材fを、各支柱に突設され
た前記保持片rが形成する嵌込溝部qに嵌め入れ、該押
え部材fにより前記覆板eの前面部tを押さえて該覆板
eを区画部dに固定することにより行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記構成
の組立式囲いによるときは、次のような問題点があっ
た。 (1) 支柱間に形成される区画部dを覆った覆板eの両側
端部分u,uが図43に拡大して示すように露出状態と
なるため、該側端部分uと支柱a,bとの間に発生した
隙間wが目立ち、囲いの見栄えが悪い問題があった他、
この隙間w部分から風や雨、雪が囲いの内側に吹き込む
問題があった。
の組立式囲いによるときは、次のような問題点があっ
た。 (1) 支柱間に形成される区画部dを覆った覆板eの両側
端部分u,uが図43に拡大して示すように露出状態と
なるため、該側端部分uと支柱a,bとの間に発生した
隙間wが目立ち、囲いの見栄えが悪い問題があった他、
この隙間w部分から風や雨、雪が囲いの内側に吹き込む
問題があった。
【0006】(2) 又、覆板eを押さえる押え部材fが前
記嵌込溝部qに嵌め込まれて装着された状態で、図39
〜40に示すように、該押え部材fが支柱a,bの前面
部で突出状態となるために、このことも囲いの見栄えを
悪くする原因となっていた。
記嵌込溝部qに嵌め込まれて装着された状態で、図39
〜40に示すように、該押え部材fが支柱a,bの前面
部で突出状態となるために、このことも囲いの見栄えを
悪くする原因となっていた。
【0007】(3) 又、各支柱にはその側面部に、図41
〜42に示すように、アングル状をなす連結片kが突設
されると共にその前面部にもアングル状をなす保持片r
が突設されてなるため、組立式囲いを分解状態で出荷す
る際に、突出する連結片kや保持片rが邪魔になって支
柱の梱包がしにくく、又梱包状態が嵩張る問題もあっ
た。又、連結片kや保持片rがこのように突出状態にあ
ったため、囲いを組み立てたり分解する際等における支
柱の取り扱い時に、これらで負傷する危険もあった。
〜42に示すように、アングル状をなす連結片kが突設
されると共にその前面部にもアングル状をなす保持片r
が突設されてなるため、組立式囲いを分解状態で出荷す
る際に、突出する連結片kや保持片rが邪魔になって支
柱の梱包がしにくく、又梱包状態が嵩張る問題もあっ
た。又、連結片kや保持片rがこのように突出状態にあ
ったため、囲いを組み立てたり分解する際等における支
柱の取り扱い時に、これらで負傷する危険もあった。
【0008】(4) 更に、囲いが組み立てられた状態で押
え部材が突出状態となることから、該押え部材に衣服が
引っ掛かったり、又怪我をする危険もあった。
え部材が突出状態となることから、該押え部材に衣服が
引っ掛かったり、又怪我をする危険もあった。
【0009】(5) 加えて、支柱として、前記アングル状
連結片kの突出態様の異なる、端部の支柱aと中間の支
柱bの2種類を必要とした。そのため2種類の支柱a,
bを個別に設計製作しなければならず、コスト上昇を招
く問題があったばかりか、囲いの組み立てに際しても支
柱の配置に注意しなければならない面倒さがあった。
連結片kの突出態様の異なる、端部の支柱aと中間の支
柱bの2種類を必要とした。そのため2種類の支柱a,
bを個別に設計製作しなければならず、コスト上昇を招
く問題があったばかりか、囲いの組み立てに際しても支
柱の配置に注意しなければならない面倒さがあった。
【0010】本発明は、前記(1) 〜(4) の問題点を解決
し得る組立式囲いの提供を目的とするものであり、更に
進んで前記(1) の問題点をも解決し得る組立式囲いの提
供を目的とするものである。
し得る組立式囲いの提供を目的とするものであり、更に
進んで前記(1) の問題点をも解決し得る組立式囲いの提
供を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る
組立式囲いの第1の態様は、間隔を置いて平行して配置
される支柱と、左右隣り合う支柱相互を連結する連結部
材と、支柱間に形成される区画部を前面側から覆う覆板
と、該覆板をその前側で押さえる押え部材とを具え、前
記左右隣り合う支柱の向き合う側面部には上下方向の溝
部が設けられ、左右溝部の向き合う側は開口されて嵌入
溝が形成されている。又前記連結部材は、隣り合う支柱
間に上下方向に所要間隔を置いて、横方向に延長する如
く配設され、支柱相互を連結するものであり、前記溝部
を構成する前方に突出した溝壁片の所要部位において該
溝壁片の先端から基端に向かう切溝が上下に設けられ、
該上下の切溝間に、前方に突出する係合突片が形成され
てなり、一方、前記連結部材の両端部分には、該係合突
片を挿入させる係合溝が設けられ、該係合突片を該係合
溝に挿入させることによって、連結部材と支柱とが連結
される如くなされている。又前記覆板は、その後面が、
支柱相互を連結状態にある前記連結部材の前面で支持さ
れた状態で、両側端部分が前記嵌入溝に嵌め入れ可能と
なされている。又前記押え部材は、該嵌め入れられた状
態にある覆板を、その前面側から後方に向けて押さえる
ものであり、該押え部材の両端部分が前記嵌入溝に嵌め
入れられた状態で、該端部分が、前記溝部に設けた支持
部で下方から支持されるようになされていることを特徴
とするものである。
め、本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る
組立式囲いの第1の態様は、間隔を置いて平行して配置
される支柱と、左右隣り合う支柱相互を連結する連結部
材と、支柱間に形成される区画部を前面側から覆う覆板
と、該覆板をその前側で押さえる押え部材とを具え、前
記左右隣り合う支柱の向き合う側面部には上下方向の溝
部が設けられ、左右溝部の向き合う側は開口されて嵌入
溝が形成されている。又前記連結部材は、隣り合う支柱
間に上下方向に所要間隔を置いて、横方向に延長する如
く配設され、支柱相互を連結するものであり、前記溝部
を構成する前方に突出した溝壁片の所要部位において該
溝壁片の先端から基端に向かう切溝が上下に設けられ、
該上下の切溝間に、前方に突出する係合突片が形成され
てなり、一方、前記連結部材の両端部分には、該係合突
片を挿入させる係合溝が設けられ、該係合突片を該係合
溝に挿入させることによって、連結部材と支柱とが連結
される如くなされている。又前記覆板は、その後面が、
支柱相互を連結状態にある前記連結部材の前面で支持さ
れた状態で、両側端部分が前記嵌入溝に嵌め入れ可能と
なされている。又前記押え部材は、該嵌め入れられた状
態にある覆板を、その前面側から後方に向けて押さえる
ものであり、該押え部材の両端部分が前記嵌入溝に嵌め
入れられた状態で、該端部分が、前記溝部に設けた支持
部で下方から支持されるようになされていることを特徴
とするものである。
【0012】本発明に係る組立式囲いの第2の態様は、
間隔を置いて平行して配置される支柱と、隣り合う支柱
相互を連結する連結部材と、支柱間に形成される区画部
を前側から覆う覆板と、該覆板をその前面側で押さえる
押え部材とを具え、前記隣り合う支柱の向き合う側面部
には上下方向の溝部が設けられ、左右溝部の向き合う側
は開口されて嵌入溝が形成されている。又前記連結部材
は、隣り合う支柱間に上下方向に所要間隔を置いて、横
方向に延長する如く配設され、支柱相互を連結するもの
であり、前記溝部を構成する前方に突出した溝壁片の所
要部位において該溝壁片が切欠されて挿入凹部が形成さ
れると共に、該挿入凹部の下端の後側で下方に向かう切
溝が設けられることにより、上方に突出する係合突片が
形成されてなり、一方、前記連結部材の両端部分には、
該係合突片を挿入させる係合溝が設けられ、該係合突片
を該係合溝に挿入させることによって、連結部材と支柱
とが連結される如くなされている。又前記覆板は、その
後面が、支柱相互を連結状態にある前記連結部材の前面
で支持された状態で、両側端部分が前記嵌入溝に嵌め入
れ可能となされている。又前記押え部材は、該嵌め入れ
られた状態にある覆板を、その前面側から後方に向けて
押さえるものであり、該押え部材の両端部分が前記嵌入
溝に嵌め入れられた状態で、該端部分が、前記溝部に設
けた支持部で下方から支持されるようになされているこ
とを特徴とするものである。
間隔を置いて平行して配置される支柱と、隣り合う支柱
相互を連結する連結部材と、支柱間に形成される区画部
を前側から覆う覆板と、該覆板をその前面側で押さえる
押え部材とを具え、前記隣り合う支柱の向き合う側面部
には上下方向の溝部が設けられ、左右溝部の向き合う側
は開口されて嵌入溝が形成されている。又前記連結部材
は、隣り合う支柱間に上下方向に所要間隔を置いて、横
方向に延長する如く配設され、支柱相互を連結するもの
であり、前記溝部を構成する前方に突出した溝壁片の所
要部位において該溝壁片が切欠されて挿入凹部が形成さ
れると共に、該挿入凹部の下端の後側で下方に向かう切
溝が設けられることにより、上方に突出する係合突片が
形成されてなり、一方、前記連結部材の両端部分には、
該係合突片を挿入させる係合溝が設けられ、該係合突片
を該係合溝に挿入させることによって、連結部材と支柱
とが連結される如くなされている。又前記覆板は、その
後面が、支柱相互を連結状態にある前記連結部材の前面
で支持された状態で、両側端部分が前記嵌入溝に嵌め入
れ可能となされている。又前記押え部材は、該嵌め入れ
られた状態にある覆板を、その前面側から後方に向けて
押さえるものであり、該押え部材の両端部分が前記嵌入
溝に嵌め入れられた状態で、該端部分が、前記溝部に設
けた支持部で下方から支持されるようになされているこ
とを特徴とするものである。
【0013】前記第1、第2の態様において、前記溝部
に設けた前記支持部は、該溝部の内部においてその溝底
又は溝側部で突設されたものとし、該支持部が前記該押
え部材の端部分を下方から支持する如く構成するのがよ
い。
に設けた前記支持部は、該溝部の内部においてその溝底
又は溝側部で突設されたものとし、該支持部が前記該押
え部材の端部分を下方から支持する如く構成するのがよ
い。
【0014】又前記第1、第2の態様において、前記溝
部に設けた前記支持部は、該溝部の溝底に設けた開口の
下端として構成し、前記押え部材の端部分が、該開口に
挿入せしめられて前記下端で下方から支持される如く構
成するのがよい。
部に設けた前記支持部は、該溝部の溝底に設けた開口の
下端として構成し、前記押え部材の端部分が、該開口に
挿入せしめられて前記下端で下方から支持される如く構
成するのがよい。
【0015】前記第1の態様において、前記溝部に設け
た支持部は、該溝部の溝底又は溝側部で突設されたもの
とし、該支持部が前記押え部材の端部分を下方から支持
し、且つ該支持部は、前記溝部に嵌め入れられた連結部
材の端部分を下方から支持する如くなし、該支持された
状態で該端部分を後方向にスライドさせることにより、
前記係合突片が前記係合溝に挿入するように構成するの
がよい。
た支持部は、該溝部の溝底又は溝側部で突設されたもの
とし、該支持部が前記押え部材の端部分を下方から支持
し、且つ該支持部は、前記溝部に嵌め入れられた連結部
材の端部分を下方から支持する如くなし、該支持された
状態で該端部分を後方向にスライドさせることにより、
前記係合突片が前記係合溝に挿入するように構成するの
がよい。
【0016】又前記第1の態様において、前記連結部材
を矩形筒状に形成し、その両端部分の後面部に、前記係
合突片を嵌め入れるための係合溝を設け、前記上下の切
溝に、該連結部材の上下の側板部が嵌め入れられるよう
になし、且つ該上下の側板部の内面が前記係合突片の上
下端に当接するように構成するのがよい。
を矩形筒状に形成し、その両端部分の後面部に、前記係
合突片を嵌め入れるための係合溝を設け、前記上下の切
溝に、該連結部材の上下の側板部が嵌め入れられるよう
になし、且つ該上下の側板部の内面が前記係合突片の上
下端に当接するように構成するのがよい。
【0017】又本発明に係る支柱保持装置は、前記いず
れかの組立式囲いを構成する支柱の上下端を立設状態で
保持させる支柱保持装置であって、建物の上下に設けら
れる上保持部材と下保持部材とを具え、該上下の保持部
材の上下向き合う面部に、前記支柱の上下の端部分を挿
入させる挿入凹部が形成されており、該上の挿入凹部へ
の、支柱の上の端部分の挿入量が、下の挿入凹部への、
支柱の下の端部分の挿入量よりも大きくなるように、該
上下の挿入凹部の上下方向の深さが設定されており、以
って、該支柱の上の端部分を該上の挿入凹部に挿入した
後に該支柱の下端を前記下の挿入凹部に合わせ、その後
該支柱を下方向に移動させることにより、該支柱の上下
の端部分を上下の保持部材で保持可能としたことを特徴
とするものである。
れかの組立式囲いを構成する支柱の上下端を立設状態で
保持させる支柱保持装置であって、建物の上下に設けら
れる上保持部材と下保持部材とを具え、該上下の保持部
材の上下向き合う面部に、前記支柱の上下の端部分を挿
入させる挿入凹部が形成されており、該上の挿入凹部へ
の、支柱の上の端部分の挿入量が、下の挿入凹部への、
支柱の下の端部分の挿入量よりも大きくなるように、該
上下の挿入凹部の上下方向の深さが設定されており、以
って、該支柱の上の端部分を該上の挿入凹部に挿入した
後に該支柱の下端を前記下の挿入凹部に合わせ、その後
該支柱を下方向に移動させることにより、該支柱の上下
の端部分を上下の保持部材で保持可能としたことを特徴
とするものである。
【0018】前記支柱保持装置において、前記上下の保
持部材を筒状に形成し、該上の保持部材の下の面部と該
下の保持部材の上の面部の夫々に、その長さ方向に延長
する条溝を上下対向して設け、該上下の条溝に、前記覆
板の上下の端部分を挿入可能となし、又前記向き合う面
部の、前記条溝の前側部分と後側部分を夫々欠切して前
後の切欠部を形成し、両切欠部と条溝とによって、前記
支柱の上下の端部分を挿入させ得る前記上下の挿入凹部
の開口を形成するのがよい。
持部材を筒状に形成し、該上の保持部材の下の面部と該
下の保持部材の上の面部の夫々に、その長さ方向に延長
する条溝を上下対向して設け、該上下の条溝に、前記覆
板の上下の端部分を挿入可能となし、又前記向き合う面
部の、前記条溝の前側部分と後側部分を夫々欠切して前
後の切欠部を形成し、両切欠部と条溝とによって、前記
支柱の上下の端部分を挿入させ得る前記上下の挿入凹部
の開口を形成するのがよい。
【0019】又前記支柱保持装置において、前記上下の
保持部材を筒状に形成し、該上の保持部材の下の面部と
該下の保持部材の上の面部の夫々に、その長さ方向に延
長する条溝を上下対向して設け、該上下の条溝に、前記
覆板の上下の端部分を挿入可能となし、又前記向き合う
面部の、前記条溝の前側部分と後側部分を夫々欠切して
前後の切欠部を形成し、両切欠部と条溝とによって、前
記支柱の上下の端部分を挿入させ得る前記上下の挿入凹
部の開口を形成し、且つ、前記上下の条溝が前記嵌入溝
に連通するように構成するのがよい。
保持部材を筒状に形成し、該上の保持部材の下の面部と
該下の保持部材の上の面部の夫々に、その長さ方向に延
長する条溝を上下対向して設け、該上下の条溝に、前記
覆板の上下の端部分を挿入可能となし、又前記向き合う
面部の、前記条溝の前側部分と後側部分を夫々欠切して
前後の切欠部を形成し、両切欠部と条溝とによって、前
記支柱の上下の端部分を挿入させ得る前記上下の挿入凹
部の開口を形成し、且つ、前記上下の条溝が前記嵌入溝
に連通するように構成するのがよい。
【0020】上下の保持部材を筒状に形成する前記支柱
保持装置において、前記上の保持部材の下の面部は、前
記条溝の後側部分が、前記条溝の前側部分よりも下に下
がっており、且つ前記下の保持部材の上の面部は、前記
条溝の後側部分が、前記条溝の前側部分よりも上に上が
っているように構成するのがよい。
保持装置において、前記上の保持部材の下の面部は、前
記条溝の後側部分が、前記条溝の前側部分よりも下に下
がっており、且つ前記下の保持部材の上の面部は、前記
条溝の後側部分が、前記条溝の前側部分よりも上に上が
っているように構成するのがよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〔第1の実施の形態〕図1〜3において本発明に係る組
立式囲い1は、例えば雪囲いとして応用されており、間
隔を置いて平行して配置される支柱2と、左右隣り合う
支柱2,2相互を連結する連結部材3と、支柱間に形成
される区画部5を前側から覆う覆板6と、該覆板6をそ
の前面側で押さえる押え部材7とを具えるものである。
そして該支柱2の使用本数は、形成すべき雪囲いの横幅
に応じて所要に設定されるものであり、10本以上の多
数本に設定される場合もあれば、4〜5本程度の少本数
に設定されることもある。
に基づいて説明する。 〔第1の実施の形態〕図1〜3において本発明に係る組
立式囲い1は、例えば雪囲いとして応用されており、間
隔を置いて平行して配置される支柱2と、左右隣り合う
支柱2,2相互を連結する連結部材3と、支柱間に形成
される区画部5を前側から覆う覆板6と、該覆板6をそ
の前面側で押さえる押え部材7とを具えるものである。
そして該支柱2の使用本数は、形成すべき雪囲いの横幅
に応じて所要に設定されるものであり、10本以上の多
数本に設定される場合もあれば、4〜5本程度の少本数
に設定されることもある。
【0022】前記支柱2は、図2〜4に示すように、例
えばアルミニウム製の左右対称な角筒状に形成されてお
り、隣り合う支柱の向き合う側面部9,9には、上下方
向の溝部10,10が設けられている。該溝部10,1
0は、前後に長い矩形筒部11の前後部で突設された前
突出片部12と後突出片部13とにより形成されてい
る。より具体的には、該矩形筒部11の前部の左右縁
で、平板状をなす前突出片部12,12が左右逆方向に
突設されており、その先端部分15は、後方向に向けて
小幅で屈曲されている。又、前記矩形筒部11の後部の
左右縁で、後突出片部13,13が左右逆方向に突設さ
れている。そして該後突出片部13は、平板状をなす前
記前突出片部12と平行して突出する突出片16の先端
で、前記前突出片部12の先端縁に向けて屈曲する溝壁
片17を折曲形成した断面L字状を呈しており、その先
端部分19は、前記矩形筒部11に向けて小幅で屈曲さ
れている。かかる構成の前突出片部12と後突出片部1
3とにより前記溝部10が形成されており、該前突出片
部12の後端20と、前記溝壁片17の前面21との間
には、上下方向に連続する嵌入溝22が形成されてい
る。
えばアルミニウム製の左右対称な角筒状に形成されてお
り、隣り合う支柱の向き合う側面部9,9には、上下方
向の溝部10,10が設けられている。該溝部10,1
0は、前後に長い矩形筒部11の前後部で突設された前
突出片部12と後突出片部13とにより形成されてい
る。より具体的には、該矩形筒部11の前部の左右縁
で、平板状をなす前突出片部12,12が左右逆方向に
突設されており、その先端部分15は、後方向に向けて
小幅で屈曲されている。又、前記矩形筒部11の後部の
左右縁で、後突出片部13,13が左右逆方向に突設さ
れている。そして該後突出片部13は、平板状をなす前
記前突出片部12と平行して突出する突出片16の先端
で、前記前突出片部12の先端縁に向けて屈曲する溝壁
片17を折曲形成した断面L字状を呈しており、その先
端部分19は、前記矩形筒部11に向けて小幅で屈曲さ
れている。かかる構成の前突出片部12と後突出片部1
3とにより前記溝部10が形成されており、該前突出片
部12の後端20と、前記溝壁片17の前面21との間
には、上下方向に連続する嵌入溝22が形成されてい
る。
【0023】又前記溝壁片17には、支柱の上下端寄り
部位と、中間部分の上下部位の例えば4箇所において、
図4に示すように、該溝壁片17の先端から基端に向か
う切溝23,23が上下に設けられることにより該上下
の切溝23,23間に、前方に突出する係合突片25が
形成されている。そして該係合突片25は、その先側部
分26の上下幅が、その基端側部分27の上下幅よりも
稍小さく形成されており、該基端側部分27の上下端2
9,29が、図13に示すように、前記連結部材3の上
下の側板部30,30の内面31,31に当接するよう
になされている。
部位と、中間部分の上下部位の例えば4箇所において、
図4に示すように、該溝壁片17の先端から基端に向か
う切溝23,23が上下に設けられることにより該上下
の切溝23,23間に、前方に突出する係合突片25が
形成されている。そして該係合突片25は、その先側部
分26の上下幅が、その基端側部分27の上下幅よりも
稍小さく形成されており、該基端側部分27の上下端2
9,29が、図13に示すように、前記連結部材3の上
下の側板部30,30の内面31,31に当接するよう
になされている。
【0024】又図4に示すように、前記矩形筒部11の
側面32(溝部10の溝底)には、前記嵌入溝22の溝
底で且つ前記前突出片部12側に寄せて、前記嵌入溝2
2に嵌め入れられた前記押え部材7の端部分76を図1
7に示すように下方から支持する支持部材35が固定さ
れている。該支持部材35は、前記端部分76を下方か
ら支持する板状の支持部36の基端側に固定部37を下
方向に直角に屈曲形成してなるアングル状をなし、該固
定部37が溶接やビス固定等によって前記側面32に固
定されている。
側面32(溝部10の溝底)には、前記嵌入溝22の溝
底で且つ前記前突出片部12側に寄せて、前記嵌入溝2
2に嵌め入れられた前記押え部材7の端部分76を図1
7に示すように下方から支持する支持部材35が固定さ
れている。該支持部材35は、前記端部分76を下方か
ら支持する板状の支持部36の基端側に固定部37を下
方向に直角に屈曲形成してなるアングル状をなし、該固
定部37が溶接やビス固定等によって前記側面32に固
定されている。
【0025】又本実施の形態においては図2、図5〜6
に示すように、かかる構成を有する支柱2の下端部分3
8に下端取付部材39が設けられると共に、図2、図7
〜9に示すように、該支柱2の上端部分40には上端取
付部材41が設けられている。該下端取付部材39は、
図6に示すように、立片42の下端に外方に向け座片4
3を直角に屈曲形成してなるL字状部材44,44を該
両座片43,43を外向きにし、且つ該立片42,42
相互を連結片45で連結して構成されている。そして図
5に示すように、両立片42,42を、前記支柱2の矩
形筒部11の下端部分の前部分を切除して形成した装着
溝46に嵌め入れると共に、該立片42,42を、矩形
筒部11の両側部分34,34の内面47,47に当接
状態にし、左右の立片42,42と左右の側部分34,
34とをボルト49を用いて連結することにより、該下
端取付部材39が、支柱2の下端部分38に対し前後方
向で傾動可能に取り付けられている。
に示すように、かかる構成を有する支柱2の下端部分3
8に下端取付部材39が設けられると共に、図2、図7
〜9に示すように、該支柱2の上端部分40には上端取
付部材41が設けられている。該下端取付部材39は、
図6に示すように、立片42の下端に外方に向け座片4
3を直角に屈曲形成してなるL字状部材44,44を該
両座片43,43を外向きにし、且つ該立片42,42
相互を連結片45で連結して構成されている。そして図
5に示すように、両立片42,42を、前記支柱2の矩
形筒部11の下端部分の前部分を切除して形成した装着
溝46に嵌め入れると共に、該立片42,42を、矩形
筒部11の両側部分34,34の内面47,47に当接
状態にし、左右の立片42,42と左右の側部分34,
34とをボルト49を用いて連結することにより、該下
端取付部材39が、支柱2の下端部分38に対し前後方
向で傾動可能に取り付けられている。
【0026】一方前記上端取付部材41は、図7〜9に
示すように、前記矩形筒部11内に挿入せしめられる長
さ調節杆50の上端に、前記支柱2と断面形態が等しく
且つ上下が例えば10cm程度の長さを有する短支柱5
1を設け、該短支柱51の上端に取付具52を取り付け
てなるものである。該取付具52は、図9に示すよう
に、垂下片53の上端に外方に向け固定片55を直角に
屈曲形成してなるL字状部材56,56を、該両固定片
55,55を逆向きにし、且つ該垂下片53,53相互
を連結片57で連結して構成されている。そして図8〜
9に示すように、該両垂下片53,53を、前記短支柱
51の矩形筒部11a上端部分の前部分を切除して形成
した装着溝59に嵌め入れると共に、該両垂下片53,
53を、短支柱51の両側部分60,60の内面61,
61に当接状態にし、左右の垂下片53,53と左右の
側面部60,60とをボルト62を用いて連結すること
により、該取付具52が、短支柱51の上端部分に対し
前後方向で傾動可能に取り付けられている。
示すように、前記矩形筒部11内に挿入せしめられる長
さ調節杆50の上端に、前記支柱2と断面形態が等しく
且つ上下が例えば10cm程度の長さを有する短支柱5
1を設け、該短支柱51の上端に取付具52を取り付け
てなるものである。該取付具52は、図9に示すよう
に、垂下片53の上端に外方に向け固定片55を直角に
屈曲形成してなるL字状部材56,56を、該両固定片
55,55を逆向きにし、且つ該垂下片53,53相互
を連結片57で連結して構成されている。そして図8〜
9に示すように、該両垂下片53,53を、前記短支柱
51の矩形筒部11a上端部分の前部分を切除して形成
した装着溝59に嵌め入れると共に、該両垂下片53,
53を、短支柱51の両側部分60,60の内面61,
61に当接状態にし、左右の垂下片53,53と左右の
側面部60,60とをボルト62を用いて連結すること
により、該取付具52が、短支柱51の上端部分に対し
前後方向で傾動可能に取り付けられている。
【0027】該上端取付部材41は、図2に示すよう
に、支柱2の矩形筒部11に対する前記長さ調節杆50
の挿入量を適当に設定することにより、結果的に、支柱
2の長さを延長するものである。そして必要に応じ、図
10に示すように、支柱2の上端と前記短支柱51との
間に繋ぎ支柱63を介在させることにより、支柱2と繋
ぎ支柱63と短支柱51とが上下一連に連なって延長支
柱64が形成されるようになされている。
に、支柱2の矩形筒部11に対する前記長さ調節杆50
の挿入量を適当に設定することにより、結果的に、支柱
2の長さを延長するものである。そして必要に応じ、図
10に示すように、支柱2の上端と前記短支柱51との
間に繋ぎ支柱63を介在させることにより、支柱2と繋
ぎ支柱63と短支柱51とが上下一連に連なって延長支
柱64が形成されるようになされている。
【0028】又前記連結部材3は、例えばアルミニウム
製の矩形筒状に形成されており、図4〜5、図11に示
すように、その両端部分65,65の後面部66,66
に、前記係合突片25を嵌め入れるための係合溝67が
設けられ、前記上下の切溝23,23には、図13に示
すように上下の側板部30,30が嵌め入れられるよう
になされ、該上下の側板部30,30の後側部分の内面
31,31が前記係合突片25の基端側部分の上下端2
9,29に当接して該連結部材3のガタツキが防止され
ている。なお本実施の形態においては、該連結部材3の
前面部69の長手中央線に沿って取付け条溝70が連続
して設けられている。このように取付け条溝70を設け
ているのは、該連結部材3を、後述する平板状覆板6b
を具える組立式囲い1を構成する連結部材としても利用
可能とするためであり、該取付け条溝70には、後述の
帯状弾性支持部材91が装着される。
製の矩形筒状に形成されており、図4〜5、図11に示
すように、その両端部分65,65の後面部66,66
に、前記係合突片25を嵌め入れるための係合溝67が
設けられ、前記上下の切溝23,23には、図13に示
すように上下の側板部30,30が嵌め入れられるよう
になされ、該上下の側板部30,30の後側部分の内面
31,31が前記係合突片25の基端側部分の上下端2
9,29に当接して該連結部材3のガタツキが防止され
ている。なお本実施の形態においては、該連結部材3の
前面部69の長手中央線に沿って取付け条溝70が連続
して設けられている。このように取付け条溝70を設け
ているのは、該連結部材3を、後述する平板状覆板6b
を具える組立式囲い1を構成する連結部材としても利用
可能とするためであり、該取付け条溝70には、後述の
帯状弾性支持部材91が装着される。
【0029】そして本実施の形態においては、前記押え
部材7の両端部分76,76を下方から支持する前記支
持部36が、前記嵌入溝22に嵌め入れられた連結部材
の端部分65を下方から支持できるようにも構成されて
おり、該支持された状態で該端部分65を、図12に矢
印で示すように後方向にスライドさせることによって、
前記係合突片25が前記係合溝67に円滑に挿入するよ
うになされている。
部材7の両端部分76,76を下方から支持する前記支
持部36が、前記嵌入溝22に嵌め入れられた連結部材
の端部分65を下方から支持できるようにも構成されて
おり、該支持された状態で該端部分65を、図12に矢
印で示すように後方向にスライドさせることによって、
前記係合突片25が前記係合溝67に円滑に挿入するよ
うになされている。
【0030】又前記覆板6は、図1、図3に示すよう
に、溝が上下方向に延長する合成樹脂製の波板材として
形成されており、その両側端部分73,73が、前記隣
り合う支柱2,2の向き合う側面部に形成されている前
記嵌入溝22,22に嵌め入れられるようになされてお
り、該覆板6の下端75は、図1に示すように、隣り合
う前記下端取付部材39,39の座片43,43に載
る。嵌入溝22への覆板の側端部分73の嵌め入れは、
前記支持部材35が嵌入溝22の前側に寄せて設けられ
ているため、該支持部材35が障害となることなく行う
ことができる。
に、溝が上下方向に延長する合成樹脂製の波板材として
形成されており、その両側端部分73,73が、前記隣
り合う支柱2,2の向き合う側面部に形成されている前
記嵌入溝22,22に嵌め入れられるようになされてお
り、該覆板6の下端75は、図1に示すように、隣り合
う前記下端取付部材39,39の座片43,43に載
る。嵌入溝22への覆板の側端部分73の嵌め入れは、
前記支持部材35が嵌入溝22の前側に寄せて設けられ
ているため、該支持部材35が障害となることなく行う
ことができる。
【0031】又前記押え部材7は、図1、図17に示す
ように、例えばアルミニウム製の矩形筒状に形成されて
おり、その両端部分76,76が前記嵌入溝22,22
に嵌め入れられた状態で、該両端部分76,76が、前
記支持部材35,35の支持部36,36で下方から支
持されるようになされている。そしてこの支持は、図3
に示すように、前記覆板6の両側端部分73,73を前
記左右の嵌入溝22,22に嵌め入れた状態で行われる
ものであり、押え部材7が、前記嵌入溝22,22に嵌
め入れられた覆板6を、その前面側から後方に向けて弾
性的に押さえるようになされている。本実施の形態にお
いては、このようにして取り付けられた押え部材7が、
前記連結部材3と前後対向する如く配置されるように構
成されているため、該連結部材3と押え部材7との間で
覆板6を前後から挾持できる。
ように、例えばアルミニウム製の矩形筒状に形成されて
おり、その両端部分76,76が前記嵌入溝22,22
に嵌め入れられた状態で、該両端部分76,76が、前
記支持部材35,35の支持部36,36で下方から支
持されるようになされている。そしてこの支持は、図3
に示すように、前記覆板6の両側端部分73,73を前
記左右の嵌入溝22,22に嵌め入れた状態で行われる
ものであり、押え部材7が、前記嵌入溝22,22に嵌
め入れられた覆板6を、その前面側から後方に向けて弾
性的に押さえるようになされている。本実施の形態にお
いては、このようにして取り付けられた押え部材7が、
前記連結部材3と前後対向する如く配置されるように構
成されているため、該連結部材3と押え部材7との間で
覆板6を前後から挾持できる。
【0032】かかる構成を有する組立式囲い1によって
所要の囲いを組み立てる要領を、例えば4本の支柱2,
2,2,2を用いて玄関先の雪除けを形成する場合を例
にとって、図1〜3、図12〜19に基づいて説明すれ
ば次のようである。
所要の囲いを組み立てる要領を、例えば4本の支柱2,
2,2,2を用いて玄関先の雪除けを形成する場合を例
にとって、図1〜3、図12〜19に基づいて説明すれ
ば次のようである。
【0033】先ず、所要間隔を隔てて立設した2本の支
柱2a,2bの上下端相互を前記連結部材3a,3aに
よって連結するのであるが、その連結要領は、該連結部
材3の両端部分65,65を図12に示すように前記支
持部材35,35の支持部36,36に載せて後、該連
結部材3を図12に矢印で示すように、後方向にスライ
ドさせる。これにより図13〜14に示すように、前記
係合溝67,67に前記係合突片25,25が挿入せし
められ、支柱2,2の上下端相互が連結部材3a,3a
で連結されることになる。その後、支柱の中間部分相互
を連結部材3b,3bで連結するのであるが、この場合
は、支柱2,2相互が上下の連結部材3a,3aで連結
されることによって支柱間の間隔が固定されている。そ
こで中間の連結部材3bは、図15に示すように、これ
を斜め状態にして、その両端部分65,65を、対向す
る嵌入溝22,22に嵌め入れ、その後図15に一点鎖
線で示すように該連結部材3bを水平状態にし、該両端
部分65,65を、対向する支持部36,36に載せ
る。然る後、該連結部材3を図12に矢印で示すように
後方向に押すと、係合溝67に前記係合突片25が嵌入
せしめられ、これにより、該連結部材3で支柱2,2相
互が連結されることになる。このようにして支柱2,2
相互の連結を完了する。
柱2a,2bの上下端相互を前記連結部材3a,3aに
よって連結するのであるが、その連結要領は、該連結部
材3の両端部分65,65を図12に示すように前記支
持部材35,35の支持部36,36に載せて後、該連
結部材3を図12に矢印で示すように、後方向にスライ
ドさせる。これにより図13〜14に示すように、前記
係合溝67,67に前記係合突片25,25が挿入せし
められ、支柱2,2の上下端相互が連結部材3a,3a
で連結されることになる。その後、支柱の中間部分相互
を連結部材3b,3bで連結するのであるが、この場合
は、支柱2,2相互が上下の連結部材3a,3aで連結
されることによって支柱間の間隔が固定されている。そ
こで中間の連結部材3bは、図15に示すように、これ
を斜め状態にして、その両端部分65,65を、対向す
る嵌入溝22,22に嵌め入れ、その後図15に一点鎖
線で示すように該連結部材3bを水平状態にし、該両端
部分65,65を、対向する支持部36,36に載せ
る。然る後、該連結部材3を図12に矢印で示すように
後方向に押すと、係合溝67に前記係合突片25が嵌入
せしめられ、これにより、該連結部材3で支柱2,2相
互が連結されることになる。このようにして支柱2,2
相互の連結を完了する。
【0034】なお本実施の形態においては、支柱2の下
端部分に設けた下端取付部材39の前記座片43,43
を、図5に示すように、玄関先の床部に敷設された横受
木77に載せると共に該座片43,43を該横受木77
にビス79で固定する。又、支柱2の上端部分に設けた
前記上端取付部材41の前記長さ調節杆50を上方向に
引き出すと共に、該上端取付部材41に設けた取付具5
2の固定片55,55を、図8に示すように、玄関先の
屋根に設けた横支持木80にビス81で固定する。これ
によって、2本の支柱2a,2bが立設状態で固定され
る。その後、その一方の支柱2bと平行して他の支柱2
cを立設し、前記と同様にして、該支柱2b,2c相互
を連結部材3で連結する。その後、該支柱2cと平行し
て残りの支柱2dを立設し、同様に、支柱2c,2d相
互を連結部材3で連結すると、図2に示すような囲い枠
体82を形成できる。
端部分に設けた下端取付部材39の前記座片43,43
を、図5に示すように、玄関先の床部に敷設された横受
木77に載せると共に該座片43,43を該横受木77
にビス79で固定する。又、支柱2の上端部分に設けた
前記上端取付部材41の前記長さ調節杆50を上方向に
引き出すと共に、該上端取付部材41に設けた取付具5
2の固定片55,55を、図8に示すように、玄関先の
屋根に設けた横支持木80にビス81で固定する。これ
によって、2本の支柱2a,2bが立設状態で固定され
る。その後、その一方の支柱2bと平行して他の支柱2
cを立設し、前記と同様にして、該支柱2b,2c相互
を連結部材3で連結する。その後、該支柱2cと平行し
て残りの支柱2dを立設し、同様に、支柱2c,2d相
互を連結部材3で連結すると、図2に示すような囲い枠
体82を形成できる。
【0035】その後図1に示すように、支柱間に形成さ
れた区画部5に、その前側から、波板6aからなる前記
覆板6を取り付けるのであるが、その際図3に示すよう
に、該覆板6を稍湾曲状態にしてその両側端部分73,
73を、左右の嵌入溝22,22に嵌め入れる。このよ
うに嵌め入れられた側端部分73は目視できない状態と
なる。そして、区画部5をこのようにして覆った覆板6
の下端85は、左右の座片43,43に載る。
れた区画部5に、その前側から、波板6aからなる前記
覆板6を取り付けるのであるが、その際図3に示すよう
に、該覆板6を稍湾曲状態にしてその両側端部分73,
73を、左右の嵌入溝22,22に嵌め入れる。このよ
うに嵌め入れられた側端部分73は目視できない状態と
なる。そして、区画部5をこのようにして覆った覆板6
の下端85は、左右の座片43,43に載る。
【0036】然る後図16に示すように、左右対向する
支持部材35,35の上側において、前記押え部材7を
斜め状態にしてその両端部分76,76を前記嵌入溝2
2,22に嵌め入れ、その後図16に一点鎖線で示すよ
うに、該押え部材7を水平状態にする。これにより該押
え部材7の両端部分76,76が、図17〜18に示す
ように、左右対向する支持部36,36で下方から支持
された状態となり、この状態で押え部材7は、図1、図
17〜18に示すように、前記嵌め入れられた状態にあ
る覆板(波板)6を、その前面側から後方に向けて押さ
える。この押さえ状態は、波板6aをその厚さ方向で見
て若干(2mm程度)弾性変形させた押さえの状態であ
る。そして本実施の形態においては、左右対向する支持
部材35,35の配置状態によって、該押え部材7が前
記連結部材3と前後対向し、両者間で覆板6が安定的に
挾持された状態となる。
支持部材35,35の上側において、前記押え部材7を
斜め状態にしてその両端部分76,76を前記嵌入溝2
2,22に嵌め入れ、その後図16に一点鎖線で示すよ
うに、該押え部材7を水平状態にする。これにより該押
え部材7の両端部分76,76が、図17〜18に示す
ように、左右対向する支持部36,36で下方から支持
された状態となり、この状態で押え部材7は、図1、図
17〜18に示すように、前記嵌め入れられた状態にあ
る覆板(波板)6を、その前面側から後方に向けて押さ
える。この押さえ状態は、波板6aをその厚さ方向で見
て若干(2mm程度)弾性変形させた押さえの状態であ
る。そして本実施の形態においては、左右対向する支持
部材35,35の配置状態によって、該押え部材7が前
記連結部材3と前後対向し、両者間で覆板6が安定的に
挾持された状態となる。
【0037】このような組立工程を経ることによって、
図1、図19に示すような囲い(雪囲い)86を構成で
きる。該囲いにあっては、前記溝部10が上下に連続し
て設けられているため、該溝部10を構成する前記前突
出片部12と後突出片部13とによって支柱2の強度が
高められており、又覆板6の両側端部分73,73が、
上下方向に連続する嵌入溝22,22に嵌め入れられて
該両側端部分73,73の全体が嵌入溝22,22で安
定的に支持された状態にあるため、囲い全体としての強
度的な安定性が図られている。
図1、図19に示すような囲い(雪囲い)86を構成で
きる。該囲いにあっては、前記溝部10が上下に連続し
て設けられているため、該溝部10を構成する前記前突
出片部12と後突出片部13とによって支柱2の強度が
高められており、又覆板6の両側端部分73,73が、
上下方向に連続する嵌入溝22,22に嵌め入れられて
該両側端部分73,73の全体が嵌入溝22,22で安
定的に支持された状態にあるため、囲い全体としての強
度的な安定性が図られている。
【0038】そして、このように組立てられた囲い86
は、前記と逆の手順によって容易に分解できる。
は、前記と逆の手順によって容易に分解できる。
【0039】図10は本発明に係る組立式囲い1の他の
態様を示すものであり、前記において、前記長さ調節杆
50の引き出された部分87(図1)に、前記支柱2と
断面形状が等しい繋ぎ支柱63が、該繋ぎ支柱63の矩
形筒部11b(図7)内に前記長さ調節杆50が密接に
挿入せしめられた状態で取り付けられており、これによ
り、支柱2と繋ぎ支柱63と短支柱51とが一連に連な
った延長支柱64が形成されている。そして該繋ぎ支柱
63には、図7に示すように、前記後突出片部13と同
様構成の後突出片部13bの溝壁片17bに、前記と同
様にして係合突片25bが形成され、又、前記と同様に
して設けられた嵌入溝22bの溝底に、前記と同様構成
の支持部材35bが固定されている。
態様を示すものであり、前記において、前記長さ調節杆
50の引き出された部分87(図1)に、前記支柱2と
断面形状が等しい繋ぎ支柱63が、該繋ぎ支柱63の矩
形筒部11b(図7)内に前記長さ調節杆50が密接に
挿入せしめられた状態で取り付けられており、これによ
り、支柱2と繋ぎ支柱63と短支柱51とが一連に連な
った延長支柱64が形成されている。そして該繋ぎ支柱
63には、図7に示すように、前記後突出片部13と同
様構成の後突出片部13bの溝壁片17bに、前記と同
様にして係合突片25bが形成され、又、前記と同様に
して設けられた嵌入溝22bの溝底に、前記と同様構成
の支持部材35bが固定されている。
【0040】然して、隣り合う繋ぎ支柱63,63相互
も含めて、延長支柱64,64相互を連結部材3で連結
することにより、囲い枠体82を構成できる。そして、
前記実施の形態におけるよりも長さの長い覆板(波板)
6を、延長支柱64,64間に形成される区画部5を覆
うように、その両側端部分73,73を左右の嵌入溝2
2,22に嵌め入れて後、前記と同様にして該覆板6を
押え部材7で押さえることにより、所要の囲い86を構
成できる。
も含めて、延長支柱64,64相互を連結部材3で連結
することにより、囲い枠体82を構成できる。そして、
前記実施の形態におけるよりも長さの長い覆板(波板)
6を、延長支柱64,64間に形成される区画部5を覆
うように、その両側端部分73,73を左右の嵌入溝2
2,22に嵌め入れて後、前記と同様にして該覆板6を
押え部材7で押さえることにより、所要の囲い86を構
成できる。
【0041】〔第2の実施の形態〕図20〜23は、本
発明に係る組立式囲い1のその他の態様を示すものであ
り、覆板6として、例えばポリカーボネイト製等の平板
体を用いる場合である。このような平板状覆板6bは、
前記波板6aに比して全体厚さが薄く又撓みやすいため
に、その剛性向上を図ると同時に両側端部分73,73
を所要に厚く形成する目的で、該両側端部分73,73
に縁材90,90を取り付けることとしている。該縁材
90は断面コ字状を呈しており、その溝84に前記側端
部分73を圧入することにより、縁材90が固定されて
いる。
発明に係る組立式囲い1のその他の態様を示すものであ
り、覆板6として、例えばポリカーボネイト製等の平板
体を用いる場合である。このような平板状覆板6bは、
前記波板6aに比して全体厚さが薄く又撓みやすいため
に、その剛性向上を図ると同時に両側端部分73,73
を所要に厚く形成する目的で、該両側端部分73,73
に縁材90,90を取り付けることとしている。該縁材
90は断面コ字状を呈しており、その溝84に前記側端
部分73を圧入することにより、縁材90が固定されて
いる。
【0042】又該平板状覆板6bは、前記波板に比べて
全体厚さが薄いことから、該平板状覆板6bを連結部材
3の前面側によって安定的に支持できるようにするた
め、前記連結部材3の前面部に設けられた前記取付け条
溝70に、ゴム製の帯状弾性支持部材91が取り付けら
れている。該帯状弾性支持部材91は、図23に示すよ
うに、前記取付け条溝70に挿入される基片92に、首
片93を介して弾性支持片95を突設した構成を有して
おり、該基片92が、前記取付け条溝70にその一端側
から順次挿入されることによって、該帯状弾性支持部材
91が連結部材3に取り付けられている。
全体厚さが薄いことから、該平板状覆板6bを連結部材
3の前面側によって安定的に支持できるようにするた
め、前記連結部材3の前面部に設けられた前記取付け条
溝70に、ゴム製の帯状弾性支持部材91が取り付けら
れている。該帯状弾性支持部材91は、図23に示すよ
うに、前記取付け条溝70に挿入される基片92に、首
片93を介して弾性支持片95を突設した構成を有して
おり、該基片92が、前記取付け条溝70にその一端側
から順次挿入されることによって、該帯状弾性支持部材
91が連結部材3に取り付けられている。
【0043】かかる構成を有する平板状覆板6bを、支
柱間に形成される区画部5に取り付ける要領を図21〜
23に基づいて説明すれば、前記と同様にして、該平板
状覆板6bの側端部分73,73、即ち縁材90が取り
付けられた部分を、左右対向する嵌入溝22,22に嵌
め入れて後、前記と同様にして、押え部材7の両端部分
76,76を嵌入溝22,22に嵌め入れる。これによ
り、平板状覆板6bの中間部分の後面96は、図21、
図23に示すように、前記連結部材3の前面側に突設さ
れた前記弾性支持片95の弾性変形を生じさせて支持さ
れる。これにより平板状覆板6bは区画部5に固定状態
とされ、所要の囲い86が構成されることになる。
柱間に形成される区画部5に取り付ける要領を図21〜
23に基づいて説明すれば、前記と同様にして、該平板
状覆板6bの側端部分73,73、即ち縁材90が取り
付けられた部分を、左右対向する嵌入溝22,22に嵌
め入れて後、前記と同様にして、押え部材7の両端部分
76,76を嵌入溝22,22に嵌め入れる。これによ
り、平板状覆板6bの中間部分の後面96は、図21、
図23に示すように、前記連結部材3の前面側に突設さ
れた前記弾性支持片95の弾性変形を生じさせて支持さ
れる。これにより平板状覆板6bは区画部5に固定状態
とされ、所要の囲い86が構成されることになる。
【0044】〔第3の実施の形態〕図24は、本発明に
係る組立式囲い1のその他の態様を示すものであり、こ
れを構成する支柱2として、端部の支柱2A,2Aと中
間の支柱2Bの2種類を用いることとしている。中間の
支柱2Bには、前記実施の形態における支柱2と同様
に、その左右の側面部9,9に溝部10,10が設けら
れ、該溝部10,10に、係合突片25と支持部材35
とが設けられている。これに対して端部の支柱2Aは、
その一方の側面部9にのみ溝部10が設けられ、該溝部
10に、係合突片25と支持部材35が設けられてい
る。
係る組立式囲い1のその他の態様を示すものであり、こ
れを構成する支柱2として、端部の支柱2A,2Aと中
間の支柱2Bの2種類を用いることとしている。中間の
支柱2Bには、前記実施の形態における支柱2と同様
に、その左右の側面部9,9に溝部10,10が設けら
れ、該溝部10,10に、係合突片25と支持部材35
とが設けられている。これに対して端部の支柱2Aは、
その一方の側面部9にのみ溝部10が設けられ、該溝部
10に、係合突片25と支持部材35が設けられてい
る。
【0045】このように構成する場合は、端部の支柱2
A,2Aが、形成すべき囲いの両端の支柱として用いら
れる他は、前記実施の形態におけると同様の要領で、支
柱相互が連結部材3で連結され、各区画部5に覆板6が
取り付けられ、且つ該覆板6が押え部材7で押さえられ
ることにより該覆板6が区画部5に固定状態とされて、
所要の囲い86が構成され得る。
A,2Aが、形成すべき囲いの両端の支柱として用いら
れる他は、前記実施の形態におけると同様の要領で、支
柱相互が連結部材3で連結され、各区画部5に覆板6が
取り付けられ、且つ該覆板6が押え部材7で押さえられ
ることにより該覆板6が区画部5に固定状態とされて、
所要の囲い86が構成され得る。
【0046】〔第4の実施の形態〕図25〜28は隣り
合う支柱2,2相互を連結部材3で連結するその他の態
様を示すものであり、隣り合う支柱2,2の側面部9,
9の対向部位には、上下方向の溝部10が設けられてお
り、該溝部10の後側の溝壁片17の所要部位において
該溝壁片17が欠切されて挿入凹所97が形成されると
共に、該挿入凹所97の下端の後側で、下方向に向けて
切溝99が設けられることにより、上方に突出する係合
突片25が形成されている。又連結部材3の下面部10
0には、前記係合突片25を挿入させる係合溝67が設
けられており、図26〜27に示すように該係合突片2
5を該係合溝67に挿入することによって、連結部材3
の端部分65と支柱2とが連結される如くなされてい
る。
合う支柱2,2相互を連結部材3で連結するその他の態
様を示すものであり、隣り合う支柱2,2の側面部9,
9の対向部位には、上下方向の溝部10が設けられてお
り、該溝部10の後側の溝壁片17の所要部位において
該溝壁片17が欠切されて挿入凹所97が形成されると
共に、該挿入凹所97の下端の後側で、下方向に向けて
切溝99が設けられることにより、上方に突出する係合
突片25が形成されている。又連結部材3の下面部10
0には、前記係合突片25を挿入させる係合溝67が設
けられており、図26〜27に示すように該係合突片2
5を該係合溝67に挿入することによって、連結部材3
の端部分65と支柱2とが連結される如くなされてい
る。
【0047】そして、該押え部材7は、両側端部分7
6,76が左右の嵌入溝22,22に嵌め入れられた状
態にある覆板6を、その前面側から後方に向けて押さえ
るものであり、該押え部材7の両端部分76,76が、
左右対向する嵌入溝22,22に嵌め入れられ且つ該嵌
入溝22,22に設けた支持部材35,35の支持部3
6,36で下方から支持されるようになされている。
6,76が左右の嵌入溝22,22に嵌め入れられた状
態にある覆板6を、その前面側から後方に向けて押さえ
るものであり、該押え部材7の両端部分76,76が、
左右対向する嵌入溝22,22に嵌め入れられ且つ該嵌
入溝22,22に設けた支持部材35,35の支持部3
6,36で下方から支持されるようになされている。
【0048】〔第5の実施の形態〕図29〜30は、本
発明に係る組立式囲い1のその他の態様を示すものであ
り、前記押え部材7の端部分を下方から支持する支持部
36を、前記嵌入溝22の溝底101に設けた開口10
2の下端103として構成した場合を示すものである。
そしてこの場合、押え部材7の両端部分の上端に突片1
05,106が突設されている。
発明に係る組立式囲い1のその他の態様を示すものであ
り、前記押え部材7の端部分を下方から支持する支持部
36を、前記嵌入溝22の溝底101に設けた開口10
2の下端103として構成した場合を示すものである。
そしてこの場合、押え部材7の両端部分の上端に突片1
05,106が突設されている。
【0049】然して、かかる構成を有する押え部材7を
用いて、区画部5を覆った状態にある覆板6を該区画部
5に固定するに際しては、図30に示すように、前記押
え部材7の一方の端部に突設された突片105を前記一
方の嵌入溝に設けられた前記開口102に嵌め入れて、
該押え部材7を斜め状態にして後、該押え部材7を、そ
の他方の端部側107を矢印で示すように下方方向に回
動させて、水平状態にする。これにより、左右の突片1
05,105(押え部材7の端部分)が左右の開口10
2,102の下端103、即ち支持部36,36で下方
から支持された状態となり、これにより覆板6が区画部
5に固定されることになる。
用いて、区画部5を覆った状態にある覆板6を該区画部
5に固定するに際しては、図30に示すように、前記押
え部材7の一方の端部に突設された突片105を前記一
方の嵌入溝に設けられた前記開口102に嵌め入れて、
該押え部材7を斜め状態にして後、該押え部材7を、そ
の他方の端部側107を矢印で示すように下方方向に回
動させて、水平状態にする。これにより、左右の突片1
05,105(押え部材7の端部分)が左右の開口10
2,102の下端103、即ち支持部36,36で下方
から支持された状態となり、これにより覆板6が区画部
5に固定されることになる。
【0050】〔第6の実施の形態〕図31〜38は、各
支柱2を、建物の上下に設けた上下の保持部材109,
110を具える保持装置111を用いて保持させるよう
に構成された組立式囲い1を示すものであり、該支柱2
を前記上下の保持部材109,110に倹鈍方式で保持
させるように構成されている。
支柱2を、建物の上下に設けた上下の保持部材109,
110を具える保持装置111を用いて保持させるよう
に構成された組立式囲い1を示すものであり、該支柱2
を前記上下の保持部材109,110に倹鈍方式で保持
させるように構成されている。
【0051】該下の保持部材110は、図34〜35に
示すように、本実施の形態においては筒状に形成されて
おり、床側の被取付部112にビス固定113等により
固定される基板115の前縁で前立片116が上方向に
屈曲形成されると共に、該前立片116の上端に、後方
に向けて水平片117が屈曲形成され、該水平片117
の後端で下方向に垂下片119が形成されている。又、
前記基板115の後縁で後立片120が上方向に屈曲形
成されると共に、該後立片120の上端において、前方
に向けて水平片121が屈曲形成され、該水平片121
の前端において下方に向け垂下片122が屈曲形成され
ている。そして、後立片120の高さは前立片116の
高さよりも高く形成されている。
示すように、本実施の形態においては筒状に形成されて
おり、床側の被取付部112にビス固定113等により
固定される基板115の前縁で前立片116が上方向に
屈曲形成されると共に、該前立片116の上端に、後方
に向けて水平片117が屈曲形成され、該水平片117
の後端で下方向に垂下片119が形成されている。又、
前記基板115の後縁で後立片120が上方向に屈曲形
成されると共に、該後立片120の上端において、前方
に向けて水平片121が屈曲形成され、該水平片121
の前端において下方に向け垂下片122が屈曲形成され
ている。そして、後立片120の高さは前立片116の
高さよりも高く形成されている。
【0052】一方前記上の保持部材109は、図33、
図35に示すように、屋根側の被取付部118にビス固
定123等により固定される基板124の前縁で前垂下
片125が下方向に屈曲形成されると共に、該前垂下片
125の下端に、後方向に向けて水平片126が屈曲形
成され、該水平片126の後端で上方向に立片127が
形成されている。又、前記基板124の後縁で後垂下片
129が下方向に屈曲形成されると共に、該後垂下片1
29の下端において、前方に向けて水平片130が屈曲
形成され、該水平片130の前端において上方に向け立
片131が屈曲形成されている。そして、後垂下片12
9の下端は前垂下片125の下端よりも下方に位置す
る。
図35に示すように、屋根側の被取付部118にビス固
定123等により固定される基板124の前縁で前垂下
片125が下方向に屈曲形成されると共に、該前垂下片
125の下端に、後方向に向けて水平片126が屈曲形
成され、該水平片126の後端で上方向に立片127が
形成されている。又、前記基板124の後縁で後垂下片
129が下方向に屈曲形成されると共に、該後垂下片1
29の下端において、前方に向けて水平片130が屈曲
形成され、該水平片130の前端において上方に向け立
片131が屈曲形成されている。そして、後垂下片12
9の下端は前垂下片125の下端よりも下方に位置す
る。
【0053】又上の保持部材109の下の面部132
と、下の保持部材110の上の面部133には、図33
〜34に示すように、上下対向する配置で、支柱2の上
下の端部分135,136を挿入させるための挿入凹部
137,139が設けられており、該上の挿入凹部13
7への、支柱の上の端部分135の挿入量は、下の挿入
凹部139への、支柱2の下の端部分136の挿入量よ
りも大きくできるように、該上の挿入凹部137の深さ
が下の挿入凹部139の深さよりも深く形成されてい
る。
と、下の保持部材110の上の面部133には、図33
〜34に示すように、上下対向する配置で、支柱2の上
下の端部分135,136を挿入させるための挿入凹部
137,139が設けられており、該上の挿入凹部13
7への、支柱の上の端部分135の挿入量は、下の挿入
凹部139への、支柱2の下の端部分136の挿入量よ
りも大きくできるように、該上の挿入凹部137の深さ
が下の挿入凹部139の深さよりも深く形成されてい
る。
【0054】そして、前記上下の保持部材109,11
0の前記向き合う面部132,133には、その長さ方
向に延長する条溝140,141が上下対向して設けら
れ、該上下の条溝140,141に、図31〜32に示
すように、前記覆板6の上下の端部分142,143を
挿入可能となされている。又図33〜34に示すよう
に、前記上下向き合う面部132,133の、前記条溝
の前側部分をなす前記水平片126,117と前記条溝
の後側部分をなす前記上の水平片130,121が夫々
矩形状に欠切されて前後の切欠部145,146が形成
されており、両切欠部145,146と前記条溝とによ
って、前記上下の挿入凹部137,139の開口が形成
されている。
0の前記向き合う面部132,133には、その長さ方
向に延長する条溝140,141が上下対向して設けら
れ、該上下の条溝140,141に、図31〜32に示
すように、前記覆板6の上下の端部分142,143を
挿入可能となされている。又図33〜34に示すよう
に、前記上下向き合う面部132,133の、前記条溝
の前側部分をなす前記水平片126,117と前記条溝
の後側部分をなす前記上の水平片130,121が夫々
矩形状に欠切されて前後の切欠部145,146が形成
されており、両切欠部145,146と前記条溝とによ
って、前記上下の挿入凹部137,139の開口が形成
されている。
【0055】然して、かかる構成の上下の保持部材10
9,110で支柱2の上下の端部分135,136を保
持させるに際しては、図35に示すように、支柱2の上
の端部分135を前記上の開口を通して前記上の挿入凹
部137に挿入せしめ、同図に実線で示すように垂直状
態にした支柱2の下端150を前記下の開口に合わせた
後、該支柱2を下方向に移動させて、支柱の下の端部分
136を下の挿入凹部139に挿入せしめる。これによ
り、支柱2の上下の端部分135,136が上下の挿入
凹部137,139で支持されることになる。なお本実
施の形態においては、図33〜34に示すように、前記
上の保持部材109にあっては、前記条溝140の後側
部分151が前側部分152よりも下に下がっており、
且つ前記下の保持部材110にあっては、前記条溝14
1の後側部分153が前側部分155よりも上に上がっ
ているために、該支柱2を図35〜36に示すように、
前記上下の保持部材109,110に倹鈍方式で保持さ
せる際に、該上下の後側部分151,153を、支柱の
上下の端部分135,136を上下の挿入凹部137,
139に挿入させる際の案内部として機能させることが
でき、該挿入を円滑に行わせることができる。このよう
にして支柱2を保持させた状態で、前記上下の条溝14
0,141が、図37〜38に示すように、支柱2に設
けられている前記嵌入溝22に連通状態となる。
9,110で支柱2の上下の端部分135,136を保
持させるに際しては、図35に示すように、支柱2の上
の端部分135を前記上の開口を通して前記上の挿入凹
部137に挿入せしめ、同図に実線で示すように垂直状
態にした支柱2の下端150を前記下の開口に合わせた
後、該支柱2を下方向に移動させて、支柱の下の端部分
136を下の挿入凹部139に挿入せしめる。これによ
り、支柱2の上下の端部分135,136が上下の挿入
凹部137,139で支持されることになる。なお本実
施の形態においては、図33〜34に示すように、前記
上の保持部材109にあっては、前記条溝140の後側
部分151が前側部分152よりも下に下がっており、
且つ前記下の保持部材110にあっては、前記条溝14
1の後側部分153が前側部分155よりも上に上がっ
ているために、該支柱2を図35〜36に示すように、
前記上下の保持部材109,110に倹鈍方式で保持さ
せる際に、該上下の後側部分151,153を、支柱の
上下の端部分135,136を上下の挿入凹部137,
139に挿入させる際の案内部として機能させることが
でき、該挿入を円滑に行わせることができる。このよう
にして支柱2を保持させた状態で、前記上下の条溝14
0,141が、図37〜38に示すように、支柱2に設
けられている前記嵌入溝22に連通状態となる。
【0056】図31、図32は、このようにして保持さ
れた支柱2,2間に形成された区画部5を覆板6で覆っ
た状態を示すものであり、該覆板6の上下の端部分14
2,143が、前記柱の立設と同様の倹鈍方式で前記上
下の条溝140,141に挿入せしめ、且つ覆板6の両
側端部分73,73を左右対向する嵌入溝22,22に
嵌め入れる。
れた支柱2,2間に形成された区画部5を覆板6で覆っ
た状態を示すものであり、該覆板6の上下の端部分14
2,143が、前記柱の立設と同様の倹鈍方式で前記上
下の条溝140,141に挿入せしめ、且つ覆板6の両
側端部分73,73を左右対向する嵌入溝22,22に
嵌め入れる。
【0057】その後、前記と同様構成の押え部材7の両
端部分76,76を、左右対向する嵌入溝22,22に
嵌め入れ、且つ該両端部分76,76を支持部材35,
35の支持部36,36で下方から支持させることによ
り、所要の囲い86を組み立てることができる。そし
て、このように構成された囲い86にあっては、前記区
画部5を覆う覆板6の側端部分73,73の全体が前記
嵌入溝22,22に嵌め入れられている共に、覆板6の
上下の端部分142,143が上下の条溝140,14
1に挿入状態となされていることから、覆板の側端部分
の端部側においては元より、上下端部分の端部側14
5,146(図31〜32)においても、風や雨、雪が
囲いの内側に吹き込むのを防止できることとなる。又こ
のように挿入状態とすることにより、囲いの美観を向上
させ得ることともなる。
端部分76,76を、左右対向する嵌入溝22,22に
嵌め入れ、且つ該両端部分76,76を支持部材35,
35の支持部36,36で下方から支持させることによ
り、所要の囲い86を組み立てることができる。そし
て、このように構成された囲い86にあっては、前記区
画部5を覆う覆板6の側端部分73,73の全体が前記
嵌入溝22,22に嵌め入れられている共に、覆板6の
上下の端部分142,143が上下の条溝140,14
1に挿入状態となされていることから、覆板の側端部分
の端部側においては元より、上下端部分の端部側14
5,146(図31〜32)においても、風や雨、雪が
囲いの内側に吹き込むのを防止できることとなる。又こ
のように挿入状態とすることにより、囲いの美観を向上
させ得ることともなる。
【0058】〔その他の実施の形態〕
(1)前記押え部材7の端部分76を下方から支持する支
持部36は、前記支柱2の側面部に上下方向に設けられ
た溝部10に設けられるものであれば、前記溝底に設け
られる支持部材35や溝部10の溝底に設けた前記開口
102の下端103として構成されることの他、溝部の
内部の溝側部に設けた突部等、端部分76を下方から支
持できる各種態様で構成される得る。
持部36は、前記支柱2の側面部に上下方向に設けられ
た溝部10に設けられるものであれば、前記溝底に設け
られる支持部材35や溝部10の溝底に設けた前記開口
102の下端103として構成されることの他、溝部の
内部の溝側部に設けた突部等、端部分76を下方から支
持できる各種態様で構成される得る。
【0059】(2)前記押え部材7による覆板6の固定が
可能である限り、該押え部材7は、連結部材3と上下方
向で位置ずれした状態で取り付けられることもある。
可能である限り、該押え部材7は、連結部材3と上下方
向で位置ずれした状態で取り付けられることもある。
【0060】(3) 連結部材3や押え部材7の断面形態
は、前記実施の形態で示したような長方形断面を有する
ものには特定されない。又、これらは中実部材であって
もよい。
は、前記実施の形態で示したような長方形断面を有する
ものには特定されない。又、これらは中実部材であって
もよい。
【0061】(4) 前記上端取付部材41は、前記下端取
付部材39と同様の構成で支柱の上端部分に設けられる
こともある。
付部材39と同様の構成で支柱の上端部分に設けられる
こともある。
【0062】(5) 覆板6としては、各種の樹脂板やアル
ミニウム等の金属板の他、アルミニウム等の金属板を枠
体に張設した板体、金属板と樹脂板とを複合した板体や
金属板と木板とを複合した板体等の複合板、更にはよし
ず等を用いることもできる。
ミニウム等の金属板の他、アルミニウム等の金属板を枠
体に張設した板体、金属板と樹脂板とを複合した板体や
金属板と木板とを複合した板体等の複合板、更にはよし
ず等を用いることもできる。
【0063】(6) 上端取付部材41や下端取付部材39
は、必要に応じ、支柱に対して所要に傾動した状態で被
取付部(前記横受木や横支持木等)に取り付けられるこ
ともある。
は、必要に応じ、支柱に対して所要に傾動した状態で被
取付部(前記横受木や横支持木等)に取り付けられるこ
ともある。
【0064】(7) 前記保持装置を構成する上下の保持部
材は、前記条溝が省略されることがあり、又条溝を設け
る場合であっても、該条溝が支柱の前記嵌入溝に連通状
態とならないこともある。
材は、前記条溝が省略されることがあり、又条溝を設け
る場合であっても、該条溝が支柱の前記嵌入溝に連通状
態とならないこともある。
【0065】(8) 前記保持装置を構成する上下の保持部
材109,110は、支柱2を倹鈍方式で立設できるも
のであれば、前記断面形態の筒状をなすものには特定さ
れず、例えば角筒状の部材の上下面の面部の所要部位に
開口を設けることによって上下の挿入凹部137,13
9を形成するものであってもよい。この場合、上下の保
持部材の向き合う面部に、前記条溝140,141が設
けられる場合と設けられない場合がある。
材109,110は、支柱2を倹鈍方式で立設できるも
のであれば、前記断面形態の筒状をなすものには特定さ
れず、例えば角筒状の部材の上下面の面部の所要部位に
開口を設けることによって上下の挿入凹部137,13
9を形成するものであってもよい。この場合、上下の保
持部材の向き合う面部に、前記条溝140,141が設
けられる場合と設けられない場合がある。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る組立式囲いは、嵌め込み操
作を基本として構成部材相互を一体化可能としているた
めに、防雪、防風、防雨、目隠し等として活用し得る囲
いを簡易に組立て・分解し得るのはもとより、以下の如
き優れた効果を奏する。 (1) 本発明に係る組立式囲いは、覆板の両側端部分を嵌
め入れるための溝部を支柱に設ける構成を採用するた
め、前記した従来の囲いにおけるように、覆板の両側端
部分が露出状態となって支柱と覆板の側端縁との間に隙
間が発生してこれが目立ち、囲いの見栄えを損なうとい
った問題を解消できることとなる。又従来のように、こ
の隙間部分から風や雨、雪が、囲いの内側に吹き込むと
いった問題も解消できることになる。更に、覆板の両側
端部分を溝部に嵌め入れることから、風圧に対する囲い
の強度向上も図られることとなる。然も、覆板を押さえ
る押え部材の両端部分を、支柱の前記溝部に嵌め入れる
構成を採用するため、押え部材の端部分の全体が支柱の
厚さの範囲に納められた状態となし得、これにより、押
え部材が支柱の前面に突出する従来の囲いに比して囲い
の見栄えを向上させ得ると共に、従来の囲いにおけるよ
うに、突出状態となる押え部材に衣服が引っ掛かったり
する危険もない。
作を基本として構成部材相互を一体化可能としているた
めに、防雪、防風、防雨、目隠し等として活用し得る囲
いを簡易に組立て・分解し得るのはもとより、以下の如
き優れた効果を奏する。 (1) 本発明に係る組立式囲いは、覆板の両側端部分を嵌
め入れるための溝部を支柱に設ける構成を採用するた
め、前記した従来の囲いにおけるように、覆板の両側端
部分が露出状態となって支柱と覆板の側端縁との間に隙
間が発生してこれが目立ち、囲いの見栄えを損なうとい
った問題を解消できることとなる。又従来のように、こ
の隙間部分から風や雨、雪が、囲いの内側に吹き込むと
いった問題も解消できることになる。更に、覆板の両側
端部分を溝部に嵌め入れることから、風圧に対する囲い
の強度向上も図られることとなる。然も、覆板を押さえ
る押え部材の両端部分を、支柱の前記溝部に嵌め入れる
構成を採用するため、押え部材の端部分の全体が支柱の
厚さの範囲に納められた状態となし得、これにより、押
え部材が支柱の前面に突出する従来の囲いに比して囲い
の見栄えを向上させ得ると共に、従来の囲いにおけるよ
うに、突出状態となる押え部材に衣服が引っ掛かったり
する危険もない。
【0067】(2) 本発明は、支柱相互を連結部材を用い
て連結する手段として、該連結部材の端部分に設けた係
合溝に挿入せしめられる係合突片を、支柱側面部の溝部
を構成する溝壁片の所要部位の上下に設けた切溝間で形
成する構成を採用している。従って本発明によるとき
は、アングル状等をなす連結片が支柱の側面部で突出状
態となり、又、アングル状等をなす保持片が支柱の前面
部で突出状態となる従来の囲いにおけるように、支柱を
梱包する際に連結片や保持片が出っ張って邪魔になると
いった問題や、梱包状態が嵩張るといった問題を解消で
きる。又従来の囲いにあっては、囲いを組み立てたり分
解する際における支柱の取り扱い等に際して、出っ張り
状態となる連結片や保持片が危険部位ともなったのであ
るが、本発明においては、このような出っ張りが支柱に
存在しないために、支柱の梱包が容易であり、又囲いの
組み立てや分解時における危険が少ない。更に、このよ
うな連結片や保持片を支柱に固定するには、これらを個
別的に溶接やビス固定等の手段で固定しなければならな
いことになるため、その加工に多くの手間を要して囲い
の製造コストの上昇を招く問題があったのであるが、本
発明によるときは、このような問題点も解消できる。
て連結する手段として、該連結部材の端部分に設けた係
合溝に挿入せしめられる係合突片を、支柱側面部の溝部
を構成する溝壁片の所要部位の上下に設けた切溝間で形
成する構成を採用している。従って本発明によるとき
は、アングル状等をなす連結片が支柱の側面部で突出状
態となり、又、アングル状等をなす保持片が支柱の前面
部で突出状態となる従来の囲いにおけるように、支柱を
梱包する際に連結片や保持片が出っ張って邪魔になると
いった問題や、梱包状態が嵩張るといった問題を解消で
きる。又従来の囲いにあっては、囲いを組み立てたり分
解する際における支柱の取り扱い等に際して、出っ張り
状態となる連結片や保持片が危険部位ともなったのであ
るが、本発明においては、このような出っ張りが支柱に
存在しないために、支柱の梱包が容易であり、又囲いの
組み立てや分解時における危険が少ない。更に、このよ
うな連結片や保持片を支柱に固定するには、これらを個
別的に溶接やビス固定等の手段で固定しなければならな
いことになるため、その加工に多くの手間を要して囲い
の製造コストの上昇を招く問題があったのであるが、本
発明によるときは、このような問題点も解消できる。
【0068】(3) 押え部材を下方から支持する支持部
を、前記嵌入溝の溝底で突設し、該支持部が、併せて、
嵌入溝に嵌め入れられた連結部材の端部分を下方から支
持できる如くなし、該支持された状態で該端部分を後方
向にスライドさせることにより、前記係合突片が前記係
合溝に挿入されるように構成した場合は、前記支持部
を、押え部材の端部分を下方から支持するために利用で
きるだけでなく、係合溝への係合突片の挿入の容易化を
図るガイドとしても利用できることとなり、これによ
り、連結部材による支柱相互の連結の容易化を達成でき
ることとなる。
を、前記嵌入溝の溝底で突設し、該支持部が、併せて、
嵌入溝に嵌め入れられた連結部材の端部分を下方から支
持できる如くなし、該支持された状態で該端部分を後方
向にスライドさせることにより、前記係合突片が前記係
合溝に挿入されるように構成した場合は、前記支持部
を、押え部材の端部分を下方から支持するために利用で
きるだけでなく、係合溝への係合突片の挿入の容易化を
図るガイドとしても利用できることとなり、これによ
り、連結部材による支柱相互の連結の容易化を達成でき
ることとなる。
【0069】(4) 本発明に係る組立式囲いで用いる支柱
の全てを、左右の側面部に溝部が設けられたものとして
構成する場合は、支柱に区別が無くなりその全てをどの
場所にも区別なく使えるために、それだけ、組み立て作
業能率を向上させる得ることとなる。
の全てを、左右の側面部に溝部が設けられたものとして
構成する場合は、支柱に区別が無くなりその全てをどの
場所にも区別なく使えるために、それだけ、組み立て作
業能率を向上させる得ることとなる。
【0070】(5) 上下の保持部材を具える前記保持装置
によるときは、囲いの組み立てに際して行なう支柱の立
設施工を、倹鈍方式で簡易且つ確実に行うことができ
る。又該上下の保持部材の上下向き合う面部に条溝を設
け、該条溝が、立設された支柱の前記嵌入溝に連通状態
となるように構成することにより、支柱間に形成された
区画部を覆う覆板の側端部分の全体を前記嵌入溝に嵌め
入れることができると共に、覆板の上下の端部分を上下
の条溝に挿入状態となし得るため、該覆板の側端部分側
においては元より上下端部分の端部側においても、風や
雨、雪が内部に吹き込むのを防止できることとなる。
又、前記上の保持部材にあっては、前記条溝の後側部分
が前側部分よりも下に下がった状態とし、且つ前記下の
保持部材にあっては、前記条溝の後側部分が前側部分よ
りも上に上がった状態とするときは、該支柱を前記上下
の保持部材に倹鈍方式で保持させる際に、該上下の後側
部分を、支柱の上下の端部分を上下の挿入凹部に挿入さ
せる際の案内部として機能させることができ、該挿入を
円滑に行わせることができる。
によるときは、囲いの組み立てに際して行なう支柱の立
設施工を、倹鈍方式で簡易且つ確実に行うことができ
る。又該上下の保持部材の上下向き合う面部に条溝を設
け、該条溝が、立設された支柱の前記嵌入溝に連通状態
となるように構成することにより、支柱間に形成された
区画部を覆う覆板の側端部分の全体を前記嵌入溝に嵌め
入れることができると共に、覆板の上下の端部分を上下
の条溝に挿入状態となし得るため、該覆板の側端部分側
においては元より上下端部分の端部側においても、風や
雨、雪が内部に吹き込むのを防止できることとなる。
又、前記上の保持部材にあっては、前記条溝の後側部分
が前側部分よりも下に下がった状態とし、且つ前記下の
保持部材にあっては、前記条溝の後側部分が前側部分よ
りも上に上がった状態とするときは、該支柱を前記上下
の保持部材に倹鈍方式で保持させる際に、該上下の後側
部分を、支柱の上下の端部分を上下の挿入凹部に挿入さ
せる際の案内部として機能させることができ、該挿入を
円滑に行わせることができる。
【図1】本発明に係る組立式囲いをその組み立てられた
使用状態で示す斜視図である。
使用状態で示す斜視図である。
【図2】囲いを構成する囲い枠体を示す斜視図である。
【図3】組み立てられた囲いの一部断面図である。
【図4】支柱と連結部材の構成を説明する斜視図であ
る。
る。
【図5】支柱の下端を玄関の床部に固定した状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図6】支柱の下端部分に設けられる下端取付部材を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図7】支柱の上端部分に設けられる上端取付部材を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】上端取付部材を介して支柱を玄関の天井部に固
定した状態を示す斜視図である。
定した状態を示す斜視図である。
【図9】上端取付部材に設けられる取付具の構成を説明
する斜視図である。
する斜視図である。
【図10】組み立てられた囲いの他の態様を示す部分斜
視図である。
視図である。
【図11】連結部材の端部分を示す斜視図である。
【図12】連結部材の端部分を支柱に連結する工程を説
明する断面図である。
明する断面図である。
【図13】連結部材の端部分を支柱に連結した状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図14】連結部材の端部分を支柱に連結した状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図15】支柱相互を連結部材で連結する工程を説明す
る説明図である。
る説明図である。
【図16】支柱間に形成される区画部を覆う覆板を押え
部材で押さえる工程を説明する説明図である。
部材で押さえる工程を説明する説明図である。
【図17】組み立てられた囲いにおける、連結部材と押
え部材とによる覆板の挾持状態を説明する斜視図であ
る。
え部材とによる覆板の挾持状態を説明する斜視図であ
る。
【図18】組み立てられた囲いの、連結部材と押え部材
とによる覆板の挾持状態を示す断面図である。
とによる覆板の挾持状態を示す断面図である。
【図19】玄関の雪除けとして形成された囲いを示す側
面図である。
面図である。
【図20】平板状覆板を用いて構成された組立式囲い
を、連結部材の端部分を支柱に連結した状態と共に示す
斜視図である。
を、連結部材の端部分を支柱に連結した状態と共に示す
斜視図である。
【図21】その平板状覆板を押え部材で押さえた状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図22】その平板状覆板を押え部材で押さえた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図23】その平板状覆板を押え部材で押さえた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図24】本発明に係る組立式囲いのその他の態様を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図25】本発明に係る組立式囲いにおける連結部材の
端部分と支柱の連結の構成を説明する斜視図である。
端部分と支柱の連結の構成を説明する斜視図である。
【図26】その連結部材の端部分を支柱に連結する工程
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【図27】その連結部材の端部分を支柱に連結した状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図28】その組立式囲いを用いて構成された囲いを示
す断面図である。
す断面図である。
【図29】押え部材の端部分を下方から支持する支持部
の他の構成を説明する斜視図である。
の他の構成を説明する斜視図である。
【図30】その押え部材を用いて覆板を押さえる工程を
説明する説明図である。
説明する説明図である。
【図31】建物の上下に設けた上下の保持部材で支柱の
上下の端部分を保持する組立式囲いの、組み立てられた
囲いの上側部分を示す斜視図である。
上下の端部分を保持する組立式囲いの、組み立てられた
囲いの上側部分を示す斜視図である。
【図32】建物の上下に設けた上下の保持部材で支柱の
上下の端部分を保持する組立式囲いの、組み立てられた
囲いの下端部分を示す斜視図である。
上下の端部分を保持する組立式囲いの、組み立てられた
囲いの下端部分を示す斜視図である。
【図33】上の保持部材と支柱の上端側を示す斜視図で
ある。
ある。
【図34】下の保持部材と支柱の下端側を示す斜視図で
ある。
ある。
【図35】上下の保持部材に支柱を保持させる工程を説
明する説明図である。
明する説明図である。
【図36】上下の保持部材で支柱を保持した状態を示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図37】上の保持部材に支柱の上の端部分を保持させ
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図38】下の保持部材に支柱の下の端部分を保持させ
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図39】従来の組立式囲いをその組み立て状態で示す
斜視図である。
斜視図である。
【図40】その一部欠切拡大斜視図である。
【図41】従来の組立式囲いにおける支柱と連結部材の
構成を説明する斜視図である。
構成を説明する斜視図である。
【図42】従来の組立式囲いにおける支柱と押え部材の
構成を説明する斜視図である。
構成を説明する斜視図である。
【図43】従来の組立式囲いにおける、区画部を覆った
覆板の両側端部分の露出状態を示す部分斜視図である。
覆板の両側端部分の露出状態を示す部分斜視図である。
1 組立式囲い
2 支柱
3 連結部材
5 区画部
6 覆板
7 押え部材
9 支柱の側面部
10 溝部
22 嵌入溝
23 切溝
25 係合突片
35 支持部材
36 支持部
109 上の保持部材
110 下の保持部材
135 支柱の上の端部分
136 支柱の下の端部分
137 上の挿入凹部
139 下の挿入凹部
140 上の条溝
141 下の条溝
142 覆板の上の端部分
143 覆板の下の端部分
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 栗田 和男
岐阜県養老郡養老町大坪前沖348 神明
和工業株式会社内
(72)発明者 桐山 耕造
岐阜県養老郡上石津町一之瀬1998 有限
会社アイコム内
(56)参考文献 特開 平8−326364(JP,A)
実開 平1−79791(JP,U)
実開 昭57−62290(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04H 9/16
E04H 17/16 104
Claims (10)
- 【請求項1】 間隔を置いて平行して配置される支柱
と、左右隣り合う支柱相互を連結する連結部材と、支柱
間に形成される区画部を前側から覆う覆板と、該覆板を
その前面側で押さえる押え部材とを具え、 前記左右隣り合う支柱の向き合う側面部には上下方向の
溝部が設けられ、左右溝部の向き合う側は開口されて嵌
入溝が形成されており、又前記連結部材は、隣り合う支
柱間に上下方向に所要間隔を置いて、横方向に延長する
如く配設され、支柱相互を連結するものであり、前記溝
部を構成する前方に突出した溝壁片の所要部位において
該溝壁片の先端から基端に向かう切溝が上下に設けら
れ、該上下の切溝間に、前方に突出する係合突片が形成
されてなり、一方、前記連結部材の両端部分には、該係
合突片を挿入させる係合溝が設けられ、該係合突片を該
係合溝に挿入させることによって、連結部材と支柱とが
連結される如くなされており、 又前記覆板は、その後面が、支柱相互を連結状態にある
前記連結部材の前面で支持された状態で、両側端部分が
前記嵌入溝に嵌め入れ可能となされており、 又前記押え部材は、該嵌め入れられた状態にある覆板
を、その前面側から後方に向けて押さえるものであり、
該押え部材の両端部分が前記嵌入溝に嵌め入れられた状
態で、該端部分が、前記溝部に設けた支持部で下方から
支持されるようになされていることを特徴とする組立式
囲い。 - 【請求項2】 間隔を置いて平行して配置される支柱
と、隣り合う支柱相互を連結する連結部材と、支柱間に
形成される区画部を前側から覆う覆板と、該覆板をその
前面側で押さえる押え部材とを具え、 前記隣り合う支柱の向き合う側面部には上下方向の溝部
が設けられ、左右溝部の向き合う側は開口されて嵌入溝
が形成されており、又前記連結部材は、隣り合う支柱間
に上下方向に所要間隔を置いて、横方向に延長する如く
配設され、支柱相互を連結するものであり、前記溝部を
構成する前方に突出した溝壁片の所要部位において該溝
壁片が切欠されて挿入凹部が形成されると共に、該挿入
凹部の下端の後側で下方に向かう切溝が設けられること
により、上方に突出する係合突片が形成されてなり、一
方、前記連結部材の両端部分には、該係合突片を挿入さ
せる係合溝が設けられ、該係合突片を該係合溝に挿入さ
せることによって、連結部材と支柱とが連結される如く
なされており、 又前記覆板は、その後面が、支柱相互を連結状態にある
前記連結部材の前面で支持された状態で、両側端部分が
前記嵌入溝に嵌め入れ可能となされており、 又前記押え部材は、該嵌め入れられた状態にある覆板
を、その前面側から後方に向けて押さえるものであり、
該押え部材の両端部分が前記嵌入溝に嵌め入れられた状
態で、該端部分が、前記溝部に設けた支持部で下方から
支持されるようになされていることを特徴とする組立式
囲い。 - 【請求項3】 前記溝部に設けた前記支持部は、該溝部
の内部においてその溝底又は溝側部で突設されており、
該支持部が前記該押え部材の端部分を下方から支持する
ことを特徴とする請求項1又は2記載の組立式囲い。 - 【請求項4】 前記溝部に設けた前記支持部は、該溝部
の溝底に設けた開口の下端として構成されており、前記
押え部材の端部分が、該開口に挿入せしめられて前記下
端で下方から支持されることを特徴とする請求項1又は
2記載の組立式囲い。 - 【請求項5】 前記溝部に設けた支持部は、該溝部の溝
底又は溝側部で突設され、該支持部が前記押え部材の端
部分を下方から支持する如くなされており、且つ該支持
部は、前記溝部に嵌め入れられた連結部材の端部分を下
方から支持する如くなされ、該支持された状態で該端部
分を後方向にスライドさせることにより、前記係合突片
が前記係合溝に挿入するようになされていることを特徴
とする請求項1記載の組立式囲い。 - 【請求項6】 前記連結部材は、矩形筒状に形成されて
おり、その両端部分の後面部に、前記係合突片を嵌め入
れるための係合溝が設けられ、前記上下の切溝に、該連
結部材の上下の側板部が嵌め入れられるようになされ、
且つ該上下の側板部の内面が前記係合突片の上下端に当
接することを特徴とする請求項1記載の組立式囲い。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の組立式
囲いを構成する支柱の上下端を立設状態で保持させる支
柱保持装置であって、建物の上下に設けられる上保持部
材と下保持部材とを具え、該上下の保持部材の上下向き
合う面部に、前記支柱の上下の端部分を挿入させる挿入
凹部が形成されており、該上の挿入凹部への、支柱の上
の端部分の挿入量が、下の挿入凹部への、支柱の下の端
部分の挿入量よりも大きくなるように、該上下の挿入凹
部の上下方向の深さが設定されており、以って、該支柱
の上の端部分を該上の挿入凹部に挿入した後に該支柱の
下端を前記下の挿入凹部に合わせ、その後該支柱を下方
向に移動させることにより、該支柱の上下の端部分を上
下の保持部材で保持可能としたことを特徴とする支柱保
持装置。 - 【請求項8】 前記上下の保持部材は筒状に形成され、
該上の保持部材の下の面部と該下の保持部材の上の面部
の夫々には、その長さ方向に延長する条溝が上下対向し
て設けられ、該上下の条溝に、前記覆板の上下の端部分
を挿入可能となされており、又前記向き合う面部の、前
記条溝の前側部分と後側部分が夫々欠切されて前後の切
欠部が形成され、両切欠部と条溝とによって、前記支柱
の上下の端部分を挿入させ得る前記上下の挿入凹部の開
口が形成されていることを特徴とする請求項7記載の支
柱保持装置。 - 【請求項9】 前記上下の保持部材は筒状に形成され、
該上の保持部材の下の面部と該下の保持部材の上の面部
の夫々には、その長さ方向に延長する条溝が上下対向し
て設けられ、該上下の条溝に、前記覆板の上下の端部分
を挿入可能となされており、又前記向き合う面部の、前
記条溝の前側部分と後側部分が夫々欠切されて前後の切
欠部が形成され、両切欠部と条溝とによって、前記支柱
の上下の端部分を挿入させ得る前記上下の挿入凹部の開
口が形成されており、且つ、前記上下の条溝が前記嵌入
溝に連通するようになされていることを特徴とする請求
項7記載の支柱保持装置。 - 【請求項10】 前記上の保持部材の下の面部は、前記
条溝の後側部分が、前記条溝の前側部分よりも下に下が
っており、且つ前記下の保持部材の上の面部は、前記条
溝の後側部分が、前記条溝の前側部分よりも上に上がっ
ていることを特徴とする請求項8又は9記載の支柱保持
装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001270213A JP3524081B2 (ja) | 2001-09-06 | 2001-09-06 | 組立式囲い及びそれに用いる支柱保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001270213A JP3524081B2 (ja) | 2001-09-06 | 2001-09-06 | 組立式囲い及びそれに用いる支柱保持装置 |
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JP2003074212A JP2003074212A (ja) | 2003-03-12 |
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- 2001-09-06 JP JP2001270213A patent/JP3524081B2/ja not_active Expired - Fee Related
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