JP3521640B2 - エンジンルーム内のタンク取付構造 - Google Patents

エンジンルーム内のタンク取付構造

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JP3521640B2
JP3521640B2 JP22682796A JP22682796A JP3521640B2 JP 3521640 B2 JP3521640 B2 JP 3521640B2 JP 22682796 A JP22682796 A JP 22682796A JP 22682796 A JP22682796 A JP 22682796A JP 3521640 B2 JP3521640 B2 JP 3521640B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンルーム内に
搭載されるラジエータリザーバタンクやウォッシャタン
ク等のタンクの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3,4は従来のラジエータリザーバタ
ンクの取付構造示すもので、1はエンジンルームE・R
の側部を隔成するフードリッジパネル、2はフードリッ
ジパネル1の下縁部にクロージングプレート3を介して
接合配置されて、車体フロント部の前後方向骨格部を構
成するサイドメンバで、その上面をフードリッジパネル
1の棚部1aと略面一に整合して配置してある。
【0003】このサイドメンバ2の上面にはエンジンマ
ウント4を接合配置してあり、該エンジンマウント4に
よってエンジンユニット5を防振支持するようにしてあ
る。
【0004】6はサイドメンバ2の上面にエンジンマウ
ント4の前側に近接して搭載したタンクとしてのラジエ
ータリザーバタンクで、このリザーバタンク6は方形に
形成してあって、サイドメンバ2の上面に図外のタンク
固定用ブラケットを突起状に固設して、この突起状のブ
ラケットにタンク座部に設けた図外の凹部を挿入係合し
て固定するか、あるいは、実開平4−21439号公
報、実開平2−106959号公報等に示される固定手
段によって固定してある。
【0005】7は前記棚部1a上に図外のブラケットを
介して搭載固定した車体側電気部品としてのリレーユニ
ットを示し、そのハーネス8はラジエータリザーバタン
ク6の前方からエンジンユニット5の前方へ引き出し
て、該エンジンユニット5の前側に配設した電気部品と
してのオルタネータ9のハーネス10とコネクタ8a,
10aを介して接続するようにしている。
【0006】11はリレーユニット7の前方で棚部1a
に立設配置されて、該棚部1aの下側に搭載した図外の
ウォッシャタンクへウォッシャ液を補給するウォッシャ
インレット、12はエンジンマウント4の後方でサイド
メンバ2の上面に図外のブラケットを介して搭載したパ
ワステリザーバタンク、13は該パワステリザーバタン
ク12に接続したパワステ配管を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ラジエータリザーバタ
ンク6は図外のエンジンフードによってその搭載地上高
が規制され、また、フードリッジパネル1の棚部1aに
はリレーユニット7等の機能部品が搭載される関係で、
該ラジエータリザーバタンク6の所要の容積を確保しよ
うとすると、,前記側方に搭載したリレーユニット7等
の他の機能部品との干渉を避けるために前後方向に長大
にせざるを得ず、ラジエータリザーバタンク6自体の造
形の自由度がなく、また、周辺の機能部品とのレイアウ
トの自由度が小さく制約されてしまう。
【0008】しかも、ラジエータリザーバタンク6の後
方にエンジンマウント4が近接配置されているため、該
ラジエータリザーバタンク6を前後方向に長大に形成す
ると、その前方に配設される図外のヘッドランプとのク
リアランスを十分に確保できなくなって、ヘッドランプ
の交換作業スペースが狭くなる等の不具合を生じる。
【0009】更に、図外のラジエータを通過してエンジ
ンユニット5の前側の排気マニホールド5aおよびオル
タネータ9に吹き当って側部上方へ廻り込む熱気がエン
ジンマウント4の上側に指向するようになるため、エン
ジンマウント4を図外の遮熱板で熱保護する必要があっ
て、エンジンルームE・R内の部品レイアウトが益々困
難になってしまうばかりでなく、コスト的にも不利とな
ってしまう。
【0010】また、このようなラジエータリザーバタン
ク6の配置による問題とは別に、エンジンユニット5の
搭載作業に際して、該エンジンユニット5に対して車体
を上方から吊り下す所謂ボディドロップ後に、オルタネ
ータ9の前側でオルタネータ側ハーネス10のコネクタ
10aにリレー側ハーネス8のコネクタ8aを接続する
ようにしているため、図外のラジエータや冷却ファンユ
ニット等のエンジンルーム前端部の機能部品とオルタネ
ータ9との間には所要の作業スペースを確保する必要が
あって、車体のフロントオーバーハングが大きくなる傾
向にある。
【0011】そこで、本発明はタンクの造形の自由度は
もとより、周辺の機能部品とのレイアウトの自由度を高
めることができ、しかも、タンク後側に配設されるエン
ジンマウントの熱保護機能をも発揮することができるエ
ンジンルーム内のタンク取付構造を提供するものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、フ
ードリッジパネルに接合したサイドメンバの上面にタン
クをブラケットを介して装着する構造において、前記タ
ンクをロア部と、該ロア部に連なって少くとも前後方向
に張り出して形成されて、サイドメンバ上面のタンク後
側に配設されたエンジンマウントの上方を覆うアッパ部
とで構成する一方、ブラケットに前後1対のステイを立
設して、これらステイでタンクのロア部を前後方向に挾
持すると共に、該ステイにタンクを締結固定したことを
特徴としている。
【0013】請求項2にあっては、請求項1に記載のブ
ラケットにロケート孔を形成する一方、タンクのロア部
底面に該ロケート孔に挿入係合するロケートピンを突設
したことを特徴としている。
【0014】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
のステイの上端部にエンジンルームセンター側に向けて
傾斜するブラケット受片を曲折成形する一方、タンクの
前後側面上部に前記ブラケット受片の傾斜に合わせて傾
斜したタンク側ブラケットを突設し、該タンク側ブラケ
ットをステイのブラケット受片上に重合して止着手段に
より締結固定したことを特徴としている。
【0015】請求項4にあっては、請求項1〜3に記載
のタンクのロア部には、アッパ部によって覆われる部分
に導液ホースを接続するホースコネクタを設けたことを
特徴としている。
【0016】請求項5にあっては、請求項1〜4に記載
のブラケットは下方へオフセットして曲折成形した前,
後複数個の座部を備え、これら座部を介してサイドメン
バに設けられた緩衝用ビード部を跨いで締結固定したこ
とを特徴としている。
【0017】請求項6にあっては、請求項5に記載のブ
ラケットは前,後の座部の中間部分に前後方向の折曲を
促す易屈曲部を備えたことを特徴としている。
【0018】請求項7にあっては、請求項1〜6に記載
のブラケットは、エンジンユニットの前側に配設したエ
ンジン側電気部品のハーネスを接続する車体側電気部品
のハーネスの固定ブラケットを備えていることを特徴と
している。
【0019】
【発明の効果】請求項1によれば、タンクのアッパ部を
ロア部に対して前後方向に張り出して形成してあるた
め、ロア部の前後方向寸法を短くしてもアッパ部の前後
張り出しによって所要のタンク容積を確保することがで
きてタンク自体の造形の自由度を高められることは勿
論、エンジンルーム前端側部に配設されるヘッドランプ
後方の作業スペースをタンク後方のエンジンマウントに
よって制約されることなく十分に確保することもでき
て、周辺機能部品とのレイアウトの自由度を高めること
ができる。
【0020】また、タンクのアッパ部によってタンク後
方に配設されたエンジンマウントの上方を覆っているた
め、エンジンマウントの上方に廻り込むエンジンルーム
内の熱気をこのアッパ部で遮断して遮熱機能を発揮し、
専用の遮熱板を用いることなくエンジンマウントを熱保
護することもできる。
【0021】更に、タンクのロア部をブラケットのステ
イで前後方向に挾持した状態でタンクをステイに締結固
定するため、タンクの取付安定性および取付剛性を高め
ることができると共に、タンク取付時にそのロア部を前
後1対のステイ間に挿入することによってタンクの前後
方向の位置決めを行え、かつ、ステイがブラケットに対
するロア部の組付けガイドとなって取付作業性を向上す
ることができる。
【0022】請求項2によれは、請求項1の効果に加え
て、ロケートピンとロケート孔との係合によってタンク
の車幅方向の位置決めを行えるから、タンクの取付作業
性をより一層高められると共に、タンクの支持剛性を更
に高めることができる。
【0023】請求項3によれば、請求項1,2の効果に
加えて、ステイ上端部のブラケット受片とタンク側ブラ
ケットとが同一角度でエンジンルームセンター側に向け
て傾斜しているため、作業上自由空間となるエンジンル
ームの斜め上方からこれらブラケット受片とタンク側ブ
ラケットとを締結することができて締結作業性を向上す
ることができる。
【0024】また、タンクのロア部を前後1対のステイ
間に挿入した際に、これらエンジンルームセンター側に
向けて傾斜したブラケット受片とタンク側ブラケットと
の摺接ガイド作用によって、タンクの車幅方向の位置決
めを確実に行えて取付作業性をより一層向上することが
できる。
【0025】請求項4によれば、請求項1〜3の効果に
加えて、タンクの導液ホース接続部分をタンクのアッパ
部で覆えるため見栄えを向上することができる。
【0026】請求項5によれば、請求項1〜4の効果に
加えて、ブラケットをサイドメンバの緩衝用ビード部を
前後方向に跨いで該サイドメンバに締結固定してあるた
め、車両の前面衝突時にサイドメンバが前後方向に圧潰
変形する際に、緩衝用ビード部による圧潰誘起作用をブ
ラケットで阻害することがなく、該サイドメンバの圧潰
変形をスムーズに行わせることができて緩衝作用を些か
も損なうことがない。
【0027】請求項6によれば、請求項5の効果に加え
て、車両の前面衝突時に緩衝用ビード部によってサイド
メンバの前後方向の圧潰変形が誘起される際に、ブラケ
ットも易屈曲部を起点として前後方向に折曲変形するた
め、サイドメンバの前後方向の圧潰変形をより一層スム
ーズに行わせることができる。
【0028】請求項7によれば、エンジンユニットの搭
載時に、該エンジンユニットに対して車体をボディドロ
ップした後、ブラケットの固定ブラケットに固定した車
体側電気部品側のハーネスと、エンジンユニットの前側
に配設したエンジン側電気部品のハーネスとの接続作業
を、タンクを取付けたエンジンルーム側部で行えるた
め、エンジンルーム前端部に搭載されたラジエータ等の
機能部品とエンジン側電気部品との間のクリアランスを
狭めることができて、車体のフロントオーバーハングを
小さくすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
【0030】図1,2において、エンジンルームE・R
の側部を隔成するフードリッジパネル1の下縁部にクロ
ージングプレート3を介して接合したサイドメンバ2
は、その上面をフードリッジパネル1に有段成形した棚
部1aと略面一に整合するように配置してあって、該サ
イドメンバ2の上面にエンジンマウント4を接合配置し
て、該エンジンマウント4によりエンジンユニット5を
防振支持するようにしてある。
【0031】このサイドメンバ2の上面には、エンジン
マウント4の前側に近接してタンクとしての樹脂製のラ
ジエータリザーバタンク20を搭載固定してある。
【0032】ラジエータリザーバタンク20は、前後方
向寸法および車幅方向寸法を狭めて容積を小さくしたロ
ア部21と、このロア部21に連なって該ロア部21よ
り前後方向および車幅方向に張り出して容積を大きくし
たアッパ部22とてで構成してあり、該アッパ部21の
後部は後方へ庇状に大きく張り出し成形して前記エンジ
ンマウント4の上方を覆うようにしてある。
【0033】ロア部21の前記アッパ部22の前側張り
出し部分で覆われる前壁下部にはホースコネクタ23を
一体成形して、該ホースコネクタ23に図外の導液ホー
スを接続するようにしてあると共に、該ロア部21の前
後壁の上側部には、ロア部21のエンジンルームセンタ
ー側の側壁寄りに後述するステイ27に固定するタンク
側ブラケット25を一体成形してある。
【0034】26はサイドメンバ2の上面に締結固定さ
れて前記ラジエータリザーバタンク20を固定するブラ
ケットで、該ブラケット26はラジエータリザーバタン
ク20のロア部21を前後方向に挾持する前後1対のス
テイ27を立設してある。
【0035】本実施形態ではこのステイ27をステイベ
ース28の前後両端部に曲折成形して、該ステイベース
28をブラケット26にスポット溶接により接合固定し
てある。
【0036】ステイ27,27の上端部には、エンジン
ルームセンター側に向けて適宜の角度で傾斜するブラケ
ット受片29を曲折成形し、その下面に図外のウエルド
ナットを配設してある。
【0037】前記ラジエータリザーバタンク20のロア
部21の前後壁に一体成形したタンク側ブラケット25
は、このブラケット受片29と同じ角度でエンジンルー
ムセンター側に向けて傾斜成形してあり、該ブラケット
受片29上にタンク側ブラケット25を重合し、ボルト
挿入孔25a,29aにボルト31を挿入してウエルド
ナットに螺合,締結することによって、ラジエータリザ
ーバタンク20をステイ27に固定するようにしてあ
る。
【0038】また、ステイベース28とブラケット26
の重合部分を上下方向に貫通してロケート孔32を形成
してある一方、ラジエータリザーバタンク20のロア部
21の底面にはロケートピン33を突設してあり、これ
らロケート孔32とロケートピン33との係合によって
ラジエータリザーバタンク20を位置決めできるように
してある。
【0039】ブラケット26は下方へオフセットして曲
折成形した前,後複数個の座部34を備えていて、これ
ら座部34を介してサイドメンバ2に設けられた緩衝用
ビード部35を跨いでボルト・ナット36により締結固
定してある。
【0040】また、ブラケット26の前,後部の座部3
4,34の中間部分、具体的にはステイベース28の前
端部近傍部分に、該ブラケット26の前後方向の折曲を
促す易屈曲部としてのビード部37を形成してある。
【0041】更に、ブラケット26の前縁およびエンジ
ンルームセンター側の側縁には、前記棚部1a上に図外
のブラケットを介して搭載固定した車体側電気部品とし
てのリレーユニット7のハーネス8の固定ブラケット3
8,39を一体に形成してある。
【0042】固定ブラケット39は上方へ曲折成形して
あって、ハーネス8はその中間部分を固定ブラケット3
8にクリップ40により固定し、端末のコネクタ8aを
この固定ブラケット39に係着固定してあり、エンジン
ユニット5の前側に配設したエンジン側電気部品として
のオルタネータ9のハーネス10のコネクタ10aをエ
ンジンルームE・Rの側部でこの固定ブラケット39に
係着したコネクタ8aに接続するようにしてある。
【0043】以上の実施形態の構造によれば、ラジエー
タリザーバタンク20のアッパ部22をロア部21に対
して前後方向および車幅方向に張り出して形成してある
ため、ロア部21の前後方向寸法をみ短くしてもアッパ
部22の前記張り出し成形によって所要のタンク容積を
確保することができるから、ラジエータリザーバタンク
20自体の造形の自由度を高められることは勿論、エン
ジンルームE・Rの前端側部に配設される図外のヘッド
ランプ後方の作業スペースをラジエータリザーバタンク
後方のエンジンマウント4によって制約されることなく
十分に確保でき、周辺機能部品とのレイアウトの自由度
を高めることができる。
【0044】また、アッパ部22の後部は後方へ庇状に
大きく張り出して、エンジンマウント4の上方を覆って
いるため、図外のラジエータを通過してエンジンユニッ
ト5の前側の排気マニホールド5a、およびオルタネー
タ9に吹き当って側部のエンジンマウント4の上方へ廻
り込む熱気をこのアッパ部22の後部の庇状の張り出し
部分で遮って、該エンジンマウント4が熱に晒されるの
を防止することができ、従って、専用の遮熱板を用いる
ことなくエンジンマウント4を熱保護できるから、部品
点数を削減してエンジンルームE・R内の部品レイアウ
トを容易に行えると共に、コスト的に有利に得ることが
できる。
【0045】更に、ラジエータリザーバタンク20のロ
ア部21をブラケット26のステイ27,27で前後方
向に挾持した状態で該ラジエータリザーバタンク20を
ステイ27,27に締結固定してあるため、ラジエータ
リザーバタンク20の取付安定性および取付剛性を高め
ることができる。
【0046】しかも、ラジエータリザーバタンク20の
取付時には、ロア部21をこれらステイ27,27間に
挿入することによって前後方向の位置決めを行え、か
つ、ステイ27,27がブラケット26に対するロア部
21の組付けガイドとなるから取付作業性を向上するこ
とができる。
【0047】特に本実施形態にあっては、ブラケット2
6に設けたロケート孔32と、ラジエータリザーバタン
ク20のロア部21の底面に突設したロケートピン33
との係合によってラジエータリザーバタンク20の車幅
方向の位置決めを行えるから、取付作業性をより一層高
められると共に、ラジエータリザーバタンク20の支持
剛性を更に高めることができる。
【0048】また、前述のラジエータリザーバタンク2
0とステイ27,27との締結は、エンジンルームセン
ター側に向けて傾斜して形成したステイ上端部のブラケ
ット受片29,29と、タンク側ブラケット25,25
とを重合して、これらを作業上自由空間となるエンジン
ルームE・Rの斜め上方から締結するようにしてあるた
め、締結作業性を向上することもできる。
【0049】しかも、前述のラジエータリザーバタンク
20のロア部21のステイ27,27間への挿入組付け
時には、これらブラケット受片29,29とタンク側ブ
ラケット25,25との摺接ガイド作用によって、ラジ
エータリザーバタンク20の車幅方向の位置決めを確実
に行えるから、取付作業性をより一層向上することがで
きる。
【0050】更に、ラジエータリザーバタンク20の導
液ホースは、アッパ部22の前側の張り出し部分で覆わ
れるロア部21の前壁下部に設けたホースコネクタ23
に接続してあって、該接続部分が上方から見えることは
なく、しかも、エンジンマウント4の後方でサイドメン
バ2の上面に図外のブラケットを介して載置固定したパ
ワステリザーバタンク12のパワステ配管13を、前記
アッパ部22の側部で棚部1a側に張り出した部分で覆
うように配索することもできるので、見栄えを向上する
こともできる。
【0051】一方、このようなラジエータリザーバタン
ク20のレイアウト上の効果とは別に、ブラケット26
はサイドメンバ2の緩衝用ビード部35を前後方向に跨
いで該サイドメンバ2の上面に結合してあると共に、該
ブラケット26自体にも前後の座部34,34の中間部
分に前後方向の折曲を促す易屈曲部としてのビード部3
7を設けてあるため、車両の前面衝突時にサイドメンバ
2が前後方向に圧潰変形する際に、緩衝用ビード部35
による圧潰誘起作用をブラケット26で阻害することが
なく、該ブラケット26自体もビード部37を起点とし
て前後方向に折曲するようになり、従って、サイドメン
バ2の前後方向の圧潰変形をスムーズに行わせて緩衝作
用を些かも損なうことがない。
【0052】更に、エンジンユニット5の搭載時に、該
エンジンユニット5に対して車体をボディドロップした
後、ブラケット26の固定ブラケット38,39に固定
したリレーユニット7側のハーネス8のコネクタ8a
と、エンジンユニット5の前側に配設したオルタネータ
9側のハーネス10端のコネクタ10aとの接続作業
を、ラジエータリザーバタンク20を取付けたエッジル
ームE・Rの側部で行えるため、エンジンルームE・R
の前端部に搭載された図外のラジエータ等の機能部品と
オルタネータ9との間のクリアランスを狭めることがで
きて、車体のフロントオーバーハングを小さくすること
もできる。
【0053】なお、前記実施形態ではタンクとしてラジ
エータリザーバタンクを例示したが、この他ウォッシャ
タンクや他のタンクの取付けにも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】同実施形態のタンクとブラケットとの関係を示
す分解斜視図。
【図3】従来の構造を示す斜視図。
【図4】同従来の構造を示す平面図。
【符号の説明】
1 フードリッジパネル 2 サイドメンバ 4 エンジンマウント 5 エンジンユニット 7 車体側電気部品 8 車体側電気部品のハーネス 9 エンジン側電気部品 10 エンジン側電気部品のハーネス 20 タンク 21 ロア部 22 アッパ部 24 ホースコネクタ 25 タンク側ブラケット 26 ブラケット 27 ステイ 29 ブラケット受片 32 ロケート孔 33 ロケートピン 34 座部 35 緩衝用ビード部 37 易屈曲部 38,39 ハーネス固定ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01P 11/00 B60S 1/50 F01P 3/20 B60K 11/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フードリッジパネルに接合したサイドメ
    ンバの上面にタンクをブラケットを介して装着する構造
    において、前記タンクをロア部と、該ロア部に連なって
    少くとも前後方向に張り出して形成されて、サイドメン
    バ上面のタンク後側に配設されたエンジンマウントの上
    方を覆うアッパ部とで構成する一方、ブラケットに前後
    一対のステイを立設して、これらステイでタンクのロア
    部を前後方向に挾持すると共に、該ステイにタンクを締
    結固定したことを特徴とするエンジンルーム内のタンク
    取付構造。
  2. 【請求項2】 ブラケットにロケート孔を形成する一
    方、タンクのロア部底面に該ロケート孔に挿入係合する
    ロケートピンを突設したことを特徴とする請求項1記載
    のエンジンルーム内のタンク取付構造。
  3. 【請求項3】 ステイの上端部にエンジンルームセンタ
    ー側に向けて傾斜するブラケット受片を曲折成形する一
    方、タンクの前後側面上部に前記ブラケット受片の傾斜
    に合わせて傾斜したタンク側ブラケットを突設し、該タ
    ンク側ブラケットをステイのブラケット受片上に重合し
    て止着手段により締結固定したことを特徴とする請求項
    1,2記載のエンジンルーム内のタンク取付構造。
  4. 【請求項4】 タンクのロア部には、アッパ部によって
    覆われる部分に導液ホースを接続するホースコネクタを
    設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の
    エンジンルーム内のタンク取付構造。
  5. 【請求項5】 ブラケットは下方へオフセットして曲折
    成形した前,後複数の座部を備え、これら座部を介して
    サイドメンバに設けられた緩衝用ビード部を跨いで締結
    固定したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載
    のエンジンルーム内のタンク取付構造。
  6. 【請求項6】 ブラケットは前,後の座部の中間部分に
    前後方向の折曲を促す易屈曲部を備えたことを特徴とす
    る請求項5記載のエンジンルーム内のタンク取付構造。
  7. 【請求項7】 ブラケットはエンジンユニットの前側に
    配設したエンジン側電気部品のハーネスを接続する車体
    側電気部品のハーネスの固定ブラケットを備えているこ
    とを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のエンジン
    ルーム内のタンク取付構造。
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