JP4032818B2 - 自動車の車体前部構造および車体前部の組付方法 - Google Patents

自動車の車体前部構造および車体前部の組付方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車の車体前部構造および車体前部の組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車体の組立工程の簡略化と組付作業の自動化等を狙って、ラジエータコアサポートパネルにヘッドランプユニットやフロントバンパー等の外装部品をサブアッセンブリして所謂フロントエンドモジュールを構成し、車体の組立ラインで該フロントエンドモジュールを車体のフロントコンパートメントの前端部に組付けることが行われている(特開平11−20543号公報,特開平11−48856号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記何れの従来構造にあっても、ラジエータコアサポートパネルはアッパメンバ,ロアメンバを含めて全体的に樹脂材で一体成形してあり、ラジエータおよび空調用コンデンサ等の熱交換器はラジエータコアサポートパネルのフロントコンパートメントへの組付けの後に該ラジエータコアサポートパネルに組付けるようにしている。
【0004】
このため、車体組立ラインで熱交換器の組立工程が含まれることから組立ラインが長くなってスペース的に不利となってしまうのみならず、熱交換器の組付作業空間を十分に確保することができないため作業性が悪化してしまう。
【0005】
また、ラジエータコアサポートパネルの強度剛性の確保のため、アッパメンバ,ロアメンバを全体的に金属型材を芯材として一体に射出成形して補強することが行われているが、ラジエータコアサポートパネルの重量が増加し、かつ、成形コストが高くなってしまう。
【0006】
そこで、ラジエータコアサポートロアメンバを金属製として、これをフロントコンパートメントの左右のフロントサイドメンバ前端部間に跨って結合し、ラジエータコアサポートパネルはアッパメンバとその左右両側部のサイド部とを一体に樹脂成形して、このラジエータコアサポートパネルにヘッドランプユニット,フロントバンパー等の外装部品と共に熱交換器をサブアッセンブリしてフロントエンドモジュールを構成し、これを車体組立ラインでフロントコンパートメントの前端に組付けることが考えられる。
【0007】
ところが、この場合フロントエンドモジュールをフロントコンパートメントに組付ける際に、ヘッドランプユニットとフロントフェンダとの干渉を避けるためには、フロントエンドモジュールをフロントコンパートメントに対して略水平に後方移動して組付ける必要があるが、熱交換器の下端に突出するマウントピンがラジエータコアサポートロアメンバに干渉してしまうことから、該ラジエータコアサポートロアメンバに前記マウントピンとの干渉を回避するための切欠部を設けるか、あるいは、熱交換器をラジエータコアサポートパネルに対して上方へスライド移動可能に取付ける必要がある。
【0008】
しかし、前者の場合には切欠部の形成によりラジエータコアサポートロアメンバの強度剛性を低下してしまうことになり、また、後者の場合には熱交換器の上方へのスライド移動を可能とするためにラジエータコアサポートパネルの地上高が高くなって、車体フロント部の造形の自由度が損なわれてしまう問題を生じる。
【0009】
そこで、本発明は外装部品および熱交換器をラジエータコアサポートパネルにサブアッセンブリしたフロントエンドモジュールの車体への組付けに際して、熱交換器と車体側のラジエータコアサポートロアメンバとの干渉およびヘッドランプユニットとフロントフェンダとの干渉を生じることなく容易に組付けることができる自動車の車体前部構造および車体前部の組付方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、フロントコンパートメントの左右フロントサイドメンバの前端部間に跨って金属製のラジエータコアサポートロアメンバを結合してある一方、
ラジエータコアサポートパネルは、車幅方向に延在するアッパメンバとその両側部に設けられてヘッドランプユニットを装着するサイド部とを樹脂材で一体成形し、このラジエータコアサポートパネルにヘッドランプユニットを始めとする外装部品および熱交換器をサブアッセンブリしてフロントエンドモジュールを構成する際に、ラジエータコアサポートパネルと熱交換器との相互に、該熱交換器をその下端側が後方に張り出す前傾状態に仮り保持可能な仮り保持手段を設けて、熱交換器をラジエータコアサポートパネルに前傾状態に仮り保持し、
ラジエータコアサポートパネルのフロントコンパートメントに対する組付過程で、前記熱交換器の下端のマウントピンをラジエータコアサポートロアメンバのマウント部に係合し、ラジエータコアサポートパネルの略水平な後方移動に伴って該係合部分を支点に熱交換器を回動して起立状態に保持できるようにしたことを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】
本発明によれば、ラジエータコアサポートロアメンバはラジエータコアサポートパネルと別体として、フロントコンパートメントの左右フロントサイドメンバの前端部間に跨って結合してあるため、該ラジエータコアサポートロアメンバを金属製とすることで、ラジエータコアサポートパネルを該ラジエータコアサポートロアメンバを含むフロントコンパートメントに結合した状態で所要の強度剛性を確保できる。
【0012】
一方、ラジエータコアサポートパネルを略水平に後方移動してフロントコンパートメントに組付ける際にはその過程で、前傾した熱交換器の下端のマウントピンとラジエータコアサポートロアメンバのマウント部との係合部を支点として、前記熱交換器を回動して起立状態に保持できるため、熱交換器とラジエータコアサポートロアメンバとの干渉,およびヘッドランプユニットとフロントフェンダとの干渉を生じることなく容易に組付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【0014】
図1〜3において、1はフロントコンパートメントF・Cの左右側部を隔成するフードリッジパネル、2は該フロントコンパートメントF・Cとキャビンとを隔成するダッシュパネル、3はフードリッジパネル1の下側部に沿って前後方向に延在配置した閉断面構造のフロントサイドメンバ、4はフードリッジパネル1の上側部に沿って前後方向に延在配置したフードリッジアッパメンバを示す。
【0015】
フロントサイドメンバ3およびフードリッジアッパメンバ4は、何れも閉断面に形成されてフロントコンパートメントF・Cの前後方向骨格部材を構成している。
【0016】
フロントサイドメンバ3の前端はエンドプレート5を接合して閉塞してあり、該エンドプレート5に後述するラジエータコアサポートパネル10のサイド部12をバンパースティ17と共に突合わせて締結固定するようにしている。
【0017】
左右のフロントサイドメンバ3,3の前端部に跨って、閉断面に形成した金属製のラジエータコアサポートロアメンバ6を結合して、フロントコンパートメントF・Cの前端の車幅方向剛性を確保している。
【0018】
7はフロントフェンダを示し、その前端には後述するヘッドランプユニット15を受容する凹欠部8を形成してある。
【0019】
10はラジエータコアサポートパネルを示し、車幅方向に延在するアッパメンバ11と、その左右両側部に設けられたサイド部12と、該アッパメンバ11の車幅方向中央部に垂設されたフードロックスティ13とを備え、これらアッパメンバ11,サイド部12,およびフードロックスティ13は、適宜の合成樹脂材をもって一体に射出成形してある。
【0020】
前記サイド部12は車体フロントエンドの造形上、後斜方向に屈曲して形成してヘッドランプユニット15をフロントフェンダ7の側部に廻り込むように装着できるようにしてあり、該サイド部12の車幅方向内側に上下方向に延在するスティ部14には前記フロントサイドメンバ3のエンドプレート5の前面に重合して締結するための第1座部14Aを形成してあると共に、該スティ部14の下端には前記ラジエータコアサポートロアメンバ6上に載置して締結するための第2座部14Bを形成してある。
【0021】
外装部品であるヘッドランプユニット15、およびフロントバンパー(本実施形態ではバンパーアーマチュア16を示す)は、予め前記ラジエータコアサポートパネル10に装着され、例えば、ヘッドランプユニット15は前記サイド部12の上縁後部およびスティ部14の上側連設部に設けた締結座12aにブラケット15aを介してボルト固定される。
【0022】
また、バンパーアーマチュア16はその左右両側部の背面にボルト・ナット18により固定したバンパースティ17を、前記スティ部14の第1座部14Aの下側部に突合わせてボルト固定される。
【0023】
このようにして外装部品であるヘッドランプユニット15およびバンパーアーマチュア16をサブアッセンブリしたラジエータコアサポートパネル10は、フロントコンパートメントF・Cの前端に組付けられる。この組付けに際しては、ヘッドランプユニット15の後端部分がフロントフェンダ7の凹欠部8の周縁と干渉することがないように、フロントコンパートメントF・Cに対して略水平に後方移動し、サイド部12の上縁後端のブラケット12bをフードリッジアッパメンバ4の前端部上にボルト19Aにより締結固定し、スティ部14の第1座部14Aをフロントサイドメンバ3のエンドプレート5にバンパースティ17と共にボルト19Bにより締結固定すると共に、第2座部14Bをラジエータコアサポートロアメンバ6上にボルト固定する一方、フードロックスティ13の下端部を該ラジエータコアサポートロアメンバ6の前面に重合してボルト固定する。
【0024】
そして、前記ヘッドランプユニット15の車幅方向外側の締結座15bを、フロントフェンダ7の凹欠部8の下縁フランジ8aにボルト19Cにより締結固定するようにしている。
【0025】
ラジエータコアサポートパネル10には、空調用コンデンサ21,ラジエータ22等の熱交換器がファンシュラウド23と共に組付けられるが、これらは何れも前記ラジエータコアサポートパネル10にサブアッセンブリするようにしている。
【0026】
前記ラジエータコアサポートパネル10と熱交換器、例えば前記ラジエータ22との相互には、該ラジエータ22をその下端側が後方に張り出す前傾状態に仮り保持可能な仮り保持手段24を設けてあって、該仮り保持手段24によりラジエータ22を前傾状態に仮り保持してラジエータコアサポートパネル10にサブアッセンブリしてある。
【0027】
従って、本実施形態ではラジエータ22とその前面側の空調用コンデンサ21および背面側のファンシュラウド23は予め組付けて熱交換器ユニットとして構成されるが、図4,5では便宜的にラジエータ22のみを示す。
【0028】
本実施形態では前記仮り保持手段24を、ラジエータコアサポートパネル10の左右サイド部12の車幅方向内側の側面、つまり、スティ部14の内側の側面にその下端から上側部に亘って垂直方向に設けた縦溝25aと該縦溝25aの上部に連なって後ろ斜め下方に向けて設けた傾斜溝25bとからなる係合溝25と、ラジエータ22の左右側面の上部に設けられて、前記縦溝22aと傾斜溝22bとに跨って係合可能な上下一対の係合ピン26,27とで構成している。
【0029】
ラジエータ22は前記係合ピン26,27を縦溝25aの下端から挿入係合して、上側の係合ピン26が縦溝25aの上側止端に突き当るまでラジエータ22をスライド移動し、そして、ラジエータ22の下端側を後方へ回動させて下側の係合ピン27を傾斜溝22bに落し込むことにより、これら係合ピン26,27が縦溝25aと傾斜溝25bとに係合してラジエータ22をラジエータコアサポートパネル10に前傾状態に仮り保持する。
【0030】
ラジエータ22の上,下端の左右両側部にはアッパ側のマウントピン28U、およびロア側のマウントピン28Lが突設され、アッパ側のマウントピン28Uには予めアッパ側のマウントラバー31が挿入係着されている。
【0031】
ラジエータコアサポートパネル10のアッパメンバ11には、前記上側のマウントピン28Uに対応する部位に、前傾仮り保持したラジエータ22を起立状態に回動した際にマウントラバー31が落ち込み係合する係合孔29を設けてある。
【0032】
他方、前記ラジエータコアサポートロアメンバ6の上壁には、前記下側のマウントピン28Lに対応する部位に取付孔30を設けて、該取付孔30にマウントピン28Lを弾性支持するマウント部としてのロア側のマウントラバー32を上方から圧入係着してある。
【0033】
このマウントラバー32は、図6にも示すように前記マウントピン28Lが係合するピン挿入孔32aの上部後縁に接して、薄肉部33aを介して可倒ガイド部33を起立成形してある。
【0034】
この可倒ガイド部33の後方には、前記薄肉部33aを境として、該可倒ガイド部33と同一の断面形状で凹部34を形成してあり、可倒ガイド部33が後述するように後方へ向けて凹部34内に倒伏した際に、可倒ガイド部33がマウントラバー32の上面と面一に整合するようにしてある。
【0035】
従って、本実施形態の構造にあっては、前述のようにラジエータコアサポートパネル10に外装部品としてのヘッドランプユニット15およびバンパーアーマチュア16をサブアッセンブリすると共に、ラジエータ(ラジエータユニット)22を前傾状態に仮り保持して該ラジエータ22もサブアッセンブリしてフロントエンドモジュールをサブラインで構成し、該フロントエンドモジュールをメイン組立てラインでフロントコンパートメントF・Cの前端に組付ける。
【0036】
この際、フロントエンドモジュールをフロントコンパートメントF・Cに対して略水平に後方移動すると、ラジエータ22の下端側が図5に示すようにエンジン等のパワーユニットEに近接するが、その上方には比較的に広い作業空間が確保されるから、この作業空間を利用してラジエータ22の下端部にホース35等を容易に接続することができる。
【0037】
この後方移動は下側のマウントピン28Lが対応する下側のマウントラバー32の可倒ガイド部33に当接した後退位置を目安として停止して、前述のホース35の接続作業等を行い、そして、この作業が終了した後にラジエータ22を若干持ち上げるようにしてフロントエンドモジュールを再び略水平に後方移動すると、下側の係合ピン27が傾斜溝25bから縦溝25a側に移動し、マウントピン28Lが可倒ガイド部33を押圧しながらラジエータ22の下端側が前方へ回動して起立するようになり、図4の鎖線に示すように前記マウントピン28Lがマウントラバー32のピン挿入孔32aに落ち込み係合すると共に、上側のマウントラバー31がアッパメンバ11の係合孔29に落ち込み係合して、ラジエータ22が略垂直に起立保持される。
【0038】
前記可倒ガイド部33はラジエータ22の下面に押圧されて薄肉部33aを支点に凹部34内に倒伏し、マウントラバー31の上面と面一に整合するようになる一方、このとき、フロントエンドモジュールは略水平に後方移動するため、図7に示すようにヘッドランプユニット15の後端部はフロントフェンダ7の前端の凹欠部8内に略水平に移動して、凹欠部8周縁との干渉を生じることなく適正に収容される。
【0039】
従って、ラジエータコアサポートパネル10を前述のようにフードリッジアッパメンバ4,フロントサイドメンバ3およびラジエータコアサポートロアメンバ6にボルト締結すると共に、ヘッドランプユニット15の車幅方向外側の締結座15bを前記凹欠部8の下縁フランジ8aにボルト締結して、フロントエンドモジュールを容易に組付けることができる。
【0040】
以上のように本実施形態の構造によれば、ラジエータコアサポートロアメンバ6はラジエータコアサポートパネル10と別体として、フロントコンパートメントF・Cの左右フロントサイドメンバ3,3の前端部間に跨って結合してあるため、該ラジエータコアサポートロアメンバ6を金属製とすることで、ラジエータコアサポートパネル10を該ラジエータコアサポートロアメンバ6を含むフロントコンパートメントF・Cに結合した状態で所要の強度剛性を確保することができる。
【0041】
一方、ラジエータコアサポートパネル10を略水平に後方移動してフロントコンパートメントF・Cに組付ける際にはその過程で、前傾状態に仮り保持した熱交換器としてのラジエータ22の下端のマウントピン28Lとラジエータコアサポートロアメンバ6のマウント部としてのマウントラバー32との係合部を支点として、前記ラジエータ22を回動して起立状態に保持できるため、ラジエータ22とラジエータコアサポートロアメンバ6との干渉、およびヘッドランプユニット15とフロントフェンダ7との干渉を生じることなく容易に組付けることができる。
【0042】
ここで、特に本実施形態によれば、ラジエータ22を前傾状態に仮り保持する仮り保持手段24として、前記サイド部12のスティ部14の内側の側面に形成した縦溝25aおよびその上側部に連なる傾斜溝25bからなる係合溝25と、ラジエータ22の左右側面の上部に突設されてこれら縦溝25aと傾斜溝25bとに跨って係合する上下一対の係合ピン26,27とで構成しているため、構造を簡単にすることができてコスト的に有利に得ることができる。
【0043】
また、ラジエータコアサポートロアメンバ6のマウント部はラジエータ22の下端のマウントピン28Lが係合するマウントラバー32で構成してあって、そのピン挿入孔32aの上部後縁に接して可倒ガイド部33を起立成形してあるので、ラジエータコアサポートパネル10の略水平な後方移動量を前記マウントピン28Lと可倒ガイド部33との当接を目安として調整して過度の後方移動を規制できると共に、ラジエータ22の起立回動時には該可倒ガイド部33がマウントピン28Lのピン挿入孔32aへの挿入ガイドとなってスムーズな挿入係合を行わせることができる。
【0044】
しかも、ラジエータ22の略垂直な起立保持状態では、前記可倒ガイド部33が凹部34内に倒伏してマウントラバー32の上面と面一に整合するため、マウントラバー32の防振支持機能を些かも損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるフロントエンドモジュールを示す分解斜視図。
【図2】本発明の一実施形態におけるフロントエンドモジュールの組付け途上を示す斜視図。
【図3】本発明の一実施形態におけるラジエータコアサポートパネルとラジエータとを示す斜視図。
【図4】本発明の一実施形態におけるラジエータとラジエータコアサポートロアメンバとの関係を示す側面説明図。
【図5】本発明の一実施形態におけるラジエータとホースとの接続作業を示す側面説明図。
【図6】本発明の一実施形態におけるマウント部の構造を示す斜視図。
【図7】本発明の一実施形態におけるヘッドランプユニットとフロントフェンダとの関係を示す側面説明図。
【符号の説明】
F・C フロントコンパートメント
3 フロントサイドメンバ
6 ラジエータコアサポートロアメンバ
7 フロントフェンダ
10 ラジエータコアサポートパネル
11 アッパメンバ
12 サイド部
15 ヘッドランプユニット(外装部品)
16 バンパーアーマチュア(外装部品)
22 ラジエータ(熱交換器)
24 仮り保持手段
25 係合溝
25a 縦溝
25b 傾斜溝
26,27 係合ピン
28L マウントピン
32 マウントラバー(マウント部)
32a ピン挿入孔
33 可倒ガイド部

Claims (4)

  1. 外装部品を装着したラジエータコアサポートパネルをフロントコンパートメントに対して略水平に後方移動して、左右のフロントフェンダおよびフロントサイドメンバに結合する構造であって、
    前記左右のフロントサイドメンバの前端部に跨ってラジエータコアサポートロアメンバを結合する一方、
    前記ラジエータコアサポートパネルと、該ラジエータコアサポートパネルに組付けられる熱交換器との相互に、該熱交換器をその下端側が後方に張り出す前傾状態に仮り保持可能な仮り保持手段を設けて、熱交換器をラジエータコアサポートパネルに前傾状態に仮り保持し、
    ラジエータコアサポートパネルのフロントコンパートメントに対する組付過程で、前記熱交換器の下端のマウントピンをラジエータコアサポートロアメンバのマウント部に係合し、ラジエータコアサポートパネルの水平後方移動に伴って該係合部分を支点に熱交換器を回動して起立状態に保持できるようにしたことを特徴とする自動車の車体前部構造。
  2. 仮り保持手段を、ラジエータコアサポートパネルの左右サイド部の車幅方向内側の側面に垂直方向に設けた縦溝と該縦溝の上部に連なって後ろ斜め下方に向けて設けた傾斜溝とからなる係合溝と、
    これら左右サイド部間に配置される熱交換器の左右側面の上部に設けられて、前記縦溝と傾斜溝とに跨って係合可能な上下一対の係合ピンと、で構成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車の車体前部構造。
  3. マウント部がラジエータコアサポートロアメンバの上面に係着固定されたマウントラバーで構成され、
    該マウントラバーは、熱交換器下端のマウントピンが係合するピン挿入孔の上部後縁に接して車幅方向に起立成形されて、倒伏時にマウントラバー上面と面一に整合する可倒ガイド部を備えていることを特徴とする請求項1,2に記載の自動車の車体前部構造。
  4. 外装部品を装着したラジエータコアサポートパネルに、仮り保持手段により熱交換器をその下端が後方に張り出す前傾状態に仮り保持する工程と、
    前記熱交換器の下端部をフロントコンパートメントの左右フロントサイドメンバの前端部に跨って結合したラジエータコアサポートロアメンバ上に係合支持させる工程と、
    ラジエータコアサポートパネルをフロントコンパートメントに対して略水平に後方移動して、熱交換器を前記係合支持部を支点として回動して略垂直に起立保持させる工程と、
    ラジエータコアサポートパネルをフロントコンパートメントに対して結合する工程と、を備えたことを特徴とする自動車の車体前部の組付方法。
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