JP2006224878A - モータルーム内部品搭載構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コスト,重量、部品レイアウト性を考慮しつつ、車両の前面衝突時におけるモータ補機類の電力制御装置への干渉を防止する。
【解決手段】 車両前部のモータルーム1内に、電力制御装置11を収容し、この電力制御装置11の車幅方向側方のフロントサイドメンバ7に連結するフードリッジパネル3に設けたフロントストラット取付部3aおよびフロントサイドメンバ7に、取付ブラケット17を介してモータ補機類であるパワーステアリングユニット15を取り付ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 車両前部のモータルーム1内に、電力制御装置11を収容し、この電力制御装置11の車幅方向側方のフロントサイドメンバ7に連結するフードリッジパネル3に設けたフロントストラット取付部3aおよびフロントサイドメンバ7に、取付ブラケット17を介してモータ補機類であるパワーステアリングユニット15を取り付ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両前部のモータルーム内に、電力制御装置およびモータ補機類を収容したモータルーム内部品搭載構造に関する。
車両に搭載するモータ補機類として、例えば電動エアコンコンプレッサは、ガソリンエンジンと電気モータの双方を駆動源として使用する、いわゆるハイブリッド車両では、従来のガソリン車と同様にエンジンに取り付けている。
一方、電気自動車では、例えば下記特許文献1,2に記載されているように、モータ補機類であるエアコンコンプレッサやパワーステアリングポンプを、モータルーム内にて、車体骨格部材であるフロントサイドメンバに車幅方向両端を連結した部品搭載フレーム上に取り付けている。
特開平8−310252号公報
特開平9−52534号公報
しかしながら、上記した従来のモータルーム内部品搭載構造では、車両の前面衝突時に、フロントサイドメンバに両端を連結した部品搭載フレームが破損した際に、モータ補機類が転倒して電力制御装置に干渉する虞があり、これを避けるためには、取付部周辺の補強や、部品相互の間隔を充分確保するなど、コスト,重量、部品レイアウト性の面から不利となる。
そこで、本発明は、コスト,重量、部品レイアウト性を考慮しつつ、車両の前面衝突時におけるモータ補機類の電力制御装置への干渉を防止することを目的としている。
本発明は、車両前部のモータルーム内に、電力制御装置を収容し、この電力制御装置の車幅方向側方のフロントサイドメンバに連結するフードリッジパネルに設けたフロントストラット取付部および前記フロントサイドメンバに、取付具を介してモータ補機類を取り付けたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、モータ補機類を取り付ける取付具を、いずれも剛性の高いフロントストラット取付部およびフロントサイドメンバの双方に取り付けるようにしたので、車両の前面衝突時にモータ補機類が衝撃を受けても、その側方に設置されている電力制御装置側への転倒を防ぎ、電力制御装置への干渉を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わるモータルーム内部品搭載構造を示す斜視図、図2は、同車両前方からの正面図である。なお、図1中の矢印FRで示す方向が車両前方側である。
モータルーム1は、車幅方向両側のフードリッジパネル3と、車両後方側のダッシュパネル5と、車両前方側の図示しないラジエータコアサポートパネルとに囲まれた位置に形成してある。車幅方向両側のフードリッジパネル3の下部には、車両前後方向に延びる車体骨格部材であるフロントサイドメンバ7を接合配置している。
車幅方向両側のフロントサイドメンバ7相互間には、車幅方向に延びる2本の部品搭載フレーム9を連結し、部品搭載フレーム9上に電力制御装置11を取り付ける。電力制御装置11は、その下方に配置してある車両駆動用モータ13などに、図示しない燃料電池で発電した電力を分配する電力分配機能を備えている。
車両駆動用モータ13は、特に図示していないが、別途モータ保持部材を介してフロントサイドメンバ7などの車体骨格部材に固定する。
上記した電力制御装置11の車幅方向の一方側(図2中では左側)に、パワーステアリングポンプなどからなるモータ補機類としてのパワーステアリングユニット15を配置している。パワーステアリングユニット15は、図3に拡大して示すように、取付具としての取付ブラケット17を介してフードリッジパネル3およびフロントサイドメンバ7にそれぞれ取り付けている。
図4は、図3に対しパワーステアリングユニット15を取り外した状態を示している。これによれば、取付ブラケット17は、パワーステアリングユニット15を取り付ける補機類取付部19を中央に備え、その上部にフードリッジパネル3に設けたフロントストラット取付部3aに固定する上部取付部21を設け、その下部にフロントサイドメンバ7に固定する下部取付部23を設けている。
補機類取付部19は、水平に配置した取付面19aの中央に補機類挿入孔19bを設け、補機類挿入孔19bにパワーステアリングユニット15の下部を挿入して上下方向の中間部のフランジ部15aを取付面19aの上方に位置させて、周囲4箇所の取付孔19cを利用してボルト・ナットにより締結固定する。
上部取付部21は、補機類取付部19に対して上方に向けて屈曲してフロントストラット取付部3aの側壁に沿って延びる縦壁部21aと、縦壁部21aから車両後方に向けて屈曲し、フロントストラット取付部3aの上壁に載置される取付壁部21bとを、それぞれ備える。そして、この取付壁部21bの2箇所をボルト・ナット25を用いてフロントストラット取付部3aに締結固定する。
一方下部取付部23は、補機類取付部19の車幅方向内側の縁部から下方に延び、その下端部を、フロントサイドメンバ7の車幅方向内側の側面に接合し、その2箇所をボルト・ナット27を用いて締結固定する。
上記した下部取付部23は、補機類取付部19から下方に延びる縦壁23aと、縦壁23aから車幅方向外側へ屈曲する屈曲部23bと、屈曲部23bから下方に向けて屈曲しボルト・ナット27によって締結固定する固定部23cとを、それぞれ備える。さらに、下部取付部23は、縦壁23aの上部と固定部23cの上端部付近とを連結する補強部23dを、縦壁23aの車幅方向外側に備えている。
また、補機類取付部19は、取付面19aの縦壁部21aを除く周囲3箇所に、下方に向けて屈曲するフランジ19d,19e,19fをそれぞれ備えるとともに、上部取付部21の車幅方向内側に、車両後方側に向けて屈曲するフランジ21cを備えている。
そして、補機類取付部19の車幅方向内側に位置するフランジ19dおよび、上部取付部21のフランジ21cは互いに同一面を形成し、また下部取付部23の縦壁23aも上記したフランジ19d,フランジ21cとほぼ同一面を形成し、これらの各面は、その車幅方向内側に位置する電力制御装置11に対向している。すなわち、取付具である取付ブラケット17は、電力制御装置11に対向する部位が、プレート状に形成されていることになる。
また、図2に示すように、上記したパワーステアリングユニット15に対し、その車両後方のモータルーム1内に設置したブレーキマスタシリンダ29は、車幅方向内側にずれている。
上記した本実施形態のモータルーム内部品搭載構造によれば、モータ補機類であるパワーステアリングユニット15を取り付ける取付ブラケット17を、いずれも剛性の高いフロントストラット取付部3aおよびフロントサイドメンバ7の双方に跨るようにして取り付けているので、車両の前面衝突時にパワーステアリングユニット15が衝撃を受けても、その側方に設置されている電力制御装置15側への転倒を防ぎ、電力制御装置15への干渉を防止することができる。
この場合、パワーステアリングユニット15の車体への取付部周辺の補強は不要であり、パワーステアリングユニット15と電力制御装置15との間隔を充分確保する必要もなく、したがって、コスト,重量、部品レイアウト性の面からも有利なものとなる。
また、取付ブラケット17は、電力制御装置11に対向する部位を、互いに同一面を形成する補機類取付部19のフランジ19d,上部取付部21のフランジ21cおよび下部取付部23の縦壁23aとして、全体をプレート状に形成してあるので、上記した車両の前面衝突時に、例えパワーステアリングユニット15が電力制御装置11に向けて転倒したとしても、電力制御装置11は、取付ブラケット17の面で受けることになり、角部で受ける場合に対し、大きな損傷を受けることがない。
さらに、モータ補機類であるパワーステアリングユニット15は、モータルーム1内に設置したブレーキマスタシリンダ29に対し、車幅方向にずれた位置にあるので、上記した車両の前面衝突時に、パワーステアリングユニット15が後方へ移動しても、ブレーキマスタシリンダ29への干渉を防止でき、モータルーム1と車室を仕切るダッシュパネル5の変形を防止することができる。
また、取付ブラケット17は、下部取付部23をフロントサイドメンバ7に、上部取付部21をフロントストラット取付部3aにそれぞれ固定することで、フロントサイドメンバ7とフロントストラット取付部3aとの双方に跨って強固に取り付けることができる。
1 モータルーム
3 フードリッジパネル
3a フロントストラット取付部
7 フロントサイドメンバ
11 電力制御装置
15 パワーステアリングユニット(モータ補機類)
17 取付ブラケット17(取付具)
19 補機類取付部
19d,21c フランジ(取付具の電力制御装置に対向する部位)
21 取付ブラケットの上部取付部
23 取付ブラケットの下部取付部
23a 下部取付部の縦壁(取付具の電力制御装置に対向する部位)
29 ブレーキマスタシリンダ
3 フードリッジパネル
3a フロントストラット取付部
7 フロントサイドメンバ
11 電力制御装置
15 パワーステアリングユニット(モータ補機類)
17 取付ブラケット17(取付具)
19 補機類取付部
19d,21c フランジ(取付具の電力制御装置に対向する部位)
21 取付ブラケットの上部取付部
23 取付ブラケットの下部取付部
23a 下部取付部の縦壁(取付具の電力制御装置に対向する部位)
29 ブレーキマスタシリンダ
Claims (5)
- 車両前部のモータルーム内に、電力制御装置を収容し、この電力制御装置の車幅方向側方のフロントサイドメンバに連結するフードリッジパネルに設けたフロントストラット取付部および前記フロントサイドメンバに、取付具を介してモータ補機類を取り付けたことを特徴とするモータルーム内部品搭載構造。
- 前記取付具は、前記電力制御装置に対向する部位が、プレート状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のモータルーム内部品搭載構造。
- 前記モータ補機類は、前記モータルーム内に設置したブレーキマスタシリンダに対し、車幅方向にずれた位置に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載のモータルーム内部品搭載構造。
- 前記取付具は、前記フロントサイドメンバに下部を固定する下部取付部と、前記フロントストラット取付部に上部を固定する上部取付部と、この上部取付部と前記下部取付部との間にあって、前記モータ補機類を取り付ける補機類取付部とを、それぞれ備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のモータルーム内部品搭載構造。
- 前記モータ補機類は、パワーステアリングユニットであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のモータルーム内部品搭載構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005042951A JP2006224878A (ja) | 2005-02-18 | 2005-02-18 | モータルーム内部品搭載構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005042951A JP2006224878A (ja) | 2005-02-18 | 2005-02-18 | モータルーム内部品搭載構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006224878A true JP2006224878A (ja) | 2006-08-31 |
Family
ID=36986601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005042951A Pending JP2006224878A (ja) | 2005-02-18 | 2005-02-18 | モータルーム内部品搭載構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006224878A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103101431A (zh) * | 2011-11-14 | 2013-05-15 | 本田技研工业株式会社 | 动力控制单元的保护构造 |
CN103101420A (zh) * | 2011-11-14 | 2013-05-15 | 本田技研工业株式会社 | 动力控制单元的向车身的安装结构 |
CN110861478A (zh) * | 2018-08-28 | 2020-03-06 | 丰田自动车株式会社 | 用于车辆的动力单元结构 |
CN111232058A (zh) * | 2018-11-28 | 2020-06-05 | 长城汽车股份有限公司 | 电动汽车前机舱结构和车辆 |
-
2005
- 2005-02-18 JP JP2005042951A patent/JP2006224878A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103101431A (zh) * | 2011-11-14 | 2013-05-15 | 本田技研工业株式会社 | 动力控制单元的保护构造 |
CN103101420A (zh) * | 2011-11-14 | 2013-05-15 | 本田技研工业株式会社 | 动力控制单元的向车身的安装结构 |
CN110861478A (zh) * | 2018-08-28 | 2020-03-06 | 丰田自动车株式会社 | 用于车辆的动力单元结构 |
CN110861478B (zh) * | 2018-08-28 | 2023-02-17 | 丰田自动车株式会社 | 用于车辆的动力单元结构 |
CN111232058A (zh) * | 2018-11-28 | 2020-06-05 | 长城汽车股份有限公司 | 电动汽车前机舱结构和车辆 |
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