JP2018122691A - 車両用熱交換器の配置構造 - Google Patents

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晋司 副田
Shinji Soeda
晋司 副田
正樹 西原
Masaki Nishihara
正樹 西原
謙 鈴木
Ken Suzuki
謙 鈴木
保 大坂
Tamotsu Osaka
保 大坂
慎之助 廣瀬
Shinnosuke Hirose
慎之助 廣瀬
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Abstract

【課題】走行風による冷却効率を高め車両前部空間の容積を確保し軽量化を図る。【解決手段】第1の熱交換器10と第2の熱交換器12とは、それらの車幅方向の両側においてそれぞれ左右一対のブラケット52L、52Rを介してバンパビーム30に取着されている。左右一対のブラケット52L、52Rがバンパビーム30に取着される2つのブラケット取付部60A、60Bのうちの1つは、第2の熱交換器12がブラケット52L、52Rに取着される第2熱交換器取付部60Dの鉛直方向下方に位置し、2つのブラケット取付部60A、60Bの中間に、第1の熱交換器10がブラケット52L、52Rに取着される第1熱交換器取付部60Cが位置している。【選択図】図2

Description

本発明は車両用熱交換器の配置構造に関する。
車両用熱交換器は、例えば、車両駆動用モータやその制御部を冷却する冷媒を放熱するものであり、車両用熱交換器はハイブリッド車両では複数設けられている。
このような複数の車両用熱交換器は、走行風による冷却効率を高めるため、また、車両前部空間の容積を確保するため、バンパビームに取り付けて車両前部空間の前端に、上下に並べて配置されることが好ましい。
特許文献1には、車体の車体前部空間において、第1の熱交換器と第2の熱交換器を上下に並べて配置すると共に、それら第1の熱交換器と第2の熱交換器とを共通のブラケットを介して連結し、共通のブラケットを車載用マウントに取り付ける技術が開示されている。
このような従来技術によれば、第1の熱交換器と第2の熱交換器とを共通のブラケットを介して車載用マウントに取り付けるため、部品点数の削減化を図る上で有利となる。
特開2015−229381号公報
しかしながらこの従来技術では、第1の熱交換器と第2の熱交換器とをバンパビームに取り付ける構成ではないため、走行風による冷却効率を高める上で、また、車両前部空間の容積を確保する上で不利がある。
また、第1の熱交換器を共通のブラケットに取り付ける箇所と、第2の熱交換器を共通のブラケットに取り付ける箇所と、共通のブラケットを車載用マウントに取り付ける箇所との間で何ら考慮されていない。
そのため、共通のブラケットを車載用マウントに取り付ける箇所に対して第1の熱交換器の重量、第2の熱交換器の重量がモーメントとして作用するため、共通のブラケットを強固な構造で形成する必要があり、軽量化を図る上で不利がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、走行風による冷却効率を高める上で、また、車両前部空間の容積を確保する上で有利で、さらには軽量化を図る上で有利な車両用熱交換器の配置構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、バンパビームの後方に第1の熱交換器が配置されると共に、前記第1の熱交換器の上方に第2の熱交換器が配置された車両であって、前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器とは、それらの車幅方向の両側において一対のブラケットを介して前記バンパビームに取着され、前記ブラケットは、前記バンパビームに取着されるブラケット取付部が上下に間隔をおいて2つ設けられ、前記ブラケット取付部の一方は、前記第2の熱交換器が前記ブラケットに取着される第2熱交換器取付部の鉛直方向下方に位置し、前記ブラケット取付部の間に、前記第1の熱交換器が前記ブラケットに取着される第1熱交換器取付部が形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記ブラケット取付部の中間に、前記バンパビームの高さ方向の中間部が位置していることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記第1、第2の熱交換器は弾性部材と締結部材を介して前記ブラケットに取着され、前記第1、第2の熱交換器のうちの一方を前記ブラケットに取着する締結部材は上下方向または車幅方向に延在し、前記第1、第2の熱交換器のうちの他方を前記ブラケットに取着する締結部材は車両の前後方向に延在していることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、第1の熱交換器と第2の熱交換器とが一対のブラケットを介してバンパビームに取着されているので、走行風による第1の熱交換器と第2の熱交換器の冷却効率を高める上で有利となり、また、車両前部空間の容積を確保し、車両前部空間に配置される車載機器のレイアウトを行なう上で有利となる。
また、第2の熱交換器の重量を、2つのブラケット取付部を介してバンパビームで確実に支持できるので、一対のブラケットの軽量化を図りつつ第2の熱交換器の支持を安定して行なう上で有利となる。
また、第1の熱交換器の重量を支持する一対のブラケットが片持ち支持とならず両持ち支持となるため、一対のブラケットの軽量化を図りつつ一対のブラケットによる第1の熱交換器の支持を安定して行なうと共に、一対のブラケットの耐久性の向上を図る上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、一対のブラケットがバンパビームに取着される2つのブラケット取付部の中間に、バンパビームの高さ方向の中間部が位置しているので、車両の前面衝突時、バンパビームはねじれることなく前方から後方に圧縮するように変形するため、衝撃吸収性能を確保する上で有利となる。
請求項3記載の発明によれば、第1の熱交換器と第2の熱交換器とで振動する方向が直交するため、上下方向において第1の熱交換器と第2の熱交換器とが干渉しないための隙間を最小限にできる。
そのため、走行風が流通する範囲内に、第1の熱交換器と第2の熱交換器の面積を最大限位置させる上で有利となり、第1の熱交換器と第2の熱交換器の冷却効率の向上を図る上で有利となる。
実施の形態の車両用熱交換器の配置構造が適用される車両の前部構造を示す分解斜視図である。 実施の形態の車両用熱交換器の配置構造を車幅方向から見た側面図である。 実施の形態の車両用熱交換器の配置構造を示す正面図である。 実施の形態の車両用熱交換器の配置構造を示す斜視図である。 (A)は左側のブラケットの正面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(B)のC矢視図である。 図5(A)のAA線断面図である。 左側のブラケットの斜視図である。 (A)右側のブラケットの正面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(B)のC矢視図である。 図8(A)のAA線断面図である。 右側のブラケットの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、車両がハイブリッド車である場合について説明するが、本発明は電気自動車あるいは内燃機関のみを駆動源とする車両であっても無論適用可能である。
なお、以下の図面において符号UPは車両上方を示し、符号FRは車両前方を示し、符号LHは車幅方向を示す。
また、車両の左右方向は車両後方から車両前方を向いた状態で規定するものとする。
本実施の形態では、車両に、前輪駆動用モータおよび前輪用ジェネレータ、それらモータ、ジェネレータの制御部、後輪駆動用モータ、後輪駆動用モータの制御部が設けられている。
そして、図1、図2に示すように、前輪駆動用モータおよび前輪用ジェネレータの制御部、後輪駆動用モータ、後輪駆動用モータの制御部を冷却する冷媒の放熱を行なう第1の熱交換器10(EVラジエータ)と、前輪駆動用モータおよび前輪用ジェネレータを冷却する冷媒の放熱を行なう第2の熱交換器12(EVオイルクーラー)とが設けられている。
それら第1の熱交換器10と第2の熱交換器12は、車室を仕切る不図示のダッシュパネル前方の車両前部空間Sの前部に配置されている。
より詳細に説明すると、車両の前部には、車幅方向両側のサイドメンバ14の前部を接続するフロントエンドクロスメンバ16が車幅方向に延在して設けられている。
また、両側のサイドメンバ14の前端部からそれぞれサイドサポート部材18が立設され、それらサイドサポート部材18の上端が車幅方向に延在するアッパサポート部材20で連結されている。
また、両側のサイドサポート部材18の中間部から車両前方にそれぞれサイドブラケット22が突設されると共に、アッパサポート部材20の車幅方向の中間部の2箇所から車両前方にそれぞれステー24が突設されている。
そして、両側のサイドブラケット22の前端が車幅方向に延在するバンパリンフォース部材26で連結され、バンパリンフォース部材26の中間部は2つのステー24の前端に連結されている。
また、両側のサイドメンバ14の前端部には、車両前方に向かって、クラッシュボックス28がそれぞれ連結され、それらクラッシュボックス28の前端は車幅方向に延在するバンパビーム30で連結されている。
クラッシュボックス28は車両の正面衝突時にバンパビーム30から伝達される荷重が入力することで圧縮されて変形し座屈することにより、衝突エネルギーを吸収するものである。
図2に示すように、側面視した状態で、バンパビーム30はバンパリンフォース部材26の下方に間隔をおいて配置されている。
本実施の形態では、バンパビーム30は、アウタ部材30A、リンフォース部材30B、インナ部材30Cの3つの部材が重ね合わされて接合されることで構成され、アウタ部材30Aが車両前方を向き、インナ部材30Cが車両後方を向いた状態で配置されている。
図2に示すように、インナ部材30Cには、後述する一対のブラケット52L、52Rを取り付けるための2つのボルト挿通孔が形成されると共に、それらボルト挿通孔と同軸上でインナ部材30Cの内面にナット3002、3004が設けられている。
バンパリンフォース部材26およびバンパビーム30は、車幅方向および上下方向に延在するバンパフェース32(バンパカバー)によって覆われている。
バンパフェース32は、バンパリンフォース部材26、あるいは、車体側に取着されている。
バンパフェース32の車幅方向および上下方向の中間部には、走行風を車両前部空間Sに取り入れるための導風口3202が形成され、導風口3202はバンパグリル34で覆われている。
車両前部空間Sは、左右のサイドメンバ14の間でダッシュパネルとバンパフェース32との間に仕切られている。
図2に示すように、外形は、平面視(空気の流れ方向)において矩形状の第1の熱交換器10と第2の熱交換器12は、バンパビーム30に沿って車両前部空間Sの前部に上下に並べて配置され、より詳細には、側面視した状態で、車両前後方向においてバンパリンフォース部材26およびバンパグリル34と、フロントエンドクロスメンバ16との間に配置されている。
なお、符号36は第1の熱交換器および第2の熱交換器12の車両後方側に配置されたエアコン用の熱交換器(コンデンサ)を示し、符号38はエアコン用の熱交換器の車両後方側に配置されたエンジン冷却用の熱交換器(ラジエータ)などその他の熱交換器を示す。
図3、図4に示すように、第1の熱交換器10と第2の熱交換器12とは、それらの車幅方向の両側においてそれぞれ左右一対のブラケット52L、52Rを介してバンパビーム30に取着され、部品点数の削減化、コストダウンが図られている。
より詳細に説明すると、図2に示すように、第1の熱交換器10の下部の車幅方向両側にそれぞれ、リング状の弾性部材40Aと、上下方向に延在するボルト42Aを介して下部取り付け片44の一端が車両上下方向で取着されている。
下部取り付け片44の他端は一端よりも車両後方に位置し、他端はフロントエンドクロスメンバ16の前方縦壁部1602に車両前後方向で取着されている。
したがって、第1の熱交換器10の下部の車幅方向両側は、それぞれ下部取り付け片44を介してフロントエンドクロスメンバ16に取着されている。
第1の熱交換器10の上部の車幅方向両側にそれぞれ、上部取り付け片46が車幅方向外側に突設され、上部取り付け片46にはボルト挿通孔4602が形成されている。
図1、図2に示すように、第2の熱交換器12の上部の車幅方向の中間部に、上部取り付け片48が車両前方に突設されている。
この上部取り付け片48の前部は、リング状の弾性部材40Bと、上下方向に延在するボルト42Bを介して車両上下方向でバンパリンフォース部材26に取着されている。
したがって、第2の熱交換器12の上部の車幅方向の中間部は、上部取り付け片48を介してバンパリンフォース部材26に取着されている。
第2の熱交換器12の下部の車幅方向両側にそれぞれ、下部取り付け片50が車両前方に突設され、下部取り付け片50の前部にはボルト挿通孔5002が形成されている。
第1の熱交換器10の上部の車幅方向両側の上部取り付け片46と、第2の熱交換器12の下部の車幅方向両側の下部取り付け片50とは、それぞれ左右一対のブラケット52L、52Rを介してバンパビーム30に取着されている。
図3、図4に示すように、左右一対のブラケット52L、52Rは、ほぼ左右対称形状を呈している。
図3〜図10に示すように、ブラケット52L、52Rは、本体板部54と、下部取り付け板部56と、上部取り付け板部58とを有している。
図5〜図10に示すように、本体板部54は、上下に延在する上下部5402と、上下部5402の下端から車幅方向外側で斜め下方に延在する横部5404とを有している。なお上下部5402と横部5404とは鈍角を成すように形成されている。
ブラケット52L、52Rでは、上下部5402の下部と横部5404の端部とに、ブラケット52L、52Rをバンパビーム30に取り付けるブラケット取付部60A、60Bが設けられている。
本実施の形態では、それら2つのブラケット取付部60A、60Bはボルト挿通孔6002、6004で形成されている。
図3に示すように、横部5404の延在方向に形成される一方のブラケット取付部60Aは、他方のブラケット取付部60Bに比べ車幅方向の内側に位置し、かつ、上方に位置している。
また、一方のブラケット取付部60Aは、下部取り付け片44よりも車幅方向の内側に位置している。
それに対してブラケット取付部60Bは、下部取り付け片44よりも車幅方向の外側に位置している。
また、2つのブラケット取付部60A、60Bの中間に、バンパビーム30の高さ方向の中間部が位置している。
なお、ブラケット52L、52Rは、図6、図9に示すように、その断面がコ字状に形成されることで強度の向上が図られている。
図2に示すように、ブラケット52L、52Rの後方からボルト挿通孔6002、6004に挿通されたボルト6202、6204がバンパビーム30のナット3002、3004にそれぞれ締結されることでブラケット52L、52Rがバンパビーム30に取り付けられている。
図3、図4に示すように、下部取り付け板部56は、第1の熱交換器10が取着される箇所である。
図5〜図10に示すように、2つのブラケット取付部60Aと60Bを両端とする範囲内の本体板部54の横部5404の上縁から車両後方に屈曲板部5410が突設され、下部取り付け板部56はこの屈曲板部5410の後端から上方に突設されている。
下部取り付け板部56には、ボルト挿通孔5602が形成されると共にボルト挿通孔5602と同軸上にナット5604が取り付けられている。
図3に示すように、車両の前方から左側のブラケット52L、52Rを見た場合、ボルト挿通孔5602およびナット5604は、2つのブラケット取付部60A、60Bの中間に位置している。
図2に示すように、下部取り付け板部56の後方に第1の熱交換器10の上部取り付け片46が配置され、上部取り付け片46のボルト挿通孔4602と上部取り付け片46の前後に配置されたリング状の弾性部材40Cにボルト42C(締結部材)が挿通され、ボルト42Cがナット5604に締結されることにより、弾性部材40Cを介して上部取り付け片46が下部取り付け板部56に車両前後方向で取り付けられている。
したがって、本実施の形態では、第1の熱交換器10がブラケット52L、52Rに取着される第1熱交換器取付部60Cは、下部取り付け板部56のボルト挿通孔5602で形成されている。
図3、図4に示すように、上部取り付け板部58は、第2の熱交換器12が取着される箇所である。
図5〜図10に示すように、上部取り付け板部58は、上下部5402の上端から車両後方に屈曲形成され、上部取り付け板部58には上方に突出するスタッドボルト5802(締結部材)が設けられている。
図3に示すように、このスタッドボルト5802は一方のブラケット取付部60Aの直上に位置している。
図2、図3に示すように、上部取り付け板部58の上に第2の熱交換器12の下部取り付け片50が配置され、下部取り付け片50のボルト挿通孔5002と下部取り付け片50の上下に配置されたリング状の弾性部材40Dにスタッドボルト5802が挿通され、スタッドボルト5802にナット42Dが締結されることにより、弾性部材40Dを介して上部取り付け片46が上部取り付け板部58に車両上下方向で取り付けられている。
したがって、本実施の形態では、第2の熱交換器12がブラケット52L、52Rに取着される第2熱交換器取付部60Dは、上部取り付け板部58のスタッドボルト5802で形成されている。
次に作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、第1の熱交換器10と第2の熱交換器12とはブラケット52L、52Rを介してバンパビーム30に取着されているので、第1の熱交換器10と第2の熱交換器12は車両前部空間Sの前端に位置し、走行風による第1の熱交換器10と第2の熱交換器12の冷却効率を高める上で有利となる。
また、それに伴い車両前部空間Sの容積を確保し、車両前部空間Sに配置される前輪駆動用モータ、インバータなどの車載機器のレイアウトを行なう上で有利となる。
また、ブラケット52L、52Rがバンパビーム30に取着される2つのブラケット取付部60A、60Bのうちの1つは、第2の熱交換器12がブラケット52L、52Rに取着される第2熱交換器取付部60Dの鉛直方向下方に位置し、2つのブラケット取付部60A、60Bの中間に、第1の熱交換器10がブラケット52L、52Rに取着される第1熱交換器取付部60Cが位置している。つまり、少なくとも車幅方向における2つのブラケット取付部60Aと60Bを両端とする範囲内に第1の熱交換器10がブラケット52L、52Rに取着される第1熱交換器取付部60Cが位置している。
したがって、第2の熱交換器12の重量を、2つのブラケット取付部60A、60Bを介してバンパビーム30で確実に支持でき、ブラケット52L、52Rの軽量化を図りつつ第2の熱交換器12の支持を安定して行なう上で有利となる。
また、第1の熱交換器10の重量を支持するブラケット52L、52Rが片持ち支持とならず両持ち支持となるため、第1の熱交換器10のブラケット52L、52Rに加わる力が偏ることがなく、ブラケット52L、52Rの軽量化を図りつつブラケット52L、52Rによる第1の熱交換器10の支持を安定して行なうと共に、ブラケット52L、52Rの耐久性の向上を図る上で有利となる。
また、車両前方から見て第1の熱交換器10と第2の熱交換器12の車幅方向外側に強度が高いブラケット52L、52Rが位置するため、車両の正面衝突時における衝撃吸収をブラケット52L、52Rが阻害することを抑制する上で有利となる。
また、正面衝突時にブラケット52L、52Rによる第1、第2の熱交換器10、12の損傷を抑制する上でも有利となる。
また、ブラケット52L、52Rがバンパビーム30に取着されるブラケット取付部60A、60Bの高さ方向の位置が同一あるいはほぼ同一であり、かつ、ブラケット取付部60A、60Bの高さ方向の位置がバンパビーム30の高さ方向の中間部よりも上方寄りあるいは下方寄りに偏位している場合は以下のことが懸念される。
すなわち、車両の正面衝突時に、バンパフェース32を介して入力した衝突荷重によりバンパビーム30がブラケット取付部60A、60Bを支点にしてねじれるように変形し、これによりバンパビーム30に連結された両側のクラッシュクボックスもねじれるように変形し、その結果、クラッシュボックス28による衝撃吸収性能の低下が懸念される。
これに対して本実施の形態によれば、ブラケット52L、52Rがバンパビーム30に取着される2つのブラケット取付部60A、60Bの中間に、バンパビーム30の高さ方向の中間部が位置している。
したがって、車両の前面衝突時、バンパフェース32を介して入力した衝突荷重がバンパビーム30に入力した場合、バンパビーム30はねじれることなく前方から後方に圧縮するように変形し、これによりバンパビーム30に連結された両側のクラッシュクボックスは車両後方に向かって圧縮されて変形し座屈することにより、衝突エネルギーを効率よく吸収することができる。
その結果、クラッシュボックス28による衝撃吸収性能を確保する上で有利となる。
また、ブラケット52L、52Rがバンパビーム30に取着される2つのブラケット取付部60A、60Bの中間に、バンパビーム30の高さ方向の中間部が位置している。
そのため、限られた上下方向の寸法の導風口3202から導かれる走行風が流通する範囲内に、第1の熱交換器10と第2の熱交換器12の面積を最大限位置させる上で有利となり、第1の熱交換器10と第2の熱交換器12の冷却効率の向上を図る上で有利となる。
また、本実施の形態によれば、第1の熱交換器10をブラケット52L、52Rに取着するボルト42Cは車両の前後方向に延在し、第2の熱交換器12をブラケット52L、52Rに取着するスタッドボルト5802は上下方向に延在している。
したがって、第1の熱交換器10が弾性部材40Cを介してブラケット52L、52Rに対して振動する方向はボルト42Cの延在方向である前後方向と直交する上下方向となり、第2の熱交換器12が弾性部材40Dを介してブラケット52L、52Rに対して振動する方向はスタッドボルト5802の延在方向である上下方向と直交する前後方向となる。
そのため、第1の熱交換器10と第2の熱交換器12とで振動する方向が直交するため、上下方向において第1の熱交換器10と第2の熱交換器12とが干渉しないための隙間を最小限にできる。
その結果、限られた上下方向の寸法の導風口3202から導かれる走行風が流通する範囲内に、第1の熱交換器10と第2の熱交換器12の面積を最大限位置させる上で有利となり、第1の熱交換器10と第2の熱交換器12の冷却効率の向上を図る上で有利となる。
なお、第1、第2の熱交換器10、12をブラケット52L、52Rに取着する各ボルトの延在方向は、第1の熱交換器10と第2の熱交換器12とが干渉しなければよく、第1、第2の熱交換器10、12のうちの一方をブラケット52L、52Rに取着するボルトは上下方向または車幅方向に延在し、第1、第2の熱交換器12のうちの他方をブラケット52L、52Rに取着するボルトは車両の前後方向に延在していてもよい。
なお、本実施の形態では、第1の熱交換器10がEVラジエータであり、第2の熱交換器12がEVオイルラジエータである場合について説明したが、第1、第2の熱交換器10、12は、エアコン用の熱交換器(コンデンサ)36、エンジン冷却用の熱交換器(ラジエータ)38など従来公知の様々な熱交換器であってもよい。
10 第1の熱交換器
12 第2の熱交換器
30 バンパビーム
40C、40D 弾性部材
42C ボルト(締結部材)
52L、52R ブラケット
5802 スタッドボルト(締結部材)
60A、60B ブラケット取付部
60C 第1熱交換器取付部
60D 第2熱交換器取付部

Claims (3)

  1. バンパビームの後方に第1の熱交換器が配置されると共に、前記第1の熱交換器の上方に第2の熱交換器が配置された車両であって、
    前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器とは、それらの車幅方向の両側において一対のブラケットを介して前記バンパビームに取着され、
    前記ブラケットは、前記バンパビームに取着されるブラケット取付部が上下に間隔をおいて2つ設けられ、
    前記ブラケット取付部の一方は、前記第2の熱交換器が前記ブラケットに取着される第2熱交換器取付部の鉛直方向下方に位置し、
    前記ブラケット取付部の間に、前記第1の熱交換器が前記ブラケットに取着される第1熱交換器取付部が形成されている、
    ことを特徴とする車両用熱交換器の配置構造。
  2. 前記ブラケット取付部の中間に、前記バンパビームの高さ方向の中間部が位置している、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用熱交換器の配置構造。
  3. 前記第1、第2の熱交換器は弾性部材と締結部材を介して前記ブラケットに取着され、
    前記第1、第2の熱交換器のうちの一方を前記ブラケットに取着する締結部材は上下方向または車幅方向に延在し、
    前記第1、第2の熱交換器のうちの他方を前記ブラケットに取着する締結部材は車両の前後方向に延在している、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用熱交換器の配置構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102047609B1 (ko) * 2018-11-16 2019-11-22 권영륵 자동차의 자동변속기 오일 쿨러
JP2020117119A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 小島プレス工業株式会社 車両の前部構造

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