JP7480813B2 - エアガイド構造および車両 - Google Patents

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Description

本開示は、エアガイド構造および車両に関する。
車両の車幅方向両側で前後方向に延びる左右一対のフレームと、一対のフラーム同士を連結する複数のクロスメンバーとにより、車両の前部構造が構成されている。車両前方向からファーストクロスメンバー、セカンドクロスメンバーなどの順番に配置される。セカンドクロスメンバーの車両後方向かつ一対のフレーム間には、車両前方向から順にラジエーター、ファン、および、エンジンが配置されている。ファンは、エンジンに駆動されて回転することで、空気を熱交換器(ラジエーター)に通過させる。
例えば、特許文献1には、ファーストクロスメンバーの上板部から車両後方向へ連続して延びるエアガイド板部を備えたエアガイド構造が開示されている。エアガイド板部の上面に沿って車両後方向へ流通する空気(走行風)は、セカンドクロスメンバーの車両後方向に配置された熱交換器を通過する。
特開2017-71229号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたエアガイド構造では、エアガイド板部とセカンドクロスメンバーとの間に隙間が存在している。
エアガイド板部の上面に沿って車両後方向へ流通する空気(走行風)は、隙間を通って車両下方向に流れ出すため、熱交換器を通過する風量が減少する。これにより、熱交換器を冷却する効果が下がるという問題がある。
本開示の目的は、熱交換器を冷却する効果を上げることが可能なエアガイド構造および車両を提供することである。
上記の目的を達成するため、本開示におけるエアガイド構造は、
バンパーと、前記バンパーの車両後方向に配置された熱交換器と、前記バンパーの車両後方向かつ前記熱交換器の車両前方向に配置され、車幅方向に互いに離れて配置される一対のサイドメンバーのそれぞれの車両前方向の端部同士を連結するクロスメンバーと、前記バンパーと前記クロスメンバーとの間の空間に配置され、衝突エネルギーを吸収するためのクラッシュボックスと、を有する車両が備えるエアガイド構造であって、
前記一対のサイドメンバーのそれぞれの車両前方向の端部にそれぞれ配置される一対のエンド部と、
前記一対のエンド部のそれぞれから車幅方向中央部に延在する取付ブラケットと、
前記クラッシュボックスの車両下方向に配置され、前記バンパーから車両後方向へ延在する第1ガイド部材と、
前記取付ブラケットに支持され、前記クラッシュボックスの車両下方向に配置され、前記クロスメンバーから車両前方向へ延在する第2ガイド部材と、
を備え、
前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材とは、車両上下方向で重なるように配置される。
本開示における車両は、
上記エアガイド構造を備える。
本開示によれば、熱交換器を冷却する効果を上げることができる。
図1は、本開示の実施の形態における車両の前部構造を模式的に示す側面図である。 図2は、本開示の実施の形態における車両の前部構造を示す斜視図である。 図3は、比較例に係る車両の前部構造を示す側面図である。 図4は、本開示の実施の形態における第2ガイド部材を示す斜視図である。 図5は、本開示の実施の形態におけるエアガイド構造の一部を示す部分斜視図である。 図6Aは、比較例に係る渡渉時の車両の前部構造を示す側面図である。 図6Bは、比較例に係る渡渉時の車両の前部構造を示す側面図である。 図7は、本開示の実施の形態における第1ガイド部材および第2ガイド部材の側面図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の実施の形態における車両の前部構造を模式的に示す側面図である。図2は、本開示の実施の形態における車両の前部構造を示す斜視図である。図1にはX軸、Y軸およびZ軸が描かれている。図1の紙面の奥行方向をX軸および車幅方向といい、手前方向を車幅方向一側または「+X方向」、奥方向を車幅方向他側または「-X方向」という。図1において左方向をY軸および車両前後方向といい、右方向を車両後方向、車両後側または「+Y方向」、左方向を車両前方向、車両前側または「-Y方向」という。また、図1において上下方向をZ軸および車両上下方向といい、上方向を車両上方向、車両上側または「+Z方向」、下方向を車両下方向、車両下側または「-Z方向」という。
図1および図2に示すように、車両の前部構造10は、ラジエーターグリル2と、バンパー4と、クラッシュボックスCBと、を有する。
ラジエーターグリル2は、空気(走行風)を車両1の内部に取り込むための開口部(不図示)を有している。バンパー4は、ラジエーターグリル2の車両下方向に配置される。
一対のサイドメンバー11A,11Bの間のスペースには、車両前方向(-Y方向)から順番にラジエーター3、ファン(不図示)およびエンジン(不図示)が配置されている。ファンは、エンジンに駆動されて回転し、ラジエーター3に空気を通過させる。なお、ラジエーター3は本開示の「熱交換器」に対応している。
一対のサイドメンバー11は、車両1の車幅方向(X方向)に互いに離れて配置されているサイドメンバー11A,11Bにより構成される。サイドメンバー11A,11Bは、それぞれの配置位置の間の車幅方向の中央位置を中心にして対称的に配置され、かつ、対称的な形状を有し、ほぼ同じ構成を有している。以下の説明では、特に言及しない限り、車幅方向一側(+X方向)に配置されたサイドメンバー11Aを代表して説明し、車幅方向他側(-X方向)に配置されたサイドメンバー11Bの説明を省略する。サイドメンバー11Aは、車両前後方向(Y方向)に延在している。サイドメンバー11Aの車両前方向の端部は、XZ平面に沿って広がる取付用フランジ11cを有している。なお、以下の説明で、一対の部材がそれぞれの配置位置の間の車幅方向の中央位置を中心にして対称的に配置され、かつ、対称的な形状を有し、ほぼ同じ構成を有している場合、一対の部材のそれぞれの配置位置の間の車幅方向の中央位置を「車幅方向の中央位置」という。
クロスメンバー13は、一対のサイドメンバー11A,11Bのそれぞれの車両前方向(-Y方向)の端部同士を連結する。クロスメンバー13は、断面コ字状に形成され、車幅方向に延びて起立する立壁部13aと、立壁部13aの車両上方向端部から水平方向に(XY平面に沿って)延びる上壁部13bと、立壁部13aの車両下方向端部から水平方向に延びる下壁部13cとを有している。
クラッシュボックスCBは、クロスメンバー13の車両前方向(-Y方向)に配置されている。クラッシュボックスCBは、一対のクラッシュメンバー15および一対のクラッシュメンバー16を有している。一対のクラッシュメンバー15は、車幅方向の中央位置を中心にして対称的に配置され、かつ、対称的な形状を有し、ほぼ同じ構成を有しているクラッシュメンバー15A,15Bにより構成される。一対のクラッシュメンバー16は、車幅方向の中央位置を中心にして対称的に配置され、かつ、対称的な形状を有し、ほぼ同じ構成を有しているクラッシュメンバー16A,16Bにより構成される。一対のクラッシュメンバー16は、一対のクラッシュメンバー15の車両上方向に配置されている。クラッシュメンバー15とクラッシュメンバー16とは互いにほぼ同じ構成を有している。以下の説明では、特に言及しない限り、車幅方向一側(+X方向)に配置されたクラッシュメンバー15Aを代表して説明し、車幅方向他側(-X方向)に配置されたクラッシュメンバー15B、および、クラッシュメンバー16A,16Bのそれぞれの説明を省略する。クラッシュメンバー16A,16Bのそれぞれは、ブロック部材14を介して対応するサイドメンバー11A,11Bのそれぞれに固定されている。
クラッシュメンバー15Aは、フロントサイド部17と、衝撃吸収部18と、エンド部19とを有している。
フロントサイド部17は、XZ平面に沿って広がる平板形状を有している。フロントセンター部17aは、車幅方向中央に配置され、XZ平面に沿って広がる平板形状を有している。クラッシュメンバー15A,15Bのそれぞれのフロントサイド部17は、フロントセンター部17aにより締結具(締結ボルト)により連結されている。
衝撃吸収部18は、断面矩形状に形成され、車両前後方向(Y方向)に延在し、衝撃吸収部18の車両前方向端部は、フロントサイド部17に連結されている。衝撃吸収部18の車両後方向端部は、エンド部19に連結されている。
エンド部19は、衝撃吸収部18の車両後方向(+Y方向)の端部から車幅方向一側(+X方向)および車幅方向の中央位置側のそれぞれの方向へXZ平面に沿って広がる平板形状のフランジ19aを有している。フランジ19aは、締結具(締結ボルト)により取付用フランジ11cに連結されている。
次に、エアガイド構造20を有しない比較例に係る車両の前部構造10について説明する。図3は、比較例に係る車両の前部構造を示す側面図である。図3に空気(走行風)の流れを破線で示す。
比較例に係る車両の前部構造10では、クロスメンバー13、一対のクラッシュメンバー15、一対のフロントサイド部17およびフロントセンター部17aにより囲まれる空間SPが隙間を介して車両1の下方向空間に通じている。これにより、車両1のラジエーターグリル2から車体内部に取り込まれた空気(走行風)は、隙間を通って車両1の下方向空間に流れ出すため、ラジエーター3を通過する風量が減少する。これにより、ラジエーター3を冷却する効果が低下する。
これに対して、本開示の車両の前部構造10は、エアガイド構造20は、第1ガイド部材30、一対の第2ガイド部材40,40およびシール部材51,52を有する。なお、図2では、第1ガイド部材30を省略して示す。
また、本開示の実施の形態に係る車両の前部構造10においては、フランジ19aは、車幅方向の中央位置側の端部から車両前方向(-Y方向)に折曲された折曲フランジ19bを有している。折曲フランジ19bは取付用の下穴を有している。また、フランジ19aの車幅方向の中央位置側の端部であって、かつ、車両下方向(-Z方向)の端部は、車両上方向(+Z方向)に切り込まれた切り欠き部19cを有している。
第1ガイド部材30は、車幅方向(X方向)の中央位置から車幅方向一側(+X方向)および車幅方向他側(-X方向)のそれぞれの方向に延ばされ、車体の車幅方向全長に対応する車幅方向の長さを有している。第1ガイド部材30は、バンパー4の車両下方向(-Z方向)の端部に連結されている。第1ガイド部材30は、バンパー4の車両下方向の端部から車両後方向(+Y方向)に延ばされている。第1ガイド部材30の車両前方向(-Y方向)の端部である前側縁部31は、バンパー4の車両下方向の端部に連結されている。第1ガイド部材30は、空間SPの車両前方向(+Y方向)の端部から中央部までを車両下方向から塞ぐように配置される。
第2ガイド部材40は、第1ガイド部材30よりも車両後方向に配置されている。第2ガイド部材40は、第1ガイド部材30の車両後方向(+Y方向)の端部である後側縁部32に連結されている。
図4は、本開示の実施の形態における第2ガイド部材を示す斜視図である。図5は、本開示の実施の形態におけるエアガイド構造20の一部を示す部分斜視図である。第2ガイド部材40は、車幅方向(X方向)を長尺方向とし、車両前後方向(Y方向)を短尺方向として、XY平面に沿って広がる平板形状を有する。第2ガイド部材40は、車両前後方向の中央部に位置する中央部41と、中央部41よりも車両前方向(-Y方向)に位置する前側縁部42と、中央部41よりも車両後方向に位置する後側縁部43とを有している。
中央部41の車幅方向一側(+X方向)の端部46は、車幅方向他側(-X方向)に切り込まれている。換言すれば、中央部41の車幅方向一側の端部46の位置は、前側縁部42の車幅方向一側の端部の位置よりも車幅方向他側(-X方向)に位置している。これにより、中央部41の車幅方向一側の端部46は、切り欠き部19cに嵌め込み可能となる。その結果、中央部41をフランジ19aの車両前方向(-Y方向)から車両後方向(+Y方向)に延ばすことが可能となる。
中央部41には、取付ブラケット44が配置されている。取付ブラケット44は、中央部41に固定される被固定部44aと、被固定部44aの車幅方向一側(+X方向)の端部から車両上方向に折曲された折曲部44bとを有している。折曲部44bは、第2ガイド部材40の車幅方向(X方向)の中央部に位置している。折曲部44bは、車幅方向他側(-X方向)に面する平面部と、取付用の下穴を有している。
図6Aは、比較例に係る渡渉時の車両の前部構造を示す側面図である。図6Bは、比較例に係る渡渉時の車両の前部構造を示す側面図である。図6Bに冠水路の水面WSを示す。比較例に係る車両の前部構造10では、第2ガイド部材40の前側縁部42は、第1ガイド部材30の後側縁部32よりも車両下方向に配置されている。
比較例に係る車両1が冠水路を渡渉する場合、第1ガイド部材30が水圧を受けて、第1ガイド部材30の後側縁部32が車両上方向(+Z方向)に変形する場合があるという問題がある。
本開示の実施の形態に係る車両の前部構造10では、第2ガイド部材40の前側縁部42は、中央部41よりも車両上方向(+Z方向)に高い段差部45を有している。前側縁部42(段差部45)は、第1ガイド部材30の後側縁部32よりも車両上方向に配置されている。エンド部19の折曲フランジ19bにより支持される被支持部である折曲部44bと前側縁部42とが第2ガイド部材40の車両前後方向(短尺方向)にそれぞれ配置されるため、折曲部44bと前側縁部42との間の距離が短めになる。また、折曲部44bが第2ガイド部材40の車幅方向の中央部に位置している。これにより、前側縁部42の剛性は、折曲部44bと前側縁部42との間の距離が長めになるなどの場合よりも高くなる。
本実施の形態に係る車両1が冠水路を渡渉する場合、第1ガイド部材30が水圧を受けても、第2ガイド部材40により車両上方向(+Z方向)から抑えられているため、第1ガイド部材30が車両上方向(+Z方向)に変形するのを防止できる。
段差部45と第1ガイド部材30の後側縁部32との間には、車両上下方向の隙間が形成されている。
後側縁部43は、中央部41から車両後方向に(+Y方向)に下壁部13cの位置まで延ばされている。
シール部材51は、段差部45と第1ガイド部材30の後側縁部32との間の車両上下方向の隙間を塞ぐように介装されている。これにより、段差部45と第1ガイド部材30の後側縁部32とは、間接的に重なり合うように配置される。なお、段差部45と第1ガイド部材30の後側縁部32とは、直接的に重なり合うように配置されてもよい。
図7は、本開示の実施の形態における第1ガイド部材および第2ガイド部材の側面図である。図7に示すように、段差部45と第1ガイド部材30の後側縁部32とは互いにオーバーラップしている。また、第1ガイド部材30は、車両前後方向(Y方向)に所定間隔で隆起する隆起部33(ビード状部)を有している。これにより、第1ガイド部材30の剛性が向上する。以上の構成により、第1ガイド部材30と第2ガイド部材40との組立性(組み立てやすさ)を確保しつつ、空気(走行風)が車両下方向に流れ出すのを防止し、また、渡渉時の水圧による第1ガイド部材30等の変形を防止することができる。
シール部材52は、下壁部13cと後側縁部43との間の車両上下方向の隙間を塞ぐように、後側縁部43に装着されている。
以上のように構成された第2ガイド部材40は、エンド部19に固定される。具体的には、折曲部44bは、折曲フランジ19bに締結具(締結ボルト)によって固定される。
以上のように構成された第2ガイド部材40は、空間SPの車両前後方向(Y方向)の中央部から車両後方向(-Y方向)の端部までを車両下方向(-Z方向)から塞ぐように配置される。これによって、第1ガイド部材30と第2ガイド部材40とにより、空間SPが車両下方向から塞がれる。
上記実施の形態におけるエアガイド構造20は、バンパー4と、バンパー4の車両後方向かつラジエーター3の車両前方向に配置されたクロスメンバー13と、バンパー4とクロスメンバー13との間の空間に配置され、衝突エネルギーを吸収するためのクラッシュボックスCBとを有する車両1が備えるエアガイド構造20であって、クラッシュボックスCBの車両下方向に配置され、バンパー4から車両後方向へ延在する第1ガイド部材30と、クラッシュボックスCBの車両下方向に配置され、クロスメンバー13から車両前方向へ延在する第2ガイド部材40と、を備え、第1ガイド部材30の車両後方向の端部と第2ガイド部材40の車両前方向の端部とは、互いに車両上下方向で直接的または間接的に重なり合うように配置される。
図1に空気(走行風)の流れを破線で示す。図1に示すように、上記構成によれば、車両1のラジエーターグリル2から車体内部に取り込まれた空気(走行風)は、第1ガイド部材30および第2ガイド部材40に沿って、車両後方向のラジエーター3に流れ込み、車両1の下方向に流れ出さないため、ラジエーター3を通過する風量が減少するのを防止することができる。これにより、ラジエーター3を冷却する効果を上げることが可能となる。
また、上記実施の形態におけるエアガイド構造20では、第1ガイド部材30の車両後方向の端部は、第2ガイド部材40の車両前方向の端部よりも車両下方向に配置されている。これにより、車両1が冠水路を渡渉する場合、第1ガイド部材30が水圧を受けても、第2ガイド部材40により車両上方向(+Z方向)から抑えられているため、第2ガイド部材40が車両上方向(+Z方向)に変形するのを防止することが可能となる。
また、上記実施の形態におけるエアガイド構造20では、第1ガイド部材30の車両後方向の端部と第2ガイド部材40の車両前方向の端部との間の車両上下方向の隙間を塞ぐように配置されるシール部材51をさらに備える。これにより、空気(走行風)が第1ガイド部材30と第2ガイド部材40との間の隙間を通って流れ出さない。その結果、ラジエーター3を通過する風量が減少しないため、ラジエーター3を冷却する効果を上げることが可能となる。
また、上記実施の形態におけるエアガイド構造20では、第2ガイド部材40は、クロスメンバー13の下壁部13cの車両下方向に延ばされ、第2ガイド部材40と下壁部13cとの間の車両上下方向の隙間を塞ぐように配置されるシール部材52を備える。これにより、空気(走行風)が第2ガイド部材40と下壁部13cとの間の隙間を通って流れ出さない。その結果、ラジエーター3を通過する風量が減少しないため、ラジエーター3を冷却する効果を上げることが可能となる。
なお、上記実施の形態に係る車両のエアガイド構造20は、熱交換器としてのラジエーター3に適用したものを示したが、本開示はこれに限らず、インタークーラーに適用してもよい。
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本開示は、熱交換器を冷却する効果を上げることが要求されるエアガイド構造を備える車両に好適に利用される。
1 車両
2 ラジエーターグリル
3 ラジエーター
4 バンパー
10 車両の前部構造
11 サイドメンバー
11A サイドメンバー
11B サイドメンバー
11c 取付用フランジ
13 クロスメンバー
13a 立壁部
13b 上壁部
13c 下壁部
14 ブロック部材
15 クラッシュメンバー
15A クラッシュメンバー
15B クラッシュメンバー
16 クラッシュメンバー
16A クラッシュメンバー
16B クラッシュメンバー
17 フロントサイド部
17a フロントセンター部
18 衝撃吸収部
19 エンド部
19a フランジ
19b 折曲フランジ
19c 切り欠き部
20 エアガイド構造
30 第1ガイド部材
31 前側縁部
32 後側縁部
40 第2ガイド部材
41 中央部
42 前側縁部
43 後側縁部
44 取付ブラケット
44a 被固定部
44b 折曲部
45 段差部
51 シール部材
52 シール部材

Claims (5)

  1. バンパーと、前記バンパーの車両後方向に配置された熱交換器と、前記バンパーの車両後方向かつ前記熱交換器の車両前方向に配置され、車幅方向に互いに離れて配置される一対のサイドメンバーのそれぞれの車両前方向の端部同士を連結するクロスメンバーと、前記バンパーと前記クロスメンバーとの間の空間に配置され、衝突エネルギーを吸収するためのクラッシュボックスと、を有する車両が備えるエアガイド構造であって、
    前記一対のサイドメンバーのそれぞれの車両前方向の端部にそれぞれ配置される一対のエンド部と、
    前記一対のエンド部のそれぞれから車幅方向中央部に延在する取付ブラケットと、
    前記クラッシュボックスの車両下方向に配置され、前記バンパーから車両後方向へ延在する第1ガイド部材と、
    前記取付ブラケットに支持され、前記クラッシュボックスの車両下方向に配置され、前記クロスメンバーから車両前方向へ延在する第2ガイド部材と、
    を備え、
    前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材とは、車両上下方向で重なるように配置される、
    エアガイド構造。
  2. 前記第1ガイド部材の車両後方向の端部は、前記第2ガイド部材の車両前方向の端部よりも車両下方向に配置されている、
    請求項1に記載のエアガイド構造。
  3. 前記第1ガイド部材の車両後方向の端部と前記第2ガイド部材の車両前方向の端部との間の車両上下方向の隙間を塞ぐように配置される第1シール部材をさらに備える、
    請求項1に記載のエアガイド構造。
  4. 前記クロスメンバーは、
    車幅方向に互いに離れて配置され、車両前後方向に延在する一対のサイドメンバーを連結し、断面コ字状に形成され、車両上方向に起立しかつ前記車幅方向に延びる立壁部と、前記立壁部の車両下方向端部から水平方向に延びる下壁部とを有し、
    前記第2ガイド部材は前記下壁部の車両下方向の位置に延ばされ、
    前記第2ガイド部材と前記下壁部との間の車両上下方向の隙間を塞ぐように配置される第2シール部材を備える、
    請求項1に記載のエアガイド構造。
  5. 請求項1に記載のエアガイド構造を備える車両。
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