JP2002019638A - 自動車の車体前部構造 - Google Patents
自動車の車体前部構造Info
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- JP2002019638A JP2002019638A JP2000205486A JP2000205486A JP2002019638A JP 2002019638 A JP2002019638 A JP 2002019638A JP 2000205486 A JP2000205486 A JP 2000205486A JP 2000205486 A JP2000205486 A JP 2000205486A JP 2002019638 A JP2002019638 A JP 2002019638A
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- hood
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラジエータ配設部の冷却風導入開口面積の拡
大による冷却性能の向上と部品点数の削減による軽量化
およびコストダウンを図る。 【解決手段】 フードロック機構11をラジエータコア
サポートサイドパネル1のフードロック取付座部4に取
付け、フードロックスティ、フードロックマウントレイ
ンフォースを不要とすると共に、ラジエータコアアッパ
レールを不要として左右のラジエータコアサポートサイ
ドパネル1,1の上側部間を非連結してあるため、ラジ
エータ配設部の冷却風挿入開口面積を拡大できて冷却性
能を向上できると共に、部品点数を削減できて車体の軽
量化とコストダウンを実現できる。
大による冷却性能の向上と部品点数の削減による軽量化
およびコストダウンを図る。 【解決手段】 フードロック機構11をラジエータコア
サポートサイドパネル1のフードロック取付座部4に取
付け、フードロックスティ、フードロックマウントレイ
ンフォースを不要とすると共に、ラジエータコアアッパ
レールを不要として左右のラジエータコアサポートサイ
ドパネル1,1の上側部間を非連結してあるため、ラジ
エータ配設部の冷却風挿入開口面積を拡大できて冷却性
能を向上できると共に、部品点数を削減できて車体の軽
量化とコストダウンを実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体前部構
造、とりわけ、ラジエータコアサポートサイドパネルと
その周辺部の構造に関する。
造、とりわけ、ラジエータコアサポートサイドパネルと
その周辺部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジエータの側部を支持する左右のラジ
エータコアサポートサイドパネルは、一般に左右のフー
ドリッジパネルの前端にそれぞれ接合してあると共に、
該フードリッジパネルの上、下部に配設した車体前部の
前後方向骨格メンバであるフードリッジレインフォース
およびフロントサイドメンバの前端部に接合してあり、
更に、各ラジエータコアサポートサイドパネルの上縁
を、前記左右のフードリッジレインフォースの前端部に
跨って接合配置したラジエータコアアッパレールに接合
してある。
エータコアサポートサイドパネルは、一般に左右のフー
ドリッジパネルの前端にそれぞれ接合してあると共に、
該フードリッジパネルの上、下部に配設した車体前部の
前後方向骨格メンバであるフードリッジレインフォース
およびフロントサイドメンバの前端部に接合してあり、
更に、各ラジエータコアサポートサイドパネルの上縁
を、前記左右のフードリッジレインフォースの前端部に
跨って接合配置したラジエータコアアッパレールに接合
してある。
【0003】また、前記左右のフロントサイドメンバの
前端部に跨って車体前部の車幅方向骨格メンバであるフ
ァーストクロスメンバを結合してあり、該ファーストク
ロスメンバの車幅方向中央部にフードロックスティの下
端部を接合し、該フードロックスティの上端部はフード
ロックマウントレインフォースを介して前記ラジエータ
コアアッパレールの車幅方向中央部に連結し、これらフ
ードロックマウントレインフォースとフードロックステ
ィの上端とに亘ってフードロック機構を締結固定し、エ
ンジンフードの前端部の車幅方向中央部にはこのフード
ロック機構と係脱するフードロックストライカを装着し
てある(特開平8−258743号公報、特開平9−2
67771号公報参照)。
前端部に跨って車体前部の車幅方向骨格メンバであるフ
ァーストクロスメンバを結合してあり、該ファーストク
ロスメンバの車幅方向中央部にフードロックスティの下
端部を接合し、該フードロックスティの上端部はフード
ロックマウントレインフォースを介して前記ラジエータ
コアアッパレールの車幅方向中央部に連結し、これらフ
ードロックマウントレインフォースとフードロックステ
ィの上端とに亘ってフードロック機構を締結固定し、エ
ンジンフードの前端部の車幅方向中央部にはこのフード
ロック機構と係脱するフードロックストライカを装着し
てある(特開平8−258743号公報、特開平9−2
67771号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】左右のラジエータコア
サポートサイドパネル間の中央部分にフードロックステ
ィとフードロックマウントレインフォースが存在するた
め、ラジエータ配設部の冷却風導入開口面積が狭められ
てラジエータおよび空調用コンデンサの冷却性能が低下
してしまうことは否めない。
サポートサイドパネル間の中央部分にフードロックステ
ィとフードロックマウントレインフォースが存在するた
め、ラジエータ配設部の冷却風導入開口面積が狭められ
てラジエータおよび空調用コンデンサの冷却性能が低下
してしまうことは否めない。
【0005】また、左右のラジエータコアサポートサイ
ドパネル間にラジエータコアアッパレールおよび前記フ
ードロックスティが存在しているため、車体組立ライン
において作業者がフロントコンパートメント内側に入り
込んで組付作業を行う場合、作業者はラジエータコアア
ッパレールを跨いで出入りしなければならず作業性が悪
くなってしまう。
ドパネル間にラジエータコアアッパレールおよび前記フ
ードロックスティが存在しているため、車体組立ライン
において作業者がフロントコンパートメント内側に入り
込んで組付作業を行う場合、作業者はラジエータコアア
ッパレールを跨いで出入りしなければならず作業性が悪
くなってしまう。
【0006】更に、ラジエータコアサポートサイドパネ
ル周りの部品点数が多いため、重量的におよびコスト的
に不利となってしまうばかりでなく、車両の前面衝突時
に前記フードロックスティ、フードロックマウントレイ
ンフォース、およびラジエータコアアッパレールの損傷
度合いが高く、その分修理費が高くついてしまうことは
否めない。
ル周りの部品点数が多いため、重量的におよびコスト的
に不利となってしまうばかりでなく、車両の前面衝突時
に前記フードロックスティ、フードロックマウントレイ
ンフォース、およびラジエータコアアッパレールの損傷
度合いが高く、その分修理費が高くついてしまうことは
否めない。
【0007】そこで、本発明はラジエータコアサポート
サイドパネル周りの部品点数を可及的に少なくすること
ができて、重量的におよびコスト的に有利に得ることが
できると共に、ラジエータ配設部の冷却風導入開口面積
を拡大できてラジエータ等の冷却性能を高めることがで
き、更には、車体組立ラインでの組付作業時に作業者が
フロントコンパートメント内側へ容易に出入りすること
ができて作業性を向上することができる自動車の車体前
部構造を提供するものである。
サイドパネル周りの部品点数を可及的に少なくすること
ができて、重量的におよびコスト的に有利に得ることが
できると共に、ラジエータ配設部の冷却風導入開口面積
を拡大できてラジエータ等の冷却性能を高めることがで
き、更には、車体組立ラインでの組付作業時に作業者が
フロントコンパートメント内側へ容易に出入りすること
ができて作業性を向上することができる自動車の車体前
部構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、ラジエータコアサポートサイドパネルの上側部にパ
ネル剛性を高めたフードロック取付座部を形成して、該
フードロック取付座部にフードロック機構を締結固定す
る一方、フード前端部の前記フードロック機構に対応す
る部位に該フードロック機構と係脱するフードロックス
トライカを設け、左右のラジエータコアサポートサイド
パネルの上側部間を非連結としたことを特徴としてい
る。
は、ラジエータコアサポートサイドパネルの上側部にパ
ネル剛性を高めたフードロック取付座部を形成して、該
フードロック取付座部にフードロック機構を締結固定す
る一方、フード前端部の前記フードロック機構に対応す
る部位に該フードロック機構と係脱するフードロックス
トライカを設け、左右のラジエータコアサポートサイド
パネルの上側部間を非連結としたことを特徴としてい
る。
【0009】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載のラジエータコアサポートサイドパネルの車幅方向内
側の側部に、下端部が車体前部の骨格メンバに結合され
る骨格部を上下方向に一体成形し、該骨格部の上端部に
フードロック取付座部を設定したことを特徴としてい
る。
載のラジエータコアサポートサイドパネルの車幅方向内
側の側部に、下端部が車体前部の骨格メンバに結合され
る骨格部を上下方向に一体成形し、該骨格部の上端部に
フードロック取付座部を設定したことを特徴としてい
る。
【0010】請求項3の発明にあっては、請求項1,2
に記載のラジエータコアサポートサイドパネルの上縁部
に車幅方向に一連に延在して、車幅方向外側の端部が車
体前部の骨格メンバに結合される補強レール部を一体に
形成したことを特徴としている。
に記載のラジエータコアサポートサイドパネルの上縁部
に車幅方向に一連に延在して、車幅方向外側の端部が車
体前部の骨格メンバに結合される補強レール部を一体に
形成したことを特徴としている。
【0011】請求項4の発明にあっては、請求項1〜3
に記載のフードロック機構とフードロックストライカ
を、左右のラジエータコアサポートサイドパネルとフー
ド前端部の左右側部に各1組配設して、2組のフードロ
ック機構とフードロックストライカとの係合によって、
左右のラジエータコアサポートサイドパネルの上側部間
がフードの前端部を介して連結されるようにしたことを
特徴としている。
に記載のフードロック機構とフードロックストライカ
を、左右のラジエータコアサポートサイドパネルとフー
ド前端部の左右側部に各1組配設して、2組のフードロ
ック機構とフードロックストライカとの係合によって、
左右のラジエータコアサポートサイドパネルの上側部間
がフードの前端部を介して連結されるようにしたことを
特徴としている。
【0012】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、フード
はラジエータコアサポートサイドパネルに取付けたフー
ドロック機構と、フード前端部に設けたフードロックス
トライカとによってロックされ、しかも、フードロック
機構はパネル剛性を高めたフードロック取付座部に締結
固定してあるため、フードのロック性能を十分に確保す
ることができ、従来の構造におけるフードロックスティ
およびフードロックマウントレインフォースを不要とし
て、左右のラジエータコアサポートサイドパネル間には
これらの部材が存在しないため、ラジエータ配設部の冷
却風導入開口面積を拡大できてラジエータおよび空調用
コンデンサの冷却性能を高めることができる。
はラジエータコアサポートサイドパネルに取付けたフー
ドロック機構と、フード前端部に設けたフードロックス
トライカとによってロックされ、しかも、フードロック
機構はパネル剛性を高めたフードロック取付座部に締結
固定してあるため、フードのロック性能を十分に確保す
ることができ、従来の構造におけるフードロックスティ
およびフードロックマウントレインフォースを不要とし
て、左右のラジエータコアサポートサイドパネル間には
これらの部材が存在しないため、ラジエータ配設部の冷
却風導入開口面積を拡大できてラジエータおよび空調用
コンデンサの冷却性能を高めることができる。
【0013】また、前記左右のラジエータコアサポート
サイドパネルはそれらの上側部間を非連結として、ラジ
エータコアアッパレールをも不要としてあるため、車体
組立ラインにおいて作業者はこれら左右のラジエータコ
アサポートサイドパネル間の自由空間からフロントコン
パートメント内側へ自由に出入りすることができて組付
作業性を向上することができる。
サイドパネルはそれらの上側部間を非連結として、ラジ
エータコアアッパレールをも不要としてあるため、車体
組立ラインにおいて作業者はこれら左右のラジエータコ
アサポートサイドパネル間の自由空間からフロントコン
パートメント内側へ自由に出入りすることができて組付
作業性を向上することができる。
【0014】更に、前述のように従来の構造におけるフ
ードロックスティおよびフードロックマウントレインフ
ォースを始めとして、比較的大型の部品の一つであるラ
ジエータコアアッパレールを不要とすることができるた
め、重量的におよびコスト的に有利に得ることができる
と共に、車両の前面衝突時にこれら部品の損傷、交換が
発生しないため修理費を削減することもできる。
ードロックスティおよびフードロックマウントレインフ
ォースを始めとして、比較的大型の部品の一つであるラ
ジエータコアアッパレールを不要とすることができるた
め、重量的におよびコスト的に有利に得ることができる
と共に、車両の前面衝突時にこれら部品の損傷、交換が
発生しないため修理費を削減することもできる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、ラジエータコアサポートサイド
パネルの車幅方向内側の側部には、下端部が車体前部の
骨格メンバに結合される骨格部を上下方向に一体成形し
てあるため、該骨格部によってラジエータコアサイドの
支持剛性を高めることができ、しかも、該骨格部の上端
部にフードロック取付座部を設定してあるため、フード
ロック機構の取付剛性およびフードの支持剛性を高める
ことができる。
の発明の効果に加えて、ラジエータコアサポートサイド
パネルの車幅方向内側の側部には、下端部が車体前部の
骨格メンバに結合される骨格部を上下方向に一体成形し
てあるため、該骨格部によってラジエータコアサイドの
支持剛性を高めることができ、しかも、該骨格部の上端
部にフードロック取付座部を設定してあるため、フード
ロック機構の取付剛性およびフードの支持剛性を高める
ことができる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、請求項
1,2の発明の効果に加えて、ラジエータコアサポート
サイドパネルの上端部には車幅方向に一連に延在する補
強レール部を一体に形成してあるため、該ラジエータコ
アサポートサイドパネルのパネル剛性が高められてラジ
エータコアサイドの支持剛性を高められると共に、該補
強レール部の車幅方向外側の端部が車体前部の骨格メン
バに結合されるため、ラジエータコアサポートサイドパ
ネルの結合剛性を高めることができる。
1,2の発明の効果に加えて、ラジエータコアサポート
サイドパネルの上端部には車幅方向に一連に延在する補
強レール部を一体に形成してあるため、該ラジエータコ
アサポートサイドパネルのパネル剛性が高められてラジ
エータコアサイドの支持剛性を高められると共に、該補
強レール部の車幅方向外側の端部が車体前部の骨格メン
バに結合されるため、ラジエータコアサポートサイドパ
ネルの結合剛性を高めることができる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3の発明の効果に加えて、左右のラジエータコアサポ
ートサイドパネルにおいて各1組のフードロック機構と
フードロックストライカによってフードの前端部をロッ
クするため、該フードのロック性能を高めることができ
ることは勿論、左右のラジエータコアサポートサイドパ
ネルの上側部間がフードの前端部を介して連結されて、
該フードの前端部を従来の構造におけるラジエータコア
アッパレールとして機能させることができるので、補強
部材の増加を伴うことなく車体前部の強度、剛性を高め
ることができる。
〜3の発明の効果に加えて、左右のラジエータコアサポ
ートサイドパネルにおいて各1組のフードロック機構と
フードロックストライカによってフードの前端部をロッ
クするため、該フードのロック性能を高めることができ
ることは勿論、左右のラジエータコアサポートサイドパ
ネルの上側部間がフードの前端部を介して連結されて、
該フードの前端部を従来の構造におけるラジエータコア
アッパレールとして機能させることができるので、補強
部材の増加を伴うことなく車体前部の強度、剛性を高め
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
と共に詳述する。
【0019】図1〜3において、1は図外のラジエータ
のコアサイドを支持する左右のラジエータコアサポート
サイドパネルを示し、該ラジエータコアサポートサイド
パネルは車幅方向外側へ張り出すヘットランプマウント
部2を備えていて、このヘッドランプマウント部2をフ
ードリッジパネル6と、該フードリッジパネル6の上側
部に配設した車体前部の前後方向骨格メンバであるフー
ドリッジレインフォース7の前端に突き合わせて接合し
てあると共に、該フードリッジパネル6の下側部に配設
した車体前部の前後方向骨格メンバであるフロントサイ
ドメンバ8上に接合してある。
のコアサイドを支持する左右のラジエータコアサポート
サイドパネルを示し、該ラジエータコアサポートサイド
パネルは車幅方向外側へ張り出すヘットランプマウント
部2を備えていて、このヘッドランプマウント部2をフ
ードリッジパネル6と、該フードリッジパネル6の上側
部に配設した車体前部の前後方向骨格メンバであるフー
ドリッジレインフォース7の前端に突き合わせて接合し
てあると共に、該フードリッジパネル6の下側部に配設
した車体前部の前後方向骨格メンバであるフロントサイ
ドメンバ8上に接合してある。
【0020】このラジエータコアサポートサイドパネル
1の車幅方向内側の側部は、ヘッドランプマウント部2
に対して全体的に前方に向けて突出するように凹設する
と共にその中央部分にビード部分を設けて、上下方向に
延在する骨格部3として形成してパネル剛性を高めてあ
り、この骨格部3の下端部を前記フロントサイドメンバ
8の前端部側面と、左右のフロントサイドメンバ8の前
端部に跨って結合した車体前部の車幅方向骨格メンバで
あるファーストクロスメンバ9上に接合してある。
1の車幅方向内側の側部は、ヘッドランプマウント部2
に対して全体的に前方に向けて突出するように凹設する
と共にその中央部分にビード部分を設けて、上下方向に
延在する骨格部3として形成してパネル剛性を高めてあ
り、この骨格部3の下端部を前記フロントサイドメンバ
8の前端部側面と、左右のフロントサイドメンバ8の前
端部に跨って結合した車体前部の車幅方向骨格メンバで
あるファーストクロスメンバ9上に接合してある。
【0021】本実施形態では左右のラジエータコアサポ
ートサイドパネル1の各骨格部3の上端部に、前記ビー
ド部分の上端部を含めてフードロック取付座部4の座面
を設定して、これら各フードロック取付座部4にメイン
ラッチ12,セフティキャッチレバー13等を備えた公
知のフードロック機構11を複数個のボルト・ナット1
4により締結固定してある。
ートサイドパネル1の各骨格部3の上端部に、前記ビー
ド部分の上端部を含めてフードロック取付座部4の座面
を設定して、これら各フードロック取付座部4にメイン
ラッチ12,セフティキャッチレバー13等を備えた公
知のフードロック機構11を複数個のボルト・ナット1
4により締結固定してある。
【0022】また、このラジエータコアサポートサイド
パネル1の上縁部には車幅方向に一連に延在する補強レ
ール部5を一体に形成して、その車幅方向外側の端部を
前記フードリッジレインフォース7上に接合して、左右
のラジエータコアサポートサイドパネル1,1の上側部
間を非連結としてある。
パネル1の上縁部には車幅方向に一連に延在する補強レ
ール部5を一体に形成して、その車幅方向外側の端部を
前記フードリッジレインフォース7上に接合して、左右
のラジエータコアサポートサイドパネル1,1の上側部
間を非連結としてある。
【0023】本実施形態ではこの補強レール部5をフラ
ンジ状に後方へ水平に曲折して形成してあるが、ハット
形断面形状等に形成してもよい。
ンジ状に後方へ水平に曲折して形成してあるが、ハット
形断面形状等に形成してもよい。
【0024】一方、フード15の前端部、具体的にはフ
ードインナ16の前端部には、前記左右のラジエータコ
アサポートサイドパネル1に取付けたフードロック機構
11に対応する位置には、該フードロック機構11のメ
インラッチ12に係脱するフードロックストライカ17
を配設してあると共に、セフティキャッチレバー13が
係脱する係合孔18を形成してある。
ードインナ16の前端部には、前記左右のラジエータコ
アサポートサイドパネル1に取付けたフードロック機構
11に対応する位置には、該フードロック機構11のメ
インラッチ12に係脱するフードロックストライカ17
を配設してあると共に、セフティキャッチレバー13が
係脱する係合孔18を形成してある。
【0025】図2中、19は前記フードロックストライ
カ17を接合固定してフードインナ16の内面に接合配
置したストライカベースを示す。
カ17を接合固定してフードインナ16の内面に接合配
置したストライカベースを示す。
【0026】以上の実施形態の構造によれば、フード1
5はラジエータコアサポートサイドパネル1に取付けた
フードロック機構11と、フード15の前端部に設けた
フードロックストライカ17とによってロックされ、し
かも、フードロック機構11はパネル剛性を高めたフー
ドロック取付座部4に締結固定してあるため、フード1
5のロック性能を十分に確保することができ、従来の構
造におけるフードロックスティおよびフードロックマウ
ントレインフォースを不要として、左右のラジエータコ
アサポートサイドパネル1,1間にはこれらの部材が存
在しないため、ラジエータ配設部の冷却風導入開口面積
を拡大できてラジエータおよび空調用コンデンサの冷却
性能を高めることができる。
5はラジエータコアサポートサイドパネル1に取付けた
フードロック機構11と、フード15の前端部に設けた
フードロックストライカ17とによってロックされ、し
かも、フードロック機構11はパネル剛性を高めたフー
ドロック取付座部4に締結固定してあるため、フード1
5のロック性能を十分に確保することができ、従来の構
造におけるフードロックスティおよびフードロックマウ
ントレインフォースを不要として、左右のラジエータコ
アサポートサイドパネル1,1間にはこれらの部材が存
在しないため、ラジエータ配設部の冷却風導入開口面積
を拡大できてラジエータおよび空調用コンデンサの冷却
性能を高めることができる。
【0027】また、左右のラジエータコアサポートサイ
ドパネル1,1はそれらの上側部間を非連結として、従
来の構造におけるラジエータコアアッパレールをも不要
としてあるため、車体組立ラインにおいて作業者はこれ
ら左右のラジエータコアサポートサイドパネル1,1間
の自由空間からフロントコンパートメント内側へ自由に
出入りして組付作業を行えるため作業性を向上すること
ができる。
ドパネル1,1はそれらの上側部間を非連結として、従
来の構造におけるラジエータコアアッパレールをも不要
としてあるため、車体組立ラインにおいて作業者はこれ
ら左右のラジエータコアサポートサイドパネル1,1間
の自由空間からフロントコンパートメント内側へ自由に
出入りして組付作業を行えるため作業性を向上すること
ができる。
【0028】更に、前述のように従来の構造におけるフ
ードロックスティおよびフードロックマウントレインフ
ォースを始めとして、比較的大型の部品の1つであるラ
ジエータコアアッパレールを不要とすることができるた
め、重量的におよびコスト的に有利に得ることができる
と共に、車両の前面衝突時にこれら部品の損傷、交換が
発生しないため修理費を削減することができる。
ードロックスティおよびフードロックマウントレインフ
ォースを始めとして、比較的大型の部品の1つであるラ
ジエータコアアッパレールを不要とすることができるた
め、重量的におよびコスト的に有利に得ることができる
と共に、車両の前面衝突時にこれら部品の損傷、交換が
発生しないため修理費を削減することができる。
【0029】ここで、特に本実施形態にあっては、前述
のラジエータコアサポートサイドパネル1の車幅方向内
側の側部には、下端部をファーストクロスメンバ9およ
びフロントサイドメンバ8に結合した骨格部3を上下方
向に一体成形してあるため、該骨格部3によってラジエ
ータコアサイドの支持剛性を高めることができ、しか
も、該骨格部3の上端部にフードロック取付座部4を設
定してあるため、フードロック機構11の取付剛性およ
びフード15の支持剛性を高めることができる。
のラジエータコアサポートサイドパネル1の車幅方向内
側の側部には、下端部をファーストクロスメンバ9およ
びフロントサイドメンバ8に結合した骨格部3を上下方
向に一体成形してあるため、該骨格部3によってラジエ
ータコアサイドの支持剛性を高めることができ、しか
も、該骨格部3の上端部にフードロック取付座部4を設
定してあるため、フードロック機構11の取付剛性およ
びフード15の支持剛性を高めることができる。
【0030】また、このラジエータコアサポートサイド
パネル1の上縁部には車幅方向に一連に延在する補強レ
ール部5を一体に形成してあるため、該ラジエータコア
サポートサイドパネル1のパネル剛性が高められてラジ
エータコアサイドの支持剛性をより一層高められると共
に、該補強レール部5の車幅方向外側の端部がフードリ
ッジレインフォース7に結合されるため、ラジエータコ
アサポートサイドパネル1の結合剛性を高めることがで
きる。
パネル1の上縁部には車幅方向に一連に延在する補強レ
ール部5を一体に形成してあるため、該ラジエータコア
サポートサイドパネル1のパネル剛性が高められてラジ
エータコアサイドの支持剛性をより一層高められると共
に、該補強レール部5の車幅方向外側の端部がフードリ
ッジレインフォース7に結合されるため、ラジエータコ
アサポートサイドパネル1の結合剛性を高めることがで
きる。
【0031】更に、左右のラジエータコアサポートサイ
ドパネル1,1において、各1組のフードロック機構1
1とフードロックストライカ17によってフード15の
前端部をロックするため、該フード15のロック性能を
高めることができることは勿論、左右のラジエータコア
サポートサイドパネル1,1の上側部間がフード15の
前端部を介して連結されて、該フード15の前端部を従
来の構造におけるラジエータコアアッパレールとして機
能させることができるので、補強部材の増加を伴うこと
なく車体前部の強度、剛性を高めることができる。
ドパネル1,1において、各1組のフードロック機構1
1とフードロックストライカ17によってフード15の
前端部をロックするため、該フード15のロック性能を
高めることができることは勿論、左右のラジエータコア
サポートサイドパネル1,1の上側部間がフード15の
前端部を介して連結されて、該フード15の前端部を従
来の構造におけるラジエータコアアッパレールとして機
能させることができるので、補強部材の増加を伴うこと
なく車体前部の強度、剛性を高めることができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視説明図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
1 ラジエータコアサポートサイドパネル 3 骨格部 4 フードロック取付座部 5 補強レール部 7,8,9 車体前部の骨格メンバ 11 フードロック機構 15 エンジンフード 17 フードロックストライカ
Claims (4)
- 【請求項1】 ラジエータコアサポートサイドパネルの
上側部にパネル剛性を高めたフードロック取付座部を形
成して、該フードロック取付座部にフードロック機構を
締結固定する一方、フード前端部の前記フードロック機
構に対応する部位に該フードロック機構と係脱するフー
ドロックストライカを設け、左右のラジエータコアサポ
ートサイドパネルの上側部間を非連結としたことを特徴
とする自動車の車体前部構造。 - 【請求項2】 ラジエータコアサポートサイドパネルの
車幅方向内側の側部に、下端部が車体前部の骨格メンバ
に結合される骨格部を上下方向に一体成形し、該骨格部
の上端部にフードロック取付座部を設定したことを特徴
とする請求項1に記載の自動車の車体前部構造。 - 【請求項3】 ラジエータコアサポートサイドパネルの
上縁部に車幅方向に一連に延在して、車幅方向外側の端
部が車体前部の骨格メンバに結合される補強レール部を
一体に形成したことを特徴とする請求項1,2に記載の
自動車の車体前部構造。 - 【請求項4】 フードロック機構とフードロックストラ
イカを、左右のラジエータコアサポートサイドパネルと
フード前端部の左右側部に各1組配設して、2組のフー
ドロック機構とフードロックストライカとの係合によっ
て、左右のラジエータコアサポートサイドパネルの上側
部間がフードの前端部を介して連結されるようにしたこ
とを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動車の
車体前部構造。
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---|---|---|---|
JP2000205486A JP2002019638A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 自動車の車体前部構造 |
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JP2000205486A JP2002019638A (ja) | 2000-07-06 | 2000-07-06 | 自動車の車体前部構造 |
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ID=18702562
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002019638A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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