JP4710519B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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本発明は自動車の車体前部構造に関し、特に、車両部品を保持するシュラウドを備えた車体前部構造に関する。
シュラウドは、車体前部に設けられ、ラジエータやクーラコンデンサなどの車両部品をマウントする部材である。このシュラウドの一般的な組付け構造としては、図12に示すものが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。同図において、シュラウド100の上部両側の取付部100aは、エプロンレインフォースメント101に取り付けられる。また、シュラウド100の下部両側の取付部100bは、フロントサイドフレーム102に取り付けられる。このように、シュラウド100は片側上下2箇所が車体側に支持される構造である。そして、シュラウド100の中央部の矩形状の開口部100cには、ラジエータなどの車両部品が取り付けられ、また、シュラウド100の左右両側部100dには、ヘッドランプが取り付けられる。
特開2000−257522号公報
ところで、近年においては、前後方向に長くされた形状のヘッドランプが流行している。このようなヘッドランプを採用する場合には、ヘッドランプが邪魔になってエプロンレインフォースメントの前端をシュラウドが配設される位置にまで延ばすことができず、エプロンレインフォースメントが後方に退いた構造とせざるを得ない。このエプロンレインフォースメントに従来どおりシュラウドの両側部を支持させるためには、このシュラウド上部両側部を後方に屈曲させてエプロンレインフォースメントにまで延ばす必要がある。そうすると、シュラウド上部両側部は車体前後方向に細長くされた構造となる。しかし、シュラウド自体は一般には合成樹脂で成形されたものであり、そのような構造では、シュラウド上部の支持剛性は極めて低く、実質的にシュラウドをフロントサイドフレームの前端部で支持する下部側でのみ車体側に支持させることとなり、シュラウドが車体前後方向に倒れることにもなりかねない。
また、上記のような縦長形状のヘッドランプの採用に伴い、フェンダパネルの形状も従来とは異なるものとなっている。一般的な横長形状のヘッドランプの場合には、フェンダパネルの前端はヘッドランプの後端付近に位置するものが通常である。これに対し、縦長形状のヘッドランプの場合には、ヘッドランプは車両前面というよりはむしろ車両前隅から側部にかけて配置される関係から、ヘッドランプはフェンダパネルにおよそ包み込まれるような格好になる。すなわち、フェンダパネルの先端はシュラウドとヘッドランプとの間に進入し、バンパフェース後端位置にまで延ばされることになる。そうすると、このように前方に延出されたフェンダパネルの支持剛性を高める必要もある。
そこで本発明は、エプロンレインフォースメントの前端がシュラウドよりも後方に位置しており、しかも、フェンダパネルがバンパフェース後端位置にまで延出される車体においても、シュラウドの十分な支持剛性を確保でき、なおかつ、フェンダパネル前端部の支持剛性を高めることもできる車体前部構造を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る車体前部構造は、車体前部に設けられたエンジンルームの車外側側方を構成する車体側部と、車体前部においてその前後方向に配設される左右一対のフロントサイドフレームと、エンジンルーム前方に設けられ、上部、サイド部、下部によって口の字状に形成されるとともに、車両部品がマウントされ、サイド部が前記フロントサイドフレームに支持される、車体とは別体のシュラウドと、前記シュラウドの車外側に配設されるヘッドランプと、前端が前記シュラウドと前記ヘッドランプとの間を通ってバンパフェース後端位置まで延びるフェンダパネルと、後端が前記車体側部に接合されるとともに前端が前記フロントサイドフレームに接合され、前記シュラウド上端近傍および前記フェンダパネルの前端を支持するサイドステーとを備え、前記サイドステーは、前記車体側部から前方に延び、前端に前記ヘッドランプおよび前記シュラウドが支持される第1ステー部と、前記第1ステー部から下方に延び、前記フロントサイドフレームに接合される第2ステー部とを有し、前記ヘッドランプの前端が前記フロントサイドフレーム前端上部に配設される構造であって、前記第2ステー部は、車幅方向の厚さを薄くした板状部材で構成され、前記第1ステー部前部の内端から下方に延ばされた後、車外側に折曲される水平部が形成され、前記フロントサイドフレームの上面に接続されることを特徴とする。
この構成によれば、シュラウドは、フロントサイドフレームに支持されるとともに、上端近傍で、端部がそれぞれフロントサイドフレームおよび車体側部に接合されるサイドステーによって支持される。このように、シュラウドは上下方向に広い間隔で支持されるので、シュラウドの倒伏を効果的に防止することができる。くわえて、フェンダパネルの前端部も上記サイドステーによって支持されるので、フェンダパネルの支持剛性を高めることもできる。
また、上記サイドステーが第1ステー部及び第2ステー部を有する構成により、サイドステーの軽量化が可能になる。
さらに、上記構成においては、前記ヘッドランプの前端が前記フロントサイドフレーム前端上部に配設される構造とされ、前記第2ステー部は、車幅方向の厚さを薄くした板状部材で構成され、前記第1ステー部前部の内端から下方に延ばされた後、車外側に折曲される水平部が形成され、前記フロントサイドフレームの上面に接続されるので、ヘッドランプとの干渉が防止されるとともに、サービス性を向上させることができ、なおかつ、サイドステーへ加わる荷重を水平面で支えることができ、支持剛性を向上させることができる。
本発明の他の側面に係る車体前部構造は、車体前部に設けられたエンジンルームの車外側側方を構成する車体側部と、車体前部においてその前後方向に配設される左右一対のフロントサイドフレームと、エンジンルーム前方に設けられ、上部、サイド部、下部によって口の字状に形成されるとともに、車両部品がマウントされ、サイド部が前記フロントサイドフレームに支持される、車体とは別体のシュラウドと、前記シュラウドの車外側に配設されるヘッドランプと、前端が前記シュラウドと前記ヘッドランプとの間を通ってバンパフェース後端位置まで延びるフェンダパネルと、後端が前記車体側部に接合されるとともに前端が前記フロントサイドフレームに接合され、前記シュラウド上端近傍および前記フェンダパネルの前端を支持するサイドステーとを備え、前記サイドステーは、前記車体側部から前方に延び、前端に前記ヘッドランプおよび前記シュラウドが支持される第1ステー部と、前記第1ステー部から下方に延び、前記フロントサイドフレームに接合される、前記第1ステー部より剛性の高い第2ステー部とを有し、前記ヘッドランプの前端が前記フロントサイドフレーム前端上部に配設される構造であって、前記第2ステー部は、車幅方向の厚さを薄くした板状部材で構成され、前記第1ステー部前部の内端から下方に延ばされた後、車外側に折曲される水平部が形成され、前記フロントサイドフレームの上面に接続されることを特徴とする
この構成によれば、シュラウドは、そのサイド部でフロントサイドフレームに支持されるとともに、上端近傍で、端部がそれぞれフロントサイドフレームおよび車体側部に接合されるサイドステーによって支持される。このように、シュラウドは上下方向に広い間隔で支持されるので、シュラウドの倒伏を効果的に防止することができる。くわえて、フェンダパネルの前端部も上記サイドステーによって支持されるので、フェンダパネルの支持剛性を高めることもできる。
また、上記構成においては、サイドステーが第1ステー部と第2ステー部を有することにより、要求される強度に基づきサイドステーが分割され、これにより、サイドステーの軽量化が可能になる。
さらに、上記構成においては、前記ヘッドランプの前端が前記フロントサイドフレーム前端上部に配設される構造とされ、前記第2ステー部は、車幅方向の厚さを薄くした板状部材で構成され、前記第1ステー部前部の内端から下方に延ばされた後、車外側に折曲される水平部が形成され、前記フロントサイドフレームの上面に接続されるので、ヘッドランプとの干渉が防止されるとともに、サービス性を向上させることができ、なおかつ、サイドステーへ加わる荷重を水平面で支えることができ、支持剛性を向上させることができる。
本発明の好適な実施形態によれば、前記第2ステー部の上端後部を車外側に折曲させ、ボンネットステーを支持させることが好ましい。
この構成によれば、シュラウド、フェンダ、ヘッドランプの支持部の支持剛性を向上させつつ、これらの支持レイアウトに影響を及ぼすことなく、サイドステーにボンネットステーを支持させることが可能になる。
本発明によれば、エプロンレインフォースメントの前端がシュラウドよりも後方に位置しており、しかも、フェンダパネルがバンパフェース後端位置にまで延出される車体においても、シュラウドの十分な支持剛性を確保でき、なおかつ、フェンダパネル前端部の支持剛性を高めることも可能になる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決手段として必須のものであるとは限らない。
図1は、本実施形態における車体前部構造の分解斜視図(細部省略)である。シュラウド1は、車体とは別体の部材であり、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成された部材である。このシュラウド1は、図示のように、上部、サイド部、下部によって口の字状に形成され、ここに、不図示のラジエータなどの車両部品がマウントされる。このシュラウド1は、エンジンルーム(不図示)の前方に配設されるもので、具体的には、左右一対のフロントサイドフレーム2,2の前端部間に設けられる。フロントサイドフレーム2,2の前端には、フランジ2b,2bが形成されている。
シュラウド1、フロントサイドフレーム2,2の前方には、フロントバンパレインフォースメント3が位置している。このフロントバンパレインフォースメント3は基本的には、バンパフェース4の補強部材として機能するものである。本実施形態では、シュラウド1、およびフロントサイドフレーム2,2の前端は、このフロントバンパレインフォースメント3に取り付けられる。フロントバンパレインフォースメント3の両端部後方にはそれぞれ、クラッシュカン3a,3aが取り付けられている。クラッシュカン3a,3aは、衝突エネルギを吸収するエネルギ収集部材として機能するものである。
クラッシュカン3a,3aの後端にはそれぞれ、フロントサイドフレーム2,2前端のフランジ2b,2bと接合されるフランジ3b,3bが設けられている。このフランジ3b,3bには、車幅方向中央側に延出し、かつ先端部にシュラウド締結部3d,3dが設けられた延長部3c,3cが形成されている。この延長部3c,3cは、その基端側に設けられた第1折曲部3e,3eと、先端側に設けられた第2折曲部3f,3fとを有し、この第1および第2折曲部3e−3f間の部分は、車幅方向中央に向かって斜め前方に延び、第2折曲部3fよりも先端側部分(すなわち、シュラウド締結部3d)は車幅方向に延びている。
一方、シュラウド1のサイド部の上下方向における略中央の前面には、上記シュラウド締結部3d,3dにボルトで締結される車体締結部1c,1cが形成されている。
シュラウド1の車外側にはヘッドランプ5,5が配設される。本実施形態におけるヘッドランプ5,5は、車体前後方向に長い形状の、いわゆる縦長ヘッドランプである。したがってこのヘッドランプは車体前面に取り付けられるというよりむしろ、車体側部に取り付けられる格好となる。そのため、ヘッドランプ5,5の取付部5a,5aはそのヘッドランプの内側に設けられている。
さて、左右一対のフロントサイドフレーム2,2の上方には、不図示のエンジンルームの車外側側方を構成する車体側部としてのエプロンレインフォースメント9,9が設けられている。本実施形態では、縦長ヘッドランプを採用したので、先述したように、ヘッドランプ5,5が邪魔になってエプロンレインフォースメント9,9の前端をシュラウド1の設置位置にまで延ばすことができず、エプロンレインフォースメント9,9が後方に退いた構造となっている。このため、シュラウド1をエプロンレインフォースメント9に直接取り付けて支持させることは不可能になっている。また、エプロンレインフォースメント9,9の上方にはフェンダパネル6が覆い被さるように設けられる(ただし、図1では左側のフェンダパネル6の図示を省略した。)が、このフェンダパネル6は、縦長ヘッドランプ5の内側に沿ってバンパフェース4後端位置まで延びる先細り形状の前端部を有している。このため、このフェンダパネル6の前端部を支持する構造も必要である。
そこで本実施形態では、エプロンレインフォースメント9とフロントサイドフレーム2とを連結するサイドステー10を設け、このサイドステー10にシュラウド上端近傍およびフェンダパネル6の前端部を支持させる構造を持たせる。以下、この構造について具体的に説明する。
図2は、サイドステー10の取付態様を示す図であり、ここでは代表的に右側サイドステー10の取付態様を示している。左側のサイドステー10ならびにそこに取り付く部材は車幅方向中央線に対し対称の構造であるから、説明は省略する。
図2に示すように、サイドステー10の後端はエプロンレインフォースメント9の前端部に接合され、サイドステー10の前端はフロントサイドフレーム2の前端部に接合されている。本実施形態では、サイドステー10は、エプロンレインフォースメント9から前方に延び、前端にヘッドランプ5およびシュラウド1が支持される第1ステー部10aと、第1ステー部10aから下方に延び、フロントサイドフレーム2に接合される第2ステー部10bとで構成される。ここで、第2ステー部10bには第1ステー部10aよりも高剛性の部材を用いることが好ましい。このようなサイドステーの分割構成によれば、要求される強度に基づきサイドステーの分割を行うことができ、これにより、サイドステーの軽量化が可能になるという利点がある。
第1ステー部10aの前端部には、第2ステー部10bとの接合面に対する上面の車内側に設けられた平坦部11と、平坦部11から前方斜め下方に向けて傾斜する傾斜部12とが形成されている。この平坦部11には、シュラウド1を支持するためのシュラウド締結部11aが設けられている。これに対応して、シュラウド1の上端両隅にはそれぞれ、車外側に凸出し、シュラウド締結部11aにボルトで締結されるサイドステー締結部1dが形成されている。また、傾斜部12には、後述するフェンダレインフォースメントおよびフェンダパネル6を共に締結するためのフェンダ締結部12aが設けられている。
図3は、シュラウド1の支持態様を示す図である。図示のように、シュラウド1のサイド部の上下方向における略中央の前面に設けられた車体締結部1cは、バンパレインフォースメント3のシュラウド締結部3dに、ボルトによって締結される。換言すれば、シュラウド1のサイド部は、シュラウド締結部3dおよびフランジ3bを介してフロントサイドフレーム2に支持される。さらに、シュラウド1上端のサイドステー締結部1dは、図2に示した第1ステー部10aのシュラウド締結部11aに、ボルト13によって締結される。つまり、シュラウド1はその上端近傍で、サイドステー10によって支持される。このように、シュラウド1は上下方向に広い間隔で支持されるので、シュラウド1の倒伏を効果的に防止することができる。
フェンダパネル6とエプロンレインフォースメント9およびサイドステー10との間には、フェンダパネル6を補強するためのフェンダレインフォースメントが介在する。本実施形態では、分割構造のフェンダレインフォースメントを採用した。図1において、7が第1フェンダレインフォースメント、8が第1フェンダレインフォースメントから所定の間隔をおいて前方に配される第2フェンダレインフォースメントである。
図4は、第1および第2フェンダレインフォースメント7および8のサイドステー10への取付態様を示す図、図6は、サイドステー10にシュラウド1をさらに取り付けた状態での、図4の上面図である。ここでも図2と同様、代表的に右側サイドステー10への取付態様を示している。第1フェンダレインフォースメント7は、第1ステー部10aの後端、すなわち、エプロンレインフォースメント9との接合部にて、第1ステー部10aと接合される。一方の第2フェンダレインフォースメント8には、第1ステー部10aの前端に形成された傾斜部12(図2参照)を覆う凸部81が形成されており、また、この凸部81の上面には、フェンダ締結部12a(図2参照)に合致するフェンダ締結部83も形成されている。そして、この第2フェンダレインフォースメント8は、凸部81が傾斜部12を覆い、かつ傾斜部12のフェンダ締結部12aと凸部81のフェンダ締結部83とを合致させた状態で、傾斜部12と接合される。
この状態で、フェンダパネル6(図4では二点鎖線で示された)が第1および第2フェンダレインフォースメント7および8を覆うように配設される。このとき、フェンダパネル6の前端部については、その前端部の車内側フランジ部6aに設けられた締結穴61(図1参照)がフェンダ締結部83と合致し、ボルト8aによって締結固定される。
図8は、図6のB−B断面図である。同図によれば、フェンダパネル6の前端部はヘッドランプ5の内方位置にてヘッドランプ5と面一となるように配設されており、そして、フェンダパネル6内側のフランジ6a、第2フェンダレインフォースメント8の凸部81、および第1ステー部10a前端の傾斜部12が、ボルト8aによって共締めされている点が明瞭に理解されよう。
さらに、第2フェンダレインフォースメント8には、凸部81から前方に延出されるフランジ82が形成されており、ここにヘッドランプ5a(図4では一点鎖線で示されている)の取付部5aを締結するためのランプ締結部84が設けられている。図4に示されているように、ヘッドランプ取付部5aはフランジ82の下面と当接され、ボルト8bによって締結固定される。
図7は図6のA−A断面図であり、同図によっても、第2フェンダレインフォースメント8のフランジ82に、ヘッドランプ取付部5aが、ボルト8bによって締結固定されている点が明らかである。
本実施形態ではこのような構成により、第1ステー部10aの前端にヘッドランプ5およびシュラウド1が支持されることになる。
図5は、第1ステー部10aの前端部に第2フェンダレインフォースメント8を取り付けた状態のサイドステー10を、車両前方から見た正面視図である。この図によれば、とりわけ第2ステー部10bの構成が明瞭である。第2ステー部10bは基本的に、車幅方向の厚さを薄くした板状部材で構成されている。そして、第1ステー部10a前部の内端から下方に延ばされた後、車外側に折曲される水平部10cが形成され、この水平部10cが、フロントサイドフレーム2の上面に接合される。このような構成により、サイドステー10へ加わる荷重を水平部10cで支えることができ、支持剛性を向上させることができる。
また、上述のとおり、ヘッドランプ取付部5aは第2フェンダレインフォースメント8のフランジ82の下面に固定されるが、第2ステー部10bは、第1ステー部10a前部の内端から下方に延ばされた構成であるから、ヘッドランプ5と第2ステー部10bが干渉することはない。しかも、ヘッドランプ5の取付作業の邪魔になることもなく、サービス性の向上にも役立っている。かかる点も、この実施態様の有利な点である。
図9は図6のC−C断面図である。この図によっても、図5と同様に第2ステー部10bの構成が明瞭になっており、なおかつ、シュラウド1上端のサイドステー締結部1d、第1ステー部10aのシュラウド締結部11a、および第2ステー部10bが、ボルト13によって共締めされている点が明瞭に理解されよう。
図10は、第2ステー部10bの変形例を示す図である。これは、車体左斜め後方から、この変形例に係る第2ステー部10b周辺を見た要部斜視図である。この図に示されるように、この第2ステー部10bの上端部は車外側に折曲され、そこにボンネットステー15を支持するためのボンネットステー支持部14を設ける。ボンネットステー15は、このボンネットステー支持部14に回動自在に支持される。
このような構成によれば、シュラウド1、フェンダパネル6、あるいはヘッドランプ5の支持部の支持剛性を向上させつつ、これらの支持レイアウトに影響を及ぼすことなく、サイドステー10にボンネットステー15を支持させることが可能になる。
以上、実施形態を詳細に説明したが、本発明はこの実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、上述の実施形態では分割構成のフェンダレインフォースメント7,8を採用したが、図11に示すように、このかわりに、一体構成のフェンダレインフォースメント17を使用することもできる。
実施形態における車体前部構造の分解斜視図である。 実施形態におけるサイドステーの取付態様を示す図である。 実施形態におけるシュラウドの支持態様を示す図である。 実施形態における第1および第2フェンダレインフォースメントのサイドステーへの取付態様を示す図である。 第2フェンダレインフォースメントを取り付けた状態のサイドステーを車両前方から見た正面視図である。 サイドステーにシュラウドをさらに取り付けた状態での、図4の上面図である。 図6のA−A断面図である。 図6のB−B断面図である。 図6のC−C断面図である。 第2ステー部の変形例を示す図である。 他の実施形態における車体前部構造の分解斜視図であって、一体構成のフェンダレインフォースメントを使用した例を示す図である。 従来の車体前部構造の分解斜視図である。
符号の説明
1:シュラウド
2:フロントサイドフレーム
3:フロントバンパレインフォースメント
4:バンパフェース
5:ヘッドランプ
6:フェンダパネル
7:第1フェンダレインフォースメント
8:第2フェンダレインフォースメント
9:エプロンレインフォースメント
10:サイドステー
10a:第1ステー部
10b:第2ステー部

Claims (3)

  1. 車体前部に設けられたエンジンルームの車外側側方を構成する車体側部と、
    車体前部においてその前後方向に配設される左右一対のフロントサイドフレームと、
    エンジンルーム前方に設けられ、上部、サイド部、下部によって口の字状に形成されるとともに、車両部品がマウントされ、サイド部が前記フロントサイドフレームに支持される、車体とは別体のシュラウドと、
    前記シュラウドの車外側に配設されるヘッドランプと、
    前端が前記シュラウドと前記ヘッドランプとの間を通ってバンパフェース後端位置まで延びるフェンダパネルと、
    後端が前記車体側部に接合されるとともに前端が前記フロントサイドフレームに接合され、前記シュラウド上端近傍および前記フェンダパネルの前端を支持するサイドステーと、
    を備え、
    前記サイドステーは、
    前記車体側部から前方に延び、前端に前記ヘッドランプおよび前記シュラウドが支持される第1ステー部と、
    前記第1ステー部から下方に延び、前記フロントサイドフレームに接合される第2ステー部と、
    を有し、
    前記ヘッドランプの前端が前記フロントサイドフレーム前端上部に配設される構造であって、
    前記第2ステー部は、車幅方向の厚さを薄くした板状部材で構成され、前記第1ステー部前部の内端から下方に延ばされた後、車外側に折曲される水平部が形成され、前記フロントサイドフレームの上面に接続されることを特徴とする車体前部構造。
  2. 車体前部に設けられたエンジンルームの車外側側方を構成する車体側部と、
    車体前部においてその前後方向に配設される左右一対のフロントサイドフレームと、
    エンジンルーム前方に設けられ、上部、サイド部、下部によって口の字状に形成されるとともに、車両部品がマウントされ、サイド部が前記フロントサイドフレームに支持される、車体とは別体のシュラウドと、
    前記シュラウドの車外側に配設されるヘッドランプと、
    前端が前記シュラウドと前記ヘッドランプとの間を通ってバンパフェース後端位置まで延びるフェンダパネルと、
    後端が前記車体側部に接合されるとともに前端が前記フロントサイドフレームに接合され、前記シュラウド上端近傍および前記フェンダパネルの前端を支持するサイドステーと、
    を備え、
    前記サイドステーは、
    前記車体側部から前方に延び、前端に前記ヘッドランプおよび前記シュラウドが支持される第1ステー部と、
    前記第1ステー部から下方に延び、前記フロントサイドフレームに接合される、前記第1ステー部より剛性の高い第2ステー部と、
    を有し、
    前記ヘッドランプの前端が前記フロントサイドフレーム前端上部に配設される構造であって、
    前記第2ステー部は、車幅方向の厚さを薄くした板状部材で構成され、前記第1ステー部前部の内端から下方に延ばされた後、車外側に折曲される水平部が形成され、前記フロントサイドフレームの上面に接続されることを特徴とする車体前部構造。
  3. 前記第2ステー部の上端後部を車外側に折曲させ、ボンネットステーを支持させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車体前部構造。
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