JP3520482B2 - 簡易多面建造物 - Google Patents

簡易多面建造物

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JP3520482B2
JP3520482B2 JP16275295A JP16275295A JP3520482B2 JP 3520482 B2 JP3520482 B2 JP 3520482B2 JP 16275295 A JP16275295 A JP 16275295A JP 16275295 A JP16275295 A JP 16275295A JP 3520482 B2 JP3520482 B2 JP 3520482B2
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正 相川
広 増田
宏実 山下
茂男 中里
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Toho Sheet and Frame Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば災害または難民
救済用ハウス、作業現場用簡易建物、園芸用ハウス、バ
ンガロー、売店、露店、倉庫、物置、温室などに適用し
うる簡易多面建造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人が先に開発した技術として、例
えば災害または難民救済用ハウス、作業現場用簡易建
物、園芸用ハウス、バンガロー、売店、露店、倉庫、物
置、温室、その他の簡易多面建造物に使用しうる断面五
角形状支柱1が存在する(特願平5−354738
号)。この断面五角形状支柱1は、図11〜図12に示
すように例えば鉄鋼製、アルミニューム製、合成樹脂製
などからなる所定の長さを有し、かつ5つの所定の角度
からなる頂角部を有する断面五角形の断面五角形状支柱
1であり、底部1aの内面には、複数個のナット1bが
固設されており、かつ稜線1cに対して両側に傾斜上面
1dがそれぞれ形成されている。前記断面五角形の断面
五角形状支柱1は、相対向する前記傾斜上面1dの各一
端と中間面1eの各一端とが、それぞれ90度の内角を
もって結ばれ、中間面1eの各他端と前記底部1aの両
端とがそれぞれ所定の角度をもって結ばれ、形成されて
いる。
【0003】一方、例えば鉄鋼製、アルミニューム製な
どからなる板状部材よりプレス成型にて一体形成した外
形がほぼ五角形状またはほぼ円形状にして、かつ傘形状
または台形状である接合プレート2が存在する。この接
合プレート2は、中央にほぼ五角形状の平坦部2aを有
し、かつこの平坦部2aの各辺2bより所定の角度に折
り曲げ形成され、各辺2bから断面五角形状支柱1の幅
寸法にほぼ対応した幅寸法を有する支柱取付け溝2cが
それぞれ形成されている。この支柱取付け溝2cには、
ボルト挿通孔3が穿設されている。前記各支柱取付け溝
2c間には、三角状リブ2dが支柱位置決め用の凸状5
を介してそれぞれ突出形成されている。この三角状リブ
2dには、ボルト挿通孔6が穿設されている。
【0004】前記接合プレート2を使用し、この接合プ
レート2の支柱取付け溝2cに、ボルト4と前記ナット
1bとによって前記断面五角形状支柱1を固定し、取り
付けることにより多面構造体を組み立てている。例え
ば、ほぼ三角形状の硬質平面状板体7を多面構造体にフ
ラット状態で固設する場合には、隣り合う各断面五角形
状支柱1の稜線1cに対して両側に傾斜上面1d同士
に、ほぼフラット状態でそれぞれ固設させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように複数個の断面五角形状支柱で組み立て施工した簡
易多面建造物では、前記ほぼ三角形状の硬質平面状板体
7をフラット状態で固設する場合には、隣り合う各断面
五角形状支柱1の相対向する前記傾斜上面1dの各一端
と中間面1eの各一端とが結ばれるそれぞれの内角の角
度が、正確に90度に加工しておかなければならず、従
って、精密な加工精度を必要とし、その加工が厄介とな
るものであった。また、前記ほぼ三角形状の硬質平面状
板体7を使用して、簡易多面建造物を組み立て施工する
に際しても、硬質平面状板体7の端部7aを隣り合う各
断面五角形状支柱1の稜線1cにそれぞれ正確に合致さ
せなければならないなどの厄介さがあった。しかも、上
記のような複数個の断面五角形状支柱で組み立て施工
し、前記ほぼ三角形状の硬質平面状板体7を迅速にし
て、かつ確実にして容易に固設するようにした簡易多面
建造物については、開示されていないものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の簡易多面建造物
は、上記課題を解決すべくなされたものであり、中央に
ほぼ五角形状の平坦部を有し、かつこの平坦部の各辺よ
り所定の角度に折り曲げて形成し、各辺から断面六角形
状骨材の幅寸法にほぼ対応した幅寸法の骨材取付け溝を
それぞれ形成した外形が、ほぼ五角形状またはほぼ円形
状にして、かつ傘形状または台形状である骨材接合プレ
ートと、頂部と底部との長手方向に相対向して形成した
平面部に貫通孔をそれぞれ穿設し、前記頂部の平面部の
両側端に傾斜上面部を形成すると共に、所定の角度を有
する頂角部を相対向して形成し、前記底部の平面部の内
面に、第1のボルトの螺入によって前記骨材接合プレー
トに取り付けるためのボルト受部材を固設した所定の長
さを有する断面六角形状骨材と、この断面六角形状骨材
の頂部側から前記貫通孔に挿通させるボルト受部材を固
設した所定の幅および所定の長さを有する外側当板と、
前記断面六角形状骨材の底部側から前記貫通孔に挿通さ
せ、この断面六角形状骨材の頂部に固設したボルト受部
材の雌捩子に螺入させる第2のボルトと、前記外側当板
と前記断面六角形状骨材の傾斜上面部との間に介装させ
るパネルとを具備したことを特徴とする。
【0007】また、中央にほぼ五角形状の平坦部を有
し、かつこの平坦部の各辺より所定の角度に折り曲げて
形成し、各辺から断面六角形状骨材の幅寸法にほぼ対応
した幅寸法の骨材取付け溝をそれぞれ形成した外形が、
ほぼ五角形状またはほぼ円形状にして、かつ傘形状また
は台形状である骨材接合プレートと、頂部と底部との長
手方向に相対向して形成した平面部に貫通孔をそれぞれ
穿設し、前記頂部の平面部の両側端に傾斜上面部を形成
すると共に、所定の角度を有する頂角部を相対向して形
成し、前記底部の平面部の内面に、第1のボルトの螺入
によって前記骨材接合プレートに取り付けるためのボル
ト受部材を固設した所定の長さを有する断面六角形状骨
材と、この断面六角形状骨材の頂部側から前記貫通孔に
挿通させるボルト受部材を固設した所定の幅および所定
の長さを有する外側当板と、前記断面六角形状骨材の底
部側から前記貫通孔に挿通させ、この断面六角形状骨材
の頂部に固設したボルト受部材の雌捩子に螺入させる第
2のボルトと、前記断面六角形状骨材の底部側から貫通
孔に挿通させる前記第2のボルトを挿通させる貫通孔を
穿設した所定の幅および所定の長さを有する内側当板
と、前記外側当板と前記内側当板との間に介装させるパ
ネルとを具備したことを特徴とする。
【0008】また、簡易多面建造物において、前記骨材
接合プレートと断面六角形状骨材との組み合わせによっ
て、五角形の梁部と五角形の土台部とを形成し、さらに
前記梁部の骨材接合プレートと頂部の骨材接合プレート
との間に、断面六角形状骨材を取り付けて、複数個の三
角形による屋根部を形成し、さらに前記粱部の骨材接合
プレートと土台部の骨材接合プレートとの間に、前記断
面六角形状骨材を取り付けて、複数個の三角形を上下交
互に組み合わせた壁面部を形成し、前記土台部の各断面
六角形状骨材間に、複数個のフレームを放射状に取り付
けて、複数個の三角形を形成し、これら各三角形にほぼ
三角形状のパネルをそれぞれ取り付けるようにしたこと
を特徴とする。
【0009】また、前記外側当板に固設したボルト受部
材を、タカナットまたは袋ナットとしたことを特徴とす
る。また、前記断面六角形状骨材の底部の平面部の内面
に固設したボルト受部材を、タカナットとしたことを特
徴とする。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の簡易多面建造物の好適な一
実施例を示す外観斜視図であり、図2は、パネルを取り
付ける前の簡易多面建造物の好適な一実施例を示す斜視
図である。図3は、本発明の簡易多面建造物に使用され
る断面六角形状骨材の一実施例を示す斜視図である。図
4は、本発明の簡易多面建造物の部分平面図、図5は、
同簡易多面建造物の要部を示す概略部分平面図、図6
は、同簡易多面建造物の屋根部における断面六角形状骨
材の取付け状態を示す概略部分側面図である。図7は、
同簡易多面建造物のパネル取付け構造の一実施例を示す
断面図であり、図8は、同部分平面図である。図9は、
同骨材接合プレートと断面六角形状骨材との取り付け状
態を、簡易多面建造物の裏面側から視して示す斜視図で
ある。図10は、同簡易多面建造物の床面部を示す平面
図である。
【0011】本発明の簡易多面建造物の好適な一実施例
は、各図に示すように、次の要素から構成されている。
図中10は、例えば金属製の板状部材よりプレス成形に
て一体形成した、外形がほぼ五角形状またはほぼ円形状
にして、かつ傘形状または台形状である骨材接合プレー
トである。この骨材接合プレート10の中央には、ほぼ
五角形状の平坦部10aが形成され、かつこの平坦部1
0aの各辺10bからは、所定の角度に折り曲げて形成
され、各辺10bから後記断面六角形状骨材16の底部
16bの平面部の幅寸法にほぼ等しくした幅寸法の骨材
取付け溝10cがそれぞれ形成されている。この骨材取
付け溝10cには、ボルト挿通孔12が穿設されてい
る。
【0012】10dは、これら各骨材取付け溝10c間
に、骨材位置決め用の凸部10eを介してそれぞれ突出
形成されているほぼ三角状のリブである。これら三角状
のリブ10dを形成することにより前記骨材接合プレー
ト10は剛性となり、この骨材接合プレート10の全体
構造が強固になる。なお、前記各三角状リブ10dに
は、ボルト挿通孔13がそれぞれ穿設されている。
【0013】また、14は、骨材取付け溝10cと平坦
部10aの辺10bとの間に形成された補強リブであ
る。これらの補強リブ14は、傘内面側に突出形成さ
れ、所定角度の折曲部の補強をなしている。平坦部10
aの中心部には、プレス成形時の位置決め孔として機能
するほぼ五角形の透孔15が穿設されている。
【0014】16は、頂部16aと底部16bとの長手
方向に相対向して形成した平面部17、18に複数個の
貫通孔19、20をそれぞれ穿設し、前記頂部16aの
平面部17の両側端17a、17aに傾斜上面部17
b、17bを連接形成すると共に、所定の角度(90
度)を有する頂角部17c、17cを相対向して形成
し、前記底部16bの平面部18の内面18aに、第1
のボルト21の螺入によって前記骨材接合プレート10
に取り付けるための例えばタカナットのごときボルト受
部材22を固設した所定の長さを有する例えば鉄鋼製、
アルミニューム製、合成樹脂製などからなる断面六角形
状骨材である。
【0015】23は、この断面六角形状骨材16の頂部
16a側から前記貫通孔19に挿通させる例えばタカナ
ットのごときボルト受部材24を固設した所定の幅およ
び所定の長さを有する例えば金属製の外側当板である。
この外側当板23の内面の両側には、雨水などの浸水を
防止するためのシール材23aが固設されている。
【0016】前記ボルト受部材24としては、タカナッ
ト以外に例えば袋ナットを使用しても良いこと勿論であ
る。このように、袋ナットにすると、パネル寸法や断面
六角形状骨材16の寸法に多少の誤差があっても修正さ
れて、後記パネル28は、断面六角形状骨材16に確実
に取り付けられる。
【0017】25は、前記断面六角形状骨材16の底部
16b側から前記貫通孔20に挿通させ、前記ボルト受
部材24の雌捩子に螺入させる長軸の第2のボルトであ
る。
【0018】26は、前記断面六角形状骨材16の底部
16b側から貫通孔20に挿通させる前記第2のボルト
25を挿通させる貫通孔27を穿設した所定の幅および
所定の長さを有する例えば金属製の内側当板である。
【0019】28は、前記外側当板23と前記内側当板
26との間に介装させ、隣り合う各断面六角形状骨材1
6の頂部16aの平面部17の端部17aに、それぞれ
端部28aを添わせてフラット状態に適宜固設させる例
えばサンドイッチ型アイジャクリパネル、硬質化粧合板
のごときほぼ三角形状の平面状パネルである。互いに隣
り合うパネル28の継ぎ目は、前記外側当板23によっ
て塞がれるようになっている。このパネル28は、本発
明の実施例によれば例えば簡易多面建造物の屋根板およ
び外壁面板となるものである。このパネル28の所要箇
所には、ドア29が適宜開閉自在に取り付けられてい
る。
【0020】30は、簡易多面建造物の各頂出部に位置
する前記各外側当板23の上からそれぞれ取り付けた頂
点キャップである。
【0021】上記のように構成することによって、前記
第2のボルト25を前記内側当板26に穿設した貫通孔
27および断面六角形状骨材16の底部16bに穿設し
た貫通孔20に挿通させ、前記外側当板23に固設した
ボルト受部材24の雌捩子に螺入させることにより、前
記パネル28が前記外側当板23と内側当板26との間
に固着され、前記断面六角形状骨材16に確実に取付け
られる。
【0022】前記断面六角形状骨材16には、前記頂部
16aの平面部17の両側端17aと前記底部16bの
平面部18の両側端18bとの間に、傾斜上面部17b
および所定の角度を有する頂角部17cが形成されてい
る。なお、相対向する頂角部17cの内角は、それぞれ
ほぼ90度となっている。このような構成にすることに
よって、断面六角形状骨材16の機械的構造は強固とな
る。
【0023】また、前記断面六角形状骨材16の内部
は、空間18cになっており、雨水などはこの空間18
cに流れることになる。従って、雨水などは、前記骨材
接合プレート10と複数個の断面六角形状骨材16とに
よって組み立てられた図2に示される簡易多面建造物の
多面構造体31の内部に浸水することはない。
【0024】次に、前記骨材接合プレート10と所定長
さの断面六角形状骨材16とパネル28などとによって
得られる本発明の簡易多面建造物の施工について説明す
る。
【0025】まず、各図に示すごとく、前記断面六角形
状骨材16の頂部16aと例えばタカナット22が固設
されている底部16bとの長手方向に、平面部17、1
8を相対向して形成し、頂部16aの平面部17の両側
端17aと底部16bの平面部18の両側端18bとの
間に、所定の角度を有する頂角部17cをそれぞれ形成
した所定の長さを有する断面六角形状骨材16と、外形
が、ほぼ五角形状またはほぼ円形状であり、中央にほぼ
五角形状の平坦部10aを有し、かつこの平坦部10a
の各辺10bより所定の角度に折り曲げて形成し、各辺
10bから断面六角形状骨材16の幅寸法にほぼ対応し
た幅寸法の骨材取付け溝10cをそれぞれ形成した傘形
状または台形状である骨材接合プレート10とを使用し
て、前記タカナット22に、骨材接合プレート10の内
側から第1のボルト21を螺着させることによって各断
面六角形状骨材16は、骨材接合プレート10を介して
互いに締結される。
【0026】従って、前記断面六角形状骨材16と前記
骨材接合プレート10との締結によって、図2に示すよ
うに、ほぼ五角形の梁部40と、ほぼ五角形の土台部4
1とを組み立て、さらに前記梁部40上に屋根部42を
組み立て、さらに前記骨材接合プレート10の骨材取付
け溝10cに、壁面用の断面六角形状骨材16を位置決
めして同様に固定して、前記梁部40と土台部41との
間に、複数の三角形を上下交互に組み合わせて壁面部4
3を形成して、内部に空間部44を形成した簡易多面建
造物の多面構造体31を組み立てている。45は、中央
および外周に適宜配置した複数のコンクリート基礎であ
り、これらのコンクリート基礎45の上に、前記土台部
41が設置されている。
【0027】図10に示す簡易多面建造物の床面部にお
いて、前記断面六角形状骨材16により構成されている
五角形の土台部41は、対向する骨材接合プレート10
と断面六角形状骨材16との間に放射状に取り付けられ
る各フレーム46と前記断面六角形状骨材16とによっ
て、複数個の三角形が形成される。そして、これら各三
角形に、ほぼ三角形状の床パネル28bがそれぞれ取り
付けられている。
【0028】なお、本実施例においては、梁部40と土
台部41ではそれぞれ5個の断面六角形状骨材16と5
個の骨材接合プレート10を使用しており、屋根部42
では5個の断面六角形状骨材16と1個の骨材接合プレ
ート10を使用している。また、壁面用の断面六角形状
骨材16として10個使用しているが、これに限ること
はない。
【0029】そして、前記パネル28は、上述のように
して組み立てられた多面構造体31に、例えば図7に示
すごとき裏面側呼び込み式パネル取付け手段によって容
易にして、確実に取り付けられる。すなわち、前記パネ
ル取付け手段は、次のとおりである。まず、各パネル2
8を前記断面六角形状骨材16の傾斜上面部17b、1
7bにそれぞれ押し当てると共に、このパネル28の上
から外側当板23を、この外側当板23に固設されてい
る例えばタカナットからなるボルト受部材24を貫通孔
19に挿通させて被せる。
【0030】次いで、前記ボルト25を内側当板26の
貫通孔27および断面六角形状骨材16の貫通孔20
に、それぞれ挿通させて前記外側当板23のボルト受部
材24の雌捩子に螺入させると、前記パネル28は、前
記骨材接合プレート10と断面六角形状骨材16とによ
り構成される多面構造体31に、迅速にして、確実に、
かつ堅固に取り付けられる。
【0031】
【発明の効果】本発明の簡易多面建造物は、上述のよう
にしたものであるから、組立工数が簡易であり、しかも
機械的構造が強度であり、安価であり、パネルの組み立
て取り付けが裏面側から迅速にして、かつ確実にして、
容易に行われるなどの効果がある。また、パネルの組み
立てが裏面側から行われることにより、防犯的にも安全
であるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の簡易多面建造物の好適な一実施例要部
を示す断面図である。
【図2】パネルを取り付ける前の簡易多面建造物の好適
な一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の簡易多面建造物に使用される断面六角
形状骨材の一実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の簡易多面建造物の部分平面図である。
【図5】同簡易多面建造物の要部を示す概略部分平面図
である。
【図6】同簡易多面建造物の屋根部における断面六角形
状骨材の取付け状態を示す概略部分側面図である。
【図7】同簡易多面建造物のパネル取付け構造の一実施
例を示す断面図である。
【図8】同部分平面図である。
【図9】同骨材接合プレートと断面六角形状骨材との取
り付け状態を、簡易多面建造物の裏面側から視して示す
斜視図である。
【図10】同簡易多面建造物の床面部を示す平面図であ
る。
【図11】従来の断面五角形状支柱を示す斜視図であ
る。
【図12】同断面五角形状支柱を使用して施工した簡易
多面建造物の要部を示す概略部分平面図である。
【符号の説明】
10 骨材接合プレート 10a 平坦部 10b 各辺 10c 骨材取付け溝 10d ほぼ三角状のリブ 10e 骨材位置決め用の凸部 12 ボルト挿通孔 13 ボルト挿通孔 14 補強リブ 15 ほぼ五角形の透孔 16 断面六角形状骨材 16a 頂部 16b 底部 17 平面部 17a 両側端 17b 傾斜上面部 17c 頂角部 18 平面部 18a 内面 18b 両側端 18c 空間 19 貫通孔 20 貫通孔 21 第1のボルト 22 ボルト受部材(例えばタカナット) 23 外側当板 23a シール材 24 ボルト受部材(例えばタカナット) 25 第2のボルト 26 内側当板 27 貫通孔 28 平面状パネル 28a 端部 28b 床パネル 29 ドア 30 頂点キャップ 31 簡易多面建造物の多面構造体 40 梁部 41 土台部 42 屋根部 43 壁面部 44 空間部 45 コンクリート基礎 46 フレーム
フロントページの続き (72)発明者 中里 茂男 東京都中央区日本橋3丁目12番2号 東 邦シートフレーム株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−18744(JP,A) 特開 平4−289390(JP,A) 特開 平4−216734(JP,A) 実開 平3−11715(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/343 E04B 1/19

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央にほぼ五角形状の平坦部を有し、かつ
    この平坦部の各辺より所定の角度に折り曲げて形成し、
    各辺から断面六角形状骨材の幅寸法にほぼ対応した幅寸
    法の骨材取付け溝をそれぞれ形成した外形が、ほぼ五角
    形状またはほぼ円形状にして、かつ傘形状または台形状
    である骨材接合プレートと、 頂部と底部との長手方向に相対向して形成した平面部に
    貫通孔をそれぞれ穿設し、前記頂部の平面部の両側端に
    傾斜上面部を形成すると共に、所定の角度を有する頂角
    部を相対向して形成し、前記底部の平面部の内面に、第
    1のボルトの螺入によって前記骨材接合プレートに取り
    付けるためのボルト受部材を固設した所定の長さを有す
    る断面六角形状骨材と、 この断面六角形状骨材の頂部側から前記貫通孔に挿通さ
    せるボルト受部材を固設した所定の幅および所定の長さ
    を有する外側当板と、 前記断面六角形状骨材の底部側から前記貫通孔に挿通さ
    せ、この断面六角形状骨材の頂部に固設したボルト受部
    材の雌捩子に螺入させる第2のボルトと、 前記外側当板と前記断面六角形状骨材の傾斜上面部との
    間に介装させるパネルとを具備したことを特徴とする簡
    易多面建造物。
  2. 【請求項2】中央にほぼ五角形状の平坦部を有し、かつ
    この平坦部の各辺より所定の角度に折り曲げて形成し、
    各辺から断面六角形状骨材の幅寸法にほぼ対応した幅寸
    法の骨材取付け溝をそれぞれ形成した外形が、ほぼ五角
    形状またはほぼ円形状にして、かつ傘形状または台形状
    である骨材接合プレートと、 頂部と底部との長手方向に相対向して形成した平面部に
    貫通孔をそれぞれ穿設し、前記頂部の平面部の両側端に
    傾斜上面部を形成すると共に、所定の角度を有する頂角
    部を相対向して形成し、前記底部の平面部の内面に、第
    1のボルトの螺入によって前記骨材接合プレートに取り
    付けるためのボルト受部材を固設した所定の長さを有す
    る断面六角形状骨材と、 この断面六角形状骨材の頂部側から前記貫通孔に挿通さ
    せるボルト受部材を固設した所定の幅および所定の長さ
    を有する外側当板と、 前記断面六角形状骨材の底部側から前記貫通孔に挿通さ
    せ、ボルト受部材の雌捩子に螺入させる第2のボルト
    と、 前記断面六角形状骨材の底部側から貫通孔に挿通させる
    前記第2のボルトを挿通させる貫通孔を穿設した所定の
    幅および所定の長さを有する内側当板と、 前記外側当板と前記内側当板との間に介装させるパネル
    とを具備したことを特徴とする簡易多面建造物。
  3. 【請求項3】請求項1〜請求項2に記載の簡易多面建造
    物において、前記骨材接合プレートと断面六角形状骨材
    との組み合わせによって、五角形の梁部と五角形の土台
    部とを形成し、さらに前記梁部の骨材接合プレートと頂
    部の骨材接合プレートとの間に、断面六角形状骨材を取
    り付けて、複数個の三角形による屋根部を形成し、さら
    に前記梁部の骨材接合プレートと土台部の骨材接合プレ
    ートとの間に、前記断面六角形状骨材を取り付けて、複
    数個の三角形を上下交互に組み合わせた壁面部を形成
    し、前記土台部の各断面六角形状骨材間に、複数個のフ
    レームを放射状に取り付けて、複数個の三角形を形成
    し、これら各三角形にほぼ三角形状のパネルをそれぞれ
    取り付けるようにしたことを特徴とする簡易多面建造
    物。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3に記載の簡易多面建造
    物において、外側当板に固設したボルト受部材を、タカ
    ナットまたは袋ナットとしたことを特徴とする簡易多面
    建造物。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の簡易多面建造物におい
    て、断面六角形状骨材の底部の平面部の内面に固設した
    ボルト受部材を、タカナットとしたことを特徴とする簡
    易多面建造物。
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