JPH04216734A - 組み立て式建築物およびその組み立て方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えばテントハウス・
バンガローなどの簡易組み立てや解体が容易にして移動
運搬が便利な組み立て式建築物およびその組み立て方法
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の簡易な組み立て式建築物としては
、例えばキャンプ場・ゴルフ場などにおいて必要に応じ
て組み立ておよび解体が簡単にできることが望まれてお
り、この種のものとしては例えば実開昭５１−２５５３
６号公報などに示される如くの技術が提案されている。

【０００３】このものは、側板や屋根部などを構成する
部材がそれぞれ一個づつの板材で構成されているもので
あり、かつそれぞれの各部材をばらばらにして別個の継
手などからなる連結金具により現場で組み立てるように
している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な従来の簡易な組み立て式建築物においては、組み立て
や解体の作業が繁雑となり、各板材を連結する継手など
からなる連結金具などの部品点数が多くなるばかりか、
熟練工などの技術者を必要とし、かつ組み立て現場での
各部材間の位置合わせが極めて難しく、簡易な組み立て
式建築物としては甚だ手間が掛かって作業性が極めて悪
く、また高い組み立て精度を得ることができず、強度を
要する場合は多くの材料がいるためコスト高となるなど
の問題点がある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の組み立て式建築
物は、上記課題を解決すべくなされたものであり、多角
形板体からなる床面部と、複数枚の三角形板体をそれぞ
れ上下交互に配置し、互いに隣接するそれぞれの端部を
折り曲げ自在に連結して帯状に構成した壁面部と、複数
枚の三角形板体の互いに隣接するそれぞれの端部を折り
曲げ自在に連結して多角錐状とした屋根部とよりなる組
み立て式建築物。

【０００６】および請求項１の床面部は、複数枚の三角
形板体の互いに隣接するそれぞれの端部を連結して多角
形としたことを特徴とする組み立て式建築物。

【０００７】さらに請求項１の壁面部における三角形板
体は、枠体から構成したことを特徴とする組み立て式建
築物。

【０００８】さらに多角形板体からなる床面部上に、複
数枚の三角形板体をそれぞれ上下交互に配置し、互いに
隣接するそれぞれの端部を折り曲げ自在に連結して帯状
に構成した壁面部を立設し、この壁面部上に複数枚の三
角形板体の互いに隣接するそれぞれの端部を折り曲げ自
在に連結して多角錐状とした屋根部を載置するようにし
た組み立て式建築物の組み立て方法をそれぞれ提供する
ものである。

【０００９】

【実施例】

図１は本発明の組み立て式建築物の一実施例を示す分解
斜視図、図２は組み立て状態を示す本発明の組み立て式
建築物１の外観図であり、この組み立て式建築物１は、
例えば鋼板などの三角形板体（例えば正三角形）２を６
枚用いて、互いに隣接するそれぞれの端部を蝶番部３に
て連結して正六角形の平板状を形成した床面部４（図１
Ａ）と、この床面部４上に組み立てられる１２枚の枠体
から構成されている三角形板体６ａをそれぞれ上下交互
に配置し、互いに隣接するそれぞれの端部を連結部材と
なる蝶番部５にて連結して帯状に構成した壁面部６（図
１Ｂ）と、この壁面部６上に組み立てられる６枚の三角
形板体（例えば二等辺三角形）８ａの互いに隣接するそ
れぞれの端部を連結部材となる蝶番部７にて連結して多
角錐状とした屋根部８（図１Ｃ）とより構成されている
。

【００１０】ここで、上記壁面部６について説明すると
、まずこの壁面部６は図３に示した壁面部体９の複数個
の連結によって構成されるものである。すなわち、この
壁面部体９は上記床面部４の一辺４ａに対応した長さの
一辺６ｂを有する一対の三角形板体６ａ（または三角形
枠体）を互いに上下逆にして、各端部に設けた蝶番部５
によってそれぞれ回動自在に連結し二つに折り曲げでき
るように形成したものである。現場では、これら複数個
（本実施例では６個）の壁面部体９を蝶番部５を介して
連結させて図４に展開して示すごとき帯状の壁面部６を
形成する。

【００１１】この蝶番部５は、各端部にそれぞれ互いに
対応する位置に一対設けた軸受部と、これら軸受部間に
嵌合可能な軸ピンとから成り立っている。なお、この蝶
番部５としては、複数個の三角形板体をそれぞれ上下交
互に配置し、互いに隣接するそれぞれの端部を折り曲げ
自在に連結して帯状の壁面部６を構成することができれ
ば、いかなる構成でもよい。

【００１２】さらに、屋根部８について説明すると、こ
の屋根部８は上記壁面部６の三角形板体６ａの一辺６ｂ
より大なる長さを有する一辺８ｂとこの一辺８ｂより大
なる長さを有する二辺８ｃとから形成した６枚の二等辺
三角形の三角形板体８ａを、その各頂部８ｄをそれぞれ
合わせて互いに隣接するそれぞれの二辺８ｃを各端部に
設けた蝶番部７によってそれぞれ折り曲げ自在に連結し
たものであり、その展開平面図は図５に示す通りである
。

【００１３】この屋根部８における各連結部も図３と殆
ど同様な蝶番部にて形成してあり、これを立体的に６枚
の三角形板体の互いに隣接するそれぞれの端部を折り曲
げ自在に連結して図１に示すように多角錐状の屋根部８
としたものである。

【００１４】このように構成した組み立て式建築物１は
、現場にて三角形板体（例えば正三角形）２を６枚用い
て、互いに隣接するそれぞれの端部を蝶番部３にて連結
して正六角形の平板状床面部４を形成し、その上に複数
個（本実施例では６個）の壁面部体９を互いに隣接する
それぞれの端部を蝶番部５にて連結した帯状の壁面部６
を立設して図示せぬ適宜の固定手段によってこの壁面部
６を平板状床面部４に固定し、しかる後この壁面部６上
に上記多角錐状に構成した屋根部８を載置固定すること
により、簡単に組み立てることができる。また解体も容
易にできるものである。

【００１５】このようにして各部材は個々に現場に搬送
することができ、かつ組み立てや解体が容易となり、部
品点数が少く、かつ組み立て・解体時間が極めて短縮さ
れるものである。

【００１６】なお、壁面部６の三角形板体６ａの一部に
は、必要に応じてドア部を形成してテント布などの開閉
式のドアを設けること勿論である。

【００１７】また、壁面部６の三角形枠体６ａに構成さ
れている窓部１０には、必要に応じてガラス板やテント
布を適宜手段で取り付けること勿論である。

【００１８】

【発明の効果】以上の如く、本発明の組み立て式建築物
は、床面部や壁面部および屋根部を構成する各部材を、
それぞれ個々に容易に現場に移動運搬することができ、
かつ各部材を連結する蝶番部があらかじめ各部材に取り
付けられているので、部品点数が少くなり、熟練工など
の技術者を必要とすることなく組み立てや解体作業が容
易となり、組み立て時間も短縮され、かつ組み立て現場
での各部材間の位置合わせが極めて簡単となり、簡易な
組み立て式建築物として手間が掛からず作業性が極めて
良く、また高い組み立て精度を得ることができ、コスト
安となるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の組み立て式建築物の一実施例を示す分
解斜視図である。

【図２】本発明の組み立て式建築物の外観図である。

【図３】壁面部における壁面部体９の一実施例を裏面か
ら示す平面図である。

【図４】壁面部の裏面から示す展開平面図である。

【図５】屋根部の裏面から示す展開平面図である。

【符号の説明】

１　　　　組み立て式建築物 ２　　　　三角形板体（例えば正三角形）３　　　　蝶
番部 ４　　　　床面部 ５　　　　蝶番部 ６　　　　壁面部 ６ａ　　三角形板体（三角形枠体） ７　　　　蝶番部 ８　　　　屋根部 ８ａ　　三角形板体（例えば二等辺三角形）９　　　　
壁面部体

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　多角形板体からなる床面部と、複数枚
   の三角形板体をそれぞれ上下交互に配置し、互いに隣接
   するそれぞれの端部を折り曲げ自在に連結して帯状に構
   成した壁面部と、複数枚の三角形板体の互いに隣接する
   それぞれの端部を折り曲げ自在に連結して多角錐状とし
   た屋根部とよりなる組み立て式建築物。
2. 【請求項２】　　請求項１の床面部は、複数枚の三角形
   板体の互いに隣接するそれぞれの端部を連結して多角形
   としたことを特徴とする組み立て式建築物。
3. 【請求項３】　　請求項１の壁面部における三角形板体
   は、枠体から構成したことを特徴とする組み立て式建築
   物。
4. 【請求項４】　　多角形板体からなる床面部上に、複数
   枚の三角形板体をそれぞれ上下交互に配置し、互いに隣
   接するそれぞれの端部を折り曲げ自在に連結して帯状に
   構成した壁面部を立設し、この壁面部上に複数枚の三角
   形板体の互いに隣接するそれぞれの端部を折り曲げ自在
   に連結して多角錐状とした屋根部を載置するようにした
   組み立て式建築物の組み立て方法。