JP3517603B2 - モータ - Google Patents
モータInfo
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Description
形状のモータに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の小型円筒形状のステップモータと
しては図5に示すものがある。ボビン101にステータ
コイル105が同心状に巻回され、ボビン101は2個
のステータヨーク106で軸方向から挟持固定されてお
り、かつステータヨーク106にはボビン101の内径
面円周方向にステータ歯106aと106bが交互に配
置され、ケース103には、ステータ歯106aまたは
106bと一体のステータヨーク106が固定されてス
テータ102が構成されている。 【0003】2個のケース103の一方にはフランジ1
15と軸受け108が固定され、他方のケース103に
は他の軸受け108が固定されている。ロータ109は
ロータ軸110に固定されたロータ磁石111からな
り、ロータ磁石111は2個の軸受け108の間に回転
可能に支持されている。 【0004】またロータ軸110にはリードスクリュー
が形成され、これが不図示のメネジに噛み合って、該メ
ネジを軸方向に移動させるような機構が提案され、例え
ばビデオカメラのオートフォーカス機構に用いられてい
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の小型のステップモータはロータの外周にケース10
3、ボビン101、ステータコイル105、ステータヨ
ーク106が同心状に配置されているためモータの外形
寸法が大きくなってしまう欠点があった。また、ステー
タコイル105への通電により発生する磁束は図6に示
すように主としてステータ歯106aの端面106a1
とステータ歯106bの端面106b1とを通過するた
めロータ磁石111に効果的に作用しないのでモータの
出力は高くならない欠点がある。 【0006】このような問題を解決したモータを本出願
人は特開平09−331666公報に提案している。こ
の提案したモータは円周方向に等分割して異なる極に交
互に着磁された永久磁石からなるロータを円筒形状に形
成し、該ロータの軸方向に第1のコイル、ロータ及び第
2のコイルを順に配置し、第1のコイルにより励磁され
る第1の外側磁極及び第1の内側磁極をロータの外周面
及び内周面に対向させ、第2のコイルにより励磁される
第2の外側磁極及び第2の内側磁極をロータの外周面及
び内周面に対向させるように構成したものであり、ロー
タ軸である回転軸が円筒形状の永久磁石内から取り出さ
れている。 【0007】このような構成のモータは、出力が高くモ
ータの外形寸法を小さいものとすることができるが、さ
らに上記構成でマグネットを薄くすることにより第1の
外側磁極と第1の内側磁極の間の距離及び第2の外側磁
極と第2の内側磁極の間の距離を小さくできれば磁気回
路の磁気抵抗を小さくすることができる。これによれば
第1のコイル及び第2のコイルに流す電流は少ない電流
で多くの磁束を発生させることができる。 【0008】また図5に示した従来のモータを出力軸に
リードスクリューを形成し、これをメネジに噛み合せ
て、該メネジを軸方向に移動させるような機構に応用す
る場合はヒステリシス差を生じないように前記出力軸あ
るいはロータ軸に軸方向に関して加圧し該出力軸あるい
はロータ軸を軸方向に片寄せさせる必要がある。この加
圧するための手段が一般的には板状スプリングでモータ
本体の後ろの端面に配置されていた。このため加圧手段
を含めたモータ全体の全長は長くなってしまいコンパク
ト性を損なってしまっていた。 【0009】したがって、本発明の目的は、出力の高く
かつ小型のモータを提供することにある。 【0010】 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ロータとして作用する円筒形状に形成さ
れたマグネットと、前記マグネットの出力軸と、マグネ
ットの軸方向に配置されマグネットを間に挟むように配
置された第1のコイルおよび第2のコイルと、マグネッ
トの一端の外周面に対向し第1のコイルによって励磁さ
れる第1の外側磁極と、マグネットの一端の内周面に対
向し第1のコイルによって励磁される第1の内側磁極を
有する第1の内筒と、マグネットの他端の外周面に対向
し第2のコイルによって励磁される第2の外側磁極と、
マグネットの他端の内周面に対向し第2のコイルによっ
て励磁される第2の内側磁極を有する第2の内筒と、第
1の内筒の内部に配置されたスライド部材と、第1の内
筒の内部に配置されスライド部材を介して出力軸の端部
を軸方向に加圧するコイルスプリングとを有するモータ
を提供する。 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【実施例】(実施例1)図1〜図4は本発明の実施例1
のステップモータを示す図であり、そのうち、図1はス
テップモータの分解斜視図であり、図2はステップモー
タの組み立て後の軸方向の断面図であり、図3は図2の
A−A線での断面図およびB−B線での断面図であり、
図4は連結リングの一部断面の斜視図である。 【0018】図1〜図4において、1はロータを構成す
る円筒形状のマグネットであり、このロータであるマグ
ネット1は、その外周表面を円周方向にn分割して(本
実施例では10分割して)S極、N極が交互に着磁され
た着磁部1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、
1h、1i、1jとすると、この着磁部1a、1c、1
e、1g、1iがS極に着磁され、着磁部1b、1d、
1f、1h、1jがN極に着磁されている。また、マグ
ネット1は射出成形により形成されるプラスチックマグ
ネット材料により構成されている。これにより円筒形状
の半径方向に関しての厚さは非常に薄く構成することが
できる。またマグネット1には軸方向中央部に内径が小
なる嵌合部1wを備えている。 【0019】7はロータ軸となる出力軸であり、リード
スクリュー部7aが形成されており、このリードスクリ
ュー部7aはメネジ(図示せず)と噛み合って回転によ
りメネジを直線移動させるものである。リードスクリュ
ー部7aは請求項中の伝達手段に対応するものである。
この出力軸7はロータであるマグネット1の嵌合部1w
に圧入にて固着されている。マグネット1は射出成形に
より成形されるプラスチックマグネットからなるため圧
入による組み立てでも割れが発生することはなく、また
軸方向中央部に内径が小なる嵌合部1wを備えるという
複雑な形状でも製造が容易となる。また出力軸7とマグ
ネット1とでロータを構成している。 【0020】2および3は円筒形状のコイルであり、コ
イル2および3は前記マグネット1と同心でかつ、マグ
ネット1を軸方向に挟む位置に配置され、コイル2およ
び3はその外径が前記マグネット1の外径とほぼ同じ寸
法である。 【0021】18および19は軟磁性材料からなる第1
のステータおよび第2のステータであり、第1のステー
タおよび第2のステータの位相は180/n度、即ち1
8°ずれて配置され、これらの第1のステータ18の外
筒はその先端部が第1の外側磁極18a、18b、18
c、18d、18eを形成している。 【0022】21は第1の補助ステータであり、内径部
21fが第1のステータ18の内筒に嵌合して固着され
かつ外径部には前記第1のステータの外側磁極18a、
18b、18c、18d、18eに対向した位相に対向
部21a、21b、21c、21d、21e部が形成さ
れている。対向部21a、21b、21c、21d、2
1e部はそれぞれがマグネット1の着磁に関して同位相
になるように360/(n/2)度、即ち72度ずれて
形成されている。 【0023】第1のステータ18の中空柱形状の内筒1
8fと補助ステータ21とで第1の内側磁極を構成して
いる。 【0024】第2のステータ19の外筒はその先端部が
第2の外側磁極19a、19b、19c、19d、19
eを形成している。 【0025】22は第2の補助ステータで内径部22f
が第2のステータ19ので内筒19fに嵌合して固着さ
れかつ外径部には前記第2のステータの外側磁極19
a、19b、19c、19d、19eに対向した位相に
対向部22a、22b、22c、22d、22e部が形
成されている。対向部22a、22b、22c、22
d、22e部はそれぞれがマグネット1の着磁に関して
同位相になるように360/(n/2)度、即ち72度
ずれて形成されており、また第2のステータ19の第2
の外側磁極19a、19b、19c、19d、19eは
それぞれがマグネット1の着磁に関して同位相になるよ
うに360/(n/2)度、即ち72度ずれて形成され
ている。 【0026】第2のステータ19の中空柱形状の内筒1
9fと補助ステータ22とで第2の内側磁極を構成して
いる。 【0027】第1のステータ18の外側磁極18a、1
8b、18c、18d、18e及び第2のステータ19
の外側磁極19a、19b、19c、19d、19eは
切欠き穴と、軸と平行方向に延出する歯により構成され
ている。この構成によりモータの直径を最小限にしつつ
磁極の形成が可能となる。つまり、もし外側磁極を半径
方向に延びる凹凸で形成するとその分モータの直径は大
きくなってしまうのであるが、本実施例では切欠き穴
と、軸と平行方向に延出する歯により外側磁極を構成し
ているのでモータの直径を最小限に抑えることができ
る。 【0028】第1のステータ18の外側磁極18a、1
8b、18c、18d、18eおよび第1の内側磁極の
一部を構成する第1の補助ステータの外径部21a、2
1b、21c、21d、21eはマグネットの一端側の
外周面および内周面に対向してマグネット1の一端側を
挟み込むように設けられる。 【0029】第2のステータ19の外側磁極19a、1
9b、19c、19d、19eおよび第2の内側磁極の
一部を構成する第2の補助ステータの外径部22a、2
2b、22c、22d、22eはマグネットの他端側の
外周面および内周面に対向してマグネット1の他端側を
挟み込むように設けられる。 【0030】23はフレームであり、第2のステータ1
9に固着されている。24は先端軸受けであり、フレー
ム23の穴23aに固着されている。前記ロータ軸7の
先端部7bが先端軸受け24の穴24bに回転可能に嵌
合している。25はステータ内軸受けであり、第1のス
テータ18の中空柱形状の内筒18fの先端部に取り付
けられており、前記ロータ軸7の7c部が回転可能に嵌
合している。ロータ軸7は先端軸受け24とステータ内
軸受け25とで回転可能に支持されていることになる。
つまり、外部に動力を伝達する伝達手段であるリードス
クリュー部7aはステータ内軸受け25が取り付けられ
ている第1のステータ18とは反対側の第2のステータ
19を越えて軸線方向に突出しており、第2のステータ
19とは先端軸受け24との間に位置する。これによれ
ば、伝達手段部は両端を軸受けで支持される構造となる
ので後述する利点に加えて支持強度が強くなる利点もあ
る。26はスライド部材であり、第1のステータ18の
中空柱形状の内筒18fの内部18gに収納されてい
る。28は蓋であり、第1のステータ18に固着され圧
縮コイルスプリング27の片側の方向の位置規制をして
いる。 【0031】圧縮コイルスプリング27は前記スライド
部材26を介してロータ軸7の端部7dを軸方向に加圧
している。ロータ軸7はこの加圧により前記先端軸受け
24側に押しつけられ回転可能であり、かつ軸方向の位
置に関して位置決めがされる。これによりロータ軸7の
リードスクリュー部7aに噛み合うメネジの直線運動の
移動位置はロータ軸の回転方向等に起因するヒステリシ
ス差が生じない安定した位置どりをする運動になる。 【0032】本実施例では圧縮コイルスプリング27と
スライド部材26が加圧手段を構成している。この加圧
手段は第1のステータ18の中空柱形状の内筒18fの
内部18gに収納されているのでモータ本体から出っ張
ることがなくモータのコンパクト性を全く損なわない。
また圧縮コイルスプリング27とスライド部材26を第
1のステータ18の中空柱形状の内筒18fの内部18
gに収納した後ステータ内軸受け25と蓋28を第1の
ステータ18に固着してしまえばロータ軸受7を組み立
てる前でも圧縮コイルスプリング27とスライド部材2
6はステータ内軸受け25により移動を規制され第1の
ステータ18の中空柱形状の内筒18fの内部18gか
ら飛び出してしまうことがなく組み立て時の作業効率が
向上する利点がある。 【0033】さらに圧縮コイルスプリング27とスライ
ド部材26から構成される加圧手段がロータ軸7に正確
に軸方向に加圧せずロータ軸7に側圧を加えてしまった
としてもロータ軸7の加圧される部分は極めて近傍がス
テータ内軸受け25により支持されるため側圧による力
のモーメントの発生は小さく抑えられロータ軸のぶれや
軸受けに加わる側圧等を最小限に抑えることができモー
タの出力の安定化と作動音の発生を抑えることができ
る。 【0034】第1のステータ18の外筒および内筒の間
にコイル2が設けられ、このコイル2に通電されること
により第1のステータ18および第1の補助ヨーク21
が励磁される。 【0035】第2のステータ19の外筒および内筒の間
にコイル3が設けられ、このコイル3に通電されること
により第2のステータ19および第2の補助ヨーク22
が励磁される。従って、コイル2により発生する磁束は
外側磁極18a、18b、18c、18d、18eおよ
び内側磁極の一部を構成する対向部21a、21b、2
1c、21d、21eとの間にあるロータであるマグネ
ット1を横切るので、効果的にロータであるマグネット
に作用し、コイル3により発生する磁束は外側磁極19
a、19b、19c、19d、19eおよび内側磁極の
一部を構成する対向部22a、22b、22c、22
d、22eとの間にあるロータであるマグネット1を横
切るので、効果的にロータであるマグネットに作用しモ
ータの出力を高める。 【0036】第1の内側磁極は前記第1のコイルの内径
よりも大きな外径を有し、第2の内側磁極は第2のコイ
ルの内径よりも大きな外径を有してることによりコイル
の内径を小さくしてコイルの占有する体積を大きくして
も第1の外側磁極第1の外側磁極と第1の内側磁極の距
離および第2の外側磁極と第2の内側磁極の距離を小さ
く構成することが可能になる。これによりコイル側から
見た磁気抵抗は小さく構成されるため小さな電力によっ
ても多くの磁束を発生させることができるのでモータの
出力が高まる。 【0037】20は非磁性材料からなる円筒形状部材と
しての連結リングであり、その詳細は図4に一部を断面
にして斜視図として示す。この連結リング20の内側の
一端側には溝20a、20b、20c、20d、20e
が設けられ、他端側には溝20a、20b、20c、2
0d、20eに対し位相を180/n度即ち18度ずら
した溝20f、20g、20h、20i、20jが設け
られ、溝20a、20b、20c、20d、20eに第
1のステータ18の外側磁極18a、18b、18c、
18d、18eを嵌合し、溝20f、20g、20h、
20i、20jに第2のステータ19の外側磁極19
a、19b、19c、19d、19eを嵌合し、これら
の部材間を接着剤により固定する。これら第1のステー
タ18と第2のステータ19は連結リング20の内面側
の突出部20k、20nによりある距離だけ間隔を隔て
て固定されている。 【0038】即ち、第1のステータ18の外側磁極18
a、18b、18c、18d、18eの先端と第2のス
テータ19の外側磁極19a、19b、19c、19
d、19eの先端とが向き合うように配置されている。
連結リングを非磁性材料により構成したことにより第1
のステータ18と第2のステータ19とを磁気回路上分
断できお互いの影響が及ばないようにできるのでモータ
の性能が安定する。 【0039】図2はステップモータの断面図であり、図
3(a)、(b)、(c)、(d)は図2のA−A線で
の断面図を示し、図3(e)、(f)、(g)、(h)
は図2のB−B線での断面図を示している。図3(a)
と(e)とが同時点の断面図であり、図3(b)と
(f)とが同時点の断面図であり、図3(c)と(g)
とが同時点の断面図であり、図3(d)と(h)とが同
時点の断面図である。 【0040】次にステップモータの動作を説明する。図
3(a)と(e)の状態からコイル2および3に通電し
て、第1のステータ18の外側磁極18a、18b、1
8c、18d、18eをN極とし、第1の内側磁極の一
部を構成する第1の補助ヨーク21の対向部21a、2
1b、21c、21d、21eをS極とし、第2のステ
ータ19の外側磁極19a、19b、19c、19d、
19eをN極とし、第2の内側磁極の一部を構成する第
2の補助ヨーク22の対向部22a、22b、22c、
22d、22eをS極に励磁すると、ロータであるマグ
ネット1は反時計方向に18度回転し、図3(b)と
(f)に示す状態になる。 【0041】次に、コイル2への通電を反転させ、第1
のステータ18の外側磁極18a、18b、18c、1
8d、18eをS極とし、第1の内側磁極の一部を構成
する第1の補助ヨーク21の対向部21a、21b、2
1c、21d、21eをN極とし、第2のステータ19
の外側磁極19a、19b、19c、19d、19eを
N極とし、第2の内側磁極の一部を構成する第2の補助
ヨーク22の対向部22a、22b、22c、22d、
22eをS極に励磁すると、ロータであるマグネット1
はさらに反時計方向に18度回転し、図3(c)と
(g)に示す状態になる。 【0042】次に、コイル3への通電を反転させ、第1
のステータ18の外側磁極18a、18b、18c、1
8d、18eをS極とし、第1の内側磁極の一部を構成
する第1の補助ヨーク21の対向部21a、21b、2
1c、21d、21eをN極とし、第2のステータ19
の外側磁極19a、19b、19c、19d、19eを
S極とし、第2の内側磁極の一部を構成する第2の補助
ヨーク22の対向部22a、22b、22c、22d、
22eをN極に励磁すると、ロータであるマグネット1
はさらに反時計方向に18度回転し、図3(d)と
(h)に示す状態になる。 【0043】以後このようにコイル2および3への通電
方向を順次切り換えていくことによりロータであるマグ
ネット1は通電位相に応じた位置へと回転していくもの
である。 【0044】ここでこのような構成のステップモータが
モータを超小型化する上で最適な構成であることについ
て述べる。ステップモータの基本構成について述べる
と、第1に、マグネットを中空の円筒形状に形成してい
ること、第2に、マグネットの外周面を周方向にn分割
して異なる極に交互に着磁していること、第3に、マグ
ネットの軸方向に第1のコイルとマグネットと第2のコ
イルを順に配置していること、第4に、第1、第2のコ
イルにより励磁される第1、第2のステータの外側磁極
および内側磁極をマグネットの外周面および内周面に対
向させていること、第5に、外側磁極を切欠き穴と軸と
平行方向に延出する歯により構成していることである。
第6に、ロータ軸7の軸方向への加圧手段を中空柱形状
の内筒18fの内部18gに収納してモータ本体から出
っ張ることをなくしていることである。 【0045】このステップモータの径はマグネットの径
にステータ磁極を対向させるだけの大きさがあればよ
く、また、ステップモータの長さはマグネットの長さに
第1のコイルと第2のコイルの長さを加えただけの長さ
があれば良いことになる。このためステップモータの大
きさは、マグネットおよびコイルの径と長さによって決
まるもので、マグネットおよびコイルの径と長さをそれ
ぞれ非常に小さくすると、ステップモータとしての精度
を維持することが難しくなるが、これはマグネットの外
周面および内周面に第1、第2のステータの外側磁極お
よび内側磁極を対向させる単純な構造によりステップモ
ータの精度の問題を解決している。この時、マグネット
の外周面だけでなく、マグネットの内周面も円周方向に
分割して着磁すれば、モータの出力をさらに高めること
ができる。 【0046】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コイルスプリングとスライド部材から構成される加圧手
段はステータの中空柱形状の内筒の内部に収納されてい
るので、モータ本体から出っ張ることがなくモータのコ
ンパクト性を全く損なわない。 【0047】 【0048】 【0049】 【0050】 【0051】 【0052】
プモータの分解斜視図である。 【図2】図2は、図1に示すステップモータの組み立て
完成状態の断面図である。 【図3】図3は、図2に示すステップモータのロータの
回転動作説明図である。 【図4】図4は、連結リングに一部断面の斜視図であ
る。 【図5】図5は、従来のステップモータの断面図であ
る。 【図6】図6は、従来のステップモータのステータの様
子を示す断面図である。 【符号の説明】 1 マグネット 2 第1のコイル 3 第2のコイル 7 出力軸 7a リードスクリュー部 18 第1のステータ 18a、18b、18c、18d、18e 第1の外側
磁極 19 第2のステータ 19a、19b、19c、19d、19e 第2の外側
磁極 20 連結リング 21 第1の補助ヨーク 22 第2の補助ヨーク 23 フレーム 24 先端軸受け 25 ステータ内軸受け 26 スライド部材 27 圧縮コイルスプリング 28 蓋
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ロータとして作用する円筒形状に形成さ
れたマグネットと、 前記前記マグネットの出力軸と、 前記マグネットの軸方向に配置され、前記マグネットを
間に挟むように配置された第1のコイルおよび第2のコ
イルと、 前記マグネットの一端の外周面に対向し、前記第1のコ
イルによって励磁される第1の外側磁極と、 前記マグネットの一端の内周面に対向し、前記第1のコ
イルによって励磁される第1の内側磁極を有する第1の
内筒と、 前記マグネットの他端の外周面に対向し、前記第2のコ
イルによって励磁される第2の外側磁極と、 前記マグネットの他端の内周面に対向し、前記第2のコ
イルによって励磁される第2の内側磁極を有する第2の
内筒と、 前記第1の内筒の内部に配置されたスライド部材と、 前記第1の内筒の内部に配置され前記スライド部材を介
して前記出力軸の端部を軸方向に加圧するコイルスプリ
ングと、を有するモータ。
Priority Applications (8)
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---|---|---|---|
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