JP3516284B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射装置

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JP3516284B2
JP3516284B2 JP33345795A JP33345795A JP3516284B2 JP 3516284 B2 JP3516284 B2 JP 3516284B2 JP 33345795 A JP33345795 A JP 33345795A JP 33345795 A JP33345795 A JP 33345795A JP 3516284 B2 JP3516284 B2 JP 3516284B2
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    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/15Moving nozzle or nozzle plate

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  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料及び受像
材料等の画像記録材料に適切に画像形成用溶媒を噴射し
得る液体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二種の画像記録材料、例えば感光材料と
受像材料とを用いて画像記録処理を行う画像形成装置が
知られている。
【0003】この種の画像形成装置には、感光材料に塗
布するための画像形成用溶媒を溜めた槽を有する画像形
成用溶媒塗布部が配置されており、さらに、加熱ドラム
とこの加熱ドラムの外周に圧接し加熱ドラムと共に回転
する無端圧接ベルトから成る熱現像転写部が配置されて
いる。
【0004】画像形成装置内で挟持搬送されながら画像
が露光された感光材料は、画像形成用溶媒塗布部におい
て画像形成用溶媒としての水が溜められた槽内に漬けら
れて、水が塗布された後に、熱現像転写部へ送り込まれ
る。一方、受像材料は、感光材料と同様に熱現像転写部
へ送り込まれる。
【0005】熱現像転写部においては、水塗布後の感光
材料が受像材料と重ね合わされ、この状態で加熱ドラム
の外周へ密着して巻き付けられる。さらに、両材料は加
熱ドラムと無端圧接ベルトとの間で挟持搬送されながら
感光材料が熱現像されると共に受像材料へ画像が転写さ
れ、所定の画像が受像材料に形成(記録)される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像形成用溶
媒である水が溜められた槽内に感光材料を漬けて塗布す
る場合、感光材料に一旦接触した水が槽内に常時保持さ
れる結果として、感光材料からわずかに溶出した有機物
質を栄養源として細菌が槽内に繁殖して水が汚れ、これ
が画像形成装置自身の劣化及び画像品質の劣化の原因と
なる虞を有していた。
【0007】従って、槽等の水の供給側を感光材料と非
接触とし、ノズル孔を有したノズル板を振動することに
より、感光材料に小さな水滴を噴出して塗布することが
考えられるが、単に水滴を噴出するだけでは、水滴を噴
出するのに伴って、ノズル孔から内部に入る気泡がノズ
ル孔の近傍に溜まり、この気泡によってノズル孔が塞が
れてノズル孔から水が出なくなる虞を生じる。この為、
感光材料上に水が付着されない部分も生じ、均一に感光
材料上に水を塗布することが困難であった。
【0008】またこの際、採用されるノズル板が厚すぎ
たりすると、ノズル板の剛性が高まってノズル孔の振幅
が減ってしまい、霧化動作が不安定になる欠点を有す
る。さらに、ノズル板が厚すぎたりすると、加工性が悪
化して、均一の大きさに小さいノズル孔を開けることが
困難となる欠点を有する。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、画像記録材料
に均一に画像形成用溶媒を塗布し得る液体噴射装置を得
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1による液体噴射
装置は、画像記録材料の搬送経路に対向して配置され且
つ、画像形成用溶媒を貯留した噴射タンクと、画像記録
材料の搬送経路と対向する前記噴射タンクの壁面の一部
として前記噴射タンクに設置され且つ、画像形成用溶媒
を噴射する複数のノズル孔を線状に配列したノズル板
と、前記複数のノズル孔が線状に並んだ方向と直交する
方向の前記ノズル板の端部側と連結された変位伝達部材
と、前記複数のノズル孔が線状に並んだ方向に沿って延
びつつ前記変位伝達部材を揺動可能に支持する支持部
と、前記複数のノズル孔に対して前記支持部を挟んだ前
記変位伝達部材の位置に接して配置され且つ、前記変位
伝達部材を前記支持部廻りに揺動させることで前記変位
伝達部材に連結された前記ノズル板により前記噴射タン
ク内の画像形成用溶媒を加圧して画像形成用溶媒を前記
複数のノズル孔より噴出させるアクチュエータと、を有
することを特徴とする
【0011】請求項2による液体噴射装置は、画像記録
材料の搬送経路に対向して配置され且つ、画像形成用溶
媒を貯留した噴射タンクと、画像記録材料の搬送経路と
対向する前記噴射タンクの壁面の一部として前記噴射タ
ンクに設置され且つ、画像形成用溶媒を噴射する複数の
ノズル孔を線状に配列すると共に、前記複数のノズル孔
が線状に並んだ方向に沿って延びる溝部を屈曲して形成
した薄板状のノズル板と、搬送経路上の画像記録材料に
向かう方向に沿って前記ノズル板を往復動させるアクチ
ュエータと、を有したことを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】請求項に係る液体噴射装置の作用を以下
に説明する。画像形成用溶媒を貯留した噴射タンクが、
画像記録材料の搬送経路に対向して配置される。画像形
成用溶媒を噴射する複数のノズル孔を線状に配列したノ
ズル板が、画像記録材料の搬送経路と対向する噴射タン
クの壁面の一部として噴射タンクに設置される。
【0017】さらに、複数のノズル孔が線状に並んだ方
向と直交する方向のノズル板の端部側と連結された変位
伝達部材が、複数のノズル孔が線状に並んだ方向に沿っ
て延びる支持部により、揺動可能に支持される。また、
アクチュエータが変位伝達部材を支持部廻りに揺動させ
ることで、変位伝達部材に連結されたノズル板が噴射タ
ンク内の画像形成用溶媒を加圧することになる。
【0018】従って、アクチュエータの動作に伴って、
複数のノズル孔が線状に並んだ方向に沿って延びる支持
部廻りに変位伝達部材が揺動されるので、複数のノズル
孔に対応するノズル板上の部分が均一に変位して、噴射
タンクに充填された画像形成用溶媒が複数のノズル孔か
ら均一に噴出される。
【0019】また、噴射タンクの底面の一部にこれらノ
ズル孔が設けられているので、画像形成用溶媒を噴出す
るのに伴って、ノズル孔から噴射タンク内部に気泡が入
ることが考えられるが、ノズル孔の近傍にこの気泡が溜
まることなく噴射タンク内を上昇する。この為、気泡に
よってノズル孔が塞がれてノズル孔から画像形成用溶媒
が出なくなることがなくなり、画像記録材料上に画像形
成用溶媒が付着されない部分が生じないようになる。
の為、画像記録材料上に画像形成用溶媒が付着されない
部分が生ぜず、均一に画像記録材料上に画像形成用溶媒
を塗布することが可能となる。
【0020】請求項に係る液体噴射装置の作用を以下
に説明する。画像形成用溶媒を貯留した噴射タンクが、
画像記録材料の搬送経路に対向して配置される。画像形
成用溶媒を噴射する複数のノズル孔を線状に配列すると
共に、複数のノズル孔が線状に並んだ方向に沿って延び
る溝部を屈曲して形成した薄板状のノズル板が、噴射タ
ンクに設置され、アクチュエータが、このノズル板を搬
送経路上の画像記録材料に向かう方向に沿って往復動さ
せる。
【0021】従って、ノズル板が溝部を有した薄板状の
板材により構成されるので、溝部により複数のノズル孔
が線状に並んだ方向のノズル板の剛性を維持しつつ、ノ
ズル板の前記ノズル孔が線状に並んだ方向と直交する方
向の低剛性化が図られてノズル孔として必要な振幅が確
保され、液体噴射装置の霧化動作が安定化する。この
為、噴射タンクに充填された画像形成用溶媒が複数のノ
ズル孔から確実に噴出される。
【0022】さらに、ノズル板が薄板状の板材により構
成されるので、液体噴射装置の製造に際して、小さいノ
ズル孔をノズル板に均一の大きさで容易に形成できる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1の実施の
形態に係る画像形成装置である画像記録装置10の概略
全体構成図が示されている。
【0024】この図に示される画像記録装置10の機台
12内には、感光材料16を収納する感材マガジン14
が配置されており、感材マガジン14から引き出された
この感光材料16の感光(露光)面が左方へ向くように
感光材料16が感材マガジン14にロール状に巻き取ら
れている。
【0025】感材マガジン14の感光材料取出し口の近
傍には、ニップローラ18およびカッタ20が配置され
ており、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ
引き出した後に切断することができる。カッタ20は、
例えば固定刃と移動刃から成るロータリータイプのカッ
タとされており、移動刃を回転カム等によって上下に移
動させて固定刃と噛み合わせ感光材料16を切断するこ
とができる。
【0026】カッタ20の側方には、複数の搬送ローラ
24、26、28、30、32、34が順に配置されて
おり、各搬送ローラの間には図示しないガイド板が配設
されている。所定長さに切断された感光材料16は、ま
ず搬送ローラ24、26の間に設けられた露光部22へ
搬送される。
【0027】この露光部22の左側には露光装置38が
設けられている。露光装置38には、3種のLD、レン
ズユニット、ポリゴンミラー、ミラーユニットが配置さ
れており(何れも、図示省略)、露光装置38から光線
Cが露光部22に送られて、感光材料16が露光される
ようになっている。
【0028】さらに、露光部22の上方には、感光材料
16をU字状に湾曲させて搬送するUターン部40及び
画像形成用溶媒を塗布する為の水塗布部50が設けられ
ている。尚、本実施の形態において画像形成用溶媒とし
ては水が用いられる。
【0029】感材マガジン14から上昇し露光部22に
て露光された感光材料16は、搬送ローラ28、30に
よりそれぞれ挟持搬送されてUターン部40の上側寄り
の搬送経路を通過しつつ水塗布部50へ送り込まれる。
【0030】一方、図2に示す如く、水塗布部50の感
光材料16の搬送経路Aと対向する位置には、液体噴射
装置である塗布装置310の一部を構成する噴射タンク
312が配置されている。
【0031】また、図2に示すように、この噴射タンク
312の左下方には、この噴射タンク312に供給する
為の水を貯留する水ボトル332が配置されており、こ
の水ボトル332の上部に水を濾過する為のフィルタ3
34が配置されている。そして、途中にポンプ336が
配置された送水パイプ342が、この水ボトル332と
フィルタ334との間を繋いでいる。
【0032】さらに、噴射タンク312の右側には、水
ボトル332より送られた水を溜めるサブタンク338
が配置されており、フィルタ334から送水パイプ34
4がサブタンク338にまで伸びている。
【0033】従って、ポンプ336が作動すると、水ボ
トル332からフィルタ334側に水が送られると共
に、フィルタ334を通過して濾過された水がサブタン
ク338に送られて、サブタンク338に水が一旦溜め
られるようになる。
【0034】また、サブタンク338と噴射タンク31
2の一端側の側部との間を繋ぐ送水パイプ346が、こ
れらの間に配置されており、フィルタ334、サブタン
ク338、送水パイプ346等を介して、水ボトル33
2よりポンプ336で送られた水がこの噴射タンク31
2内に満たされることになる。
【0035】この噴射タンク312の下部には、水ボト
ル332に循環パイプ348で繋がれたトレー340が
配置されており、噴射タンク312より溢れ出した水を
トレー340が集め、循環パイプ348を介して水ボト
ル332に戻すようになっている。また、この循環パイ
プ348は、サブタンク338内にまで突出して伸びた
状態でサブタンク338に接続されており、サブタンク
338内に溜まった必要以上の水を水ボトル332に、
戻すようになっている。
【0036】さらに、図4及び図6に示すように、この
噴射タンク312の底壁面として感光材料16の搬送経
路Aに対向した部分には、弾性変形可能な長方形状の薄
板状の板材(例えば板厚が60μm以下)により形成さ
れたノズル板322が設置されている。
【0037】そして、図3から図5に示すように、この
ノズル板322には、噴射タンク312内に満たされた
水を噴射するための複数のノズル孔324(例えば直径
10μm〜200μm)が、一定の間隔で感光材料16
の搬送方向Aと交差する方向に沿って直線状に並べられ
つつ感光材料16の幅方向全体にわたって配置されてい
る。この為、これらノズル孔324よりそれぞれ噴射タ
ンク312内の水が感光材料16側に放出可能とされて
いる。
【0038】また、このノズル板322には、複数のノ
ズル孔324が並ぶ方向であるノズル板322の長手方
向に沿った剛性を高めるように、複数のノズル孔324
が線状に並んだ方向に沿って延びる溝部322Aが、屈
曲して形成されている。
【0039】さらに、噴射タンク312内に水が貯留さ
れた時の水圧によってノズル孔324よりはみ出した水
が隣り合ったノズル孔324間で繋がり、見かけ上のノ
ズル孔径が大きくなって水漏れすることを防止する為、
噴射タンク312の外側面であるノズル板322の下面
には、NiPメッキ等のはっ水処理が施されている。
【0040】また、気泡Fのノズル孔324の周辺への
付着を防止する為、図8に示すように、噴射タンク31
2の内側であってノズル孔324の周囲のノズル板32
2の角部Kを湾曲した断面構造とするか、或いはこの部
分に親水処理を施すことにする。
【0041】他方、図2及び図3に示すように、送水パ
イプ346が繋がれた部分と反対側の噴射タンク312
の上部から排気管330が伸びており、この排気管33
0が噴射タンク312の内外を連通可能としている。ま
た、この排気管330の途中にこの排気管330を開閉
する図示しないバルブが設置されていて、このバルブの
開閉動により、噴射タンク312内を外気に対して連通
及び閉鎖し得るようになっている。
【0042】線状に配列された複数のノズル孔324の
長手方向と直交する方向に位置するノズル板322の端
部であるノズル板322の両端部は、図6に示すよう
に、変位伝達部材である一対のてこ板320にそれぞれ
接着剤等で接着されて接続されており、これによってノ
ズル板322と一対のてこ板320とが連結されてい
る。これら一対のてこ板320は、噴射タンク312の
一対の側壁312Aの下部にそれぞれ形成される細幅で
複数のノズル孔324が線状に並んだ方向に沿って延び
る支持部312Bを介して、これら一対の側壁312A
にそれぞれ固定されている。
【0043】一方、相互に当接して噴射タンク312の
頂面を形成する一対の頂壁312Cの一部は、噴射タン
ク312の外側にまで突出しており、この突出した頂壁
312Cの下側には、アクチュエータとなる複数の圧電
素子326(本実施の形態上では、片側に3本づつ)が
接着されて配置されている。この圧電素子326の下面
には、複数のノズル孔324に対して支持部312Bを
挟んだてこ板320の部分であるてこ板320の外端側
が接着されて、圧電素子326とてこ板320とが連結
されている。
【0044】従って、これら圧電素子326、てこ板3
20及び支持部312Bにより、てこ機構が構成される
ことになり、圧電素子326によっててこ板320の外
端側が動かされると、てこ板320が支持部312B廻
りに揺動され、この動きと逆方向にてこ板320の内端
側が動くことになる。尚、この圧電素子326は、積層
された例えば圧電セラミックスで形成されていて、圧電
素子326の軸方向の変位が大きくされたものであり、
コントローラにより電圧の印加のタイミングが制御され
る電源(それぞれ図示せず)に、接続されている。そし
て、前述の排気管330の開閉用のバルブも、このコン
トローラに接続されていて、このコントローラがバルブ
の開閉動も制御することになる。
【0045】他方、これらてこ板320、側壁312
A、支持部312B及び頂壁312Cは、一体的に形成
されたフレーム314の一部をそれぞれ形成しており、
図6に示すように、このフレーム314が一対重ね合わ
されて図示しないボルトでねじ止められることにより、
一対のてこ板320、一対の側壁312A、一対の頂壁
312C及び一対の支持部312Bが、それぞれ相互に
対向して配置された状態で、噴射タンク312の外枠を
形成することになる。
【0046】尚、このフレーム314は、アルミニウ
ム、真鍮、マグネシウム等の金属材料により形成され
る。また、てこ板320及び支持部312B等の具体的
な寸法は、図6に示すように、てこ板320の厚さDが
2〜8mm、支持部312Bの幅であるヒンジ厚さtが
0.2〜1mm、支持部312Bの高さであるヒンジ高
さHが0.6〜3mmとされる。
【0047】すなわち、てこ板320自体は剛体として
一体的に揺動されるように剛性が高いことが要求され、
厚さDを2〜8mmとした。さらに、支持部312Bの
ヒンジ厚さtが必要以上に薄いと、加工が困難となると
共に破損し易くなり、ヒンジ厚さtが必要以上に厚い
と、てこ板320が動き難くなくなり、また、ヒンジ高
さHが高すぎると、支持部312Bが倒れ易くなるが、
上記の範囲であれば以上のような問題を生じないように
なる。
【0048】さらに、以上のような寸法のてこ板320
及び支持部312Bによって、圧電素子326の変位量
に対するノズル孔324周辺のノズル板322の変位量
であるてこ機構の拡大率を、1倍〜20倍の範囲とする
ことが可能となる。
【0049】以上より、少ない数の圧電素子326によ
って、複数のノズル孔324が線状に並んだ方向に沿っ
て大きくて均一なノズル板322の振幅が得られること
になる。この為、感光材料16幅方向に沿った振幅分布
が均一であって、かつ各ノズル孔324の周辺部分の水
圧が霧化可能圧力に達するような振幅にすることがで
き、結果として、複数のノズル孔324から感光材料1
6幅方向全体にほぼ均一に水を噴射しつつ霧化すること
が可能となる。
【0050】また、ノズル孔324の列の長手方向に位
置するノズル板322の端部であるノズル板322の左
右端と、一対のフレーム314の端部とで、区画された
部分には、薄肉の封止板328が一対のフレーム314
に接着された状態で配置されている。
【0051】さらに、この封止板328の内側には、ノ
ズル板322の左右端及び一対のフレーム314の端部
と、この封止板328との間の隙間を埋めて、これらの
間から水が漏れないようにする為、例えばシリコンゴム
系の接着剤である弾性接着剤が、充填されている。従っ
て、ノズル板322の左右端の動きを阻害せずに、噴射
タンク312の隙間が弾性接着剤により封止されること
になる。尚、薄肉の封止板328を用いず噴射タンク3
12の左右端を弾性接着剤のみで封止するようにしても
良い。
【0052】以上より、圧電素子326に電源より通電
されると、図7に示すように、圧電素子326が伸びて
てこ板320を支持部312B廻りに回動されるのに伴
って、この圧電素子326がノズル板322の中央部を
矢印B方向に沿って上昇させるように、ノズル板322
を変形させつつ変位させる。そして、このノズル板32
2の変形に伴って、噴射タンク312内の水の圧力が高
まり、ノズル孔324から少量の水である水滴Lが一括
してそれぞれ線状に噴射されることになる。
【0053】さらに、圧電素子326に繰り返して通電
し、繰り返して圧電素子326を伸ばすことで、ノズル
孔324より連続して水滴Lを噴射することが可能とな
る。
【0054】一方、図1に示すように、機台12内の左
上端部には受像材料108を収納する受材マガジン10
6が配置されている。この受像材料108の画像形成面
には媒染剤を有する色素固定材料が塗布されており、受
材マガジン106から引き出された受像材料108の画
像形成面が下方へ向くように受像材料108が受材マガ
ジン106にロール状に巻き取られている。
【0055】受材マガジン106の受像材料取出し口の
近傍には、ニップローラ110が配置されており、受材
マガジン106から受像材料108を引き出すと共にそ
のニップを解除することができる。
【0056】ニップローラ110の側方にはカッタ11
2が配置されている。カッタ112は前述の感光材料用
のカッタ20と同様に、例えば固定刃と移動刃から成る
ロータリータイプのカッタとされており、移動刃を回転
カム等によって上下に移動させて固定刃と噛み合わせる
ことにより、受材マガジン106から引き出された受像
材料108を感光材料16よりも短い長さに切断するよ
うになっている。
【0057】カッタ112の側方には、搬送ローラ13
2、134、136、138及び図示しないガイド板が
配置されており、所定長さに切断された受像材料108
を熱現像転写部120側に搬送できるようになってい
る。
【0058】図1及び図9に示す如く、熱現像転写部1
20は、それぞれ複数の巻き掛けローラ140に巻き掛
けられて、それぞれ上下方向を長手方向としたループ状
にされた一対の無端ベルト122、124を有してい
る。従って、これらの巻き掛けローラ140のいずれか
が駆動回転されると、これらの巻き掛けローラ140に
巻き掛けられた一対の無端ベルト122、124がそれ
ぞれ回転される。
【0059】これら一対の無端ベルト122、124の
内の図上、右側の無端ベルト122のループ内には、上
下方向を長手方向とした平板状に形成された加熱板12
6が、無端ベルト122の左側の内周部分に対向しつつ
配置されている。この加熱板126の内部には、図示し
ない線状のヒータが配置されており、このヒータによっ
て加熱板126の表面を昇温して所定の温度に加熱でき
るようになっている。
【0060】従って、感光材料16は、搬送経路の最後
の搬送ローラ34により熱現像転写部120の一対の無
端ベルト122、124間に送り込まれる。また、受像
材料108は感光材料16の搬送に同期して搬送され、
感光材料16が所定長さ先行した状態で、搬送経路の最
後の搬送ローラ138により熱現像転写部120の一対
の無端ベルト122、124間に送り込まれて、感光材
料16に重ね合わせられる。
【0061】この場合、受像材料108は感光材料16
よりも幅方向寸法および長手方向寸法がいずれも小さい
寸法となっているため、感光材料16の周辺部は四辺と
も受像材料108の周辺部から突出した状態で重ね合わ
せられることになる。
【0062】以上より、一対の無端ベルト122、12
4によって重ね合わされた感光材料16及び受像材料1
08は、重ね合わせられた状態のままで一対の無端ベル
ト122、124によって挟持搬送されるようになる。
さらに、重ね合わされた感光材料16と受像材料108
が、一対の無端ベルト122、124間に完全に収まっ
た時点で、一対の無端ベルト122、124は回転を一
旦停止し、挟持した感光材料16と受像材料108を加
熱板126で加熱する。感光材料16は、この挟持搬送
時及び停止時において無端ベルト122を介して加熱板
126により加熱されることとなり、加熱に伴って、可
動性の色素を放出し、同時にこの色素が受像材料108
の色素固定層に転写されて、受像材料108に画像が得
られることになる。
【0063】さらに、一対の無端ベルト122、124
に対して材料供給方向下流側には、剥離爪128が配置
されており、この剥離爪128が一対の無端ベルト12
2、124間で挟持搬送される感光材料16と受像材料
108のうち、感光材料16の先端部のみに係合し、一
対の無端ベルト122、124間より突出したこの感光
材料16の先端部を受像材料108から剥離させること
ができる。
【0064】剥離爪128の左方には感材排出ローラ1
48が配置されており、剥離爪128に案内されながら
左方へ移動される感光材料16を、更に廃棄感光材料収
容部150側へ搬送し得るようになっている。
【0065】この廃棄感光材料収容部150は、感光材
料16が巻き付けられるドラム152及び、このドラム
152に一部が巻き掛けられているベルト154を有し
ている。さらに、このベルト154は複数のローラ15
6に巻き掛けられており、これらローラ156の回転に
よって、ベルト154が廻され、これに伴ってドラム1
52が回転するようになっている。
【0066】従って、ローラ156の回転によりベルト
154が廻された状態で、感光材料16が送り込まれる
と、感光材料16がドラム152の周りに集積できるよ
うになっている。
【0067】他方、図1上、一対の無端ベルト122、
124の下方から左方に向かって受像材料108を搬送
し得るように受材排出ローラ162、164、166、
168、170が順に配置されており、一対の無端ベル
ト122、124から排出された受像材料108は、こ
れら受材排出ローラ162、164、166、168、
170によって搬送されて、トレイ172へ排出される
ことになる。
【0068】次に本実施の形態の作用を説明する。上記
構成の画像記録装置10では、感材マガジン14がセッ
トされた後には、ニップローラ18が作動され、感光材
料16がニップローラ18によって引き出される。感光
材料16が所定長さ引き出されると、カッタ20が作動
して、感光材料16が所定長さに切断されると共に、そ
の感光(露光)面を左方へ向けた状態で露光部22へ搬
送される。そして、この感光材料16の露光部22の通
過と同時に露光装置38が作動し、露光部22に位置す
る感光材料16へ画像が走査露光される。
【0069】露光が終了すると、露光後の感光材料16
は、水塗布部50に送られる。水塗布部50では、搬送
された感光材料16が、搬送ローラ32の駆動によって
図4に示すように、噴射タンク312側へ送り込まれ
る。
【0070】そして、搬送経路Aに沿って搬送される感
光材料16は、噴射タンク312よりの噴射により水が
付着されるが、この際の動作、作用を以下に説明する。
【0071】水を貯留した噴射タンク312が、感光材
料16の搬送経路Aに対向して搬送経路Aの上部に配置
されている。そして、水を噴射する複数のノズル孔32
4が直線状に配列されたノズル板322が、感光材料1
6の搬送経路Aと対向する噴射タンク312の底壁面と
して噴射タンク312に設置されている。
【0072】さらに、複数のノズル孔324が線状に並
んだ方向と直交する方向のノズル板322の両端部側と
それぞれ連結された細長い一対のてこ板320が、複数
のノズル孔324が線状に並んだ方向に沿ってそれぞれ
延びる一対の支持部312Bにより、それぞれ揺動可能
に支持される。
【0073】そして、噴射タンク312より水を噴射す
る前に、まずコントローラによって排気管330のバル
ブを閉じた状態とする。この状態で水を霧化しつつ噴射
する際には、コントローラに制御された電源よりの通電
により圧電素子326に電圧を印加して、全ての圧電素
子326を同時に伸ばすように変形させる。
【0074】複数の圧電素子326が同時に伸びるよう
に伸縮すると、一対のてこ板320が支持部312B廻
りにそれぞれ揺動されるのに伴って、一対のてこ板32
0に挟まれて位置するノズル板322のノズル孔324
の周辺部分が搬送経路A上の感光材料16に向かう方向
に沿って往復動され、噴射タンク312内の水をこのノ
ズル板322が加圧する。
【0075】以上より、圧電素子326の動作に伴っ
て、噴射タンク312に充填された水が複数のノズル孔
324から噴出する。この結果、噴射タンク312に充
填された水を図7に示すように、ノズル孔324から霧
化しつつ噴出させて、搬送中の感光材料16上に付着さ
せることができる。
【0076】この場合、噴射タンク312の底壁面にこ
れらノズル孔324が設けられているので、水を噴出す
るのに伴って、ノズル孔324から噴射タンク312内
部に気泡Fが入ることがあるが、ノズル孔324の近傍
にこの気泡Fが溜まることなく噴射タンク312内を上
昇する。この為、気泡Fによってノズル孔324が塞が
れてノズル孔324から水が出なくなることがなくなっ
て、感光材料16上に水が付着されない部分が生じない
ようになる。
【0077】つまり、この結果として、感光材料16と
非接触の噴射タンク312によっても、均一に感光材料
16の上面に水を塗布することが可能となる。尚、噴射
タンク312内を上昇した気泡Fは、排気管330より
噴射タンク312外に排出される。
【0078】さらに、圧電素子326の動作に伴って、
複数のノズル孔324が線状に並んだ方向に沿って延び
る支持部312B廻りにてこ板320が揺動されるの
で、ノズル板322の複数のノズル孔324が設けられ
た部分全体が均一に変位する。
【0079】この為、直線状に配列された複数のノズル
孔324の長手方向に沿ってノズル孔324を一括して
同一の変位量で安定して変位させることができ、噴射タ
ンク312に充填された水が複数のノズル孔324から
均一に噴出される。従って、ノズル板322を噴射タン
ク312の底壁面としたことと相まって、より一層感光
材料16上に水が付着されない部分が生じ難くなる。
【0080】一方、ノズル板322は薄板状の板材によ
り構成され、このノズル板322には、複数のノズル孔
324が線状に並んだ方向に沿って延びる溝部322A
が、屈曲して形成されている。
【0081】従って、ノズル板322が溝部322Aを
有した薄板状の板材により構成されるので、溝部322
Aにより複数のノズル孔324が線状に並んだ方向のノ
ズル板322の剛性を維持しつつ、ノズル板322の低
剛性化が図られてノズル孔324として必要な振幅が確
保される。この為、塗布装置310の霧化動作が安定化
して、噴射タンク312に充填された水が複数のノズル
孔324から確実に噴出されるようになる。
【0082】さらに、ノズル板322が薄板状の板材に
より構成されるので、塗布装置310の製造に際して、
小さいノズル孔324をノズル板322に均一の大きさ
で容易に設けることができる。
【0083】他方、噴射タンク312がノズル孔324
を有し、このノズル孔324から水を噴射させるので、
水が溜められた槽内に感光材料等を漬けて塗布する塗布
装置と比較して、少量の水で塗布することが可能となる
と共に、短時間で水が乾燥できるようになる。
【0084】また、噴射タンク312が感光材料16の
幅方向全体にわたって配置される複数のノズル孔324
を有し、圧電素子326による一度の変位により、これ
らのノズル孔324から水が同時に噴射されるので、一
度の噴射で、感光材料16の幅方向全体にわたって広範
囲に水を塗布することができる。この為、ノズル板32
2を二次元平面上で走査する必要が無くなると共に、短
時間で大面積の塗布が可能となって、塗布時間を短縮す
ることが可能になる。
【0085】一方、ノズル板322には、単にノズル孔
324を複数形成するだけでよいので、集積化技術が不
要となり、低コストで塗布装置310の製造が可能とな
る。
【0086】さらに、感光材料16の搬送速度と相まっ
て、任意のタイミングで多数回ノズル孔324より水を
噴射することにより、感光材料16の全面にわたって水
が塗布される。そして、ノズル板322のノズル孔32
4から水が噴射されると、噴射タンク312内の水が順
次減少するものの、サブタンク338が水を供給して噴
射タンク312内の水位を一定にする機能を有している
ので、サブタンク338側より水が供給されて、霧化中
の噴射タンク312内の水圧を一定値に保つことが可能
となり、連続的な水の噴射が確保される。
【0087】この後、水塗布部50において画像形成用
溶媒としての水が塗布された感光材料16は、搬送ロー
ラ34によって熱現像転写部120の一対の無端ベルト
122、124間へ送り込まれる。
【0088】他方、感光材料16へ走査露光されるに伴
って、受像材料108も受材マガジン106からニップ
ローラ110によって引き出されて搬送される。受像材
料108が所定長さ引き出されると、カッタ112が作
動して受像材料108が所定長さに切断される。
【0089】カッタ112の作動後は、切断された受像
材料108がガイド板によって案内されながら搬送ロー
ラ132、134、136、138によって搬送され
る。受像材料108の先端部が搬送ローラ138によっ
て挟持されると、受像材料108は熱現像転写部120
の直前で待機状態となる。
【0090】そして、前述のように感光材料16が搬送
ローラ34によって一対の無端ベルト122、124間
へ送り込まれるのに伴って、受像材料108の搬送が再
開されて、一対の無端ベルト122、124間へ受像材
料108が感光材料16と一体的に送り込まれる。
【0091】この結果、感光材料16と受像材料108
が重ねられ、感光材料16と受像材料108とが加熱板
126により加熱されつつ挟持搬送されて、熱現像転写
を行って画像を受像材料108に形成する。
【0092】さらに、一対の無端ベルト122、124
からこれらが排出されると、受像材料108よりも所定
長さ先行して搬送される感光材料16の先端部に剥離爪
128が係合し、感光材料16の先端部を受像材料10
8から剥離する。この感光材料16は、さらに感材排出
ローラ148によって搬送され、廃棄感光材料収容部1
50内に集積される。この際、感光材料16はすぐに乾
燥するので、感光材料16を乾燥させる為に、ヒータ類
をさらに設ける必要がなくなる。
【0093】一方、感光材料16と分離された受像材料
108は、受材排出ローラ162、164、166、1
68、170によって搬送され、トレイ172へ排出さ
れる。
【0094】そして、複数枚の画像記録処理を実施する
場合には、以上の工程が順次連続して行なわれる。
【0095】このように、一対の無端ベルト122、1
24に挟まれて熱現像転写処理されて所定の画像が形成
(記録)された受像材料108は、一対の無端ベルト1
22、124から排出された後に、複数の受材排出ロー
ラ162、164、166、168、170によって挟
持搬送されて装置外へ取り出される。
【0096】次に、本発明の第2の実施の形態に係る噴
射タンク312のノズル板322の拡大図を図10に示
し、以下に説明する。尚、第1の実施の形態で説明した
部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明
を省略する。
【0097】図10に示すように、本実施の形態に係る
噴射タンク312のノズル板322には、水を噴射する
複数のノズル孔324を一定の間隔で感光材料16の搬
送方向Aと交差する方向に沿って直線状に並べたノズル
列が千鳥掛状に2列配置されている。
【0098】このようにノズル孔324を配列すること
により、第1の実施の形態と同様な作用、効果を奏する
だけでなく、一回の噴射により2列分の塗布ができ、圧
電素子326の伸縮回数を減らして効率的に塗布するこ
とが可能となる。
【0099】尚、上記第1及び第2の実施の形態におい
て、ノズル列を1列或いは2列としたが、ノズル列は1
列或いは2列に限定されずに、3列以上の列数としても
良く、ノズル列数を増やすことによって、アクチュエー
タの駆動回数をさらに減らすことが可能となる。
【0100】さらに、上記第1及び第2の実施の形態に
おいては、ノズル列を搬送方向に対して直角に配置した
が、直角に限定する必要はなく、搬送方向に対して斜め
に配置しても良い。
【0101】また、上記実施の形態においては、画像記
録材料として感光材料16と受像材料108とを用い、
露光後の感光材料16に塗布装置310の噴射タンク3
12により水を塗布して、感光材料16と受像材料10
8とを重ね合わせて熱現像転写させる構成としたが、こ
れに限らず、受像材料108に水を噴射して塗布しても
良い。
【0102】さらに、これらの材料に限らず他のシート
状あるいはロール状の画像記録材料であっても適用可能
であり、画像形成用溶媒を水以外の材料としても良い。
また、現像機における印画紙への現像液の塗布、印刷機
の浸し水の塗布、塗工機等へ応用することとしても良
い。
【0103】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る液体噴射
装置は、画像記録材料に均一に画像形成用溶媒を塗布し
得るという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像記録装置
の概略全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る塗布装置の概
略全体構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る噴射タンクの
拡大斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る噴射タンク下
を感光材料が搬送される状態を示す底面図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る噴射タンクの
断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る噴射タンクか
ら水を噴射する状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る噴射タンク内
を気泡の動きを説明する噴射タンクの断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る熱現像転写部
の拡大図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る噴射タンク
のノズル孔の配列を表す要部拡大図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 16 感光材料(画像記録材料) 62 水塗布部 310 塗布装置 312 噴射タンク 312B 支持部 320 てこ板 322 ノズル板 322A 溝部 324 ノズル孔 326 圧電素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03D 5/04 (56)参考文献 特開 平2−91469(JP,A) 特開 平6−198876(JP,A) 特開 平6−328688(JP,A) 特開 平6−316070(JP,A) 特開 平6−297699(JP,A) 特開 平6−226975(JP,A) 特開 平6−188472(JP,A) 特開 平4−1052(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 3/00 - 17/00 B05B 17/04 B06B 1/06 B41J 2/045 B41J 2/055

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録材料の搬送経路に対向して配置
    され且つ、画像形成用溶媒を貯留した噴射タンクと、 画像記録材料の搬送経路と対向する前記噴射タンクの壁
    面の一部として前記噴射タンクに設置され且つ、画像形
    成用溶媒を噴射する複数のノズル孔を線状に配列したノ
    ズル板と、 前記複数のノズル孔が線状に並んだ方向と直交する方向
    の前記ノズル板の端部側と連結された変位伝達部材と、 前記複数のノズル孔が線状に並んだ方向に沿って延びつ
    つ前記変位伝達部材を揺動可能に支持する支持部と、 前記複数のノズル孔に対して前記支持部を挟んだ前記変
    位伝達部材の位置に接して配置され且つ、前記変位伝達
    部材を前記支持部廻りに揺動させることで前記変位伝達
    部材に連結された前記ノズル板により前記噴射タンク内
    の画像形成用溶媒を加圧して画像形成用溶媒を前記複数
    のノズル孔より噴出させるアクチュエータと、を有する
    ことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 【請求項2】 画像記録材料の搬送経路に対向して配置
    され且つ、画像形成用溶媒を貯留した噴射タンクと、 画像記録材料の搬送経路と対向する前記噴射タンクの壁
    面の一部として前記噴射タンクに設置され且つ、画像形
    成用溶媒を噴射する複数のノズル孔を線状に配列すると
    共に、前記複数のノズル孔が線状に並んだ方向に沿って
    延びる溝部を屈曲して形成した薄板状のノズル板と、 搬送経路上の画像記録材料に向かう方向に沿って前記ノ
    ズル板を往復動させるアクチュエータと、 を有したことを特徴とする液体噴射装置。
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