JP3516070B2 - ピッキングの検品方法 - Google Patents

ピッキングの検品方法

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JP3516070B2
JP3516070B2 JP5544897A JP5544897A JP3516070B2 JP 3516070 B2 JP3516070 B2 JP 3516070B2 JP 5544897 A JP5544897 A JP 5544897A JP 5544897 A JP5544897 A JP 5544897A JP 3516070 B2 JP3516070 B2 JP 3516070B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の品種毎に区
画した複数のピッキング間口のうちの必要間口から予定
数量の物品を取出す、ピッキングの検品方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のピッキング間口のうちの必
要間口から予定数量の物品を取出してコンテナに集荷す
るピッキング装置での検品は、(a) ピッキングの完了後
の検品ラインで、コンテナに集荷した物品の品種と数量
をそれらの予定データと照合する(従来技術1)、或い
は(b) 複数のコンテナにピッキングした後、ピッキング
間口の残数を予定残数と比較して検品に代える(従来技
術2)ことにてなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
1では、コンテナに集荷した物品の品種と数量を、検品
ラインで予定データと照合するものであり、ピッキング
と同じ手間と時間がかかる。また、検品作業がピッキン
グ間口から離隔した検品ラインで行なわれるので、ピッ
キングミスを発見したコンテナの集荷物品を正しく修正
するのに時間がかかる。
【0004】また、従来技術2では、ピッキングミスを
発見しても、どのコンテナの集荷物品にピッキングミス
があるのか探すのに手間がかかる。
【0005】本発明の課題は、物品のピッキングと同時
に、人手と時間をかけずに検品することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数のピッキングゾーンを有し、各ピッキングゾー
ンに物品の品種毎に区画した複数のピッキング間口を備
え、それらのピッキング間口のうちの必要間口から予定
数量の物品を取出すピッキングの検品方法において、注
文単位で必要なピッキング間口を表示する工程と、各ピ
ッキング間口での物品取出し完了を入力する工程と、取
出した実績数量を入力する工程と、1つのピッキングゾ
ーンでの注文単位で、必要とされたピッキング間口のす
べての物品取出し完了入力が行なわれたとき、必要とさ
れたすべてのピッキング間口について、取出した実績数
量の入力合計値がそれらの予定数量合計値に一致したこ
とを条件に、必要とされたピッキングが正確に完了した
ものと判断する工程とを有し、前記ピッキング間口に開
閉扉を備え、各ピッキング間口では、ピッキングの必要
時に開閉扉を自動的に開き、開閉扉の閉じ動作により物
品取出し完了を入力することとするようにしたものであ
る。
【0007】請求項2に記載の本発明は、物品の品種毎
に区画した複数のピッキング間口のうちの必要間口から
予定数量の物品を取出すピッキングの検品方法におい
て、注文単位で必要なピッキング間口を表示する工程
と、各ピッキング間口での物品取出し完了を入力する工
程と、取出した実績数量を入力する工程と、各ピッキン
グ間口単位で、物品取出し完了入力が行なわれたとき、
取出した実績数量の入力合計値が予定数量に一致したこ
とを条件に、必要とされたピッキングが正確に完了した
ものと判断する工程とを有し、前記ピッキング間口に開
閉扉を備え、各ピッキング間口では、ピッキングの必要
時に開閉扉を自動的に開き、開閉扉の閉じ動作により物
品取出し完了を入力することとするようにしたものであ
る。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記取出した実績数量の入力
合計値が予定数量に不一致であれば、取出した物品の品
種と数量を入力し、この入力結果を当該品種の予定数量
と照合して不足又は過剰の物品を発見表示し、当該物品
の不足又は過剰を修正するようにしたものである。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記取出した実績数量の入力
合計値が予定数量に不一致であれば、この入力結果を当
該品種の予定数量と照合して不足又は過剰の物品を発見
表示し、当該物品の不足又は過剰を修正するようにした
ものである。
【0010】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4
のいずれかに記載の本発明において更に、前記ピッキン
グ間口から取出される物品の予定数量が当該ピッキング
間口毎に表示されるようにしたものである。
【0011】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5
のいずれかに記載の本発明において更に、前記ピッキン
グ間口から取出される物品の予定数量が複数の取出し単
位に分割され、各取出し単位毎に予定数量の表示と取出
しを行なうようにしたものである。
【0012】
【0013】請求項に記載の本発明は、請求項1〜
のいずれかに記載の本発明において更に、前記取出した
実績数量の入力を手入力するようにしたものである。
【0014】請求項に記載の本発明は、請求項1〜
のいずれかに記載の本発明において更に、前記取出した
実績数量の入力を物品検出器の検出信号により自動入力
するようにしたものである。
【0015】請求項に記載の本発明は、請求項1〜
のいずれかに記載の本発明において更に、前記取出した
実績数量の入力を物品重量計の検出信号により自動入力
するようにしたものである。
【0016】請求項1に記載の本発明によれば下記
(1)、(2)の作用がある。(1) 注文単位で、ピッキング完了時に、取出した実績数
量の入力合計値をそれらの予定数量合計値と照合するこ
とにより検品を行なうものである。従って、ピッキング
間口から離隔した検品ラインは不要で、ピッキングと同
時に検品を行なえるので、人手も時間もかからない。(2)ピッキング間口に開閉扉を設け、ピッキングの必要
間口の開閉扉だけを開けることにより、隣りの間口から
のピッキングミスを確実に防止できる。また、開閉扉の
閉じ動作により自動的に物品取出し完了を入力できる。
【0017】請求項2に記載の本発明によれば下記
(3)、(4)の作用がある。(3) ピッキング間口単位で、ピッキング完了時に、取出
した実績数量の入力合計値をそれらの予定数量合計値と
照合することにより検品を行なうものである。従って、
ピッキング間口から離隔した検品ラインは不要で、ピッ
キングと同時に検品を行なえるので、人手も時間もかか
らない。(4)ピッキング間口に開閉扉を設け、ピッキングの必要
間口の開閉扉だけを開けることにより、隣りの間口から
のピッキングミスを確実に防止できる。また、開閉扉の
閉じ動作により自動的に物品取出し完了を入力できる。
【0018】請求項3、4に記載の本発明によれば下記
(5)の作用がある。(5) ピッキング完了時に検品し、ピッキングミスを生じ
た品種の不足又は過剰物品を発見表示し、直ちにこのピ
ッキングミスを修正できる。
【0019】請求項5に記載の本発明によれば下記(6)
の作用がある。(6) ピッキング間口毎に物品の取出し予定数量を表示す
ることにより、各ピッキング間口の物品の取出し予定数
量を1か所にまとめて表示するものに比して、各ピッキ
ング間口からのピッキングミス(品種と数量のミス)を
低減できる。
【0020】請求項6に記載の本発明によれば下記(7)
の作用がある。(7) ピッキング間口からの物品の取出し予定数量を、取
出し易い数量からなる取出し単位に分割して表示してや
ることで、ピッキングミスを予防できる。即ち、取出し
予定数量が多いとき、ピッキング間口に保管されている
段ボールケース内の中箱単位や 1回に手で持てる程度の
単位と、その端数に分割することにより、ピッキング実
績数量の勘定ミスを予防できる。
【0021】
【0022】請求項に記載の本発明によれば下記(8)
の作用がある。(8) ピッキング間口から取出した物品数量はバーコード
リーダやテンキー入力ユニットを用いた手入力で入力で
きる。
【0023】請求項に記載の本発明によれば下記(9)
の作用がある。(9) ピッキング間口から取出した物品を物品検出器で検
出することにより、物品数量の入力合計値を自動的にカ
ウントできる。
【0024】請求項に記載の本発明によれば下記(10)
の作用がある。(10)ピッキング間口から取出した物品の重量を重量計で
検出することにより、物品数量の入力合計値を自動的に
カウントできる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1はピッキング装置を示す模式
図、図2は図1の要部平面図、図3は図1の側面図、図
4は検品手順を示す流れ図、図5はピッキングデータを
示す図表、図6はピッキング数量の自動入力方法を示す
模式図である。
【0026】ピッキング装置10は、図1〜図3に示す
如く、流動棚11(保管設備)の前面にローラーコンベ
ヤ12を設置して構成されている。そして、流動棚11
はローラーコンベヤ12の搬送方向に沿って複数のピッ
キングゾーン(物品収納区間)に分割され、ローラーコ
ンベヤ12は単一注文先分もしくは複数注文先分のコン
テナ群をまとめて流動棚11の各ゾーンに順次搬送して
停止する。各ゾーンでは、作業者が流動棚11のピッキ
ング必要間口20から取り出した予定数量の物品14を
コンテナ群の各コンテナ15に収納する。このようにし
て、コンテナ群の各コンテナ15が全てのゾーンを通過
することにより、所定のピッキングが終了するものとな
る。尚、ピッキング装置10は、ローラーコンベヤ12
に沿ってスライドできる仮置き台13を備えている。
【0027】以下、流動棚11、ローラーコンベヤ1
2、仮置き台13の構成について説明する。 (A) 流動棚11(図1〜図3) 流動棚11は、ピッキングされる物品(商品)を品種毎
に保管する傾斜コンベヤ21を複数連、複数段にて配設
しており、各傾斜コンベヤ21のそれぞれが形成する各
ピッキング間口20のそれぞれに、同一品種の物品14
を収納してある段ボールケース16を一時保管してい
る。そして、本実施例では、5連分の物品保管間口を1
つのゾーンとして定めている。従って、本実施例で、傾
斜コンベヤ21を各連で上中下3段配置するものとすれ
ば、1つのゾーン毎に、5連3段分の全15品種のための
ピッキング間口20を備えることになる。
【0028】各ピッキング間口20の傾斜コンベヤ21
の先端前面には開閉扉101が設けられている。各ピッ
キング間口20では、ピッキングの必要時に、ピッキン
グCPU(ピッキング制御装置)により開閉扉101を
自動的に開き、開閉扉101の閉じ動作により自動的に
物品取出し完了を入力することとしている。また、各間
口20の傾斜コンベヤ21の先端フレームには、当該間
口20からの物品の取出し予定数量を表示するピッキン
グ数量表示器22を備えている。開閉扉101が開いた
とき、ピッキング数量表示器22の表示は透明の扉10
1の下に透けて見える。尚、開閉扉101の閉じ動作に
よる上述の物品取出し完了入力に代わる、取出し完了ボ
タン23をピッキング数量表示器22に並置しても良
い。
【0029】また、ローラーコンベヤ12における各コ
ンテナ15の停止位置には、当該停止位置に停止したコ
ンテナ15が物品投入すべきであることを表示する投入
コンテナ表示器24と、投入完了したことをピッキング
CPUに伝える投入完了ボタン25とが設置されてい
る。
【0030】(B) ローラーコンベヤ12(図1〜図3) ローラーコンベヤ12は、流動棚11の前面に沿って配
置され、コンテナ群の各コンテナ15を密着させなが
ら、滑らかに発進、停止させて、順次、下流のゾーンへ
と搬送する。
【0031】ローラーコンベヤ12は、各ゾーン毎に独
立に駆動停止できる。そして、当該ゾーンの投入完了ボ
タン25がオンされ、かつ下流ゾーンのコンベヤ群が発
進済であることを条件に、当該ゾーンのコンテナ群を発
進させるものとする。
【0032】具体的には、ローラーコンベヤ12は、複
数のゾーンに渡ってローラー駆動力を伝える駆動力伝達
部材と、ゾーン毎に上記駆動力伝達部材をローラーに摩
擦接触させる駆動切断装置と、ゾーン毎にブレーキ部材
をローラーに摩擦接触させるブレーキ装置とを備えて構
成できる。
【0033】即ち、ローラーコンベヤ12にあっては、
停止すべきコンテナ群が当該ゾーンに到着したことを、
ローラーコンベヤ12に設けてある在荷検出用フォトス
イッチ28が検出すると、コンベヤ制御装置からの指令
により、駆動切断装置によって当該ゾーンの全ローラー
から駆動力伝達部材を離隔させ、同時に、ブレーキ装置
によって当該ゾーンの全ローラーにブレーキ部材を押し
付けて全ローラーを制動し、コンテナ群を停止せしめ
る。そして、上述の如く、当該ゾーンの投入完了ボタン
25がオンされ、かつ下流ゾーンのコンベヤ群が発進済
であることを条件に、コンベヤ制御装置からの指令によ
り、ブレーキ装置によって当該ゾーンの前端部以外でロ
ーラーに加えていた制動を解除することにて当該コンテ
ナ群の先頭コンテナを制動するととともに、駆動切断装
置によって同前端部以外のローラーに駆動伝達部材を押
し付けて同前端部以外のローラーを駆動して他のコンテ
ナに駆動力を付与し、先頭コンテナに後続コンテナを密
着させる。その後、一定時間(例えば 2秒程度)経過
後、ブレーキ装置によって当該ゾーンの前端部のローラ
ーに加えていた制動も解除するととももに、駆動切断装
置によって同前端部のローラーにも駆動力伝達部材を押
し付けることにて、同前端部のローラーも駆動し、コン
テナ群を発進させ、下流のゾーンへと搬出する。
【0034】(C) 仮置き台13(図1〜図3) 仮置き台13は、流動棚11の各ゾーン毎に設けられ、
流動棚11から取り出した物品14を仮置きするもので
あり、ローラーコンベヤ12の搬送方向に沿って移動可
能にガイドされる。また、仮置き台13は、ローラーコ
ンベヤ12に近付く側と、流動棚11に近付く側との間
で移動可能とされる。
【0035】即ち、ローラーコンベヤ12を構成してい
る支持フレーム31の前面部にはガイドレール32が設
けられ、このガイドレール32に仮置き台13のガイド
ローラ33を転動可能に係合せしめている。
【0036】尚、ピッキング装置10にあっては、検品
用のテンキー入力ユニット41とバーコードリーダ42
とを備えている。テンキー入力ユニット41は仮置き台
13に設けられ、バーコードリーダ42はコンベヤ12
の側傍に配置されている。
【0037】以下、ピッキング装置10を用いた流動棚
11からコンテナ15へのピッキングとその検品の作業
内容について説明する(図4)。
【0038】(A) ピッキング (1) ピッキングデータの作成(図5) 注文先(店No.1、2…)毎に図5に示す如くの品
種、取出し予定数量(注文個数)をピッキングする場合
について説明する。
【0039】ピッキングCPUは、1店の注文内容の合
計容積から必要コンテナ数を決定する。また、流動棚1
1のゾーン毎の取出し予定数量合計値を計算する。店N
o.1の注文内容のうち、a〜c品は第1ゾーンに保管
されているので第1ゾーンの予定数量合計値は11個、第
2ゾーンはd品だけで予定数量合計値は 5個…という結
果になる。すべての注文先(店No.1、2…)につい
てこれらの計算を行ない、図5に示す如くのピッキング
データを作成する。
【0040】(2) ピッキング作業 上記(1) で注文先毎に決定した必要コンテナ数に従っ
て、各注文先のコンテナ15を順次ピッキング装置10
の各ゾーンに送る。
【0041】各ゾーンでは、次のコンテナが到着するに
先立ち、当該コンテナ(注文先)のためのピッキングデ
ータがピッキング必要間口20に表示される。即ち、店
No.1のコンテナのためのピッキングデータ(図5)
として、例えば第1ゾーンでは2連2段に3個、2連3
段に6個、3連1段に2個の取出し予定数量が当該間口
20のピッキング数量表示器22に表示される。
【0042】このとき、ピッキング必要間口20の開閉
扉101が自動的に開き、他の間口からのピッキングミ
スを防止している。また、開閉扉101を閉じること
で、当該間口20からの物品取出し完了を自動的に入力
せしめることとしている。
【0043】作業者は、各ゾーンで、上記表示に従って
予定数量の物品を取出し、仮置き台13に仮置きし、当
該注文先のコンテナ15が到着したときに投入する。こ
のとき、コンテナ15は複数の注文先分を団体としてま
とめて各ゾーンに搬送可能とされているので、該当注文
先のコンテナ15を表示する投入コンテナ表示器24を
設けてあり、仮置き台13に仮置きしてあった物品を投
入コンテナ表示器24が表示するコンテナ15に投入す
る。
【0044】(B) 検品 (1) 実績数量の入力 作業者は、各ゾーンで流動棚11の各ピッキング間口2
0から取出して各注文先のコンテナ15に投入される物
品の数量(実績数量)を、仮置き台13に設けてあるテ
ンキー入力ユニット41に入力する。実績数量の入力
は、ピッキング間口20から物品を取出す毎(1間口分
の入力を複数回に分けても可)に行なっても良く、各ピ
ッキング間口20毎における物品の取出し完了時に行な
っても良く、或いは当該ゾーンで必要としたすべての物
品の取出し後にそれらの合計数量を一時に入力しても良
い。
【0045】(2) ピッキング数量確認 各ゾーンで投入コンテナ表示器24が表示したある注文
先のコンテナ15への物品の投入が終わり、投入完了ボ
タン25が押されると、ピッキングCPUは、当該注文
先について当該ゾーンでテンキー入力ユニット41に入
力されたすべての取出し物品数量の合計値を計算し、予
め計算してある当該ゾーンでの取出し予定数量合計値
(第1ゾーンでは11個)と比較し、同じなら必要とされ
たピッキングが正確に完了したものと判断する。そし
て、ピッキングCPUは、当該コンテナ15を次ゾーン
へ発進させ、次の注文先のためのピッキング表示に切り
替える。尚、当該コンテナ15を含むコンテナ団体に次
の注文先のコンテナ15がある場合には、当該コンテナ
15を発進させず、次の注文先のためのピッキング表示
に切り替える。
【0046】(3) ピッキング数量修正 上記(2) のピッキング数量確認の結果、取出し実績数量
合計値が予定数量合計値に不一致であれば、ピッキング
CPUはピッキング個数が違っていたと判断し、当該コ
ンテナ15を発進させずに、当該コンテナ15の投入コ
ンテナ表示器24を点灯表示してピッキングミスの確認
を促す。
【0047】これと同時に、当該ゾーンでピッキングの
必要のあったピッキング間口20の開閉扉101を再び
開き、且つ当該間口20のピッキング数量表示器22に
予定取出し数量を再び表示する。そして、作業者にコン
テナ15内の既取出し内容を確認させ、テンキー入力ユ
ニット41とバーコードリーダ42(又は目視)を用い
て既取出し物品の品種(バーコードリーダ42又は目
視)と数量(テンキー入力ユニット41)を入力させ、
この入力結果を当該品種の予定数量と照合し、過不足の
物品を発見表示する。尚、この既取出し物品の品種と数
量の入力には、バーコードリーダのみを用いるものであ
っても良い。そのゾーンでピッキングした全ての物品の
バーコードを読み込ませることで、品種と数量が入力で
きる(通常、各品種は 3本、 6本、 9本等の複数本なの
で、テンキー入力を併用して数量を入力するのが普通で
ある)。各ピッキング間口20の開閉扉101の閉によ
り確認完了とする。各ピッキング間口20での確認によ
り、過不足物品があれば、ピッキング間口20から取出
して(或いは戻して)修正し、修正後の取出し実績数量
を入力する。すべてのピッキング間口20についてその
確認を終え、投入完了ボタン25を再度押すと、ピッキ
ングCPUは、各品種の取出し実績数量合計値と予定数
量合計値を再度比較する。
【0048】この再度比較の結果が再び不一致であれ
ば、ピッキングCPUは、ログ(時刻、注文先店N
o.、ゾーンNo.、取出し実績数量、予定数量)を記
憶する。このログは、ピッキング品質向上の指標とな
り、誤出荷の原因追及に用いることができる。
【0049】従って、本実施形態によれば以下の如くの
作用がある。 注文単位で、ピッキング完了時に、取出した実績数量
の入力合計値をそれらの予定数量合計値と照合すること
により検品を行なうものである。従って、ピッキング間
口20から離隔した検品ラインは不要で、ピッキングと
同時に検品を行なえるので、人手も時間もかからない。
【0050】ピッキング完了時に検品し、ピッキング
ミスを生じた品種の不足又は過剰物品を発見表示し、直
ちにこのピッキングミスを修正できる。
【0051】ピッキング間口20毎に物品の取出し予
定数量を表示することにより、各ピッキング間口20の
物品の取出し予定数量を1か所にまとめて表示するもの
に比して、各ピッキング間口20からのピッキングミス
(品種と数量のミス)を低減できる。
【0052】ピッキング間口20に開閉扉101を設
け、ピッキングの必要間口の開閉扉101だけを開ける
ことにより、隣りの間口からのピッキングミスを確実に
防止できる。また、開閉扉101の閉じ動作により自動
的に物品取出し完了を入力できる。
【0053】ピッキング間口20から取出した物品数
量はバーコードリーダ42やテンキー入力ユニット41
を用いた手入力で入力できる。
【0054】ピッキング装置10では、以下の如くの変
形を採用できる。 (1) コンテナ単位でのピッキング 上記実施形態では、コンテナを注文先単位でまとめて搬
送し、各ゾーンでは同一注文先の注文をまとめて取出
し、投入する際にはその注文先のすべてのコンテナに投
入表示するようにしたが、コンテナ単位でピッキングし
て、コンテナ単位で投入しても良い。
【0055】(2) ピッキング単位の分割 ピッキング間口20からの物品の取出し予定数量を、取
出し易い数量からなる取出し単位に分割して表示しても
良い。これによれば、ピッキングミスを予防できる。即
ち、取出し予定数量が多いとき、ピッキング間口20に
保管されている段ボールケース内の中箱単位や 1回に手
で持てる程度の単位と、その端数に分割することによ
り、ピッキング実績数量の勘定ミスを予防できる。例え
ば、e品は段ボールケース内で 6個単位の中箱に入って
おり、 6個までなら勘定も間違いにくいとすると、この
個数(ピッキング最大個数)を予め登録しておけば、図
5のピッキングデータで店No.2のe品注文個数12個
の場合には、ピッキング数量表示器22に最初 6個と表
示され、その取出し完了(扉101閉)の後に残りの6
個が表示される。このようにピッキング数量の表示を 2
回に分けて行なえば、ピッキングミスを予防するのに役
立つ。
【0056】(3) ピッキング数量の確認時点 上記実施形態では、ピッキング数量確認のための実績数
量と予定数量の比較はコンテナ投入完了時点としている
が、仮置き台13に仮置き完了ボタンを設けておき、仮
置き台13への仮置き完了時に実績数量と予定数量の比
較を行なうものとしても良い。これによれば、コンテナ
が当該ゾーンに到着する前にピッキングミスを修正し、
検品生産性を向上できる。
【0057】(4) 実績数量の自動入力(その1) ピッキング間口20から取出した物品を物品検出器で検
出することにより、取出し物品実績数量の入力合計値を
自動的にカウントできる。例えば、図6に示す如く、コ
ンベヤ12に沿う物品投入コンベヤ(もしくはシュー
ト)51を設け、このコンベヤ51の出側に仮置き台1
3を設けるとともに、コンベヤ51の仮置き台13側に
光電管やバーコードリーダからなる物品検出器52を設
けておき、物品を 1個づつコンベヤ51に入れる。物品
は、物品検出器52を通過する際にカウントされて仮置
き台13に仮置きされ、物品検出器52の積算により取
出した実績数量の合計値が計算される。
【0058】(5) 実績数量の自動入力(その2) ピッキング間口20から取出した物品の重量を重量計で
検出することにより、取出し実績物品数量の入力合計値
を自動的にカウントできる。例えば、各ピッキング間口
20から取出された物品は一旦仮置き台13に置かれる
が、この仮置き台13に電子秤等の重量計を設けておけ
ば、重量チェックできる。作業者は取出した物品を仮置
き台13にすべて置き、仮置き完了ボタンを押す。この
ときにピッキングCPUが予定ピッキング重量(予定数
量)と、測定重量(実績数量)を比較して違っていれ
ば、物品個数で比較した場合と同様にピッキングミスを
チェックし、修正処理できる。この場合、仮置き台13
への仮置きの段階でピッキングミスを発見、修正でき、
コンテナが到着してから数量比較するより検品効率が良
い。
【0059】(6) ピッキング数量修正 ピッキング数量確認の結果、ピッキング個数(実績数
量)が違っていると判断したとき、既取出し物品の品種
と数量をテンキー入力ユニット41とバーコードリーダ
42でピッキングCPUに入力し、予定数量と異なる品
種のピッキング間口20においてのみ、開閉扉101を
再び開き、且つピッキング数量表示器22に予定取出し
数量を再び表示する等により、ピッキングミスの修正を
促すようにしても良い。
【0060】(7) ピッキング間口単位での検品 検品を注文先単位で行なうものとせず、各ピッキング間
口単位で行なうものとしても良い。即ち、各ピッキング
間口単位で、物品取出し完了入力が行なわれたとき、取
出した実績数量の入力合計値とその予定数量との一致不
一致を判定するものとしても良い。
【0061】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、物品のピ
ッキングと同時に、人手と時間をかけずに検品すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はピッキング装置を示す模式図である。
【図2】図2は図1の要部平面図である。
【図3】図3は図1の側面図である。
【図4】図4は検品手順を示す流れ図である。
【図5】図5はピッキングデータを示す図表である。
【図6】図6はピッキング数量の自動入力方法を示す模
式図である。
【符号の説明】 10 ピッキング装置 20 ピッキング間口 22 ピッキング数量表示器 23 取出し完了ボタン 24 投入コンテナ表示器 25 投入完了ボタン 41 テンキー入力ユニット 42 バーコードリーダ 52 物品検出器 101 開閉扉
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/137

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のピッキングゾーンを有し、各ピッ
    キングゾーンに物品の品種毎に区画した複数のピッキン
    グ間口を備え、それらのピッキング間口のうちの必要間
    口から予定数量の物品を取出すピッキングの検品方法に
    おいて、 注文単位で必要なピッキング間口を表示する工程と、 各ピッキング間口での物品取出し完了を入力する工程
    と、 取出した実績数量を入力する工程と、 1つのピッキングゾーンでの注文単位で、必要とされた
    ピッキング間口のすべての物品取出し完了入力が行なわ
    れたとき、必要とされたすべてのピッキング間口につい
    て、取出した実績数量の入力合計値がそれらの予定数量
    合計値に一致したことを条件に、必要とされたピッキン
    グが正確に完了したものと判断する工程とを有し 前記ピッキング間口に開閉扉を備え、各ピッキング間口
    では、ピッキングの必要時に開閉扉を自動的に開き、開
    閉扉の閉じ動作により物品取出し完了を入力することと
    する ことを特徴とするピッキングの検品方法。
  2. 【請求項2】 物品の品種毎に区画した複数のピッキン
    グ間口のうちの必要間口から予定数量の物品を取出すピ
    ッキングの検品方法において、 注文単位で必要なピッキング間口を表示する工程と、 各ピッキング間口での物品取出し完了を入力する工程
    と、 取出した実績数量を入力する工程と、 各ピッキング間口単位で、物品取出し完了入力が行なわ
    れたとき、取出した実績数量の入力合計値が予定数量に
    一致したことを条件に、必要とされたピッキングが正確
    に完了したものと判断する工程とを有し 前記ピッキング間口に開閉扉を備え、各ピッキング間口
    では、ピッキングの必要時に開閉扉を自動的に開き、開
    閉扉の閉じ動作により物品取出し完了を入力することと
    する ことを特徴とするピッキングの検品方法。
  3. 【請求項3】 前記取出した実績数量の入力合計値が予
    定数量に不一致であれば、取出した物品の品種と数量を
    入力し、この入力結果を当該品種の予定数量と照合して
    不足又は過剰の物品を発見表示し、当該物品の不足又は
    過剰を修正する請求項1記載のピッキングの検品方法。
  4. 【請求項4】 前記取出した実績数量の入力合計値が予
    定数量に不一致であれば、この入力結果を当該品種の予
    定数量と照合して不足又は過剰の物品を発見表示し、当
    該物品の不足又は過剰を修正する請求項2記載のピッキ
    ングの検品方法。
  5. 【請求項5】 前記ピッキング間口から取出される物品
    の予定数量が当該ピッキング間口毎に表示される請求項
    1〜4のいずれかに記載のピッキングの検品方法。
  6. 【請求項6】 前記ピッキング間口から取出される物品
    の予定数量が複数の取出し単位に分割され、各取出し単
    位毎に予定数量の表示と取出しを行なう請求項1〜5の
    いずれかに記載のピッキングの検品方法。
  7. 【請求項7】 前記取出した実績数量の入力を手入力す
    る請求項1〜のいずれかに記載のピッキングの検品方
    法。
  8. 【請求項8】 前記取出した実績数量の入力を物品検出
    器の検出信号により自動入力する請求項1〜のいずれ
    かに記載のピッキングの検品方法。
  9. 【請求項9】 前記取出した実績数量の入力を物品重量
    計の検出信号により自動入力する請求項1〜のいずれ
    かに記載のピッキングの検品方法。
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