JP3514716B2 - ネジ類送給装置 - Google Patents

ネジ類送給装置

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JP3514716B2
JP3514716B2 JP2000252823A JP2000252823A JP3514716B2 JP 3514716 B2 JP3514716 B2 JP 3514716B2 JP 2000252823 A JP2000252823 A JP 2000252823A JP 2000252823 A JP2000252823 A JP 2000252823A JP 3514716 B2 JP3514716 B2 JP 3514716B2
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screw
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main hopper
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Ohtake Root Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ネジ,リベットや
鋲等のネジ類を多数収容して、この多数のネジ類を整列
させて一個ずつ排出して送給するネジ類送給装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のネジ類送給装置として
は、先に本願出願人が提案したものが知られている(例
えば、特許第2997865号公報掲載)。これは、図
7に示すように、機台1に設けられ軸部及び軸部より大
径の頭部を有したネジ類Sが多数収容されるホッパ2
と、ホッパ2の内部から外部に突出するとともにネジ類
Sの軸部が上側から挿入される溝4を有し該溝4の開口
縁4aでネジ類Sの頭部を支承しホッパ2の内部から外
部へ排出されるネジ類Sを案内するレール3と、レール
3の側方に上下動可能に支持され上動時にホッパ2内の
ネジ類Sをすくい上げてネジ類Sをレール3の開口縁4
a上に散布するスクイ板5とを備えて構成されている。
そして、レール3を、図示外の慣性力付与機構によっ
て、長手方向に前後動させ、ネジ類Sをレール3の排出
側端部3aまで排出させ、排出側端部3aに設けたスト
ッパ6でネジ類Sの移動を停止させ、ガイド部材7に案
内させられたビットBを、ネジ類Sの頭部に係合させて
ネジ類Sを1個ずつ順次取出すようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のネジ類送給装置にあっては、ホッパ2には、ネジ
類Sを内部から外部へ順次排出するための機構の一部が
設けられ、即ち、レール3と、レール3の側方に上下動
可能に支持されるスクイ板5とが設けられ、スクイ板5
はネジ類Sをレール3の開口縁4a上に散布する関係か
ら、ネジ類Sのストック量をそれほど多くすることがで
きない。即ち、スクイ板5の下限位置において、ネジ類
Sの上面がレール3の上面よりも上にあるとネジ類Sを
散布できないことになり、ストック量に限界がある。そ
のため、ネジ類Sの消費量が多い場合には、ホッパ2に
ネジ類Sを補給する頻度が多くなり、ネジ類Sの補給管
理が煩雑になるという問題があった。本発明は上記の問
題点に鑑みて為されたもので、ネジ類を順次排出するた
めの機構の機能を損なうことなく、ネジ類のストック量
を多くし、ネジ類の補給頻度を少なくできるようにして
ネジ類の補給管理を楽にできるようにしたネジ類送給装
置の提供を目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、ネジ類が上側の開口か
ら入れられて多数収容されるとともに該ネジ類を内部か
ら外部へ順次排出するための機構の一部が設けられるメ
インホッパを備えたネジ類送給装置において、上記メイ
ンホッパの上にネジ類を供給するサブホッパを設け、該
サブホッパからメインホッパにネジ類を移送する移送機
構を備えた構成としている。これにより、メインホッパ
のネジ類が所定量無くなってきたならば、サブホッパか
ら移送機構によって、ネジ類を移送し、メインホッパに
ネジ類を補充する。そのため、従来は、ネジの消費量が
多い場合には、メインホッパにネジ類を補給する頻度が
多くなり、ネジ類の補給管理が煩雑になっていたが、ネ
ジ類をメインホッパに補給できるので、サブホッパのネ
ジ類を管理しているだけで良くなり、ネジ類の補給頻度
を少なくでき、ネジ類の補給管理が極めて楽になる。ま
た、サブホッパには、メインホッパのようなネジ類を内
部から外部へ順次排出するための機構がないので、それ
だけ、多量のネジ類をストックしておくことができ、そ
のため、ネジ類の補給頻度を少なくでき、ネジ類の補給
管理を楽にすることができる。そしてまた、メインホッ
パにおいては、ネジ類を内部から外部へ順次排出するた
めの機構の一部が設けられており、ネジ類のストックに
限度があるが、サブホッパから、少しずつネジ類を補給
できるので、ネジ類を順次排出するための機構の機能を
損なうことなく、ネジ類を補給することができる。 【0005】そして、必要に応じ、上記メインホッパ内
のネジ類が所定量あるか否かを検知するネジ類センサ
と、該ネジ類センサが否を検知したとき上記移送機構を
一定期間作動させる制御部とを備えた構成としている。
ネジ類センサの検知によってネジ類をメインホッパに自
動的に補給することができるので、より一層ネジ類の補
給管理を容易にすることができる。また、必要に応じ、
上記移送機構を、上記サブホッパの下側排出口の下方に
設けられ該排出口から流出するネジ類を搬送して上記メ
インホッパに投入するベルトコンベアと、該ベルトコン
ベアを駆動する駆動モータとを備えて構成している。簡
易な機構で、移送を確実に行なうことができ、振動型の
移送機構等に比較して音も小さくコストダウンも図るこ
とができる。更に、必要に応じ、上記サブホッパの排出
口における上記ベルトコンベアの搬送方向側部に、該排
出口と上記ベルトコンベアとの間隔を調整する間隔調整
機構を設けた構成としている。ネジ類のネジ径に合った
間隔にすることができ、ネジ類の適正量を排出させるこ
とができる。 【0006】また、機台に設けられ軸部及び軸部より大
径の頭部を有したネジ類が多数収容されるメインホッパ
と、該メインホッパの内部から外部に突出するとともに
ネジ類の軸部が上側から挿入される溝を有し該溝の開口
縁でネジ類の頭部を支承しメインホッパの内部から外部
へ排出されるネジ類を案内するレールと、該レールの側
方に上下動可能に支持され上動時にメインホッパ内のネ
ジ類をすくい上げて該ネジ類をレールの開口縁上に散布
するスクイ板と、上記レールの排出側端部で排出される
ネジ類の移動を停止させるストッパと、該ストッパによ
り停止させられたネジ類の頭部に係合させられて該ネジ
類を取出すビットを案内するガイド部材とを備えたネジ
類送給装置において、上記メインホッパの上に該メイン
ホッパにネジ類を供給するサブホッパを設けるととも
に、該サブホッパからメインホッパにネジ類を移送する
移送機構を設け、該移送機構を、上記サブホッパの下側
排出口の下方に設けられ該排出口から流出するネジ類を
搬送して上記メインホッパに投入するベルトコンベア
と、該ベルトコンベアを駆動する駆動モータとを備えて
構成し、上記メインホッパ内のネジ類が所定量あるか否
かを検知するネジ類センサを設け、該ネジ類センサが否
を検知したとき上記移送機構の駆動モータを一定期間作
動させる制御部を備えた構成にしている。 【0007】この構成において、必要に応じ、上記スク
イ板が下限に至ったときを検知する下限センサを設け、
上記制御部を、上記下限センサの検知があったときのみ
上記ネジ類センサの機能を有効にするとともに、該ネジ
類センサの検知結果が予め定めた複数回数連続して否の
とき上記移送機構の駆動モータを一定期間作動させる機
能を備えて構成している。これにより、スクイ板の下限
位置でネジ類センサによる検知を行なっているので、上
限では、ネジが持ち上げられて落下しようとし不安定に
なり、また、スクイ板のみを検知してしまう虞もある
が、これに比較して、下限ではネジ類の上面の動きが周
囲の壁面に押えられてほとんどなく、そのため、ネジ類
が安定しているので、検知が確実になる。また、スクイ
板と連動させて検知するので、スクイ板が停止状態のと
きに、移送機構だけが作動してしまうことを防止するこ
とができ、移送機構をネジ排出のための機構と確実に連
動させることができる。更に、複数回数連続して否のと
き、移送機構の駆動モータを一定期間作動させるので、
確実にネジ類が所定量無いことを検知でき、それだけ、
検知精度が向上し、誤検知を防止することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態に係るネジ類送給装置について詳細に説
明する。図1乃至図4に示すネジ類送給装置は、軸部S
aとこの軸部Saよりも大径の頭部Sbを有したネジ,
ビス,スクリュー,リベットや鋲等のネジ類Sを収容し
て、一個ずつ整列させて送給する装置である。このネジ
類送給装置において、10はカバーを含む機台、11は
ネジ類Sが収容されるメインホッパである。メインホッ
パ11は、前後の立設壁12,12を有し、両側に立設
壁12に固定される側壁13,13を備えている。そし
て、この立設壁12,側壁13及び後述のスクイ板20
とでネジ類Sを収容するネジ類収容空間14を構成して
いる。 【0009】15はメインホッパ11に対して挿入及び
引出し可能なレールであり、挿入した状態ではメインホ
ッパ11の内部から外部に突出する。このレール15
は、図2に示すように、一対の長方形状の板をスぺーサ
(図示せず)を介して所定の間隔で対峙させ該板をスぺ
ーサにネジ(図示せず)で止めて形成され、この一対の
板によりネジ類Sの軸部Saが上側から挿入される溝1
6を形成している。溝16の開口縁16aは内側に折曲
形成され、この溝16の開口縁16aでネジ類Sの頭部
Sbを支承しメインホッパ11の内部から外部へ排出さ
れて送給されるネジ類Sを案内するものである。レール
15は、種々のネジ類Sのネジ径に対応できるよう溝1
6の幅が異なる種々のものが用意される。このレール1
5は、略水平かつ長手方向に前後動可能になるように機
台10に支持されているとともに、レール15の溝16
に挿入されたネジ類Sに排出方向の慣性力を与えるよう
図示外の慣性力付与機構によって前後動させられる。 【0010】20はメインホッパ11内のレール15に
ネジ類Sを供給するスクイ板であって、レール15の側
方に上下動可能に支持され上動時にメインホッパ11内
のネジ類Sをレール15より高い位置まですくい上げて
該ネジ類Sをレール15の開口縁16a上に散布するも
のである。スクイ板20はレール15の左右両側にレー
ル15側に向けて低く傾斜して夫々設けられている。2
1はレール15上方に揺動可能に設けられ、レール15
上に散布されたネジ類Sを払う刷毛である。22はレー
ル15の排出側端部で排出されるネジ類Sの移動を停止
させるストッパ、23はストッパ22により停止させら
れたネジ類Sの頭部Sbに係合させられて該ネジ類Sを
取出すビットBを案内するガイド部材である。 【0011】また、メインホッパ11の上には、メイン
ホッパ11にネジ類Sを供給するサブホッパ30が設け
られている。サブホッパ30は、容器状に形成されて機
台10のカバーに取付けられており、上側に拡開しネジ
が投入される投入口31を有した上側部32と、上側部
32に連続する胴部33と、胴部33に連続するととも
に下側に縮径しネジ類Sを排出する排出口34を有した
下側部35とを備えている。下側部35の前側(後述の
ベルトコンベア42の搬送方向側部)は、垂直に形成さ
れて胴部33に連続しているとともに、矩形状に切り欠
かれており、この切欠き部36も排出口34を構成す
る。このサブホッパ30の排出口34の下側には、サブ
ホッパ30からメインホッパ11にネジ類Sを移送する
移送機構40が設けられている。この移送機構40は、
機台10のカバーに取付部材41を介して取付けられて
おり、サブホッパ30の下側排出口34の下方に設けら
れ排出口34から流出するネジ類Sを搬送してメインホ
ッパ11に投入するベルトコンベア42と、ベルトコン
ベア42を駆動する駆動モータ43とを備えて構成され
ている。ベルトコンベア42は、取付部材41に軸支さ
れた駆動ローラ44及び従動ローラ45と、このローラ
44,45間にエンドレスで掛け渡されたベルト46を
備えて構成されている。一方の従動ローラ45のローラ
軸45aは、ベルト46のテンションを調整できるよう
にネジ47の調整により移動可能になっている。駆動モ
ータ43は取付部材41に取付けられており、減速ギヤ
機構48を介して駆動ローラ44を回転させる。更に、
サブホッパ30の排出口34におけるベルトコンベア4
2の搬送方向側部には排出口34と上記ベルトコンベア
42との間隔を調整する間隔調整機構50が設けられて
いる。間隔調整機構50は、図2に示すように、排出口
34を構成する切欠き部36に、切欠き部36の開度を
調整可能に塞ぐ調整板51で構成されている。調整板5
1には長孔52が形成され、この長孔52に挿通される
ネジ53を下側部35に止め、ネジ53に対する長孔5
2の位置を調整することにより切欠き部36の開度を調
整する。 【0012】また、ネジ類送給装置は、図2に示すよう
に、メインホッパ11内のネジ類Sが所定量あるか否か
を検知するネジ類センサ60がベルトコンベア42の下
側に取付部材61を介して取付けられている。更に、機
台10には、スクイ板20が下限に至ったときを検知す
るリミットスイッチ等で構成される下限センサ62が設
けられている。ネジ類センサ60は、赤外線式距離測光
センサで構成され、メインホッパ11のネジ類Sの上面
を検知して該ネジ類Sの上面が所定高さ以上か否かを検
知する。また、ネジ類センサ60は、下限センサ62の
検知があったときのみ機能させられる。更に、ネジ類送
給装置は、図5に示すように、ネジ類センサ60が否を
検知したとき移送機構40の駆動モータ43を一定期間
作動させる制御部70を備えている。詳しくは、制御部
70は、下限センサ62の検知があったときのみネジ類
センサ60の機能を有効にするネジ類センサ有効手段7
1と、ネジ類センサ60の検知結果が予め定めた複数回
数(実施の形態では10回)連続して否であるかをカウ
ントするカウンタ72と、カウンタ72のカウント値が
予め定めた複数回数(実施の形態では10回)になった
とき移送機構40の駆動モータ43を始動させる始動信
号を送出する始動信号送出手段73と、始動信号が送出
されてから一定時間を計時するタイマ74と、タイマ7
4が一定時間計時したとき移送機構40の駆動モータ4
3を停止させる停止信号を送出する停止信号送出手段7
5と、停止信号の送出に基づいてカウンタ72をリセッ
トするリセット手段76とを備えて構成されている。リ
セット手段76は、ネジ類センサ60の検知結果がネジ
類Sが所定量ありのときも機能する。制御部70の機能
は、マイクロコンピュータ等の機能によって実現され
る。更にまた、図2に示すように、サブホッパ30に
は、サブホッパ30内のネジ類Sが所定量以下になった
ことを検知するホッパ内センサ77が設けられており、
このホッパ内センサ77から検知信号があったとき、図
示外のブザーやランプ等で、ネジ類Sが少なくなったこ
とを認知できるようにしている。 【0013】次に、この実施の形態に係るネジ類送給装
置を使用する場合について説明する。先ず、使用するネ
ジ類Sのネジ径に合った溝を有したレール15を用意
し、このレール15をメインホッパ11に押し込んで装
着する。また、間隔調整機構50の調整板51の位置を
調整してサブホッパ30の排出口34の間隔を調整す
る。これにより、ネジ類Sのネジ径に合った間隔にな
り、ネジ類Sの適正量が排出されていくようになる。そ
して、予めメインホッパ11及びサブホッパ30にネジ
類Sを適宜量入れておく。この状態で装置を作動させる
と、スクイ板20が上下動するとともに、慣性力付与機
構によりレール15が前後動する。これにより、メイン
ホッパ11内のネジ類Sがスクイ板20によってレール
15より高い位置まですくい上げられ、レール15の開
口縁16a上に散布される。このネジ類Sの散布の過程
で、ネジ類Sの姿勢が下向きになってレール15の溝1
6に引っ掛かるようなものは、ネジ類Sの軸部Saが溝
16に挿入され、溝16の開口縁16aでネジ類Sの頭
部Sbが支承される。この場合、ネジ類Sはレール15
に散布されるので、ネジ類Sの姿勢が反転し易くなり、
そのためこの反転途上でレール15の溝16に捕らえら
れる機会が増すことから、ネジ類Sがレール15に挿入
される確率が高くなり、レール15に確実にネジ類Sが
供給される。また、直接レール15に供給するので、そ
れだけ、確実にネジ類Sが供給される。更に、スクイ板
20を左右に設けたので、ネジ類Sが交互に左右に行き
来することになり、そのため、ネジ類Sがレール15に
出会う機会が多くなり、この点でも、ネジ類Sがレール
15に挿入される確率が高くなる。また、ネジ類Sが良
く混ざりメインホッパ11内での偏りがなくなる。更
に、スクイ板20が下位置に至る頃から、刷毛21がレ
ール15上方で揺動する。このため、レール15上に散
布されたネジ類Sが刷毛21により払われ、レール15
の溝16に挿入されずにレール15上に載っているよう
な不要なネジ類Sがレール15から落とされることにな
り、そのため、確実にネジ類Sが整列させられる。 【0014】そして、レール15の溝16上のネジ類S
は、レール15が前後動していることから、前側に少し
ずつ移動しメインホッパ11から徐々に排出されてい
く。このようにして、レール15により排出されてきた
ネジ類Sが、レール15の排出側端部に至ると、ストッ
パ22によりその移動が停止させられる。この状態にお
いて、ビットBをガイド部材23にガイドさせて、スト
ッパ22により停止させられたネジ類Sを上から押圧し
て頭部Sbに係合させ、このネジ類Sを取出して使用に
供する。ビットBの先端はガイド部材23により案内さ
れるので、確実にレール15の排出側端部に停止したネ
ジ類Sの頭部Sbに係合させられる。 【0015】このようにネジ類Sが取出される間は、図
6に示すフローチャートを用いて説明すると、常時、下
限センサ62が、スクイ板20が下限に至ったときを検
知しており(1−1)、この下限センサ62の検知があ
ったときのみ(1−1Y)、ネジ類センサ有効手段71
がネジ類センサ60の機能を有効にする(1−2)。そ
して、ネジ類センサ60がメインホッパ11内のネジ類
Sの上面が所定高さ位置以上にあるか否かを検知する
(1−3)。ネジ類Sの上面が所定高さ位置以上にある
ことを検知したときは(1−3Y)、カウンタ72をリ
セットして(1−4)、再び、同様の検知をする(1−
1,1−2,1−3)。一方、ネジ類センサ60がネジ
類Sの上面が所定高さ位置以上に「否」を検知したとき
は(1−3N)、カウンタ72でカウントし(1−
5)、カウント値が所定回数(10回)になるまで同様
の検知を行なう(1−6N,1−1,1−2,1−3,
1−5)。所定回数になる前に、ネジ類センサ60が一
度でもネジ類Sの上面が所定高さ位置以上にあることを
検知したときは(1−3Y)、カウンタ72をリセット
して(1−4)、再び、同様の検知をする(1−1,1
−2,1−3)。そのため、10回連続していないこと
を確認するので、確実にネジ類Sが所定量無いことを検
知でき、それだけ、検知精度が向上し、誤検知が防止さ
れる。 【0016】また、カウント値が所定回数(10回)に
なると(1−6Y)、ネジ類Sが所定量無いので、始動
信号送出手段73から始動信号が送出され(1−7)、
移送機構40の駆動モータ43が駆動させられ、ベルト
コンベア42が作動する。そして、タイマ74の設定時
間になると(1−8Y)、停止信号送出手段75から停
止信号が送出され(1−9)、移送機構40の駆動モー
タ43が停止させられ、ベルトコンベア42が停止す
る。そして、カウンタ72をリセットして(1−4)、
上記と同様の検知を行なう。これにより、メインホッパ
11のネジ類Sが所定量なくなると、サブホッパ30か
ら移送機構40のベルトコンベア42によって、ネジ類
Sが移送され、メインホッパ11にネジ類Sが補充され
る。そのため、従来は、ネジの消費量が多い場合には、
メインホッパ11にネジ類Sを補給する頻度が多くな
り、ネジ類Sの補給管理が煩雑になっていたが、本実施
の形態によれば、ネジ類Sがメインホッパ11に自動的
に補給されるので、サブホッパ30のネジ類Sを管理し
ているだけで良くなり、ネジ類Sの補給頻度を少なくで
き、ネジ類Sの補給管理が極めて楽になる。そしてま
た、メインホッパ11においては、ネジ類Sを内部から
外部へ順次排出するための機構の一部が設けられ、即
ち、レール15と、レール15の側方に上下動可能に支
持されるスクイ板20とが設けられており、ネジ類Sの
上面がレール15の上面よりも上位に位置するとネジ類
Sの散布ができないことになるが、本実施の形態によれ
ば、サブホッパ30から、少しずつネジ類Sを補給でき
るので、ネジ類Sを順次排出するための機構の機能を損
なうことなく、ネジ類Sを補給することができるのであ
る。 【0017】また、スクイ板20の下限位置でネジ類セ
ンサ60によるネジ類Sの上面の検知を行なっているの
で、上限では、ネジが持ち上げられて落下しようとし不
安定になり、また、スクイ板20のみを検知してしまう
虞もあるが、これに比較して、下限ではネジ類Sの上面
の動きが周囲の壁面に押えられてほとんどなく、そのた
め、ネジ類Sの上面が安定しているので、検知が確実に
なる。また、スクイ板20と連動させて検知するので、
スクイ板20が停止状態のときに、移送機構40だけが
作動してしまうことが防止され、移送機構40をネジ排
出のための機構と確実に連動させることができる。更
に、サブホッパ30のネジ類Sが少なくなって、ホッパ
内センサ77から検知信号があると、図示外のブザーや
ランプ等で、ネジ類Sが少なくなったことを認知でき、
これにより、ネジ類Sをサブホッパ30に補給すれば良
い。即ち、サブホッパ30には、メインホッパ11のよ
うなネジ類Sを内部から外部へ順次排出するための機構
がないので、それだけ、多量のネジ類Sをストックして
おくことができ、そのため、ネジ類Sの補給頻度を少な
くでき、ネジ類Sの補給管理を楽にすることができる。 【0018】 【0019】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のネジ類送
給装置によれば、メインホッパの上にネジ類を供給する
サブホッパを設け、移送機構によってサブホッパからメ
インホッパにネジ類を移送するようにしたので、サブホ
ッパには、メインホッパのようなネジ類を内部から外部
へ順次排出するための機構がないことから、それだけ、
多量のネジ類をストックしておくことができ、そのた
め、ネジ類の補給頻度を少なくでき、ネジ類の補給管理
を楽にすることができる。即ち、サブホッパのネジ類を
管理しているだけで良くなり、ネジ類の補給頻度を少な
くでき、ネジ類の補給管理が極めて楽になる。また、メ
インホッパにおいては、ネジ類を内部から外部へ順次排
出するための機構の一部が設けられているが、移送機構
によりサブホッパからメインホッパに少しずつネジ類を
補給できるので、ネジ類を順次排出するための機構の機
能を損なうことなく、ネジ類を補給することができる。 【0020】そして、メインホッパ内のネジ類が所定量
あるか否かを検知するネジ類センサと、ネジ類センサが
否を検知したとき移送機構を一定期間作動させる制御部
とを備えた場合には、ネジ類センサの検知によってネジ
類をメインホッパに自動的に補給することができるの
で、より一層ネジ類の補給管理が容易になる。そしてま
た、移送機構を、サブホッパの下側排出口の下方に設け
られこの排出口から流出するネジ類を搬送してメインホ
ッパに投入するベルトコンベアと、ベルトコンベアを駆
動する駆動モータとを備えて構成した場合には、簡易な
機構で、移送を確実に行なうことができ、振動型の移送
機構等に比較して音も小さくコストダウンも図ることが
できる。また、サブホッパの排出口におけるベルトコン
ベアの搬送方向側部に、排出口とベルトコンベアとの間
隔を調整する間隔調整機構を設けた場合には、ネジ類の
ネジ径に合った間隔にすることができ、ネジ類の適正量
を排出させることができる。 【0021】更に、ネジ類を内部から外部へ順次排出す
るための機構として、溝の開口縁でネジ類の頭部を支承
しメインホッパの内部から外部へ排出されるネジ類を案
内するレールと、レールの側方に上下動可能に支持され
上動時にメインホッパ内のネジ類をすくい上げて該ネジ
類をレールの開口縁上に散布するスクイ板とを備えたも
のにおいて、スクイ板が下限に至ったときを検知する下
限センサを設け、制御部を、下限センサの検知があった
ときのみネジ類センサの機能を有効にするとともに、ネ
ジ類センサの検知結果が予め定めた複数回数連続して否
のとき、移送機構の駆動モータを一定期間作動させる機
能を備えて構成した場合には、スクイ板の下限位置でネ
ジ類センサによる検知を行なっているので、上限では、
ネジが持ち上げられて落下しようとし不安定になり、ま
た、スクイ板のみを検知してしまう虞もあるが、これに
比較して、下限ではネジ類の上面の動きが周囲の壁面に
押えられてほとんどなく、そのため、ネジ類が安定して
いるので、検知が確実になる。また、スクイ板と連動さ
せて検知するので、スクイ板が停止状態のときに、移送
機構だけが作動してしまうことを防止することができ、
移送機構をネジ排出のための機構と確実に連動させるこ
とができる。更に、複数回数連続して否のとき、移送機
構の駆動モータを一定期間作動させるので、確実にネジ
類が所定量無いことを検知でき、それだけ、検知精度が
向上し、誤検知を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係るネジ類送給装置を示
す斜視図である。 【図2】本発明の実施の形態に係るネジ類送給装置を示
す背面断面図である。 【図3】本発明の実施の形態に係るネジ類送給装置を示
す側面断面図である。 【図4】本発明の実施の形態に係るネジ類送給装置を示
す平面断面図である。 【図5】本発明の実施の形態に係るネジ類送給装置の制
御部の構成を示す図である。 【図6】本発明の実施の形態に係るネジ類送給装置の制
御部の制御フローを示すフローチャート図である。 【図7】従来のネジ類送給装置の一例を示す斜視図であ
る。 【符号の説明】 S ネジ類 Sa 軸部 Sb 頭部 B ビット 10 機台 11 メインホッパ 14 ネジ類収容空間 15 レール 16 溝 16a 開口縁 20 スクイ板 21 刷毛 22 ストッパ 23 ガイド部材 30 サブホッパ 31 投入口 32 上側部 33 胴部 34 排出口 35 下側部 36 切欠き部 40 移送機構 41 取付部材 42 ベルトコンベア 43 駆動モータ 44 駆動ローラ 45 従動ローラ 45a ローラ軸 46 ベルト 47 ネジ 48 減速ギヤ機構 50 間隔調整機構 51 調整板 52 長孔 53 ネジ 60 ネジ類センサ 62 下限センサ 70 制御部 71 ネジ類センサ有効手段 72 カウンタ 73 始動信号送出手段 74 タイマ 75 停止信号送出手段 76 リセット手段 77 ホッパ内センサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 65/42 B65G 47/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】【請求項1】 機台に設けられ軸部及び軸部より大径の
    頭部を有したネジ類が多数収容されるメインホッパと、
    該メインホッパの内部から外部に突出するとともにネジ
    類の軸部が上側から挿入される溝を有し該溝の開口縁で
    ネジ類の頭部を支承しメインホッパの内部から外部へ排
    出されるネジ類を案内するレールと、該レールの側方に
    上下動可能に支持され上動時にメインホッパ内のネジ類
    をすくい上げて該ネジ類をレールの開口縁上に散布する
    スクイ板と、上記レールの排出側端部で排出されるネジ
    類の移動を停止させるストッパと、該ストッパにより停
    止させられたネジ類の頭部に係合させられて該ネジ類を
    取出すビットを案内するガイド部材とを備えたネジ類送
    給装置において、 上記メインホッパの上に該メインホッパにネジ類を供給
    するサブホッパを設けるとともに、該サブホッパからメ
    インホッパにネジ類を移送する移送機構を設け、該移送
    機構を、上記サブホッパの下側排出口の下方に設けられ
    該排出口から流出するネジ類を搬送して上記メインホッ
    パに投入するベルトコンベアと、該ベルトコンベアを駆
    動する駆動モータとを備えて構成し、上記メインホッパ
    内のネジ類が所定量あるか否かを検知するネジ類センサ
    を設け、該ネジ類センサが否を検知したとき上記移送機
    構の駆動モータを一定期間作動させる制御部を備え、上記スクイ板が下限に至ったときを検知する下限センサ
    を設け、上記制御部を、上記下限センサの検知があった
    ときのみ上記ネジ類センサの機能を有効にするととも
    に、該ネジ類センサの検知結果が予め定めた複数回数連
    続して否のとき上記移送機構の駆動モータを一定期間作
    動させる機能を備えて構成した ことを特徴とするネジ類
    送給装置。
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